JPH06314021A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH06314021A
JPH06314021A JP5125090A JP12509093A JPH06314021A JP H06314021 A JPH06314021 A JP H06314021A JP 5125090 A JP5125090 A JP 5125090A JP 12509093 A JP12509093 A JP 12509093A JP H06314021 A JPH06314021 A JP H06314021A
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JP
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developer
conveying
stirring
path
agitating
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JP5125090A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Takeda
勝彦 武田
Yoshihiro Sojo
義弘 荘所
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撹拌搬送部材を回転させて現像剤を撹拌しな
がら搬送路に沿って搬送させる現像装置において、現像
剤が搬送路の底部に滞留することなく、現像剤が速やか
に搬送され、また搬送路内における現像剤がこの撹拌搬
送部材により十分に撹拌されて、現像剤中におけるトナ
ーが十分に帯電されるようにする。 【構成】 搬送路14内における現像剤を撹拌しながら
搬送路に沿って搬送させる撹拌搬送部材160として、
この撹拌搬送部材を回転させる回転軸161を搬送路に
沿って設けると共に、この回転軸の軸方向両端部に保持
部材162を設け、更にこの回転軸の周囲に回転軸と所
要間隔を介するように分離させて断面が角型状の線材に
より螺旋状に形成された撹拌搬送羽根163を配し、こ
の撹拌搬送羽根の両端部をそれぞれ上記の保持部材に固
定させたものを用いるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機やプリンター
等の画像形成装置において使用される現像装置に係り、
特に、現像剤を搬送する搬送路に沿ってこの搬送路内に
撹拌搬送部材を配し、この撹拌搬送部材を回転させて搬
送路内における現像剤を撹拌しながら搬送路に沿って搬
送させるようになった現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンター等の画像
形成装置においては、像担持体に形成された静電潜像に
現像装置から現像剤を供給して現像を行うようにしてお
り、このような現像装置としては、従来より様々な現像
装置が使用されていた。
【0003】そして、このような現像装置の一つとし
て、現像剤を搬送する搬送路に沿ってこの搬送路内に撹
拌搬送部材を配し、この撹拌搬送部材を回転させて搬送
路内における現像剤を撹拌しながら搬送路に沿って搬送
させるようになった現像装置が知られていた。
【0004】ここで、上記のような現像装置において
は、一般に図1に示すように、感光体1に現像剤を供給
する現像スリーブ11を、感光体1と対向するようにし
てハウジング12内に設けると共に、この現像スリーブ
11より感光体1から離れた位置において上記ハウジン
グ12内に現像スリーブ11の軸方向に沿った隔壁13
を設け、この隔壁13によってハウジング12内を現像
剤を搬送させる搬送路14と、現像スリーブ11に現像
剤を供給する現像剤供給路15とに分離させるようにし
ていた。
【0005】そして、上記搬送路14内においては、こ
の搬送路14に沿って撹拌搬送部材16を設け、この撹
拌搬送部材16を回転させて搬送路14内における現像
剤を撹拌しながら搬送路14に沿って搬送させ、隔壁1
3の一端部に設けられた供給口13aを通して現像剤を
この搬送路14から現像剤供給路15に送り込むように
した。一方、現像剤供給路15内においては、この現像
