JPH06318856A - 誘導式近接スイッチ - Google Patents

誘導式近接スイッチ

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JPH06318856A
JPH06318856A JP3173249A JP17324991A JPH06318856A JP H06318856 A JPH06318856 A JP H06318856A JP 3173249 A JP3173249 A JP 3173249A JP 17324991 A JP17324991 A JP 17324991A JP H06318856 A JPH06318856 A JP H06318856A
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JP
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circuit
transistor
proximity switch
oscillator
inductive proximity
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JP3173249A
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English (en)
Inventor
Franz Hoedlmayr
ヘードルマイル フランツ
Michael Lenz
レンツ ミヒアエル
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Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/14Modifications for compensating variations of physical values, e.g. of temperature
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/94Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the way in which the control signals are generated
    • H03K17/945Proximity switches
    • H03K17/95Proximity switches using a magnetic detector
    • H03K17/952Proximity switches using a magnetic detector using inductive coils
    • H03K17/9537Proximity switches using a magnetic detector using inductive coils in a resonant circuit
    • H03K17/9542Proximity switches using a magnetic detector using inductive coils in a resonant circuit forming part of an oscillator
    • H03K17/9547Proximity switches using a magnetic detector using inductive coils in a resonant circuit forming part of an oscillator with variable amplitude

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  • Electronic Switches (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチング間隔の温度依存性を著しく小さ
くし、また大幅にモノリシックに集積可能にする。 【構成】 存在検出器10を構成する電子回路T1、T
2、T3、T10、RA、R3、I、T22、T23、
RD、T11、T12、T13、T14、R11、R1
4、T22、T21を設け、この電子回路の温度依存性
が振動回路のQの温度依存性に起因する誘導式近接スイ
ッチのスイッチング点の温度依存性を補償するようにな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、設定可能なスイッチン
