JPH06316962A - 柱・梁接合構造 - Google Patents
柱・梁接合構造Info
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- JPH06316962A JPH06316962A JP13257593A JP13257593A JPH06316962A JP H06316962 A JPH06316962 A JP H06316962A JP 13257593 A JP13257593 A JP 13257593A JP 13257593 A JP13257593 A JP 13257593A JP H06316962 A JPH06316962 A JP H06316962A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】鉄骨梁が接合される鉄筋コンクリート柱におけ
る特に隅角部の圧壊を防止する。 【構成】柱2の梁取付部2aに接合される鉄骨梁3の上
下に応力伝達補助部材としてチャンネル7を、該梁取付
部2aに接した位置に突出する形で設け、該チャンネル
7を介して柱2の内部に補強領域2bを形成する。 【効果】鉄骨梁3に作用する荷重は、チャンネル7を介
して柱2内部の補強領域2bに応力分散されるために、
隅角部9に応力集中してここが支圧破壊することなく、
補強領域2bによって的確に支持される。
る特に隅角部の圧壊を防止する。 【構成】柱2の梁取付部2aに接合される鉄骨梁3の上
下に応力伝達補助部材としてチャンネル7を、該梁取付
部2aに接した位置に突出する形で設け、該チャンネル
7を介して柱2の内部に補強領域2bを形成する。 【効果】鉄骨梁3に作用する荷重は、チャンネル7を介
して柱2内部の補強領域2bに応力分散されるために、
隅角部9に応力集中してここが支圧破壊することなく、
補強領域2bによって的確に支持される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート構造
による柱と鉄骨梁を接合してなる柱・梁接合構造に関す
る。
による柱と鉄骨梁を接合してなる柱・梁接合構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、高層建築においては、地震や風圧
に対する耐久性が強く要求されることから、柱や梁等か
らなる構造体に、靱性に優れた鉄骨構造や鉄骨鉄筋コン
クリート構造が広く用いられている一方で、中低層建築
においては、経済性が重視されることから、主として鉄
筋コンクリート構造が用いられていた。ところが、最近
では鉄骨構造と鉄筋コンクリート構造のそれぞれの長所
を活かした複合構造を採用せんとする動きが強まってお
り、そういったことの可能な鉄筋コンクリート柱と鉄骨
梁からなる柱・梁接合構造がいろいろ検討されつつあ
る。
に対する耐久性が強く要求されることから、柱や梁等か
らなる構造体に、靱性に優れた鉄骨構造や鉄骨鉄筋コン
クリート構造が広く用いられている一方で、中低層建築
においては、経済性が重視されることから、主として鉄
筋コンクリート構造が用いられていた。ところが、最近
では鉄骨構造と鉄筋コンクリート構造のそれぞれの長所
を活かした複合構造を採用せんとする動きが強まってお
り、そういったことの可能な鉄筋コンクリート柱と鉄骨
梁からなる柱・梁接合構造がいろいろ検討されつつあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こういった鉄
筋コンクリート柱と鉄骨梁からなる柱・梁接合構造にお
いては、梁側から柱側に伝達される曲げモーメントが、
所謂てこ反力として、鉄筋コンクリート柱の端部に局部
的な圧縮力として作用してしまう、という特有の問題点
を抱えている。即ち、鉄筋コンクリート柱は、こういっ
たてこ反力が作用することによって、該鉄筋コンクリー
ト柱における鉄骨梁接合箇所の特に隅角部に集中して圧
縮応力が作用する形になり、これによって支圧破壊する
形で、ここが圧壊する危険性を抱えている。このように
鉄筋コンクリート柱の隅角部が圧壊してしまうと、構造
体としての剛性が失われて、柱梁接合部における応力伝
達が不十分になってしまったり、或いは該柱自体の断面
欠損になってしまう危険性があるために、当該鉄筋コン
クリート柱における特に隅角部の圧壊を防ぐことが出来
るような適当なる補強方法の開発が切に望まれていた。
そこで本発明は、上記事情に鑑み、鉄筋コンクリート柱
と鉄骨梁の接合部において、該鉄筋コンクリート柱にお
ける特に隅角部の圧壊を効果的に防止することが出来る
ようにした、柱・梁接合構造を提供するものである。
筋コンクリート柱と鉄骨梁からなる柱・梁接合構造にお
いては、梁側から柱側に伝達される曲げモーメントが、
所謂てこ反力として、鉄筋コンクリート柱の端部に局部
的な圧縮力として作用してしまう、という特有の問題点
を抱えている。即ち、鉄筋コンクリート柱は、こういっ
たてこ反力が作用することによって、該鉄筋コンクリー
ト柱における鉄骨梁接合箇所の特に隅角部に集中して圧
縮応力が作用する形になり、これによって支圧破壊する
形で、ここが圧壊する危険性を抱えている。このように
鉄筋コンクリート柱の隅角部が圧壊してしまうと、構造
体としての剛性が失われて、柱梁接合部における応力伝
達が不十分になってしまったり、或いは該柱自体の断面
欠損になってしまう危険性があるために、当該鉄筋コン
クリート柱における特に隅角部の圧壊を防ぐことが出来
るような適当なる補強方法の開発が切に望まれていた。
そこで本発明は、上記事情に鑑み、鉄筋コンクリート柱
と鉄骨梁の接合部において、該鉄筋コンクリート柱にお
ける特に隅角部の圧壊を効果的に防止することが出来る
ようにした、柱・梁接合構造を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、鉄筋コン
クリート材からなる柱(2)に鉄骨材からなる梁(3)
を、両者(2)、(3)が柱梁接合部(2a)で交差す
る形で接合してなる柱・梁接合構造において、前記梁
(3)に応力伝達補助部材(7)、(17)を、前記柱
(2)中の前記柱梁接合部(2a)に接した位置に突出
する形で設け、前記応力伝達補助部材(7)、(17)
を介して前記柱(2)の内部に応力分散領域(2b)を
形成して、構成される。なお、( )内の番号等は、図
面における対応する要素を示す、便宜的なものであり、
従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるもので
はない。以下の作用の欄についても同様である。
クリート材からなる柱(2)に鉄骨材からなる梁(3)
を、両者(2)、(3)が柱梁接合部(2a)で交差す
る形で接合してなる柱・梁接合構造において、前記梁
(3)に応力伝達補助部材(7)、(17)を、前記柱
(2)中の前記柱梁接合部(2a)に接した位置に突出
する形で設け、前記応力伝達補助部材(7)、(17)
