JPH0631136Y2 - 金属触媒コンバ−タ - Google Patents
金属触媒コンバ−タInfo
- Publication number
- JPH0631136Y2 JPH0631136Y2 JP1987084553U JP8455387U JPH0631136Y2 JP H0631136 Y2 JPH0631136 Y2 JP H0631136Y2 JP 1987084553 U JP1987084553 U JP 1987084553U JP 8455387 U JP8455387 U JP 8455387U JP H0631136 Y2 JPH0631136 Y2 JP H0631136Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- metal
- core portion
- recess
- catalytic converter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、金属触媒コンバータに関する。
一般に、自動車の排気系には、排気ガスを浄化するた
め、例えば、特開昭５５−８７８１５号公報に開示され
るような金属触媒コンバータが配置されている。
め、例えば、特開昭５５−８７８１５号公報に開示され
るような金属触媒コンバータが配置されている。
第５図は、この種の金属触媒コンバータを示すもので、
符号１５は金属製の筒状容器を示している。
符号１５は金属製の筒状容器を示している。
この筒状容器１５は、半割状容器部材１１，１３を最中
合わせに接合して構成されている。この筒状容器１５の
コア収容部１９には、第６図に示す如く、金属製の波板
と平板とを重ね、これ等を多重に巻回して形成されるコ
ア部１７が収容されている。
合わせに接合して構成されている。この筒状容器１５の
コア収容部１９には、第６図に示す如く、金属製の波板
と平板とを重ね、これ等を多重に巻回して形成されるコ
ア部１７が収容されている。
筒状容器１５の内周とコア部１７の外周との間には、こ
の間をバイパスする排気ガスを阻止するためのセラミッ
クス系のシール材２１が配置されている。又、コア部１
７の両端には、筒状容器１５に対するコア部１７の軸方
向への移動を阻止するため、金網２３，２５が配置され
ている。この金網２３，２５とシール材２１との間に
は、例えば、金網製のサポータ２７が配置されている。
の間をバイパスする排気ガスを阻止するためのセラミッ
クス系のシール材２１が配置されている。又、コア部１
７の両端には、筒状容器１５に対するコア部１７の軸方
向への移動を阻止するため、金網２３，２５が配置され
ている。この金網２３，２５とシール材２１との間に
は、例えば、金網製のサポータ２７が配置されている。
以上のように構成された金属触媒コンバータでは、シー
ル材２１等により排気ガスのバイパスが阻止され、又、
コア部１７により排気ガスは浄化される。
ル材２１等により排気ガスのバイパスが阻止され、又、
コア部１７により排気ガスは浄化される。
しかしながら、このような従来の金属触媒コンバータで
は、コア収容部１９の内周とコア部１７の外周との間
を、排気ガスがバイパスするのを阻止するために、高価
なシール材２１が必要になるという問題があった。
は、コア収容部１９の内周とコア部１７の外周との間
を、排気ガスがバイパスするのを阻止するために、高価
なシール材２１が必要になるという問題があった。
又、筒状容器１５に対するコア部１７の軸方向への移動
を阻止するのに金網２３，２５が使用されているため、
第６図に示す如く、金網２３により、排気ガスの通路が
部分的に塞がれ、金属触媒コンバータの浄化性能が低下
するという問題があった。
を阻止するのに金網２３，２５が使用されているため、
第６図に示す如く、金網２３により、排気ガスの通路が
部分的に塞がれ、金属触媒コンバータの浄化性能が低下
するという問題があった。
さらに又、筒状容器１５に対するコア部１７の軸方向へ
の移動を阻止するのに金網２３，２５等の多くの部品が
使用されるので、製造コストが増大するという問題があ
った。
の移動を阻止するのに金網２３，２５等の多くの部品が
使用されるので、製造コストが増大するという問題があ
った。
本考案は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、高価なシール材を用いないで排気ガスのバイパ
スを阻止することができると共に、コア収容部に対する
コア部の軸方向への移動を容易に阻止し、さらに、排気
ガスの浄化性能を向上させることができる金属触媒コン
バータを提供することを目的とする。
もので、高価なシール材を用いないで排気ガスのバイパ
スを阻止することができると共に、コア収容部に対する
コア部の軸方向への移動を容易に阻止し、さらに、排気
ガスの浄化性能を向上させることができる金属触媒コン
バータを提供することを目的とする。
