JPH0566935U - 変圧器用巻枠 - Google Patents

変圧器用巻枠

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JPH0566935U
JPH0566935U JP1393392U JP1393392U JPH0566935U JP H0566935 U JPH0566935 U JP H0566935U JP 1393392 U JP1393392 U JP 1393392U JP 1393392 U JP1393392 U JP 1393392U JP H0566935 U JPH0566935 U JP H0566935U
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JP
Japan
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winding
flange portion
transformer
electric wire
guide groove
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1393392U
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English (en)
Inventor
正毅 渋井
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Nidec America Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
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Publication of JPH0566935U publication Critical patent/JPH0566935U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 変圧器用巻枠に多少の成形バラツキを有して
いる場合や、自動巻線機への装着位置が多少ズレて行な
われても、巻線が確実に整列巻回され、P−Pクロスオ
ーバー等の絶縁低下をきたさない、信頼性と生産性の高
い変圧器用巻枠を得ること。 【構成】 巻線接続用の端子26,28を有し、巻胴部
12の前後において外方に張り出した前鍔部14と後鍔
部16とが設けられている。前記端子26,28に接続
された電線が、前記巻胴部12に対して巻回し始める
際、該巻胴部の至近端部から整列巻回が行なわれるよう
に、前鍔部14または後鍔部16における前記至近端部
の対応部にテーパ状の案内溝38が設けられた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動巻線機を用いて巻回される変圧器用巻枠の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に、従来の巻線接続用の端子を有する変圧器用巻枠の要部斜視図を示す。 このような従来変圧器用巻枠aにおいては、巻線を施す場合、一般に電線をラッ ピングやはんだ付け等により巻線接続用の一方の端子gに接続し、自動巻線機に より巻胴部bに電線fを巻回して巻線cとなし、巻回を終えた電線dを巻線接続 用の他方の端子eへ同様のラッピングやはんだ付け等により直接接続して行なっ ている。また、変圧器用巻枠aにおける巻胴部bの前後には、それぞれ外方に張 り出した前鍔部hと後鍔部iとが一体に設けられており、巻線cの保持と絶縁保 護を行なっている。なお、図におけるjとkはプラグ刃であり、巻線接続用の端 子eとgに各々導通している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
通常、自動巻線機を用いた場合、巻線接続用の端子gに接続された電線fは、 巻胴部bの(前鍔部h側の)端部から順次整列巻きにより巻回される。しかしな がら、変圧器用巻枠aの成形状態にはバラツキがあり、特に前鍔部hに形状歪み を有している場合や、自動搬送機の搬送バラツキによって、変圧器用巻枠aが適 切なセット位置へ自動巻線機に装着されていない場合において、巻線cは整列状 態に巻回されず、巻きムラを生ぜしめる。そして巻線cにおける次ターンの電線 と前ターンの電線とが、鎖交して絶縁耐圧を著しく低下させる、いわゆるP−P クロスオーバー現象を起こすこととなる。
【0004】 本考案は、上記事実に鑑みなされたものであって、その課題とするところは、 変圧器用巻枠に多少の成形バラツキを有している場合や、自動搬送機の搬送バラ ツキにより自動巻線機へセット位置が多少ズレて装着される場合でも、巻線が確 実に整列巻きされ、P−Pクロスオーバーを起こさない信頼性と生産性の高い変 圧器用巻枠を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本考案の変圧器用巻枠では、巻線接続用の端子を 有し、巻胴部の前後において外方に張り出した前鍔部と後鍔部とが設けられてな る変圧器用巻枠であって、前記端子に接続された電線が、前記巻胴部に対して巻 回し始める際に、該巻胴部の至近端部から整列巻きが行なわれるように、前記前 鍔部または後鍔部における前記至近端部対応部にテーパ状に切り欠かれた案内溝 が設けられてなるものとしている。
【0006】
【作用】
巻線接続用の端子が設けられた側に対応する前鍔部または後鍔部に、テーパ状 の案内溝が設けられているため、該巻線接続用の端子に接続された電線は、該案 内溝に案内されて巻胴部の端部に導かれる。この時、巻枠のセット位置が多少ズ レていても、前記端子に接続された電線は、該テーパ状の案内溝に確実にとらえ られる。従って、電線は巻胴部の端部から順次整列巻回されるため、巻回のムラ を生ぜしめることはなく、P−Pクロスオーバーを発生させることもない。また 、巻回中において、電線は案内溝に保持されるように作用を受けるため、巻胴部 をむやみに移動したりすることがない。
【0007】
【実施例】
本考案に従う変圧器用巻枠の実施例について、図1乃至図3を参照しつつ説明 する。図1乃至図3は、本考案の1実施例たる変圧器用巻枠を示し、その要部斜 視図である。なお、図1及び図2はプラグ刃の後上方からの斜視図、図3はプラ グ刃の前上方からの斜視図である。また、図1における変圧器用巻枠は巻線が施 された状態を示し、図2と図3は巻線が施される前の変圧器用巻枠単体の状態を 示している。
【0008】 図1乃至図3において、変圧器用巻枠10は、絶縁性合成樹脂材料である例え ばポリエチレンテレフタレートから形成することができる。12は巻胴部、14 は前鍔部、16は後鍔部であって、前鍔部14及び後鍔部16は、それぞれ巻胴 部12の前後において外方に張り出して設けられている。18及び19はプラグ 刃、20は前鍔部14の上方部に設けられたプラグ刃保持部である。プラグ刃1 8及び19の基部24及び25は、図3の隠れ線で示されるように略L字状に形 成されており、基部24及び25の一端部を巻線接続用の端子26及び28とし て上方に突出させた状態でプラグ刃保持部20に埋設保持されている。
