JPH06307417A - サンドイッチパネルを用いた箱状体の組立方法 - Google Patents

サンドイッチパネルを用いた箱状体の組立方法

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JPH06307417A
JPH06307417A JP5123452A JP12345293A JPH06307417A JP H06307417 A JPH06307417 A JP H06307417A JP 5123452 A JP5123452 A JP 5123452A JP 12345293 A JP12345293 A JP 12345293A JP H06307417 A JPH06307417 A JP H06307417A
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JP
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members
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shaped body
mold
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JP5123452A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Amaya
辰郎 天谷
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
Original Assignee
Showa Aircraft Industry Co Ltd
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  • Furniture Connections (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1に、組立作業が簡単容易化し、第2に、
作業時の汚れも防止され、第3に、寸法精度が向上し、
第4に、作業時間も短縮され、第5に、大量生産にも適
した、サンドイッチパネルを用いた箱状体の組立方法を
提案する。 【構成】 この組立方法では、対をなす型部材4,5
に、予めサンドイッチパネル3を組み付けると共に、所
定の段差D,接合面14,凹溝16,係合部15等を形
成しておき、凹溝16に弾性シールEを装着した後、型
部材4,5間を段差Dにて位置決めしつつ、係合部15
間の係合と接合面14間のリベットB´による固定を行
う。このようにして、型部材4,5がコーナー型材7と
して順次結合され、もって、サンドイッチパネル3を用
いた箱状体が組み立てられる。なお、このような対をな
す型部材4,5間に、角筒状等をなし所定の段差,接合
面,係合部等が形成された介裝部材を介裝するようにし
た、組立方法も可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サンドイッチパネルを
用いた箱状体の組立方法に関する。すなわち、縦横に直
交する骨組たる各コーナー型材間にサンドイッチパネル
が組み付けられてなる、シェルタ,コンテナ,その他の
箱状体の組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来例のサンドイッチパネルを
用いた箱状体の組立方法の説明に供する、要部の正断面
図であり、(1)図は組立前の状態を、(2)図は組立
後の状態を示す。図6は、同従来例の組立前の状態の斜
視図である。これらの図面にも示すように、従来のこの
種箱状体にあっては、断面略ロ字形状をなすコーナー型
材1には、平行に対向する保持片2が2組、互いに直交
する関係で突設されていた。そして箱状体の組立時に
は、まず、各コーナー型材1の保持片2の内側に接着剤
Aを塗布した後、このような各コーナー型材1の保持片
2間にそれぞれサンドイッチパネル3の端部を、対向す
べく位置合わせして嵌挿することにより、各コーナー型
材1にサンドイッチパネル3が接合され、しかる後、更
にリベットBにより両者間を固定することにより、箱状
体として組み立てられていた。なお、上述した接着剤A