を介して前記柱(2)の内部に応力分散領域(2b)を
形成して、構成される。なお、( )内の番号等は、図
面における対応する要素を示す、便宜的なものであり、
従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるもので
はない。以下の作用の欄についても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により、本発明は、応力伝達補助
部材(7)、(17)が、梁(3)から柱(2)に作用
する応力を応力分散領域(2b)中に分散するように作
用する。
部材(7)、(17)が、梁(3)から柱(2)に作用
する応力を応力分散領域(2b)中に分散するように作
用する。
【0006】
【実施例】図1は本発明による柱・梁接合構造の一実施
例を示す斜視図、図2は図1に示す柱・梁接合構造に用
いられる補強鉄筋と応力伝達補助部材の配設様態の一例
を示す平面図、図3は図2の側面図、図4は図1に示す
柱・梁構造に用いられる補強鉄筋と応力伝達補助部材の
配設様態の別の例を示す平面図、図5は図4の側面図、
図6は図1に示す柱・梁構造に用いられる補強鉄筋と応
力伝達補助部材の配設様態のさらに別の例を示す平面
図、図7は本発明による柱・梁構造に用いられる応力伝
達補助部材の別の例を示す斜視図、図8は本発明による
柱・梁構造に用いられる応力伝達補助部材のさらに別の
例を示す斜視図、図9は本発明による柱・梁構造に用い
られる応力伝達補助部材のさらに別の例を示す斜視図、
図10は本発明による柱・梁構造に用いられる応力伝達
補助部材のさらに別の例を示す斜視図、図11は本発明
による柱・梁構造に用いられる応力伝達補助部材のさら
に別の例を示す斜視図である。
例を示す斜視図、図2は図1に示す柱・梁接合構造に用
いられる補強鉄筋と応力伝達補助部材の配設様態の一例
を示す平面図、図3は図2の側面図、図4は図1に示す
柱・梁構造に用いられる補強鉄筋と応力伝達補助部材の
配設様態の別の例を示す平面図、図5は図4の側面図、
図6は図1に示す柱・梁構造に用いられる補強鉄筋と応
力伝達補助部材の配設様態のさらに別の例を示す平面
図、図7は本発明による柱・梁構造に用いられる応力伝
達補助部材の別の例を示す斜視図、図8は本発明による
柱・梁構造に用いられる応力伝達補助部材のさらに別の
例を示す斜視図、図9は本発明による柱・梁構造に用い
られる応力伝達補助部材のさらに別の例を示す斜視図、
図10は本発明による柱・梁構造に用いられる応力伝達
補助部材のさらに別の例を示す斜視図、図11は本発明
による柱・梁構造に用いられる応力伝達補助部材のさら
に別の例を示す斜視図である。
【0007】構造物1は、図1に示すように、矩形断面
に形成された立設部材である柱2を有しており、柱2
は、所定の圧縮強度をなす形で上下方向である図1矢印
E、F方向に順次打ち継がれた現場打ちの鉄筋コンクリ
ートにより構成されている。柱2中には、所定の引張り
強度を有する鉄筋等の棒状部材からなる主筋21が、そ
の配筋方向を該柱2の立設方向である上下方向即ち矢印
E、F方向に向けた形で所定の本数づつ埋設されてお
り、また、柱2中には主筋21と同一素材からなるフー
プ筋22が、該柱2中に埋設された所定本数の主筋21
を接続する形でこれを結束するよう、該主筋21に溶接
された形で、図1矢印E、F方向に示す上下方向に所定
の間隔で複数埋設されている。
に形成された立設部材である柱2を有しており、柱2
は、所定の圧縮強度をなす形で上下方向である図1矢印
E、F方向に順次打ち継がれた現場打ちの鉄筋コンクリ
ートにより構成されている。柱2中には、所定の引張り
強度を有する鉄筋等の棒状部材からなる主筋21が、そ
の配筋方向を該柱2の立設方向である上下方向即ち矢印
E、F方向に向けた形で所定の本数づつ埋設されてお
り、また、柱2中には主筋21と同一素材からなるフー
プ筋22が、該柱2中に埋設された所定本数の主筋21
を接続する形でこれを結束するよう、該主筋21に溶接
された形で、図1矢印E、F方向に示す上下方向に所定
の間隔で複数埋設されている。
【0008】柱2には梁取付部2aが、該柱2におけ
る、構造物1の各階の床部分と対応した位置に配置する
形でそれぞれ設けられており、梁取付部2aには断面I
型をなす形のH型鋼等からなる水平部材である鉄骨梁3
が、図1に示す実施例においては、該柱2の図1矢印
A、B方向及びこれと交差する方向である矢印C、D方
向側面である4側面部分からそれぞれ突出する形でここ
に接合装着されている。即ち、柱2の梁取付部2aは、
構造物1における柱梁接合部を構成する形になってお
り、柱2と鉄骨梁3は、該柱梁接合部である梁取付部2
aにおいて、該鉄骨梁3の材軸方向が柱2の材軸方向と
交差するよう両者2、3が接合された形になっている。
なお、構造物1には柱2と鉄骨梁3がそれぞれ複数設け
られており、鉄骨梁3は、該構造物1の各階において図
1矢印A、B方向又は矢印C、D方向に隣接する柱2、
2の梁取付部2a、2a間に懸架支持された形で、実施
例においては矢印A、B方向又は矢印C、D方向に伸延
するよう配設されている。また、実施例においては、柱
2は未だモルタル等の化粧仕上げが施されていない鉄筋
コンクリート材からなる柱体そのものを指し、鉄骨梁3
は未だ耐火被覆等が施されていない鉄骨材からなる梁体
そのものを指すものとして説明している。
る、構造物1の各階の床部分と対応した位置に配置する
形でそれぞれ設けられており、梁取付部2aには断面I
型をなす形のH型鋼等からなる水平部材である鉄骨梁3
が、図1に示す実施例においては、該柱2の図1矢印
A、B方向及びこれと交差する方向である矢印C、D方
向側面である4側面部分からそれぞれ突出する形でここ
に接合装着されている。即ち、柱2の梁取付部2aは、
構造物1における柱梁接合部を構成する形になってお
り、柱2と鉄骨梁3は、該柱梁接合部である梁取付部2
aにおいて、該鉄骨梁3の材軸方向が柱2の材軸方向と
交差するよう両者2、3が接合された形になっている。
なお、構造物1には柱2と鉄骨梁3がそれぞれ複数設け
られており、鉄骨梁3は、該構造物1の各階において図
1矢印A、B方向又は矢印C、D方向に隣接する柱2、
2の梁取付部2a、2a間に懸架支持された形で、実施
例においては矢印A、B方向又は矢印C、D方向に伸延
するよう配設されている。また、実施例においては、柱
2は未だモルタル等の化粧仕上げが施されていない鉄筋
コンクリート材からなる柱体そのものを指し、鉄骨梁3
は未だ耐火被覆等が施されていない鉄骨材からなる梁体
そのものを指すものとして説明している。
【0009】各鉄骨梁3は、図2又は図3に示すよう
に、該鉄骨梁3の矢印E、F方向両側に示すフランジ部
31、31を上下一対に並べた形で、その一部が梁取付
部2aにおいて柱2中に埋設されており、従って柱2の
前記主筋21は、梁取付部2aにおいて矢印A、B方向
に伸延する鉄骨梁3と矢印C、D方向に伸延する鉄骨梁
