JPH06319048A - 出力装置及びその方法 - Google Patents

出力装置及びその方法

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JPH06319048A
JPH06319048A JP10823293A JP10823293A JPH06319048A JP H06319048 A JPH06319048 A JP H06319048A JP 10823293 A JP10823293 A JP 10823293A JP 10823293 A JP10823293 A JP 10823293A JP H06319048 A JPH06319048 A JP H06319048A
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JP
Japan
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line
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dot
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adv0
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JP10823293A
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English (en)
Inventor
Shoji Koike
尚司 小池
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伸長に要する時間を短くし、高い圧縮率を得
るように、文字や記号等のドットパターンに適した符号
化を行い、このように符号化されたデータを高速に復号
できる出力装置及びその方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 この出力装置は、ドットパターンを所定方向
に走査して各走査線毎にドットの変化点位置及び変化点
の数を求め、この走査線方向と略直交する方向における
非連続な、ドットパターンの出現を検出してドット集合
の開始及び終了を判別する。こうして判別されたドット
集合の開始及び終了位置と求められた変化点位置及び変
化点の数を1つ前の走査線に対する相対値で符号化し、
こうして符号化されたコードを復号することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば文字等のパター
ンデータを符号化して圧縮し、このようにして符号化さ
れたパターンデータを伸長して復号する出力装置及びそ
の方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビットマップ展開されたパターンデータ
をホストコンピュータから読み込み、文字コードに対応
してパターンデータを記憶している画像形成装置では、
一般的に文字パターンデータはその展開されたままの文
字パターンの形で文字パターンを記憶している。しか
し、このように文字パターンをそのままの形で記憶する
と、パターンを記憶するために多くのメモリ容量が必要
となり、コストアップを招く等の問題がある。特に、最
近のように、プリンタ等の解像度が増し、印刷される文
字パターンのドット数が多くなると、そのパターンを記
憶するためのメモリ容量は莫大なものになってしまう。
そこで、このような文字パターンを、例えばランレング
ス等による符号化法による符号化した圧縮コードの形式
で記憶する画像形成装置が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な従来の符号化方法は一般的なパターンデータに対する
圧縮方法であるため、文字パターンのドット構成によっ
ては、あまり圧縮率が向上できない場合がある。又、符
号化の方法によっては、その伸長に多くの時間を要し、
文字コードを入力しても、そのパターン展開に多くの時
間を要し、これはプリンタ等では印刷時間の増大となっ
ていた。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、高い圧縮率を得る為に、文字や記号等のドットパタ
ーンに適した符号化を行い、このように符号化されたデ
ータを高速に復号できる出力装置及び方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の出力装置は以下の様な構成を備える。即ち、
ドットパターンを所定方向に走査して各走査線毎にドッ
トの変化点位置及び変化点の数を求める変化点検出手段
と、前記走査線方向と略直交する方向における非連続な
ドットパターンの出現を検出してドット集合の開始及び
終了を判別する判別手段と、前記変化点検出手段により
検出された変化点位置及び変化点の数と前記判別手段に
より判別されたドット集合の開始及び終了位置を1つ前
の走査線に対する相対値で表す情報を生成する生成手段
と、前記生成手段で生成された情報を、前記ドットパタ
ーンを識別する識別情報に対応付けて記憶する記憶手段
と、外部からドットパターンを特定するコード情報の入
力に応じて、前記記憶手段から読み出される前記情報に
基づいて、前記コード情報に対応するドットパターンの
各行のドットの変化点の数と変化点の位置を導出する導
出手段とを有する。
【0006】上記目的を達成するために本発明の出力方
法は以下の様な工程を備える。即ち、ドットパターンを
所定方向に走査して各走査線毎にドットの変化点位置及
び変化点の数を求める変化点検出工程と、前記走査線方
向と略直交する方向における非連続なドットパターンの
出現を検出してドット集合の開始及び終了を判別する判
別工程と、前記変化点検出工程により検出された変化点
位置及び変化点の数と前記判別工程により判別されたド
ット集合の開始及び終了位置を1つ前の走査線に対する
相対値で表す情報を生成する生成工程と、前記生成工程
で生成された情報を、前記ドットパターンを識別する識
別情報に対応付けてメモリに記憶する記憶工程と、外部
からドットパターンを特定するコード情報の入力に応じ
て、前記メモリから読み出される前記情報に基づいて、
前記コード情報に対応するドットパターンの各行のドッ
トの変化点の数と変化点の位置を導出する導出工程とを
有する。
【0007】
【作用】以上の構成において、本発明の出力装置は、ド
ットパターンを所定方向に走査して各走査線毎にドット
の変化点位置及び変化点の数を求め、前記走査線方向と
略直交する方向における非連続なドットパターンの出現
を検出してドット集合の開始及び終了を判別し、前記求
められた変化点位置及び変化点の数と前記判別されたド
ット集合の開始及び終了位置を1つ前の走査線に対する
相対値で表す情報を生成し、前記生成された情報を、前
記ドットパターンを識別する識別情報に対応付けてメモ
リに記憶し、外部からドットパターンを特定するコード
情報の入力に応じて、前記メモリから読み出される前記
情報に基づいて、前記コード情報に対応するドットパタ
ーンの各行のドットの変化点の数と変化点の位置を導出
するように動作する。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0009】本実施例の構成を説明する前に、本実施例
を適用するレーザビームプリンタの構成を図25を参照
して説明する。
【0010】図25において、1500はLBP本体を
示し、外部に接続されているホストコンピュータ等の外
部装置から供給される文字情報(文字コード等)やフォ
ーム情報或いはマクロ命令等を入力して記憶するととも
に、それらの情報に従って対応する文字パターンやフォ
ームパターン等を作成し、記録媒体である記録紙上に像
を形成する。1501は操作のための各種スイッチ及び
LED表示器等が配されている操作パネル、1はLBP
1500全体の制御及びホストコンピュータから供給さ
れる文字情報等を解析するプリンタ制御ユニットであ
る。このプリンタ制御ユニット1は主に文字情報を対応
する文字パターンのビデオ信号に変換してレーザドライ
バ1502に出力する。
【0011】レーザドライバ1502は半導体レーザ1
503を駆動するための回路で、入力されたビデオ信号
に応じて半導体レーザを駆動してレーザ光1504をオ
ン・オフ切替している。レーザ光1504は回転多面鏡
1505で左右方向に振られて静電ドラム1506上を
露光走査する。これにより、静電ドラム1506上には
文字パターンの静電潜像が形成される。この潜像は静電
ドラム1506の周囲の現像ユニット1507により現
像された後、記録紙に転写される。この記録紙にはカッ
トシートを用い、カセット記録紙はLBP1500に装
着した用紙カセット1508に収納され、給紙ローラ1
509及び搬送ローラ1510と1511とにより装置
内に取り込まれて、静電ドラム1506に供給される。
【0012】[符号化装置の説明]図1は本実施例1の
符号化装置の概略構成を示すブロック図である。なお、
図1に示す符号化装置は、ホストコンピューター等の情
報処理装置である。
【0013】図1において、101は符号化すべき文字
コードを指定したり、その所望の文字コードの符号化処
理を指示するキーボード等の入力装置、102は符号化
装置であるホストコンピューター等の情報処理装置、1
03はキーボード101により指定された文字コードに
対応して文字パターンデータ及びその文字パターンの全
ライン数を記憶している文字パターン発生器である。こ
の文字パターン発生器103は、情報処理装置102に
内蔵されているものに限らず、情報処理装置102に着
脱可能な外部記憶媒体であってもよいし、文字パターン
を発生するホストコンピューター等の他の情報処理装置
であってもよい。104はキーボード101から指定さ
れた文字コードを文字パターン発生器103に出力し、
その文字コードに対応する文字パターンデータ及びその
文字パターンの全ライン数を取り込んでいる読出し回
路、105は読出し回路104により読出された文字パ
ターンデータ及びその文字パターンの全ライン数を記憶
するためのメモリであり、RAM等で構成されている。
【0014】106はメモリ105に記憶された文字パ
ターンデータをキーボード101からの指示に基づいて
符号化する符号化部、107は符号化部106によって
符号化された所望とするパターンの圧縮コード及び全ラ
イン数を記憶するためのコードメモリである。108は
メモリ105に記憶されている文字パターンを表示した
り、オペレータへの各種メッセージ等を表示する表示部
である。なお、コードメモリ107は、情報処理装置1
02に内蔵されていても良いし、情報処理装置102に
着脱可能な外部記憶媒体であっても良いし、ハードディ
スク等の外部記憶装置であっても良い。
【0015】キーボード101から指定された文字コー
ドに対応する文字パターンデータ及びその文字パターン
の全ライン数は、一旦メモリ105に格納される。そし
て、キーボード101からの符号化指示に基づいて、メ
モリ105に格納された文字パターンデータ及びその文
字パターンの全ライン数は、1文字単位に符号化部10
6に読み出されて順次符号化処理される。
【0016】以下、本実施例の符号化部106における
