JPH06311773A - モータ駆動装置 - Google Patents

モータ駆動装置

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JPH06311773A
JPH06311773A JP5279835A JP27983593A JPH06311773A JP H06311773 A JPH06311773 A JP H06311773A JP 5279835 A JP5279835 A JP 5279835A JP 27983593 A JP27983593 A JP 27983593A JP H06311773 A JPH06311773 A JP H06311773A
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ripple
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pulse
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弘 植野
Atsushi Irie
篤 入江
Yoshihiro Ueda
佳弘 上田
Nobuo Nagasaka
伸夫 長坂
Kazuhisa Shimizu
和久 清水
Osanori Inoue
長徳 井上
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Omron Corp
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P7/00Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors
    • H02P7/0094Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors wherein the position is detected using the ripple of the current caused by the commutator

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ駆動装置おいて、モータの回転位置及
び回転速度の検出のためのセンサを設けることなく回転
位置及び回転速度の検出を正確に行うことができるよう
にする。 【構成】 モータ1の端子電圧を検出すると共にモータ
1に流れるモータ電流を検出する。検出したモータ端子
電圧とモータ電流とに基づいてモータの動作により発生
するリプルパルスを検出する。そして、この検出したリ
プルパルスに基づいてモータの回転位置及び回転速度を
算出する。これにより、センサを用いることなく、モー
タ1の回転位置及び回転速度が得られると共に正確にモ
ータの回転位置及び回転速度を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両のパワーウ
ィンドウ装置に用いて好適なモータ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等の車両においてパワーウ
ィンドウ装置の標準装備化が進んでいる。パワーウィン
ドウ装置には、ウィンドウの昇降制御を行うためにモー
タの回転位置及び回転速度の検出が行われている。この
検出は、パワーウィンドウ装置を構成するモータ駆動装
置にて行われている。
【0003】従来のモータ駆動装置におけるモータ回転
位置及び回転速度の検出は、例えば特公平2−6648
号公報にも開示されているように、モータにエンコーダ
等のセンサを設け、そのセンサの出力に基づいて行うよ
うにしたものや、例えば特公平3−65472号公報に
も開示されているように、モータに流れる電流に発生す
る電流リプルを検出し、この電流リプルに基づいて行う
ようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のモータ駆動装置にあっては、次のような問題
点があった。すなわち、 特公平2−6648号のようにセンサを使用する場合
では、センサを取り付けるためのスペースを確保しなけ
ればならないことと、センサを取り付けるために手間が
かかる。また、センサを必要とすることと、センサと制
御回路とを接続するための配線を必要とするので高価格
になる。
【0005】特公平3−65472号のように電流リ
プルから回転位置及び回転速度を検出する場合では、モ
ータの回転状況によって電流リプルに変化が生じたりす
ると、リプルのパルス検出に割れや抜けが生ずることが
あり、正確に回転位置及び回転速度を検出することがで
きない。また、モータの発生するトルクをモータに流れ
る電流で制御するような場合には電流のリプルが抑制さ
れるので、この検出方法ではリプルの検出が難しい。
【0006】そこで本発明は、モータの回転位置及び回
転速度検出のためのセンサを不要とすることで低価格化
を図ること共に正確な回転位置及び回転速度を検出する
ことができるモータ駆動装置を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明によるモータ駆動装置は、モータ
に印加する電圧を決定する電圧操作量決定部と、この電
圧操作量決定部にて決定された電圧操作量を前記モータ
を印加し、該モータを駆動するモータ駆動部と、モータ
電流を検出するモータ電流検出部とを備えたモータ駆動
装置において、モータ端子電圧を検出するモータ電圧検
出部と、前記モータ電流と前記モータ端子電圧とに基づ
いて該モータの動作により発生するリプルパルスを検出
するリプル検出部と、検出されたリプルパルスに基づい
て前記モータの回転位置及び回転速度を算出するモータ
回転位置・回転速度算出部とを設けたことを特徴とす
る。
【0008】また、請求項2記載の発明によるモータ駆
動装置は、モータに印加する電圧を決定する電圧操作量
決定部と、この電圧操作量決定部にて決定された電圧操
作量を前記モータを印加し、該モータを駆動するモータ
駆動部と、モータ電流を検出するモータ電流検出部とを
備えたモータ駆動装置において、前記モータ電流と前記
電圧操作量とに基づいて前記モータの動作により発生す
るリプルパルスを検出するリプル検出部と、検出された
リプルパルスに基づいて前記モータの回転位置及び回転
速度を算出するモータ回転位置・回転速度算出部とを設
けたことを特徴とする。
【0009】また、請求項3記載の発明によるモータ駆
動装置は、請求項1又は請求項2いずれかの項記載のモ
ータ駆動装置において、前記モータ電流と前記モータ端
子電圧とに基づいて前記モータの回転速度を推定するモ
ータ回転速度推定部を設けると共に、前記モータ回転位
置・回転速度算出部は、リプルパルスに基づいて算出し
た回転速度と推定された回転速度との差が所定値を超え
た場合に、割れや抜けパルス数を推定し、この推定値に