の塗布は、コーナー型材1とサンドイッチパネル3との
継ぎ目部分を接着することにより、両者間の接合を確実
にすると共に、両者間をシールして水の浸入を防止し、
もってサンドイッチパネル3の劣化を避ける防水処理の
ために、行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。すなわ
ち第1に、組立時において、各々個別で単体の部材とし
て準備された各コーナー型材1およびサンドイッチパネ
ル3に対し、各箇所で接着剤Aの塗布およびリベットB
による固定が行われ、全体的な組み付けと接着剤Aの塗
布やリベットBによる固定とが、同時併行的に実施され
ていた。そこで組立作業の内容が複雑であり、その手順
や段取りが厳密に決められてしまい、接着剤Aの塗布や
リベットBによる固定も容易でない等、組立作業が面倒
であり組立工数が非常にかかる、という問題が指摘され
ていた。特に、箱状体が大型の場合、このような問題が
顕著となっていた。
【0004】第2に、又これらにより、接着剤Aの塗
布,接着が非常に汚れやすい作業となる等、作業環境面
にも問題が指摘されていた。第3に、更にこれらによ
り、各コーナー型材1とサンドイッチパネル3との正確
な位置合わせが容易でなく、組立時にこれらの寸法をい
ちいち測定して調整しながら、接着剤Aの塗布やリベッ
トBによる固定が行われていたので、各箇所の寸法が出
しにくい等、箱状体の寸法精度にも問題が指摘されてい
た。第4に、接着剤Aを塗布した後、接着剤Aが硬化す
るまで作業を中断しなければならない等、硬化時間を要
し、作業時間面にも問題が指摘されていた。更に第5
に、従来例の構造では、コーナー型材1とサンドイッチ
パネル3とのサブ組立、つまり予め両者を組み付けてお
くことができないため、大量生産が困難であるという問
題も指摘されていた。
【0005】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、請求
項1では、型部材にサンドイッチパネルを組み付け、段
差,接合面,凹溝,係合部等を形成し、凹溝に弾性シー
ルを装着した後、型部材間の位置決め,係合,固定等を
行い、コーナー型材として結合して箱状体を組み立てる
ようにしたことにより、又、請求項2では更に、型部材
間に、角筒状や矢形状をなし段差,接合面,係合部等が
形成された介裝部材を介裝することにより、次の事項を
目的とする。すなわち第1に、組立作業が簡単容易化
し、第2に、作業時の汚れも防止され、第3に、寸法精
度が向上し、第4に、作業時間も短縮され、第5に、大
量生産も可能な、サンドイッチパネルを用いた箱状体の
組立方法を提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請求項1
については次のとおり。すなわち、この組立方法は、縦
横に直交する骨組たる各コーナー型材間に、サンドイッ
チパネルがそれぞれ組み付けられた、サンドイッチパネ
ルを用いた箱状体の組立方法に関する。そしてまず、上
記コーナー型材がそれぞれ2分割されてなる各1対の型
部材を準備すると共に、該両型部材に、それぞれ上記サ
ンドイッチパネルの端部を組み付け、かつ、該両型部材
の外材に、対応した広さと深さの接合面を形成し、少な
くともいずれか一方の該接合面を位置決め用の段差に連
接して形成すると共に、少なくともいずれか一方の該接
合面に凹溝を形成し、又、該両型部材の内材に、対応し
た形状の係合部を形成する。そして次に、該接合面の凹
溝にそれぞれ弾性シールを装着した後、このような該両
型部材について、該外材間を該段差にて位置決めしつ
つ、該内材の係合部間を噛み合わせて係合すると共に、
該外材の当接した接合面間をリベットにて固定する。こ
のようにして、各1対の該両型部材を、順次それぞれ上
記コーナー型材として一体的に結合して行くことによ
り、箱状体が組み立てられる。
【0007】次に、請求項2については次のとおり。す
なわち、この組立方法は、縦横に直交する骨組たる各コ
ーナー型材間に、サンドイッチパネルがそれぞれ組み付
けられた、サンドイッチパネルを用いた箱状体の組立方
法に関する。そして、まず、上記コーナー型材がそれぞ
れ3分割されてなる各々対をなす角筒状や矢形状の介裝
部材および両型部材を準備すると共に、該介裝部材の直