符号化処理について説明する。
【0017】この符号化処理の説明に先だって、本実施
例1の符号化処理の概要を説明すると、図2において、
201は文字“P”のビットマップパターンを示してい
る。このようなビットマップパターンは、複数の枠が重
なったものとして処理を行う。この枠とは、連続した同
じ色のドットの集合であり、1本の連続する境界線によ
って囲まれているものとする。従って、この文字“P”
のパターン201の場合は、白ドットからなるビットマ
ップ上に黒ドットの枠202と白ドットの枠203とが
重なっていると解釈する。
【0018】これら各枠の境界線は、最上部の水平部分
を“OPEN”で表し、最下部の水平部分を“CLOS
E”とし、更に、このパターンを水平方向に左から右に
走査した時のドットのエッジ部分とで表わされるものと
する。
【0019】このような“OPEN”,“CLOSE”
は、1つの枠に対して1つとは限定されず、例えば図3
のような文字“H”のパターンデータの場合には、境界
線の最上部の2か所で“OPEN”が存在する。
【0020】図4及び図5は、本実施例の符号化部10
6における符号化コードの種類を示す図である。以下、
各コード名について説明する。パターンデータは、例え
ば図2のようなパターンでは、走査線を水平方向に設定
し、この走査線の左より右方向にパターンデータ全ライ
ン分(ライン数12)を走査しながら、そのドットのエ
ッジ部分及び前のラインとの関係等を調べていく。まず
初めの走査で、以下に示す行コードを作成し、次の走査
で枠コードを作成する。 (a)LINEEQ(Line Equal) 現在注目している走査線(現ライン)上のパターンのエ
ッジ数が、1つ前の走査線のエッジ数と等しいことを示
す。例えば、前述の図2において、ライン22〜25及
びライン27〜31は前のラインのエッジ数と同じ数の
エッジを有しているため、この各ラインの先頭では、行
コードであるLINEEQコード(コードデータ
“0”)が作成される。 (b)LINEDIF(Line Differenc
e)<i> 現ラインのパターンのエッジ数が、1つ前の走査線(前
ライン)のエッジ数といくつ(変数iで示す)異なるか
を示す。この変数iは偶数の値しか取り得ないので、図
4に示すように、それぞれ偶数の正負の値にのみコード
を割りつけている。例えば図2の場合では、ライン20
ではエッジの数が“2”になっているため、ライン20
では“LINEDIF<+2>”(コードデータ“10
010”)がセットされる。又、ライン21では、エッ
ジの数が前のライン20に比べて“2”だけ増えている
ため、このライン21でも“LINEDIF<+2>”
(コードデータ“10010”)がコード化される。更
に、ライン26では、前のライン25に比べてエッジ数
が“2”減少しているため、このライン26の先頭では
行コードである“LINEDIF<−2>”(コードデ
ータ“0011”)がコード化される。 (c)ADV0(Advance 0) この枠コードADV0(コードデータ“0”)は、現ラ
インのエッジ位置が前のラインのエッジ位置と同じであ
ることを示す。これは例えば図2の場合では、ライン2
1〜30における左端のエッジが該当している。 (d)ADV1(Advance 1) この枠コードADV1(コードデータ“10”)は、現
ラインのエッジ位置が前のラインのエッジ位置に比べて
1つだけ順方向に進んでいることを示す。このエッジの
移動方向は、枠の左側のエッジは左方向に、枠の右側の
エッジは右方向をデフォルトとし、直前のエッジの位置
からのずれ方向と同じ時は順方向としている。そして、
この順方向はエッジ位置が変化しない時は維持される。
これは、後続のコードに関しても同様である。これは、
例えば図2のライン21におけるエッジ33及びライン
31における一番左端のエッジ32が該当している。 (e)ADV2(Advance 2) この枠コードADV2(コードデータ“110”)は、
現ラインのエッジ位置が前のラインのエッジ位置に比べ
て2つだけ順方向に進んでいることを示す。 (f)SW1(Switch 1) この枠コードSW1(コードデータ“1110”)は、
現ラインのエッジ位置が前のラインのエッジ位置に比べ
て1つだけ順方向と逆の方向に進んでいることを示す。
これは、例えば図2のライン25におけるエッジ34及
びライン26におけるエッジ35が該当している。 (g)ADVLONG<j>(Advance Lon
g<j>) この枠コードADVLONG<j>は、現ラインのエッ
ジ位置が前のラインのエッジ位置に比べて、順方向にj
だけ進んでいることを示す。ここで、jの値は“3”以
上であるため、図5に示すように、“3”に“000
0”を割り当て、それ以降の数値を図示の如く設定して
いる。これに該当しているのは、図2のライン27で、
このラインは“ADVLONG<7>”(コードデータ
“1111000100”)とコード化(符号化)され
る。 (h)SWLONG<k>(Switch Long<
k>) この枠コードSWLONG<k>は、現ラインのエッジ
位置が前のラインのエッジ位置に比べて、順方向と逆の
方向にkだけ進んでいることを示す。ここで、kの値は
“2”以上であるため、図5に示すように、“2”に
“0000”を割り当て、それ以降の数値を図示のごと
く設定している。これに該当しているのは、図2のライ
ン31のエッジ36で、このラインは“SWLONG<
2>”(コードデータ“1111010000”)とコ
ード化(符号化)される。 (i)OPEN<m,n> この枠コードOPEN<m,n>は、現ライン上で相対
位置mから幅nの枠が新たに発生したことを示してい
る。ここで相対位置mは、現ライン上で左側にエッジが
ある場合は、そのエッジからの距離から1を引いた数で
表される。例えば、図2のライン21では、“OPEN
<2,5>”(コードデータ“11111000100
101”)としてコード化される。一方、現ライン上で
左側にエッジがない場合は、エッジ位置0を基準として
表される。例えば図2のライン20では“OPEN<
5,10>”(コードデータ“11111001011
010”)とコード化される。このように場合分けして
コード化(符号化)することにより、少ないデータ量に
圧縮できる。 (j)CLOSE この枠コードCLOSE(コードデータ“11111
1”)は、1つ前のラインで枠が閉じた(現ラインで1
対のエッジがなくなった)ことを示している。これは図
2の例では、ライン26で白ドット枠203が終了した
時点、又ライン31で黒ドット枠の最終ラインでコード
化(符号化)される。但し、図2の文字パターンのよう
に、パターンを切り出した最終ラインに黒ドットが存在
している時は、この“CLOSE”は省略しても良い。
【0021】従って、図2の文字“P”のパターンをコ
ード化(符号化)した例を以下に示す。 ライン20:LINEDIF<+2>,OPEN<5,
10> ライン21:LINEDIF<+2>,ADV0,OP
EN<2,5>,ADV1 ライン22:LINEEQ,ADV0,ADV0,AD
V1,ADV0 ライン23:LINEEQ,ADV0,ADV0,AD
V0,ADV0 ライン24:LINEEQ,ADV0,ADV0,AD
V0,ADV0 ライン25:LINEEQ,ADV0,ADV0,SW
1,ADV0 ライン26:LINEDIF<−2>,ADV0,CL
OSE,SW1 ライン27:LINEEQ,ADV0,ADVLONG
<7> ライン28:LINEEQ,ADV0,ADV0 ライン29:LINEEQ,ADV0,ADV0 ライン30:LINEEQ,ADV0,ADV0 ライン31:LINEEQ,ADV1,SWLONG<
2> こうして符号化されたコードは、実際には図4及び図5
に示すコードデータで表されて、所望とするパターンデ
ータを走査した順序(例えば、走査線の左より右方向)
で圧縮されたコードとして全ライン数と共にコードメモ
リ107に記憶される。尚、これら各コードにおいて、
前述したi,j,k,m,n等の変数はハフマン符号で
表している。上述のライン20〜31をコード化した例
を以下に示す。 ライン20:1001011111001011010 ライン21:1001001111100010010
10 ライン22:000100 ライン23:00000 ライン24:00000 ライン25:00011100 ライン26:001101111111110 ライン27:001111000100 ライン28:000 ライン29:000 ライン30:000 ライン31:0101111010000
【0022】ここで、実施例1の符号化装置の具体的構
成を図6に示す。
【0023】図中、501はキーボード101からの指
示情報を入力する入力インターフェースで、502は例
えばマイクロプロセッサ等のCPUで、後述するPOM
503に記憶された制御プログラム(図7及び図8のフ
ローチャート等で示す)や各種データに従って前述した
符号化部106全体及び文字パターン発生器103から
の文字パターン及び全ライン数の読出し、表示部108
への表示、更にはコードメモリ107へのコードデータ
及び全ライン数の書込み等を制御している。503はC
PU502及び図7と図8のフローチャート等で示され
たCPU502の制御プログラムや各種データ等を記憶
しているROM、504はCPU502のワークエリア
として使用され、各種データを一時的に保存するための
RAMである。具体的には、このRAM504には、全
ライン数、後述する前ラインデータ、現ラインデータ、
現ラインと前ラインのエッジ数、各エッジの移動方向等
を記憶する。図12に示すようなテーブルとして用いら
れる他、読出し回路104により読出された文字パター
ンデータ及びその文字パターンの全ライン数を記憶する
ためのメモリ105として用いられる。尚、このデータ
は符号化処理の際に一時的に作成されるものである。5
05は符号化処理されたコードデータ及び全ライン数を
コードメモリ107に出力するための出力インターフェ
ースである。これら各構成要素はシステムバス506に
接続されている。尚、この符号化処理は、本実施例では
プログラムによって行われているが、これに限定される
ものでなく、専用のハードウェアからなる符号化回路に
よって実現されてもよいことはもちろんである。
【0024】次に、図7及び図8のフローチャートを参
照して、本実施例1の符号化部106のCPU502に
よる符号化処理を説明する。この処理は、キーボード1
01の指示に基づいて読出し回路104が文字パターン
発生器103より所望の文字コードに対応した文字パタ
ーン及び全ライン数を読出し、メモリ105に展開して
記憶した状態で開始される。
【0025】ステップS1では、図2の201で示す文
字パターンのように、パターンデータの圧縮したい領域
を読出す。次にステップS2に進み、前ラインデータを
記憶するRAM504上のテーブルを“0”にクリアす
る。次にステップS3に進み、符号化すべき1ラインデ
ータ(最初は1ライン目のドットデータ)をメモリ10
5(RAM504の所定領域)より取り出し、RAM5
04のワークエリアに格納する。ステップS4では現ラ
インのドットデータを調べ、その現ラインに黒ドットが
存在するかどうかをみる。黒ドットが存在しない時はス
テップS5に進み、前ラインに黒ドットが存在したかを
調べ、前ラインにも黒ドットが存在しない時は前のライ
