JPH06311772A - モータ制御方式 - Google Patents

モータ制御方式

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JPH06311772A
JPH06311772A JP5112436A JP11243693A JPH06311772A JP H06311772 A JPH06311772 A JP H06311772A JP 5112436 A JP5112436 A JP 5112436A JP 11243693 A JP11243693 A JP 11243693A JP H06311772 A JPH06311772 A JP H06311772A
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P23/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
    • H02P23/18Controlling the angular speed together with angular position or phase
    • H02P23/186Controlling the angular speed together with angular position or phase of one shaft by controlling the prime mover

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 位相系のサーボループと速度系のサーボルー
プを備えるモータ制御方式において、モータの過渡時の
引き込みを安定化すると共に、低速のCPUを用いて構
成してもCPUの動作効率を悪化しないようにするこ
と。 【構成】 位相系のサーボループ内にモータ8の回転速
度を設定する第1の基準信号FR1の周波数に応じた電
圧信号evを発生する速度検出器1を設けることによ
り、モータ8の過渡時にモータ8を安定にほぼ所定の回
転速度とする。その後、位相系のサーボループ内の位相
検出器4によりモータ8の回転位相を検出して、第1の
基準信号FR1の位相になるように制御する。また、速
度系のサーボループに印加される第2の基準信号FR2
の周波数をFR1より高く設定することにより、高速に
速度系がモータ8の回転速度を引き込むことが出来るよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの回転速度及び
位相を制御するモータ制御方式に関するものであり、特
に磁気記録再生装置のキャプスタンモータやドラムモー
タの制御に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】モータの回転速度や位相を制御すること
は従来から一般に行われていることであるが、VTR等
に用いられているモータにおいては特に精密なサーボ制
御が求められている。
【0003】このような、VTRのモータ制御装置の従
来の一例を図6に示す。この図において、41は垂直同
期信号から作成された基準信号FR1とCTLアンプ4
2との出力信号との位相差を検出する位相検出器、42
はコントロールヘッドで再生されたコントロール信号を
増幅するCTLアンプ、43は位相検出器41の出力e
pと速度検出器47の出力evとを加算する加算器、4
4は加算器43の出力eoに対応してモータ45を駆動
するドライブ信号を形成するドライブアンプ、45はキ
ャプスタンを回転駆動するキャプスタンモータ、46は
キャプスタンモータ45の回転速度を検知する周波数発
電器(以下、FGと記す)、47はFG46の出力を受
けてキャプスタンモータ45の回転速度に応じた電圧信
号evを出力する速度検出器、48はキャプスタンによ
り所定の速度で送られるテープ、49はテープ48に記
録されたコントロールトラックからコントロール信号を
再生するコントロールヘッドである。
【0004】図6に示すモータ制御装置において、垂直
同期信号から作成された基準信号FR1は位相検出器4
1に印加されて、CTLアンプ42で増幅されたコント
ロール信号との位相差が検出され、その位相差に応じた
電圧信号epが出力される。また、キャプスタンモータ
45の回転速度を検出するFG46の出力から速度検出
器47はキャプスタンモータ45の回転速度に応じた電
圧信号evを出力する。
【0005】位相検出器41の出力epと速度検出器4
7の出力evは加算器43に印加されて加算され電圧信
号eoとされる。加算器43の出力eoはドライブアン
プ44に印加されてモータ45を駆動するドライブ信号
が形成され、キャプスタンモータ45はこれにより駆動
制御される。モータ45の回転速度が低下したとする
