JPH0631105U - ソレノイドのコイルボビン - Google Patents

ソレノイドのコイルボビン

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Publication number
JPH0631105U
JPH0631105U JP7145592U JP7145592U JPH0631105U JP H0631105 U JPH0631105 U JP H0631105U JP 7145592 U JP7145592 U JP 7145592U JP 7145592 U JP7145592 U JP 7145592U JP H0631105 U JPH0631105 U JP H0631105U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
protrusions
wire
coated lead
coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP7145592U
Other languages
English (en)
Inventor
泰憲 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
Priority to JP7145592U priority Critical patent/JPH0631105U/ja
Publication of JPH0631105U publication Critical patent/JPH0631105U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイル素線と合成樹脂被覆リード線とのハン
ダ付けによる連結部分の破断を防止する。 【構成】 鍔2の2つの通孔6、8にコイル素線4の巻
き始め端5と巻き終り端7を引き通し、各通孔6、8の
近くに形成した一対の突部20a、20bの間に合成樹
脂被覆リード線10、12の端部を挟み、コイル素線4
と合成樹脂被覆リード線10、12とをハンダ付け1
4、14により連結する。両突部20a、20bの対応
間隔Sは合成樹脂被覆リード線10、12の外径寸法D
よりも僅かに小さいため、合成樹脂被覆リード線10、
12は、両突部20a、20bの間で弾縮して挾着され
ており、引張力を受けても外れたり移動したりすること
はない。よつて、ハンダ付け14部分には破断を生じさ
せるような外力は作用しない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コイル素線の巻き始め端と巻き終り端を合成樹脂被覆リード線に強 固に結合することができるようにしたソレノイドのコイルボビンに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、ソレノイドのコイル素線をリード線に接続するには、コイルボビンの一 端の鍔に形成した通孔の一方からコイル素線の巻き始め端を、他方の通孔から巻 き終り端をそれぞれ外側に引き出してリード線にハンダ付けしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このため、ハンダ付けの後工程において、リード線に引張力がかかると、その 力がそのままハンダ付け部分に作用して破断する恐れがあつた。
【0004】 また、破断に至らないときでも、リード線の長さが変わつたりリード線が外れ る等、品質、信頼性の低下を招く事があつた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するための手段として、コイルボビンの一端の鍔に コイル素線の巻き始め端を外側に引き出す通孔と巻き終り端を外側に引き出す通 孔とを形成し、その鍔の外面の両通孔の近くに、それぞれ、対応間隔がコイル素 線に接続する合成樹脂被覆リード線の外径より僅かに小さい一対の突部を形成し た構成とした。
【0006】
【考案の作用及び効果】
本考案は上記構成になり、一対の突部の間にリード線を押し込むと、その一対 の突部の対応間隔はリード線の合成樹脂被覆の外径より僅かに小さいから、合成 樹脂被覆は弾縮して一対の突部の間に挾着された状態となる。したがつて、合成 樹脂被覆を剥離して露出した芯線をコイル素線の巻き始め端と巻き終り端にそれ ぞれハンダ付けしてリード線を引つ張つても、その引張力は一対の突部による挾 着部に作用し、ハンダ付け部分には作用しないため、後工程においてリード線に 引張力が作用してもハンダ付け部分で破断する恐れがなく、後工程が容易になる 効果がある。また、リード線は挟着されているため、途中工程でリード線の長さ が変化したりリード線が外れたりすることなく、後工程に進めることができる効 果がある。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明する。 図示しないソレノイドの構成部品であるコイルボビン1の一端の鍔2には、コ イルボビン1の巻き付け部3に巻き付けられるコイル素線4の巻き始め端5を鍔 2の外側へ引き通すための通孔6が内周側に位置して形成されているとともに、 コイル素線4の巻き終り端7を鍔2の外側へ引き通すための通孔8が外周側に位 置して形成されている。通孔6を通して外側へ引き通されたコイル素線4の巻き 始め端5と巻き終り端7は、夫々、合成樹脂被覆リード線10、12の端部の合 成樹脂被覆を剥離して露出させた芯線11、13にハンダ付け14によつて結合 されるようになつている。
【0008】 鍔2の外面には、鍔2の内周に沿う円形の突壁15が形成されているとともに 、両通孔6、8の形成されている位置を含む一定角度範囲にわたる略円弧状の突 壁16が鍔2の外縁に略沿うように形成されている。
【0009】 鍔2の円周方向に所定の角度間隔を空けた複数位置においては、夫々、円形の 突壁15の外周から半径方向外側へ板状に突き出した突部20aと、略円弧状の 突壁16の内周から半径方向内側へ板状に突き出し、または、板状をなしてその 板面が半径方向を向くように鍔2の外面から突き出した突部20bとが互いに対 をなして形成されている。
【0010】 各対の突部20a、20bの互いに対応する突出端縁同士の間隔Sは、合成樹 脂被覆リード線10、12の外径寸法Dよりも小さくて芯線11、13の外径寸 法dよりも大きい寸法となつている。また、突部20a、20bの突出端縁の鍔 2の外面からの立ち上がり部分は合成樹脂被覆リード線10、12の外周よりも 曲率の大きい円弧状をなしている。
【0011】 そして、これらの複数対の突部20a、20bのうちの一対の突部20a、2 0bはコイル素線4の巻き始め端5を通す通孔6の近くに位置して形成されてい るとともに、他の一対の突部20a、20bはコイル素線4の巻き終り端7を通 す通孔8の近くに位置して形成されている。