ンと同じであるためステップS6で“LINEEQ”と
コード化し、ステップS25に進んで現ラインデータを
前ラインデータの記憶領域に転送して記憶する。
【0026】一方、ステップS5で前ラインに黒ドット
が存在する時はステップS7に進み、減少したエッジ数
を求めて、“LINEDIF<−i>”コードを作成す
る。次にステップS8に進み、前ラインの黒ドット位置
に応じて“CLOSE”コードを作成する。
【0027】一方、ステップS4で現ラインに黒ドット
が存在する時はステップS9に進み、このドットパター
ンにおけるドットの変化位置、即ちエッジ位置及びエッ
ジ数をRAM504のテーブルに記憶する。次にステッ
プS10に進み、前ラインのエッジ数と現ラインのエッ
ジ数とが等しいかどうかをみる。エッジ数が等しい時は
ステップS11に進み、“LINEEQ”コードを発生
してステップS13に進む。
【0028】一方、ステップS10で前ラインのエッジ
数と現ラインのエッジ数とが等しくない時はステップS
12に進み、“LINEDIF<±i>”コードを発生
してステップS13に進む。このステップS13では、
現ラインのドットデータを左より順次走査する際、初め
のエッジが見つかるまで読み進め、そのエッジを含むド
ットが白ドットか黒ドットかをみる。注目しているドッ
トが黒ドットであればステップS14に進み、前ライン
に現ラインの黒ドットと連続する黒ドットがあるかどう
かをみる。
【0029】一方、注目しているドットが白ドットであ
ればステップS20に進み、前ラインに現ラインの白ド
ットと連続する白ドットがあるかどうかをみる。ステッ
プS14で前ラインに現ラインの黒ドットと連続する黒
ドットがない時、或はステップS20で前ラインに現ラ
インの白ドットと連続する白ドットがない時はステップ
S15へ進み、現ラインの該当する黒ドット或は、白ド
ットのための“OPEN”コードを発生する。そして、
ステップS19で現ライン上で次のエッジまで読み進
め、ステップS24で現ラインの走査が全て終了したか
どうかをみる。終了していない時は、ステップS13か
らの処理を繰り返す。
【0030】一方、現ラインの走査が全て終了している
時はステップS25に進む。ステップS25では、現ラ
インデータを前ラインデータとし、ステップS26でス
テップS1で読出したパターンデータ全体に対する処理
が終了したかを、全ライン数を参照して調べる。終了し
ていない時はステップS27に進み、次のラインデータ
を読出し、これを現ラインとしてステップS3に進み、
ステップS3からの処理を繰返す。
【0031】前述したステップS14で、前ラインに現
ラインの黒ドットと連続する黒ドットがある時は、ステ
ップS16で“ADV”又は“SW”コードを作成し、
ステップS17へ進む。ステップS17で前ラインに現
ラインに連続しない白ドットがあるかどうかを調べ、前
ラインに現ラインに連続しない白ドットがある時はステ
ップS18へ進んで、その白ドットに対する“CLOS
E”コードを作成し、ステップS17へ戻る。
【0032】一方、ステップS17で前ラインに現ライ
ンに連続しない白ドットがない時ステップS19へ進
み、上述したようにステップS19からの処理を実行す
る。
【0033】また、前述したステップS20で前ライン
に現ラインの白ドットと連続する白ドットがある時はス
テップS21で“ADV”又は“SW”コードを作成
し、ステップS22へ進む。ステップS22で前ライン
に現ラインに連続しない黒ドットがある時はステップS
23へ進んで、その黒ドットに対する“CLOSE”コ
ードを作成し、ステップS22へ戻る。
【0034】一方、ステップS22で前ラインに現ライ
ンに連続しない黒ドットがない時ステップS19へ進
み、上述したようにステップS19からの処理を実行す
る。
【0035】ここで、現ラインのドットが前ラインのド
ットに連続しているかどうかの判定条件を図7及び図8
のフローチャートと図9及び図10のドットパターンを
参照して説明する。
【0036】図9において、各黒ドットの大きさを1ド
ットとすると、ドットパターン801において、黒ドッ
ト802a〜802cは連続したものとして、黒ドット
803は独立したドットとして処理される。即ち、ステ
ップS14で前ラインに現ラインの黒ドットと連続する
黒ドットが存在するかをみる。そのような黒ドットが1
つ前のラインに存在していなければステップS15に進
み、黒ドット802aの最上部が“OPEN”としてコ
ード化される。従って、1ライン目は“LINEDIF
<+2>,OPEN<2,1>”とコード化される。そ
して、2ライン目の黒ドット802b部分は、前ライン
の黒ドット802aに連続する黒ドットとしてみなさ
れ、ステップS16で“ADV1”,ステップS21で
“SW1”とコード化され、黒ドット803はステップ
S15で“OPEN<0,1>”とコード化される。従
って、この2ライン目は“LINEDIF<+2>、A
DV1,SW1,OPEN<0,1>”とコード化され
る。同様にして、黒ドット802cは黒ドット802b
に連続する黒ドットとみなされ、ステップS16で“S
W1”とコード化され、次にステップS21で“SW
1”とコード化され、ステップS23で2ライン目の黒
ドット803が“CLOSE”とコード化される。こう
して図9のパターン801の3ライン目は“LINED
IF<−2>,SW1,SW1,CLOSE”とコード
化される。そして、ステップS8で3ライン目の黒ドッ
ト802cに応じて“CLOSE”となり、4ライン目
は、“LINEDIF<−2>,CLOSE”とコード
化される。
【0037】以上のように符号化した結果を以下に示
す。 ライン1:LINEDIF<+2>,OPEN<2,1
> ライン2:LINEDIF<+2>,ADV1,SW
1,OPEN<0,1> ライン3:LINEDIF<−2>,SW1,SW1,
CLOSE ライン4:LINEDIF<−2>,CLOSE 以上のように符号化されたコードは、実際には以下のよ
うに、図4及び図5に示すコードデータで表され、所望
とするパターンを識別する識別情報(例えば、文字コー
ド等)に対応付けてコードメモリ107に全ライン数
(ライン数4)と共に記憶される。 ライン1:1001011111000100001 ライン2:10010101110111110000
00001 ライン3:1001111101110111111 ライン4:10011111111 同様にして、図10に示すドットパターンの場合も、黒
ドット902aと902bとが連続したものとして処理
される。即ち、ステップS14で前ラインに現ラインの
黒ドットと連続する黒ドットが存在するかをみる。その
ような黒ドットが1つ前のラインに存在していなければ
ステップS15に進み、黒ドット902aの最上部が
“OPEN”としてコード化される。従って、1ライン
目は“LINEDIF<+2>,OPEN<1,2>”
とコード化される。そして2ライン目の黒ドット902
a部分は、前ラインの黒ドット902aに連続する黒ド
ットとしてみなされ、ステップS16で“ADV0”、
ステップS21で“SW1”とコード化され、黒ドット
902b部分はステップS15で“OPEN<0,1
>”とコード化される。従って、この2ライン目は、
“LINEDIF<+2>,ADV0,SW1,OPE
N<0,1>”とコード化される。次のラインでは、黒
ドット902bは黒ドット902aに連続した黒ドット
とみなされ、ステップS16で“SW1”とコード化さ
れ、ステップS18で2ライン目の白ドット903が
“CLOSE”とコード化される。
【0038】最後にステップS21で“ADV0”とコ
ード化される。こうして、図10のパターンの3ライン
目は“LINEDIF<−2>,SW1,CLOSE,
ADV0”とコード化される。そして、ステップS8で
3ライン目も黒ドット902bに応じて“CLOSE”
とコード化し、4ライン目は“LINEDIF<−2
>,CLOSE”とコード化される。
【0039】以上のように符号化されたコードは、上述
したように、実際には図4及び図5に示すコードデータ
で表され、所望とするパターンを識別する識別情報(例
えば、文字コード等)に対応付けて圧縮されたコードと
してコードメモリ107に所望とするパターンの全ライ
ン数と共に記憶される。
【0040】上述した図7及び図8のフローチャートに
示された処理手順を基に、図11に示すドットパターン
の符号化を説明する。
【0041】図11において、ライン1には黒ドットが
存在しないため、ステップS4からステップS5,S6
へ進み、ライン1では“LINEEQ”コード(コード
データ“0”)だけが作成される。次に、ライン2では
黒ドットが存在するためステップS4からステップS9
に進み、ドットの変化位置であるエッジ位置(6),
(9)と、エッジ数“2”がRAM504内のテーブル
(図12)に記憶される。ここで、前ラインのエッジ数
(0)に比べてエッジ数が+2されているため、ステッ
プS12で“LINEDIF<+2>”(コードデータ
“10010”)が作成され、更に、ステップS14で
現ラインの黒ドットと前ラインの黒ドットが連続してい
ないため、ステップS15で“OPEN<6,3(=9
−6)>”(コードデータ“111110011000
11”)が作成される。なお、現ラインのドットデータ
を左より順次走査する際、初めのエッジが見つかるまで
読み進め、そのエッジの次のドットが白ドットか黒ドッ
トかによってステップS13以下の処理手順が異なる。
【0042】次に、ライン3では、エッジ数が前ライン
のそれと同じであるため、ステップS11で“LINN
EEQ”コードが作成され、ステップS14で現ライン
の黒ドットと前ラインの黒ドットが連続しているため、
ステップS16でそのエッジ位置が調べられる。ここで
は、エッジの位置はライン2のエッジ位置と一致してい
るため、左側のエッジに対して“ADV0”(コードデ
ータ“0”)が作成され、ステップS21で右側のエッ
ジに対して“ADV0”が作成される。
【0043】次に、ライン4ではエッジ数が前のライン
と同じであるため、ステップS11で“LINEEQ”
コードが作成され、ステップS16で左側のエッジに対
して“ADV0”が作成され、また右側のエッジ位置が
右方向に1つずれているため、ステップS21で右側の
エッジに対して“ADV1”が作成される。
【0044】次にライン5では、エッジ数が+2されて
いるため、まずステップS12で“LINEDIF”<
+2>”が作成され、連続する黒ドットにおいて、ステ
ップS16で左側のエッジに対して“ADV1”(コー
ドデータ“10”)が、ステップS21で右側のエッジ
に対して“SW1”(コードデータ“1110”)が作
成される。
【0045】又、その後に図11の1001で示される
黒ドットがエッジ位置(12)で示される位置にあるた
め、ステップS14からステップS15に進み、この黒
ドットに対して“OPEN<2(=12−9−1),1
>”(コードデータ“1111100010000
1”)が作成される。
【0046】次に、ライン6では、エッジ数はライン5
のエッジ数に比べて+2されているため、ステップS1
2で“LINEDIF<+2>”となり、左側の連続す
る黒ドットの左側のエッジは順方向に2ドット移動して
いるため、ステップS16で“ADV2”と符号化され
