JP2845112B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2845112B2
JP2845112B2 JP5340033A JP34003393A JP2845112B2 JP 2845112 B2 JP2845112 B2 JP 2845112B2 JP 5340033 A JP5340033 A JP 5340033A JP 34003393 A JP34003393 A JP 34003393A JP 2845112 B2 JP2845112 B2 JP 2845112B2
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正司 斉藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雌雄のコネクタハウジ
ングが完全にロック状態にあるか否かを検出することが
できるコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車にはエアバッグ装置が搭載
されるようになっているが、このような安全装置には高
い信頼性が要求されるため、雌雄のコネクタが不完全な
状態で接続されてしまう事態は必ず回避されねばならな
い。そこで、従来よりコネクタが完全に接続されたか否
かを電気的に検知するようにしたものも開発されるよう
になった。その一例として、図7、図8に示すようなも
のがある。
【0003】図7は雄側のコネクタハウジング30を示
しており、ハウジング30の内部には複数の雄端子31
が収納されており、これら端子31はハウジング30の
奥側壁面を貫いて外方へ突出している。また、ハウジン
グ30の内部において奥側壁面からは端子31と平行に
リブ32が突出している。このリブ32は中央に区画壁
33が起立してリブ32の上面を左右に分けており、そ
れぞれにロック検知端子34を配置している。両ロック
検知端子34は他の端子31と同様、奥側壁面を貫いて
外方へ延出されている。一方、雌側のコネクタハウジン
グ35内には、詳しくは図示しないが短絡端子が収納さ
れている。この短絡端子は両コネクタハウジング30、
35の嵌合時(完全嵌合時)に上記した両ロック検知端
子34に同時に接触する形状に形成されている。したが
って、両コネクタハウジング30、35が完全に嵌合し
た場合には、両ロック検知端子34が短絡端子を介して
導通可能な状態になるため、完全嵌合状態が電気的に検
出されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
にコネクタハウジング30内の中央部にロック検知端子
34を配設した構造では、図9に示すような問題点があ
る。すなわち、両コネクタハウジング30、35の嵌合
操作時に両ハウジング30、35が整合しないままに嵌
め合わせを行おうとすると、雌コネクタハウジング35
の縁部によってリブ32あるいはロック検知端子34の
先端を引掛けてしまうことがある。すると、リブ32等
が変形してしまうことになり、変形の程度によってはコ
ネクタハウジングの嵌合あるいはロック検知が不能にな
ることも考えられる。
【0005】本発明は上記事情に鑑みて開発工夫された
ものであり、その目的とするところは、不整合のまま嵌
合操作がなされた場合にも、ロック検知端子を変形させ
ることがないコネクタを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成は、相互に嵌め合い可能なコネクタハ
ウジングのうちの一方側には、両コネクタハウジングが
嵌合状態になったことを検知するための少なくとも一対
のロック検知端子が収容され、他方のコネクタハウジン
グには両コネクタハウジングの嵌合時に前記ロック検知
端子を短絡させるための接触端子が収容されてなるコネ
クタにおいて、前記一対のロック検知端子は、このロッ
ク検知端子が収容されているコネクタハウジングの内面
に沿い且つ互いに平行に配されているとともに、その先
端において前記接触端子との接触部を互いに相手側に向
けてL字形に屈曲して形成してなり、前記コネクタハウ
ジングには、その内面との間で前記ロック検知端子にお
ける前記接触部を除いた領域を挟むように覆う保護壁が
形成されていることを特徴としている。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、一方のコネクタハウジン
グの嵌合室内へ相手側コネクタハウジングを嵌合させる
際に、両コネクタハウジングが不整合状態であったとし
ても、ロック検知端子は、その先端L字形の接触部を除
いた領域がコネクタハウジングの内面と保護壁との間で
挟まれる形態で覆われているため、相手側コネクタハウ
