JPH034739Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH034739Y2 JPH034739Y2 JP1984182616U JP18261684U JPH034739Y2 JP H034739 Y2 JPH034739 Y2 JP H034739Y2 JP 1984182616 U JP1984182616 U JP 1984182616U JP 18261684 U JP18261684 U JP 18261684U JP H034739 Y2 JPH034739 Y2 JP H034739Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cushion
- seal
- catalyst carrier
- case
- exhaust gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、自動車等のエンジンの排気ガスを浄
化するために排気管に接続する触媒コンバータに
おいて、触媒を担持したハニカム構造の触媒担体
とケースの間を未浄化の排気ガスが流通するのを
阻止し、かつ、触媒担体のケース内に弾力的に保
持するシール付きクツシヨンに関する。
化するために排気管に接続する触媒コンバータに
おいて、触媒を担持したハニカム構造の触媒担体
とケースの間を未浄化の排気ガスが流通するのを
阻止し、かつ、触媒担体のケース内に弾力的に保
持するシール付きクツシヨンに関する。
従来の技術及び考案が解決しようとする問題点
ハニカム構造の触媒担体はセラミツクからな
り、衝撃に対して弱いため、耐熱性のクツシヨン
を介してケース内に収容するとともに、ケースと
の間の隙間を通つて未浄化の排気ガスが流通しな
いように、その隙間を耐熱性のシールで封止する
必要があり、このクツシヨンとシールを一体化し
たものとして、特開昭58−221071号公報に示すよ
うに、金属細線で編成した筒状のワイヤネツトを
偏平に潰し、中央部を残して波付け加工してその
中央部の二枚重ねのワイヤネツトの間に、バーミ
キユライトの粒子を耐熱性繊維に混入して圧縮成
形した帯状のシールを挿入し、これを筒形に形成
して触媒担体とともにケース内に挿入し、排気ガ
スに曝されることによりバーミキユライトが発泡
してシールが膨張し、ケースと触媒担体の間の隙
間を塞ぐようにしたものが知られており、クツシ
ヨンとシールが一体化されているため、ケースへ
の組み付け性に優れる利点を有するが、偏平に潰
したワイヤネツトの間にシールを挿入する作業に
時間を要し、コスト高となる欠点があつた。
り、衝撃に対して弱いため、耐熱性のクツシヨン
を介してケース内に収容するとともに、ケースと
の間の隙間を通つて未浄化の排気ガスが流通しな
いように、その隙間を耐熱性のシールで封止する
必要があり、このクツシヨンとシールを一体化し
たものとして、特開昭58−221071号公報に示すよ
うに、金属細線で編成した筒状のワイヤネツトを
偏平に潰し、中央部を残して波付け加工してその
中央部の二枚重ねのワイヤネツトの間に、バーミ
キユライトの粒子を耐熱性繊維に混入して圧縮成
形した帯状のシールを挿入し、これを筒形に形成
して触媒担体とともにケース内に挿入し、排気ガ
スに曝されることによりバーミキユライトが発泡
してシールが膨張し、ケースと触媒担体の間の隙
間を塞ぐようにしたものが知られており、クツシ
ヨンとシールが一体化されているため、ケースへ
の組み付け性に優れる利点を有するが、偏平に潰
したワイヤネツトの間にシールを挿入する作業に
時間を要し、コスト高となる欠点があつた。
本考案はこのような欠点を除去し、ケースへの
組み付けが容易であるとともに安価に製造するこ
とができる排気ガス浄化用触媒コンバータのシー
ル付きクツシヨンを提供することを目的とするも
のである。
組み付けが容易であるとともに安価に製造するこ
とができる排気ガス浄化用触媒コンバータのシー
ル付きクツシヨンを提供することを目的とするも
のである。
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
本実施例のシール付きクツシヨン１は、第１，
２図に示すように、ステンレス鋼線等の耐熱金属
細線をメリヤス編みしたワイヤネツト１０の中央
に平滑部２を残して波付部３を形成し、その平滑
部２の一面に、バーミキユライト等の加熱により
発泡して体積が著しく増大する性質を有する粒子
をセラミツクフアイバ等の耐熱性繊維に混入し、
有機バインダを加えて圧縮成形した帯状のシール
４を樹脂フイルム５で真空パツクしたものを重ね
てステンレス鋼等の耐熱性金属からなる針状金具
６で長さ方向に間隔を空けて一体的に固着したも
のである。
２図に示すように、ステンレス鋼線等の耐熱金属
細線をメリヤス編みしたワイヤネツト１０の中央
に平滑部２を残して波付部３を形成し、その平滑
部２の一面に、バーミキユライト等の加熱により
発泡して体積が著しく増大する性質を有する粒子
をセラミツクフアイバ等の耐熱性繊維に混入し、
有機バインダを加えて圧縮成形した帯状のシール
４を樹脂フイルム５で真空パツクしたものを重ね
てステンレス鋼等の耐熱性金属からなる針状金具
６で長さ方向に間隔を空けて一体的に固着したも
のである。
第３図は、上記実施例のシール付きクツシヨン
１を使用した触媒コンバータの一例を示し、多数
の通気孔８を透設したハニカム構造の触媒担体７
の外周にこのクツシヨン１を巻き付けて両端開放
のケース９内に挿入し、筒形のキヤツプ１２を被
着してボルト１１で固定したものであり、触媒担
体７はワイヤネツト１０の波付部３により半径方
向に弾力的に保持されるとともに、エンジンの排
気管に接続して高温度の排気ガスを流すと、シー
ル４の樹脂フイルム５は熱により焼失し、バーミ
キユライト等の粒子が加熱されて発泡し、著しく
膨張することによりシール４の厚さが増大し、触