る。次に、ステップS20で現ライン(ライン6)上で
注目している白ドットと連続する白ドットが、前ライン
(ライン5)に存在しないため、ステップS20よりス
テップS15に進み、この白ドットのための“OPEN
<2,2>”を作成する。
【0047】次に、ステップS21で“ADV0”を作
成し、最後に右側の連続しない黒ドットの左側のエッジ
に対して“ADV0”をステップS16で作成し、また
右側のエッジに対して“ADV0”をステップS21で
作成する。
【0048】次に、ライン7では、同様にしてステップ
S11で“LINEEQ”,ステップS16で“SW
2”,ステップS21で“ADV0”,ステップS16
で“ADV0”,ステップS21で“ADV0”,ステ
ップS16で“ADV0”,ステップS21で“ADV
0”を作成する。
【0049】次に、ライン8では同様にして、ステップ
S11で“LINEEQ”,ステップS16で“SW
1”,ステップS21で“ADV0”,ステップS16
で“ADV0”,ステップS21で“SW1”,ステッ
プS16で“ADV0”,ステップS21で“ADV
0”を作成する。
【0050】次に、ライン9ではエッジ数はライン8に
比べて−4されるのでステップS12で“LINEDI
F<−4>”が作成され、連続する黒ドットにおいて、
ステップS16で左側のエッジに対して“ADV0”コ
ードが作成される。次に、前ライン(ライン8)に、現
ライン(ライン9)に連続しない白ドット(図11に示
す白ドット1002)があるので、ステップS18で
“CLOSE”コード(コードデータ“11111
1”)が作成される。更に、前ラインに、現ラインに連
続しない白ドット(図11に示す白ドット1003)が
あるので、ステップS18でこの部分に対する“CLO
SE”コード(コードデータ“111111”)が作成
され、最後にステップS21で“ADV0”コードが作
成される。
【0051】次に、ライン10ではステップS7で“L
INEDIF<−2>”コードを作成し、ステップS8
で“CLOSE”コードを作成して処理を終了する。
【0052】以上のように符号化した結果を以下に示
す。 ライン1:LINEEQ ライン2:LINEDIF<+2>,OPEN<6,3
> ライン3:LINEEQ,ADV0,ADV0 ライン4:LINEEQ,ADV0,ADV1 ライン5:LINEDIF<+2>,ADV1,SW
1,OPEN<2,1> ライン6:LINEDIF<+2>,ADV2,OPE
N<2,2>,ADV0,ADV0,ADV0 ライン7:LINEEQ,SW2,ADV0,ADV
0,ADV0,ADV0,ADV0 ライン8:LINEEQ,SW1,ADV0,ADV
0,SW1,ADV0,ADV0 ライン9:LINEDIF<−4>,ADV0,CLO
SE,CLOSE,ADV0 ライン10:LINEDIF<−2>,CLOSE こうして符号化されたコードは、前述したように実際に
は図4及び図5に示すコードデータで表され、パターン
データを走査した順序(走査線の左より右方向)で圧縮
されたコードとして、所望とするパターンを識別する識
別情報(例えば、文字コード等)に対応付けて、全ライ
ン数とともにコードメモリ107に記憶される。すなわ
ち、コードメモリ107には、コードデータが、そのコ
ードデータが表わすパターンを識別可能に記憶されてい
る。例えば、文字コードに対応して識別可能に記憶され
ていても良い。
【0053】[復号化装置の説明]次に、このように符
号化されたコードデータを復号化処理する本実施例1を
説明する。尚、本実施例1は復号化処理を行う画像形成
装置としてレーザビームプリンタを例にして説明する。
【0054】図13は本実施例1の復号化処理を行うレ
ーザビームプリンタの概略構成を示し、上述したプリン
タ制御ユニット1の処理の流れを説明する図である。
【0055】同図において、1201は印刷データ発生
源であるホストコンピュータ等の外部装置で不図示のキ
ーボード等を用いて文字コード、位置情報等からなる文
字情報等を出力している。1202は入力部で、外部装
置1201との通信制御を行うと共に、その入力した文
字情報等を入力バッファ1203に格納する。この入力
バッファ1203は、少なくとも1ページ分の文字情報
を記憶できる容量を備えている。107は前述したよう
に、所望の文字パターンの符号化されたコードデータ及
び所望の文字パターンの全ライン数を各パターン毎に記
憶しているコードメモリである。このコードメモリ10
7は、レーザビームプリンタ1500等の画像形成装置
に内蔵されているものに限らず、画像形成装置に着脱可
能な外部記憶媒体であっても良いし、コードデータを出
力するホストコンピュータ等の外部機器であっても良
い。1204はパターン展開したイメージやオペレータ
へのメッセージ等を表示する表示部である。
【0056】1205は、入力バッファ1203に所定
量の文字コードが入力されると入力バッファ1203か
ら1文字分の文字コード及びその位置情報等を入力し、
その文字コードの表すパターンに対応するコードデータ
及び全ライン数をコードメモリ107から読み出し、復
号化処理を行う復号化部である。そして、復号化部12
05は、復号化部1205内の不図示のメモリ(RAM
1304内のワークエリア)で復号化された文字パター
ンデータをその位置情報等に基づいて、改ページコマン
ドが入力されたとき、或いは不図示のメモリが満たされ
たとき、後述するページメモリ1206に格納する。こ
のページメモリ1206は、少なくとも1ページ分の、
パターンデータを格納する。1207はページメモリ1
206に従って、出力機構1208に対しレーザビーム
のON/OFF制御を行うことで、用紙等の記録媒体1
209に出力情報を出力させる出力部である。
【0057】ここで、実施例1の復号化処理におけるプ
リンタ制御ユニット1の具体的構成を図14に示す。図
中、1が実施例1のプリンタ制御ユニットであり、12
01が文字コード、位置情報等を出力する外部装置であ
る。1301は外部装置1201から文字コード、位置
情報等を入力する入力インターフェースで、1302は
復号化処理を含めたプリンタ制御ユニット1全体に制御
を司るCPUである。
【0058】1303はCPU1302の制御プログラ
ムや図15及び図16のフローチャートで示されたCP
U1302の制御プログラムや各種データ等を記憶して
いるROM、1304はCPU1302のワークエリア
として使用され、各種データを一時的に記憶するRAM
である。具体的には、このRAM1304は外部装置1
201から受信した文字コード等を格納するための入力
バッファ1203として用いられる他、復号化部120
5で、コードデータを復号化する前述した不図示のメモ
リとして用いられる他、復号化部1205で復号化され
た文字パターンデータを少なくとも1ページ分格納する
ページメモリ1206として用いられる他、全ライン
数、前ラインデータ、現ラインデータ、現ラインと前ラ
インのエッジ数、各エッジの移動方向等を記憶するテー
ブルとして用いられる。尚、このテーブルは復号化処理
の際に一時的に作成されるものである。1305は出力
イメージを、実際に印刷を行う出力機構1208にビデ
オ信号として出力するための出力インターフェースであ
る。107は上述したコードメモリであり、1204は
出力イメージやオペレータへのメッセージ等を表示する
表示部である。そして、これら各構成要素は、システム
バス1306に接続されている。
【0059】尚、この実施例1では、復号化処理はCP
U1302の制御プログラムにより実行されているが、
専用の復号化回路を設けハードウェアにより処理しても
良いことはもちろんである。
【0060】次に、図15及び図16のフローチャート
を参照して、図11のパターンを符号化したコードデー
タを復号する処理を説明する。この処理は、復号化部1
205が入力バッファ1203から読み出した文字コー
ドの表すパターンに対応した全コードデータ及び全ライ
ン数をコードメモリ107からRAM1304上のワー
クエリアに読み出した状態で開始される。
【0061】まず、ステップS31でRAM1304上
のワークエリアにあるテーブルの前ラインテーブルをク
リアし、ステップS32でライン1の行の先頭データで
ある行コード(LINEDIF<±1>又はLINEE
Q)を読出し、エッジの増減をRAM1304上にある
テーブルに図12のライン1のように記憶する。図11
のパターンの場合には、まず最初にライン1の“LIN
EEQ”が読出され、現ラインの全エッジ処理が終了な
のでステップS33からステップS34へ進む。全ての
復号化処理が終了していないので、ステップS34から
ステップS32へ戻り、次のライン(ライン2)の復号
化処理へ入る。ライン2ではライン1と同様にステップ
S32で行コード“LINEDIF<+2>”を読出
し、エッジ数が2つ増加したことをテーブルに記憶し、
ステップS36で次のコードである枠コード“OPEN
<6,3>”を読出す。この時はステップS36からス
テップS37に進み、この“OPEN”コードが黒ドッ
トの開始コードか、白ドットの開始コードかを判断す
る。
【0062】この場合は、今まで処理したエッジ数が偶
数であるため、このOPENコードを黒ドットの開始コ
ードと判定してステップS39に進み、テーブルにエッ
ジ位置を図12のライン2のように記憶する。尚、いま
まで処理したエッジ数が奇数である場合には、このOP
ENコードは白ドットの開始コードと判定される。
【0063】次に、ライン3ではステップS32で行コ
ード“LINEEQ”を読み出し、エッジ数が前ライン
と同じであることをテーブルに記憶し、ステップS36
で次のコードである枠コード“ADV0”を読み出し、
エッジの位置が変化していないため、ステップS42で
更新されるテーブルの内容は、ライン2のテーブルと同
じになる。同様に、次の枠コードも“ADV0”である
ため、ステップS42で更新されるテーブルの内容はラ
イン2のテーブルと同じになる。
【0064】次に、ライン4ではステップS32で行コ
ード“LINEEQ”を読み出し、エッジ数が前ライン
と同じであることをテーブルに記憶し、次のコードであ
る枠コード“ADV0”を読み出し、ステップS42で
テーブルに図12のライン4のように記憶する。再びス
テップS36で次の枠コード“ADV1”を読み出す。
これは左側のエッジ位置が同じで右側のエッジ位置が右
方向に1つ移動したことを示すので、ステップS42で
テーブルに図12のライン4のように記憶する。
【0065】次に、ライン5ではステップS32で行コ
ード“LINEDIF<+2>”を読み出し、エッジ数
が2つ増加したことをテーブルに記憶し、次のコードで
ある枠コード“ADV1”を読み出し、ステップS42
で左側のエッジ位置が1つ左にずれ、次の枠コード“S
W1”によりステップS44で右側のエッジ位置が左に
1つずれたことが分かる。これで、図12のライン5の
テーブルに示すように、2番目のエッジの変化点の位置
は再び(9)となる。更に、次のコード“OPEN<
2,1>”により、ステップS38で今までに処理した
エッジ数が偶数であるため、このOPENコードを黒ド
ットの開始コードと判定してステップS39に進み、前
の黒ドットよりも更に3ドット右側に別の黒ドットが1
ドット分の幅で存在することにより、テーブルに図12