グヒステリシスを有する誘導式近接スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】振動回路および発振器増幅器を有する発
振器を含んでいる存在検出器と、存在検出器の後に接続
されているスイッチング増幅器と、存在検出器からスイ
ッチング増幅器を介して制御可能な電子スイッチと、発
振器に対応付けられている復調器とを有する誘導式近接
スイッチは原理的に知られており、またなかんずくドイ
ツ特許出願公開第 3722335号明細書およびそこにあげら
れている文献に記載されている。
【0003】これらの公知の誘導式近接スイッチではス
イッチング間隔が発振器の共振回路のQに関係してい
る。フェライトコアを有するコイルおよびキャパシタン
スから成る共振回路のQはなかんずくコイル損失係数に
関係している。シーメンス社のデータブック1990/
91“フェライトおよび付属品”、特に第35頁に記載
されているように、コイル損失係数は温度依存性を有す
る。誘導式近接スイッチに使用可能なシーメンス社の材
料N48に対して、関連する損失係数は誘導式近接スイ
ッチに対して関心のある作動温度範囲内で1つの極小値
を有する。すなわち、特定の温度の上側および下側で関
連する損失係数は増大する。公知の誘導式近接スイッチ
ではスイッチング間隔の温度依存性がたとえばPTCサ
ーミスタ、NTCサーミスタ、ダイオードまたは抵抗の
ような付加の構成要素により部分的に補償される。この
ような補償対策は、少なくともモノリシック集積による
できるかぎり簡単な回路構成を顧慮して高価であり、ま
た温度依存性の得られる改善が比較的わずかである。こ
のような公知の対策により約100°の温度範囲にわた
って約±10%のスイッチング間隔の偏差が達成され得
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、設定
可能なスイッチングヒステリシスと、発振器を含んでい
る存在検出器とを有する誘導式近接スイッチであって、
そのスイッチング間隔の温度依存性が顕著に小さく、ま
た大幅にモノリシックに集積可能である誘導式近接スイ
ッチを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明においては、振動回路および発振器増幅器を
有する発振器を含んでいる存在検出器と、存在検出器の
後に接続されているスイッチング増幅器と、存在検出器
からスイッチング増幅器を介して制御可能な電子スイッ
チと、発振器に対応付けられている復調器とを有し、設
定可能なスイッチングヒステリシスを有する誘導式近接
スイッチにおいて、存在検出器を構成する電子回路が設
けられ、この電子回路の温度依存性が振動回路のQの温
度依存性に起因する誘導式近接スイッチのスイッチング
点の温度依存性を補償するようになっている。本発明の
他の構成は請求項2以下に記載されている。
【0006】本発明の核心は、誘導式近接スイッチのな
かに、発振器/復調器回路を使用し、その温度特性を、
発振器/復調器回路に接続されており、使用されるフェ
ライトコアの温度挙動に関係する振動回路の温度特性を
補償するように構成することである。このことは、発振
器/復調器回路の温度特性が銅線によりフェライトコア
の上に巻かれたコイルの温度特性のほぼ軸線対称の経過
で現れることにより達成される。このために必要な回路
技術的対策は発振器増幅器内もしくは復調器内で、また
は発振器増幅器内でも復調器内でも行われ得る。誘導式
近接スイッチのスイッチング点、すなわち金属部分と存
在検出器のコイルとの間の間隔は振動回路のQ、発振器
増幅器回路のディメンジョニングおよび復調器回路の構
成に関係しており、しかし振動回路のQの温度依存性は
選択されたフェライトによりほとんど決定されているの
で、本発明により、発振器増幅器回路によりかつ(また
は)復調器回路により与えられているスイッチング点の
温度依存性のマッチングにより、振動回路により与えら
れているスイッチング点の温度依存性が反対作用される
べきである。
【0007】ヨーロッパ特許出願公開第A1-0172393号明
細書およびヨーロッパ特許出願公開第A1-0207372号明細
書から誘導式近接スイッチに対する発振器/復調器回路
装置は公知である。以下にはこの公知の発振器/復調器
回路装置の本発明による変形を説明する。もちろん当業
者は、本発明による誘導式近接スイッチを実現するため
