JPH06314723A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH06314723A
JPH06314723A JP10163593A JP10163593A JPH06314723A JP H06314723 A JPH06314723 A JP H06314723A JP 10163593 A JP10163593 A JP 10163593A JP 10163593 A JP10163593 A JP 10163593A JP H06314723 A JPH06314723 A JP H06314723A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】実装された半導体チップからこの半導体チップ
が支障なく分離でき,さらにこの半導体チップが容易に
再実装できる構造のバンプを有する半導体チップからな
る半導体装置,およびその製造方法を提供する。 【構成】配線層115の所定部分には、第1のバンプ1
06,接着層107,および第2のバンプ108からな
る積層構造のバンプが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置及びその製造
方法に関し、特にバンプを有する半導体装置及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のバンプを有する半導体チップから
なる従来の半導体装置では、バンプの上面は概略平坦な
面からなる。このような半導体チップは、例えばTAB
実装に供せられる。これらのバンプは一般に金により構
成されるため、半導体チップの製造原価に占るバンプの
製造原価は大きな比率となり、通常の(バンプを有さな
い)半導体チップの製造原価に比べてこのような半導体
チップの製造原価が極めて高いものになる。
【0003】このため、半導体チップ自体が良品である
が、TAB実装により不良(組み立て不良)となった場
合、この半導体チップは再実装されることが好ましくな
る。(第1のインナリードが接続された第1の樹脂シー
トが連続してなる)第1のフィルムキャリアの第1のイ
ンナリードにバンプがボンディング(TAB実装)され
た後,もしくはこの第1のフィルムキャリアが個々の第
1の樹脂シートに切断さて個々のTAB実装品(第1の
インナリードと第1の樹脂シートと半導体チップとから
なる)に分断された後に不良が発見された場合、不良と
なったTAB実装品の第1のインナリードと半導体チッ
プとが分離される。その後、この半導体チップは、(第
2のインナリードが接続された第2の樹脂シートが連続
してなる)第2のフィルムキャリアに再びTAB実装さ
れる。しかしながら、第2のフィルムキャリアに接続さ
れた第2のインナリードにこのような半導体チップのバ
ンプを再ボンディングすることは困難である。これは、
第1のインナリードと半導体チップとの分離が完全に行
なわれず、いくつかのバンプに第1のインナリードが接
続されたまま残されたり、あるいは逆に、いくつかのバ
ンプの一部が第1のインナリードに付着して半導体チッ
プから剥されてバンプの変形,もしくは破壊が起るため
である。
【0004】上記問題の解決手段が、特開平3−584
26号公報に開示されている。TAB実装された半導体
装置の平面図である図4(a),および図4(a)のB
B線での断面図である図4(b)を参照すると、上記公
報記載の半導体装置の構成は、次のようになっている。
【0005】半導体チップ210の上面には、配線層2
15が設けられている。配線層215の半導体チップ2
10縁端部近傍の所定部分には、実装用バンプ206が
設けられている。半導体チップ210縁端部と反対側で
上記実装用バンプ206に近接した所定部分の上記配線
層215には、再ボンディング用バンプ208が設けら
れている。再ボンディング用バンプ208の高さは、実
装用バンプ206の高さより高く設定されている。実装
用バンプ206と再ボンディング用バンプ208とは、
配線層215を介して電気的に接続されている。一端が
樹脂シート220に接続された実装用インナリード22
1の他端は、実装用バッド206のみにボンディングさ
れている。
【0006】上記公報記載の半導体装置では、半導体チ
ップ210がTAB実装された後に不良が発見されたと
き、不良解析(もしくはこの半導体チップ210を再実
装)するために、まず、実装用インナリード221を実
装用バンプ206から剥し、次に、他の樹脂シートに接
続された別のインナリードを再ボンディング用バンプ2
08にボンディングする。いくつかの実装用バンプ20
6に実装用インナリード221が接続されたまま残され
ても、再ボンディング用バンプ208の高さが実装用バ
ンプ206の高さより高いため、不良解析(もしくはこ
