JP3365865B2 - 定電圧電源回路 - Google Patents

定電圧電源回路

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JP3365865B2 JP19204394A JP19204394A JP3365865B2 JP 3365865 B2 JP3365865 B2 JP 3365865B2 JP 19204394 A JP19204394 A JP 19204394A JP 19204394 A JP19204394 A JP 19204394A JP 3365865 B2 JP3365865 B2 JP 3365865B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、定電圧電源回路に関
し、特に簡易な構成で良好な特性をもつ定電圧電源回路
に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、チューナー回路等への定電圧源
は、いわゆるドロッパ方式直流安定化電源により供給さ
れている場合がある。ドロッパ方式直流安定化電源で
は、交流電圧をトランスにより低圧交流電圧に変換し、
整流回路で脈流にした後、平滑回路に通すことにより直
流電圧を得ている。こうして平滑回路で得られた直流電
圧は、半導体能動デバイスによる可変抵抗回路(ドロッ
パ抵抗)を介して負荷に供給される。ここで、負荷の端
子間電圧の変動は、基準電圧値と比較され、比較結果に
応じてドロッパ抵抗値を可変して端子間電圧を定電圧化
している。 【0003】図4には、従来のこの種の定電圧電源回路
の一例が示されている。平滑化された直流電圧Viが入
力端子に供給され、負荷への直流出力電圧Voは、抵抗
R14とR15で分圧され、トランジスタQ12のベー
スに供給される。トランジスタQ12のエミッタには、
ツェナーダイオードD11が接続され、抵抗R13を介
してツェナーダイオードD11に電流が流れることによ
り、トランジスタQ12のエミッタ電圧が一定化されて
いる。 【0004】入力端子と出力端子間には、トランジスタ
Q11が接続され、そのコレクタに入力が、エミッタに
出力が接続されている。また、トランジスタQ11のコ
レクタとベース間には抵抗R12が接続され、トランジ
スタQ11のベースとトランジスタQ12のコレクタが
接続されている。抵抗R12により、トランジスタQ1
1がバイアスされ、トランジスタQ12のコレクタに入
力電圧が印加される。コンデンサC11は、回路の安定
化のためのものである。 【0005】以上のような構成で、出力直流電圧が抵抗
R14とR15の分圧電圧としてトランジスタQ12の
ベースに供給され、トランジスタQ11のベース電流を
制御することにより、出力電圧を一定化する。例えば、
出力直流電圧が設定値(基準電圧)よりも増加すると、
トランジスタQ12のベース−エミッタ間電圧VBEが増
加するので、そのコレクタ電流が増大する。その結果、
トランジスタQ12のコレクタ−エミッタ間電圧VCEは
減少し、抵抗R12とVCE により決定されるトランジ
スタQ11のベース電流が減少し、等価的にドロッパ抵
抗を増大させて、出力直流電圧は設定値に減少すること
になる。 【0006】図4に示すような回路では、トランジスタ
Q12を外部からの制御でON/OFF動作させて、出
力電圧をON/OFFさせるように構成されているもの
もある。 【0007】ところで、出力側に流れる電流は、トラン
ジスタQ11を介して流れるため、従来は、トランジス
タQ11からの発熱の問題が生ずる。この発熱の問題を
解決するため、トランジスタQ11のエミッタ−コレク
タ間(入出力間)に抵抗R11を並列接続して分流回路
を構成している。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
定電圧電源回路では、抵抗による分流回路を設けて発熱
の問題を解決している。 【0009】しかしながら、この分流用の抵抗は、トラ
ンジスタQ11のエミッタ−コレクタ間に並列接続され
ているため、この抵抗R11により、常時、電流が流れ
てしまい、出力電圧のON/OFF制御が不可能となっ
てしまう。そのため、トランジスタの耐熱性等の特性を
上げたり、放熱器を設定することも考えられるが、コス
