JPH06312636A - 自動車用収納ボックス - Google Patents

自動車用収納ボックス

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JPH06312636A
JPH06312636A JP12312893A JP12312893A JPH06312636A JP H06312636 A JPH06312636 A JP H06312636A JP 12312893 A JP12312893 A JP 12312893A JP 12312893 A JP12312893 A JP 12312893A JP H06312636 A JPH06312636 A JP H06312636A
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JP
Japan
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mold
storage box
core
die
automobile
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JP12312893A
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Masami Tonooka
正美 殿岡
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 型倒れによる製品の偏肉や型の破損による製
品不良が発生することのない自動車用収納ボックスを提
供することを目的とする。 【構成】 コア型2とそのコア型2を包むキャビティ型
3との間隙6に溶融樹脂を導入して成形された断面略U
字形の凹部9を有する自動車用収納ボックス10であっ
て、成形樹脂圧による前記コア型2の型倒れを防止する
ために設けた前記キャビティ型3の保持突起7が前記コ
ア型2に当接していて、ボックス本体9にその保持突起
7に対応する貫通孔8が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用収納ボックスに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の自動車用収納ボックスにつ
いて図9乃至図11を参照しながら説明する。
【0003】自動車用収納ボックスhは断面略U字形の
深い凹部mを有し、樹脂によって成形されている。
【0004】収納ボックスhを成形する金型構造aは、
コア型bとそれを包むキャビティ型とからなる中間母型
構造であって、キャビティ型は固定型cと可動型dに分
割されており、固定型cの側面にはゲートfが形成され
ている。このゲートfからキャビティeに溶融樹脂を導
入して収納ボックスhを成形した後に、可動型dを開い
てからコア型b内部を貫通するエジェクターピンgによ
って収納ボックスhを突き出して自動落下させるように
し、成形サイクルアップが計られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ゲートfが固定型cの側面にあるため
に、ゲートfからの射出圧によってコア型bが押され
て、図10の鎖線で示すように変形することがある。こ
のためコア型bに曲げ応力が生じて成形が不安定であ
り、射出圧による型の破損や型倒れによる製品の偏肉を
生じ、収納ボックスhの品質が安定しないという問題点
を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、型倒れによる製品の偏肉や型の破損による製品不良
が発生することのない自動車用収納ボックスを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の自動車用収納ボックスは、コア型とそのコア
型を包むキャビティ型との間隙に溶融樹脂を導入して成
形された断面略U字形の凹部を有する自動車用収納ボッ
クスであって、成形樹脂圧による前記コア型の型倒れを
防止するために設けた前記キャビティ型の保持突起が前
記コア型に当接していて、ボックス本体にその保持突起
に対応する貫通孔が形成された構成を有している。
【0008】
【作用】この構成によって、キャビティ型の保持突起が
コア型に当接しているので、コア型の型倒れがなく、型
倒れによる製品の偏肉を生じることがない。またこのこ
とによって成形樹脂圧による型の破損を防止することが
できる。
【0009】さらにボックス本体に保持突起に対応する
貫通孔が形成されるので、この孔をごみ落とし用に活用
することができる。
【0010】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図1乃至
図4を参照しながら説明する。
【0011】図において、自動車用収納ボックス10は
断面略U字形の深い凹部を有するボックス本体9が樹脂
によって成形されている。そしてボックス本体9の前面
9aと後面9bの下端近傍にはそれぞれ二個の貫通孔8
が形成されている。
【0012】図3は収納ボックス成形用の金型1の部分
断面図である。成形金型1はコア型2とそのコア型2を
包むキャビティ型3とからなり、キャビティ型3は固定
型4と可動型5に分割されている。コア型2とキャビテ
ィ型3との間隙はキャビティ6に成されており、このキ
ャビティ6に溶融樹脂が導入されて収納ボックス10が
成形される。
【0013】そして固定型4と可動型5との下端には成
形樹脂圧によるコア型2の型倒れを防止するために、適
宜の大きさの保持突起7が形成されていて、この保持突
起7の端面7aはコア型2に当接している。またゲート
