JPH06310217A - ロック検知コネクタ - Google Patents

ロック検知コネクタ

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JPH06310217A
JPH06310217A JP34433193A JP34433193A JPH06310217A JP H06310217 A JPH06310217 A JP H06310217A JP 34433193 A JP34433193 A JP 34433193A JP 34433193 A JP34433193 A JP 34433193A JP H06310217 A JPH06310217 A JP H06310217A
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JP
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connector housing
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housing
short
lock
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Eiji Saijo
英二 西條
Masaji Saito
正司 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コネクタハウジング同士を不整合状態のまま
嵌合操作を行っても、ロック検知端子を変形させないよ
うにする。 【構成】 相互に嵌め合い可能なコネクタハウジング1
0、30のうちの一方にロック検知端子33a,33b
を設け、他方に両ハウジング33a,33bが嵌合した
ときにロック検知端子33a,33bを短絡させる短絡
端子14が設けられたものにおいて、ロック検知端子3
3a,33bをハウジング30の内壁面に沿って配する
とともに、その先端がハウジング30の嵌合用開口面の
縁部より内方へ引っ込んだ位置となるようにしておく。
これによって、ハウジング30が不整合状態で嵌合がな
されても、ハウジング10の縁部によってロック検知端
子33a,33bを引掛けて変形させてしまう事態が解
消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相互に嵌め合い可能な
コネクタが完全にロック状態にあるか否かを検出するこ
とができるロック検知コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車にはエアバッグ装置が搭載
されるようになっているが、このような安全装置には高
い信頼性が要求されるため、雌雄のコネクタが不完全な
状態で接続されてしまう事態は確実に回避されねばなら
ない。そこで、従来よりコネクタが完全に接続されたか
否かを電気的に検知するようにしたものも開発されるよ
うになった。その一例として、図6および図7に示すよ
うなものがある。
【0003】図6は雄側のコネクタハウジング40を示
しており、ハウジング40の内部には複数の雄端子41
が収納されており、これら端子41はハウジング40の
奥側壁面を貫いて外方へ突出している。また、ハウジン
グ40の内部において奥側壁面からは端子41と平行に
リブ42が突出している。このリブ42は中央に区画壁
43が起立してリブ43の上面を左右に分けており、そ
れぞれにロック検知端子44を配置している。両ロック
検知端子44は他の端子と同様、奥側壁面を貫いて外方
へ延出されている。一方、雌側のコネクタハウジング4
5内には、詳しくは図示しないが短絡端子が収納されて
いる。この短絡端子は両コネクタハウジング40、45
の嵌合時(完全嵌合時)に上記した両ロック検知端子4
4に同時に接触する形状に形成されている。したがっ
て、両コネクタハウジング45が完全に嵌合した場合に
は、両ロック検知端子44が短絡端子を介して導通可能
な状態になるため、完全嵌合状態が電気的に検出される
ことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
にコネクタハウジング40内の中央部にロック検知端子
44を配設した構造では、図8に示すような問題点があ
る。すなわち、両コネクタハウジング40、45の嵌合
操作時に両ハウジング40、45が整合しないままに嵌
め合わせを行おうとすると、雌コネクタハウジング45
の縁部によってリブ42あるいはロック検知端子44の
先端を引掛けてしまうことがある。すると、リブ等が変
形してしまうことになり、変形の程度によってはコネク
タハウジングの嵌合あるいはロック検知が不能になるこ
とも考えられる。
【0005】本発明は上記した事情に鑑みて開発工夫さ
れたものであり、その目的とするところは、不整合のま
ま嵌合操作がなされた場合にも、ロック検知端子を変形
させることがないコネクタを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、一方のコネクタのハウジング内には
少なくとも一対のロック検知端子が、他方のコネクタの
ハウジング内には両ハウジングが完全に嵌合した状態で
前記両ロック検知端子を短絡させて両ハウジングのロッ
ク状態を検出する短絡端子がそれぞれ配されてなるロッ
ク検知コネクタにおいて、前記ロック検知端子はこれら
が収納されている側のハウジングの内壁面に沿って設け
られ、かつこれらロック検知端子の先端がこのハウジン