の半導体チップ210の再実装)が容易となる。あるい
は逆に、いくつかの実装用バンプ206の一部が実装用
インナリード221に付着して半導体チップ210から
剥されて実装用バンプ206の変形,もしくは破壊が生
じても、再ボンディング用バンプ208の存在により、
不良解析(もしくはこの半導体チップ210の再実装)
が容易となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の半導体装置を利用しても、次のような問題点が
解決されないで残されている。
【0008】(1)実装用バンプ206の位置と再ボン
ディング用バンプ208の位置とが異なるため、インナ
リードに接続された樹脂シートが連続してなる再実装用
のフィルムキャリアは、実装用インナリード221に接
続された樹脂シート220が連続してなる実装用のフィ
ルムキャリアと同一形状のものを用いることができな
い。
【0009】(2)実装用インナリード221を実装用
バンプ206から剥した際に、実装用バンプ206に実
装用インナリード221が接続されたまま残された場
合、隣接して残された2つの実装用インナリード221
が短絡しやすくなり、残された実装用のインナリード2
21と再ボンディング用バンプ208に接続された新た
なインナリードとが短絡しやすくなる。
【0010】(3)実装用バンプ206と再ボンディン
グ用バンプ208とを設けるため、半導体チップ210
のチップサイズが大きくなり、製造原価が上昇する。
【0011】(4)実装用バンプ206の高さよりも高
さの高い再ボンディング用バンプ208が必要なため、
この再ボンディング用バンプ208を形成するための金
属材料が必要となり、このことも製造原価の上昇の要因
となる。
【0012】本発明の目的は、実装された半導体チップ
からこの半導体チップが支障なく分離でき,さらにこの
半導体チップが容易に再度実装できる構造を有する半導
体装置,およびその製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
表面に半導体素子が設けられた半導体基板と,この半導
体基板の上面を覆いかつ上記半導体素子の所定部に達す
る接続孔が設けられた絶縁膜と,この絶縁膜の上面に設
けられかつ上記接続孔を介して上記半導体素子に接続さ
れる配線層と,この配線層の上面の所定部分に設けられ
たバンプとを有する半導体チップを具備する半導体装置
であって、上記バンプは上記配線層の上面に直接に接続
して設けられた第1のバンプと,この第1のバンプの上
面に直接に接続して設けられた導電体膜からなる接着層
と,この接着層の上面に直接に接続して設けられた第2
のバンプとを有して構成されていることを特徴とする。
【0014】好ましくは、上記半導体装置は上記第2の
バンプの上面が(一端が樹脂シートに接続された)イン
ナリードを有し、このインナリードの他端は上記第2の
バンプの上面に接続され、上記接着層の構成材料が銅,
ニッケルおよびクロムの少なくとも1つからなる。
【0015】本発明の半導体装置の製造方法は、表面に
半導体素子が形成された半導体基板の上面を覆う絶縁膜
を形成し、この絶縁膜の上面を覆う給電層を形成する工
程と、上記給電層の上面に第1の開口パターンを有する
第1のフォトレジスト膜を形成し、第1の電解メッキに
より,上記第1の開口パターンの部分の上記給電層の上
面に所定膜厚の金膜を形成する工程と、上記第1のフォ
トレジスト膜を除去し、上記絶縁膜を覆い,上記金膜の
所定部分に達する第2の開口パターンを有する第2のフ
ォトレジスト膜を形成し、第2の電解メッキにより,上
記第2の開口パターンの部分の上記金膜の上面に所定膜
厚の金からなる第1のバンプを形成する工程と、第3の
電解メッキにより、上記第2の開口パターンの部分の上
記第1のバンプの上面に、銅膜,ニッケル膜,およびク
ロム膜の少なくとも1つからなる所定膜厚の接着層を形
成する工程と、第4の電解メッキにより、上記第2の開
口パターンの部分の上記接着層の上面に、所定膜厚の金
からなる第2のバンプを形成する工程と、上記第2のフ
ォトレジスト膜を除去し、上記金膜をマスクにして上記
給電層をエッチング除去し、上記金膜,および上記給電
層が積層してなる配線層を形成する工程と、上記半導体
基板をダイシングして半導体チップを形成する工程とを
有する。
【0016】好ましくは、一端が樹脂シートに接続され
たインナリードの他端に、上記第2のバンプの上面をボ
ンディングする工程を併せて有する。さらに好ましく
は、上記接着層を選択的に除去することにより上記第2
のバンプと上記第1のバンプとを分離し、かつ、上記樹
脂シート並びに上記インナリードと上記半導体チップと
を分離する工程と、一端が他の樹脂シートに接続された
別のインナリードの他端に、上記第1のバンプの上面を