交する外材にそれぞれ位置決め用の段差に連接して接合
面を形成し、該介裝部材の直交する内材にそれぞれ係合
部を形成し、又、該両型部材に、それぞれ上記サンドイ
ッチパネルの端部を組み付ける。かつこれと共に、該両
型部材の外材に、該介裝部材との間の位置決め用の段差
に連接して対応した広さと深さの接合面を形成すると共
に、該接合面に凹溝をそれぞれ形成し、又、該両型部材
の内材に、該介裝部材の係合部に対応した形状の係合部
をそれぞれ形成する。そして次に、該接合面の凹溝にそ
れぞれ弾性シールを装着した後、このような対をなす該
介裝部材および該両型部材について、該段差にて位置決
めしつつ、該係合部間を噛み合わせて係合すると共に、
当接した該接合面間をリベットにて固定する。このよう
にして、各々対をなす該両型部材を該介裝部材を介し、
順次それぞれ上記コーナー型材として一体的に結合して
行くことにより、箱状体が組み立てられる。
【0008】
【作用】本発明は、このような手段よりなるので、次の
ように作用する。すなわち、請求項1では、対をなす型
部材に、サンドイッチパネルを組み付けると共に、段
差,接合面,凹溝,係合部等を形成しておき、凹溝に弾
性シールを装着した後、型部材間を段差にて位置決めし
つつ、その係合部間の係合と接合面間のリベットによる
固定を行う。このようにして順次、各型部材がコーナー
型材として一体的に結合されて行き、もって、コーナー
型材間にサンドイッチパネルが組み付けられた箱状体が
組み立てられる。又、請求項2では、更にこのような型
部材間に、対応した角筒状や矢形状をなし段差,接合
面,係合部等が形成された介裝部材を介裝しつつ、上述
に準じた工程を辿ることにより、所定の箱状体が組み立
てられる。なお、凹溝に装着された弾性シールにより、
型部材間や介裝部材と型部材間がシールされる。
【0009】さてそこで、この組立方法では第1に、型
部材とサンドイッチパネルは、予め一体的に組み付けら
れており、又、組立時における型部材間の結合は、位置
決め,係合,固定等により行われ、更に、組立時に接着
剤による接着が廃止されると共に、リベットによる固定
も削減される。もってこれらにより、箱状体の組立作業
が簡単容易化される。
【0010】第2に、組立時において、接着剤による接
着が廃止されるので、作業時の汚れも防止される。第3
に、型部材とサンドイッチパネルは予め正確に位置合わ
せされ正しい寸法で組み付けられ、組立時にも、コーナ
ー型材とサンドイッチパネルは正確に位置合わせされ正
しい寸法で組み付けられ、又、型部材間の結合も、段
差,係合部,接合面等により、正確に行われる。これら
により、箱状体の寸法精度が向上する。第4に、組立時
において接着剤による接着が廃止されるので、硬化時間
が不要となり、作業時間も短縮される。第5に、予め各
パネル、つまりサンドイッチパネルと型部材をサブ組立
した状態で、段取りや保管ができるため、大量生産にも
適している。
【0011】
【実施例】以下本発明を、図面に示すその実施例に基づ
いて、詳細に説明する。図1,図2,図3,図4は、本
発明の第1,第2,第3,第4の各実施例の説明に供
し、図1の(1)図は、第1実施例の両型部材4,5の
結合前の状態を、(2)図は、両型部材4,5の結合後
の状態を示す正断面図であり、図2の(1)図は、第2
実施例の両型部材4,5の結合前の状態を、(2)図
は、両型部材4,5の結合後の状態を示す正断面図であ
る。図3は、第3実施例の両型部材4,5の結合後の状
態を示す正断面図であり、図4の(1)図は、第4実施
例の介裝部材6および両型部材4,5の結合前の状態の
斜視図、(2)図は、介裝部材6および両型部材4,5
の結合後の状態の正断面図である。図7は、サンドイッ
チパネル3を用いた箱状体Cの正面図である。図8は、
第4実施例の変形例の結合後の状態の正断面図である。
【0012】まず、図7に示すようにこの箱状体Cは、
縦横に直交する骨組たる各コーナー型材7間に、サンド
イッチパネル3がそれぞれ組み付けられてなる。そし
て、シェルタ,コンテナ,その他に用いられるこの箱状
体Cは、コーナー型材7が前後,左右,上下に配される
と共に、それらの直交する端部どうしが連結固定され、
もって全体の骨組構造が形成されると共に、このような
コーナー型材7に対し、各サンドイッチパネル3が、前