グの嵌合用開口面より内方に位置していることを特徴と
するものである。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、短絡端子が収納されてい
る側のコネクタハウジングをロック検知端子が収納され
ている側のコネクタハウジングへ嵌合させる際に、両者
が不整合状態となっていたとしても、短絡端子側のハウ
ジングの縁部がロック検知端子に接触する事態は著しく
緩和される。
【0008】
【発明の効果】本発明の効果は次のようである。ロック
検知端子をこれが収納されているコネクタハウジングの
内壁面に沿ってかつ嵌合用開口面より内方へ引っ込ませ
て配置したため、ハウジング同士の嵌合時に不整合状態
であったとしても、ロック検知端子をこじて変形させて
しまう事態が未然に回避される。したがって、常に良好
な嵌合操作を可能にしかつロック検知を確実に行うこと
が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説
明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例にかかるロック
コネクタの斜視図である。
【0011】同図において、雌側コネクタハウジング1
0は前後方向に貫通する複数の小室11を有しており、
リテーナ20にて各小室11内に挿入した雌側端子を仮
係止および本係止させて保持可能としている。また、雌
側コネクタハウジング10の上方中程には前後方向に配
向した溝状の凹部12を形成してあり、当該凹部12内
において後方側から前方側斜め上方に向けて可撓ロック
片13を形成してある。可撓ロック片13の最前端部分
には摘み部13aを形成してあり、当該摘み部13aよ
りもやや後方側の中程には上下に貫通する長孔状の係合
孔13bを形成してある。
【0012】可撓ロック片13には、図2に示す短絡端
子14を配設してある。この短絡端子14は、可撓ロッ
ク片13における係合孔13bと摘み部13aとの間を
巻き込むようにして保持する電極部14aと、一端を当
該電極部14aに連結されて断面U字状に湾曲せしめた
バネ部14bとを一体的に形成してあり、同バネ部14
bの端部は凹部12の底面に当接している。なお、電極
部14aの上面には接触凸部14a1を形成してある。
【0013】一方、雄側コネクタハウジング30は、雌
側コネクタハウジング10を挿入可能なフード状に形成
され、上記各小室11に対面する位置に雌側端子と嵌合
接続可能な雄側端子を支持している。また、天井面には
上記凹部12の両側面に当接して位置決め可能なように
前後方向に配向して位置決めリブ31a,31bを形成
してある。両位置決めリブ31a,31bの中程であっ
て上記雌側コネクタハウジング10を雄側コネクタハウ
ジング30内の正規位置まで挿入したときに上記係合孔
13bと対面する位置には当該係合孔13b内に係合可
能な係合リブ32を形成してある。また、係合リブ32
を挟み込んでその両側における天井面30aには同面に
密着状態で沿うようにして、図2に示すような一対のロ
ック検知端子33a,33bが下方に接触面を解放して
配設されている。さらに、この実施例においては両ロッ
ク検知端子33a,33bの先端の位置は雄側コネクタ
ハウジング30の開口縁とほぼ揃えてあるが、この開口
縁は両ロック検知端子33a、33bが配置されている
部分に限り他の開口縁より後退させてあるため、雌側コ
ネクタ10との実質的な嵌合用開口面は雄側コネクタハ
ウジング30他の開口縁を含む面で形成されることを考
慮すれば、両ロック検知端子33a,33bの先端の位
置は嵌合用開口面より内側へ引っ込んだ位置に設定され
ていると言える。換言すれば、雌側コネクタハウジング
10の嵌合時に同ハウジング10を斜めにして嵌合させ
ようとしても雌側コネクタハウジング10の先端縁が接
触できない位置に設定されていることになる。
【0014】なお、雄側コネクタハウジング30の下面
には図示しないプリント基板上に固着される固定部34
を形成してあり、また、当該雄側コネクタハウジング3
0に保持される雄側端子と上記ロック検知端子33a,
33bは同プリント基板に接続されるようになってい
る。
【0015】次に、上記構成からなる本実施例の作用を
説明する。
【0016】雌側コネクタハウジング10については、
電線を圧着接続した雌側端子を小室11内にてリテーナ
20を使用して係止しておき、可撓ロック片13には短
絡端子14を配設しておく。このとき、短絡端子14に
おけるバネ部14bは上端部分で可撓ロック片13の下
面に当接するとともに、下端部分で凹部の上面に当接し
ており、可撓ロック片13を上方に付勢している。ま
た、雄側コネクタハウジング30については、固定部3
4にてプリント基板上に固着させておく。
【0017】図3に示すように、雄側コネクタハウジン
グ30の前面に雌側コネクタハウジング10を対面さ
せ、雄側コネクタハウジングにおける位置決めリブ31
a,31bが雌側コネクタハウジング10の凹部12内
に入り込むようにして雌側コネクタハウジング10を挿
入していく。
【0018】雌側コネクタハウジング10を挿入してい
くときに、図4に示すように係合リブ32が可撓ロック
片13の上面に当接するため、可撓ロック片13は下方
に向けて湾曲される。従って、短絡端子14における電
極部14aも下方に移動しており、ロック検知端子33
a,33bと重なる範囲まで届いても両電極33a,3
3bに接触しない。
【0019】しかし、雌側コネクタハウジング10を正
