JPH0631072B2 - 船舶推進機の航走安定装置 - Google Patents

船舶推進機の航走安定装置

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JPH0631072B2
JPH0631072B2 JP60121700A JP12170085A JPH0631072B2 JP H0631072 B2 JPH0631072 B2 JP H0631072B2 JP 60121700 A JP60121700 A JP 60121700A JP 12170085 A JP12170085 A JP 12170085A JP H0631072 B2 JPH0631072 B2 JP H0631072B2
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circuit
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    • B63H20/00Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
    • B63H20/08Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
    • B63H20/10Means enabling trim or tilt, or lifting of the propulsion element when an obstruction is hit; Control of trim or tilt
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、船体に取付けられた推進機のドライブユニ
ットに流木等の障害物が衝突したとき、ドライブユニッ
トが跳ね上がる船舶推進機の航走安定装置に関するもの
である。
[従来の技術] 船舶には船外機または船内外機等の推進機のドライブユ
ニットには内燃機関のエンジン出力により駆動するプロ
ペラが備えられ、このドライプユニットが船体に傾動可
能に取付けるものが知られている。
このような船舶では航走中に流木等の障害物が推進機の
ドライブユニットに衝突すると、ドライブユニットが傾
動して跳ね上がって障害物を乗り越え、その後再び水中
に入るようにしている。
ところで、推進機を備えた小型船舶は障害物がドライブ
ユニットに衝突して、ドライブユニットが水中から跳ね
上がる際には、ドライブユニットが障害物を乗り越えた
後、再び水中に戻ると、プロペラの回転で大きなスラス
トが働くことになり、船舶自身が大きく傾動したり、急
旋回して不安定な状態になるおそれがある。
このため、実開昭56−168496号公報に開示され
るように、推進機が一定チルト角以上チルトアップした
ときに、自動的に内燃機関を一定時間だけ停止させ、事
故を未然に防止するものがある。
[発明が解決しようとする課題] ところで、このものでは、推進機が一定チルト角以上チ
ルトアップしたときに、一定時間だけ自動的に内燃機関
を停止させているため、例えばドライブユニットが障害
物を乗り越えた後、再び水中に戻るときまでに時間を要
する場合には、内燃機関が通常の回転に戻ることがあ
る。
従って、ドライブユニットが水中から跳ね上がり、障害
物を乗り越えた後、再び水中に戻るときには、確実に内
燃機関の回転速度を低下させて、プロペラの回転で大き
なスラストが働くことを防止し、船舶自身が大きく傾動
したり、急旋回して不安定な状態になることを阻止する
必要がある。
この発明は、かかる事情に鑑みて為されたもので、ドラ
イブユニットが障害物に衝突した後、再び元の位置に戻
るときには確実に内燃機関の回転速度を低下させて、船
舶の安定性を損なうことがない船舶推進機の航走安定装
置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために、この発明は、外力に応じて
傾動するドライブユニットにプロペラが設けられ、この
プロペラが内燃機関のエンジン出力により駆動される船
舶推進機において、前記ドライブユニットに障害物が衝
突したことを検知するセンサと、前記内燃機関のスロッ
トル開度を検出するスロットル開度センサと、前記障害
物が衝突したことを検知するセンサの出力により前記内
燃機関の回転速度を低下させ、一方前記スロットル開度
センサの全閉検出信号で前記内燃機関の回転速度の低下