と、FG46の出力周波数が低下し、このため、速度検
出器47の出力evが低下する。すると、出力evは反
転して加算されているため、加算器43の出力eoは上
昇し、キャプスタンモータ45の回転速度は上昇するよ
うドライブアンプ44により制御される。この結果、キ
ャプスタンモータ45の回転速度は一定になるように制
御される。
【0006】また、トラッキングがずれると、コントロ
ールヘッド49で再生されたコントロール信号の位相が
変化し、基準信号FR1とコントロール信号fCTLと
の位相差が大きくなる。すると、その位相差に応じた電
圧信号epが位相検出器41から出力されるため、加算
器43の出力電圧信号eoも同様に変化し、キャプスタ
ンによるテープ48の送りがキャプスタンモータ45に
より制御される。この結果、再生ヘッドのトラッキング
が常にとれるようにキャプスタンはキャプスタンモータ
45により制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図6に示すようなモー
タ制御装置によれば、モータ45が一度ロックした後は
非常に安定な制御を行うことが出来るが、次のような欠
点がある。位相検出器41からの位相エラー信号である
出力epと、速度検出器47からの速度エラー信号であ
る出力evの加算結果がフィードバックされて、2重の
サーボループによりモータ45は制御されているが、こ
の出力epと出力evとの比率はサーボ系の安定性に配
慮しながら実験的に決定されている。
【0008】しかしながら、この加算比率は小さすぎて
も大きすぎてもキャプスタンモータ45の立ち上げ時等
の位相引き込みの過渡時には、出力epと出力evとの
相互干渉が生じて不安定な位相引き込み動作となった
り、ロックインタイムが不確定になるという問題点があ
った。そこで、本発明は位相引き込みの過渡時にも安定
に位相引き込みが出来る共に、モータのアクセスを高速
に行えるようにしたモータ制御方式を提供することを目
的としている。
【0009】また、図6に示すモータ制御方式におい
て、2重のサーボループをマイクロコンピュータ(以
下、CPUと記す)制御により構成しようとすると、特
に速度系の処理は高速に行う必要があることから、モー
タの制御を行うためのCPUにはかなりの負担を強いら
れることになる。特に、VTRに搭載されているCPU
は、モータ制御だけでなく、故障診断やシステム制御、
サーボデータの計測等の処理も行うように一般に構成さ
れているため、CPUにはこれらを処理するための時間
が必要である。それにもかかわらず、演算処理時間のほ
とんどがモータを制御するために費やされてしまい、他
の仕事を処理する余裕がなくなってしまうため、CPU
の動作効率が低下するという問題点があった。
【0010】これを解決するには高速のCPUを使用す
ればよいが、高速のCPUは高価であるため、このよう
なCPUを使用すると製品のコストを押し上げてしまう
という問題点があった。そこで、本発明はモータのサー
ボ制御に低速のCPUを用いてもCPUの動作効率を低
下させないようにすることを第2の目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明は、第1のサーボループに設けた速度検
出器により、第1の基準信号に対応した電圧信号を出力
し、この電圧信号を用いて第1の基準信号より高い周波
数の第2の基準信号を発生し、この第2の基準信号を第
2のサーボループ内の位相サーボに印加することにより
モータを安定に所定の速度に立ち上げるようにしたもの
である。
【0012】また、上記第2の目的を達成するために本
発明は、第1のサーボループである位相系のサーボの演
算処理をCPUで行い、高速の演算処理を必要とする第
2のサーボループである速度系のサーボを通常のハード
ウエア回路で構成するようにしたものである。
【0013】
【作用】本発明によれば、モータを安定に立ち上げるこ
とが出来るため、VTR等に用いるとプログラムプレイ
等のように再生スピードを連続可変することを容易に達
成することができる。また、低速のCPUを用いてもC
PUの動作効率が悪化しなくなり、種々の仕事をモータ
制御を行うCPUを用いて処理することが出来るように
なる。
【0014】
【実施例】図1に本発明の第1実施例のモータ制御方式
を示す。この図において、1はビデオ信号の垂直同期信
号から作成した第1の基準信号FR1の周波数に比例す
る電圧信号evを出力する速度検出器、2はコントロー
ルヘッド11で磁気テープ上に記録されたコントロール
信号を再生し、そのコントロール信号を増幅するCTL
アンプ、3は速度検出器1の出力evと位相検出器4の
出力epとを加算する加算器、4は第1の基準信号FR
1の位相とコントロール信号fCTL との位相差出力ep
を出力する位相検出器、5は加算器3の加算出力eoに