のライン5のように新たなエッジの変化点(12,1
3)を記憶する。
【0066】次に、ライン6のコード“LINEDIF
<+2>,ADV2,OPEN<2,2>,ADV0,
ADV0,ADV0”をそれぞれ読み出すと、行コード
“LINEDIF<+2>”よりエッジ数は+2されて
(6)になり、枠コード“ADV2により最初のエッジ
の変化位置が(3)となる。次に、枠コード“OPEN
<2,2>”により、前のエッジの変化位置(3)より
も3大きい位置に黒から白に変化するエッジを含む白ド
ットが2ドットの幅で始まることが分かる。この時は、
ステップS38からステップS40に進み、図11に示
す白ドット1002の開始点(6)と次に白から黒に変
化するエッジ位置(8)がセットされる。
【0067】そして、それ以下のコード“ADV0”に
より、ライン6の右側の3つのエッジ位置が移動してい
ないことが分かる。こうして求められたライン6のエッ
ジ位置は図12のライン6のテーブルのように記憶され
る。
【0068】次に、ライン7のコード“LINEEQ,
SW2,ADV0,ADV0,ADV0,ADV0,A
DV0”をそれぞれ読み出すと、行コード“LINEE
Q”よりエッジ数は前ラインと同じで、枠コード“SW
2”により左端のエッジ変化点は右に2つ移動し、図1
1に示す白ドット1002の両端を含めて、後続の黒ド
ットのエッジ位置も移動していないことにより、図12
のライン7のテーブルのように記憶される。
【0069】次に、ライン8のコード“LINEEQ,
SW1,ADV0,ADV0,SW1,ADV0,AD
V0”をそれぞれ読み出すと、行コード“LINEE
Q”よりエッジ数は前ラインと同じで、枠コード“SW
1”により左端のエッジ変化点が左方向に1つ移動して
(4)となり、次のコード“SW1”でエッジ変化点が
(9)から(10)に変更される。そして、すべてのコ
ードが図12のライン8のテーブルのように記憶され
る。
【0070】次に、ライン9のコード“LINEDIF
<−4>,ADV0,CLOSE,CLOSE,ADV
0”をそれぞれ読み出すと、行コード“LINEDIF
<−4>”よりエッジ数が4減少して(2)となり、枠
コード“ADV0”により左端のエッジ位置は変わら
ず、次の枠コード“CLOSE”により白ドットが終了
したことが分かる。この“CLOSE”コードを検出す
るとステップS45からステップS46に進み、その
“CLOSE”コードに対応する前ラインのエッジ位置
を次のラインのテーブルに移動しない。即ち、図12で
は、ライン8の変化点(6),(8)がこの白ドット1
002のエッジ位置に対応しているため、これらの点は
ライン9のテーブルには移さない。そして、次の“CL
OSE”コードが読み出されると、同様にしてこの“C
LOSE”コードに対応するエッジの位置の座標は、次
ラインのテーブルには記憶されない。この場合は、2番
目の“CLOSE”コードに対応するエッジ位置は図1
2のライン8における(10),(12)に相当してい
る。そして、最後の“ADV0”コードにより、最後の
エッジ位置の座標(13)をライン9のテーブルに記憶
する。
【0071】そして、最後にライン10のコード“LI
NEDIF<−2>,CLOSE”をそれぞれ読み出す
と、行コード“LINEDIF<−2>”よりエッジ数
が2減少し(0)となり、枠コード“CLOSE”によ
り、この“CLOSE”に対応するエッジ位置はライン
10のテーブルには記憶されない。
【0072】ここで、図12に示すテーブルのライン数
が全ライン数10に達したことにより、全ラインの複号
化処理が終了し、ステップS34からステップS35へ
進み、図12に示すようなテーブルに記憶された情報に
従って、RAM1304上のワークエリアにドットパタ
ーンを生成する。例えば、図11のように、ライン1は
全て白ドットに、ライン2及び3は6ドット目から8ド
ット目までは黒ドットに、ライン4は6ドット目から9
ドット目までは黒ドットに、ライン5では5ドット目か
ら8ドット目までは黒ドットに、9ドット目から11ド
ットまでは白に、12ドット目は黒に、13ドット目は
白にパターン展開される。又ライン6では、3ドット目
から5ドット目までは黒に、6ドット目から7ドット目
までは白に、8ドット目は黒に、9ドット目から11ド
ット目までは白に、12ドット目は黒に、13ドット目
以降は白にパターン展開される。以下、詳しく述べない
が、同様にして各ラインが図11に示すようにパターン
展開される。
【0073】こうして、RAM1304のワークエリア
に展開されたパターンデータは、その位置情報に基づい
て、改ページコマンドが入力された時、或いは、RAM
1304のワークエリアが満たされたときに、少なくと
も1ページ分のパターンデータを格納するページメモリ
1206に順次格納され、1ページ分格納されるごと
に、出力部1207を介して出力機構1208にビデオ
信号として出力されて記録媒体1209上に印刷した
り、或いは表示部1204に表示する。
【0074】なお、実施例1において、図7と図8に示
すフローチャートに基づいて、本発明の符号化処理を説
明したが、図17〜図22に示すフローチャートに基づ
いて、更に具体的に本発明の符号化処理を以下で説明す
る。
【0075】次に、図17から図22のフローチャート
を参照して、本実施例1の符号化部106のCPU50
2による符号化処理を具体的に説明する。この処理は、
キーボード101の指示に基づいて、読出し回路104
が文字パターン発生器103より所望の文字コードに対
応した文字パターン及び全ライン数等を読出し、メモリ
105に展開して記憶した状態で開始される。
【0076】ステップS2001では、図2の201で
示す文字パターンのように、パターンデータの圧縮した
い領域を読出す。次にステップS2002に進み、前ラ
インデータを記憶するRAM504上のテーブルを
“0”にクリアする。ステップS2003では処理した
ライン数を調べ、全部のライン処理が終了していた時は
全処理を終了する。
【0077】一方、全ラインの処理が終了していない場
合はステップS2004に進み、符号化すべき1ライン
データ(最初は1ライン目のドットデータ)をメモリ1
05より取り出し、RAM504のワークエリアに格納
する。次にステップS2005に進み、このドットパタ
ーンにおけるドットの変化位置、即ちエッジ位置及びエ
ッジ数をRAM504のテーブルに記憶する。次にステ
ップS2006に進み、前ラインの処理済フラグをON
にしておく。このフラグがONであることは、着目点の
前ラインにおけるエッジの処理即ちコード発生がまだ終
了していないことを意味する。次にステップS2007
に進み、同様に現ラインの処理済フラグをONにしてお
く。このフラグがONであることは、着目点の現ライン
におけるエッジの処理即ちコード発生がまだ終了してい
ないことを意味する。次にステップS2008で、前ラ
インのエッジ数と現ラインのエッジ数を比較し、等しい
場合はステップS2009に進み、“LINEEQ”と
コード化する。等しくない場合にはステップS2010
に進み、増減したエッジ数を求めて、“LINEDIF
<i>”コードを作成する。ステップS2011では処
理したエッジ数を調べ、全部のエッジ処理が終了してい
た時はステップS2012へ進み、現ラインを前ライン
として、さらに次のラインを現ラインとしてステップS
2002に戻る。
【0078】一方、ステップS2011で1ラインのエ
ッジ処理が終了していないならば、ステップS2013
に進み、現在着目しているエッジにおける左側の、前ラ
インのドットの色と、現ラインのドットの色、さらに現
在着目しているエッジの右側の、前ラインのドットの色
と、現ラインのドットの色を調べる。左側の色が両方白
で、右側が前ラインのみ白だった場合は、ステップS2
025へ進み、一方、そうでない時はステップS201
4へ進む。ステップS2025では、現ラインと前ライ
ンの右方向を調べてどちらかの次のエッジのある場所ま
で着目点を進める。次にステップS2026へ進み、前
ラインの処理済フラグをOFFにし、ステップS201
1に戻る。
【0079】ステップS2014において、左側の色が
両方白で、右側の色が両方黒であれば、ステップS20
37へ進み、一方、そうでない時はステップS2015
へ進む。
【0080】ステップS2015において、左側の色が
両方白で、右側が前ラインのみ白であれば、ステップS
2027へ進み、一方、そうでない時はステップS20
16へ進む。ステップS2027では、現ラインと前ラ
インの右方向を調べてどちらかの次のエッジのある場所
まで着目点を進める。次にステップS2028へ進み、
現ラインの処理済フラグをOFFにし、ステップS20
11に戻る。
【0081】ステップS2016において、左側の色が
現ラインのみ白で、右側が両方白であれば、ステップS
2029へ進み、一方、そうでない時はステップS20
17へ進む。ステップS2029では、現ラインの処理
済フラグを調べ、OFFであればステップS2056へ
進み、ONであればステップS2037へ進む。
【0082】ステップS2017において、左側の色が
前ラインのみ黒で現ラインが白、また右側の色が前ライ
ンのみ白で現ラインが黒であれば、ステップS2040
へ進み、一方、そうでない時はステップS2018へ進
む。
【0083】ステップS2018において、左側の色が
前ラインのみ黒で、右側が両方黒であれば、ステップS
2030へ進み、一方、そうでない時はステップS20
19へ進む。ステップS2030では、前ラインの処理
済フラグを調べ、OFFであればステップS2052へ
進み、ONであればステップS2037へ進む。
【0084】ステップS2019において、左側の色が
前ラインのみ白で、右側が両方黒であれば、ステップS
2031へ進み、一方、そうでない時はステップS20
20へ進む。ステップS2031では、現ラインの処理
済フラグを調べ、OFFであればステップS2056へ
進み、ONであればステップS2037へ進む。
【0085】ステップS2020において、左側の色が
前ラインのみ白で、現ラインが黒、また右側の色が前ラ
インのみ黒で現ラインが白であれば、ステップS204
0へ進み、一方、そうでない時はステップS2021へ
進む。
【0086】ステップS2021において、左側の色が
前ラインのみ白で、右側が両方白であれば、ステップS
2032へ進み、一方、そうでない時はステップS20
22へ進む。ステップS2032では、前ラインの処理
済フラグを調べ、OFFであればステップS2052へ
進み、ONであればステップS2037へ進む。
【0087】ステップS2022において、左側の色が
両方黒で、右側が前ラインのみ白であれば、ステップS
2033へ進み、一方、そうでない時はステップS20
23へ進む。ステップS2033では、現ラインと前ラ
インの右方向を調べてどちらかの次のエッジのある場所
まで着目点を進める。次にステップS2034へ進み、
前ラインの処理済フラグをOFFにし、ステップS20
11に戻る。
【0088】ステップS2023において、左側の色が
両方黒で、右側の色が両方白であれば、ステップS20
37へ進み、一方、そうでない時はステップS2024
へ進む。
【0089】ステップS2024において、左側の色が
両方黒で、右側が現ラインのみ白であれば、ステップS
2035へ進み、一方、そうでない時はステップS20
