JPH06309053A - レギュレータ回路 - Google Patents

レギュレータ回路

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JPH06309053A
JPH06309053A JP9151893A JP9151893A JPH06309053A JP H06309053 A JPH06309053 A JP H06309053A JP 9151893 A JP9151893 A JP 9151893A JP 9151893 A JP9151893 A JP 9151893A JP H06309053 A JPH06309053 A JP H06309053A
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JP
Japan
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transistor
current
collector
base
emitter
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Withdrawn
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JP9151893A
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Inventor
Yoshihisa Okada
佳久 岡田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消費電流を増大させることなく、負荷電流に
より出力電圧が変動することを解消することのできるレ
ギュレータ回路を提供すること。 【構成】 共通にされたベースが出力端子VoとGND
を分割する抵抗R3,R4の接続点に接続されたトラン
ジスタQ1,Q2のエミッタは抵抗R1,R2と抵抗R
2をそれぞれ介してGNDに接続され、各コレクタは第
1のカレントミラー回路2を介して電源端Vccに接続
され、トランジスタQ2のコレクタは、トランジスタQ
3のベースに接続され、トランジスタQ3、Q4のベー
スは第2のカレントミラー回路3の出力端及び入力端を
介して電源端Vccに接続され、トランジスタQ3のコ
レクタ及び電源端Vcc間にトランジスタQ4のエミッ
タ・コレクタが接続され、トランジスタQ3のエミッタ
は出力端子Voに接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は出力電流により出力電圧
が変動しない精度の高いレギュレータ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子機器では安定した動作を行わ
せるために電子機器に供給される電圧を安定化するレギ
ュレータ回路が広く使用される。以下、従来のレギュレ
ータ回路について説明する。図4は従来のレギュレータ
回路11の構成を示すものである。
【0003】図4において、Q1,Q2はベースが共通
のNPNトランジスタであり、両ベースは、抵抗R3を
介してNPNトランジスタQ3のエミッタに接続される
と共に、抵抗R4を介してGNDに接続されている。ト
ランジスタQ1のエミッタは抵抗R1及びR2を介して
GNDに接続されており、抵抗R1及びR2の接続点
は、トランジスタQ2のエミッタに接続されている。
【0004】PNPトランジスタQ7,Q8及び抵抗R
5,R6は、カレントミラー回路を構成しており、トラ
ンジスタQ7のコレクタ、ベース及びトランジスタQ8
のベースは、トランジスタQ1のコレクタに接続されて
いる。トランジスタQ8のコレクタはNPNトランジス
タQ3のベース及びトランジスタQ2のコレクタに接続
されている。
【0005】トランジスタQ7のエミッタは、抵抗R5
を介して電源端Vccに接続され、トランジスタQ8のエ
ミッタは、抵抗R6を介して電源端Vccに接続される。
トランジスタQ3のコレクタは電源端Vccに接続され、
トランジスタQ3のエミッタはこのレギュレータ回路1
1の出力端子Vo(その出力電圧にもVoを用いる)に
接続されている。
【0006】このように接続されたレギュレータ回路1
1の作用を以下に詳細に説明する。図4において、トラ
ンジスタQ1のコレクタに流れる電流をI1として、ト
ランジスタQ7,Q8,Q3の各ベース電流を無視する
と、トランジスタQ2のコレクタにも、電流I1が流れ
る。
【0007】これより、トランジスタQ2のベース・エ
ミッタ間電圧VBE(Q2)は、トランジスタQ1のベー
ス・エミッタ間電圧をVBE(Q1)とし、トランジスタ
Q1のエリアサイズ(エリア数)をn、つまりトランジ
スタQ1のエミッタ面積を基本のエミッタサイズのn倍
とすると、 VBE(Q2)=VBE(Q1)+R1×I1 (1) となる。
【0008】又、トランジスタQ1,Q2のベースの電
圧、つまり出力端とGND間の出力電圧Voを抵抗R3
及びR4で分割する基準電圧をV1とすると V1=VBE(Q2)+2×I1×R2 (2) となる。上記(1)、(2)式よりコレクタ電流I1を求める