剤供給路15に沿ってバケットローラ17を設け、この
バケットローラ17を回転させて現像剤供給路15内に
おける現像剤を現像スリーブ11に供給しながら現像剤
供給路15に沿って搬送させ、隔壁13の他端部に設け
られた戻し口13bを通して現像剤をこの現像剤供給路
15から搬送路14に戻すようにした。そして、このよ
うに現像剤を上記搬送路14と現像剤供給路15との間
で循環させるようにしていた。
【0006】ここで、上記のように搬送路14内におけ
る現像剤を撹拌しながら搬送させる撹拌搬送部材16と
して、従来においては、図1及び図2に示すように、回
転軸16aの外周面にスパイラル状の撹拌搬送羽根16
bを取り付けたものが一般に使用されていた。
【0007】しかし、このように回転軸16aの外周面
にスパイラル状の撹拌搬送羽根16bを取り付けた撹拌
搬送部材16を用いた場合、この撹拌搬送部材16にお
ける撹拌搬送羽根16bと搬送路14におけるハウジン
グ12との間に隙間を設けないと、この撹拌搬送部材1
6やハウジング12を製造する際における誤差や、撹拌
搬送部材16の回転時における振れ等によって、上記の
撹拌搬送羽根16bがハウジング12に衝突して、撹拌
搬送羽根16bやハウジング12が傷んだり、撹拌搬送
羽根16bとハウジング12との間で現像剤が強く圧縮
されて固形物が生成するという問題があった。
【0008】このため、上記のような撹拌搬送部材16
を用いた現像装置においては、図2及び図3に示すよう
に、撹拌搬送部材16の撹拌搬送羽根16bとハウジン
グ12との間にある程度の隙間を設けるようにしてい
た。
【0009】しかし、このように撹拌搬送羽根16bと
ハウジング12との間に隙間を設けた場合、この隙間部
分に位置する現像剤は撹拌搬送部材16によって撹拌搬
送されにくくなり、この隙間部分で現像剤が滞留すると
いう問題が生じた。
【0010】また、このように撹拌搬送羽根16bとハ
ウジング12との間に隙間が存在すると、例えば、現像
剤中におけるトナーの濃度が低下し、トナー補給装置
(図示せず)からトナー補給口14aを通してこの搬送
路14内に新たなトナーを供給した場合において、供給
されたトナーが上記の隙間部分に導かれると、このトナ
ーが撹拌搬送部材16によって搬送されずに滞留し、搬
送路14に設けられたトナー濃度検出部18に導かれて
トナー濃度が検知されるまでに時間がかかり、その間、
トナー補給装置からのトナーの補給が続いて、現像剤中
におけるトナーの濃度が高くなりすぎ、現像に悪影響を
及ぼす等の問題があった。
【0011】また、上記のような撹拌搬送部材16を回
転させて搬送路14内における現像剤を撹拌しながら搬
送させるようにした場合に、この撹拌搬送部材16に設
けられた上記の撹拌搬送羽根16bにおける撹拌混合す
る力が弱いため、搬送路14内における現像剤が十分に
撹拌混合されず、現像剤中におけるトナーの帯電が十分
に行われないという問題があった。
【0012】このため、例えば、現像剤中におけるトナ
ーの濃度が急激に低下し、上記のようにトナー補給装置
から搬送路14内に新たなトナーを急激に供給した場
合、新たに供給されたトナーが搬送路14内において十
分に撹拌混合されず、トナーが十分に帯電されていない
状態で現像剤が現像剤供給路15内に導かれ、この現像
剤が現像スリーブ11に供給されて現像に使用された結
果、十分に帯電されていないトナーが現像装置から飛散
して、画像形成装置内がトナーで汚れたり、形成される
画像に濃度むらや地肌かぶりが生じて良好な画像が得ら
れなくなるという問題があった。また、画像形成装置の
高速化を図るため、上記の撹拌搬送部材16による現像
剤の搬送速度を速めた場合にも、トナーが十分に帯電さ
れずに上記の場合と同じ問題が生じ、このため画像形成
装置を高速化させることができないという問題もあっ
た。
【0013】また、近年においては、実公昭63−15
215号公報に開示されているように、現像剤等の粉体
を搬送させる粉体搬送装置において、駆動軸の周囲に螺
旋状に形成した粉体搬送部材を配し、この粉体搬送部材
の一端部だけを駆動軸に固定して他端部をフリーにした
ものを用い、これを粉体搬送路に沿って配するようにし
たものが開発された。
【0014】ここで、このような粉体搬送装置におい
て、駆動軸を介して粉体搬送部材を回転させ、この粉体