に、他の発振器および(または)復調器回路をも変形す
る可能性を有する。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明を一層詳細に説明す
る。
【0009】図4にブロック回路図で示されている誘導
式近接スイッチ1は無接触で動作する。すなわち、それ
は近接する図示されていない金属部分に応答し、また図
示されている実施例では外部導体2を介して作動電圧源
4の一方の極3に、また別の外部導体5を介してのみ負
荷7の一方の端子6に接続されており、負荷7の他方の
端子8は作動電圧源4の他方の極9に接続されている。
すなわち、図示されている誘導式近接スイッチ1は公知
の仕方で全体でただ2つの外部導体2、5を介して一方
では作動電圧源4に、また他方では負荷7に接続されて
いる。もちろん、その供給電圧の準備のために並列に負
荷7に第3の導体を介して作動電圧源4の他方の極9に
接続されている誘導式近接スイッチ1も知られている。
【0010】図4に示されているように、図示されてい
る誘導式近接スイッチ1はその基本構成として、外部か
ら影響可能な存在検出器10、この場合には対応付けら
れている復調器を有する発振器と、存在検出器10の後
に設けられているスイッチング増幅器11と、存在検出
器10からスイッチング増幅器11を介して制御可能な
電子スイッチ12、たとえばサイリスタまたはトランジ
スタと、存在検出器10およびスイッチング増幅器11
に対する供給電圧を準備するための給電回路13と、ス
イッチオンパルスを阻止する遅延回路14とから成って
いる。作動電圧源4が交流電圧源である場合には、入力
側に整流器ブリッジ15も設けられている。
【0011】本発明は、図面に詳細に示されていないか
ぎり、スイッチング増幅器11、制御可能な電子スイッ
チ12、給電回路13、遅延回路14および整流器ブリ
ッジ15の構成に限定されない。誘導式近接スイッチ1
に対してこれらの回路部分の可能な好ましい構成は、ド
イツ特許出願公開第 3722335号明細書およびそこにあげ
られている文献、シーメンス社のデータブック(198
9/90)“工業用IC”、第798〜812頁および
そこに記載されている集積モジュールTCA205、T
CA305およびTCA355から明らかである。
【0012】図1に示されている回路は、トランジスタ
T21、T22およびT23ならびに抵抗RDを別とし
て、ヨーロッパ特許出願公開第A1-0172393号および第A1
-0207372号明細書から公知の発振器/復調器回路にほぼ
相当する。この発振器/復調器回路は供給電位VCCと回
路節点aとの間に接続されている定電流源Iを含んでい
る。供給電位VCCはさらに抵抗R3を介してトランジス
タT3のエミッタ端子に接続されており、直接にトラン
ジスタT2のエミッタ端子に、また直接にトランジスタ
T13のエミッタ端子に接続されており、またさらに抵
抗R14を介してトランジスタT14のエミッタ端子に
接続されている。トランジスタT2のベース端子および
トランジスタT3のベース端子は共通にトランジスタT
2のコレクタ端子に、またさらにトランジスタT1のコ
レクタ端子に接続されている。トランジスタT13のベ
ース端子およびトランジスタT14のベース端子は共通
にトランジスタT13のコレクタ端子に、またトランジ
スタT11のコレクタ端子に接続されている。トランジ
スタT14のコレクタ端子はトランジスタT12のコレ
クタ端子と共通に回路節点bを形成している。回路節点
aにはトランジスタT10のコレクタ端子およびベース
端子、トランジスタT3のコレクタ端子、トランジスタ
T1のベース端子、トランジスタT11のベース端子お
よびトランジスタT12のベース端子が接続されてい
る。トランジスタT10のエミッタ端子はインダクタン
スLおよびキャパシタンスCの並列回路を介して基準電
位(接地電位)に接続されている。トランジスタT1の
エミッタ端子は抵抗RAを介して同じく基準電位(接地
電位)に接続されている。トランジスタT11のエミッ
タ端子およびトランジスタT12のエミッタ端子は共通
に抵抗R11を介して基準電位に接続されている。この
既に説明された発振器/復調器回路の機能の仕方は詳細
に前記の特許出願公開明細書に記載されている。トラン
ジスタT1およびトランジスタT3はそれぞれ発振器に
対してエミッタ接地で作動し、また発振器回路の能動的
要素を形成しており、その際にこれらのエミッタ回路の
各々は振動式の位相条件を満足するために180°の1