本考案に係わる金属触媒コンバータは、半割状容器部材
を最中合わせに接合してなる筒状容器のコア収容部に、
金属製の波板と平板とからなるコア部を収容してなる金
属触媒コンバータにおいて、前記コア収容部内周面に沿
って凹部を設け、この凹部と前記コア部外周との間に、
横断面円形状の金属よりなると共に、内周長がコア部の
外周長より短く、装着時にコア部を変形して窪みを形成
せしめて前記凹部及びコア部に圧接するシール部材を配
置したものである。
を最中合わせに接合してなる筒状容器のコア収容部に、
金属製の波板と平板とからなるコア部を収容してなる金
属触媒コンバータにおいて、前記コア収容部内周面に沿
って凹部を設け、この凹部と前記コア部外周との間に、
横断面円形状の金属よりなると共に、内周長がコア部の
外周長より短く、装着時にコア部を変形して窪みを形成
せしめて前記凹部及びコア部に圧接するシール部材を配
置したものである。
本考案においては、コア収容部内周面に沿って凹部が設
けられ、この凹部とコア部外周との間に、横断面円形状
の金属よりなると共に、内周長がコア部の外周長より短
く、装着時にコア部を変形して窪みを形成せしめて凹部
及びコア部に圧接するシール部材が配置される。
けられ、この凹部とコア部外周との間に、横断面円形状
の金属よりなると共に、内周長がコア部の外周長より短
く、装着時にコア部を変形して窪みを形成せしめて凹部
及びコア部に圧接するシール部材が配置される。
従って、コア収容部内周とコア部外周との隙間はシール
部材により塞がれているため、筒状容器に流入してきた
排気ガスは、コア収容部内周とコア部外周との隙間を通
過せずコア部を確実に通過するので、排気ガスのバイパ
スを阻止することができると共に、排気ガスの浄化性能
を向上させることができる。
部材により塞がれているため、筒状容器に流入してきた
排気ガスは、コア収容部内周とコア部外周との隙間を通
過せずコア部を確実に通過するので、排気ガスのバイパ
スを阻止することができると共に、排気ガスの浄化性能
を向上させることができる。
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例について説明
する。
する。
第１図は、本考案の金属触媒コンバータの一実施例を示
すもので、図において符号３１は、金属製の筒状容器を
示している。
すもので、図において符号３１は、金属製の筒状容器を
示している。
この筒状容器３１は、半割状容器部材３７，３８を最中
合わせに接合して形成されている。この筒状容器３１の
コア収容部３３内には、第２図に示す如く、金属製の波
板３９と平板４１とを重ね、これ等を多重に巻回して形
成されるコア部４３が収容されている。
合わせに接合して形成されている。この筒状容器３１の
コア収容部３３内には、第２図に示す如く、金属製の波
板３９と平板４１とを重ね、これ等を多重に巻回して形
成されるコア部４３が収容されている。
そして、この実施例では、第１図に示す如く、コア収容
部３３の内周面に沿って凹部４５が設けられ、さらに、
軸方向に間隔を置いて凹部４６が設けられている。
部３３の内周面に沿って凹部４５が設けられ、さらに、
軸方向に間隔を置いて凹部４６が設けられている。
この凹部４５には横断面円形状の金属よりなるシール部
材４７が嵌合され、凹部４６にはシール部材４８が嵌合
されている。シール部材４７，４８は、第３図に示す如
く、楕円形状を二分割した円弧状部材４９，５０により
構成されている。
材４７が嵌合され、凹部４６にはシール部材４８が嵌合
されている。シール部材４７，４８は、第３図に示す如
く、楕円形状を二分割した円弧状部材４９，５０により
構成されている。
又、これ等のシール部材４７，４８の外周は、半割状容
器部材３７，３８が溶接により接合されると完全なリン
グになり、隙間が生じないように、コア収容部３３の凹
部４５，４６の内周とほぼ同じ長さに形成されている。
器部材３７，３８が溶接により接合されると完全なリン
グになり、隙間が生じないように、コア収容部３３の凹
部４５，４６の内周とほぼ同じ長さに形成されている。
さらに、コア部４３の外周は、シール部材４７，４８に
より強力に押圧されるようにシール部材４７，４８の内
周よりも僅かに長く形成されている。
より強力に押圧されるようにシール部材４７，４８の内
周よりも僅かに長く形成されている。
このような金属触媒コンバータでは、円弧状部材４９を
半割状容器部材３８の凹部４５，４６にそれぞれ嵌合さ
せ、円弧状部材５０を半割状容器部材３７の凹部４５，
４６にそれぞれ嵌合させた後、半割状容器部材３８にコ
ア部４３が配置され、半割状容器部材３７がコア部４３
に被せられる。そして、半割状容器部材３７，３８が溶
接により接合されて組立てられる。
半割状容器部材３８の凹部４５，４６にそれぞれ嵌合さ
せ、円弧状部材５０を半割状容器部材３７の凹部４５，
４６にそれぞれ嵌合させた後、半割状容器部材３８にコ
ア部４３が配置され、半割状容器部材３７がコア部４３
