JP4367555B2 - 通電タイミング決定回路及びモータの通電タイミング決定方法 - Google Patents
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そこで、特許文献1に開示されているように、ホール素子のようなセンサを使用することなく、ロータの回転時にステータコイルに発生する相電圧を検出し、相電圧よりロータの位置情報を得る、所謂センサレス駆動方式を採用する場合がある。
ローパスフィルタ7U,7V,7Wの入力端子は、インバータ部2の各相出力端子に接続されており、コンパレータ8U,8V,8Wは、ローパスフィルタ7U,7V,7Wの出力信号を仮想中性点電位と比較する。以上の構成において、モータ1を除いたものが、モータ駆動装置11を構成している。
尚、以上のような問題はセンサレス駆動方式に限るものではなく、位置センサを使用する場合であっても、各センサの取り付け位置にばらつきがあると、同様に通電タイミングにずれが生じることになる。
すなわち、上記の補正により、モータの回転状態に応じて適切な通電タイミングを決定することが可能となり、決定された通電タイミングによってモータを駆動すれば、トルクリップルを低減してモータの駆動効率を向上させると共に異音を抑えることができる。
すなわち、一般に各相の位置信号は、デューティずれがなければ50%デューティを示しており、デューティずれが存在すると上記のバランスが崩れ、ハイレベル期間とロウレベル期間とに大小関係が生じる。したがって、ハイレベル時間とロウレベル時間との差分値から、デューティずれ量を演算することができる。
以下、本発明の第1実施例について図1ないし図4を参照して説明する。尚、図10と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。本実施例のモータ駆動装置21の構成は、図11の駆動装置11における制御部5を制御部22に置き換えたものであり、制御部(通電タイミング決定回路)22は、位置検出部9及び制御回路10に替えて、位置検出部(位置検出手段)23,制御回路(補正手段)24,補正量演算部(検出ずれ量演算手段)25,記憶部26を備えている。
図2(a)は、U,V,Wの各相位置信号にデューティずれが発生した状態の一例を示しているが、実際のずれの発生パターンは、各相毎に、ハイレベルデューティが50%超になる場合,50%未満になる場合の任意の組合せとなる。デューティずれ量を検出するため、全ての位置信号が、図2(a)に示すU相信号のように、ハイレベルデューティが50%超になっている状態を仮定する。
T6+T5+T4−2*αU=T3+T2+T1+2*αU …(1)
すなわち、ハイレベルのパルス幅よりずれ量αUを減じて補正した値と、ロウレベルのパルス幅にずれ量αUを加えて補正した値とは等しくなるからである。
αU=(T6+T5+T4−T3−T2−T1)/4 …(2)
V相,W相についても同様に求められるから、
αV=(T4+T3+T2−T1−T6−T5)/4 …(3)
αW=(T2+T1+T6−T5−T4−T3)/4 …(4)
となる。
図2(b)は、U,V,Wの各相信号間に位相ずれが発生した状態の一例を示しているが、この場合も、実際のずれの発生パターンは任意の組合せとなるから、位相ずれ量を検出するため、全ての位置信号が、図2(b)に示すU相信号のように進み側に位相ずれが生じている状態を仮定する。すると、各切り替わり間隔T6〜T1について以下の式が成り立つ。尚、βU,βV,βWは各相の位相ずれ量であり、TAVEは切り替わり間隔T6〜T1の平均値である。
(T6−αU−αW)−βU+βW=TAVE …(5)
(T5+αV+αW)+βV−βW=TAVE …(6)
(T4−αU−αV)+βU−βV=TAVE …(7)
(T3+αU+αW)−βU+βW=TAVE …(8)
(T2−αV−αW)−βW−βU=TAVE …(9)
(T1+αV+αU)+βU−βV=TAVE …(10)
(5)〜(10)式の左辺括弧内は、デューティずれを補正した結果を示す。すなわち、各切り替わり間隔T6〜T1についてデューティずれ,位相ずれを補正した結果は、何れも平均値TAVEに等しくなる。
βU+βV+βW=0 …(11)
