JPH06316854A - 刺繍枠 - Google Patents

刺繍枠

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Publication number
JPH06316854A
JPH06316854A JP10688193A JP10688193A JPH06316854A JP H06316854 A JPH06316854 A JP H06316854A JP 10688193 A JP10688193 A JP 10688193A JP 10688193 A JP10688193 A JP 10688193A JP H06316854 A JPH06316854 A JP H06316854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
inner frame
cloth
groove
synthetic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10688193A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Kimura
忠 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP10688193A priority Critical patent/JPH06316854A/ja
Publication of JPH06316854A publication Critical patent/JPH06316854A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂材料からなる刺繍枠に於いて、布2
を繰り返し着脱してもその布2の滑り止めである天然ゴ
ム、合成ゴムまたは熱可塑性エラストマー等の弾性体5
が離脱せず、かつ枠のソリやヒケにより内枠1、外枠3
を組み合わせても隙間がなく布2を強固に保持する。 【構成】 この目的を達成するために、本発明の刺繍枠
は 合成樹脂材料からなる内枠1と、その内枠1との間
で布2を挟む合成樹脂材料からなる外枠3と、その外枠
3または内枠1の少なくとも一方に於て、相対向する側
に開口4aを有すると共にその開口端よりも内側が広い
断面形状を有し、枠の全周に渡って環状の溝4が形成さ
れる。その溝4には、その溝形状に合致した形状を有
し、外枠3に向かって突出する接触部5aをもつ弾性体
が嵌合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刺繍枠に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、実公昭56−27268号公報に
示されるような刺繍枠が提供されている。
【0003】この刺繍枠は、図3に示すように、合成樹
脂材料からなる内枠26の外周部に於いて、断面が欠け
た円形状溝22が全周に渡って環状に形成され、その溝
22に布30の滑りを防止するための天然ゴム材料また
は合成ゴム材料からなる断面が円形状をなす弾性体24
が圧入により嵌着されている。この時、弾性体24の中
心25がその内枠26の外周壁面27より内側に位置す
ることで抜け止めとなっている。布30は、上述の内枠
26と外枠28とにより挟み込まれ、その弾性体24の
作用も手伝って張られた状態で保持されるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様な合成樹脂材料からなる刺繍枠は、内枠26を作製
後、弾性体24をその弾性圧縮により内枠26の溝22
中に圧入嵌着する為、内枠26と弾性体24とが嵌合す
る形状に制限があり大きく嵌合部を設けることが出来
ず、このため、布30を繰り返し脱着する際、弾性体2
4がその内枠26の溝22から離脱しやすい問題があっ
た。
【0005】また、溝22の断面が、欠けた円形状であ
り制限されていたため、内枠24が、厚肉、かつ不均一
な肉厚であった。そのため、成形加工時に於いて合成樹
脂材料が溶融状態から固形化する際に生じる収縮により
発生する内部歪により、ソリやヒケなどが生じ、枠の寸
法精度が出しにくく、外枠28と内枠26との間に隙間
が生じ布30が滑るなどの問題があった。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、合成樹脂材料からなる刺繍枠に
設置された弾性体が枠から離脱することなく、また、そ
の刺繍枠の寸法精度を出すことができ、強固に布を挟み
込むことができる刺繍枠を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の刺繍枠では、合成樹脂材料からなる内枠
と、その内枠との間で布を挟む合成樹脂材料からなる外
枠と、その外枠または内枠の少なくとも一方の側に形成
され、且つ相対向する側に開口を有すると共にその開口
端よりも内側部が広い断面形状を有し、枠の全周に渡っ
て延びる環状の溝と、その溝に嵌合されると共にその溝
形状に合致した形状を有し、且つ溝の前記開口より対向
する枠に向かって突出する接触部をもつ弾性体とを備え
ている。
【0008】
【作用】上記の構成を有する本発明の刺繍枠は、合成樹
脂材料からなる内枠及び外枠からなり、その間に布を挟
みこむ。その外枠または内枠の少なくとも一方の側に
は、相対向する側に開口を有すると共にその開口端より
も内側が広い断面形状を有し、枠の全周に渡って延びる
環状の溝が形成されている。その溝には、その溝形状に
合致した形状を有する弾性体が嵌合され、その弾性体に
は前記開口より対向する枠に向かって突出する接触部が
形状されている。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面を参
照して説明する。
【0010】実施例1 図1に於て、刺繍枠は、合成樹脂材料からなる内枠1
と、その内枠1との間で布2を挟む合成樹脂材料からな
る外枠3とからなる。その内枠1には、前記外枠3と対