に被せられる。そして、半割状容器部材３７，３８が溶
接により接合されて組立てられる。
しかして、以上のように構成された金属触媒コンバータ
では、コア収容部３３の内周面に沿って凹部４５，４６
が設けられ、この凹部４５，４６にシール部材４７，４
８がそれぞれ嵌合される。そして、コア部４３を半割状
容器部材３７，３８内に収容し、半割状容器部材３７，
３８が溶接により接合されると、シール部材４７，４８
は縮径し、円弧状部材４９，５０により構成されたシー
ル部材４７，４８は完全なリングを形成する。
では、コア収容部３３の内周面に沿って凹部４５，４６
が設けられ、この凹部４５，４６にシール部材４７，４
８がそれぞれ嵌合される。そして、コア部４３を半割状
容器部材３７，３８内に収容し、半割状容器部材３７，
３８が溶接により接合されると、シール部材４７，４８
は縮径し、円弧状部材４９，５０により構成されたシー
ル部材４７，４８は完全なリングを形成する。
従って、コア収容部３３の内周とコア部４３の外周との
隙間はシール部材４７，４８により塞がれているため、
筒状容器３１に流入してきた排気ガスは、コア収容部３
３の内周とコア部４３の外周との隙間を通過せずコア部
４３を通過する。
隙間はシール部材４７，４８により塞がれているため、
筒状容器３１に流入してきた排気ガスは、コア収容部３
３の内周とコア部４３の外周との隙間を通過せずコア部
４３を通過する。
一方、コア部４３の外周は、シール部材４７，４８が縮
径することにより、シール部材４７，４８に強力に押圧
され、窪み５１，５２を形成する。
径することにより、シール部材４７，４８に強力に押圧
され、窪み５１，５２を形成する。
以上のように構成された金属触媒コンバータでは、触媒
の存在しないコア収容部３３の内周とコア部４３の外周
との隙間は、シール部材４７，４８により塞がれ排気ガ
スは通過しないので、高価なシール材を用いないで排気
ガスのバイパスを阻止することができると共に、排気ガ
スの浄化性能を向上させることができる。
の存在しないコア収容部３３の内周とコア部４３の外周
との隙間は、シール部材４７，４８により塞がれ排気ガ
スは通過しないので、高価なシール材を用いないで排気
ガスのバイパスを阻止することができると共に、排気ガ
スの浄化性能を向上させることができる。
又、コア部４３の外周はシール部材４７，４８に強力に
押圧され、シール部材４７，４８はコア収容部３３の内
周面の凹部４５，４６に嵌合されるので、筒状容器３１
に対するコア部４３の軸方向への移動を容易に阻止する
ことができ、又、使用部品もシール部材４７，４８だけ
のため安価な金属触媒コンバータを製造することができ
る。
押圧され、シール部材４７，４８はコア収容部３３の内
周面の凹部４５，４６に嵌合されるので、筒状容器３１
に対するコア部４３の軸方向への移動を容易に阻止する
ことができ、又、使用部品もシール部材４７，４８だけ
のため安価な金属触媒コンバータを製造することができ
る。
さらに又、従来のように筒状容器３１に対するコア部４
３の軸方向への移動を阻止するのに金網を使用していな
いため、金網により排気ガスの通路が塞がれるというこ
とがなく、金属触媒コンバータの浄化性能を向上させる
ことができる。
３の軸方向への移動を阻止するのに金網を使用していな
いため、金網により排気ガスの通路が塞がれるというこ
とがなく、金属触媒コンバータの浄化性能を向上させる
ことができる。
第４図は本考案の他の実施例のシール部材を示すもの
で、このシール部材５１は半径方向にその一部を切り取
られて形成されている。そして、このシール部材５１の
内部にコア部４３を配置し強力に押圧した後筒状容器３
１内に収容される。
で、このシール部材５１は半径方向にその一部を切り取
られて形成されている。そして、このシール部材５１の
内部にコア部４３を配置し強力に押圧した後筒状容器３
１内に収容される。
このように構成された金属触媒コンバータでも、上記実
施例と同様の効果を得ることができる。
施例と同様の効果を得ることができる。
以上述べたように、本考案は、半割状容器部材を最中合
わせに接合してなる筒状容器のコア収容部に、金属製の
波板と平板とからなるコア部を収容してなる金属触媒コ
ンバータにおいて、前記コア収容部内周面に沿って凹部
を設け、この凹部と前記コア部外周との間に、横断面円
形状の金属よりなると共に、内周長がコア部の外周長よ
り短く、装着時にコア部を変形して窪みを形成せしめて
前記凹部及びコア部に圧接するシール部材を配置したの
で、高価なシール材を用いないで排気ガスのバイパスを
阻止することができると共に、コア収容部に対するコア
部の軸方向への移動を容易に阻止することができ、さら
に、排気ガスの浄化性能を向上させることができる。
わせに接合してなる筒状容器のコア収容部に、金属製の
波板と平板とからなるコア部を収容してなる金属触媒コ
ンバータにおいて、前記コア収容部内周面に沿って凹部