より前記リプルパルスに基づいて算出した回転速度を補
正することを特徴とする。
【0010】また、請求項4記載の発明によるモータ駆
動装置は、請求項1又は請求項2いずれかの項記載のモ
ータ駆動装置において、前記モータ電流と前記モータ端
子電圧とに基づいて前記モータの回転速度を推定するモ
ータ回転速度推定部を設けると共に、前記モータ回転位
置・回転速度算出部は、リプルパルスに基づいて算出し
た回転速度と推定された回転速度との差が所定値を超え
た場合に、推定された回転速度を出力することを特徴と
する。
【0011】また、請求項5記載の発明によるモータ駆
動装置は、請求項1又は請求項2いずれかの項記載のモ
ータ駆動装置において、前記モータ電流と前記モータ端
子電圧とに基づいて前記モータの回転速度を推定するモ
ータ回転速度推定部を設けると共に、前記モータ回転位
置・回転速度算出部は、リプルパルスに基づいて算出し
た回転速度と推定された回転速度との差が所定値を超え
た場合に、前記モータ回転速度推定部において用いられ
るパラメータを前記リプルパルスに基づいて算出した回
転速度により補正することを特徴とする。
【0012】また、請求項6記載の発明によるモータ駆
動装置は、請求項1又は請求項2いずれかの項記載のモ
ータ駆動装置において、前記モータ電流と前記モータ端
子電圧とに基づいて前記モータの回転速度を推定するモ
ータ回転速度推定部を設けると共に、前記モータ回転位
置・回転速度検出部は、リプルパルスの間隔を監視し、
所定値以上の間隔がある場合、その前後するリプルパル
スの間隔からリプルパルスの割れや抜けがあるか否かを
判定し、抜けがあると判断した場合、推定された回転速
度を出力することを特徴とする。
【0013】また、請求項7記載の発明によるモータ駆
動装置は、請求項3、請求項4、請求項5及び請求項6
いずれかの項記載のモータ駆動装置において、前記モー
タ回転位置・回転速度算出部は、前記モータの回転位置
及び回転速度を算出する毎にこれらを記憶すると共に、
現時点で算出した回転位置及び回転速度を過去に算出し
た回転位置及び回転速度と比較し、その結果に基づいて
前記所定値を変更することを特徴とする。
【0014】また、請求項8記載の発明によるモータ駆
動装置は、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6
いずれかの項記載のモータ駆動装置において、前記モー
タ回転位置・回転速度算出部は、前記モータの回転位置
及び回転速度を算出する毎にこれらを記憶し、これら回
転位置及び回転速度と、検出されたリプルパルスに基づ
いて算出した回転速度と推定された回転速度との差とに
基づいて所定のファジィルールに従ってファジィ推論を
行い、前記所定値を推論することを特徴とする。
【0015】また、請求項9記載の発明によるモータ駆
動装置は、モータに印加する電圧を決定する電圧操作量
決定部と、前記電圧操作量決定部にて決定された電圧操
作量を前記モータを印加し、該モータを駆動するモータ
駆動部とを備えたモータ駆動装置において、前記モータ
に発生するリプルパルスを検出するリプル検出部と、前
記リプル検出部にて検出されたリプルパルスを複数個取
り込み、この中から所定の規則にしたがって最適なもの
を選択して複数個の基準リプルパルスを作成する基準パ
ルス作成部と、前記基準パルス作成部にて作成された基
準リプルパルスを記憶する基準パルス記憶部と、前記リ
プル検出部にて検出されたリプルパルスを前記基準リプ
ルパルスと同数だけ取り込み、これらを一時的に記憶す
るパルス一時記憶部と、前記パルス一時記憶部に記憶さ
れた複数個のリプルパルスを1単位とする周期と前記基
準パルス記憶部に記憶された複数個の基準リプルパルス
を1単位とする基準周期と比較し、該基準周期に対して
所定範囲外であれば前記パルス一時記憶部に記憶された
複数個のリプルパルスに対して割れ抜け補正を行う割れ
抜け補正部と、前記割れ抜け補正部より補正されたリプ
ルパルスに基づいて前記モータの回転位置及び回転速度
を算出するモータ回転位置・回転速度算出部とを設けた
ことを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明では、モータ端子電圧とモ
ータ電流とに基づいてモータの動作により発生するリプ
ルパルスが検出され、さらにこのリプルパルスに基づい
てモータの回転位置及び回転速度が算出される。したが
って、モータの回転位置及び回転速度を検出するための
センサを必要とすることなく、正確にモータの回転位置
及び回転速度を検出することが可能になる。
【0017】請求項2記載の発明では、モータに印加す
る電圧を決定する電圧操作量決定部により決定された電
圧操作量とモータ電流とに基づいてモータの動作により
発生するリプルパルスが検出され、さらにこのリプルパ
ルスに基づいてモータの回転位置及び回転速度が算出さ
れる。したがって、モータの回転位置及び回転速度を検
出するためのセンサを必要とすることなく、正確にモー
タの回転位置及び回転速度を検出することが可能にな
る。
【0018】請求項3記載の発明では、モータ電流とモ
ータ端子電圧とに基づいてモータの回転速度が推定さ
れ、この推定された回転速度とリプルパルスに基づいて
算出された回転速度との差が所定値を超えた場合に、割
れや抜けパルス数の推定が行われる。この推定値により
リプルパルスに基づいて算出された回転速度が補正され
る。したがって、推定された割れや抜けパルス数による
回転速度の補正が行われるので、より正確な回転速度が
得られる。
【0019】請求項4記載の発明では、モータ電流とモ
ータ端子電圧とに基づいてモータの回転速度が推定さ
れ、この推定された回転速度とリプルパルスに基づいて
算出された回転速度との差が所定値を超えた場合に、推
定された回転速度が出力される。したがって、割れや抜
けパルス数がある程度多くなった場合に、リプルパルス
に基づいて算出される回転速度に代って、モータ電流と
モータ端子電圧とに基づいて推定された回転速度が出力
されるので、正確な回転速度が得られる。
【0020】請求項5記載の発明では、モータ電流とモ
ータ端子電圧とに基づいてモータの回転速度が推定さ
れ、この推定された回転速度とリプルパルスに基づいて
算出された回転速度との差が所定値を超えた場合に、回
転速度を推定する際に使用されるパラメータが、リプル
パルスに基づいて算出された回転速度によって補正され
る。したがって、モータ電流とモータ端子電圧とに基づ
いてモータの回転速度が推定する際に使用されるパラメ
ータが補正されるので、正確な回転速度を推定すること
ができる。
【0021】請求項6記載の発明では、検出されたリプ
ルパルスの間隔が監視され、その間隔が所定値を超える
と、その前後するリプルパルスの間隔からリプルパルス
の割れや抜けがあるか否かの判定が行われる。割れや抜
けがあったときには、モータ電流とモータ端子電圧とに
基づいて推定されたモータの回転速度が出力される。し