11へ戻る。ステップS2035では、現ラインと前ラ
インの右方向を調べてどちらかの次のエッジのある場所
まで着目点を進める。次にステップS2036へ進み、
現ラインの処理済フラグをOFFにし、ステップS20
11に戻る。
【0090】ステップS2037では、現ラインと前ラ
インの右方向を調べてどちらかの次のエッジのある場所
まで着目点を進める。次にステップS2038へ進み、
現ラインの処理済フラグをONにし、さらにステップS
2039へ進み、現ラインの処理済フラグをONにし
て、ステップS2043へ進む。
【0091】ステップS2040では、前ラインの処理
済フラグを調べONならばステップS2041へ進む。
一方、OFFならばステップS2042へ進む。ステッ
プS2041では、着目点の前ラインの左側の色を右側
と同じ色とみなして処理を続ける。例えば、左側の前ラ
インが白で現ラインが黒、右側の前ラインが黒で現ライ
ンが白ならば、次のエッジの処理において、左側の前ラ
インも黒であったとみなす。次にステップS2045へ
進む。
【0092】ステップS2042では、現ラインの処理
済フラグを調べONならばステップS2043へ進む。
一方、OFFならばステップS2011へ戻るが、処理
が正しく行なわれているならば、OFFには成り得ない
ステップS2043では、着目点の現ラインの左側の色
を右側と同じ色とみなして処理を続ける。例えば、左側
の前ラインが黒で現ラインが白、右側の前ラインが白で
現ラインが黒ならば、次のエッジの処理において、左側
の前ラインも白であったとみなす。次にステップS20
45へ進む。
【0093】ステップS2044では、右方向へ進める
前のエッジの位置において、前ラインとの状態を再度調
べ、エッジ位置が前ラインと現ラインで等しいならば、
ステップS2045に進み、“ADV0”コードを発生
し、ステップS2011に戻る。一方、等しくないなら
ば、ステップS2046へ進む。
【0094】ステップS2046では、右方向へ進める
前のエッジの位置において、前ラインとの状態を再度調
べ、現ラインのエッジ位置が前ラインより左にあったな
らばステップS2047へ進む。次に、そのエッジのカ
レントの向きを調べ、左向きであったならば、ステップ
S2048でエッジ位置の差分を計算し“ADV
(i)”コードを発生し、ステップS2011へ戻る。
一方、右向きであったならば、ステップS2049でエ
ッジ位置の差分を計算し、“SW(i)”コードを発生
し、ステップS2011へ戻る。
【0095】前述のステップS2046において、現ラ
インのエッジ位置が前ラインより右にあったならばステ
ップS2050へ進む。次に、そのエッジのカレントの
向きを調べ、右向きであったならば、ステップS205
1でエッジ位置の差分を計算し、“ADV(i)”コー
ドを発生し、ステップS2011へ戻る。一方、左向き
であったならば、ステップS2052でエッジ位置の差
分を計算し、“SW(i)”コードを発生し、ステップ
S2011へ戻る。
【0096】ステップS2053において、現ラインの
直前のエッジ位置から、現在着目しているエッジ位置ま
での距離を算出し、ステップS2054へ進み、その距
離に応じて“OPEN(i)”コードを発生する。次に
ステップS2055で現ラインの処理済フラグをONに
する。次にステップS2056で、現ラインと前ライン
の右方向を調べてどちらかの次のエッジのある場所まで
着目点を進め、ステップS2011へ戻る。
【0097】ステップS2057において、“CLOS
E”コードを発生する。次にステップS2058で前ラ
インの処理済フラグをONにする。次にステップS20
59で、現ラインと前ラインの右方向を調べてどちらか
の次のエッジのある場所まで着目点を進め、ステップS
2011へ戻る。
【0098】ここで、現ラインのドットが前ラインのド
ットに連続しているかどうかの判定条件を図17から図
22のフローチャートと図9及び図10のドットパター
ンを参照して説明する。
【0099】図9において、各黒ドットの大きさを1ド
ットとすると、ドットパターン801において、黒ドッ
ト802a〜802cは連続したものとして、黒ドット
803は独立したドットとして処理される。即ち、ステ
ップS2015もしくはステップS2017で前ライン
に現ラインの黒ドットと連続する黒ドットが存在するか
をみる。そのような黒ドットが1つ前のラインに存在し
ていなければ、次のエッジ処理でステップS2032か
らステップS2059に進み、黒ドット802aの最上
部が“OPEN”としてコード化される。従って、1ラ
イン目は“LINEDIF<+2>,OPEN<2,1
>”とコード化される。そして、2ライン目の黒ドット
802b部分は、前ラインの黒ドット802aに連続す
る黒ドットとしてみなされ、ステップS2048で“A
DV1”,ステップS2049で“SW1”とコード化
され、黒ドット803はステップS2059で“OPE
N<0,1>”とコード化される。従って、この2ライ
ン目は“LINEDIF<+2>,ADV1,SW1,
OPEN<0,1>”とコード化される。同様にして、
黒ドット802cは黒ドット802bに連続する黒ドッ
トとみなされ、ステップS2052で“SW1”とコー
ド化され、次にステップS2052で“SW1”とコー
ド化され、ステップS2057で2ライン目の黒ドット
803が“CLOSE”とコード化される。こうして、
図9のパターン801の3ライン目は“LINEDIF
<−2>,SW1,SW1,CLOSE”とコード化さ
れる。そして、ステップS2057で3ライン目の黒ド
ット802cに応じて“CLOSE”となり、4ライン
目は“LINEDIF<−2>,CLOSE”とコード
化される。
【0100】以上のように、符号化した結果を以下に示
す。 ライン1:LINEDIF<+2>,OPEN<2,1
> ライン2:LINEDIF<+2>,ADV1,SW
1,OPEN<0,1> ライン3:LINEDIF<−2>,SW1,SW1,
CLOSE ライン4:LINEDIF<−2>,CLOSE 以上のように符号化されたコードは、実際には以下のよ
うに、図4及び図5に示すコードデータで表され、所望
とするパターンを識別する識別情報(例えば、文字コー
ド等)に対応付けてコードメモリ107に全ライン数
(ライン数4)と共に記憶される。 ライン1:1001011111000100001 ライン2:10010101110111110000
00001 ライン3:1001111101110111111 ライン4:10011111111 同様にして、図10に示すドットパターンの場合も、黒
ドット902aと902bとが連続したものとして処理
される。即ち、ステップS2017で前ラインに現ライ
ンの黒ドットと連続する黒ドットが存在するかをみる。
そのような黒ドットが1つ前のラインに存在していなけ
れば、次のエッジ処理でステップS2032からステッ
プS2059に進み、黒ドット902aの最上部が“O
PEN”としてコード化される。従って、1ライン目は
“LINEDIF<+2>,OPEN<1,2>”とコ
ード化される。そして、2ライン目の黒ドット902a
部分は、前ラインの黒ドット902aに連続する黒ドッ
トとしてみなされ、ステップS2045で“ADV
0”,ステップS2049で“SW1” とコード化さ
れ、黒ドット902b部分はステップS2054で“O
PEN<0,1>”とコード化される。従って、この2
ライン目は、“LINEDIF<+2>,ADV0,S
W1,OPEN<0,1>とコード化される。次のライ
ンでは、黒ドット902bは黒ドット902aに連続し
た黒ドットとみなされ、ステップS2052で“SW
1”とコード化され、ステップS2057で2ライン目
の白ドット903が“CLOSE”とコード化される。
【0101】最後にステップS2045で“ADV0”
とコード化される。こうして、図10のパターンの3ラ
イン目は“LINEDIF<−2>,SW1,CLOS
E,ADV0”とコード化される。そして、ステップS
2057で3ライン目の黒ドット902bに応じて“C
LODE”とコード化し、4ライン目は“LINEDI
F<−2>,CLOSE”とコード化される。
【0102】以上のように符号化されたコードは、上述
したように、実際には図4及び図5に示すコードデータ
で表され、所望とするパターンを識別する識別情報(例
えば、文字コード等)に対応付けて圧縮されたコードと
してコードメモリ107に所望とするパターンの全ライ
ン数と共に記憶される。
【0103】上述した図17から図22のフローチャー
トに示された処理手順を基に、図11に示すドットパタ
ーンの符号化を説明する。
【0104】図11において、ライン1には黒ドットが
存在しないため、ステップS2004からステップS2
009へ進み、ライン1では“LINEEQ”コード
(コードデータ“0”)だけが作成される。次に、ライ
ン2では黒ドットが存在するためステップS2004か
らステップS2005に進み、ドットの変化位置である
エッジ位置(6),(9)と、エッジ数“2”がRAM
504内のテーブル(図12)に記憶される。ここで、
前ラインのエッジ数(0)に比べてエッジ数が+2され
ているため、ステップS2010で“LINEDIF<
+2>”(コードデータ“10010”)が作成され、
更に、ステップS2015でエッジの左側が双方白で、
エッジの右側の前ラインが白ドット、現ラインが黒ドッ
トであるため、次のエッジ処理でステップS2021か
らステップS2032、S2053へ進み、ステップS
2054で“OPEN<6,3(=9−6)>”(コー
ドデータ“11111001100011”)が作成さ
れる。
【0105】次に、ライン3では、エッジ数が前ライン
のそれと同じであるため、ステップS2009で“LI
NEEQ”コードが作成され、ステップS2014で現
ラインの黒ドットと前ラインの黒ドットが連続している
ため、ステップS2044でそのエッジ位置が調べられ
る。ここでは、エッジの位置はライン2のエッジ位置と
一致しているため、左側のエッジに対して“ADV0”
(コードデータ“0”)が作成され、ステップS204
5で右側のエッジに対して“ADV0”が作成される。
【0106】次に、ライン4ではエッジ数が前のライン
と同じであるため、ステップS2009で“LINEE
Q”コードが作成され、ステップS2045で左側のエ
ッジに対して“ADV0”が作成され、また右側のエッ
ジ位置が右方向に1つずれているため、ステップS20
51で右側のエッジに対して“ADV1”が作成され
る。
【0107】次にライン5では、エッジ数が+2されて
いるため、まずステップS2010で“LINEDIF
<+2>”が作成され、連続する黒ドットにおいて、ス
テップS2048で左側のエッジに対して“ADV1”
(コードデータ“10”)が、ステップS2049で右
側のエッジに対して“SW1”(コードデータ“111
0”)が作成される。
【0108】又、その後に図11の1001で示される
黒ドットがエッジ位置(12)で示される位置にあるた
め、ステップS2054に進み、この黒ドットに対して
“OPEN<2(=12−9−1),1>”(コードデ
ータ“11111000100001”)が作成され
る。
【0109】次に、ライン6では、エッジ数はライン5
のエッジ数に比べて+2されているため、ステップS2