と I1=VT ln n/R1 (3) となる。
【0009】(3)式を(2)式に代入すると V1=VBE(Q2)+2×VT ln n×R2/R1 (4) となる。ここで、出力電圧Voを決定する基準電圧V1
の温度依存性を0に近づけるためには、(4)式の第1項
の温度係数と第2項の温度係数の和が0になればよい。
【0010】一般に、トランジスタのベース・エミッタ
間電圧の温度係数は−2mV/℃,VTの温度係数は0.0
85mV/℃である。ゆえに、基準電圧V1の温度依存性
を0に近づけるには、例えばトランジスタQ1のエリア
数n=10とした時、抵抗比R2/R1≒5.1となるよ
うに設定すれば良い。
【0011】次に基準電圧V1と出力電圧Voの関係は
次式にて、表される。 Vo=V1×(R3+R4)/R4 (5) ここで、出力電圧Voは、抵抗R3,R4の比で決まる
ので、基準電圧V1の温度依存性が0ならば、出力電圧
Voの温度依存性も0となる。ゆえに、出力電圧Voに
は温度特性の良好な出力が得られる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4の
構成では、以下の点1)、2)について問題がある。
1)出力電圧Voから流れだす負荷電流をIoとする
と、トランジスタQ3のベース電流IB(Q3)は IB(Q3)={Io+Vo/(R3+R4)}/hfe(Q3) (6) となる。
【0013】(6)式より、負荷電流Ioが大きい場合、
又、電流増幅率hfe(Q3)が小さい場合、IB(Q
3)の値は大きくなり、実際は無視できない。このた
め、トランジスタQ1のコレクタ電流I1は、カレント
ミラー回路を介した後、トランジスタQ3のベース電流
IB(Q3)とトランジスタQ2のコレクタ電流とに分
割されて流れる。
【0014】ゆえに、トランジスタQ1,Q2にそれぞ
れ流れるコレクタ電流の差ができてしまい、バランスが
くずれ、出力電圧Voに誤差が生じてしまう。
【0015】2)上記1)で問題となったベース電流I
B(Q3)による影響を少なくするためには、 I1 >> IB(Q3) (7) とすれば良い。しかし、このためには、コレクタ電流I
1の電流を増加させる必要があり、消費電流が増大して
しまう。
【0016】本発明は、上記1)、2)の問題点を解決
するもので、消費電流を増大させることなく、負荷電流
により出力電圧が変動することを解消することのできる
レギュレータ回路を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段および作用】図1は本発明
のレギュレータ回路1の基本的回路構成を示す。図1
で、トランジスタQ1,Q2はベースが共通のNPNト
ランジスタであり、そのベースは、抵抗R3を介して出
力端子Voに接続されると共に、抵抗R4を介してGN
Dに接続されている。トランジスタQ1のエミッタは抵
抗R1及びR2を介してGNDに接続されており、抵抗
R1及びR2の接続点はトランジスタQ2のエミッタに
接続されている。トランジスタQ1のコレクタは、第1
のカレントミラー回路2の入力端に接続され、トランジ
スタQ2のコレクタは、第1のカレントミラー回路2の
出力端及びNPNトランジスタQ3のベース及び、第2
のカレントミラー回路3の出力端に接続されている。第
2のカレントミラー回路3の入力端は、NPNトランジ
スタQ4のベースに接続され、トランジスタQ4のコレ
クタは電源端Vccに、エミッタはトランジスタQ3のコ
レクタにそれぞれ接続されている。トランジスタQ3の
エミッタは、出力端Voに接続されている。
【0018】このような構成とすることで、前記従来の
問題点を解決できる。以下に詳細に説明する。図1のよ
うな回路構成とすると、トランジスタQ3のベース電流
IB(Q3)とコレクタ電流IC(Q3)の関係は、 IB(Q3)≒IC(Q3)/hfe(Q3) (8) となる。一方、トランジスタQ4のベース電流IB(Q
4)とトランジスタQ4のコレクタ電流IC(Q4)の
関係は IB(Q4)≒IE(Q4)/hfe(Q4) (9) となる。
【0019】ここで、IC(Q3)=IE(Q4)なの
で、(8),(9)式はトランジスタQ3,Q4のhfeを同じ
とすると、 IB(Q3)=IB(Q4) (10) となる。IB(Q4)の電流は、第2のカレントミラー
回路3を通して、ミラーされ、トランジスタQ3のベー
スに流れるので、トランジスタQ3のベース電流は第2
のカレントミラー回路3から供給される。ゆえに、トラ
ンジスタQ2のコレクタ電流は、トランジスタQ3のベ
ース電流の増減に影響されず、トランジスタQ1のコレ
クタ電流と等しくなるので、出力電圧Voでの、負荷電
流Ioによる誤差はなくなる。又、第2のカレントミラ
ー回路3による消費電流の増加は、ほとんど無視できる
ものであり、消費電流の増大もない。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2は本発明の第1実施例のレギュレータ回路1
を示す。図2で、図1と同じ部分は同一符号を付けて、
その説明を省略する。PNPトランジスタQ7,Q8及
び抵抗R5,R6で、第1のカレントミラー回路2を構
成しており、トランジスタQ7のコレクタ、ベース及び