3が形成する交差部5の外側の領域6を挿通される形
で、該梁取付部2aを上下方向に貫通した形に配設され
ている。なお、実施例においては矢印A、B方向に伸延
する鉄骨梁3は、図2に示すように梁取付部2aにおい
て柱2を矢印A、B方向に貫通した形になっており、一
方矢印C、D方向に伸延する鉄骨梁3は、その端面3a
が、柱2の梁取付部2aにおいて、矢印A、B方向に伸
延する鉄骨梁3のフランジ部31、31が形成している
側面3b、3b等に溶接された形で、これら矢印A、B
方向に伸延する鉄骨梁3と矢印C、D方向に伸延する鉄
骨梁3が接続一体化されている。
に、該鉄骨梁3の矢印E、F方向両側に示すフランジ部
31、31を上下一対に並べた形で、その一部が梁取付
部2aにおいて柱2中に埋設されており、従って柱2の
前記主筋21は、梁取付部2aにおいて矢印A、B方向
に伸延する鉄骨梁3と矢印C、D方向に伸延する鉄骨梁
3が形成する交差部5の外側の領域6を挿通される形
で、該梁取付部2aを上下方向に貫通した形に配設され
ている。なお、実施例においては矢印A、B方向に伸延
する鉄骨梁3は、図2に示すように梁取付部2aにおい
て柱2を矢印A、B方向に貫通した形になっており、一
方矢印C、D方向に伸延する鉄骨梁3は、その端面3a
が、柱2の梁取付部2aにおいて、矢印A、B方向に伸
延する鉄骨梁3のフランジ部31、31が形成している
側面3b、3b等に溶接された形で、これら矢印A、B
方向に伸延する鉄骨梁3と矢印C、D方向に伸延する鉄
骨梁3が接続一体化されている。
【0010】ところで、前記鉄骨梁3には、図2又は図
3に示すように、該梁3における柱2中に埋設された部
分に、その各々が図3上下方向に所定の高さL1をなす
形に切断された溝型鋼等からなる応力伝達補助部材であ
るチャンネル7が、構造物1における柱梁接合部である
梁取付部2aに接した位置部分の該柱2中に突出する形
で、即ち該鉄骨梁3における図3上下のフランジ部3
1、31がそれぞれ形成している外面3c、3c側にそ
れぞれ突設されており、各チャンネル7は、その図2紙
面の奥側に示す基端7b側が溶接等により外面3cに固
定された形で、該鉄骨梁3と接続一体化されている。各
チャンネル7は図2に示すように、一対のフランジ部7
1、71と、該フランジ部71、71を連結する形のウ
エブ部72により構成されており、チャンネル7には、
これ等一対のフランジ部71、71とウエブ部72によ
り3方を包囲された形で溝7sが、それぞれ形成されて
いる。鉄骨梁3に突設されるチャンネル7は、それぞれ
その溝7sを、図3矢印M、N方向に示す柱2における
内外方向の内方側、即ち矢印N方向側に向けた形で配設
されており、溝7sの裏側であるチャンネル7の背面7
aは、柱2の側面2cと面一に整合した形で配置されて
いる。図2紙面上において斜線部分で示したように同一
高さに配置している4ヶのチャンネル7は、各チャンネ
ル7がその背面7aを柱2の側面2cに整合させて配置
することによって、柱2の内部に応力分散領域である補
強領域2bを、該柱2をその4ヶの側面2c部分におい
て包囲する形で形成する形になっており、従って、柱2
には、図3に示すように、その梁取付部2aに接する位
置の上下両方に補強領域2b、2bが、各補強領域2b
を形成しているチャンネル7の高さL1に略対応した幅
分だけそれぞれ設けられた形になっている。
3に示すように、該梁3における柱2中に埋設された部
分に、その各々が図3上下方向に所定の高さL1をなす
形に切断された溝型鋼等からなる応力伝達補助部材であ
るチャンネル7が、構造物1における柱梁接合部である
梁取付部2aに接した位置部分の該柱2中に突出する形
で、即ち該鉄骨梁3における図3上下のフランジ部3
1、31がそれぞれ形成している外面3c、3c側にそ
れぞれ突設されており、各チャンネル7は、その図2紙
面の奥側に示す基端7b側が溶接等により外面3cに固
定された形で、該鉄骨梁3と接続一体化されている。各
チャンネル7は図2に示すように、一対のフランジ部7
1、71と、該フランジ部71、71を連結する形のウ
エブ部72により構成されており、チャンネル7には、
これ等一対のフランジ部71、71とウエブ部72によ
り3方を包囲された形で溝7sが、それぞれ形成されて
いる。鉄骨梁3に突設されるチャンネル7は、それぞれ
その溝7sを、図3矢印M、N方向に示す柱2における
内外方向の内方側、即ち矢印N方向側に向けた形で配設
されており、溝7sの裏側であるチャンネル7の背面7
aは、柱2の側面2cと面一に整合した形で配置されて
いる。図2紙面上において斜線部分で示したように同一
高さに配置している4ヶのチャンネル7は、各チャンネ
ル7がその背面7aを柱2の側面2cに整合させて配置
することによって、柱2の内部に応力分散領域である補
強領域2bを、該柱2をその4ヶの側面2c部分におい
て包囲する形で形成する形になっており、従って、柱2
には、図3に示すように、その梁取付部2aに接する位
置の上下両方に補強領域2b、2bが、各補強領域2b
を形成しているチャンネル7の高さL1に略対応した幅
分だけそれぞれ設けられた形になっている。
【0011】構造物1は以上のような構成を有している
ので、該構造物1を構築する際には、柱2を形成するた
めの型枠中に主筋21及びフープ筋22を所定本数づつ
配筋した状態で該柱2を構成するための鉄筋コンクリー
トを現場打設することによって打設構築していく。そし
て、各階において柱梁接合部である梁取付部2aに鉄骨
梁3を、各鉄骨梁3における該梁取付部2aに対応した
部分の上下の外面3c、3cにそれぞれチャンネル7
を、その溝7sを柱2の内方側(図2矢印N方向側)に
向けて背面7aが柱2の側面2cと整合した形になるよ
うに突設した状態で、各々の鉄骨梁3を例えば矢印A、
B方向又は矢印C、D方向に向けて伸延させるように該
柱2に接合することによって、各チャンネル7を柱2中
における梁取付部2aに接した位置に突出させる形にし
て、簡単且つ効率的に施工を行うことが出来る。こうし
て鉄骨梁3がその梁取付部2aに埋設接合された柱2に
は、その矢印A、B方向及び矢印C、D方向4側面部分
を鉄骨梁3の上下に突設されたチャンネル7の上下各4
ヶづつによって包囲された形の補強領域2b、2bが、
該鉄骨梁3の上下両側において該チャンネル7の高さL
1に対応した分づつ柱2の内部に形成される。なお、柱
2と鉄骨梁3とは、矢印A、B方向に伸延する鉄骨梁3
と矢印C、D方向に伸延する鉄骨梁3の交差部5を柱2
中に埋設した形で、該柱2と梁3が接合されるために、
当該柱2と鉄骨梁3の接合部においては、十分なる接合
強度が確保される。従って、柱2と鉄骨梁3を接合させ
ることによって、コンクリート打ち継ぎ並びにその配筋
結束等に係る作業手間を梁分だけ省力化することが出
来、さらに、こうして柱2及び鉄骨梁3の接合構築作業
を行って後にこれに引き続き行われるスラブ打設構築や
鉄骨梁3のモルタル被覆等の作業を円滑且つ迅速に進行