たがって、割れや抜けパルスがあった場合に、リプルパ
ルスに基づいて算出される回転速度に代って、モータ電
流とモータ端子電圧とに基づいて推定された回転速度が
出力されるので、正確な回転速度が得られる。
【0022】請求項7記載の発明では、モータの回転位
置及び速度を算出する毎にこれらの値が記憶され、さら
に現時点で算出された回転位置及び回転速度と、記憶さ
れた過去の回転位置及び回転速度との比較が行われ、そ
の結果に基づいて所定値が変更される。したがって、請
求項3〜6記載の発明において得られる回転速度よりも
さらに正確な回転速度が得られる。
【0023】請求項8記載の発明では、現時点で検出さ
れたリプルパルスに基づいて算出した回転速度と推定さ
れた回転速度との差と、過去のモータ回転位置及び回転
速度とに基づいて所定のファジィルールに従ってファジ
ィ推論が行われ、所定値が設定される。この場合、請求
項3、請求項4及び請求項6記載の各発明に対しては、
リプルパルスに基づいて算出した回転速度と推定された
回転速度との差と比較する値が設定される。また、請求
項5記載の発明に対しては、リプルパルスの間隔と比較
する値が設定される。したがって、請求項3〜請求項6
記載の発明よりもさらに正確な回転速度が得られる。
【0024】請求項9記載の発明では、複数個のリプル
パルスの中から所定の規則にしたがって最適なものが選
択されて、これらにより基準リプルパルスが作成され
る。次いで、複数の基準リプルパルスを1単位とする基
準周期と、基準リプルパルス以降に検出され、複数個の
リプルパルスを1単位とする周期とが比較される。この
比較において基準リプルパルス以降に検出された複数個
のリプルパルスを1単位とする周期が基準周期に対して
所定範囲外であれば、割れ抜け補正が行われる。そし
て、割れ抜け補正が行われたリプルパルスに基づいてモ
ータの回転位置及び回転速度が算出される。したがっ
て、モータの回転位置及び回転速度を検出するためのセ
ンサを必要とすることなく、割れ抜けが生じても正確に
モータの回転位置及び回転速度を検出することが可能に
なる。また、複数個のリプルパルスを1単位として記憶
することになるので、リプルパルスを1つ1つ記憶する
場合と比較してメモリ容量が少なくなる。
【0025】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。 実施例1.図1は本発明に係るモータ駆動装置をパワー
ウィンドウ装置に適用した実施例1の全体構成図であ
る。この図において、1はモータ(DCモータ)、2は
減速機であり、モータ1の回転速度を低速にする。減速
機2には支持アーム3が接続されており、この支持アー
ム3を介してウィンドウ4の昇降が行われる。上記モー
タ1、減速機2および支持アーム3はドア5に内蔵され
ている。6はモータ駆動装置であり、図示せぬウィンド
ウ昇降操作スイッチの操作に基づいてモータ1を駆動す
る。このモータ駆動装置6にはバッテリ16(図2参
照)より電源が供給される。
【0026】図2は上記モータ駆動装置6の構成を示す
ブロック図である。この図において、10はCPU(中
央処理装置)であり、モータ1の全体的な制御を統括す
る。具体的にはモータ1を駆動する電圧操作量であるP
WM指令値を作成し、駆動制御回路11に出力する。ま
た、モータ1の端子電圧とモータ1に流れるモータ電流
とからモータ1にて発生するリプルパルスを検出し、こ
の結果からモータ1の回転位置及び回転速度を算出す
る。
【0027】CPU10には上記動作を行う指令プログ
ラムが書き込まれた読出し専用メモリ(例えばROM)
と、その動作において使用されるワークメモリ(例えば
RAM)と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA
/D変換器等が内蔵されている。駆動制御回路11はP
WM指令値とその極性に応じて、4個のスイッチング素
子SW1〜SW4をパルス幅変調方式(PWM方式)で
制御する制御値を演算し、この制御値をゲート駆動回路
12に出力する。ゲート駆動回路12は駆動制御回路1
1からの制御値に基づき昇圧電源回路13によって昇圧
されたバッテリ電圧を入力してPWM方式により4個の
スイッチング素子SW1〜SW4のゲートを駆動する。
【0028】スイッチング素子SW1〜SW4はHブリ
ッジ型に接続され、4個のダイオードD1〜D4と共に
Hブリッジ回路14を構成し、モータ1の電流をスイッ
チング制御する。このHブリッジ回路14はパワーリレ
ー15を介してバッテリ16に接続される。Hブリッジ
回路14は上述の如くPWM駆動され、例えば、正転の
場合は図3に示すように、スイッチング素子SW1,S
W4がPWM駆動される。この際、PWMオンのとき
は、バッテリ16→スイッチング素子SW1→モータ1
→スイッチング素子SW4→シャント抵抗Rs→GND
の経路で電流が流れる。一方、PWMオフのときは、モ
ータ1→ダイオードD3→バッテリ16→GND→シャ
ント抵抗Rs→ダイオードD2→モータ1の経路で電流
が流れる。
【0029】Hブリッジ回路14の駆動特性(PWM駆
動特性)は図4に示すようになり、正転の場合にはPW
M指令値のデューティ比が略50%を超えるとモータ電
流が急激に増加し、逆転の場合にはPWM指令値のデュ
ーティ比が略50%を超えるとモータ電流が急激に減少
する。なお、この場合、PWM指令値のデューティ比が
0%のときは全ゲートオフモードとなり、デューティ比
が50%以下のときは負荷電流断続モードとなる。ま
た、デューティ比が50%以上のときは負荷電流連続モ
ードとなる。
【0030】図2に戻り、17はモータ電流検出回路で
あり、シャント抵抗RSの両端電圧からモータ電流を検
出する。この検出結果はCPU10と過電流検出回路1
8にそれぞれ入力される。過電流検出回路18はモータ
1の過電流を検出することでその検出結果をCPU10
に供給する。また、過電流検出回路18の検出結果は駆
動制御回路11にも入力され、モータ1の過電流が検出
されると、モータ1の駆動が禁止される。19はモータ
1の端子電圧を検出するモータ端子電圧検出回路であ
る。モータ1の端子電圧M1、M2はバッテリ電圧Vs
をHブリッジ回路14の4個のスイッチング素子SW1
〜SW4にそれぞれ等価的に相当する2つの抵抗R0に
よって1/2に分圧することで表され、この分圧電圧は
さらに抵抗R1、R2によってR1/(R1+R2)に
分圧され、CPU10に検出電圧として加えられる。こ
の検出電圧は負荷電流のモードによらず、またモータ1
が回転することにより発生する誘起電圧にも影響され
ず、常に(バッテリ電圧Vs)×[R1/(R1+R
2)]として求められ、一定値となる。
【0031】次に、図5はこのモータ駆動装置における
モータ回転位置及び回転速度検出機能を示すブロック図
である。この図において、CPU10は電流目標値およ
びモータ電流検出値等を入力し、その電圧操作量決定部
23にて電圧操作量であるPWM指令値を決定した後、
