JPH06316984A - パネルユニット - Google Patents

パネルユニット

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JPH06316984A
JPH06316984A JP12991993A JP12991993A JPH06316984A JP H06316984 A JPH06316984 A JP H06316984A JP 12991993 A JP12991993 A JP 12991993A JP 12991993 A JP12991993 A JP 12991993A JP H06316984 A JPH06316984 A JP H06316984A
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JP
Japan
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panel
members
frame body
panel unit
building structure
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JP12991993A
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English (en)
Inventor
Keiichiro Yamazaki
慶市郎 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築工期の短縮化に適し、長期間積んでおく
場所が不要であり、現場における作業工数を低減させて
作業の簡略化を実現すると共に、作業の能率や安全性を
向上させることができるパネルユニットを提供する。 【構成】 複数本の長尺部材21,22を連結すること
により枠状に形成された枠体20と、前記枠体20の片
面側に並べて固定されて一体化される複数のパネル部材
27とを備え、前記枠体20を建築構造物に取付けるこ
とにより建築物の一部を形成する。 【効果】 PCコンクリート板のような長い養生期間が
不要なため、工期の短縮化に適すると共に、長期間積ん
でおく場所が不要となる。またこのパネルユニットはP
Cコンクリート板のように予じめ工場で作られ、パネル
部材の何枚分かを一体化してしまうために、建築現場で
パネル部材を1枚1枚取付ける必要がなくなり、建築現
場における作業の簡略化を実現できると共に、取付ける
作業の能率や安全性をも向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物において壁や床
等が取付けられる空間遮断部に取付けて用いられるパネ
ルユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の壁や床等が取付けられる空間遮
断部には従来、PC(PrecastConcret
e)工法と称する建築工法が用いられ、予じめ工場でコ
ンクリート板(以下PCコンクリート板と呼ぶ)を作
り、それを建築現場で鉄骨やコンクリートの梁等の建築
構造物に取付ける方法が採用されていた。このPC工法
に用いるPCコンクリート板は、例えば高層建築物の外
壁や床等に用いられ、それらに適切な長さと幅を有する
ような大きさに形成されて、トラック等により建築現場
に運び込まれて建築構造物に組付けられるようになって
いる。
【0003】また他の従来の工法としては、たとえば図
8に示すように、まず鉄鋼材料により形成された建築構
造物11に、2つのL形部材により構成される係止部材
12を溶接により取付け、その係止部材12の先端部
に、ボルト15で締付けて固定した係止部材14の先端
部を係止させることによりパネル部材13を取付け、こ
のようなパネル部材13を互いに隣接させて複数並べて
取付けていく方法がある。この工法におけるパネル部材
13の大きさは、たとえば長さが前記PC工法における
PCコンクリート板の幅と同じ位で、幅は前記PCコン
クリート板の長さの複数分の一位のものが用いられて、
並べられた複数のパネル部材13全体として前記PCコ
ンクリート板と同等の大きさとなって、前記PCコンク
リート板と同様の用途に用いることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のPC工法に用いられるPCコンクリート板は、工場
で作られる際に、コンクリートが完全に固まる迄の養生
期間として約45日間程度置いておかなければならず、
その期間経過前に建築構造物に取付けるために用いるこ
とはできない。このため、建築工期の短縮化を図りたい
場合にはその目的に適わないばかりか、その約45日間
位の期間大きなPCコンクリート板を積んでおく場所が
必要となる等の不都合がある。
【0005】また前記図8に示した従来の、パネル部材
13を並べて取付けていく工法においては、建築現場に
おいて建築構造物11に係止部材12を溶接等により取
付け、この係止部材12にパネル部材13を係止部材1
4を介して係止してボルト15で締付けて固定し、その
係止の前にはパネル部材13に適当な治具を用いてボル
ト15が挿入される穴を適正な位置にあけていかなけれ
ばならず、このような作業をパネル部材13の1枚1枚
について行わなければならない。このような作業は非常
に煩雑であるだけでなく、建築現場という決して良好と
はいえない環境下で行うためにその作業をさらにやりに
くくしていると共に、そのような環境下で重いパネル部
材13を取扱う際の危険性等、安全面においても問題と
なっている。
【0006】そこで本発明は、上記問題点を解決するた