比例する周波数信号を第2の基準信号FR2として出力
する電圧−周波数変換器(以下、V−F変換器と記す)
あるいはタイマー、6は第2の基準信号FR2にFG9
の周波数信号を位相ロックするための位相サーボブロッ
クである。
【0015】さらに、7は位相サーボブロック6の出力
をパワー増幅してモータ8を位相サーボブロック6の出
力に応じて駆動するドライブアンプ、8はキャプスタン
を駆動制御するキャプスタンモータ、9はモータの回転
速度を検出する周波数発電機(FG)、10は記録再生
されるテープ、11はテープ10に記録されたコントロ
ールトラックからコントロール信号fCTL を再生するコ
ントロールヘッド、12はキャプスタンモータ8の立ち
上げ時に位相検出器4の出力epを加算器3に印加しな
いようにするスイッチである。
【0016】この実施例では、第1のサーボループ(位
相系)は速度検出器1と位相検出器4及び加算器3から
構成されており、第2のサーボループ(速度系)はV−
F変換器5と位相サーボブロック6とで構成されてい
る。このように構成されたモータ制御方式において、キ
ャプスタンモータ8が一度ロックした後で、トラッキン
グがずれようとするとコントロールトラックから再生さ
れたコントロール信号fCTL の位相がずれるようにな
る。この位相のずれは、スイッチ12が閉じられている
ので基準信号FR1の位相を基準位相とする位相検出器
4により検出され、その出力epは加算器3に印加され
る。このため、加算器3からはこの位相差出力epを含
む加算出力eoが出力される。
【0017】そして、この変化した加算出力eoに比例
して第2の基準信号FR2の周波数が変化し、これに応
じて位相サーボブロック6がキャプスタンモータ8をド
ライブアンプ7を介して制御することにより、キャプス
タンによるテープ10の送りが制御されてトラッキング
が合うようにされる。
【0018】また、キャプスタンモータ8の回転速度が
変化しようとするとFG9の出力周波数が変化し、これ
をうけて位相サーボブロック6がドライブアンプ7を介
してキャプスタンモータ8の回転速度を制御することに
より、キャプスタンモータ8の回転速度が制御され第2
の基準信号FR2に一致するようになるため、キャプス
タンモータ8の回転速度は一定とされる。
【0019】ここで、図1に示すモータ制御方式は、制
御されるキャプスタンモータ8の立ち上げ時の動作に特
徴があるので、この動作につき説明する。この実施例で
は、立ち上げ時にはスイッチ12は閉じておらず、位相
検出器4の出力epは加算器3に印加されていない。こ
の状態において、設定しようとするキャプスタンモータ
8の回転速度に応じた第1の基準信号FR1を発生し、
この第1の基準信号FR1を速度検出器1に印加する。
【0020】速度検出器1は第1の基準信号FR1の周
波数に応じた電圧信号evを出力し、加算器3に印加す
る。加算器3には出力epが印加されていないため出力
evと等しい加算器3の出力eoがV−F変換器5に印
加される。V−F変換器5は加算器3の出力である電圧
信号evに比例した高い周波数の第2の基準信号を発生
する。この周波数は、例えば第1の基準信号FR1の周
波数の10倍とされている。
【0021】この第2の基準信号FR2は位相サーボブ
ロック6に印加され、FG9から出力される周波数信号
fgの位相と比較されることにより、この周波数信号f
gの位相が第2の基準信号FR2と合致するように、キ
ャプスタンモータ8の回転速度がドライブアンプ7を介
して制御される。このような動作によれば、立ち上げ時
に第1の基準信号FR1の周波数に比例する高い周波数
の第2の基準信号を用いているため、第2のサーボルー
プの応答性は早い。このため、キャプスタンモータ8を
安定にかつ高速に立ち上げることが出来るようになる。
【0022】キャプスタンモータ8が設定すべき回転速
度までほぼ立ち上がると、後述するようにスイッチ12
が駆動信号toにより閉じられる。すると、位相検出器
4の位相検出出力epが加算器3に印加されるようにな
り、コントロール信号fCTLと第1の基準信号の位相差
によりキャプスタンモータ8が制御されるため、トラッ
キングが合致するようにキャプスタンモータ8は制御さ
れることになる。
【0023】なお、スイッチ12を駆動するタイミング
toは、例えばキャプスタンモータ8の慣性やトルク特
性により予め設定したタイミングを用いたり、あるいは
FGの出力周波数を監視していて設定すべき回転速度に
ほぼなったことが検出された時にスイッチ12を閉じる
ようにしてもよい。図1に示すモータ制御方式はこのよ
うな動作を行うため、第1の基準信号FR1の周波数を
プログラムにより順次変化させることにより、スロー再
生や倍速再生等のプログラムプレイを連続して行うこと
が出来るようになる。