させることが出来る。故に、こうして構築される構造物
1は、予め構造物1の梁形状に沿った形に形成されてい
る剛材である鉄骨梁3の靭性を活かしながら、鉄筋コン
クリート構造である柱2部分を現場打設した形で、鉄筋
コンクリート造と鉄骨造の両方の長所を活かして且つ構
造物1の設計基準を十分満たした状態に構築仕上げされ
る。
ので、該構造物1を構築する際には、柱2を形成するた
めの型枠中に主筋21及びフープ筋22を所定本数づつ
配筋した状態で該柱2を構成するための鉄筋コンクリー
トを現場打設することによって打設構築していく。そし
て、各階において柱梁接合部である梁取付部2aに鉄骨
梁3を、各鉄骨梁3における該梁取付部2aに対応した
部分の上下の外面3c、3cにそれぞれチャンネル7
を、その溝7sを柱2の内方側(図2矢印N方向側)に
向けて背面7aが柱2の側面2cと整合した形になるよ
うに突設した状態で、各々の鉄骨梁3を例えば矢印A、
B方向又は矢印C、D方向に向けて伸延させるように該
柱2に接合することによって、各チャンネル7を柱2中
における梁取付部2aに接した位置に突出させる形にし
て、簡単且つ効率的に施工を行うことが出来る。こうし
て鉄骨梁3がその梁取付部2aに埋設接合された柱2に
は、その矢印A、B方向及び矢印C、D方向4側面部分
を鉄骨梁3の上下に突設されたチャンネル7の上下各4
ヶづつによって包囲された形の補強領域2b、2bが、
該鉄骨梁3の上下両側において該チャンネル7の高さL
1に対応した分づつ柱2の内部に形成される。なお、柱
2と鉄骨梁3とは、矢印A、B方向に伸延する鉄骨梁3
と矢印C、D方向に伸延する鉄骨梁3の交差部5を柱2
中に埋設した形で、該柱2と梁3が接合されるために、
当該柱2と鉄骨梁3の接合部においては、十分なる接合
強度が確保される。従って、柱2と鉄骨梁3を接合させ
ることによって、コンクリート打ち継ぎ並びにその配筋
結束等に係る作業手間を梁分だけ省力化することが出
来、さらに、こうして柱2及び鉄骨梁3の接合構築作業
を行って後にこれに引き続き行われるスラブ打設構築や
鉄骨梁3のモルタル被覆等の作業を円滑且つ迅速に進行
させることが出来る。故に、こうして構築される構造物
1は、予め構造物1の梁形状に沿った形に形成されてい
る剛材である鉄骨梁3の靭性を活かしながら、鉄筋コン
クリート構造である柱2部分を現場打設した形で、鉄筋
コンクリート造と鉄骨造の両方の長所を活かして且つ構
造物1の設計基準を十分満たした状態に構築仕上げされ
る。
【0012】ところで、こうして柱2の梁取付部2aに
接合された鉄骨梁3に、図3に示すように、荷重F1が
作用すると、該鉄骨梁3が接合された柱2には、梁取付
部2aを介して荷重F1が、鉄骨梁3のフランジ部31
から所謂てこ反力として柱2に伝達されて、該柱2には
曲げモーメントが生じる。これによって、柱2には、そ
の梁取付部2aに接合された鉄骨梁3の上下の外面3
c、3cと接する部分近傍に配置する形の図1に示す隅
角部9に特に集中して圧縮力Gが作用せんとする。する
と、鉄骨梁3には該鉄骨梁3における柱2中に埋設され
た部分に、その各々が上下方向に高さL1をなす形のチ
ャンネル7が、該チャンネル7の背面7aを柱2の側面
2cに整合させて鉄骨梁3の上下の外面3c、3cに突
設された形で、即ち各々のチャンネル7が柱梁接合部で
ある梁取付部2aに接した位置に突出する形でここに設
けられているところから、該鉄骨梁3に作用した荷重F
1は各チャンネル7を介して該チャンネル7の高さL1
分だけ該チャンネル7が形成している補強領域2bに向
けて応力分散される形になる。これによって、柱2中に
おける隅角部9に、鉄骨梁3に作用した荷重F1に起因
する応力が集中することなく、荷重F1は、チャンネル
7が柱2の内部に形成している補強領域2bによって、
無理なく的確に応力支持される。なお、同一高さ上に配
置して1ヶの補強領域2bを形成している4ヶのチャン
ネル7は、その各々の溝7sを柱2における内方側であ
る矢印N方向側に向けた形で配設されているところか
ら、該柱2に生じるモーメントは、柱2において支圧破
壊の危険性がより少ないその内方側である補強領域2b
に向けて放射状に分散する形で効率的に分散されて、該
補強領域2bにおいて広範囲に支持される形になる。こ
れによって、柱2は鉄骨梁3に生じた荷重F1に起因す
るモーメントが隅角部9に圧縮力Gとして集中して、該
圧縮力集中箇所が局所的に支圧破壊する形になるように
柱2が圧壊する危険性から回避される。即ち柱2におけ
る隅角部9が欠けて、該柱2に断面欠損箇所が形成され
たり、構造物1における柱2と鉄骨梁3の接合部分の剛
性が変化したりしまうことはなく、柱2は、鉄骨梁3に
生じた荷重F1を、各補強領域2bに有効に分散させ
て、該荷重F1を常に好適に支持することが出来る。な
お、本実施例においては、梁取付部2aに接合された鉄
骨梁3の全ての上下の外面3c、3cに、柱2中におけ
る梁取付部2aに接する位置に突出する形で、それぞれ
チャンネル7が突設されているところから、矢印A、B
方向或いは矢印C、D方向のいずれに伸延する鉄骨梁3
から荷重F1が作用する場合においても、これ等に同等
に対応して、柱2はこれが圧壊することなく、常に有効
に荷重F1を支持することが出来る。
接合された鉄骨梁3に、図3に示すように、荷重F1が
作用すると、該鉄骨梁3が接合された柱2には、梁取付
部2aを介して荷重F1が、鉄骨梁3のフランジ部31
から所謂てこ反力として柱2に伝達されて、該柱2には
曲げモーメントが生じる。これによって、柱2には、そ
の梁取付部2aに接合された鉄骨梁3の上下の外面3
c、3cと接する部分近傍に配置する形の図1に示す隅
角部9に特に集中して圧縮力Gが作用せんとする。する
と、鉄骨梁3には該鉄骨梁3における柱2中に埋設され
た部分に、その各々が上下方向に高さL1をなす形のチ
ャンネル7が、該チャンネル7の背面7aを柱2の側面
2cに整合させて鉄骨梁3の上下の外面3c、3cに突
設された形で、即ち各々のチャンネル7が柱梁接合部で
ある梁取付部2aに接した位置に突出する形でここに設
けられているところから、該鉄骨梁3に作用した荷重F
1は各チャンネル7を介して該チャンネル7の高さL1
分だけ該チャンネル7が形成している補強領域2bに向
けて応力分散される形になる。これによって、柱2中に
おける隅角部9に、鉄骨梁3に作用した荷重F1に起因
する応力が集中することなく、荷重F1は、チャンネル
7が柱2の内部に形成している補強領域2bによって、
無理なく的確に応力支持される。なお、同一高さ上に配
置して1ヶの補強領域2bを形成している4ヶのチャン
ネル7は、その各々の溝7sを柱2における内方側であ
る矢印N方向側に向けた形で配設されているところか
ら、該柱2に生じるモーメントは、柱2において支圧破
壊の危険性がより少ないその内方側である補強領域2b
に向けて放射状に分散する形で効率的に分散されて、該