搬送部材によって現像剤等の粉体を粉体搬送路に沿って
搬送させるようにした場合、この粉体搬送部材の一方の
端部がフリーになっているため、このフリーになった端
部側において、この粉体搬送部材が粉体搬送路の内壁に
接触しながら回転し、これにより粉体搬送路内において
粉体が滞留するということが少なくなり、粉体が効率よ
く搬送されるようになった。
【0015】しかし、このように駆動軸により粉体搬送
部材を回転させて粉体を搬送させるようにした場合、上
記粉体搬送部材のフリーになった端部が大きく振れて粉
体搬送路の内壁に激しく衝突して、この粉体搬送部材や
粉体搬送路の内壁が傷ついたり、大きな騒音が発生する
という問題があった。また、この粉体搬送装置において
は、粉体搬送部材の一方の端部がフリーになっているた
め、回転時にこの粉体搬送部材が軸方向に勝手に伸縮す
ることがあり、これによりこの粉体搬送部材によって搬
送される粉体の量が大きく変化するという問題があり、
さらに粉体搬送部材の片方の端部のみを駆動軸に固定し
て回転させるため、この駆動軸に負担がかかる等の問題
もあった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、現像剤を
搬送する搬送路に沿ってこの搬送路内に撹拌搬送部材を
配し、この撹拌搬送部材を回転させて搬送路内における
現像剤を撹拌しながら搬送路に沿って搬送させるように
なった現像装置における上記のような問題を解決するこ
とを課題とするものである。
【0017】すなわち、この発明においては、上記のよ
うな現像装置において、撹拌搬送部材を回転させて現像
剤を撹拌しながら搬送路に沿って搬送させる場合に、現
像剤が撹拌搬送部材とハウジングとの間で圧縮されて固
形物が生成するということがなく、また撹拌搬送部材と
ハウジングとの間で現像剤が滞留するということもな
く、搬送路内における現像剤が速やかに搬送されるよう
になり、さらに搬送路内における現像剤がこの撹拌搬送
部材により十分に撹拌されて、現像剤中におけるトナー
が十分に帯電されるようになり、帯電不良のトナーが現
像装置から飛散して、画像形成装置内がトナーで汚れた
り、形成される画像に濃度むらや地肌かぶりが生じたり
するということがなく、良好な画像形成が安定して行え
るようにすることを課題とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明においては、上
記のような課題を解決するため、現像剤を搬送する搬送
路に沿ってこの搬送路内に撹拌搬送部材を配し、この撹
拌搬送部材を回転させて搬送路内における現像剤を撹拌
しながら搬送路に沿って搬送させるようになった現像装
置において、上記撹拌搬送部材として、この撹拌搬送部
材を回転させる回転軸を上記搬送路に沿って設けると共
に、この回転軸の軸方向両端部にそれぞれ保持部材を設
け、更にこの回転軸の周囲に回転軸と所要間隔を介する
ように分離させて断面が角型状の線材により螺旋状に形
成された撹拌搬送羽根を配し、この撹拌搬送羽根の両端
部をそれぞれ上記の保持部材に固定させたものを用いる
ようにした。
【0019】
【作用】この発明に係る現像装置においては、搬送路内
に設けられた上記撹拌搬送部材を回転軸を介して回転さ
せ、この撹拌搬送部材に設けられた上記撹拌搬送羽根に
よって搬送路内における現像剤を撹拌しながら搬送路に
沿って搬送するようになっている。
【0020】ここで、上記のように撹拌搬送部材とし
て、回転軸の軸方向両端部に設けられた保持部材間にお
いて、回転軸の周囲に回転軸と所要間隔を介するように
分離させて断面が角型状の線材により螺旋状に形成され
た撹拌搬送羽根を配し、この撹拌搬送羽根の両端部をそ
れぞれ上記の保持部材に固定させたものを用いると、こ
の撹拌搬送部材の外周側に位置する現像剤は回転する撹
拌搬送羽根の強い搬送作用によって速い速度で搬送され
るのに対し、回転軸付近に位置する現像剤は上記撹拌搬
送羽根による搬送作用が弱いためにその搬送速度が遅く
なり、このように搬送速度の異なる撹拌搬送部材の外周
部側と回転軸付近との間で現像剤がランダムに移動し、
これによって現像剤が搬送路内において十分に撹拌混合
されながら搬送路に沿って搬送されるようになる。
【0021】また、この撹拌搬送部材においては、上記