位置6aはコア型2端末部に設定されていて、溶融樹脂
がボックス本体9の底面から上方向に流れるようにし、
また前面9aと後面9bの溶融樹脂の到達速度を同じに
設定してコア型2に曲げ応力が生じないようにしてあ
る。
【0014】以上のような成形金型1に溶融樹脂を導入
すると、保持突起7がキャビティ6を貫通してコア型2
に当接しているので、ボックス本体9に保持突起7に対
応する前記の貫通孔8が形成される。またキャビティ型
3の保持突起7がコア型2に当接しているので、コア型
2の型倒れがなく、型倒れによる収納ボックス10の偏
肉を生じることがない。またこのことによって成形樹脂
圧による型の破損を防止することができる。さらに貫通
孔8を適宜の大きさにすることによって、表面からの違
和感をなくし、ごみ落としとして利用することができ
る。
【0015】また図5に示すように、ゲート6aが固定
型4の側面に設けられている金型構造のものについて
は、ゲート6aからの射出圧によるコア型2の変形を防
止するために、可動型5に保持突起7を設けて、その表
面を圧力受け面としても良い。
【0016】(実施例2)以下本発明の第二実施例につ
いて、図6乃至図8を参照しながら説明する。
【0017】図において、収納ボックス10の構成は図
1の構成とほぼ同様である。図1の構成と異なるのはボ
ックス本体9の底面9cに両側面12が開放された凸部
11が形成されている点である。
【0018】図7は収納ボックス10成形用の金型1の
部分断面図である。コア型2の下端には凸部13が形成
されており、キャビティ型3の固定型4と可動型5との
下端には保持突起14が形成されていて、この保持突起
14の端面14aはコア型2の凸部13側面に当接して
いる。
【0019】この成形金型1に溶融樹脂を導入すると、
ボックス本体9の底面9cに凸部11が形成されるとと
もに、保持突起14に対応するボックス本体9の凸部1
1の両側面12には溶融樹脂の流入がなくこの面が開放
される。またキャビティ型3の保持突起14がコア型2
凸部13に当接しているので、コア型2の型倒れがな
く、型倒れによる収納ボックス10の偏肉を生じること
がない。また成形樹脂圧による型の破損を防止すること
ができる。さらに凸部11の両側面12の開放部はごみ
落としとして利用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上のようにこの発明は、コア型とその
コア型を包むキャビティ型との間隙に溶融樹脂を導入し
て成形された断面略U字形の凹部を有する自動車用収納
ボックスであって、成形樹脂圧による前記コア型の型倒
れを防止するために設けた前記キャビティ型の保持突起
が前記コア型に当接していて、ボックス本体にその保持
突起に対応する貫通孔が形成されていることにより、型
倒れによる製品の偏肉を生じることがなく、成形樹脂圧
による型の破損を防止することができる。
【0021】またボックス本体にその保持突起に対応す
る貫通孔が形成されるので、この貫通孔をごみ落とし用
に活用し、収納ボックス内が清潔に保たれ、製品として
の違和感を生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す自動車用収納ボックス
の斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】同自動車用収納ボックスの成形金型の部分断面
図である。
【図4】同自動車用収納ボックスの成形金型の保持突起
部分の斜視図である。
【図5】同自動車用収納ボックスの成形金型の変形例の
部分断面図である。
【図6】本発明の第二の実施例を示自動車用収納ボック
スの斜視図である。
【図7】同自動車用収納ボックスの底面の斜視図であ
る。
【図8】同自動車用収納ボックスの成形金型の部分断面
図である。
【図9】従来の自動車用収納ボックスの成形金型の断面
図である。
【図10】同自動車用収納ボックスの成形金型の動作説
明図である。
【図11】同自動車用収納ボックスの成形金型の部分断
面図である。
【符号の説明】
1 成形金型 2 コア型 3 キャビティ型 7 保持突起 8 貫通孔 9 ボックス本体 10 自動車用収納ボックス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア型とそのコア型を包むキャビティ型
    との間隙に溶融樹脂を導入して成形された断面略U字形
    の凹部を有する自動車用収納ボックスであって、成形樹
    脂圧による前記コア型の型倒れを防止するために設けた
    前記キャビティ型の保持突起が前記コア型に当接してい
    て、ボックス本体にその保持突起に対応する貫通孔が形
    成されていることを特徴とする自動車用収納ボックス。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61113152U (ja) * 1984-12-28 1986-07-17
JPS61113052U (ja) * 1984-12-28 1986-07-17
JPS61177503A (ja) * 1985-02-01 1986-08-09 Omron Tateisi Electronics Co 機器制御装置
JPH0443294U (ja) * 1990-08-09 1992-04-13

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JPH0443294U (ja) * 1990-08-09 1992-04-13

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