そして、(5)〜(11)式より位相ずれ量βU,βV,βWを求めると、以下のようになる。
βU=(T2+2*T3+T5+2*T6)/6−TAVE …(12)
βV=(T6+2*T1+T3+2*T4)/6−TAVE …(13)
βW=(T4+2*T5+T1+2*T2)/6−TAVE …(14)
以上の原理に基づき、デューティずれ量α,位相ずれ量βを求め、通電タイミングを補正する。尚、上記の式を立てる際に設定したずれ量α,βの符号は仮の符号であるから、(2)〜(4)式,(12)〜(14)式の演算結果は、実際に発生しているずれの状態に応じてα,βの符号が決まることになる。
tc=t±α+β …(15)
そして、補正値tcに平均値TAVEを加えた時刻(tc+TAVE)を次回の通電タイミングとするように決定し、通電切替え指令を出力する(ステップS10)。ここで、tがU相信号の立ち上がり(T1とT6の切り替わり)に相当する場合は、(15)式におけるずれ量α,βはαU,βUとなる。また(15)式における、αの前の符号は立ち上がりの場合は+となる。それから、ステップS11に移行する。
図4(a)は本発明の補正制御を行わない場合であり、通電角のばらつきが36度と大きく、電流リップルは13.6Aを示している。一方、図4(b)は本発明の補正制御を行なった場合であり、通電角のばらつきは1.7度に低減されており、それに伴い、電流リップルも12.1Aまで減少している。
また、補正量演算部25は、各切り替わり間隔T1〜T6と、デューティずれ量αと、位置信号の位相ずれ量βと、切り替わり間隔の平均値との関係に基づいて位相ずれ量βを演算するので((12)〜(15)式)、1周期内における各切り替わり間隔T1〜T6を計測すれば、デューティずれ量αと位相ずれ量βとの双方を求めることができる。
図5は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2実施例の構成は基本的に第1実施例と同様であり、制御部22における処理内容が異なっている。第1実施例では、モータ1が等速運転していることを前提としたが、第2実施例では、モータ1を加速もしくは減速運転する場合にも対応して、通電タイミングを補正することを想定する。
尚、等速運転の場合、ステップS21における回転周期の変化量は「0」であるから、結果として第1実施例と同様の処理となる。
図6は本発明の第3実施例であり、第1実施例と異なる部分について説明する。図3相当図である図6において、電気角1周期分の切り替わり信号の取得が済んでステップS6にて「YES」と判断されると、制御回路24は、ステップS7’,S8’でデューティずれ量α,位相ずれ量βを求め、それらを記憶部(記憶手段)26に記憶させてから(ステップS31)ステップS9’に移行する。その際、第1実施例では、補正対象である最新のα、β(U,V,Wのいずれか)のみを求めたが、第3実施例ではαU、αV、αW、βU、βV、βWを一度で演算して記憶する(ステップS31)。なお、補正値は電気角周期に比例するのでα、βを求めたときのTaveもTave0として記憶する(ステップS32)。
図7は本発明の第4実施例を示すものであり、第3実施例と異なる部分について説明する。図7に示すフローチャートにおいて、制御回路24は、ステップS10を実行すると、通電タイミングを補正した回数をカウントするカウンタN(初期化(S0)でゼロクリアされている)をインクリメントする(ステップS35)。そして、カウンタNの値が所定値Nthに達したか否かを判断し(ステップS36)、(N<Nth)であれば(NO)ステップS11に移行する。所定値Nthは、例えば電気角周期の数周期分に相当する値に設定する。
以上のように第4実施例によれば、補正量演算部25は、検出ずれ量α,βを所定間隔毎に求めて記憶部26に記憶させるので、補正に用いる検出ずれ量を所定間隔毎に更新できる。
図8及び図9は本発明の第6実施例を示すものであり、第5実施例と異なる部分について説明する。第5実施例では、第4実施例におけるNの代わりに、Flagを用意する。Flagは初期状態で補正値α、βを持っていないとき、もしくは駆動条件または周囲環境が大きく変化した場合に1を立てる(ステップS39,ステップS40)。また、ステップS38に替わるステップS43においても、Flagに1を立てるようにしている。