【0024】次に、図2に、上記したモータ制御方式の
動作パルス波形を示す。この図に示すパルスのタイミン
グはキャプスタンモータ8の回転速度及び位相が第1の
基準信号FR1にロックされている場合を示している。
ロック時には、第1の基準信号FR1と、コントロール
信号fCTL とが位相検出器4に印加されて両者の位相が
合致するよう制御するための出力epが出力されるので
あるが、この場合図示されているように両者の位相が合
致しているため、キャプスタンモータ8を制御するため
の回転エラー信号は出力されていない。
【0025】また、図に示すように第2の基準信号FR
2は第1の基準信号FR1の10倍の周波数信号とさ
れ、FG9から出力される周波数信号はロック時に第2
の基準信号FR2の周波数の1/4となるようにされて
いる。そして、トラッキングがずれると、点線で示すよ
うにコントロール信号fCTLの位相が第1の基準信号F
R1の位相にたいしてずれるようになる。また、キャプ
スタンモータ8の回転速度がずれている時はFG9から
出力される周波数信号fgの周波数が第2の基準信号F
R2の周波数に対してずれるようになる。これらのずれ
は、位相検出器4あるいは位相サーボブロック6により
検出されて、前記したように第1の基準信号FR1ある
いは第2の基準信号FR2に合致するようキャプスタン
モータ8が制御される。
【0026】次に、位相サーボブロック6の構成の一例
を図3に、その動作波形図を図4に示す。図3に示す位
相サーボブロックはすでに先願として出願されているも
のであるので、その概略を説明することにする。図3に
示すように、FG9から出力される2相の信号fa及び
fbをコンパレータからなるパルス整形回路35a,3
5bに印加し、その整形出力Faを非反転増幅器31a
及び反転増幅器32aに印加し、整形出力Fbを非反転
増幅器31及び反転増幅器32bに印加する。これらの
増幅器の出力信号はそれぞれ90度ずつ位相の異なるF
1 ,F2 ,F3 ,F4 とされて選択回路33に入力され
る。
【0027】選択回路33において、入力された4相の
信号F1 〜F4 は、同期信号発生回路34から出力され
る同期信号(S0 ,S1 )の状態によってその内の一つ
が選択される。すなわち、同期信号(S0 ,S1 )の状
態が(0,1)のT4 の区間は信号F4 を選択し、
(0,0)区間T1 では信号F1 を選択し、(1,0)
の区間T2 では信号F2 を選択し、(0,1)の区間T
3 では信号F3 をそれぞれ繰り返し選択することによ
り、信号F1 の1/4の周期のパルス信号eを得るよう
にしている。
【0028】信号eは、第2の基準信号FR2とFG9
から出力される信号faあるいはfbとの位相誤差電圧
信号であって、この誤差電圧信号eを位相検波回路で検
波してドライブアンプ7に印加することにより、この閉
ループでキャプスタンモータ8が第2の基準信号FR2
に応じた回転速度となるよう制御される。なお、第2の
基準信号FR2は1/Nカウンタ回路36に供給されて
FG9から出力される周波数に合うように分周されると
共に、その分周出力S0 ,S1 は同期検出回路37に印
加されて、FG9から出力される信号Fa,Fbと比較
され、その出力Coによりカウンタ回路36の入力CL
が制御されている。
【0029】また、第1の基準信号により複数のモータ
を制御することも出来る。このような実施例を図5に示
す。この図において、1−1,1−2はビデオ信号の垂
直同期信号から作成した第1の基準信号FR1の周波数
に比例する電圧信号ev1 ,ev2 を出力する速度検出
器、2はコントロールヘッド11で再生されたコントロ
ール信号を増幅するCTLアンプ、3−1,3−2は速
度検出器1−1の出力ev1 と位相検出器4−1の出力
ep1 とを加算する、あるいは速度検出器1−2の出力
ev2 と位相検出器4−2の出力ep2 とを加算する加
算器、4−1は第1の基準信号FR1の位相とコントロ
ール信号fCTL との位相差出力ep1 を出力する位相検
出器、4−2は第1の基準信号FR1の位相と回転ドラ
ムの回転位相を示すパルスジェネレータ13からのパル
ス信号fpgとの位相差出力ep2 を出力する位相検出
器である。
【0030】さらに、5−1,5−2は加算器3−1あ
るいは加算器3−2の加算出力eo1 あるいはeo2
比例する周波数の第2の基準信号FR2−2あるいはF
R2−1を出力するV−F変換器、6−1,6−2は第
2の基準信号FR2−1にFG9−1の周波数信号を、
あるいは基準信号FR2−2にFG9−2の周波数信号
を位相ロックするための位相サーボブロック、7−1,
7−2は位相サーボブロック6−1,6−2の出力をそ
れぞれパワー増幅してキャプスタンモータ8−1あるい
はドラムモータ8−2を位相サーボブロック6−1,6