めに、建築工期の短縮化の目的に適し、長期間積んでお
く場所が不要であり、建築現場における作業工数を低減
させて作業の簡略化を実現すると共に、作業の能率や安
全性を向上させることができるパネルユニットを提供す
ることを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、複数本の長尺部材を連結することにより枠
状に形成された枠体と、前記枠体の片面側に並べて固定
されて一体化される複数のパネル部材とを備え、前記枠
体を建築構造物に取付けることにより建築物の一部を形
成する構成としたものである。
【0008】
【作用】このような構成のパネルユニットによれば、予
じめ工場において、複数のパネル部材を枠体の片面側に
並べて固定し、複数のパネル部材が全体として一体化さ
れることにより、そのパネル部材が全体としてたとえ
ば、前記従来のPCコンクリート板と略同じ大きさにす
ることができる。このような工場で作られたパネルユニ
ットを建築現場に運び込んで建築構造物に取付けること
により、パネルユニットが容易に建築物の一部(壁等)
を形成することができる。
【0009】そしてこのようなパネルユニットは、PC
コンクリート板のような長い養生期間が不要なため、建
築工期の短縮化の目的に適すると共に、長期間積んでお
く場所が不要となる。またこのようなパネルユニット
は、パネル部材の何枚分かを一体化してしまうために、
建築現場においてパネル部材を1枚1枚取付ける必要が
なくなり、建築現場における作業工数を低減させて作業
の簡略化を実現すると共に、作業の能率や安全性を向上
させることができる。さらに、このようなパネルユニッ
トは前記PCコンクリート板のように予じめ工場で作ら
れるため、設備の揃った良好な環境でパネルユニットを
作ることができることにより、作業の能率や安全性を向
上させることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1乃至図7は、本発明によるパネルユニ
ットの一実施例を示す図である。図1はパネルユニット
30を示す図である。同図において、符号20は枠体で
あり、この枠体20は主として、2本の縦枠部材21と
2本の横枠部材22により、四辺形の枠状に形成されて
いる。縦枠部材21及び横枠部材22には断面がH形を
したH形鋼が用いられており、枠体20の四隅部は溶接
により連結されている。枠体20の長さ方向の中央部に
は、横枠部材22と略同じ長さのリブ23が取付板25
を介して溶接により設けられており、このリブ23の両
端部と枠体20の四隅部には、図示するように互いに交
叉する補強部材24の両端部がやはり取付板25を介し
て溶接により設けられている。
【0011】枠体20の片面側(図面の裏面側)には複
数のパネル部材27が並べて固定され、この複数のパネ
ル部材27は全体として四辺形を構成するように設けら
れている。パネル部材27は図2及び図3に示すよう
に、その側部の一方には凸部27aが長さ方向に沿って
形成されており、その側部の他方には凹部27bが形成
されている。そしてパネル部材27の凸部27aを、そ
れと隣合うパネル部材27の凹部27bに嵌合させて、
パネル部材27が順次並べられる。さらにパネル部材2
7の肉厚内には複数の空隙27cが形成されており、図
4に示すように、その空隙27c内のナット部材28に
ボルト29を締付けることにより、枠体20の縦枠部材
21にパネル部材27が固定される。
【0012】このようにして出来上がったパネルユニッ
ト30の建築構造物への取付け方法について、次に説明
する。図5において、符号32はコンクリート製の建築
構造物であり、この建築構造物32の角部には所定長さ
のL形部材33が設けられている。L形部材33には折
曲げられたロッド部材34が溶接により固定されてお
り、このロッド部材34を建築構造物32が固まる前に
建築構造物32内に埋込んでから建築構造物32を固め
て成形するため、L形部材33が建築構造物32から簡
単に剥離することはない。
【0013】L形部材33の上には、ネジ棒35が一体
的に立設された支持プレート37が溶接により固定され
ている。この支持プレート37の上にはライナ38を介
してL形部材39が載置され、このときL形部材39に
形成された穴にネジ棒35が貫通する。L形部材39は
パネルユニット30の枠体20に、予じめ溶接により固
定しておく。この後、ネジ棒35に座金40を介してナ
ット41が締付けられることにより、パネルユニット3
0は建築構造物32に最終的に固定される。一方図6に
示すように、L形部材39に溶接により固定されたナッ
ト43にはボルト44がネジ込まれており、取付け時の
パネルユニット30の高さ位置の微調整をボルト44に
より行うことができるようになっている。
【0014】また図1に示すように、図中左側の縦枠部
材21には複数本の腕部材46が設けられており、この
腕部材46は断面が四角の中空筒部材により形成されて
いる。腕部材46は図7に示すように、その一端部が縦
枠部材21の内側に溶接で固定されており、その他端部
には溶接により固定された閉止板47を介して、ボルト
・ナット締結手段48により2枚のリテーナ49の一端
部が連結されている。リテーナ49の各々の他端部は、
アルミ合金により形成された四角柱状のコーナー部材5
0の隣合う二辺の面に、ビス51により締結されて連結
されている。パネル部材27とコーナー部材50との間
にはシーリング材53と、このシーリング材53を保持
するためのバックアップ板部材54が設けられて、雨等
による水分が建築物の内部に浸透しないようになってい
る。
【0015】なお上記実施例においては、パネルユニッ