トの問題が生じてしまう。 【0010】そこで、本発明の目的は、安価で、且つ出
力電圧のON/OFF制御も可能な定電圧電源回路を提
供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明による定電圧電源回路は、ベースに供給され
る第1の制御信号によりON/OFF動作し、入力電圧
を定電圧化して出力する第1のトランジスタと、前記第
1のトランジスタのエミッターコレクタ間に接続され、
第2の制御信号によりON/OFF制御されるて前記第
1のトランジスタに対する分流機能を有する第2のトラ
ンジスタと、第3と第4の制御信号によりON動作し
て、前記第1の制御信号及び前記第2の制御信号をそれ
ぞれ出力する第3のトランジスタ及び第4のトランジス
タと、を備え、前記第3のトランジスタと第4のトラン
ジスタをOFFすることにより前記第1のトランジスタ
と第2のトランジスタをOFF動作させるように構成さ
れる。 【0012】 【0013】 【作用】本発明では、分流回路を、入出力間に接続され
ている制御トランジスタのエミッタ−コレクタ間に並列
接続し、制御トランジスタで出力電圧を定電圧化する定
電圧電源回路において、制御信号により、出力電圧をO
N/OFF制御するとともに分流回路の制御トランジス
タへの接続をON/OFF制御している。 【0014】 【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は、本発明による定電圧電源回路
の一実施例を示す回路図である。入力には、図4のトラ
ンジスタQ11と同様なトランジスタQ1のエミッタが
接続され、トランジスタQ1のエミッタ−ベース間に
は、図4の抵抗R12と同様な抵抗R3が接続され、エ
ミッタには、分流電流制限用の抵抗R1を介してトラン
ジスタQ2のエミッタが接続されている。トランジスタ
Q2のエミッタ−ベース間には、抵抗R2が接続され、
コレクタは、出力端子bに接続されている。出力端子b
には、図4のコンデンサC11と同様な目的のコンデン
サC1が接続されている。 【0015】出力電圧は、抵抗R5とR6で分圧され、
分圧電圧がトランジスタQ4のベースに供給される。ト
ランジスタQ4のコレクタはトランジスタQ2のベース
に、ベースはダイオードD4を介して制御信号入力端子
dに、また、エミッタは一端が接地されている抵抗R7
及びトランジスタQ3のエミッタに接続されている。ト
ランジスタQ3のコレクタは、トランジスタQ1のベー
スに接続され、ベースはツェナーダイオードD1が接続
されている。更に、制御信号入力端子cとトランジスタ
Q3のベースとの間にはダイオードD2が、トランジス
タQ3のベースと制御信号入力端子d間にはダイオード
D3が接続されている。トランジスタQ3のベースと出
力端子b間には、ツェナーダイオードD1に電流を供給
し、バイアスするための抵抗R4が接続されている。 【0016】図1に示す回路において、トランジスタQ
1が出力制御用のトランジスタ、トランジスタQ2が分
流スイッチ用のトランジスタ、トランジスタQ3が電圧
制御のためのフィードバック系回路としての誤差増幅用
とともにトランジスタQ1を制御するトランジスタ、ト
ランジスタQ4が上記誤差増幅用とともに分流スイッチ
用トランジスタQ2を制御するためのトランジスタであ
る。ツェナーダイオードD1が、図4と同様に、基準電
圧を与えている。トランジスタQ1に流れる電流I1と
トランジスタQ2に流れる電流I2の和が出力電流(I
1+I2)となる。 【0017】入力端子aには、平滑化された直流電圧V
iが印加され、端子bから出力電圧Voが得られる。制御
信号入力端子cとdには、出力をON/OFF制御する
ための制御パルスがマイコン等から供給される。 【0018】端子cとdに、図示のような制御パルスP
cとPdが入力されると(ONすると)、まず、トラン
ジスタQ3がON動作し(このとき、ダイオードD3に
は電流が流れない)、トランジスタQ1がON動作し、
出力電圧が抵抗R4を介してツェナーダイオードD1に
印加され、ツェナーダイオードD1に電流が流れる。ま
た、抵抗R5を介して電流が流れ、トランジスタQ4が
ON動作して出力電圧Voが決定し、トランジスタQ2
がON動作する。この時点では、制御パルスPcが零レ
ベルになっても回路はそのまま動作する。次に、制御パ
ルスPdが零になると(OFFすると)、ダイオードD