−2の出力に応じて駆動するドライブアンプ、8−1は
キャプスタンを回転駆動するキャプスタンモータ、8−
2は回転ドラムを回転駆動するドラムモータである。
【0031】また、9−1,9−2はキャプスタンモー
タ8−1あるいはドラムモータ8−2の回転速度を検出
する周波数発電機(FG)、10は記録再生されるテー
プ、11はテープ10に記録されたコントロールトラッ
クからコントロール信号を再生するコントロールヘッ
ド、12−1,12−2はキャプスタンモータ8−1及
びドラムモータ8−2の立ち上げ時に位相検出器4−
1,4−2の出力ep1 ,ep2 を加算器3−1,3−
2に印加しないようにするスイッチ、13はドラムモー
タの回転位相を示すパルスを発生するパルスジェネレー
タ(PG)、14はパルスジェネレータ13からのパル
ス信号を増幅するPGアンプである。
【0032】なお、第1のサーボループ(位相系)は速
度検出器1−1と位相検出器4−1及び加算器3−1、
あるいは速度検出器1−2と位相検出器4−2及び加算
器3−2から構成されており、第2のサーボループ(速
度系)はV−F変換器5−1と位相サーボブロック6−
1、あるいはV−F変換器5−2と位相サーボブロック
6−2とで構成されている。
【0033】図5に示すモータ制御方式において、キャ
プスタンモータ8−1を制御する動作は図1に示すモー
タ制御方式と同様なため詳細な説明は省略する。また、
ドラムモータ8−2は次のように制御される。ドラムモ
ータ8−2を立ち上げるときはスイッチ12−2は閉じ
られておらず、第1の基準信号FR1の周波数に比例す
る電圧信号を出力する速度検出器1−2の出力ev2
みが加算器3−2に印加されている。加算器3−2の出
力eo2 は電圧信号ev2 に等しく、この出力eo2
V−F変換器5−2に印加される。
【0034】V−F変換器5−2は印加された出力eo
2 に比例する第1の基準信号FR1より高い周波数の第
2の基準信号FR2−2を発生し、位相サーボブロック
6−2に印加する。位相サーブロック6−2にはドラム
モータ8−2の回転速度に応じた周波数信号fg2 を発
生するFG9−2の出力fg2 が印加されており、この
周波数信号fg2 が第2の基準信号FR2−2の周波数
に等しくなるようにドラムモータ8−2の回転速度がド
ライブアンプ7−2を介して、位相サーボブロック6−
2により制御される。
【0035】前記したように、第2の基準信号FR2−
2の周波数は高いため、ドラムモータ8−2は高速に第
1の基準信号で設定された速度に引き込まれていく。そ
の後、スイッチ12−2が閉じられると、ドラムモータ
の回転位相信号fpgと第1の基準信号FR1との位相
が位相検出器4−2で検出され、位相検出器4−2の出
力ep2 に応じてドラムモータ8−2が制御されて、第
1の基準信号FR1の位相に合致するようになる。
【0036】次に、本発明の第2の実施例を図5を用い
て説明する。図5に示すモータ制御方式において、CP
Uを用いてサーボ制御を行うことを考えてみる。例え
ば、第1の基準信号FR1の周波数を50Hzとし、F
Gの出力周波数fgを1kHzとして動作させると、第
1のサーボループのサンプリングタイムTs1 は、 Ts1 =1/50=20mS 第2のサーボループのサンプリングタイムTs2 は、 Ts2 =1/1000=1mS として処理することができる。
【0037】また、第1及び第2のサーボループ共にC
PUの演算時間Toを、同じ0.5mSで行うとした時
のCPUの動作効率ηは、第1のサーボループの時をη
1 、第2のサーボループの時をη2 とすると、 η1 =(1−To/Ts1 )×100=98% η2 =(1−To/Ts2 )×100=50% となる。すなわち、第1のサーボループの処理では動作
効率は2%しか悪化しないのに対して、第2のサーボル
ープの処理では動作効率が50%も悪化したことにな
る。このため、1つのCPUを用いて複数のモータに対
して同じアルゴリズムでの制御を行うことは出来ない。
【0038】しかしながら、第1のサーボループである
位相系にだけ着目すると、同じアルゴリズムで10個の
モータを制御してもCPU効率は20%しか悪化しな
い。また、第2の基準信号FR2とFG9からの周波数
信号fgとによりフィードバックループを構成する第2
のサーボループである速度系は、高速の処理を必要とは
するものの複雑な判断機能を必要とはしていない。
【0039】そこで、本発明は第1のサーボループの演
算処理をCPUを用いて処理し、第2のサーボループを
ゲートアレイ等のハードウエアやデジタルシグナルプロ
セッサ(DSP)を用いて構成するようにして、CPU
の動作効率を悪化することなく複数のモータを制御でき
るようにしたものである。つまり、本発明は第5図に示
すように、速度検出器1−1、位相検出器4−1及び加