を解除する制御装置とを有することを特徴としている。
[作用] この発明では、ドライブユニットが障害物に衝突する
と、このドライブユニットが跳ね上がる。これととも
に、ドライブユニットが障害物に衝突したことを検知し
て、制御装置で内燃機関の回転速度で低下させる。これ
に伴ない内燃機関のエンジン出力で駆動されるプロペラ
の回転速度も低下する。
そして、スロットルレバーを閉じて、スロットル開度セ
ンサが全閉検出信号を出力すると、この全閉検出信号で
制御装置によって内燃機関の回転速度の低下が解除され
る。
従って、ドライブユニットが水中から跳ね上がり、障害
物を乗り越えた後、再び水中に戻るときまで、確実に内
燃機関の回転速度を低下させることができ、プロペラの
回転で大きなスラストが働くことを防止し、船舶自身が
大きく傾動したり、急旋回して不安定な状態になること
を阻止する。
[実施例] 次に、この発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図はこの発明の適用した小型船舶の側面図、第2図
はこの発明の基本構成を示すブロック図である。
第1図において符号1は小型船舶の船体で、船体1の船
尾には推進機である船外機2がパワーチルト装置3で傾
動可能に設けられている。この船外機2のドライブユニ
ット4には内燃機関5が内蔵され、この内燃機関5のエ
ンジン出力でプロペラ6を回転するようになっている。
ドライブユニット4内には船舶推進機の航走安定装置が
内蔵され、この航走安定装置は第2図に示すように構成
されている。
即ち、航走安定装置7はドライブユニット4が流木等の
障害物に衝突したことを検知するセンサ8と、このセン
サ8の出力により内燃機関5の点火回路9の動作を抑制
して点火系を制御させる失火制御回路10を備えてい
る。この失火制御回路10が内燃機関の回転速度を低下
させる制御装置を構成しており、点火系の制御には失火
して間引き着火して回転速度を低下させる制御や、失火
して回転を停止する制御等がある。
ドライブユニット4内には内燃機関5のスロットル開度
を検出するスロットル開度センサ11と、こうして検知
されたスロットル開度を予め定められたスロットル全閉
状態を意味する開度値と比較し、全閉状態と判断された
とき、失火解除信号を失火制御回路10に供給する比較
回路12とを備えている。
次に、この実施例の作動について説明する。
船舶の航走中にドライブユニット4が障害物に衝突する
と、ドライブユニット4は自動的に水中から跳ね上が
り、障害物を乗り越えて、再びて水中に入る。
ところで、このドライブユニット4が障害物に衝突する
際に、センサ8が衝突したことを検知したときの出力
で、失火制御回路10が動作して内燃機関5を駆動する
点火回路9を制御して失火させて、例えば間引き着火
し、内燃機関5の回転速度を低下させる。
このように、障害物のドライブユニット4への衝突によ
り、失火制御回路10が働き内燃機関5の回転速度が低
下するため、ドライブユニット4が傾動して障害物を乗
り越える際、ドライブユニット4が再び元の位置に戻る
ときに、プロペラの発生するスラストは大幅に抑制され
る。従って、ドライブユニット4が再び元の位置に戻る
ときに、船舶自身が大きく傾動することがなく、船舶は
なめらかに低速で航走するため、安定性が一層向上す
る。
そして、減速した後に、図示しないスロットルレバーを
全閉に戻すと、スロットル開度センサ11がその全閉状
態を検知して比較回路12を動作させる。このようにし
て、スロットルが全閉状態であると判定されたとき、前
記失火制御回路10の動作を解除されるため、さらに安
定性が確保される。
衝突を検知するセンサ8としては、例えば、衝突時の船
舶の減速度を感知して信号を出すもので機械式と電子式
がある。機械式では重錘を用いたもの、電子式では歪ゲ
ージを用いてドライブユニットに直接加わる衝突時の衝
撃力を感知するものがあり、その他種々のものが考えら
れる。
例えば、第3図に示すように、前記パワーチルト装置3
の油圧式ショックアブソーバを兼ねたパワーチルトシリ
ンザ13に圧力センサ14を設け、衝突時にパワーチル
トシリンダ13の圧力を圧力センサ14で検知して失火
制御回路10へ出力するものがある。
第4図にはこの発明による船舶推進機の航走安定装置の
さらに具体的な制御回路の一例が示されている。
図において、充電コイル21及びパルサコイル22は図
示しないフライホイールマグネットに配置されている。