3とD4がON動作し、トランジスタQ3とQ4がOF
Fとなり、トランジスタQ1とQ2はOFFとされ、出
力には電流が流れない。 【0019】また、本回路において出力端子bがショー
トされた場合、端子bの電圧が零になり、トランジスタ
Q3及びQ4はOFFになる。したがって、トランジス
タQ1及びQ2もOFFになり、出力には電流は流れな
い。その結果、本実施例の回路は、出力ショート時の保
護回路の働きもある。トランジスタQ1及びQ2は、制
御パルスPc、Pdが入力されるまでOFFの状態を維
持する。 【0020】以上のように、本回路では、出力をONと
するため、制御パルスPcとPdを共にHIGHレベル
とし、一定時間後に制御パルスPcをLOWレベルとす
る。このとき、HIGHレベルのままでも動作するが、
そうすると、出力をショートしたときに、トランジスタ
Q3がOFFされず、トランジスタQ1をOFFできな
い。また、端子dに供給される制御パルスPdのHIG
Hレベル電圧は、ツェナーダイオードD1の電圧より高
くなければならない。端子c供給される制御パルスPc
がHIGHになると、トランジスタQ3がON動作し、
トランジスタQ1にコレクタ電流が流れる。その結果、
出力電圧VoによりトランジスタQ4がON動作し、ツ
ェナーダイオードD1の電圧を基準電圧とした定電圧回
路として動作することになる。 【0021】また、出力制御用トランジスタQ1とし
て、PNPトランジスタの代わりにNPNトランジスタ
に置き換えることも可能で、この場合には、図2に示す
ように、出力はインバーテッドダーリントン構成とされ
る。更に、これは、図3に示すように、ダーリントン
(PNP)としても良い。 【0022】以上説明した本発明の実施例によれば、分
流回路により出力制御トランジスタの発熱を軽減でき、
放熱用の放熱器が不要となる。また、分流回路の制御を
誤差増幅回路素子を兼用しているので、安価で省スペー
ス化が可能となる。更に、出力のON/OFF制御は、
図1の入力端子cとdに入力する起動パルスにより行
え、出力を単安定化できる。実施例では、出力をショー
トさせた場合でも瞬時に回路がOFF状態となるので、
保護回路を必要としない。また、制御トランジスタQ1
をPNPトランジスタとすれば、電流制御とされ、入出
力電圧差が小さくて済み(0.3V程度)、熱に対して
有利である。 【0023】 【発明の効果】以上説明したように、本発明による定電
圧電源回路によれば、発熱の問題を解決するための分流
回路を設けてあっても比較的簡単な構成で、出力定電圧
の発生を制御できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による定電圧電源回路の一実施例を示す
回路図である。 【図2】図1に示す本発明の実施例の変形例として出力
制御用トランジスタQ1としてNPNトランジスタとP
NPトランジスタを用いたときの回路図(インバーテッ
ドダーリントン接続)である。 【図3】図1に示す本発明の実施例の変形例として出力
制御用トランジスタQ1としてPNPトランジスタを2
個用いたときの回路図である(ダーリントン接続)。 【図4】従来のこの種の定電圧電源回路の一例が示され
ている。 【符号の説明】 Q1〜Q4 トランジスタ R1〜R7 抵抗 D1 ツェナーダイオード D2〜D4 ダイオード

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ベースに供給される第1の制御信号により
    ON/OFF動作し、入力電圧を定電圧化して出力する
    第1のトランジスタと、 前記第1のトランジスタのエミッターコレクタ間に接続
    され、第2の制御信号によりON/OFF制御されて前
    記第1のトランジスタに対する分流機能を有する第2の
    トランジスタと、 第3と第4の制御信号によりON動作して、前記第1の
    制御信号及び前記第2の制御信号をそれぞれ出力する第
    3のトランジスタ及び第4のトランジスタと、を備え、
    前記第3のトランジスタと第4のトランジスタをOFF
    することにより前記第1のトランジスタと第2のトラン
    ジスタをOFF動作させることを特徴とする定電圧電源
    回路。
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