補強領域2bにおいて広範囲に支持される形になる。こ
れによって、柱2は鉄骨梁3に生じた荷重F1に起因す
るモーメントが隅角部9に圧縮力Gとして集中して、該
圧縮力集中箇所が局所的に支圧破壊する形になるように
柱2が圧壊する危険性から回避される。即ち柱2におけ
る隅角部9が欠けて、該柱2に断面欠損箇所が形成され
たり、構造物1における柱2と鉄骨梁3の接合部分の剛
性が変化したりしまうことはなく、柱2は、鉄骨梁3に
生じた荷重F1を、各補強領域2bに有効に分散させ
て、該荷重F1を常に好適に支持することが出来る。な
お、本実施例においては、梁取付部2aに接合された鉄
骨梁3の全ての上下の外面3c、3cに、柱2中におけ
る梁取付部2aに接する位置に突出する形で、それぞれ
チャンネル7が突設されているところから、矢印A、B
方向或いは矢印C、D方向のいずれに伸延する鉄骨梁3
から荷重F1が作用する場合においても、これ等に同等
に対応して、柱2はこれが圧壊することなく、常に有効
に荷重F1を支持することが出来る。
【0013】なお、上述した実施例においては、鉄骨梁
3における柱2に埋設された部分の上下の外面3cのそ
れぞれに、図2に示すようにC型断面に形成されたチャ
ンネル7が、その各々の溝7sを柱2の内方側である矢
印N方向側に向けた形で、外面3c上に所定の高さL1
をなすよう突設されている例を述べたが、鉄骨梁3に
は、図4又は図5に示すように、応力伝達補助部材とし
て、その各々の断面形状がT型をなすT型鋼片17が、
その各々のフランジ部171が形成している背面17a
を柱2の側面2cに面一に整合させて、該フランジ部1
71の背面17aと背向する側に設けられたリブ部17
2を柱2の内方側である矢印N方向側に向けた形で、即
ち図5同一高さ上に配置している4ヶのT型鋼片17に
よって柱2の内部に補強領域2bを形成する形で、該鉄
骨梁3の上下の外面3c、3cに溶接等により固定一体
化されて、梁取付部2aに接する位置に突出するようこ
こに高さL1をなす形でそれぞれ突設されている場合も
ある。すると、図4又は図5に示す鉄骨梁3に生じた荷
重F1は、既に述べたように鉄骨梁3のフランジ部31
から所謂てこ反力として柱2に伝達されて、該柱2には
曲げモーメントが生じるが、この際、図4に示す柱・梁
接合構造においては、先に述べたチャンネル7と同様に
フランジ部31の外面3cに突設されたT型鋼片17を
介して、該荷重F1が柱2における内方側である矢印N
方向側に向けて、即ち該T型鋼片17が柱2の内部に形
成している補強領域2bに向けて分散される形になる。
これによって、鉄骨梁3に生じた荷重F1に起因して柱
2に作用する圧縮力Gは、該柱2の隅角部9に集中する
ことなく、該T型鋼片17の高さL1に対応した上下方
向幅分の補強領域2bに分散されて、柱2は、その隅角
部9が圧縮力Gによって圧壊することなく荷重F1を、
該補強領域2bにおいて好適に支持することが出来る。
この際、鉄骨梁3の上下の各外面3cに突設された各T
型鋼片17は、そのフランジ部171が柱2の側面2c
と面一に整合した形になっていることによって、そのリ
ブ部172が鉄骨梁3の図5に示すウエブ部32と、フ
ランジ部171を挟んで整合した位置に配置した状態に
なっているところから、鉄骨梁3に作用した荷重F1
は、該ウエブ部32からフランジ部171を介してリブ
部172に確実に伝達されることが出来、これによっ
て、補強領域2bは、荷重F1に起因する圧縮力Gを、
その全域において均等に支持することが出来る。
3における柱2に埋設された部分の上下の外面3cのそ
れぞれに、図2に示すようにC型断面に形成されたチャ
ンネル7が、その各々の溝7sを柱2の内方側である矢
印N方向側に向けた形で、外面3c上に所定の高さL1
をなすよう突設されている例を述べたが、鉄骨梁3に
は、図4又は図5に示すように、応力伝達補助部材とし
て、その各々の断面形状がT型をなすT型鋼片17が、
その各々のフランジ部171が形成している背面17a
を柱2の側面2cに面一に整合させて、該フランジ部1
71の背面17aと背向する側に設けられたリブ部17
2を柱2の内方側である矢印N方向側に向けた形で、即
ち図5同一高さ上に配置している4ヶのT型鋼片17に
よって柱2の内部に補強領域2bを形成する形で、該鉄
骨梁3の上下の外面3c、3cに溶接等により固定一体
化されて、梁取付部2aに接する位置に突出するようこ
こに高さL1をなす形でそれぞれ突設されている場合も
ある。すると、図4又は図5に示す鉄骨梁3に生じた荷
重F1は、既に述べたように鉄骨梁3のフランジ部31
から所謂てこ反力として柱2に伝達されて、該柱2には
曲げモーメントが生じるが、この際、図4に示す柱・梁
接合構造においては、先に述べたチャンネル7と同様に
フランジ部31の外面3cに突設されたT型鋼片17を
介して、該荷重F1が柱2における内方側である矢印N
方向側に向けて、即ち該T型鋼片17が柱2の内部に形
成している補強領域2bに向けて分散される形になる。
これによって、鉄骨梁3に生じた荷重F1に起因して柱
2に作用する圧縮力Gは、該柱2の隅角部9に集中する
ことなく、該T型鋼片17の高さL1に対応した上下方
向幅分の補強領域2bに分散されて、柱2は、その隅角
部9が圧縮力Gによって圧壊することなく荷重F1を、
該補強領域2bにおいて好適に支持することが出来る。
この際、鉄骨梁3の上下の各外面3cに突設された各T
型鋼片17は、そのフランジ部171が柱2の側面2c
と面一に整合した形になっていることによって、そのリ
ブ部172が鉄骨梁3の図5に示すウエブ部32と、フ
ランジ部171を挟んで整合した位置に配置した状態に
なっているところから、鉄骨梁3に作用した荷重F1
は、該ウエブ部32からフランジ部171を介してリブ
部172に確実に伝達されることが出来、これによっ
て、補強領域2bは、荷重F1に起因する圧縮力Gを、
その全域において均等に支持することが出来る。
【0014】また、上述した実施例では、チャンネル
7、T型鋼片17等の応力伝達補助部材は、その背面7
a、17aを柱2の側面2cに面一に整合させた形で、
鉄骨梁3の上下の各外面3cに突設されている例を述べ
たが、チャンネル7、T型鋼片17等の応力伝達補助部
材は、図6に示すように、例えばチャンネル7の場合は
その溝7sを柱2の内方側である矢印N方向側に向け
て、その背面7aが柱2の側面2cより内方側に配置す
る形で、梁取付部2aの上下に位置する該柱2中に埋設
されていても良い。こうして、チャンネル7等を側面2
cより内方側の柱2中に埋設配置させることによって、
図6斜線で示すように同一高さ上に配置している4ヶの
チャンネル7は補強領域2bを、応力分散領域として、
側面2cより内方側の柱2中に形成する。これによっ
て、該補強領域2bの周囲には、該補強領域2bを構成
しているチャンネル7の外側と柱2の側面2cとの間
に、図6一点鎖線で示すように、柱2の前記フープ筋2
2を配筋するスペースが、梁取付部2aの上下それぞれ