充電コイル21は点火放電エネルギーを点火回路9に供
給し、パルサコイル22で得られたパルス信号は内燃機
関5の点火時期制御のための点火タイミング信号として
点火回路9に供給される。
点火回路9では、充電コイル21からの交流出力をダイ
オード23で整流して得られる正の半波をコンデンサ2
5に充電し、負の半波をダイオード24で捨てている。
一方、コンデンサ25にはサイリスタ26が接続され、
そのゲートにはパルサコイル22からの出力をダイオー
ド27で整流し、波形整形回路28で整形されたパルス
が供給される。波形整形回路28は、抵抗29とコンデ
ンサ30の並列回路で構成され、パルス波形の立上りを
改善することによってサイリスタ26の動作をより確実
にしている。
サイリスタ26でコンデンサ25に充電された電荷を急
速に放電する時に流れる電流は点火コイル31の一次コ
イル31aを流れ、このとき二次コイル31bに発生す
る高電圧で点火プラグ32に点火火花を発生させて点火
する。
サイリスタ26と並列に接続されたダイオード33はコ
ンデンサ25の放電時にコンデンサ25を逆極性に充電
する電流を逃がすためのものである。
前記の内燃機関5の点火回路系には、内燃機関5の点火
系を失火させて、間引き着火するための失火制御回路1
0を具備している。
内燃機関5の点火系を失火させるための手段としては種
々考えられるが、ここでは、一例として充電コイル21
からの交流信号の充電コンデンサ25への供給を失火用
サイリスタ34のゲート信号の供給制御によって高電圧
の発生を抑制する失火制御回路10について説明する。
失火制御回路10において、流木等の障害物の衝突をセ
ンサ8が検知したとき失火制御が開始され、スロットル
の全閉状態をスロットル開度センサ11が検知したとき
制御が解除される。
即ち、センサ8が衝突を検知すると接点8aが閉じ、自
己保持回路35は接点8aの閉成により、ダイオード3
6を介してタイマ回路37に衝突検知信号を送出し続け
る。タイマ回路37は衝突検知信号を受けると、ゲート
信号発生回路38の動作を開始し、動作を所定時間継続
させる。
タイマ回路37からの動作信号により、ゲート信号発生
回路38からは所定のタイミングで、かつ所定の態様で
ゲート信号をサイリスタ34に供給して点火回路9を短
絡する。これにより、充電コイル21からの出力は充電
コンデンサ25へ供給されることが阻止され、充電コン
デンサ25へ充電が間引かれるため、点火火花の発生間
隔が長くなり回転速度が低下する。
タイマ回路37は、また一定時間、ゲート信号発生回路
38を動作させた後、自己保持回路35に信号を送り、
自己保持を解除させて、新たな衝突に備える。
ところで、より高い安全性を確保するために、スロット
ルバルブの全閉を検知した後に、即ち減速状態を確認
し、失火制御を解除せしめることが好ましい。そのため
スロットル開度センサ11が全閉を検知すると、接点1
1aが閉じて自己保持解除回路39が作動して、これに
より解除信号がタイマ回路37に送られ失火制御が解除
される。
ゲート信号発生回路38は、タイマ回路37からの動作
信号により所定時間間隔をもつゲートパルスをサイリス
タ34に送って間引く失火制御を行なうが、この他にも
種々の態様が考え得る。
例えば、パルサコイル22から得られる内燃機関5の回
転速度信号に基づいて、回転速度が予め設定した回転速
度以上のときにのみゲート信号を発生させるような機能
をもたせたり、内燃機関5の複数気筒のうち失火する気
筒を所定の順序で定めておけば更に安定性が向上するだ
けでなく、減速が段階的に進行されるので、内燃機関回
転速度の急激な低下を避けることができる。即ち、高速
船舶では、衝突時、内燃機関5を完全に失火させてしま
うと、ドライブユニット4が水中に戻ったとき、急減速
するため、船が左右にローリングしたりして不安定にな
るが、前記の如く内燃機関5の回転速度をオーバレボ失
火回路と同様、漸減する。
しかし、中型馬力の船外機4では衝撃感知により完全に
失火させても、ドライブユニット4を水中に入れても不
安定になることが少ないので、機関回転速度を漸減回路
を省略しても実用上は問題がない。この場合には回路の
簡略化され、コスト上有利である。
電源回路40は充電コイル21からの交流信号をダイオ
ード41に介して整流された半波信号を基にして充電さ
せて得られる電源であり、ゲート信号発生回路38の
他、内燃機関及びその周辺回路の電源として用いられ
る。