そのPWM指令値をモータ駆動部24に供給する。モー
タ駆動部24は入力したPWM指令値に基づいてモータ
1に電圧を印加する。これにより、モータ1に電流が流
れ、そのモータ電流がモータ電流検出回路17にて検出
され、その検出値がCPU10に供給される。また、モ
ータ端子電圧はモータ端子電圧検出回路19により検出
され、その検出値がCPU10に供給される。
【0032】CPU10はモータ電流とモータ端子電圧
とを入力すると、そのリプル検出部25にて、モータ1
にて発生するリプルパルスを検出する。そして、得られ
たリプルパルスからモータ回転位置・速度算出部26に
て、モータ回転位置及び回転速度を算出し、出力する。
なお、上記モータ駆動部24は図2における駆動制御回
路11、ゲート駆動回路12および昇圧電源回路13よ
り構成される。上記モータ電流検出回路17はモータ電
流検出部に対応し、上記モータ電圧検出19はモータ電
圧検出部に対応する。
【0033】実施例2.次に、図6は本発明に係るモー
タ駆動装置の実施例2の概略構成を示すブロック図であ
る。この実施例はモータ電流と電圧操作量とからモータ
1にて発生するリプルパルスを検出し、得られた結果か
らモータ1の回転位置及び回転速度を算出し、出力す
る。図6に示すリプル検出部25Aが、モータ電流と電
圧操作量とからモータ1にて発生するリプルパルスを検
出する。モータ回転位置・速度算出部26はリプル検出
部25Aにより検出されたリプルパルスを入力し、これ
からモータ回転位置及び回転速度を算出し、出力する。
【0034】実施例3.次に、図7は本発明に係るモー
タ駆動装置の実施例3の概略構成を示すブロック図であ
る。この実施例はモータ端子電圧とモータ電流とからモ
ータ1にて発生するリプルパルスを検出してモータ1の
回転位置および回転速度を算出すると共にモータ端子電
圧とモータ電流とからモータ1の回転速度を推定する演
算を行う。さらに、推定した回転速度とリプルパルスよ
り算出した回転速度とを比較し、その差が所定値を超え
る場合、推定した回転速度の方を出力する。すなわち、
基本的にはリプルパルスより算出した回転速度を出力す
るが、パルス割れや抜けが発生した場合にはリプルパル
スより算出した回転速度に代って推定した回転速度を出
力する。
【0035】図7に示すモータ回転速度推定部27が、
モータ端子電圧とモータ電流とからモータ1の回転速度
を推定する(図9に出力波形を示す)。また、モータ回
転位置・速度算出部26Aは入力したリプルパルスから
モータ1の回転位置および回転速度を算出し、さらに算
出した回転速度と入力した推定回転速度とを比較してそ
の差が所定値を超える場合に推定回転速度の方を出力す
る。
【0036】ところで、リプルパルスより算出した回転
速度と、推定した回転速度とを比較する理由は、モータ
の回転状況によって電流リプルに変化が生じたりしてリ
プルパルス検出に割れや抜けが生ずることがあるからで
ある。図8にパルス抜けが生じている様子を示す。リプ
ルパルスよりモータ1の回転速度ωRを求めるには、図
8に示すようにパルス間隔ΔPを測定し、これを時間Δ
tで割る。式で表せば次のようになる。 ωR=ΔP/Δt …(1) 一方、モータ電流Imとモータ端子電圧Vmとからモータ
1の回転速度ωYを求めるには、モータ1の抵抗Rとモ
ータ電流Imとを乗算したものをモータ端子電圧Vmから
引き、この結果を定数(パラメータ)kで割る。式で表
せば次のようになる。 ωY=(Vm−R×Im)/k …(2)
【0037】このようにして回転速度ωR、ωYが求ま
る。そして、これら回転速度ωR、ωYとを比較すること
でパルス割れや抜けを判断することができる。パルス割
れや抜けがある程度を超える場合は正確な回転速度を得
ることができないので、このような場合は、モータ電流
mとモータ端子電圧Vmとから得られる回転速度ωY
すなわち推定回転速度を選択するようにする。すなわ
ち、 |ωR−ωY|<αのとき、モータ1の回転速度ω=ωR |ωR−ωY|>αのとき、モータ1の回転速度ω=ωy とする。但し、αは所定値。
【0038】実施例4.次に、図10は本発明に係るモ
ータ駆動装置の実施例4を説明するための波形図であ
る。この実施例は図7に示す実施例3と同様の構成を成
しているが、パルス抜けの判定方法が異なっている。す
なわち、図10に示すようにリプルパルスの間隔a1
2、a3、a5、…を監視し、各間隔がある所定値β以
上ある場合にその前後の間隔の情報からパルス割れや抜
けを判定する。そして、パルス割れや抜けがあると判断
した場合は、リプルパルスより算出した回転速度ωR
代ってモータ電流Imとモータ端子電圧Vmとから推定し
たモータ1の回転速度ωyを出力する。すなわち、 |(a3+a5)/2−a4|<βのとき、モータ1の回
転速度ω=ωR |(a3+a5)/2−a4|>βのとき、モータ1の回
転速度ω=ωy とする。
【0039】実施例5.次に、本発明に係るモータ駆動
装置の実施例5について説明する。この実施例は図7に
示す実施例3と同様の構成を成しているが、モータ1の
回転速度の決定の方法が異なっている。すなわち、リプ
ルパルスより算出したモータ1の回転速度ωRとモータ
電流Imとモータ端子電圧Vmとから算出したモータ1の
回転速度ωYとを比較し、その差が所定値γを超える場
合に、回転速度ωYを決定する定数(パラメータ)k
(式(2)を参照)を回転速度ωRによって補正する。
すなわち、 |ωR−ωY|<γのとき、定数kはそのままにする。 |ωR−ωY|>γのとき、定数k´=(E0−Im・R)
/ωR R´=(E0−k・ωR)/Im とする。
【0040】実施例6.次に、図11は本発明に係るモ
ータ駆動装置の実施例6を説明するための波形図であ
る。この実施例は図7に示す実施例3と同様の構成を成
しているが、上記実施例5と同様にモータ1の回転速度
の決定の方法が異なっている。すなわち、リプルパルス
より算出したモータ1の回転速度ωRと、モータ電流Im
とモータ端子電圧Vmとから算出したモータ1の回転速
度ωYとを比較し、その差が所定値eを超える場合に
は、割れや抜けパルス数を推定し、この推定値によりリ
プルパルスより算出したモータ1の回転速度ωRを補正
する。
【0041】すなわち、図11に示すように、パルス間
隔ΔPを測定することでモータ1の回転速度ωRを算出
する。 ωR=ΔP/Δt …(3) そして、|ωR−ωY|<eのときは、そのままにする。
|ωR−ωY|>eのときは、回転速度ωYから割れや抜
けの生じたパルスを補間する。このように、回転速度ω
Yから割れや抜けの生じたパルスを補間することによ
り、リプルパルスより算出したモータ1の回転速度ωR
を補正する。
【0042】実施例7.次に、図12は本発明に係るモ
ータ駆動装置の実施例7の概略構成を示すブロック図で
ある。この実施例はリプルパルスより算出したモータ1
の回転速度ωRからモータ電流Imとモータ端子電圧Vm