(1)図10に示すように、モータ1の近傍もしくは制御部に周囲温度を検出するための温度センサ(温度検出手段)27を配置し、温度センサ27の検出温度が所定値を超えて変動した場合。
(2)モータ1の回転数が、所定値を超えて変動した場合。尚、回転数は、コンパレータ(回転数検出手段)8の出力信号変化より検出可能である。
(3)図示しないECUより与えられるモータ1の制御信号が所定値を超えて変動した場合。
位置検出手段として、ホールICのような位置センサを使用しても良い。この場合には、ホールICの取付け位置にばらつきがある場合でも、そのばらつきに基づく位置信号のずれ量を補正することができる。
第3,第5実施例で記憶される補正量α、βは製造時に演算されて記憶部に記憶されても構わない。この場合、演算手段は製造現場にあればよく、モータ駆動回路と一体でなくても構わなくなる。
第5実施例のステップS41で判定する駆動条件または環境条件は、何れか1つ以上を設定すれば良い。また(1)〜(3)以外の条件を設定しても良い。
各実施例を組み合わせても良い。
モータの負荷は、車両に搭載されるファンに限ることはない。
Claims (28)
- ブラシレスDCモータを駆動する通電タイミングを決定するため、ロータの回転位置に応じた位置信号を出力する位置検出手段と、
電気角について少なくとも過去1周期の間に、前記位置検出手段により出力された位置信号より得られる位置信号の切り替わり間隔を基に演算することで前記位置信号の検出ずれ量を求める検出ずれ量演算手段と、
前記検出ずれ量に応じて、前記位置信号に基づく通電タイミングを補正する補正手段とを備え、
前記検出ずれ量演算手段は、前記位置検出手段により出力される位置信号について、前記1周期内において各々のハイレベル時間及びロウレベル時間を測定しておき、前記ハイレベル時間より前記ロウレベル時間を減じた差分値に基づいて、前記位置信号のデューティずれ量を演算することを特徴とする通電タイミング決定回路。 - 前記検出ずれ量演算手段は、前記位置信号の切り替わり間隔と、前記デューティずれ量と、前記位置信号の位相ずれ量と、前記位置信号の切り替わり間隔の平均値との関係に基づいて、前記位相ずれ量を演算することを特徴とする請求項1記載の通電タイミング決定回路。
- 前記検出ずれ量演算手段は、前記モータの回転速度変化量を検出し、その回転速度変化量と、前記位置信号の切り替わり時刻とに基づいて、前記検出ずれ量を求めることを特徴とする請求項1又は2記載の通電タイミング決定回路。
- 前記検出ずれ量演算手段は、前記モータの回転速度変化量に基づき、前記位置信号の切り替わりタイミングが等間隔にならない要因のうちモータ回転速度の加減速による部分を演算により打ち消すことにより、残る検出ずれ量による前記位置検出信号のばらつきを演算することを特徴とする請求項3記載の通電タイミング決定回路。
- ブラシレスDCモータを駆動する通電タイミングを決定するため、ロータの回転位置に応じた位置信号を出力する位置検出手段と、
電気角について少なくとも過去1周期の間に、前記位置検出手段により出力された位置信号より得られる位置信号の切り替わり間隔を基に演算することで前記位置信号の検出ずれ量を求める検出ずれ量演算手段と、
前記検出ずれ量に応じて、前記位置信号に基づく通電タイミングを補正する補正手段とを備え、
前記検出ずれ量演算手段は、前記モータの回転速度変化量を検出し、その回転速度変化量と、前記位置信号の切り替わり時刻とに基づいて、前記検出ずれ量を求め、前記モータの回転速度変化量に基づき、前記位置信号の切り替わりタイミングが等間隔にならない要因のうちモータ回転速度の加減速による部分を演算により打ち消すことにより、残る検出ずれ量による前記位置検出信号のばらつきを演算することを特徴とする通電タイミング決定回路。 - ブラシレスDCモータを駆動する通電タイミングを決定するため、ロータの回転位置に応じた位置信号を出力する位置検出手段と、
電気角について少なくとも過去1周期の間に、前記位置検出手段により出力された位置信号より得られる位置信号の切り替わり間隔を基に演算することで前記位置信号の検出ずれ量を求める検出ずれ量演算手段と、