のように撹拌搬送羽根が回転軸と所要間隔を介するよう
に分離され、この撹拌搬送羽根の両端部が回転軸の軸方
向両端部に設けられた保持部材に固定されているだけで
あるため、この撹拌搬送羽根が軸方向中央部付近におい
て自重により垂れ下がって、搬送路の底部におけるハウ
ジングと接するようになり、この状態で撹拌搬送部材を
回転させると、上記撹拌搬送羽根によって搬送路の底部
における現像剤も撹拌されながら搬送されるようにな
り、撹拌搬送羽根とハウジングとの間で現像剤が滞留す
るということが少なくなる。
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例に係る現像装置を添
付図面に基づいて具体的に説明する。
【0023】この実施例に係る現像装置も、図4に示す
ように、図1に示した従来の現像装置と同様に、感光体
1に現像剤を供給する現像スリーブ11を、感光体1と
対向するようにしてハウジング12内に設けると共に、
この現像スリーブ11より感光体1から離れた位置にお
いて上記ハウジング12内に現像スリーブ11の軸方向
に沿った隔壁13を設け、この隔壁13によってハウジ
ング12内を現像剤を搬送させる搬送路14と、現像ス
リーブ11に現像剤を供給する現像剤供給路15とに分
離させるようにした。
【0024】そして、上記搬送路14内においては、撹
拌搬送部材160を搬送路14に沿って設け、この撹拌
搬送部材160を回転させて搬送路14内における現像
剤を撹拌しながら搬送路14に沿って搬送させるように
し、このように撹拌されながら搬送されてきた現像剤を
隔壁13の一端部に設けられた供給口13aを通してこ
の搬送路14から現像剤供給路15に送り込むようにし
た。
【0025】一方、現像剤供給路15内おいては、バケ
ットローラ17をこの現像剤供給路15に沿って設け、
このバケットローラ17を回転させて、上記のようにこ
の現像剤供給路15内に送り込まれた現像剤を撹拌させ
ながら前記の現像スリーブ11に供給すると共に、この
現像剤を現像剤供給路15に沿って上記搬送路14とは
逆方向に搬送させ、このように搬送されてきた現像剤を
上記隔壁13の他端部に設けられた戻し口13bを通し
て搬送路14内に戻すようにした。
【0026】そして、上記のように現像剤が供給された
現像スリーブ11を回転させて、この現像スリーブ11
に供給された現像剤を現像スリーブ11と対向するよう
にして設けられた上記感光体1に導き、この現像スリー
ブ11から感光体1に形成された静電潜像部分にトナー
を供給して現像を行うようにした。
【0027】ここで、この実施例における現像装置にお
いては、搬送路14内に設ける上記の撹拌搬送部材16
0として、図4〜図7に示すように、上記搬送路14に
沿ってこの撹拌搬送部材160を回転させる回転軸16
1を設けると共に、この回転軸161の軸方向両端部に
保持部材162を設け、上記回転軸161の周囲に回転
軸161と所要間隔を介するように分離させて断面が角
型状の線材により螺旋状に形成された撹拌搬送羽根16
3を配し、この撹拌搬送羽根163の両端部をそれぞれ
上記の保持部材162に固定させたものを用いるように
した。
【0028】そして、この撹拌搬送部材160における
回転軸161を搬送路14の両側におけるハウジング1
2に設けられた軸受け12aに回転可能に保持させて、
この撹拌搬送部材160を搬送路14に沿って搬送路1
4内に設けると、この撹拌搬送部材160における撹拌
搬送羽根163が、上記のように回転軸161とは分離
され、その両端部のみで保持部材162に固定されてい
るため、図6及び図7に示すように、その軸方向中央部
付近で撹拌搬送羽根163が回転軸161にぶら下がる
ような状態で自重により垂れ下がり、軸方向中央部付近
においてこの撹拌搬送羽根163がハウジング12と接
するようになった。
【0029】そして、このように設けられた撹拌搬送部
材160をその回転軸161を介して回転させ、この撹
拌搬送部材160に設けられた上記撹拌搬送羽根163
によって搬送路14内における現像剤を撹拌しながら搬
送路14に沿って搬送させるようにすると、この撹拌搬
送部材160の外周側に位置する現像剤は回転する上記
の撹拌搬送羽根163による強い搬送作用によって速い