より算出したモータ1の回転速度ωYに切り替える判定
条件として、モータ1における過去の回転位置および速
度を用いたものである。特に、モータ1の動作開始時な
どの速度不安定時や加速中などのモータ動作状態に応じ
て切り替える条件を変更する。例えば上述した実施例3
では所定値αを変更し、実施例4では所定値βを変更す
る。
【0043】図12において、モータ回転位置・速度算
出部26Bは、リプル検出部25の出力とモータ回転速
度推定部27の出力をそれぞれ入力し、リプル検出部2
5の出力からモータ1の回転位置及び回転速度を算出す
る。そして、前回リプルパルスにより算出し、モータ回
転位置記憶部28に書き込んだ回転位置とモータ回転速
度記憶部29に書き込んだ回転速度とをそれぞれ読み出
し、これらを入力した後、現時点でリプルパルスより算
出した回転位置および回転速度と比較する。
【0044】そして、この比較結果により回転速度ωR
から回転速度ωYに切り替えるための所定値、すなわ
ち、上述した実施例3では所定値α、実施例4では所定
値βを、変更する。なお、上記モータ回転位置記憶部2
8およびモータ回転速度記憶部29としてはRAM等の
書き込み可能な記憶素子を使用する。ここで、過去に検
出したモータ1の回転位置をP、回転速度をLとおく
と、|ωR−ωY|<αにおける所定値αを変更する。例
えば、前回の回転位置をLold、回転速度をωoldとし、
今回の回転位置をLnew、回転速度をωnewとすると、 ωold<ωnewのとき、α=α1 Lold<Lnewのとき、α=α1 その他の条件のとき、α=α2
【0045】一方、所定値βも同様に変更する。 ωold<ωnewのとき、β=β1 Lold<Lnewのとき、β=β1 その他の条件のとき、β=β2
【0046】実施例8.次に、本発明に係るモータ駆動
装置の実施例8について説明する。この実施例は、図1
2に示す実施例7と同様の構成を成しているが、モータ
電流Imとモータ端子電圧Vmとからモータ1の回転速度
ωYを推定する際に用いる定数(パラメータ)kを、リ
プルパルスより算出したモータ1の回転速度ωRによっ
て補正するための判定条件として、モータ1における過
去の回転位置および回転速度を用いたものである。特に
モータ1の動作開始時などの速度不安定時や、加速中な
どのモータ動作状態に応じて切り替える条件を変更す
る。例えば上述した実施例5では所定値γを変更する。
【0047】ここで、過去に検出したモータ1の回転位
置をP、回転速度をLとおくと、|ωR−ωY|<γにお
ける所定値γを変更する。例えば、前回の回転位置をL
old、回転速度をωoldとし、今回の回転位置をLnew
回転速度をωnewとすると、 ωold<ωnewのとき、γ=γ1 Lold<Lnewのとき、γ=γ1 その他の条件のとき、γ=γ2
【0048】実施例9.次に、本発明に係るモータ駆動
装置の実施例9について説明する。この実施例は、この
実施例は図12に示す実施例7と同様の構成を成してい
るが、割れや抜けの生じたパルス数を推定し、この推定
値によりリプルパルスより算出したモータ1の回転速度
ωRを補正するための判定条件として、モータ1におけ
る過去の回転位置および回転速度を用いたものである。
特にモータ1の動作開始時などの速度不安定時や加速中
などのモータ動作状態に応じて切り替える条件を変更す
る。例えば上述した実施例6では所定値eを変更する。
【0049】ここで、過去に検出したモータ1の回転位
置をP、回転速度をLとおくと、|ωR−ωY|<γにお
ける所定値γを変更する。例えば、前回の回転位置をL
old、回転速度をωoldとし、今回の回転位置をLnew
回転速度をωnewとすると、 ωold<ωnewのとき、e=e1 Lold<Lnewのとき、e=e1 その他の条件のとき、e=e2
【0050】実施例10.次に、本発明に係るモータ駆
動装置の実施例10について説明する。この実施例は、
この実施例は図12に示す実施例7と同様の構成を成し
ているが、上述した各実施例7、8、9における判定を
ファジィ推論により行うようにしたものである。例えば
実施例7では回転速度ωRから推定回転速度ωYに切り替
える判定を行う。以下、実施例7の場合を想定して説明
する。図13は第1の前件部メンバーシップ関数、図1
4は第2の前件部メンバーシップ関数、図15は第3の
前件部メンバーシップ関数である。図16は後件部にお
けるファジィ出力(リプルパルスによる回転速度ωR
度合いkk)で、シングルトーン位置で表したメンバー
シップ関数である。なお、図13におけるωmaxは最高
回転速度である。また、図14におけるLstartは開始
点、Lstopは終了点である。
【0051】CPU10は、ωold、Lold、ωR−ωY
基づいて所定のファジィルールに従ってファジィ推論を
行い、回転速度ωRから推定回転速度ωYに切り替える判
定を行う。この場合、第1の前件部メンバーシップ関数
には前回の回転速度ωoldが与えられ、第2の前件部メ
ンバーシップ関数には前回の回転位置Loldが与えられ
る。さらに第3の前件部メンバーシップ関数には現在の
回転速度ωRと現在の推定回転速度ωYとの差(ωR
ωY)の値が与えられる。また、CPU10はMIN_
MAX計算機能により、前件部のメンバーシップ関数に
基づく演算を行い、さらに重心位置を求める演算を行
う。なお、前件部の各メンバーシップ関数は三角形状の
ものであるが、これのみならず任意の形のものを採用し
うることは言うまでもない。
【0052】ここで、ファジィルールについて説明す
る。なお、各メンバーシップ関数におけるラベルの意味
は、次の通りである。 NL:Negative Large(負に大きい) NS:Negative Small(負にやや大きい) ZO:zero(零) PS:Positive Small(正にやや大きい) PL:Positive Large(正に大きい)
【0053】ファジィルールは図17のように示され、
式と用いて表すと次のようになる。このルールはいわゆ
るIF、THEN(もし、ならば)の形式で表現され
る。R1.IF ωR−ωY=ZR THEN ファジィ出力=ZR R2.IF ωold=ZR、Lold=ZR AND ωR
−ωY=PL THEN ファジィ出力=NL R3.IF ωold=ZR、Lold=ZR AND ωR
−ωY=NL THEN ファジィ出力=NL R4.IF ωold=NL、Lold=NL AND ωR
−ωY=PL THEN ファジィ出力=PS
【0054】R5.IF ωold=NL、Lold=PL
AND ωR−ωY=NL THEN ファジィ出力=ZR R6.IF ωold=PL、Lold=NL AND ωR
−ωY=PL THEN ファジィ出力=ZR R7.IF ωold=NL、Lold=NL AND ωR
−ωY=ZL THEN ファジィ出力=NS
【0055】ファジィルールR1は、「もし、現在の回
転速度ωRと現在の推定回転速度ωYとの差(ωR−ωY