ジングがロック検知端子を引掛けてしまうようなことが
未然に回避される。
【0008】
【発明の効果】本発明の効果は次のようである。ロック
検知端子を保護壁によって覆うようにしたため、両コネ
クタハウジングを嵌合させる際に両者が不整合状態とな
っていたとしても、検知端子をこじて変形させてしまう
事態が未然に回避される。したがって、常に良好な嵌合
操作を可能にしかつロック検知を確実に行うことが可能
となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面にし
たがって詳細に説明する。図1〜図3は本例コネクタの
うちの雄側のコネクタハウジング(以下、雄ハウジング
1という。)を示しており、一方側へ開口する角筒状を
なしている。その内部は雌側のコネクタハウジング(以
下、雌ハウジング2という。)を嵌合させるための嵌合
室3となっている。また、嵌合室3の後壁面には雄端子
5を挿入して装着するための挿入孔4が複数個、貫通し
ている。これら各雄端子5のうちハウジング1の外方へ
突出している部分は下方へほぼ直角に屈曲しており、そ
れぞれの端部は本例ではそれぞれPCB基板(図示しな
い)側の対応位置に差し込まれる。また、この実施例に
おいては、各端子の先端が位置ずれしないようにするた
めに、図2に示すように雄ハウジング1の底面から着脱
自在な矯正板6を張り出させている。矯正板6には各端
子に対応した複数個の小孔7が貫通しており、端子5は
これらに差し込まれることで保持される。また、嵌合室
3内において後壁面の中央部からは雌ハウジング2の嵌
合操作を案内するためのガイド突片8が水平にかつ各端
子よりさらに前方へ突出している。さらに、嵌合室3の
上壁面において前面の開口縁寄りの中央部には次述する
雌ハウジング2をロックさせるための係止凸部9が突出
形成されている(図3参照)。
【0010】なお、10は嵌合時の摩擦抵抗を軽減させ
るための凹部であり、嵌合室3内の対向する側壁面に一
対、形成されている。
【0011】一方、上記嵌合室3へ嵌合可能な雌ハウジ
ング2には図4、5に示すような複数の端子収容室11
が、上記した雄端子5に対応して区画形成されており、
内部には雄端子5に接続可能な雌端子(図示しない)が
抜け止め状態で収容されている。また、雌ハウジング2
の内部には、これら端子収容室11に取り囲まれるよう
にして窓部12が水平方向に貫通しており、両ハウジン
グ1、2を嵌合させる際に上記ガイド突片8を受け入れ
るようになっている。
【0012】さらに、雌ハウジング2における上面の中
央部には雄ハウジング1に対するロック用の弾性操作片
13が設けられている(図4〜図6参照)。この弾性操
作片13は雄ハウジング1の嵌合面側の縁部を支点とす
る片持ち梁状に形成されて上下方向の撓みが許容されて
いる。また、弾性操作片13の自由端側には操作部13
aが形成され、この操作部13aと支点との間は枠状に
形成され、ここには導電材よりなる短絡端子14が次の
ようにして取り付けられている。すなわち、短絡端子1
4の一端側は弾性操作片13の支点部分において水平方
向に穿孔された差し込み孔15へ差し込まれ、かつこの
差し込まれる部分に切り起こし形成された爪片16を引
掛けることで抜け止めがなされている。また、短絡端子
14の他端側は操作部13aに凹み形成されたスリット
17へ差し込まれている。さらに、この短絡端子14の
操作部13a寄りの位置には両ハウジング1、2が嵌合
したときに前記係止凸部9と係合する係合孔18が開口
している。また、この係合孔18を挟むようにして一対
の突起粒19が膨出しており、これらは両ハウジング
1、2が嵌合した時に次述する両ロック検知端子20に
接触して端子間を短絡させる役割を果たす。
【0013】両ロック検知端子20は、前記雄端子5と
同様、途中部位が略直角に折曲形成されたピン状の導電
性金属からなり、その一端側は雄ハウジング1の検知端
子用挿入孔21を通して嵌合室3内に配される一方、他
端側は矯正板6の小孔7を通して所定位置に配されてい
る。そして、両ロック検知端子20のうち嵌合室3に導
入された側は、相互に一定間隔を保有しつつ嵌合室3の
上壁面に沿うようにして前面開口縁の直前位置まで延び
ている。さらに、それらの前端は相互に接近する方向へ
直角に屈曲し、前述した係止凸部9を挟んで対向してお
り、この屈曲部分は短絡端子14と接触する接触部22
となる。
【0014】また、嵌合室3の上壁面には両ロック検知
端子20をそれぞれ別個に覆う保護壁23が一体に形成
されている。両保護壁23は、その前端が嵌合室3の前
縁と面一に形成され上壁面のほぼ全長さ範囲にわたって
形成されている。また、相互に開口側を向けて対向する