速度で搬送されるのに対し、回転軸161付近に位置す
る現像剤は上記撹拌搬送羽根163による搬送作用が弱
くいためにその搬送速度が遅くなり、このように搬送速
度の異なる撹拌搬送部材160の外周部側と回転軸16
1付近との間で現像剤がランダムに移動して、現像剤が
搬送路14に沿って搬送される途中で十分に撹拌混合さ
れ、現像剤中におけるトナーが十分に帯電されるように
なった。
【0030】また、上記のように撹拌搬送部材160を
回転軸161を介して回転させた場合、この撹拌搬送部
材160における撹拌搬送羽根163が軸方向中央部付
近においてハウジング12と接するようにして回転し、
これによって搬送路14の底部における現像剤が撹拌混
合されながら搬送されるようになり、撹拌搬送羽根16
3と搬送路14の底部におけるハウジング12の間で現
像剤が滞留するということが少なく、搬送路14内にお
ける現像剤全体が十分に撹拌混合されながら効率よく搬
送されるようになった。
【0031】このため、この実施例における現像装置に
おいては、前記のように現像スリーブ11から感光体1
に形成された静電潜像部分にトナーを供給して現像を行
った結果、この現像剤中におけるトナーの濃度が低下
し、これに基づいて上記搬送路14の搬送方向と反対側
の端部に設けられたトナー補給口14aから搬送路14
内に新たなトナーを補給した場合、このように補給され
たトナーが、上記の撹拌搬送部材160によって搬送路
14内における現像剤と十分に撹拌混合され、搬送路1
4内において十分に帯電されるようになった。この結
果、トナーが十分に帯電された状態で現像剤が搬送路1
4から現像剤供給路15内に送り込まれて現像に使用さ
れるようになり、形成される画像に濃度むらや地肌かぶ
りが生じたりするということがなく、良好な画像が安定
して得られた。
【0032】また、上記のように新たなトナーが補給さ
れた場合、この実施例における現像装置においては、こ
のように補給されたトナーが、搬送路14の底部に滞留
することなく、上記撹拌搬送部材160における撹拌搬
送羽根163の作用によって速やかに搬送路14内にお
ける現像剤と撹拌混合されながら搬送されてトナー濃度
検出部18に導かれ、このトナー濃度検出部18におい
て現像剤中におけるトナーの濃度が測定されるようにな
り、従来のように新たなトナーが補給され続けて現像剤
中におけるトナー濃度が高くなりすぎるということもな
く、良好な画像形成を安定して行えるようになった。
【0033】さらに、この実施例における現像装置にお
いては、画像形成装置の高速化に対応させるために、上
記の撹拌搬送部材160を高速で回転させて現像剤の搬
送速度を速めた場合においても、この撹拌搬送部材16
0によって搬送路14内における現像剤が上記のように
十分に撹拌混合されて、現像剤中におけるトナーが搬送
路14内において十分に帯電されるようになり、高速で
現像を行った場合にも良好な画像が安定して得られるよ
うになった。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明に係る現
像装置においては、搬送路に沿って搬送路内に設けられ
た撹拌搬送部材を回転させて、搬送路内における現像剤
を撹拌しながら搬送路に沿って搬送させるにあたり、撹
拌搬送部材として、回転軸の軸方向両端部に設けられた
保持部材間において、回転軸の周囲に回転軸と所要間隔
を介するように分離させて断面が角型状の線材により螺
旋状に形成された撹拌搬送羽根を配し、この撹拌搬送羽
根の両端部をそれぞれ上記の保持部材に固定させたもの
を用いるようにしたため、この撹拌搬送部材を回転させ
ると、現像剤がこの撹拌搬送部材の外周側では速い速度
で搬送される一方、回転軸付近では遅い速度で搬送され
るようになり、現像剤がこのように搬送速度の異なる撹
拌搬送部材の外周部側と回転軸付近との間でランダムに
移動して、十分に撹拌混合されながら搬送路に沿って搬
送され、現像剤中におけるトナーが十分に帯電されるよ
うになった。
【0035】この結果、この発明に係る現像装置におい
ては、搬送路内に新たなトナーを急激に供給した場合に
おいても、新たに供給されたトナーが搬送路内において
現像剤と十分に撹拌混合されて、搬送路内において十分
に帯電されるようになり、従来の現像装置のように新た