が零であれば、ファジィ出力を正に大きくする。」とい
う意味である。ファジィルールR2は、「もし、前回の
回転速度ωoldが零で、また、前回の回転位置Loldが零
で、かつ差(ωR−ωY)が正に大きい場合にはファジィ
出力を負に大きくする。」という意味である。ファジィ
ルールR3は、「もし、前回の回転速度ωoldが零で、
また、前回の回転位置Loldが零で、かつ差(ωR
ωY)が負に大きい場合にはファジィ出力を負に大きく
する。」という意味である。ファジィルールR4は、
「もし、前回の回転速度ωoldが負に大きく、また、前
回の回転位置Loldが負に大きく、かつ差(ωR−ωY
が正に大きい場合にはファジィ出力を正にやや大きくす
る。」という意味である。
【0056】また、ファジィルールR5は、「もし、前
回の回転速度ωoldが負に大きく、また、前回の回転位
置Loldが正に大きく、かつ差(ωR−ωY)が負に大き
い場合にはファジィ出力を零にする。」という意味であ
る。ファジィルールR6は、「もし、前回の回転速度ω
oldが正に大きく、また、前回の回転位置Loldが負に大
きく、かつ差(ωR−ωY)が正に大きい場合にはファジ
ィ出力を零にする。」という意味である。また、ファジ
ィルールR7は、「もし、前回の回転速度ωoldが負に
大きく、また、前回の回転位置Loldが負に大きく、か
つ差(ωR−ωY)が零の場合にはファジィ出力を負にや
や大きくする。」という意味である。
【0057】次に、CPU10によるファジィ演算動作
について説明する。図18はファジィ演算処理を示すメ
インプログラムである。なお、前回の回転速度ωold
よび回転位置Loldが既に記憶されているものとする。
まず、ステップS1で現在の回転速度ωRと現在の推定
回転速度ωYとの差(ω R−ωY)を算出し、次いで、算
出したωR−ωYと、記憶された前回の回転速度ωold
よび回転位置Loldをそれぞれ入力する。
【0058】ステップS2でこれらωold、Lold、ωR
−ωYをファジィ入力とする。そして、これらに基づい
て所定のファジィルールに従ってファジィ推論を行い、
回転速度ωRの度合いkkを推定する。その後、ステッ
プS3で推定値をファジィ出力として出力する。そし
て、結果を判定し、kk<0のときは、推定回転速度ω
Yを回転速度として選択し、kk>0のときは、リプル
パルスより得られる回転速度ωRを回転速度として出力
する。
【0059】ステップS2におけるファジィ推論は図1
9に示すサブルーチンで実行される。図19において、
まず、ωold、Lold、ωR−ωYをファジィ入力とした
後、ステップS11で前件部の処理を行う。すなわち、
入力値(ωold、Lold、ωR−ωY)とその条件部の第
1、第2、第3のメンバーシップ関数から、その入力の
適合度を求める。次いで、ステップS12で結論部の処
理を行う。すなわち、条件部処理によって求められたル
ール適合度を他の適合度と比較して結論部ラベルごとの
ファジィ出力を求める。
【0060】次いで、ステップS13で重み付け処理を
行い、各ルールの結論部に対する影響度を調整する。例
えば、適合度の小さいものを選択した後件部に与える。
その後、ステップS14でファジィ出力からそれを代表
する1つの確定値を計算する。すなわち、後件部では上
記メンバーシップ関数をMAX合成処理によって重ね合
わせて合成出力を生成し、その後、デファジファイヤに
よってこの合成出力の重心から1つの確定値を得る。
【0061】なお、上記実施例10は、実施例7の場合
を想定したが、実施例8,9についても同様に行うこと
が可能である。実施例8では、kk>0のときに推定回
転速度ωYを決定するパラメータkをリプルパルスより
求めた回転速度ωRによって補正する。また、実施例9
では、kk>0のときに推定回転速度ωYによって割れ
や抜けのパルス数を補間する。
【0062】実施例11.次に、図20は本発明に係る
モータ駆動装置の実施例11の概略構成を示すブロック
図である。この実施例はモータ電流よりリプルパルスを
検出してパルス割れや抜けがあったときに補正を行うよ
うにしたものである。基本的には図21に示すように、
前後する4個のリプルパルスを1つの周期T、T´とし
てこれらの比較を行い、その比較値が所定の範囲内に入
っていなければ、割れ抜けが生じたものと判断して補正
を行うものである。実際は、先の周期Tに割れ抜けがあ
る場合にはこの周期T以降の周期の全てが無効になって
しまうので、最初の8個のリプルパルスを取り込み、こ
の中で周期の大きなもの2個と、周期の小さなもの2個
を除外した残りの4個を基準リプルパルスとし、これら
基準リプルパルスを1単位とする周期と、8個以降のリ
プルパルスを4個1単位とした周期と比較する。なお、
図22に基準リプルパルスを示す。
【0063】ここで、最初に取り込むリプルパルスの数
を8個にしたのは、モータ1の電機子の極数を8個と想
定したからである。例えば、モータ1の電機子の極数が
12個であれば最初に取り込むリプルパルスの数を12
個にすればよい。そして、この中から周期の大きなもの
と小さなものを3個づつ除外すればよい。さて、図20
において、32は基準パルス作成部であり、リプル検出
部25より出力されるリプルパルスの最初の8個を取り
込み、このなかで周期の大きいものと周期の小さいもの
とを2個づつ取り除き、残りの4個を出力する。33は
基準パルス作成部32より出力される4個のパルスを記
憶する基準パルス記憶部33である。34はリプル検出
部25より出力されるリプルパルスを4個づつ一時的に
記憶するパルス一時記憶部である。
【0064】35は割れ抜け補正部であり、パルス一時
記憶34に記憶された4個のリプルパルスを1単位とす
る周期T´と、基準パルス記憶部33に記憶された4個
の基準リプルパルスを1単位とする周期Tとを比較し、
周期T´が周期Tの所定範囲内に入っていれば正常と判
断し、所定範囲内に入っていなければ割れ抜けが生じた
ものと判断する。例えば、T´/T×100<50
(%)を満たす場合には割れが発生したと判断する。ま
た、T´/T×100>150(%)を満たす場合には
抜けが発生したと判断する。ここで、割れが発生したと
判断すると、リプルパルスのカウント数を4−1=3と
する。また、抜けが発生したと判断すると、リプルパル
スのカウント数を4+1=5とする。図23は割れが生
じた場合の波形図であり、また、図24は抜けが生じた
場合の波形図である。
【0065】なお、上記実施例11では、モータ電流よ
りモータ1に発生するリプルパルスを検出するようにし
たが、モータ端子電圧よりモータ1に発生するリプルパ
ルスを検出するようにしてもよい。また、上記各実施例
では、パワーウィンドウ装置に適用した場合であった
が、その他、電動駆動式のアンテナ、サンルーフ、ムー
ンルーフおよびパワーシート等にも勿論適用できる。ま
た、その他、車上用に限らず電動駆動装置にも適用する
ことができる。