規位置まで挿入すると、係合リブ32が可撓ロック片1
3に形成した係合孔13bと対面して中に入り込むた
め、図5に示すように、可撓ロック片13は自身の弾性
と短絡端子14におけるバネ部14bの弾性とによって
上方に押し戻される。このようにして、係合リブ32と
係合孔13bとによって雌側コネクタハウジング10と
雄側コネクタハウジング30とが係合する。
【0020】一方、短絡端子14の電極部14aは可撓
ロック片13の上面にまで巻き込むように形成されてお
り、また、係合リブ32の両側部にはロック検知端子3
3a,33bが配設されているので、可撓ロック片13
が上方に押し戻されたときに短絡端子14の電極部14
aが両ロック検知端子33a,33bを短絡させる。す
なわち、雌側コネクタハウジング10と雄側コネクタハ
ウジング30とが係合するのと同じタイミングで、ロッ
ク検知端子33a,33bを短絡させることになる。ま
た、ここにおいてロック検知端子33a,33bは、プ
リント基板に固定される雄側コネクタハウジング30に
配設されているので、振動などがあっても確実に所定位
置に保持され、ロック検知をより信頼性のあるものにし
ている。このように、雌側コネクタハウジング10にお
いては可撓ロック片13が付勢される上面に短絡端子1
4を配設するとともに、雄側コネクタハウジング30に
おいては可撓ロック片13が撓んで係合するときにその
復旧動作によって当接される位置に一対のロック検知端
子33a,33bを保持しているので、可撓ロック片1
3の復旧動作が係合と端子の短絡という動作を同時に行
ない、両者にタイミングのズレが生じないようにしてい
る。
【0021】ところで、本例において雌側コネクタハウ
ジング10を雄側コネクタハウジング30へ嵌合させる
ときに不整合状態であったとしても、ロック検知端子3
3a,33bは天井面30aに沿いかつその先端はハウ
ジング30の嵌合用開口面より奥側へ引っ込んで位置し
て、雌側コネクタハウジング10の前縁が届かないよう
になっているため、引掛けによってロック検知端子33
a,33bを変形させてしまうことがない。したがっ
て、ロック検知端子33a,33bを常に正規の状態に
保持することができ、ハウジングの嵌合操作を容易にし
かつロック検知を確実に行うことができる。
【0022】なお、本発明は種々の変更が可能である。
例えば、本実施例ではロック検知端子33a,33bを
ハウジングの天井面に配置したが、側壁面に配置するこ
とも可能である。また、本例ではロック検知端子が配置
されている部分のハウジング30の開口縁を奥側へ引っ
込ませるように湾曲形成されたものを示したが、必ずし
もこのように形成する必要はなく、他の開口縁と面一に
形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるロックコネクタの斜
視図
【図2】短絡端子とロック検知端子の斜視図
【図3】接続手順を示す断面図
【図4】接続手順を示す断面図
【図5】接続手順を示す断面図
【図6】従来の雄ハウジングを示す正面図
【図7】同側断面図
【図8】従来の問題点を示す断面図
【符号の説明】
10…雌側コネクタハウジング 14…短絡端子 30…雄側コネクタハウジング 33a,33b…ロック検知端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のコネクタのハウジング内には少な
    くとも一対のロック検知端子が、他方のコネクタのハウ
    ジング内には両ハウジングが完全に嵌合した状態で前記
    両ロック検知端子を短絡させて両ハウジングのロック状
    態を検出する短絡端子がそれぞれ配されてなるロック検
    知コネクタにおいて、 前記ロック検知端子はこれらが収納されている側のハウ
    ジングの内壁面に沿って設けられ、かつこれらロック検
    知端子の先端がこのハウジングの嵌合用開口面より内方
    に位置していることを特徴とするロック検知コネクタ。
JP5344331A 1993-04-21 1993-12-16 コネクタの結合検知装置 Expired - Lifetime JP2921378B2 (ja)

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DE69415786T DE69415786T2 (de) 1993-12-06 1994-10-21 Verbinder mit Verriegelungserkennung
EP98110335A EP0871253B1 (en) 1993-12-06 1994-10-21 Lock detection connector
DE69429461T DE69429461T2 (de) 1993-12-06 1994-10-21 Verbinder mit Verriegelungserkennung
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980019160A (ko) * 1996-08-30 1998-06-05 엠. 리차드 페이지 일체형 센서 장치를 갖춘 리셉터클

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0250982U (ja) * 1988-05-30 1990-04-10
JPH0459080U (ja) * 1990-09-27 1992-05-20

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