算器3−1または、速度検出器1−2、位相検出器4−
2及び加算器3−2からなる位相系である第1のサーボ
ループの処理を図示しないCPUを用いて行い、そし
て、速度系である第2のサーボループを例えばハードウ
エアにより構成するようにしたものである。
【0040】これにより、低速のCPUを用いてもモー
タのサーボ制御だけでなく、故障診断、システム制御、
サーボデータの計測等の処理も同時に行うことが出来る
ようになる。なお、本発明の第2の実施例は図5に示す
モータ制御方式に限らず、図1に示すモータ制御方式に
おける第1のサーボループをCPUにより、第2のサー
ボループをハードウエアにより構成しても、さらに、図
6に示す第1のサーボループをCPUにより、第2のサ
ーボループをハードウエアにより構成しても同様の作用
効果を得ることが出来る。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、モータを高速に立ち上げることが出来るため、VT
R等に用いるとプログラムプレイ等のように再生スピー
ドを連続可変することが容易に達成できる。また、低速
のCPUを用いてもCPUの動作効率が良くなるため、
種々の仕事をCPUを用いて処理することが出来るよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータ制御方式の第1実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示すモータ制御方式の動作波形図であ
る。
【図3】位相サーボブロックのブロックの一例を示す図
である。
【図4】図3に示す位相サーボブロックの動作波形図で
ある。
【図5】本発明のモータ制御方式の他の実施例を示すブ
ロック図である。
【図6】従来のモータ制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
1,1−1,1−2,47 速度検出器 2,42 CTLアンプ 3,3−1,3−2,43 加算器 4,4−1,4−2,41 位相検出器 5,5−1,5−2 V−F変換器 6,6−1,6−2 位相サーボブロック 7,7−1,7−2,44 ドライブアンプ 8,8−1,45 キャプスタンモータ 8−2 ドラムモータ 9,9−1,9−2,46 周波数発電器 10,48 テープ 11,49 コントロールヘッド 12,12−1,12−2 スイッチ 13 パルスジェネレータ 14 PGアンプ 31a,31b 非反転増幅器 32a,32b 反転増幅器 33 選択回路 34 同期信号発生回路 35a,35b パルス整形回路 36 カウンタ回路 37 同期検出回路 38 位相検波回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの位相を制御する第1のサーボルー
    プと該モータの速度を制御する第2のサーボループから
    成るモータ制御方式において、 上記第1のサーボループをCPUを用いて構成すると共
    に、上記第2のサーボループをハードウエアにより構成
    することを特徴とするモータ制御方式。
  2. 【請求項2】上記モータが複数のモータからなり、該複
    数のモータの位相をそれぞれ制御する複数の上記第1の
    サーボループと、該複数のモータの速度をそれぞれ制御
    する複数の上記第2のサーボループから成ることを特徴
    とする請求項1記載のモータ制御方式。
  3. 【請求項3】モータの回転速度を設定する第1の基準信
    号の周波数に応じた電圧を出力する速度検出器と、 上記第1の基準信号とコントロール信号との位相を比較
    する位相比較器と、 上記速度検出器の出力と、上記位相比較器との出力とを
    加算する加算器とから成る第1のサーボループと、 上記加算器の出力電圧信号に応じた第1の基準信号より
    高い周波数の第2の基準信号を発生する電圧−周波数変
    換器と、 該電圧−周波数変換器から出力される第2の基準信号
    と、上記モータの回転速度信号とを比較して上記モータ
    の速度を制御する位相サーボブロックからなる第2のサ
    ーボループとを備え、 上記モータの過度時に上記位相比較器の出力を上記加算
    器に印加しないようにすることを特徴とするモータ制御
    方式。
  4. 【請求項4】上記モータが複数のモータからなり、該複
    数のモータの位相をそれぞれ制御する複数の上記第1の
    サーボループと、該複数のモータの速度をそれぞれ制御
    する複数の上記第2のサーボループから成ることを特徴
    とする請求項3記載のモータ制御方式。
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