つの成分を供給する。この際にトランジスタT1とトラ
ンジスタT3との間の正結合はダイオードとして接続さ
れているトランジスタT2およびトランジスタT3によ
り形成される電流ミラー回路により実現される。トラン
ジスタT1のベース端子には、従ってまた回路節点aに
は、ダイオードとして接続されているトランジスタT1
0を介して周波数決定要素としてインダクタンスLおよ
びキャパシタンスCから形成された並列振動回路が接続
されている。ダイオードとして用いられているトランジ
スタT10はこの際に、直接に基準電位(接地電位)に
接続されている並列振動回路において発振器の発振が可
能であることを保証するために、単にレベルシフト回路
として設けられている。トランジスタT11およびT1
2はそれらのベース端子でそれぞれトランジスタT1と
等しい信号により駆動される。トランジスタT11はダ
イオードとして接続されているトランジスタT13に流
れる電流を定め、この電流はトランジスタT13および
T14のエミッタ面積比の変換比により電流ミラー回路
の結果としてトランジスタT14にも流れる。図1中の
発振器/復調器回路の出力信号は回路節点bにトランジ
スタT14のコレクタおよびトランジスタT12のコレ
クタから与えられ、電流ミラートランジスタT13およ
びT14のエミッタ面積の適切な変換比により、また抵
抗R14およびR11の適切な大きさにより、回路節点
aにおいて振動振幅が特定の値を上回るときには回路節
点bに低い電位が生じ、また回路節点aにそのような高
い振動振幅が存在しないときには、高い電位が回路節点
bに生ずることが達成され得る。
【0013】公知の発振器/復調器回路を越えて、図1
には、コレクタ端子で回路節点bに接続されており、ま
たエミッタ端子で基準電位(接地電位)に接続されてい
るトランジスタT21が示されている。このトランジス
タT21のベース端子はトランジスタT22のエミッタ
端子と接続されており、トランジスタT22のコレクタ
端子は供給電位VCCに接続されており、またトランジス
タT22のベース端子は回路節点aに接続されている。
トランジスタT21およびT22は一種のダーリントン
回路を形成している。ただし両トランジスタのコレクタ
端子は等しい電位に接続されていない。トランジスタT
22はベース側でトランジスタT1、T11およびT1
2と等しい信号により駆動され、ただしそのエミッタ電
位はトランジスタT21のベース・エミッタ電圧だけ基
準電位(接地電位)よりも高い。それにより、トランジ
スタT21およびT22により形成されるダーリントン
回路が回路節点aにおける特定の電位を上回る際に初め
て有効になることが保証されている。トランジスタT1
3およびT14により定められる電流の選定により、抵
抗R11およびR14の抵抗値の選定により、またトラ
ンジスタT21のベース‐エミッタ間電圧の選定によ
り、場合によっては別のレベルシフト回路の助けのもと
に、変更され得るトランジスタT11、T12およびト
ランジスタT22のエミッタ電位の合致により、トラン
ジスタT21およびT22により実現されるダーリント
ン回路が有効になる電圧レベルが設定され得る。
【0014】さらに図1には別のトランジスタT23が
示されており、そのコレクタ端子はトランジスタT3お
よびT2のベース端子、トランジスタT2のコレクタ端
子およびトランジスタT1のコレクタ端子から形成され
る回路節点に接続されており、またそのエミッタ端子は
抵抗RDを介して基準電位(接地電位)に接続されてい
る。このトランジスタT23のベース端子は、トランジ
スタT21のベース端子と同じく、トランジスタT22
のエミッタ端子と接続されており、したがってトランジ
スタT21と等しい仕方でトランジスタT22と共にダ
ーリントン回路を形成している。このダーリントン回路
も、回路節点aにおける電位が特定のレベルを上回ると
きに初めて有効になる。トランジスタT22およびトラ
ンジスタT23から形成されるダーリントン回路が有効
になると、トランジスタT1、T2およびT3から形成
される発振器はダンピングされる。トランジスタT23
およびT22から形成されるダーリントン回路による発
振器回路の影響の度合いは抵抗RDの選定により変更可
能である。トランジスタT22およびT23から形成さ
れるダーリントン回路が有効になる回路節点aにおける
電位値に関しては、トランジスタT21およびT22か
ら形成されるダーリントン回路の実施例が相応に当ては
まる。