に形成される。また、同時に、柱2中における梁取付部
2aの上下それぞれに接する部分に、図6一点鎖線で長
方形状に示す補強フープ筋11を、その長手方向を矢印
A、B方向又は矢印C、D方向にそれぞれ向けた形で配
筋するべきスペースが形成される。そこで、こうして形
成されたスペースを有効に利用して、梁取付部2aの上
下に接して配置することによって鉄骨梁3に作用する荷
重F1を支持すべき補強領域2b周囲に、フープ筋22
或いは補強フープ筋11を、水平方向に引っ張り強度を
発現し得る配筋として、所定数量配筋すれば、これによ
って、柱2における鉄骨梁3が接合された部分を、該フ
ープ筋22或いは補強フープ筋11の引っ張り強度を介
して拘束する形で、柱2の圧壊をさらに一層確実に防止
した状態にして、該柱2が、鉄骨梁3に生じる大きな荷
重F1を、該荷重F1に起因する圧縮力Gの隅角部9へ
の集中によってここが支圧破壊することなく、有効に支
持することが出来る。また、このように背面7aが側面
2cより内方側に配置する形でチャンネル7を柱2中に
埋設設置することによって、該背面7a部分を耐火被覆
する必要がなくなり、また、鉄骨梁3上に打設構築され
るスラブとチャンネル7が位置的に干渉することなく、
該チャンネル7の高さL1を任意の高さにして、補強領
域2bの範囲を十分広げることが可能となる。なお、図
6に示し上述したのは、チャンネル7を柱2の内方側に
埋設設置した場合の例であるが、T型鋼片17を、その
背面17aが側面2cより内方側である矢印N方向側に
配置する形で柱2中に埋設設置した場合においても、上
述したと全く同様の効果を得ることが出来るのは勿論で
ある。
7、T型鋼片17等の応力伝達補助部材は、その背面7
a、17aを柱2の側面2cに面一に整合させた形で、
鉄骨梁3の上下の各外面3cに突設されている例を述べ
たが、チャンネル7、T型鋼片17等の応力伝達補助部
材は、図6に示すように、例えばチャンネル7の場合は
その溝7sを柱2の内方側である矢印N方向側に向け
て、その背面7aが柱2の側面2cより内方側に配置す
る形で、梁取付部2aの上下に位置する該柱2中に埋設
されていても良い。こうして、チャンネル7等を側面2
cより内方側の柱2中に埋設配置させることによって、
図6斜線で示すように同一高さ上に配置している4ヶの
チャンネル7は補強領域2bを、応力分散領域として、
側面2cより内方側の柱2中に形成する。これによっ
て、該補強領域2bの周囲には、該補強領域2bを構成
しているチャンネル7の外側と柱2の側面2cとの間
に、図6一点鎖線で示すように、柱2の前記フープ筋2
2を配筋するスペースが、梁取付部2aの上下それぞれ
に形成される。また、同時に、柱2中における梁取付部
2aの上下それぞれに接する部分に、図6一点鎖線で長
方形状に示す補強フープ筋11を、その長手方向を矢印
A、B方向又は矢印C、D方向にそれぞれ向けた形で配
筋するべきスペースが形成される。そこで、こうして形
成されたスペースを有効に利用して、梁取付部2aの上
下に接して配置することによって鉄骨梁3に作用する荷
重F1を支持すべき補強領域2b周囲に、フープ筋22
或いは補強フープ筋11を、水平方向に引っ張り強度を
発現し得る配筋として、所定数量配筋すれば、これによ
って、柱2における鉄骨梁3が接合された部分を、該フ
ープ筋22或いは補強フープ筋11の引っ張り強度を介
して拘束する形で、柱2の圧壊をさらに一層確実に防止
した状態にして、該柱2が、鉄骨梁3に生じる大きな荷
重F1を、該荷重F1に起因する圧縮力Gの隅角部9へ
の集中によってここが支圧破壊することなく、有効に支
持することが出来る。また、このように背面7aが側面
2cより内方側に配置する形でチャンネル7を柱2中に
埋設設置することによって、該背面7a部分を耐火被覆
する必要がなくなり、また、鉄骨梁3上に打設構築され
るスラブとチャンネル7が位置的に干渉することなく、
該チャンネル7の高さL1を任意の高さにして、補強領
域2bの範囲を十分広げることが可能となる。なお、図
6に示し上述したのは、チャンネル7を柱2の内方側に
埋設設置した場合の例であるが、T型鋼片17を、その
背面17aが側面2cより内方側である矢印N方向側に
配置する形で柱2中に埋設設置した場合においても、上
述したと全く同様の効果を得ることが出来るのは勿論で
ある。
【0015】さらに、チャンネル7やT型鋼片17に
は、図7及び図8に示すように、その材軸方向を該チャ
ンネル7又はT型鋼片17が突設される各々の鉄骨梁7
の材軸方向と交差する水平方向に向けた形の差筋12
が、チャンネル7においては図7に示すようにウエブ部
72を挟んだ一対のフランジ部71、71を連通する形
で、T型鋼片17においては図8に示すようにリブ17
2を貫通する形で、上下に2本づつの該差筋12が装着
されている場合もある。すると、チャンネル7、T型鋼
片17は、先に述べたように、鉄骨梁3に生じる荷重F
1を補強領域2bに分散させて、該荷重F1に起因する
圧縮力Gが柱2の隅角部9に集中してここが圧壊するの
を有効に防止することが出来る一方で、該チャンネル
7、T型鋼片17における柱2に対する定着、拘束性を
高めて、即ちチャンネル7、T型鋼片17と柱2を構成
しているコンクリートとの一体性をより高めた状態で、
該柱2及び鉄骨梁3による構造部分を、より一層適格な
る荷重支持状態にすることを可能にする。即ち、鉄骨梁
3に作用した荷重F1に起因するモーメントが柱2に圧
縮方向に作用する場合には、チャンネル7、T型鋼片1
7は、圧縮力Gを柱2における内方側である矢印N方向
側に配置する補強領域2bに向けて放射状に分散させた
形で、該補強領域2bが該荷重F1を支持するのは勿論
であるが、鉄骨梁3から柱2に引っ張り方向の力が作用
した場合には、該チャンネル7、T型鋼片17等による
応力分散効果は変わらない侭、差筋12のそれぞれがア
ンカリング効果を発現する形で、該チャンネル7、T型
鋼片17が柱2中に一体に埋設された状態を維持するこ
とが出来、これによって、鉄骨梁3はその柱2との接合
状態が分離されることなく、柱2は、該鉄骨梁3の荷重
F1を常に一層確実な状態で支持することが出来る。
は、図7及び図8に示すように、その材軸方向を該チャ
ンネル7又はT型鋼片17が突設される各々の鉄骨梁7
の材軸方向と交差する水平方向に向けた形の差筋12
が、チャンネル7においては図7に示すようにウエブ部
72を挟んだ一対のフランジ部71、71を連通する形
で、T型鋼片17においては図8に示すようにリブ17
2を貫通する形で、上下に2本づつの該差筋12が装着
されている場合もある。すると、チャンネル7、T型鋼
片17は、先に述べたように、鉄骨梁3に生じる荷重F
1を補強領域2bに分散させて、該荷重F1に起因する
圧縮力Gが柱2の隅角部9に集中してここが圧壊するの
を有効に防止することが出来る一方で、該チャンネル
7、T型鋼片17における柱2に対する定着、拘束性を