ボンディングする工程と、を併せて有する。
【0017】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0018】TAB実装された半導体装置の平面図であ
る図1(a),および図1(a)のAA線での断面図で
ある図1(b)を参照すると、本発明の一実施例の半導
体装置は、半導体チップ110からなる。
【0019】この半導体チップ110は、表面に半導体
素子(図示せず)が設けられた半導体基板101と、半
導体基板101の上面を覆う絶縁膜102と、絶縁膜1
02に設けられた接続孔(図示せず)を介して上記半導
体素子に接続され,絶縁膜102の上面に設けられた配
線層115(この配線層115の構成の詳細は、後述す
る)と、配線層115の上面の所定部分に直接に接続し
て設けられた膜厚5〜20μm程度の金からなる第1の
バンプ106と、第1のバンプ106の上面に直接に接
続して設けられた例えば膜厚2〜5μm程度の銅からな
る接着層107と、接着層107の上面に直接に接続し
て設けられた膜厚2〜3μm程度の金からなる第2のバ
ンプ108とから構成されている。
【0020】上記第1のバンプ106の膜厚(高さ)
は、例えば上記公報記載の半導体装置の実装用バンプ2
06の膜厚(高さ)と同程度でよい。上記第2のバンプ
108の膜厚は、TAB実装(ボンディング)に際して
上記接着層107の形状を損なわない程度あればよく、
上記公報記載の半導体装置の再ボンディング用バンプ2
06の膜厚(高さ)に比べて、充分に薄い。
【0021】本実施例の半導体装置である半導体チップ
110は、一端が樹脂シート120に接続されたインナ
リード121の他端を上記第2のバンプ108の上面に
接続(ボンディング)することにより、樹脂シート12
0が連続してなるフィルムキャリアにTAB実装されて
いる。
【0022】半導体装置の断面図である図2の参照する
と、上記一実施例を利用することにより、以下のことが
可能となる。
【0023】樹脂シート120が連続してなるフィルム
キャリアが個々の樹脂シート120ごとに分断された
後、まず、TAB実装された半導体チップ110が、燐
酸系の溶液に浸される。これより、接着層107がエッ
チングされ、半導体チップ110aとインナリード12
1とに分離される。このとき、インナリード121の他
端には、第2のバンプ108が接続されたまま残り、半
導体チップ110aのバンプ部分は、第1のバンプ10
6のみからとなる〔図2(a)〕。
【0024】次に、第1のバンプ106の上面に、一端
が樹脂シート120a(上記樹脂シート120と同形)
に接続されたインナリード121a(上記インナリード
121の同形)の他端が、接続(ボンディング)される
〔図2(b)〕。
【0025】このようなことが可能であるため、上記一
実施例による半導体装置は、上記公報記載の半導体装置
と異なり、以下の利点がある。
【0026】(1)(再ボンディング用の)第1のバン
プ106が第2のバンプ108の直下にある(第1のバ
ンプ106の平面位置座標と第2のバンプ108の平面
位置座標とは一致している)ため、再ボンディングに用
いるインナリード121a(およびこのインナリード1
21aに接続される樹脂シート120a)は、実装用の
インナリード121(および樹脂シート120)と同一
形状のものを用いることが可能である。すなわち、再実
装用に、新たな別形状のフィルムキャリア(インナリー
ドが接続された樹脂シートが、連続してなる)を用意す
るこのが不要となる。
【0027】(2)接着層107が存在することから、
この接着層107を選択的にウェットエッチングすれ
ば、TAB実装された半導体チップ110とインナリー
ド121との分離は確実に行なわれる。すなわち、分離
された半導体チップ110aの側にはインナリード12
1が残らない。このため、インナリード121とインナ
リード121aとの短絡は起りえない。
【0028】(3)第1のバンプ106の平面位置座標
と第2のバンプ108の平面位置座標とが一致している
ため、半導体チップ110のチップサイズは大きくする
必要がなく、チップサイズに起因する製造原価の上昇は
ない。
【0029】(4)第2のバンプ108の膜厚が上記公
報記載の半導体装置の再ボンディング用バンプ106の
膜厚(高さ)に比べて充分に薄いため、バンプ形成のた
めの資材の製造原価の上昇も低減される。
【0030】なお、上記一実施例によるバンプを有する
半導体チップからなる半導体装置は、TAB実装以外の
実装に供することも可能であり、その場合にも再実装す
ることは容易である。
【0031】半導体装置の製造工程の断面図である図3
を参照すると、上記一実施例の半導体装置は、以下のよ
うに製造される。
【0032】まず、半導体基板101の表面に半導体素