【0015】電流ミラー回路の出力電流、すなわちたと
えば復調器段のなかのトランジスタT14のコレクタ電
流または発振器回路のなかのトランジスタT3のコレク
タ電流は温度の上昇と共に上昇する。トランジスタT1
3およびT14により形成される電流ミラー回路は電流
の増大と共により大きい出力信号を供給するので、前記
の復調器回路の温度特性は、フェライトコアを有するコ
イルの温度特性をこのコイルのQの極大の下の温度に対
して補償するのに適している。同じことが、発振器回路
に関して、トランジスタT2およびT3から形成される
電流ミラー回路に対しても当てはまる。誘導式近接スイ
ッチに対して適しているコイルのQの極大は約25°C
ないし50°Cに位置している。
【0016】トランジスタT21およびT22から形成
されるダーリントン回路の温度特性もトランジスタT2
3およびT22から形成されるダーリントン回路の温度
特性も、温度の上昇と共にダーリントン回路の導通制御
のために必要なベース‐エミッタ間電圧が小さくなるよ
うな温度特性である。従って、トランジスタT21およ
びT22またはトランジスタT22およびT23から形
成されるこのダーリントン回路の温度特性はフェライト
コアを有するコイルの温度特性をこのコイルのQが極大
である温度の上の温度に対して補償するのに適してい
る。図1による本発明による回路が、トランジスタT2
1およびT22またはトランジスタT22およびT23
から成るダーリントン回路がフェライトコアを有するコ
イルのQが極大である温度の範囲内で復調器のスイッチ
ング点で始動するように構成されていれば、復調器回
路、特にトランジスタT13およびT14、ならびに発
振器回路の温度特性と、トランジスタT21およびT2
2から形成されるダーリントン回路ならびにトランジス
タT22およびT23から形成されるダーリントン回路
の温度特性との重畳は、ダーリントン回路の始動以後、
フェライトコアを有するコイルのQの温度特性を補償す
るのに適している全温度特性に通ずる。この際に個々の
ダーリントン回路の電流増幅率の適切な選定および抵抗
RDの変更により温度特性が適当な仕方で合致させられ
得る。
【0017】トランジスタT22はできるかぎり復調器
段の出力信号が高いレベルと低いレベルとの間を切換わ
る回路節点aにおける電位値に到達の際に、すなわち特
にフェライトコアを有するコイルが最大のQを有する温
度において導通状態になるべきであろう。トランジスタ
T22が遮断状態になると、トランジスタT21も遮断
状態になり、従って回路節点bに対して、従ってまた発
振器/復調器回路の信号出力端に対して作用しない。発
振器/復調器回路の出力信号の論理状態はその後は、ト
ランジスタT14のコレクタ電流がトランジスタT12
のコレクタ電流よりも大きいか小さいか、または回路節
点aにおける電位に関係してトランジスタT13および
T14のエミッタ面積比により生ずる増幅率が、抵抗R
14により生じ電流ミラー回路の電流の増大と共に大き
くなるトランジスタT14のエミッタにおける電位低下
よりも大きいか否かのみに関係する。トランジスタT2
2が導通すると、回路節点bからトランジスタT21の
コレクタ端子を介して、トランジスタT22のエミッタ
電流およびトランジスタT21の電流増幅率により決定
されている電流が取り出される。この電流は回路節点b
に関してトランジスタT12のコレクタ電流と等しい符
号またはトランジスタT14のコレクタ電流と反対の符
号を有する。それにより、発振器/復調器回路により決
定されるスイッチング点がシフトされる。トランジスタ
T21と同時にトランジスタT23もトランジスタT2
2により制御される。トランジスタT23が遮断状態に
なると、それは増幅に対して、従ってまた発振器段の信
号振幅に対して有効でなくなる。トランジスタT23が
発振器の振動回路LCのQが極大を有する温度範囲内で
スイッチング点で導通し始めると、そのコレクタ電流が
トランジスタT2のなかの電流を高め、また電流ミラー
回路の結果としてトランジスタT3のなかの電流をも高
める。それにより生ずるトランジスタT3の付加のコレ
クタ電流はダイオードT10を経て振動回路LCのコイ
ルLに流れ、またこうして近接スイッチのスイッチング
点をシフトする。スイッチング点のこのシフトは、フェ
ライトコアを有するコイルのQが極大を有する温度の上
側で、フェライトコアを有するコイルのQの温度依存性
に起因するスイッチング点の温度依存性のシフトに反対
作用する。
【0018】図1で、発振器増幅器回路も復調器回路