高めて、即ちチャンネル7、T型鋼片17と柱2を構成
しているコンクリートとの一体性をより高めた状態で、
該柱2及び鉄骨梁3による構造部分を、より一層適格な
る荷重支持状態にすることを可能にする。即ち、鉄骨梁
3に作用した荷重F1に起因するモーメントが柱2に圧
縮方向に作用する場合には、チャンネル7、T型鋼片1
7は、圧縮力Gを柱2における内方側である矢印N方向
側に配置する補強領域2bに向けて放射状に分散させた
形で、該補強領域2bが該荷重F1を支持するのは勿論
であるが、鉄骨梁3から柱2に引っ張り方向の力が作用
した場合には、該チャンネル7、T型鋼片17等による
応力分散効果は変わらない侭、差筋12のそれぞれがア
ンカリング効果を発現する形で、該チャンネル7、T型
鋼片17が柱2中に一体に埋設された状態を維持するこ
とが出来、これによって、鉄骨梁3はその柱2との接合
状態が分離されることなく、柱2は、該鉄骨梁3の荷重
F1を常に一層確実な状態で支持することが出来る。
【0016】さらに、鉄骨梁3に設けられるチャンネル
7、T型鋼片17等の応力伝達補助部材は、これが柱梁
接合部である梁取付部2aに接した位置に突出する形で
設けられる限りにおいて、その各々の形状を選択的に変
更することによって、応力伝達範囲及びその方向を任意
の領域中に分散させることが可能である。例えば、図9
に示すように、図2又は図3に示すチャンネル7の上側
に蓋状部材12を溶接したものを用いたり、或いは図1
0に示すように、その溝7sを塞ぐように配置する形で
一対のフランジ部71、71にバンド状プレート15を
懸架して溶接したものを用いたり、さらには、図11に
示すように、その背面7aを構成しているウエブ部72
が台形形状をなす形でテーパ状に形成されたチャンネル
7や、その他のものが選択的に用いられて良い。これに
よって、柱2を拘束したり、該柱2自体を補強したり、
或いは柱2と鉄骨梁3の接合状態を高めたりして、鉄骨
梁3に作用した荷重F1を柱2が最も効率的に支持し得
る領域中に分散させた状態で、これを確実に柱2に支持
させることが、両者2、3の接合状態並びにその施工性
を損なうことなく、効率的に行われ得る。そして、大き
な荷重F1が鉄骨梁3に作用しても、柱2の特に隅角部
9が圧壊することなく、該荷重F1を常に好適に支持す
るような、堅固な構造物1を得ることが可能となる。な
お、柱梁接合部を構成している梁取付部2aに接合され
る鉄骨梁3は、必ずしも上述した実施例のように、柱2
の4ヶの側面2cのいずれもから突出するようにここに
接合されている必要はない。また、本発明は、鉄骨材か
らなる梁を用いる物に適用されるものであり、当該鉄骨
材からなる梁とは、その断面形状がI型をなす形の鉄骨
梁3に限定されるものではない。
7、T型鋼片17等の応力伝達補助部材は、これが柱梁
接合部である梁取付部2aに接した位置に突出する形で
設けられる限りにおいて、その各々の形状を選択的に変
更することによって、応力伝達範囲及びその方向を任意
の領域中に分散させることが可能である。例えば、図9
に示すように、図2又は図3に示すチャンネル7の上側
に蓋状部材12を溶接したものを用いたり、或いは図1
0に示すように、その溝7sを塞ぐように配置する形で
一対のフランジ部71、71にバンド状プレート15を
懸架して溶接したものを用いたり、さらには、図11に
示すように、その背面7aを構成しているウエブ部72
が台形形状をなす形でテーパ状に形成されたチャンネル
7や、その他のものが選択的に用いられて良い。これに
よって、柱2を拘束したり、該柱2自体を補強したり、
或いは柱2と鉄骨梁3の接合状態を高めたりして、鉄骨
梁3に作用した荷重F1を柱2が最も効率的に支持し得
る領域中に分散させた状態で、これを確実に柱2に支持
させることが、両者2、3の接合状態並びにその施工性
を損なうことなく、効率的に行われ得る。そして、大き
な荷重F1が鉄骨梁3に作用しても、柱2の特に隅角部
9が圧壊することなく、該荷重F1を常に好適に支持す
るような、堅固な構造物1を得ることが可能となる。な
お、柱梁接合部を構成している梁取付部2aに接合され
る鉄骨梁3は、必ずしも上述した実施例のように、柱2
の4ヶの側面2cのいずれもから突出するようにここに
接合されている必要はない。また、本発明は、鉄骨材か
らなる梁を用いる物に適用されるものであり、当該鉄骨
材からなる梁とは、その断面形状がI型をなす形の鉄骨
梁3に限定されるものではない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
鉄筋コンクリート材からなる柱2に鉄骨材からなる鉄骨
梁3等の梁を、両者が梁取付部2a等の柱梁接合部で交
差する形で接合してなる柱・梁接合構造において、前記
梁にチャンネル7、T型鋼片17等の応力伝達補助部材
を、前記柱2中の前記柱梁接合部に接した位置に突出す
る形で設け、前記応力伝達補助部材を介して前記柱2の
内部に補強領域2b等の応力分散領域を形成して構成し
たので、応力伝達補助部材が、梁から柱2に作用する応
力を応力分散領域2b中に分散することが出来る。従っ
て、柱梁接合部において柱2に接合された梁に作用する
荷重は、所謂てこ反力として該柱梁接合部に接した柱2
の内部に圧縮力G等の圧縮方向の力として作用せんとす
るが、この際梁から柱2に作用する応力は、柱2と梁3
との接合箇所の一点に集中することなく、応力伝達補助
部材を介して応力分散領域中に分散されることになるた
めに、当該柱2中に作用する圧縮方向の力は、応力分散
領域全体で分散支持されることになる。故に、柱2は、
柱梁接合部に接してその支圧破壊の危険性が特に高い隅
角部9等の隅角部に応力が集中して、該隅角部が圧壊す
る危険性から回避されて、柱梁接合部に接した位置にお
ける柱2の内部に応力伝達補助部材を介して選択的に形
成された応力分散領域において、梁の荷重を広範囲に支
持することが可能となる。即ち、柱2は、梁に設けられ
た応力伝達補助部材によって、特にその隅角部の圧壊が
効果的に防止された形になるために、該隅角部が剪断し
て欠けることなく、柱梁接合部の剛性が常に一定に保持
された状態が維持される。また、柱2は、その柱梁接合
部に接した付近に該柱2が圧壊することに起因する断面
欠損が生じる危険性はなく、常時梁からの応力を的確に
伝達されて、該梁に作用する荷重を好適に支持すること
が出来る。従って本発明によれば、鉄筋コンクリート造
と鉄骨造の両者の長所を活かした柱・梁構造による構造
物を構築提供することが、柱2における特に隅角部の圧
壊の危険性なく効果的に出来る。
鉄筋コンクリート材からなる柱2に鉄骨材からなる鉄骨
梁3等の梁を、両者が梁取付部2a等の柱梁接合部で交
差する形で接合してなる柱・梁接合構造において、前記
梁にチャンネル7、T型鋼片17等の応力伝達補助部材
を、前記柱2中の前記柱梁接合部に接した位置に突出す
る形で設け、前記応力伝達補助部材を介して前記柱2の
内部に補強領域2b等の応力分散領域を形成して構成し