前記検出ずれ量に応じて、前記位置信号に基づく通電タイミングを補正する補正手段と、
前記検出ずれ量演算手段によって求められた検出ずれ量が記憶される記憶手段とを備え、
前記補正手段は、前記記憶手段に前記検出ずれ量が記憶されている場合は、当該検出ずれ量を読み出して通電タイミングを補正し、
前記検出ずれ量演算手段は、前記検出ずれ量を所定間隔毎に求めて前記記憶手段に記憶させることを特徴とする通電タイミング決定回路。 - 前記検出ずれ量演算手段は、前記速度変化量に基づき、演算を行うベースとする時間軸を伸長又は短縮すると、前記位置信号の切り替わり時刻を前記時間軸上に配置し、前記切り替わり時刻から得られる前記位置信号の切り替わり間隔より前記検出ずれ量を求め、前記伸長又は短縮した時間軸上で通電タイミングを補正し、前記時間軸を実時間に戻すことで実時間上の通電タイミングを決定することを特徴とする請求項4又は5記載の通電タイミング決定回路。
- 前記検出ずれ量演算手段によって求められた検出ずれ量が記憶される記憶手段を備え、
前記補正手段は、前記記憶手段に前記検出ずれ量が記憶されている場合は、当該検出ずれ量を読み出して通電タイミングを補正することを特徴とする請求項1乃至5,7の何れかに記載の通電タイミング決定回路。 - 前記検出ずれ量演算手段は、前記検出ずれ量を所定間隔毎に求めて前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項8記載の通電タイミング決定回路。
- 前記モータの駆動条件または周囲環境が変化したことを判定する条件変化判定手段を備え、
前記検出ずれ量演算手段は、前記条件変化判定手段によって前記変化が判定されたタイミングで、前記検出ずれ量を求めて前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項8記載の通電タイミング決定回路。 - 前記記憶手段には、前記モータの駆動条件または周囲環境に応じて前記検出ずれ量演算手段により演算された検出ずれ量が予め記憶されており、
前記補正手段は、前記モータの駆動条件または周囲環境に応じた検出ずれ量を前記記憶手段より読み出して補正を行うことを特徴とする請求項8記載の通電タイミング決定回路。 - 前記条件変化判定手段は、前記モータの周囲温度を検出する温度検出手段を備え、前記周囲温度が所定値を超えて変動した場合に、前記条件変化を判定することを特徴とする請求項10又は11記載の通電タイミング決定回路。
- 前記条件変化判定手段は、前記モータの回転数を検出する回転数検出手段を備え、前記回転数が所定値を超えて変動した場合に、前記条件変化を判定することを特徴とする請求項10乃至12の何れかに記載の通電タイミング決定回路。
- 前記条件変化判定手段は、外部より与えられる前記モータの制御信号を監視する制御信号監視手段を備え、前記制御信号が所定値を超えて変動した場合に、前記条件変化を判定することを特徴とする請求項10乃至13の何れかに記載の通電タイミング決定回路。
- 位置検出手段により出力されるロータの回転位置に応じた位置信号に基づいて、ブラシレスDCモータを駆動する通電タイミングを決定する方法において、
電気角について少なくとも過去1周期の間に、前記位置検出手段により出力された位置信号より得られる位置信号の切り替わり間隔を基に演算することで前記位置信号の検出ずれ量を求め、
前記検出ずれ量に応じて、前記位置信号に基づく通電タイミングを補正する場合に、
前記位置検出手段により出力される位置信号について、前記1周期内において各々のハイレベル時間及びロウレベル時間を測定しておき、前記ハイレベル時間より前記ロウレベル時間を減じた差分値に基づいて、前記位置信号のデューティずれ量を演算することを特徴とするモータの通電タイミング決定方法。 - 前記デューティずれ量と、前記位置信号の切り替わり間隔と、前記位置信号の位相ずれ量と、前記位置信号の切り替わり間隔の平均値との関係に基づいて、前記位相ずれ量を演算することを特徴とする請求項15記載のモータの通電タイミング決定方法。
- 前記モータの回転速度変化量を検出し、その回転速度変化量と、前記位置信号の切り替わり時刻とに基づいて、前記検出ずれ量を求めることを特徴とする請求項15又は16記載のモータの通電タイミング決定方法。