トランジスタQ8のベースはNPNトランジスタQ1の
コレクタに接続されている。
【0021】トランジスタQ8のコレクタは、NPNト
ランジスタQ3のベース及びNPNトランジスタQ2の
コレクタ及び第2のカレントミラー回路3を構成するP
NPトランジスタQ6のコレクタに接続されている。ト
ランジスタQ7,Q8のエミッタは、それぞれ抵抗R
5,R6を介して正の電源端Vccに接続されている。
【0022】PNPトランジスタQ5,Q6及び抵抗R
7,R8で、第2のカレントミラー回路3を構成してお
り、トランジスタQ5のコレクタ、ベース及びトランジ
スタQ6のベースは、NPNトランジスタQ4のベース
に接続されている。トランジスタQ5,Q6のエミッタ
は、それぞれ抵抗R7,R8を介して電源端Vccに接続
されている。
【0023】以下にこの実施例の動作を説明する。出力
電圧Voの誤差の原因は、前記したようにトランジスタ
Q3のベース電流である。ここで、トランジスタQ3の
ベース電流とトランジスタQ4のベース電流の関係は前
式(8)(9)(10)より IC(Q3)=IB(Q4) (11) となる。
【0024】IB(Q4)の電流は、第2のカレントミ
ラー回路3を構成するトランジスタQ5,Q6,抵抗R
7,R8を通して、ミラーされ、トランジスタQ3のベ
ースへフィードバックされ、トランジスタQ3のベース
電流は、第2のカレントミラー回路3から供給される。
ゆえに、トランジスタQ2のコレクタ電流は、トランジ
スタQ3のベース電流の増減に影響されず、トランジス
タQ1のコレクタ電流と等しくなるので、負荷電流Io
による誤差はなくなる。又、第2のカレントミラー回路
3による消費電流はトランジスタQ3のベース電流の約
2倍しか増加しないので、消費電流も殆ど増大しない。
【0025】以上、第2のカレントミラー回路3と、N
PNトランジスタQ4を設けるだけで、簡単な構成で、
消費電流の増大もなく、出力電圧Voが負荷電流Ioに
より変動することを解消できる。図3は本発明の第2実
施例のレギュレータ回路1′を示す。このレギュレータ
回路1′は図2におけるレギュレータ回路1を構成する
NPNトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4をPNPト
ランジスタQ1′,Q2′,Q3′,Q4′に置換し、
第2及び第1のカレントミラー回路3,2を構成するP
NPトランジスタQ5,Q6,Q7,Q8をNPNトラ
ンジスタQ5′,Q6′,Q7′,Q8′に置換し、正
の電源端Vccを負の電源端−Vccに置換し、出力端
子から負の出力電圧−Voを出力する構成となってい
る。
【0026】この第2実施例の動作及び効果は第1実施
例と同じである。なお、カレントミラー回路としては図
2及び図3に示すものと異なる回路構成のものを用いて
も良い。
【0027】
【発明の効果】以上の実施例に基づいて説明したように
本発明によれば、消費電流を殆ど増加させることなく、
負荷電流により出力電圧が変動することのない精度の高
いレギュレータ回路を簡単に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレギュレータ回路の基本的回路構成
図。
【図2】本発明の1実施例の具体的回路図。
【図3】本発明の2実施例の具体的回路図。
【図4】従来例の回路図。
【符号の説明】
1…レギュレータ回路 2…第1のカレントミラー回路 3…第2のカレントミラー回路 R1〜R8…抵抗 Q1,Q2,Q3,Q4…NPNトランジスタ Q5,Q6,Q7,Q8…PNPトランジスタ Vo…出力端子 Vcc…電源端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のトランジスタのエミッタが第1及
    び第2の抵抗を介してGNDに接続され、前記第1及び
    第2の抵抗の接続点が第2のトランジスタのエミッタに
    接続され、前記第1及び第2のトランジスタのコレクタ
    がそれぞれ第1のカレントミラー回路の入力端及び出力
    端を介して電源端に接続され、前記第1及び第2のトラ
    ンジスタのベースが出力端子とGNDの間に介装された
    第3及び第4の抵抗の接続点に接続され、前記第1のカ
    レントミラー回路の出力端に第3のトランジスタのベー
    スが接続され、前記電源端及び出力端子の間にそれぞれ
    第3のトランジスタのコレクタ及びエミッタが接続され
    た回路構成を有するレギュレータ回路において、 前記第3のトランジスタのコレクタと前記電源端の間に
    それぞれエミッタ及びコレクタを接続した第4のトラン
    ジスタと、前記第3及び第4のトランジスタのベースと
    前記電源端との間に配置され、前記第3及び第4のトラ
    ンジスタのベースにそれぞれ入力端及び出力端を接続し
    た第2のカレントミラー回路とを設けたことを特徴とす
    るレギュレータ回路。
JP9151893A 1993-04-19 1993-04-19 レギュレータ回路 Withdrawn JPH06309053A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 20000704