も、近接スイッチのスイッチング点へのそれらの温度依
存性の作用が発振器の振動回路のQの温度依存性に起因
する近接スイッチのスイッチング点の温度依存性に反対
作用するように適合された回路変形例が示されている。
しかし、発振器増幅器もしくは復調器が相応に適合され
ても十分であろう。
【0019】図2には、特にインダクタンスLおよびこ
れに対して並列に接続されているキャパシタンスCから
成り、基準電位(接地電位)に接続されている振動回路
FEを有する発振器増幅器回路OAがブロック図で示さ
れている。発振器増幅器回路OAは回路節点aに接続さ
れており、この回路節点aはさらにトランジスタT1
1、トランジスタT12およびトランジスタT22のベ
ース端子と一括接続されている。トランジスタT11お
よびT12のエミッタ端子は共通に抵抗R11を介して
基準電位(接地電位)に接続されている。トランジスタ
T22のエミッタ端子はトランジスタT21のベース端
子に接続されており、そのエミッタ端子は基準電位(接
地電位)に接続されている。トランジスタT11のコレ
クタ端子はトランジスタT13のコレクタ端子およびベ
ース端子と、またさらにトランジスタT14のベース端
子と接続されている。トランジスタT13はこの際ダイ
オードとして接続されており、またトランジスタT14
となかんずくエミッタ面積が異なっている。トランジス
タT13のエミッタ端子およびトランジスタT22のコ
レクタ端子は直接に供給電位VCCに接続されている。ト
ランジスタT14のエミッタ端子は抵抗R14を介して
供給電位VCCに接続されている。トランジスタT12の
コレクタ端子、トランジスタT14のコレクタ端子およ
びトランジスタT21のコレクタ端子は、前記の復調器
回路の信号出力端をなす回路節点bを形成している。図
2で説明される復調器回路の回路構成は図2に示されて
いる復調器回路の回路構成と異なっていない。機能の仕
方も同一である。
【0020】この図2に示されている復調器回路は、公
知の発振器増幅器OAと結び付いて、振動回路FEのQ
の温度特性に起因する、それによって実現される誘導式
近接スイッチのスイッチング点の温度依存性を補償する
のに適している。
【0021】図3には、供給電位VCCと回路節点aとの
間に配置されている電流源Iを含んでいる図1で説明さ
れた発振器回路が示されている。回路節点aには任意の
復調器回路Dが接続されている。さらに回路節点aはト
ランジスタT10のコレクタ端子およびベース端子、ト
ランジスタT3のコレクタ端子、トランジスタT1のベ
ース端子およびトランジスタT22のベース端子を互い
に接続する。トランジスタT1のエミッタ端子は抵抗R
Aを介して基準電位(接地電位)に接続されている。ダ
イオードとして接続されているトランジスタT10のエ
ミッタ端子はコンデンサCおよびインダクタンスLの並
列回路を介して基準電位(接地電位)に接続されてい
る。トランジスタT1のコレクタ端子はトランジスタT
3のコレクタ端子およびトランジスタT21のコレクタ
端子と一括接続されており、またさらにトランジスタT
2のベース端子およびトランジスタT3のベース端子と
接続されている。トランジスタT2およびT3はこうし
て電流ミラー回路を形成しており、その際トランジスタ
T2のエミッタ端子は直接に供給電位VCCに接続されて
おり、またトランジスタT3のエミッタ端子は抵抗R3
を介してこの供給電位VCCに接続されている。トランジ
スタT23のベース端子はトランジスタT22のエミッ
タ端子と一括接続されており、またこれと共にダーリン
トン段を形成している。トランジスタT23のエミッタ
端子は抵抗RDを介して基準電位(接地電位)に接続さ
れている。抵抗RDはこの際回路の機能の仕方に対して
必要でない。しかし、この抵抗RDの変更(場合によっ
ては0Ω)により、ダーリントン段T22、T23に起
因する近接スイッチのスイッチング点の温度依存性が、
振動回路に起因するスイッチング点の温度依存性に個々
に適合され得る。トランジスタT22のコレクタ端子は
供給電位VCCに接続されている。
【0022】特に温度補償に関するこのような発振器回
路の機能の仕方は先に図1の説明の際に説明されてい
る。この回路も、振動回路LCのQに起因する、それに
よって実現される誘導式近接スイッチのスイッチング点
の温度依存性を補償するのに適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の接続図である。