に供給されたトナーが十分に帯電されずに、形成される
画像に濃度むらや地肌かぶりが生じるということがな
く、良好な画像が安定して得られるようになった。ま
た、画像形成装置の高速化を図るため、上記の撹拌搬送
部材による現像剤の搬送速度を速めた場合にも、搬送路
内において現像剤が十分に撹拌混合されて、トナーが十
分に帯電されるようになり、高速で現像を行った場合に
も良好な画像が安定して得られるようになった。
【0036】また、この発明に係る現像装置において
は、上記のように撹拌搬送部材における撹拌搬送羽根が
回転軸と所要間隔を介するように分離され、この撹拌搬
送羽根の両端部が回転軸の軸方向両端部に設けられた保
持部材に固定されているだけであるため、この撹拌搬送
羽根が軸方向中央部付近において自重により垂れ下がっ
て、搬送路の底部におけるハウジングと接するようにな
り、この状態で撹拌搬送部材を回転させると、上記撹拌
搬送羽根によって搬送路の底部における現像剤も撹拌さ
れながら搬送されるようになり、撹拌搬送羽根とハウジ
ングとの間で現像剤が滞留するということがなく、搬送
路内における現像剤全体が十分に撹拌混合されながら効
率よく搬送されるようになった。
【0037】この結果、この発明に係る現像装置におい
ては、上記のように新たなトナーが補給された場合、こ
のように補給されたトナーが搬送路の底部に滞留するこ
となく、このトナーが撹拌搬送部材における撹拌搬送羽
根の作用によって速やかに搬送路内における現像剤と撹
拌混合されながら搬送されてトナー濃度検出部に導か
れ、このトナー濃度検出部において現像剤中におけるト
ナーの濃度が測定されるようになり、従来のように新た
なトナーが補給され続けて現像剤中におけるトナー濃度
が高くなりすぎるということもなく、良好な画像形成が
安定して行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の現像装置の状態を示した上面側の概略断
面図である。
【図2】従来の現像装置において、搬送路内に撹拌搬送
部材を設けた状態を示した背面側の概略断面図である。
【図3】従来の現像装置において、搬送路内に撹拌搬送
部材を設けた状態を示した側面側の概略断面図である。
【図4】この発明の一実施例における現像装置の状態を
示した上面側の概略断面図である。
【図5】同実施例の現像装置において使用した撹拌搬送
部材の概略斜視図である。
【図6】同実施例の現像装置において、搬送路内に撹拌
搬送部材を設けた状態を示した背面側の概略断面図であ
る。
【図7】同実施例の現像装置において、搬送路内に撹拌
搬送部材を設けた状態を示した側面側の概略断面図であ
る。
【符号の説明】
11 現像スリーブ 12 ハウジング 14 搬送路 160 撹拌搬送部材 161 回転軸 162 保持部材 163 撹拌搬送羽根

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を搬送する搬送路に沿ってこの搬
    送路内に撹拌搬送部材を配し、この撹拌搬送部材を回転
    させて搬送路内における現像剤を撹拌しながら搬送路に
    沿って搬送させるようになった現像装置において、上記
    撹拌搬送部材として、この撹拌搬送部材を回転させる回
    転軸を上記搬送路に沿って設けると共に、この回転軸の
    軸方向両端部にそれぞれ保持部材を設け、更にこの回転
    軸の周囲に回転軸と所要間隔を介するように分離させて
    断面が角型状の線材により螺旋状に形成された撹拌搬送
    羽根を配し、この撹拌搬送羽根の両端部をそれぞれ上記
    の保持部材に固定させたものを用いたことを特徴とする
    現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009116300A (ja) * 2007-10-19 2009-05-28 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2010078669A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
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