媒担体７の外周面とケース９の内周面に密着し、
その間の隙間を密閉して未浄化の排気ガスの流通
が阻止される。
１を使用した触媒コンバータの一例を示し、多数
の通気孔８を透設したハニカム構造の触媒担体７
の外周にこのクツシヨン１を巻き付けて両端開放
のケース９内に挿入し、筒形のキヤツプ１２を被
着してボルト１１で固定したものであり、触媒担
体７はワイヤネツト１０の波付部３により半径方
向に弾力的に保持されるとともに、エンジンの排
気管に接続して高温度の排気ガスを流すと、シー
ル４の樹脂フイルム５は熱により焼失し、バーミ
キユライト等の粒子が加熱されて発泡し、著しく
膨張することによりシール４の厚さが増大し、触
媒担体７の外周面とケース９の内周面に密着し、
その間の隙間を密閉して未浄化の排気ガスの流通
が阻止される。
考案の構成及び効果
上記実施例によつて具体的に説明したように、
本考案の排気ガス浄化用触媒コンバータのシール
付きクツシヨンは、排気管に接続される両端開放
の筒形のケース内に多数の通気孔を軸方向に透設
したハニカム構造の触媒担体を収容した排気ガス
浄化用触媒コンバータの前記ケースの内周と前記
触媒担体の外周の間の間隙に介装して該間隙を封
止し、かつ、前記触媒担体を前記ケースに弾力的
に保持するシール付きクツシヨンであつて、金属
繊維で編成したワイヤネツトに平滑部を一部に残
して波付け加工したクツシヨンの前記平滑部の表
面または裏面に、バーミキユライト等の熱発泡性
を有する粒子を耐熱性繊維に混入して圧縮成形し
た帯状のシールを樹脂フイルムで真空パツクして
シール体とし、これを針状金具で一体的に固着し
たことを要旨とするものであつて、樹脂フイルム
で真空パツクした帯状のシール体をクツシヨンの
平滑部に重ねて針状金具で一体的に固着したら、
二枚重ねのワイヤネツトの間に挿入して固定する
のに比べて製造が容易でコストを低減し得る効果
を奏する。
本考案の排気ガス浄化用触媒コンバータのシール
付きクツシヨンは、排気管に接続される両端開放
の筒形のケース内に多数の通気孔を軸方向に透設
したハニカム構造の触媒担体を収容した排気ガス
浄化用触媒コンバータの前記ケースの内周と前記
触媒担体の外周の間の間隙に介装して該間隙を封
止し、かつ、前記触媒担体を前記ケースに弾力的
に保持するシール付きクツシヨンであつて、金属
繊維で編成したワイヤネツトに平滑部を一部に残
して波付け加工したクツシヨンの前記平滑部の表
面または裏面に、バーミキユライト等の熱発泡性
を有する粒子を耐熱性繊維に混入して圧縮成形し
た帯状のシールを樹脂フイルムで真空パツクして
シール体とし、これを針状金具で一体的に固着し
たことを要旨とするものであつて、樹脂フイルム
で真空パツクした帯状のシール体をクツシヨンの
平滑部に重ねて針状金具で一体的に固着したら、
二枚重ねのワイヤネツトの間に挿入して固定する
のに比べて製造が容易でコストを低減し得る効果
を奏する。
第１図は本考案の一実施例のシール付きクツシ
ヨンの一部切欠斜視図、第２図はその拡大断面
図、第３図はこのシール付きクツシヨンを用いた
触媒コンバータの断面図である。 １：シール付きクツシヨン、２：平滑部、３：
波付部、４：シール、５：樹脂フイルム、６：針
状金具、７：触媒担体、９：ケース、１０：ワイ
ヤネツト。
ヨンの一部切欠斜視図、第２図はその拡大断面
図、第３図はこのシール付きクツシヨンを用いた
触媒コンバータの断面図である。 １：シール付きクツシヨン、２：平滑部、３：
波付部、４：シール、５：樹脂フイルム、６：針
状金具、７：触媒担体、９：ケース、１０：ワイ
ヤネツト。
Claims (1)
- 排気管に接続される両端開放の筒形のケース内
に多数の通気孔を軸方向に透設したハニカム構造
の触媒担体を収容した排気ガス浄化用触媒コンバ
ータの前記ケースの内周と前記触媒担体の外周の
間の間〓に介装して該間〓を封止し、かつ、前記
触媒担体を前記ケースに弾力的に保持するシール
付きクツシヨンであつて、金属繊維で編成したワ
イヤネツトに平滑部を一部に残して波付け加工し
たクツシヨンの前記平滑部の表面または裏面に、
バーミキユライト等の熱発泡性を有する粒子を耐
熱性繊維に混入して圧縮成形した帯状のシールを
樹脂フイルムで真空パツクしてシール体とし、こ
れを針状金具で一体的に固着したことを特徴とす
る排気ガス浄化用触媒コンバータのシール付きク
ツシヨン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984182616U JPH034739Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984182616U JPH034739Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6197519U JPS6197519U (ja) | 1986-06-23 |
| JPH034739Y2 true JPH034739Y2 (ja) | 1991-02-07 |
Family
ID=30740151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984182616U Expired JPH034739Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH034739Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-11-30 JP JP1984182616U patent/JPH034739Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6197519U (ja) | 1986-06-23 |
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