ト30の複数のパネル部材27を全体として従来のPC
コンクリート板と同じ大きさにすることにより、そのP
Cコンクリート板の代わりに用いることができるが、複
数のパネル部材27は全体としてPCコンクリート板と
同じ大きさでなくともよく、PCコンクリート板と別の
用途にも用いることができることはいうまでもない。ま
た上記実施例においては、枠体20や複数のパネル部材
27が全体として四辺形(長方形)に形成されている
が、その用途によりそれらはどのような形状に形成して
もよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、P
Cコンクリート板のような長い養生期間が不要なため、
建築工期の短縮化の目的に適すると共に、長期間積んで
おく場所が不要となる。またこのようなパネルユニット
は、パネル部材の何枚分かを一体化してしまうために、
建築現場においてパネル部材を1枚1枚取付ける必要が
なくなり、建築現場における作業工数を低減させて作業
の簡略化を実現すると共に、作業の能率や安全性を向上
させることができる。また、このようなパネルユニット
は前記PCコンクリート板のように予じめ工場で作られ
るため、設備の揃った良好な環境でパネルユニットを作
ることができることにより、作業の能率や安全性を向上
させることができる。 さらに、建築現場においてパネ
ル部材を一枚一枚取付けていく必要がないので、そのよ
うな作業に習熟した熟練の作業員が不要となる。このた
め、建築工費のコストダウンを図ることができると共
に、人手不足による影響を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパネルユニットの一実施例を示す
全体図である。
【図2】図1に示すパネル部材27の端部の拡大図であ
る。
【図3】図2に示すパネル部材27のIII−III断
面図である。
【図4】図1におけるIV矢視部分の拡大図である。
【図5】パネルユニット30を建築構造物32に取付け
た取付け構造を示す側面断面図である。
【図6】図5に示す取付け構造のVI矢視断面図であ
る。
【図7】図1に示す腕部材46とコーナー部材50との
連結状態を示す図である。
【図8】従来のパネル部材13を建築構造物11に取付
けた状態を示す図である。
【符号の説明】
20 枠体 21 縦枠部材 22 横枠部材 23 リブ 24 補強部材 25 取付板 27 パネル部材 27a 凸部 27b 凹部 27c 空隙 28 ナット部材 29,44 ボルト 30 パネルユニット 32 建築構造物 33,39 L形部材 34 ロッド部材 35 ネジ棒 37 支持プレート 38 ライナ 40 座金 41,43 ナット 46 腕部材 47 閉止板 48 ボルト・ナット締結手段 49 リテーナ 50 コーナー部材 51 ビス 53 シーリング材 54 バックアップ板部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の長尺部材を連結することにより
    枠状に形成された枠体と、 前記枠体の片面側に並べて
    固定されて一体化される複数のパネル部材とを備え、 前記枠体を建築構造物に取付けることにより建築物の一
    部を形成する、 ことを特徴とするパネルユニット。
  2. 【請求項2】 前記枠体の側部に複数本の腕部材を設
    け、前記腕部材の先端部に設けるリテーナを介して柱状
    のコーナー部材と連結することを特徴とする請求項1に
    記載のパネルユニット。
JP12991993A 1993-05-06 1993-05-06 パネルユニット Pending JPH06316984A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12991993A JPH06316984A (ja) 1993-05-06 1993-05-06 パネルユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12991993A JPH06316984A (ja) 1993-05-06 1993-05-06 パネルユニット

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JPH06316984A true JPH06316984A (ja) 1994-11-15

Family

ID=15021649

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12991993A Pending JPH06316984A (ja) 1993-05-06 1993-05-06 パネルユニット

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JP (1) JPH06316984A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02197412A (ja) * 1989-01-24 1990-08-06 Mazda Motor Corp エンジンの制御装置
JPH03158539A (ja) * 1989-11-15 1991-07-08 Natl House Ind Co Ltd 外壁パネル
JPH0518086A (ja) * 1991-07-11 1993-01-26 Natl House Ind Co Ltd コーナー用外壁パネル取付構造

Patent Citations (3)

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