JP3519256B2 - デバイスホール内ダミーパターンの改善 - Google Patents

デバイスホール内ダミーパターンの改善

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、TAB(Tape
Automated Bonding)テープすなわ
ちテープキャリアに関し、特にTABテープにおけるリ
ードの製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】現在用いられているTABテープ48の
構成を図3に示す。この図に示すように、両辺にパーフ
ォレーション50が形成された光透過性フィルム52の
中央部には、矩形のデバイスホール54が設けられ、こ
のデバイスホール54の四辺の位置に多数本のリード5
6が配置されている。これらのリードはデバイスホール
54内にリードの先端部が突出し、デバイスホール54
内に配置される半導体素子(不図示)の電極パッドにボ
ンディングにより電気接続される。以下、リード56の
先端のデバイスホール54内に突出した部分をインナー
リード58と称する。また、デバイスホール54の周囲
に矩形の窓60を設け、その上をリード56が横切るよ
うにしている。以下、この矩形の窓60内のリードをア
ウターリード62と称し、インナーリード58とアウタ
ーリード62の間にあってフィルム52に接着されてい
る部分をパターンリード64と称する。 【0003】インナーリードは求められる電気特性、剛
性等の観点から、その形状が均一であることが望まし
い。しかし、インナーリードはエッチングによって形成
するため、その先端部は中心部よりもエッチングが進み
やすく、このため先細りになりやすい。 【0004】そこで、従来は、インナーリードの先細り
防止のために、インナーリード形成時にインナーリード
の先端に角状部分を設けていた。さらに、バックコート
層の欠落による先端部分の細りを防止するため、ダミー
パターンを設けていた。 【0005】図4に従来例のTABテープ48の断面
図、図5に従来例のインナーリード形成用のレジストパ
ターンの上面図を示す。図4および図5において、TA
Bテープ48の光透過性フィルム52中央部のデバイス
ホール54上に、インナーリード58を形成する銅68
をコーティングしてあり、銅のコーティング層68の下
側には樹脂によるバックコート層66が設けられてい
る。また、銅のコーティング層68の上には、インナー
リード58の所望の形状に合わせてレジスト70を塗布
してある。さらに、この例においては、銅のコーティン
グ層68の平面上において、インナーリード58形成用
のレジストパターン70の先端部のデバイスホール54
中央側部分に長方形形状のパターン(ダミーパターン)
72を設けてある。 【0006】このようなダミーパターン72を設けてい
るため、エッチング後においては、バックコーティング
層66はダミーパターン72の下方まで連続しており、
バックコート層の欠落によるインナーリード58先端部
の先細りは発生しづらい。 【0007】TABテープ48は、銅のコーティング層
68のエッチング後に、レジスト70が剥離される。剥
離は剥離液にTABテープ48を浸漬することによって
行う。この剥離工程により銅のインナーリード58が形
成される。 【0008】しかし、この剥離工程においては、剥離し
たダミーパターン72が剥離液中に浮遊し、アウターリ
ード62の間に挟まってしまうことがある。このような
場合には、アウターリード62間で電気的に短絡(ショ
ート)が発生しやすくなってしまい、TABテープの品
質低下につながる。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、イン
ナーリード形成用のダミーパターンが、TABテープの
アウターリード間に挟まることによりショートすること
を防止することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明においては、金属
箔をエッチングして配線パターンを製造する工程におい
て、インナーリードの前方に、図1に示すように全体形
状が凸字型の平面形状を有するダミーパターンを残すこ
ととしている。 【0011】 【実施例】図1に本発明の実施例のTABテープのイン
ナーリード形成用のレジストパターンの上面図を示す。
本実施例においては、銅のコーティング層の平面上にお
いてインナーリードのレジストパターン2の先端部のデ
バイスホール中央側部分に、全体構造が凸字型の平面形
状を有するパターン(ダミーパターン)4を設けてあ
る。ここで、ダミーパターン4の突起部分5の長さは、
200μmとしている。 【0012】図2は、本実施例のTABテープの断面図
を示す。図2において、TABテープ6の光透過性フィ
ルム7の中央部のデバイスホール8上にインナーリード
を形成する銅12をコーティングしてあり、銅のコーテ
ィング層12の下側には樹脂によるバックコート層10
が設けられている。また、銅のコーティング層12の上
には、インナーリードの所望の形状に合わせてレジスト
2を塗布してある。さらに、本実施例においては、銅の
コーティング層12の平面上において、インナーリード
のレジストパターン2の先端部のデバイスホール中央側
部分に、全体構造が図 1 に示すような凸字型の平面形状
を有するパターン(ダミーパターン)4を設けてある。 【0013】このようなダミーパターン4を設けている
ため、エッチング後においては、バックコーティング層
10はダミーパターン4の下方まで連続することとな
り、銅のコーティング層12がレジストパターン2のダ
ミーパターン4側付近で、所望のインナーリードのパタ
ーン形状よりもエッチングにより侵食されてしまうこと
は少なくなる。すなわち、インナーリード先端部の先細
りは発生しづらい。 【0014】TABテープは、銅のエッチング後に、レ
ジストを剥離される。剥離は剥離液にTABテープを浸
漬することによって行い、この剥離工程により銅のリー
ドが形成される。 【0015】本実施例においては、アウターリードのピ
ッチは250μm(リード間は130μm)となってお
り、ダミーパターンの方が十分大きいため、剥離工程に
おいて剥離液中に浮遊したダミーパターン4がアウター
リードの間に挟まってしまうことはなく、アウターリー
ド間でショートを起こすことはない。 【0016】一般的なアウターリードのピッチは広くて
も250μmであるため、ダミーパターンの突起部分
の長さは100μm以上であれば本発明の効果を得る
ことができる。 【0017】 【発明の効果】本発明によれば、ダミーパターンのそれ
ぞれに突起を付けることによってアウターリードの間に
ダミーパターンが挟まってショートが発生することがな
くなる。これにより、より高品質なTABテープを提供
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例のレジストパターンの上面図で
ある。 【図2】本発明の実施例のレジストパターンの断面図で
ある。 【図3】従来のTABテープの構成を示す図である。 【図4】従来のエッチング後の状態を示す断面図であ
る。 【図5】従来のレジストパターンの上面図である。 【符号の説明】 2 レジスト 4 ダミーパターン 6 TABテープ 8 デバイスホール 10 バックアップ層 12 コーティング層

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】半導体素子が配置されるデバイスホール
    と、前記半導体素子に接続するための複数のインナーリ
    ードと、当該インナーリードに接続される複数のアウタ
    ーリードとを有するTABテープの製造方法であって、 金属箔上に前記インナーリードおよび前記アウターリー
    ドのためのレジストを形成する工程と、 前記インナーリードの端部近傍に、全体として凸字型
    の平面形状を有するダミーパターンのためのレジスト
    を形成する工程と、 前記金属箔をエッチングする工程と、 前記レジストを剥離する工程とを備え、 前記ダミーパターン4の全体形状は、前記アウターリー
    ド間の距離よりも大きな凸字型の平面形状であることを
    特徴とするTABテープの製造方法。
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