【0012】 また、鍔2の外面の両通孔6、8から最も遠い位置には、2本の合成樹脂被覆 リード線10、12を並列させた状態で挟むようにして保持するための一対の保 持部22、22が突成されており、この一対の保持部22、22の突出端には、 互いに相手側の保持部22側へ突き出すことによつて対応間隔が合成樹脂被覆リ ード線10、12の外径寸法よりも僅かに小さい一対の抜止部23、23が形成 されている。
【0013】 次に、本実施例の作用を説明する。 コイル素線4を、その巻き始め端5を通孔6を通して鍔2の外側へ引き出すと ともに巻き終り端7を通孔8を通して鍔2の外側へ引き出した状態でコイルボビ ン1の巻き付け部3に巻き付ける。
【0014】 コイル素線4に接続する2本の合成樹脂被覆リード線10、12のうちの一方 の合成樹脂被覆リード線10を、鍔2の両保持部22、22の間に通すとともに 複数対の突部20a、20bの間に押し込むようにして円弧状に配索し、その連 結端部の露出させた芯線11をコイル素線4の巻き始め端5を通した通孔6の近 くに位置させる。他方の合成樹脂被覆リード線12も、同様にして配索し、その 連結端部の露出させた芯線13をコイル素線4の巻き終り端7を通した通孔8の 近くに位置させる。
【0015】 かかる状態で、コイル素線4の巻き始め端5と一方の合成樹脂被覆リード線1 0の芯線11とをハンダ付け14により結合するとともに、巻き終り端7と他方 の合成樹脂被覆リード線12の芯線13とを、同じくハンダ付け14によつて結 合する。
【0016】 このようにしてコイル素線4に連結された2本の合成樹脂被覆リード線10、 12は、夫々、そのハンダ付け14部分の近くにおいて一対の突部20a、20 bの間に押し込まれているが、この両突部20a、20bの対応間隔Sは合成樹 脂被覆リード線10、12の外径寸法Dよりも僅かに小さいことから、合成樹脂 被覆リード線10、12の合成樹脂被覆は両突部20a、20bの間で弾性変形 を生じて挾着されてその弾性復元力による摩擦力のために突部20a、20bか ら容易に外れたり移動したりしない状態となつている。
【0017】 したがつて、ハンダ付け後の工程において合成樹脂被覆リード線10、12が 引張力を受けても、合成樹脂被覆リード線10、12が鍔2から離間しつつ一対 の突部20a、20bの間から外れたり一対の突部20a、20bの間で鍔2の 円周方向に移動したりすることはないのであつて、合成樹脂被覆リード線10、 12が受けた引張力がハンダ付け14部分に作用してそのハンダ付け14部分が 破断するという恐れがない。
【0018】 図3、図4、図5及び図6に示すのは突部の変形例である。図3に示す突部3 0a、30bは、その突出端縁の断面形状がともに半円形をなすものである。図 4に示す突部40a、40bは、その突出端縁の断面形状がともに山形をなすも のである。図5に示す突部50a、50bは、その突出端縁の断面形状がともに 谷形をなすものである。図6に示す一方の突部60aはその突出端縁の断面形状 が山形をなし、他方の突部60bはその突出端縁の断面形状が谷形をなす。
【0019】 また、対をなす2つの突部は、鍔の円周方向において互いに僅かにずれて位置 するように形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は鍔の平面図である。(B)はX−X断
面図である。
【図2】斜視図である。
【図3】突部の変形例をあらわす部分平面図である。
【図4】突部の変形例をあらわす部分平面図である。
【図5】突部の変形例をあらわす部分平面図である。
【図6】突部の変形例をあらわす部分平面図である。
【符号の説明】
1:コイルボビン 2:鍔 4:コイル素線 5:コイ
ル素線の巻き始め端 6、8:通孔 7:コイル素線の巻き終り端 10、1
2:合成樹脂被覆リード線 20a、20b、30a、
30b、40a、40b、50a、50b、60a、6
0b:突部 D:合成樹脂被覆リード線の外形寸法
S:突部の対応間隔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルボビンの一端の鍔にコイル素線の
    巻き始め端を外側に引き出す通孔と巻き終り端を外側に
    引き出す通孔とを形成し、該鍔の外面の前記両通孔の近
    くに、それぞれ、対応間隔が前記コイル素線に接続する
    合成樹脂被覆リード線の外径より僅かに小さい一対の突
    部を形成したことを特徴とするソレノイドのコイルボビ
    ン。
JP7145592U 1992-09-18 1992-09-18 ソレノイドのコイルボビン Pending JPH0631105U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7145592U JPH0631105U (ja) 1992-09-18 1992-09-18 ソレノイドのコイルボビン

Applications Claiming Priority (1)

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JP7145592U JPH0631105U (ja) 1992-09-18 1992-09-18 ソレノイドのコイルボビン

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JPH0631105U true JPH0631105U (ja) 1994-04-22

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ID=13461069

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JP7145592U Pending JPH0631105U (ja) 1992-09-18 1992-09-18 ソレノイドのコイルボビン

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5574107A (en) * 1978-11-18 1980-06-04 Dornier System Gmbh Hard ferrite powder and method of fabricating same
JPH039289U (ja) * 1989-06-08 1991-01-29

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5574107A (en) * 1978-11-18 1980-06-04 Dornier System Gmbh Hard ferrite powder and method of fabricating same
JPH039289U (ja) * 1989-06-08 1991-01-29

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