第5図と第6図は失火制御回路10を制御するセンサ8
の他の実施例を示す。
これらの例では、船外機、船内外機が水中から跳ね上が
るとき、そのチルト角を検出するチルト角センサ51を
用いている。即ち、第5図では、チルト角センサ51の
出力を微分回路52に送出し、ドライブユニット4が障
害物に衝突する際に、水中から跳ね上がるときのチルト
角の変位速度を求める。そして、比較回路53でその変
位速度が設定値以上であるときには、障害物の衝突を判
断して失火制御回路10へ動作信号を出力する。
微分回路52はチルト角センサ51からのチルト角を2
回微分して衝突した瞬間の上方へ跳ね上がる加速度を求
めて良いことは明らかである。
また、第6図はチルト角センサ51を用いて、ドライブ
ユニット4の跳ね上がり位置により衝突時の判断するも
のである。比較回路54の設定値は、例えば、浅瀬を航
走するときの航走角が船外機の場合には約40度より以
下に設定されている。従って、船外機のチルト角が約4
0度以上に至った状態を比較回路54で判断し、失火制
御回路10を動作するようにしている。
第7図は船舶に取付けた船外機の構成図である。また、
第8図と第9図は第7図のチルト角センサ部の詳細構成
図と、その動作説明のためのIX−IX断面図である。
船体71の船尾板72にはクランプブラケット73が固
定され、このクランプブラケット73にはチルト軸74
を介してスイベルブラケット75が略水平軸まわりに傾
動可能に設けられている。
スイベルブラケット75には図示しない操舵軸を介し
て、船外機76のドライブユニット77が操舵軸まわり
に回動可能に枢着されている。船外機76はドライブユ
ニット77の上部に搭載された内燃機関78と下部に取
付けられているプロペラ79とを備えている。
そして、ドライブユニット77はパワーチルト装置80
が設けられ、このパワーチルト装置80のチルトシリン
ダ81の基端部はクランプブラケット73にピン結合さ
れ、ピストンロッド82の先端部はスイベルブラケット
75にピン結合されている。
また、チルトシリンダ81の両側方に配置される左右一
対のトリムシリンダ83の基端部にはクランプブラケッ
ト75が設けられ、トリムシリンダ83のピストンロッ
ド84の先端部はスイベルブラケット75に対し、相互
に離間、当接可能である。
チルト角センサ85は第8図と第9図に示される如く構
成され、ポテンショメータ方式によってクランプブラケ
ット73に対するドライブユニット77の傾動角を検出
するものである。
即ち、クランプブラケット73にはハウジング86が止
めねじ87により固定され、このハウジング86内には
抵抗盤88が設けられている。また、ハウジング86に
は回転軸89が貫通してチルト軸74と平行に配置さ
れ、ハウジング86の内部に位置する回転軸89の端部
には接点90が設けられている。回転軸89のハウジン
グ86の露出部にはレバー91が固定され、レバー91
はレバー92とピン93を介して回動可能に連結されて
いる。このレバー91の他端部はスイベルブラケット7
5にビス94を介して固定されている。
スイベルブラケット75がチルト軸74を支点として傾
動すると、第9図に二点鎖線で示すようにレバー92、
レバー91を介して回転軸89が回転する。この回転軸
89の回転により、接点90が抵抗盤88に所定の接触
圧で摺動し、クランプブラケット73対するドライブユ
ニット77の傾動角度の変化に相当する電圧を出力す
る。
第10図はこの発明を船内外機に適用した実施例を示し
ている。船体100にはディーゼル内燃機関101が搭
載されており、このディーゼル内燃機関101には燃料
噴射装置102が設けられている。
燃料噴射装置102は燃料噴射ポンプ103で燃料に必
要な圧力を与えるとともに、電磁弁104の制御により
ディーゼル内燃機関の負荷や回転速度に応じ、適当な量
の燃料を最適の噴射時期に正確に噴射する。電磁弁10
4は制御装置105によって制御され、制御装置105
はドライブユニット106に設けられたセンサ107に
よって作動するようになっている。
ドライブユニット106は船体100に固定されたスイ
ベルブラケット108に傾動可能に支持されており、こ
のドライブユニット106にはプロペラ109が設けら
れている。プロペラ109はドライブユニット106に
内蔵された動力伝達軸110で駆動され、この動力伝達
軸110と噛合した入力軸111は前記ディーゼル内燃
機関101の出力軸112とユニバーサルジョイント1