【0066】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、モータ端
子電圧とモータ電流とに基づいてモータの動作により発
生するリプルパルスを検出し、さらにこのリプルパルス
に基づいてモータの回転位置及び回転速度を算出するよ
うにしたので、モータの回転位置及び回転速度を正確に
検出することができると共に、センサを使用しない分、
低価格化を図ることができる。請求項2記載の発明によ
れば、モータに印加する電圧を決定する電圧操作量決定
部により決定された電圧操作量とモータ電流とに基づい
てモータの動作により発生するリプルパルスを検出し、
さらにこのリプルパルスに基づいてモータの回転位置及
び回転速度を算出するようにしたので、モータの回転位
置及び回転速度を正確に検出することができると共に、
センサを使用しない分、低価格化を図ることができる。
【0067】請求項3記載の発明によれば、モータ電流
とモータ端子電圧とに基づいてモータの回転速度を推定
し、この推定した回転速度とリプルパルスに基づいて算
出した回転速度との差が所定値を超えた場合に、割れや
抜けパルス数の推定を行い、この推定値によりリプルパ
ルスに基づいて算出された回転速度を補正するようにし
たので、より正確な回転速度が得られる。請求項4記載
の発明によれば、モータ電流とモータ端子電圧とに基づ
いてモータの回転速度を推定し、この推定した回転速度
とリプルパルスに基づいて算出した回転速度との差が所
定値を超えた場合に、推定した回転速度を出力するよう
にしたので、割れや抜けパルス数がある程度多くなった
場合でも正確な回転速度が得られる。
【0068】請求項5記載の発明によれば、モータ電流
とモータ端子電圧とに基づいてモータの回転速度を推定
し、この推定した回転速度とリプルパルスに基づいて算
出した回転速度との差が所定値を超えた場合に、回転速
度を推定する際に使用するパラメータをリプルパルスに
基づいて算出した回転速度によって補正するようにした
ので、正確な回転速度を推定することができる。請求項
6記載の発明によれば、検出したリプルパルスの間隔を
監視し、その間隔が所定値を超えた場合に、その前後す
るリプルパルスの間隔からリプルパルスの抜けがあるか
否かの判定を行い、抜けがあると判断したときには、モ
ータ電流とモータ端子電圧とに基づいて推定されたモー
タの回転速度を出力するようにしたので、割れや抜けパ
ルスが生じても正確な回転速度が得られる。
【0069】請求項7記載の発明によれば、モータの回
転位置及び回転速度を算出する毎にこれらの値を記憶
し、さらに現時点で算出された回転位置及び回転速度
と、記憶された過去の回転位置及び回転速度との比較を
行い、その結果に基づいて所定値を変更するようにした
ので、請求項3〜6記載の発明において得られる回転速
度よりもさらに正確な回転速度が得られる。請求項8記
載の発明によれば、現時点でのリプルパルスによる回転
速度と推定した回転速度との差と、過去のモータ回転位
置及び回転速度とに基づいて所定のファジィルールに従
ってファジィ推論を行い、所定値を設定するようにした
ので、請求項3〜6記載の各発明よりもさらに正確な回
転速度が得られる。
【0070】請求項9記載の発明によれば、複数個の基
準リプルパルスを1単位とする基準周期と、基準リプル
パルス以降に検出された複数個のリプルパルスを1単位
とする周期とを比較し、基準リプルパルス以降に検出さ
れた複数個のリプルパルスを1単位とする周期が基準周
期に対して所定範囲外であれば割れ抜け補正を行い、そ
して、この補正プルパルスに基づいてモータの回転位置
及び回転速度を算出するようにしたので、割れ抜けが生
じてもモータの回転位置及び回転速度を正確に検出する
ことができるとと共に、センサを使用しない分、低価格
化を図ることができる。また、複数個のリプルパルスを
1単位として記憶するので、リプルパルスを1つ1つ記
憶する場合と比較してメモリ容量を少なくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るモータ駆動装置を適用
したパワーウィンドウ装置の全体構成図である。
【図2】実施例1のモータ駆動装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】実施例1のモータ駆動装置の動作説明図であ
る。
【図4】実施例1のモータ駆動装置の動作説明図であ
る。
【図5】実施例1のモータ駆動装置の特徴部分のブロッ
ク図である。
【図6】本発明の実施例2に係るモータ駆動装置の特徴
部分のブロック図である。
【図7】本発明の実施例3に係るモータ駆動装置の特徴
部分のブロック図である。
【図8】実施例3のモータ駆動装置のリプルパルスの波
形図である。
【図9】実施例3のモータ駆動装置のモータ回転速度推
定値の波形図である。
【図10】本発明の実施例4に係るモータ駆動装置のリ
プルパルスの波形図である。
【図11】本発明の実施例6に係るモータ駆動装置のリ
プルパルスの波形図である。
【図12】本発明の実施例7に係るモータ駆動装置の特
徴部分のブロック図である。
【図13】本発明の実施例10に係るモータ駆動装置の
ファジー演算にて使用されるメンバーシップ関数を示す
図である。
【図14】実施例10のモータ駆動装置のファジー演算
にて使用されるメンバーシップ関数を示す図である。
【図15】実施例10のモータ駆動装置のファジー演算
にて使用されるメンバーシップ関数を示す図である。
【図16】実施例10のモータ駆動装置のファジー演算
にて使用されるメンバーシップ関数を示す図である。
【図17】実施例10のモータ駆動装置のファジィルー
ルを示す図である。
【図18】実施例10のファジー推論過程を示すフロー
チャートである。
【図19】実施例10のファジー推論過程を示すフロー
チャートである。
【図20】本発明の実施例11に係るモータ駆動装置の
特徴部分のブロック図である。
【図21】実施例11のモータ駆動装置のリプルパルス
の波形図である。
【図22】実施例11のモータ駆動装置のリプルパルス
の波形図である。
【図23】実施例11のモータ駆動装置のリプルパルス
の波形図である。
【図24】実施例11のモータ駆動装置のリプルパルス
の波形図である。
【符号の説明】
1 モータ 4 ウィンドウ 17 モータ電流検出回路(モータ電流検出部) 19 モータ端子電圧検出回路(モータ電流検出部) 23 電圧操作量決定部 24 モータ駆動部 25、25A リプル検出部 26、26A、26B モータ回転位置・速度算出部 27 モータ回転速度推定部 28 モータ回転位置記憶部 29 モータ回転速度記憶部 32 基準パルス作成部 33 基準パルス記憶部 34 パルス一時記憶部 35 割れ抜け補正部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 5/06 X 4238−5H (72)発明者 長坂 伸夫 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 清水 和久 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 井上 長徳 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータに印加する電圧を決定する電圧操