- 前記モータの回転速度変化量に基づき、前記位置信号の切り替わりタイミングが等間隔にならない要因のうちモータ回転速度の加減速による部分を演算により打ち消すことにより、残る検出ずれ量による前記位置検出信号のばらつきを演算することを特徴とする請求項17記載のモータの通電タイミング決定方法。
- 位置検出手段により出力されるロータの回転位置に応じた位置信号に基づいて、ブラシレスDCモータを駆動する通電タイミングを決定する方法において、
電気角について少なくとも過去1周期の間に、前記位置検出手段により出力された位置信号より得られる位置信号の切り替わり間隔を基に演算することで前記位置信号の検出ずれ量を求め、
前記検出ずれ量に応じて、前記位置信号に基づく通電タイミングを補正する場合に、
前記モータの回転速度変化量を検出し、その回転速度変化量と、前記位置信号の切り替わり時刻とに基づいて、前記検出ずれ量を求め、
前記モータの回転速度変化量に基づき、前記位置信号の切り替わりタイミングが等間隔にならない要因のうちモータ回転速度の加減速による部分を演算により打ち消すことにより、残る検出ずれ量による前記位置検出信号のばらつきを演算することを特徴とするモータの通電タイミング決定方法。 - 位置検出手段により出力されるロータの回転位置に応じた位置信号に基づいて、ブラシレスDCモータを駆動する通電タイミングを決定する方法において、
電気角について少なくとも過去1周期の間に、前記位置検出手段により出力された位置信号より得られる位置信号の切り替わり間隔を基に演算することで前記位置信号の検出ずれ量を求め、
前記検出ずれ量に応じて、前記位置信号に基づく通電タイミングを補正する場合に、
求めた検出ずれ量を記憶手段に記憶し、
前記記憶手段に前記検出ずれ量が記憶されている場合は、当該検出ずれ量を読み出して通電タイミングを補正し、
前記検出ずれ量を所定間隔毎に求めて前記記憶手段に記憶させることを特徴とするモータの通電タイミング決定方法。 - 前記速度変化量に基づき、演算を行うベースとする時間軸を伸長又は短縮すると、前記位置信号の切り替わり時刻を前記時間軸上に配置し、
前記切り替わり時刻から得られる前記位置信号の切り替わり間隔より前記検出ずれ量を求め、前記伸長又は短縮した時間軸上で通電タイミングを補正し、
前記時間軸を実時間に戻すことで実時間上の通電タイミングを決定することを特徴とする請求項18又は19記載のモータの通電タイミング決定方法。 - 求めた検出ずれ量を記憶手段に記憶し、
前記記憶手段に前記検出ずれ量が記憶されている場合は、当該検出ずれ量を読み出して通電タイミングを補正することを特徴とする請求項15乃至19,21の何れかに記載のモータの通電タイミング決定方法。 - 前記検出ずれ量を所定間隔毎に求めて前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項22記載のモータの通電タイミング決定方法。
- 前記モータの駆動条件または周囲環境が変化したことを判定したタイミングで、前記検出ずれ量を求めて前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項22記載のモータの通電タイミング決定方法。
- 前記記憶手段には、前記モータの駆動条件または周囲環境に応じて演算された検出ずれ量が予め記憶されており、
前記モータの駆動条件または周囲環境に応じた検出ずれ量を前記記憶手段より読み出して補正を行うことを特徴とする請求項22記載のモータの通電タイミング決定方法。 - 前記モータの周囲温度が所定値を超えて変動した場合に、前記条件変化を判定することを特徴とする請求項24又は25記載のモータの通電タイミング決定方法。
- 前記モータの回転数が所定値を超えて変動した場合に、前記条件変化を判定することを特徴とする請求項24乃至26の何れかに記載のモータの通電タイミング決定方法。
- 外部より与えられる前記モータの制御信号が所定値を超えて変動した場合に、前記条件変化を判定することを特徴とする請求項24乃至27の何れかに記載のモータの通電タイミング決定方法。
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