13を介して連結されている。
従って、ドライブユニット106に障害物が衝突する
と、ドライブユニット106が水中から跳ね上がり、そ
の後再び元の位置に戻る。このときのドライブユニット
10の傾動はユニバーサルジョイント113で許容され
る。そして、センサ107が障害物の衝突を検知して、
制御装置105に検出信号が入力される。これにより、
制御装置105が電磁弁104を閉方向へ作動させて燃
料の供給量を制御し、ディーゼル内燃機関の回転速度を
低下させる。
第11図はこの発明を船外機に適用した他の実施例を示
している。船舶に搭載された船外機の内燃機関200に
はその吸気通路201に気化器202とスロットルバル
ブ203が備えられている。このスロットルバルブ20
3はスロットル開閉モータ204によって開閉して、内
燃機関200に吸入される混合気量を調整する。スロッ
トル開閉モータ204は制御装置205によって駆動さ
れ、この制御装置205はスロットルコントロールレバ
ー206からの作動信号によって作動する。制御装置2
05にはセンサ207から入力信号が船外気に障害物が
衝突した際に入力され、この入力信号の入力により、ス
ロットル開閉モータ204を介してスロットルバルブ2
03を閉方向へ作動し、混合気の供給量を制御して内燃
機関の回転速度を低下させる。
[発明の効果] この発明は前記のように、ドライブユニットが障害物に
衝突すると、このドライブユニットが跳ね上がり、これ
とともにドライブユニットが障害物に衝突したことを検
知して、制御装置で内燃機関の回転速度を低下させ、こ
れに伴ない内燃機関のエンジン出力で駆動されるプロペ
ラの回転速度も低下する。そして、スロットルレバーを
閉じで、スロットル開度センサが全閉検出信号を出力す
ると、この全閉検出信号で制御装置によって内燃機関の
回転速度の低下が解除される。
従って、ドライブユニットが水中から跳ね上がり、障害
物を乗り越えた後、再び水中に戻るときまで、確実に内
燃機関の回転速度を低下させることができ、プロペラの
回転で大きなスラストが働くことを防止し、船舶自身が
大きく傾動したり、急旋回して不安定な状態でなること
を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を適用した船舶の側面図、第2図はこ
の発明の基本構成図を示すブロック図、第3図は衝突を
検知するセンサの一例を示す図、第4図は点火回路と失
火制御回路の詳細回路図、第5図及び第6図はこの発明
の他の実施例を示すブロック図、第7図乃至第9図はこ
の発明を適用した他の実施例を示すもので、第7図は側
面図、第8図はチルト角センサの構成を示す一部断面
図、第9図は第8図のIX−IX断面図、第10図はこの発
明を船内外機に適用した実施例を示す概略図、第11図
はこの発明を船外機に適用した他の実施例を示す概略図
である。 4……ドライブユニット 5……内燃機関 6……プロペラ 8……センサ 9……点火回路 11……スロットル開度センサ 12……比較回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外力に応じて傾動するドライブユニットに
    プロペラが設けられ、このプロペラが内燃機関のエンジ
    ン出力により駆動される船舶推進機において、前記ドラ
    イブユニットに障害物が衝突したことを検知するセンサ
    と、前記内燃機関のスロットル開度を検出するスロット
    ル開度センサと、前記障害物が衝突したことを検知する
    センサの出力により前記内燃機関の回転速度を低下さ
    せ、一方前記スロットル開度センサの全閉検出信号で前
    記内燃機関の回転速度の低下を解除する制御装置とを有
    することを特徴とする船舶推進機の航走安定装置。
JP60121700A 1985-06-05 1985-06-05 船舶推進機の航走安定装置 Expired - Lifetime JPH0631072B2 (ja)

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US06/870,458 US4734065A (en) 1985-06-05 1986-06-04 System for stable running of marine propulsions

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