を設け、この凹部と前記コア部外周との間に、横断面円
形状の金属よりなると共に、内周長がコア部の外周長よ
り短く、装着時にコア部を変形して窪みを形成せしめて
前記凹部及びコア部に圧接するシール部材を配置したの
で、高価なシール材を用いないで排気ガスのバイパスを
阻止することができると共に、コア収容部に対するコア
部の軸方向への移動を容易に阻止することができ、さら
に、排気ガスの浄化性能を向上させることができる。
第１図は本考案に係る金属触媒コンバータの一実施例を
示す縦断面図、第２図は第１図のIII−III線に沿う横断
面図、第３図は本考案に係る金属触媒コンバータの一実
施例のシール部材を示す正面図、第４図は本考案に係る
金属触媒コンバータの他の実施例のシール部材を示す縦
断面図、第５図は従来の金属触媒コンバータを示す縦断
面図、第６図は第５図のＶ−Ｖ線に沿う横断面図であ
る。 ３１……筒状容器、３３……コア収容部、３７，３８…
…半割状容器部材、４３……コア部、４５，４６……凹
部、４７，４８，５１……シール部材。
示す縦断面図、第２図は第１図のIII−III線に沿う横断
面図、第３図は本考案に係る金属触媒コンバータの一実
施例のシール部材を示す正面図、第４図は本考案に係る
金属触媒コンバータの他の実施例のシール部材を示す縦
断面図、第５図は従来の金属触媒コンバータを示す縦断
面図、第６図は第５図のＶ−Ｖ線に沿う横断面図であ
る。 ３１……筒状容器、３３……コア収容部、３７，３８…
…半割状容器部材、４３……コア部、４５，４６……凹
部、４７，４８，５１……シール部材。
Claims (1)
- 【請求項１】半割状容器部材を最中合わせに接合してな
る筒状容器のコア収容部に、金属製の波板と平板とから
なるコア部を収容してなる金属触媒コンバータにおい
て、前記コア収容部内周面に沿って凹部を設け、この凹
部と前記コア部外周との間に、横断面円形状の金属より
なると共に、内周長がコア部の外周長よりも短く、装着
時にコア部を変形して窪みを形成せしめて前記凹部及び
コア部に圧接するシール部材を配置したことを特徴とす
る金属触媒コンバータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987084553U JPH0631136Y2 (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | 金属触媒コンバ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987084553U JPH0631136Y2 (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | 金属触媒コンバ−タ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63193718U JPS63193718U (ja) | 1988-12-13 |
| JPH0631136Y2 true JPH0631136Y2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=30939161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987084553U Expired - Lifetime JPH0631136Y2 (ja) | 1987-05-30 | 1987-05-30 | 金属触媒コンバ−タ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0631136Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5225885B2 (ja) * | 1971-12-28 | 1977-07-11 | ||
| JPS50109013U (ja) * | 1974-02-18 | 1975-09-06 | ||
| JPS5677607U (ja) * | 1979-11-20 | 1981-06-24 | ||
| DE2947694C2 (de) * | 1979-11-27 | 1985-08-01 | Sintermetallwerk Krebsöge GmbH, 5608 Radevormwald | Katalytträgermatrix zum Reinigen von Brennkraftmaschinen-Abgasen |
-
1987
- 1987-05-30 JP JP1987084553U patent/JPH0631136Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63193718U (ja) | 1988-12-13 |
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