010で“LINEDIF<+2>”となり、左側の連
続する黒ドットの左側のエッジは順方向に2ドット移動
しているため、ステップS2048で“ADV2”と符
号化される。次に、ステップS2020で現ライン(ラ
イン6)上で注目している白ドットと連続する白ドット
が、前ライン(ライン5)に存在しないため、ステップ
S2054に進み、この白ドットのための“OPEN<
2,2>”を作成する。
【0110】次に、ステップS2045で“ADV0”
を作成し、最後に右側の連続しない黒ドットの左側のエ
ッジに対して“ADV0”をステップS2045で作成
し、また右側のエッジに対して“ADV0”をステップ
S2045で作成する。
【0111】次に、ライン7では、同様にしてステップ
S2009で“LINEEQ”,ステップS2052で
“SW2”,ステップS2045で“ADV0”,ステ
ップS2045で“ADV0”,ステップS2045で
ADV0”,ステップS2045で“ADV0”,ステ
ップS2045で“ADV0”を作成する。
【0112】次に、ライン8では同様にして、ステップ
S2009で“LINEEQ”,ステップS2049で
“SW1”,ステップS2045でADV0”,ステッ
プS2045で“ADV0”,ステップS2045で
“SW1”,ステップS2045で“ADV0”,ステ
ップS2045で“ADV0”を作成する。
【0113】次に、ライン9ではエッジ数はライン8に
比べて−4されるのでステップS2010で“LINE
DIF<−4>”が作成され、連続する黒ドットにおい
て、ステップS2045で左側のエッジに対して“AD
V0”コードが作成される。次に、前ライン(ライン
8)に、現ライン(ライン9)に連続しない白ドット
(図11に示す白ドット1002)があるので、ステッ
プS2057で“CLOSE”コード(コードデータ
“111111”)が作成される。更に、前ラインに、
現ラインに連続しない白ドット(図11に示す白ドット
1003)があるので、ステップS2057でこの部分
に対する“CLOSE”コード(コードデータ“111
111”)が作成され、最後にステップS2045で
“ADV0”コードが作成される。
【0114】次に、ライン10ではステップS2010
で“LINEDIF<−2>”コードを作成し、ステッ
プS2057で“CLOSE”コードを作成して処理を
終了する。
【0115】以上のように符号化した結果を以下に示
す。 ライン1:LINEEQ ライン2:LINEDIF<+2>,OPEN<6,3
> ライン3:LINEEQ,ADV0,ADV0 ライン4:LINEEQ,ADV0,ADV1 ライン5:LINEDIF<+2>,ADV1,SW
1,OPEN<2,1> ライン6:LINEDIF<+2>,ADV2,OPE
N<2,2>,ADV0,ADV0,ADV0 ライン7:LINEEQ,SW2,ADV0,ADV
0,ADV0,ADV0,ADV0 ライン8:LINEEQ,SW1,ADV0,ADV
0,SW1,ADV0,ADV0 ライン9:LINEDIF<−4>,ADV0,CLO
SE,CLOSE,ADV0 ライン10:LINEDIF<−2>,CLOSE こうして符号化されたコードは、前述したように実際に
は図4及び図5に示すコードデータで表され、パターン
データを走査した順序(走査線の左より右方向)で圧縮
されたコードとして、所望とするパターンを識別する識
別情報(例えば、文字コード等)に対応付けて全ライン
数とともにコードメモリ107に記憶される。すなわ
ち、コードメモリ107には、コードデータが、そのコ
ードデータが表わすパターンを識別可能に記憶されてい
る。例えば、文字コードに対応して識別可能に記憶され
ていても良い。
【0116】次に、前述した符号化処理及び復号化処理
を行う本実施例2の画像形成装置を以下で説明する。
【0117】[画像形成装置の説明]本実施例2は符号
化及び復号化処理を行う画像形成装置としてレーザビー
ムプリンタを例にして説明する。
【0118】図23は本実施例2の符号化及び復号化を
行うレーザビームプリンタの概略構成を示し、プリンタ
制御ユニット3001の処理の流れを説明する図であ
る。
【0119】図23において、3101は印刷データ発
生源であるホストコンピュータ等の外部装置で不図示の
キーボード等を用いて文字パターンデータ、文字コー
ド、位置情報等からなる文字情報等を出力している。3
102は入力部で、外部装置3101との通信制御を行
うと共に、その入力した文字情報等を入力バッファ31
03に格納する、この入力バッファ3103は、少なく
とも1ページ分の文字情報を記憶できる容量を備えてい
る。3104はパターン展開したイメージやオペレータ
へのメッセージ等を表示する表示部である。3105は
入力バッファ3103から文字パターンデータを読み出
し、符号化処理を行う符号化部である。そして、符号化
部3105は、符号化された文字パターンデータ及び文
字パターンの全ライン数をコードメモリ3107に格納
する。3107は符号化された所望の文字パターンのコ
ードデータ及び所望の文字パターンの全ライン数を記憶
しているコードメモリである。このコードメモリ310
7は、レーザビームプリンタ1500等の画像形成装置
に内蔵されているものに限らず、画像形成装置に着脱可
能な外部記憶媒体やハードディスク等であっても良い。
3106は入力バッファ3103から1文字分の文字コ
ード及びその位置情報等を入力し、その文字コードに対
応するコードデータ及び全ライン数をコードメモリ31
07から読み出し、復号化処理を行う復号化部である。
そして、復号化部3106は、復号化された文字パター
ンデータをその位置情報等に基づいて、後述するページ
メモリ3108に格納する。このページメモリ3108
は、少なくとも1ページ分のパターンデータを格納す
る。3109はページメモリ3108に従って、出力機
構3110に対しレーザビームのON/OFF制御を行
うことで、用紙等の記録媒体3111に印刷結果を記録
させる出力部である。
【0120】ここで、実施例2におけるプリンタ制御ユ
ニット3001の具体的構成を図24に示す。図中、3
001が実施例2のプリンタ制御ユニットであり、31
01が文字パターンデータ、文字コード、位置情報等を
出力する外部装置である。3301は外部装置3101
から文字パターンデータ、文字コード、位置情報等を入
力する入力インターフェースで、3302は符号化処理
及び復号化処理を含めたプリンタ制御ユニット3001
全体に制御を司るCPUであり、表示部3104への表
示、ROM3303に記憶されてた前述した符号化制御
プログラム(図7から図8のフローチャートで示す或い
は図17から図22のフローチャートで示す)や各種デ
ータに従って前述した符号化部3105全体からの文字
パターン及び全ライン数の読出し、コードメモリ310
7へのコードデータ及び全ライン数の書込み、ROM3
303に記憶された前述した復号化制御プログラム(図
15から図16のフローチャートで示す)や各種データ
に従って前述したコードメモリ3107からのコードデ
ータ及び全ライン数の読出し、復号化部3106全体か
らの文字パターンの読出し等を制御している。3303
はCUP3302の制御プログラムや各種データ等を記
憶しているROM、3304はCPU3302のワーク
エリアとして使用され、各種データを一時的に保存する
ためのRAMである。具体的には、このRAM3304
は、外部装置3101から受信した文字コード等を格納
するための入力バッファ3103として用いられる他、
復号化部3106で復号化された文字パターンデータを
少なくとも1ページ分格納するページメモリ3108と
して用いられる他、全ライン数、後述する前ラインデー
タ、現ラインデータ、現ラインと前ラインのエッジ数、
各エッジの移動方向等を記憶するテーブルとして用いら
れる。尚、このテーブルは符号化処理及び復号化処理の
際に一時的に作成されるものである。3305は出力イ
メージを、実際に印刷を行う出力機構3110にビデオ
信号として出力するための出力インターフェースであ
る。3107は上述したコードメモリであり、3104
は出力イメージやオペレータへのメッセージ等を表示す
る表示部である。そして、これら各構成要素は、システ
ムバス3306に接続されている。
【0121】尚、この実施例2では、符号化処理はCP
U3302の制御プログラムにより実行されているが、
専用の符号化回路を設けハードウェアにより処理しても
良いことはもちろんである。
【0122】尚、この実施例2では、復号化処理はCP
U3302の制御プログラムにより実行されているが、
専用の復号化回路を設けハードウェアにより処理しても
良いことはもちろんである。以下で、CPU3302の
動作を説明する。
【0123】まず、CPU3302は、外部装置310
1から出力された文字パターンデータ、文字コード、位
置情報等から文字情報等が入力されると、前述したRA
M3304内のワークエリアに記憶する。そして、例え
ば、ワークエリアに所定量の文字パターンデータ等が記
憶されると、或いは、外部装置3101の不図示のキー
ボード等で指示された符号化命令を受信すると、ROM
3303に記憶されている前述した符号化制御プログラ
ムを実行し、RAM3304内のワークエリアに記憶さ
れている文字パターンデータを符号化し、コードメモリ
3107へ文字パターンを識別する識別情報(例えば、
文字コード)に対応付けて文字パターンデータの符号化
されたコードデータや文字パターンの全ライン数等を記
憶する。
【0124】次に、CPU3302は、外部装置310
1から出力される文字コード、位置情報等からなる文字
情報等が入力されると、前述したRAM3304内のワ
ークエリアに記憶する。そして、例えば、ワークエリア
に所定量の文字コード等が記憶されると、ROM330
3に記憶されている前述した復号化制御プログラムを実
行し、ワークエリア内の例えば、1文字分の文字コード
に対応するコードデータ及び全ライン数等をコードメモ
リ3107から読み出し、ワークエリア内で復号化処理
を行う。
【0125】更に、CPU3302は、ワークエリア内
にある復号化された文字パターンデータをその位置情報
等に基づいて、外部装置3101から改ページコマンド
が入力されたとき、或いは、ワークエリアが満たされた
とき、RAM3304内のページメモリ1206に少な
くとも1ページ分格納し、その格納されたデータに従っ
て、出力機構3110で用紙等の記録媒体に出力するた
めに、レーザビームのON/OFF制御を行う。
【0126】以上説明したように本実施例によれば、文
字パターン等を高圧縮できる符号化法を提供できる効果
がある。
【0127】また、この圧縮法はビットマップの大きさ
に影響を受けにくい圧縮方法であるため、大きな文字や
高精細のドットデータに対して特に有効である。
【0128】又、ドットパターンが縦、横それぞれ2倍
(ビットマップで4倍)に拡大されても、圧縮された形
式ではデータ量は約2倍にしかならないため、少ないメ
モリ容量で大量のパターンデータを記憶できる。
【0129】又、この符号化により符号化されたコード
の特徴としては、伸長に要する時間が少なくて済むた
め、パターン展開に要する時間を短縮できる効果があ
る。
【0130】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることは言うまでもない。