子(図示せず)が形成され、全面に例えばシリコン酸化
膜からなる絶縁膜102が形成される。絶縁膜102に
半導体素子に達する接続孔(図示せず)が形成された
後、全面に給電層103aと給電層103bとが形成さ
れる。給電層103aは、上記絶縁膜102と給電層1
03bとの密着性を確保するためのものであり、チタ
ン,もしくはチタンタングステン等の導電体膜が用いら
れる。この給電層103aの膜厚は、20〜150nm
程度である。上記給電層103bは、電解メッキ法等に
よりこの給電層103bの上層に形成される金属膜の被
着性を確保する必要から、金,白金,あるいはパラジウ
ムからなる。この給電層103bの膜厚も、20〜15
0nm程度である。
【0033】次に、第1の開口パターン(配線層が形成
される領域と一致する)を有する第1のフォトレジスト
膜104が形成される。この第1のフォトレジスト膜1
04をマスクにし,給電層103aおよび給電層103
bを給電層として用いた第1の電解メッキにより、膜厚
1〜2μm程度の金膜105が形成される〔図3
(a)〕。
【0034】次に、上記フォトレジスト膜104が除去
された後、上記金膜105の上面の所定個所に達する第
2の開口パターンを有する第2のフォトレジスト膜11
4が形成される。この第2のフォトレジスト膜114を
マスクにし,給電層103aと給電層103bと金膜1
05とを給電層として用いた第2の電解メッキにより、
膜厚5〜20μm程度の金からなる第1のバンプ106
が、上記第2の開口部により露出された金膜105の上
面に形成される。
【0035】続いて、第2のフォトレジスト膜114を
マスクにし,給電層103aと給電層103bと金膜1
05と上記第1のバンプ106とを給電層として用いた
第3の電解メッキにより、例えば膜厚2〜5μm程度の
銅からなる接着層107が、第1のバンプ106の上面
に形成される。この接着層107を構成する金属は、電
解メッキが可能な金属であることと、金との密着性が良
好であることと、金に対してこの金属が選択性よくエッ
チングできるエッチャントが存在することとを満たすこ
とが必要である。このことから、この接着層107を構
成する金属としては、上記銅の他に、ニッケル,クロム
等でもよく、またこれら銅,ニッケル,クロムを適宜に
組み合わせた積層膜でもよい。
【0036】さらに続いて、第2のフォトレジスト膜1
14をマスクにし,給電層103aと給電層103bと
金膜105と第1のバンプ106と上記接着層107と
を給電層として用いた第4の電解メッキにより、膜厚2
〜3μm程度の金からなる第2のバンプ108が、上記
接着層107の上面に形成される〔図3(b)〕。
【0037】次に、上記フォトレジスト膜114が除去
される。6弗化硫黄をエッチャントガスとし,金膜10
5をマスクとした反応性イオンエッチングにより、金膜
105に覆われていない部分の上記給電層103bと上
記給電層103aとが順次除去され、金膜105,給電
層103b,および給電層103aが積層されてなる配
線層115が形成される〔図3(c)〕。続いて、半導
体基板101がダイシングされ、図1に示した半導体チ
ップ110が得られる。なお、上記反応性イオンエッチ
ングにより金膜105,および第2のバンプ108の表
面もエッチングされるが、これらの膜厚は給電層103
b(および給電層103a)の膜厚に比べて充分に厚い
ため、支障はない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体装置
は、バンプを有する半導体チップからなる半導体装置で
あり、そのバンプが配線層に直接に接続された第1のバ
ンプとこの第1のバンプの上面に直接に接続された導電
体膜からなる接着層とこの接着層の上面に直接に接続さ
れた第2のバンプとからなることにより、以下の効果が
生じる。まず、TAB実装の場合、(樹脂シート並びに
インナリード等からなる)フィルムキャリアを再実装用
に別途新規に製造しておく必要はない。次に、当初TA
B実装された半導体チップをインナリード(および樹脂
シート)から分離して同一形状の別のインナリード(お
よび樹脂シート)を含んだフィルムキャリアに再実装す
るに際して、第2のバンプに当初TAB実装された半導
体チップと当初のインナリードとは接着層の選択的なエ
ッチングにより容易,かつ確実に分離されるため、再実
装された半導体チップにおけるバンプ間の短絡は完全に
避けられる。さらに、実装方式とは関係なく、バンプが
上記構造を採るため、チップサイズの増加の回避,およ
びバンプ形成のための資材費の上昇の低減が容易にな
り、製造原価の上昇は抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図,および断面図であ
る。