    作量決定部と、 この電圧操作量決定部にて決定された電圧操作量を前記
    モータを印加し、該モータを駆動するモータ駆動部と、 モータ電流を検出するモータ電流検出部と、 を備えたモータ駆動装置において、 モータ端子電圧を検出するモータ電圧検出部と、 前記モータ電流と前記モータ端子電圧とに基づいて該モ
    ータに発生するリプルパルスを検出するリプル検出部
    と、 検出されたリプルパルスに基づいて前記モータの回転位
    置及び回転速度を算出するモータ回転位置・回転速度算
    出部と、 を設けたことを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 【請求項2】 モータに印加する電圧を決定する電圧操
    作量決定部と、 前記電圧操作量決定部にて決定された電圧操作量を前記
    モータを印加し、該モータを駆動するモータ駆動部と、 モータ電流を検出するモータ電流検出部と、 を備えたモータ駆動装置において、 前記モータ電流と前記電圧操作量とに基づいて前記モー
    タに発生するリプルパルスを検出するリプル検出部と、 検出されたリプルパルスに基づいて前記モータの回転位
    置及び回転速度を算出するモータ回転位置・回転速度算
    出部と、 を設けたことを特徴とするモータ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記モータ電流と前記モータ端子電圧と
    に基づいて前記モータの回転速度を推定するモータ回転
    速度推定部を有し、 前記モータ回転位置・回転速度算出部は、リプルパルス
    に基づいて算出した回転速度と推定された回転速度との
    差が所定値を超えた場合に、割れや抜けパルス数を推定
    し、この推定値により前記リプルパルスに基づいて算出
    した回転速度を補正することを特徴とする請求項1又は
    請求項2いずれかの項記載のモータ駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記モータ電流と前記モータ端子電圧と
    に基づいて前記モータの回転速度を推定するモータ回転
    速度推定部を有し、 前記モータ回転位置・回転速度検出部は、リプルパルス
    に基づいて算出した回転速度と推定された回転速度との
    差が所定値を超えた場合に、推定された回転速度を出力
    することを特徴とする請求項1又は請求項2いずれかの
    項記載のモータ駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記モータ電流と前記モータ端子電圧と
    に基づいて前記モータの回転速度を推定するモータ回転
    速度推定部を有し、 前記モータ回転位置・回転速度算出部は、リプルパルス
    に基づいて算出した回転速度と推定された回転速度との
    差が所定値を超えた場合に、前記モータ回転速度推定部
    において用いられるパラメータを前記リプルパルスに基
    づいて算出した回転速度により補正することを特徴とす
    る請求項1又は請求項2いずれかの項記載のモータ駆動
    装置。
  6. 【請求項6】 前記モータ電流と前記モータ端子電圧と
    に基づいて前記モータの回転速度を推定するモータ回転
    速度推定部を有し、 前記モータ回転位置・回転速度検出部は、リプルパルス
    の間隔を監視し、所定値以上の間隔がある場合、その前
    後するリプルパルスの間隔からリプルパルスの割れや抜
    けがあるか否かを判定し、割れや抜けがあると判断する
    と、推定された回転速度を出力することを特徴とする請
    求項1又は請求項2いずれかの項記載のモータ駆動装
    置。
  7. 【請求項7】 前記モータ回転位置・回転速度算出部
    は、前記モータの回転位置及び回転速度を算出する毎に
    これらを記憶すると共に、現時点で算出した回転位置及
    び回転速度を記憶された過去の回転位置及び回転速度と
    比較し、その結果に基づいて前記所定値を変更すること
    を特徴とする請求項3、請求項4、請求項5又は請求項
    6いずれかの項記載のモータ駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記モータ電流と前記モータ端子電圧と
    に基づいて前記モータの回転速度を推定するモータ回転
    速度推定部を有し、 前記モータ回転位置・回転速度算出部は、リプルパルス
    に基づいて算出した回転速度と推定された回転速度との
    差と前記モータの回転位置及び回転速度とに基づいて所
    定のファジィルールに従ってファジィ推論を行い、前記
    所定値を推論することを特徴とする請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6又は請求項7いずれかの項記載
    のモータ駆動装置。
  9. 【請求項9】 モータに印加する電圧を決定する電圧操
    作量決定部と、 前記電圧操作量決定部にて決定された電圧操作量を前記
    モータを印加し、該モータを駆動するモータ駆動部と、 を備えたモータ駆動装置において、 前記モータに発生するリプルパルスを検出するリプル検
    出部と、 前記リプル検出部にて検出されたリプルパルスを複数個
    取り込み、この中から所定の規則にしたがって最適なも
    のを選択して複数個の基準リプルパルスを作成する基準
    パルス作成部と、 前記基準パルス作成部にて作成された基準リプルパルス
    を記憶する基準パルス記憶部と、 前記リプル検出部にて検出されたリプルパルスを前記基
    準リプルパルスと同数だけ取り込み、これらを一時的に
    記憶するパルス一時記憶部と、 前記パルス一時記憶部に記憶された複数個のリプルパル
    スを1単位とする周期と前記基準パルス記憶部に記憶さ
    れた複数個の基準リプルパルスを1単位とする基準周期
    と比較し、該基準周期に対して所定範囲外であれば前記
    パルス一時記憶部に記憶された複数個のリプルパルスに
    対して割れ抜け補正を行う割れ抜け補正部と、 前記割れ抜け補正部より補正されたリプルパルスに基づ
    いて前記モータの回転位置及び回転速度を算出するモー
    タ回転位置・回転速度算出部と、 を設けたことを特徴とするモータ駆動装置。
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