【0131】なお、本実施例は、ドットパターンが文字
パターンである場合で説明したが、本発明はこれに限定
されるものでなく、例えば画像パターンや図形パターン
等にも適用できる。更には、画像読取り装置で読み取っ
た画像パターン等にも適用できる。
【0132】尚、本実施例を行う画像形成装置としてレ
ーザビームプリンタを例にして説明したが、以下の説明
から明らかなように、プリンタ方式としてはインクジェ
ット、熱転写、或いはワイヤドットインパクト方式等に
も本発明が適応可能である。従って、かかる方式で本願
発明が限定されるものではない。
【0133】<装置本体の概略説明>図22は本発明が
適用できるインクジェット記録装置の概観図である。
【0134】図26において、駆動モータ5013の正
逆回転に連動して駆動力伝達ギア5011,5009を
介して回転するリードスクリュー5005の螺旋溝50
04に対して係合するキャリッジHCはピン(不図示)
を有し、矢印a,b方向に往復移動される。このキャリ
ッジHCには、インクジェットカートリッジIJCが搭
載されている。5002は紙押え板であり、キャリッジ
の移動方向に亙って紙をプラテン5000に対して押圧
する。5007,5008はフォトカプラで、キャリッ
ジのレバー5006のこの域での存在を確認して、モー
タ5013の回転方向切り換え等を行うためのホームポ
ジション検知手段である。5016は記録ヘッドの前面
をキャップするキャップ部材5022を支持する部材
で、5015はこのキャップ内を吸引する吸引手段で、
キャップ内開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復
を行う。5017はクリーニングブレードで、5019
はこのブレードを前後方向に移動可能にする部材であ
り、本体支持板5018にこれらが支持されている。ブ
レードは、この形態でなく周知のクリーニングブレード
が本例に適用できることは言うまでもない。又、501
2は、吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キャ
リッジと係合するカム5020の移動に伴って移動し、
駆動モータからの駆動力がクラッチ切り換え等の公知の
伝達手段で移動制御される。
【0135】これらキャッピング、クリーニング、吸引
回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来た
時にリードスクリュー5005の作用によってそれらの
対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0136】<制御構成の説明>次に、上述した装置構
成の記録制御を実行するための制御構成について、図2
7に示すブロック図を参照して説明する。制御回路を示
す同図において、1700は記録信号を入力するインタ
ーフェース、1701はMPU、1702はMPU17
01が実行する制御プログラムを格納するプログラムR
OM、1703は各種データ(上記記録信号やヘッドに
供給される記録データ等)を保存しておくダイナミック
型のROMである。1704は記録ヘッド1708に対
する記録データの供給制御を行うゲートアレイであり、
インターフェース1700、MPU1701、RAM1
703間のデータ転送制御も行う。1710は記録ヘッ
ド1708を搬送するためのキャリアモータ、1709
は記録紙搬送のための搬送モータである。1705はヘ
ッドを駆動するヘッドドライバ、1706、1707は
それぞれ搬送モータ1709、キャリアモータ1710
を駆動するためのモータドライバである。
【0137】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
ーフェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ1
704とMPU1701との間で記録信号がプリント用
の記録データに交換される。そして、モータドライバ1
706、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ
1705に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆
動され、印字が行われる。
【0138】以上のように、インクジェットプリンタの
制御構成に、少なくともROM1702に本発明を行う
制御プログラム(前述した符号化処理、復号化処理を行
うプログラム)を追加することによって、本発明の実施
が可能である。従って、本発明を行う画像形成装置とし
ては、レーザビームプリンタに限らず、上記インクジェ
ットプリンタ等にも適用できることは明らかである。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、文
字や記号等のドットパターンに適した符号化を行うこと
で、高い圧縮率を得ることができ、このように符号化さ
れたデータを高速に復号することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の符号化処理を行う情報処理装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の符号化処理における符号化の原理を
説明するための図である。
【図3】本実施例の符号化処理における符号化の原理を
説明するための図である。
【図4】本実施例の符号化処理における符号化コード名
とその意味を説明するための図である。
【図5】本実施例の符号化処理における符号化コード名
とその意味を説明するための図である。
【図6】本実施例の符号化処理を行う情報処理装置の具
体的な構成を示すブロック図である。
【図7】本実施例の符号化処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】本実施例の符号化処理を示すフローチャートで
ある。
【図9】本実施例の符号化処理におけるドット枠の連続
を説明するための図である。
【図10】本実施例の符号化処理におけるドット枠の連
続を説明するための図である。
【図11】本実施例の符号化処理により符号化されるド
ットパターン例を示す図である。
【図12】本実施例の符号化処理及び復号化処理で一時
的に生成されるラインテーブルの構成例を示す図であ
る。
【図13】本実施例の復号化処理を行う画例形成装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図14】本実施例の復号化処理を行う画例形成装置の
具体的な構成を示すブロック図である。
【図15】本実施例の復号化処理を示すフローチャート
である。
【図16】本実施例の復号化処理を示すフローチャート
である。
【図17】本実施例の符号化処理を示すフローチャート
である。
【図18】本実施例の符号化処理を示すフローチャート
である。
【図19】本実施例の符号化処理を示すフローチャート
である。
【図20】本実施例の符号化処理を示すフローチャート
である。
【図21】本実施例の符号化処理を示すフローチャート
である。
【図22】本実施例の符号化処理を示すフローチャート
である。
【図23】本実施例の符号化処理、復号化処理を行う画
像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
【図24】本実施例の符号化処理、復号化処理を行う画
像形成装置の具体的な構成を示すブロック図である。
【図25】本実施例の符号化処理、復号化処理を行うレ
ーザビームプリンタの内部構造を示す断面図である。
【図26】本実施例の符号化処理、復号化処理を行うイ
ンクジェットプリンタの内部構造を示す断面図である。
【図27】図26のインクジェットプリンタの制御回路
の構成図である。
【符号の説明】
3101 外部装置 3102 入力部 3103 入力バッファ 3104 表示部 3105 符号化部 3106 復号化部 3107 コードメモリ 3108 ページメモリ 3109 出力部 3110 出力機構 3111 記録媒体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドットパターンを所定方向に走査して各
    走査線毎にドットの変化点位置及び変化点の数を求める
    変化点検出手段と、 前記走査線方向と略直交する方向における非連続なドッ
    トパターンの出現を検出してドット集合の開始及び終了
    を判別する判別手段と、 前記変化点検出手段により検出された変化点位置及び変
    化点の数と前記判別手段により判別されたドット集合の
    開始及び終了位置を1つ前の走査線に対する相対値で表
    す情報を生成する生成手段と、 前記生成手段で生成された情報を、前記ドットパターン
    を識別する識別情報に対応付けて記憶する記憶手段と、 外部からドットパターンを特定するコード情報の入力に
    応じて、前記記憶手段から読み出される前記情報に基づ
    いて、前記コード情報に対応するドットパターンの各行
    のドットの変化点の数と変化点の位置を導出する導出手
    段と、 を有することを特徴とする出力装置。
  2. 【請求項2】 ドットパターンを所定方向に走査して各
    走査線毎にドットの変化点位置及び変化点の数を求める
    変化点検出工程と、 前記走査線方向と略直交する方向における非連続なドッ
    トパターンの出現を検出してドット集合の開始及び終了
    を判別する判別工程と、 前記変化点検出工程により検出された変化点位置及び変
    化点の数と前記判別工程により判別されたドット集合の
    開始及び終了位置を1つ前の走査線に対する相対値で表
    す情報を生成する生成工程と、 前記生成工程で生成された情報を、前記ドットパターン
    を識別する識別情報に対応付けてメモリに記憶する記憶
    工程と、 外部からドットパターンを特定するコード情報の入力に
    応じて、前記メモリから読み出される前記情報に基づい
    て、前記コード情報に対応するドットパターンの各行の
    ドットの変化点の数と変化点の位置を導出する導出工程
    と、 を有することを特徴とする出力方法。
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EP93303811A EP0571170B1 (en) 1992-05-18 1993-05-17 Encoding method and decoding method
DE69328325T DE69328325T2 (de) 1992-05-18 1993-05-17 Kodierungs- und Dekodierungsvorrichtung
US08/063,076 US5574886A (en) 1992-05-18 1993-05-18 Data processing system for encoding and compressing a pattern data and for decoding the encoded and compressed data to an output system

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