【図2】上記一実施例の効果を説明するための断面図で
ある。
【図3】上記一実施例の製造工程の断面図である。
【図4】従来のTAB方式の半導体装置の平面図,およ
び断面図である。
【符号の説明】
101 半導体基板 102 絶縁膜 103a,103b 給電層 104,114 フォトレジスト膜 105 金膜 106 第1のバンプ 107 接着層 108 第2のバンプ 110,110a,210 半導体チップ 115,215 配線層 120,120a,220 樹脂シート 121,121a インナリード 206 実装用バンプ 208 再ボンディング用バンプ 221 実装用インナリード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に半導体素子が設けられた半導体基
    板と、前記半導体基板の上面を覆いかつ前記半導体素子
    の所定部に達する接続孔を有する絶縁膜と、前記絶縁膜
    の上面に設けられかつ前記接続孔を介して前記半導体素
    子に接続される配線層と、前記配線層の上面の所定部分
    に設けられたバンプとを有する半導体チップを具備する
    半導体装置であって、 前記バンプは、前記配線層の上面に直接に接続して設け
    られた第1のバンプと、該第1のバンプの上面に直接に
    接続して設けられた導電体膜からなる接着層と、該接着
    層の上面に直接に接続して設けられた第2のバンプと有
    して構成されることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体装置は一端が樹脂シートに接
    続されたインナリードを有し、該インナリードの他端は
    前記第2のバンプの上面が接続されていることを特徴と
    する請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記接着層の構成材料が、銅,ニッケル
    およびクロムの少なくとも1つからなることを特徴とす
    る請求項1あるいは請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 表面に半導体素子が形成された半導体基
    板の上面を覆う絶縁膜を形成し、該絶縁膜の上面を覆う
    給電層を形成する工程と、 前記給電層の上面に第1の開口パターンを有する第1の
    フォトレジスト膜を形成し、第1の電解メッキにより,
    前記第1の開口パターンの部分の前記給電層の上面に所
    定膜厚の金膜を形成する工程と、 前記第1のフォトレジスト膜を除去し、前記絶縁膜を覆
    い,前記金膜の所定部分に達する第2の開口パターンを
    有する第2のフォトレジスト膜を形成し、第2の電解メ
    ッキにより,前記第2の開口パターンの部分の前記金膜
    の上面に所定膜厚の金からなる第1のバンプを形成する
    工程と、 第3の電解メッキにより、前記第2の開口パターンの部
    分の前記第1のバンプの上面に、銅膜,ニッケル膜,お
    よびクロム膜の少なくとも1つからなる所定膜厚の接着
    層を形成する工程と、 第4の電解メッキにより、前記第2の開口パターンの部
    分の前記接着層の上面に、所定膜厚の金からなる第2の
    バンプを形成する工程と、 前記第2のフォトレジスト膜を除去し、前記金膜をマス
    クにして前記給電層をエッチング除去し、前記金膜,お
    よび前記給電層が積層してなる配線層を形成する工程
    と、 前記半導体基板をダイシングして半導体チップを形成す
    る工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 一端が樹脂シートに接続されたインナリ
    ードの他端を、前記半導体チップの前記第2のバンプの
    上面にボンディングする工程とを有することを特徴する
    請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記接着層を選択的に除去して前記第2
    のバンプと前記第1のバンプとを分離することにより、
    前記樹脂シートと前記半導体チップとを分離する工程
    と、 一端が他の樹脂シートに接続された別のインナリードの
    他端に、前記第1のバンプの上面をボンディングする工
    程とを有することを特徴とする請求項5記載の半導体装
    置の製造方法。
JP5101635A 1993-04-28 1993-04-28 半導体装置及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2606070B2 (ja)

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