たので、応力伝達補助部材が、梁から柱2に作用する応
力を応力分散領域2b中に分散することが出来る。従っ
て、柱梁接合部において柱2に接合された梁に作用する
荷重は、所謂てこ反力として該柱梁接合部に接した柱2
の内部に圧縮力G等の圧縮方向の力として作用せんとす
るが、この際梁から柱2に作用する応力は、柱2と梁3
との接合箇所の一点に集中することなく、応力伝達補助
部材を介して応力分散領域中に分散されることになるた
めに、当該柱2中に作用する圧縮方向の力は、応力分散
領域全体で分散支持されることになる。故に、柱2は、
柱梁接合部に接してその支圧破壊の危険性が特に高い隅
角部9等の隅角部に応力が集中して、該隅角部が圧壊す
る危険性から回避されて、柱梁接合部に接した位置にお
ける柱2の内部に応力伝達補助部材を介して選択的に形
成された応力分散領域において、梁の荷重を広範囲に支
持することが可能となる。即ち、柱2は、梁に設けられ
た応力伝達補助部材によって、特にその隅角部の圧壊が
効果的に防止された形になるために、該隅角部が剪断し
て欠けることなく、柱梁接合部の剛性が常に一定に保持
された状態が維持される。また、柱2は、その柱梁接合
部に接した付近に該柱2が圧壊することに起因する断面
欠損が生じる危険性はなく、常時梁からの応力を的確に
伝達されて、該梁に作用する荷重を好適に支持すること
が出来る。従って本発明によれば、鉄筋コンクリート造
と鉄骨造の両者の長所を活かした柱・梁構造による構造
物を構築提供することが、柱2における特に隅角部の圧
壊の危険性なく効果的に出来る。
【図1】本発明による柱・梁接合構造の一実施例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1に示す柱・梁接合構造に用いられる補強鉄
筋と応力伝達補助部材の配設様態の一例を示す平面図で
ある。
筋と応力伝達補助部材の配設様態の一例を示す平面図で
ある。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図1に示す柱・梁構造に用いられる補強鉄筋と
応力伝達補助部材の配設様態の別の例を示す平面図であ
る。
応力伝達補助部材の配設様態の別の例を示す平面図であ
る。
【図5】図4の側面図である。
【図6】図1に示す柱・梁構造に用いられる補強鉄筋と
応力伝達補助部材の配設様態のさらに別の例を示す平面
図である。
応力伝達補助部材の配設様態のさらに別の例を示す平面
図である。
【図7】本発明による柱・梁構造に用いられる応力伝達
補助部材の別の例を示す斜視図である。
補助部材の別の例を示す斜視図である。
【図8】本発明による柱・梁構造に用いられる応力伝達
補助部材のさらに別の例を示す斜視図である。
補助部材のさらに別の例を示す斜視図である。
【図9】本発明による柱・梁構造に用いられる応力伝達
補助部材のさらに別の例を示す斜視図である。
補助部材のさらに別の例を示す斜視図である。
【図10】本発明による柱・梁構造に用いられる応力伝
達補助部材のさらに別の例を示す斜視図である。
達補助部材のさらに別の例を示す斜視図である。
【図11】本発明による柱・梁構造に用いられる応力伝
達補助部材のさらに別の例を示す斜視図である。
達補助部材のさらに別の例を示す斜視図である。
2……柱 2a……柱梁接合部(梁取付部) 2b……応力分散領域(補強領域) 3……梁(鉄骨梁) 7……応力伝達補助部材(チャンネル) 17……応力伝達補助部材(T型鋼片)
Claims (1)
- 【請求項1】鉄筋コンクリート材からなる柱に鉄骨材か
らなる梁を、両者が柱梁接合部で交差する形で接合して
なる柱・梁接合構造において、 前記梁に応力伝達補助部材を、前記柱中の前記柱梁接合
部に接した位置に突出する形で設け、 前記応力伝達補助部材を介して前記柱の内部に応力分散
領域を形成して構成した、柱・梁接合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13257593A JPH06316962A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 柱・梁接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13257593A JPH06316962A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 柱・梁接合構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06316962A true JPH06316962A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=15084531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13257593A Pending JPH06316962A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | 柱・梁接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06316962A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010078528A (ko) * | 2000-01-08 | 2001-08-21 | 이원호 | 철근콘크리트 기둥과 프리플렉스 보의 강접합 방식 |
JP2006283524A (ja) * | 2005-04-05 | 2006-10-19 | Takenaka Komuten Co Ltd | 鉄筋コンクリート造柱と鉄骨梁の柱梁接合部のせん断補強構造 |
JP2008163630A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Ps Mitsubishi Construction Co Ltd | 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の仕口構造 |
-
1993
- 1993-05-10 JP JP13257593A patent/JPH06316962A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010078528A (ko) * | 2000-01-08 | 2001-08-21 | 이원호 | 철근콘크리트 기둥과 프리플렉스 보의 강접합 방식 |
JP2006283524A (ja) * | 2005-04-05 | 2006-10-19 | Takenaka Komuten Co Ltd | 鉄筋コンクリート造柱と鉄骨梁の柱梁接合部のせん断補強構造 |
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