断面ほぼL字状に形成されている。すなわち、両ロック
検知端子20は検知端子用挿入孔21から嵌合室3内へ
挿入された後、保護壁23内の端子保持溝24へ導入さ
れ、この端子保持溝24内でほぼ隙間なく挟み込まれた
状態で保持される。但し、両保護壁23において嵌合室
3の前縁部に臨む部分は切り欠かれて両ロック検知端子
20の接触部22を露出させるように形成されている。
【0015】次に、上記のように構成された本例の作用
効果を具体的に説明する(図4、5参照)。雄ハウジン
グ1に雌ハウジング2を嵌合させる場合において、雌ハ
ウジング2を雄ハウジング1に整合させて押し込むと、
係止凸部9が短絡端子14の上面を押し下げるため、弾
性操作片13が下方へ撓む。そして、両ハウジング1、
2が完全に嵌合すると、係止凸部9が係合孔18に適合
するため、弾性操作片13が上方へ復帰変形する。これ
によって、係止凸部9と係合孔18とが係合するため、
両ハウジング1、2が抜け止め状態で嵌合する。これと
同時に、短絡端子14の両突起粒19が両ロック検知端
子20の接触部22に接するため、両ロック検知端子2
0が短絡状態となる。したがって、この場合に両ロック
検知端子20に対する通電がなされていれば、導通状態
となっている両ロック検知端子20を通じて両ハウジン
グ1、2が完全嵌合状態にあることが電気的に検出され
る。
【0016】ところで、両ハウジング1、2を嵌合させ
る場合に、不整合状態であったとしても、保護壁23が
検知端子20を覆いかつ保護壁23の前端面がハウジン
グ1の開口縁とほぼ面一に設定されているため、雌ハウ
ジング2の縁部によってロック検知端子20の接触部2
2を引掛けてしまうことがない。したがって、ロック検
知端子20の変形を未然に解消するため、ロック検知端
子20を常に正規の姿勢で保持することができ、ハウジ
ング1、2の嵌合操作を容易にしかつロック検知を確実
に行うことを可能にする。
【0017】なお、本発明は種々の変形が可能である。
例えば、本実施例ではロック検知端子20をハウジング
の上壁面に配置したが、側壁面に配置することも可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】雄ハウジングを示す正面図
【図2】同側断面図
【図3】ロック検知端子部分を切り欠いて下面側から見
た状態を示す斜視図
【図4】嵌合途上を示す断面図
【図5】嵌合完了時を示す断面図
【図6】雌ハウジングの平面図
【図7】従来の雄ハウジングを示す正面図
【図8】同側断面図
【図9】従来の問題点を示す断面図
【符号の説明】
1…雄ハウジング 2…雌ハウジング 3…嵌合室 14…短絡端子 20…ロック検知端子 23…保護壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−106024(JP,A) 特開 平5−290917(JP,A) 特開 平3−274686(JP,A) 特開 平3−272578(JP,A) 特開 平3−208275(JP,A) 実開 平4−59080(JP,U) 実開 平1−177879(JP,U) 実開 平2−50982(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/639 - 13/64

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に嵌め合い可能なコネクタハウジン
    グのうちの一方側には、両コネクタハウジングが嵌合状
    態になったことを検知するための少なくとも一対のロッ
    ク検知端子が収容され、他方のコネクタハウジングには
    両コネクタハウジングの嵌合時に前記ロック検知端子を
    短絡させるための接触端子が収容されてなるコネクタに
    おいて、 前記一対のロック検知端子は、このロック検知端子が収
    容されているコネクタハウジングの内面に沿い且つ互い
    に平行に配されているとともに、その先端において前記
    接触端子との接触部を互いに相手側に向けてL字形に屈
    曲して形成してなり、 前記コネクタハウジングには、その内面との間で前記ロ
    ック検知端子における前記接触部を除いた領域を挟むよ
    うに覆う保護壁が形成されていることを特徴とするコネ
    クタ。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2939851B2 (ja) * 1993-09-24 1999-08-25 モレックス インコーポレーテッド 嵌合接続検知機能を有する電気コネクタ

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