【0009】 26は巻き始め用(巻線接続用)の端子であり、28は巻終わり用(巻線接続 用)の端子である。35は、プラグ刃保持部20と一体に形成された電線案内用 突片である。プラグ刃保持部20における巻き始め用の端子26の側、すなわち 側面21と前鍔部14との交差する部位45には、前鍔部14をテーパ状に切り 欠かれた案内溝38が設けられている。案内溝38は、図2に示すように巻胴部 12における巻胴部端部36に臨んで設けられており、溝の底部が巻胴部12の 巻き始め部位48と対応して形成されている。しかも案内溝38には、巻き始め 用(巻線接続用)端子26に接続された電線30が、電線案内用突片35を経て 巻胴部12の巻き始め部位48に最短距離(すなわち巻胴部12の至近端部)で 連絡するよう、設定してある。
【0010】 案内溝38は、前鍔部14において、プラグ刃保持部20の側面21を基準と して約70度の開口角度としている。これは、自動巻線機の図示省略の施巻線ア ームが容易に通過できる程度に合わせると共に、本変圧器用巻枠10の装着され る位置決めが若干ズレているような場合や、その他該巻枠10の成形歪みの許容 変形度合いを考慮して設定してある。
【0011】 この変圧器用巻枠10に巻線を施して変圧器を製造するには、図示省略の自動 巻線機により、まず電線30を巻き始め用端子26にラッピングにより接続した 後、電線案内用突片35の下側を経て、案内溝38に導く。そして電線30は、 施巻線アームの動きに従い、案内溝38のテーパ面に案内されながら溝の底部、 すなわち巻き始め部位48に導かれる。巻き始め部位48は、巻胴部12の端部 36に対応しているため、施巻線アームが巻胴部12を巻回するに従い、整列状 に巻回して(整列巻きされ)巻線40が形成される。
【0012】 所定のターン数が巻回された電線31は、巻終わり用の端子28にラッピング されて接続される。このように、案内溝38のテーパ面に電線30が案内されつ つ巻胴部12に導かれるため、変圧器用巻枠10の成形歪みや搬送機のバラツキ あるいは自動巻線機の位置決めのズレ等に対しても、確実に巻胴部12の巻き始 め部位48から整列巻回が可能となる。また巻回中における電線30は、案内溝 38により保持されているから、万一巻枠が動いて、電線30にテーパ面を逆に 上るように力が作用しても、巻回動作による張力で電線30は容易に動くことが ない。従って、巻胴部12をむやみに移動することもなく、巻き乱れることなく 整列巻回ができる。
【0013】 以上、本考案に従う変圧器用巻枠の1実施例について説明したが、本考案はか かる実施例に限定されるものでなく、本考案の範囲を逸脱することなく種々の変 形乃至修正が可能である。案内溝38は、本実施例では前鍔部14に設けたが、 接続用端子26の位置に対応して後鍔部16に設けてもよい。切り欠かれたテー パ状の案内溝38は、そのテーパ面が円弧状でも直線状でも、漸次減少をなす形 状を有していればよい。また本実施例では、端子26、28はプラグ刃18、1 9と一体をなすもので説明したが、これに限られることはない。その他、本実施 例の変圧器用巻枠での鉄心の有無や、一次、二次巻枠等は問わないことは言うま でもない。
【0014】
【考案の効果】
本考案の変圧器用巻枠は、上述の構成を有しているので、変圧器用巻枠に多少 の成形バラツキを有している場合や、自動搬送機の搬送バラツキにより自動巻線 機へセット位置が多少ズレて装着される場合でも、巻線が確実に整列巻回され、 P−Pクロスオーバー等の絶縁劣化をきたさず、信頼性と生産性の高い変圧器用 巻枠が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に従う変圧器用巻枠の1実施例を示し、
その要部斜視図である。
【図2】本考案に従う変圧器用巻枠の1実施例を示し、
その要部斜視図である。
【図3】本考案に従う変圧器用巻枠の1実施例を示し、
その要部斜視図である。
【図4】従来の変圧器用巻枠を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
10 変圧器用巻枠 12 巻胴部 14 前鍔部 16 後鍔部 26 巻き始め用の端子(巻線接続用) 28 巻終わり用の端子(巻線接続用) 38 案内溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線接続用の端子を有し、巻胴部の前後
    において外方に張り出した前鍔部と後鍔部とが設けられ
    てなる変圧器用巻枠であって、 前記端子に接続された電線が、前記巻胴部に対して巻回
    し始める際に、該巻胴部の至近端部から整列巻きが行な
    われるように、前記前鍔部または後鍔部における前記至
    近端部対応部にテーパ状に切り欠かれた案内溝が設けら
    れた、ことを特徴とする変圧器用巻枠。
JP1393392U 1992-02-13 1992-02-13 変圧器用巻枠 Withdrawn JPH0566935U (ja)

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JP1393392U JPH0566935U (ja) 1992-02-13 1992-02-13 変圧器用巻枠

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JP1393392U JPH0566935U (ja) 1992-02-13 1992-02-13 変圧器用巻枠

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JPH0566935U true JPH0566935U (ja) 1993-09-03

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ID=11846998

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012015526A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd トランスフォーマ及びこれを備えるフラットパネルディスプレイ装置
US8742878B2 (en) 2010-07-02 2014-06-03 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Transformer and flat panel display device including the same
JP2014209652A (ja) * 2010-07-02 2014-11-06 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. トランスフォーマ及びこれを備えるフラットパネルディスプレイ装置
JP2015220269A (ja) * 2014-05-15 2015-12-07 スミダコーポレーション株式会社 トランスボビンおよびトランス
JP2017054847A (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 トヨタ自動車株式会社 リアクトル

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960606