【図2】本発明の別の実施例の接続図である。
【図3】本発明のさらに異なる実施例の接続図である。
【図4】従来の誘導式近接スイッチのブロック接続図で
ある。
【符号の説明】
1 誘導式近接スイッチ 2 外部導体 3 極 4 作動電圧源 5 外部導体 6 端子 7、8 負荷 10 存在検出器 11 スイッチング増幅器 12 遅延回路 13 給電回路 14 遅延回路 15 整流器ブリッジ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動回路および発振器増幅器を有する発
    振器を含んでいる存在検出器と、存在検出器の後に接続
    されているスイッチング増幅器と、存在検出器からスイ
    ッチング増幅器を介して制御可能な電子スイッチと、発
    振器に対応付けられている復調器とを有し、設定可能な
    スイッチングヒステリシスを有する誘導式近接スイッチ
    において、存在検出器(10)を構成する電子回路(T
    1、T2、T3、T10、RA、R3、I、T22、T
    23、RD;T11、T12、T13、T14、R1
    1、R14、T22、T21)が設けられ、この電子回
    路の温度依存性が振動回路のQの温度依存性に起因する
    誘導式近接スイッチ(1)のスイッチング点の温度依存
    性を補償するようになっていることを特徴とする誘導式
    近接スイッチ。
  2. 【請求項2】 存在検出器(10)が電子発振器回路
    (T1、T2、T3、T10、RA、R3、I、T2
    2、T23、RD)を含んでおり、この電子発振器回路
    の温度依存性が振動回路のQの温度依存性に起因する誘
    導式近接スイッチ(1)のスイッチング点の温度依存性
    を補償するようになっていることを特徴とする請求項1
    記載の誘導式近接スイッチ。
  3. 【請求項3】 存在検出器(10)が電子復調器回路
    (T11、T12、T13、T14、R11、R14、
    T22、T21)を含んでおり、この電子復調器回路の
    温度依存性が振動回路のQの温度依存性に起因する誘導
    式近接スイッチ(1)のスイッチング点の温度依存性を
    補償するようになっていることを特徴とする請求項1記
    載の誘導式近接スイッチ。
  4. 【請求項4】 復調器回路(D;T11、T12、T1
    3、T14、T21、T22、R11、R14)が電流
    ミラー回路(T13、T14)と、特定の温度の上側で
    初めて誘導式近接スイッチ(1)のスイッチング点で応
    答し、またその応答の場合に電流ミラー回路(T13、
    T14)に反対作用するダーリントン段(T22、T2
    1)とを有することを特徴とする請求項1ないし3の1
    つに記載の誘導式近接スイッチ。
  5. 【請求項5】 発振器増幅器回路が電流ミラー回路(T
    2、T3)と、特定の温度の上側で初めて誘導式近接ス
    イッチ(1)のスイッチング点で応答するダーリントン
    段(T22、T23)とを有することを特徴とする請求
    項1または2記載の誘導式近接スイッチ。
JP3173249A 1990-06-19 1991-06-17 誘導式近接スイッチ Pending JPH06318856A (ja)

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EP90111589A EP0463188B1 (de) 1990-06-19 1990-06-19 Induktiver Annäherungsschalter mit geringer Temperaturabhängigkeit
AT90111589.9 1990-06-19

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JP3173249A Pending JPH06318856A (ja) 1990-06-19 1991-06-17 誘導式近接スイッチ

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EP0463188A1 (de) 1992-01-02
EP0463188B1 (de) 1996-03-06
US5119044A (en) 1992-06-02

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