向する側に開口4aを有すると共にその開口端よりも内
側部が広い断面形状を有する嵌合部4bをなし、内枠1
の全周に渡って延びる環状の溝4が形成されている。そ
の溝4には、布2の滑り止めの為に、その溝形状に合致
した形状を有する天然ゴム、合成ゴムまたは熱可塑性エ
ラストマー材料等からなる弾性体5が嵌合されている。
その弾性体5には、前記開口4aより対向する前記外枠
3に向かって突出する接触部5aが形成されている。
【0011】この内枠1は、枠材料の合成樹脂材料と、
弾性体5としての滑り止め用材料の熱可塑性エラストマ
ー材料を押出成形加工により、共押出して同時に成形し
て得た棒状の部材を加熱して枠形状に加工し、その両端
部を接合して環形状を形成することによって作られる。
【0012】尚、上記の内枠1と弾性体5が、組み合わ
された枠部材は、上記の様に共押出して同時に成形する
他に、内枠1と天然ゴムまたは合成ゴムまたは熱可塑性
エラストマーを材料とした弾性体11をそれぞれ別個に
成形した後から、内枠1の溝4に断面方向から滑り込ま
せて組み合わせるこによって作ることも出来る。
【0013】前述の加工方法によりその弾性体5の断面
形状は制限されることなく開口端よりも内側を広くする
ことができ、そのため、内枠1に強固に嵌合するための
嵌合部4bを持つことが可能になる。また、この内枠1
の外周部には、弾性体5が嵌着する為の嵌合部4bを持
つ溝7を有することで、その溝7が内枠1に対しての肉
盗みとなり内枠1のソリやヒケを少なくできる。このた
め、内枠1は、刺繍枠としての寸法精度が優れたものを
得ることができる。
【0014】更に、内枠1は、嵌合部4bをもつことに
より弾性体4bと内枠1とを強固に嵌合でき、布2の繰
り返しの脱着でも弾性体5が内枠1から離脱しない。前
述の内枠1と合成樹脂材料からなる外枠5によって布3
を強固に固定できる。
【0015】尚、上記実施例において、内枠1の円周部
に弾性体5を設置する代わりに、外枠1の内側に設置し
てもよいし、または内枠1の内側と外枠5の内側の両方
に設置してもよい。
【0016】実施例2 上記実施例1において合成樹脂材料からなる内枠1に有
する溝4と弾性体5との形状は、図1に示すように、必
ずしも完全に合致する必要は無く、図2に示すように、
必要によっては、溝4と弾性体5との間に空間6が有っ
てもよい。換言するならば、略両者が合致する形状であ
ればよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の刺繍枠は、寸法精度がよく、且つ布の滑り止め
用弾性体により布を強固に保持でき、また、その滑り止
め用弾性体が、布の繰り返しの脱着によっても、刺繍枠
から離脱しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の刺繍枠の実施例1の構成を示し
た断面図である。
【図2】図2は本発明の刺繍枠の実施例2の構成を示し
た断面図である。
【図3】図3は従来技術の刺繍枠の構成を示した断面図
である。
【符号の説明】
1 内枠 2 布 3 外枠 4 溝 5 弾性体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂材料からなる内枠と、 その内枠との間で布を挟む合成樹脂材料からなる外枠
    と、 その外枠または内枠の少なくとも一方の側に形成され、
    且つ相対向する側に開口を有すると共にその開口端より
    も内側部が広い断面形状を有し、枠の全周に渡って延び
    る環状の溝と、 その溝に嵌合されると共にその溝形状に合致した形状を
    有し、且つ溝の前記開口より対向する枠に向かって突出
    する接触部をもつ弾性体とを備えた刺繍枠。
JP10688193A 1993-05-07 1993-05-07 刺繍枠 Pending JPH06316854A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10688193A JPH06316854A (ja) 1993-05-07 1993-05-07 刺繍枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10688193A JPH06316854A (ja) 1993-05-07 1993-05-07 刺繍枠

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Publication Number Publication Date
JPH06316854A true JPH06316854A (ja) 1994-11-15

Family

ID=14444853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10688193A Pending JPH06316854A (ja) 1993-05-07 1993-05-07 刺繍枠

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JP (1) JPH06316854A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100589558B1 (ko) * 2005-11-01 2006-06-19 주식회사 휴먼텍스 원단 이송장치의 원단 미끄럼 방지 장치
JP2007297747A (ja) * 2006-05-02 2007-11-15 Barudan Co Ltd 刺繍加工用平枠
US9976240B2 (en) 2014-02-26 2018-05-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Embroidery frame
CN114855379A (zh) * 2022-04-29 2022-08-05 常州纺织服装职业技术学院 一种便于张紧绣布的刺绣架

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