後,左右,上下から組み付けられ、壁面,天井,床等を
形成している。そして、このような箱状体Cの内部に機
材,荷物等が収納,積載され、トラック等の輸送手段に
より目的地に搬送される。図中8は、サンドイッチパネ
ル3の一面に形成されたドアであり、9は、コーナー型
材7の端部間の連結固定を補強する隅金具である。又、
サンドイッチパネル3としては、図1その他の図面に示
したように、その芯材10としてハニカムコアや発泡プ
ラスチック等が用いられ、その内側と外側にそれぞれ表
面板11が接着されている。
【0013】まず、図1,図2,図3の第1,第2,第
3の各実施例の組立方法について説明する。この組立方
法では、まず、各コーナー型材7がそれぞれ2分割され
てなる、各1対の型部材4,5が準備される。コーナー
型材7は、断面略ロ字形状の角筒状をなすが、その断面
形状は、正四角形状のもの縦長の長方形状のもの等々、
各種形状のものが考えられるが、このようなコーナー型
材7を想定して、これを所定のごとく2分割してなる型
部材4,5が準備される。
【0014】そして、まず両型部材4,5には、予めそ
れぞれサンドイッチパネル3の端部が組み付けらてい
る。これについて説明すると、型部材4,5には保持片
12や取付面13が形成され、これらにサンドイッチパ
ネル3の端部が組み付けられている。すなわち図示例で
は、断面略コ字形状をなす型部材4の一方の外材には、
取付面13が浅く切欠き形成されており、この取付面1
3に、例えば箱状体Cの天井を形成するサンドイッチパ
ネル3の端部、つまり四方に延出された端部外側の表面
板11が、防水処理用を兼ねた接着剤Aおよびリベット
B等により、面一に取り付け固定されている。又、型部
材4の内材の隅端部からは板状の保持片12が突設さ
れ、この保持片12に、サンドイッチパネル3の端部の
内側の表面板11が、防水処理用を兼ねた接着剤Aおよ
びリベットB等により、取り付け固定されている。他
方、一辺だけが短い断面略H字形状をなす型部材5の一
方の外材および内材について、平行に対向して突設され
た保持片12間には、例えば箱状体Cの側壁を形成する
サンドイッチパネル3の端部が嵌挿され、接着剤Aおよ
びリベットB等により、取り付け固定されている。この
ようにして型部材4,5には、箱状体Cとしての組立に
先立ち、サンドイッチパネル3が組み付けられている。
【0015】これと共に、図1の第1実施例および図3
の第3実施例では、両型部材4,5の外材に、それぞれ
相互間の位置決め用の段差Dに連接して、対応した広さ
と深さの接合面14が形成されている。すなわち、型部
材4,5の他方の外材には、対応した広さと深さつまり
浅く広い同寸法の接合面14が、段差Dに連接して切欠
き形成されており、このような両接合面14は、事後相
互に当接位置決めされることになる。なお、図1の第1
実施例では、型部材4側の接合面14が、型部材5側の
接合面14より外側に位置すべく設定され、他方、図
2,図3の第2,第3実施例では、型部材4側の接合面
14より、型部材5側の接合面14が外側に位置すべく
設定されている。又、図2の第2実施例では、型部材5
側の接合面14は、段差Dを介することなく形成されて
いる。更に、図1,図3の第1,第3実施例において
は、型部材4,5の双方に段差Dが形成されているが、
実際の位置決め時には、そのいずれか一方のみが位置決
め用に使用され、他方は単なる逃げとして機能する。
【0016】更に、このような1対の型部材4,5に
は、内材に、対応した形状で噛み合う係合部15が形成
されている。すなわち、型部材4,5の内材の隅端部に
は、対応した突出折曲形状をなし噛み合い可能で、密閉
された状態でロック可能な係合部15が、それぞれ形成
されており、図1の第1実施例では、型部材4側の係合
部15に対し型部材5側の係合部15が、箱状体C(図
7参照)の内部寄り方向から外係合可能に設定されてい
る。他方、図2,図3の第2,第3実施例では、型部材
4側の係合部15に対し型部材5側の係合部5が、箱状
体Cの外部寄り方向から内係合可能に設定されている。
【0017】又、型部材4,5の外材のいずれか一方の
接合面14には、長手方向に凹溝16が形成されてい
る。すなわち、図1の第1実施例では、型部材4側の接
合面14に、又、図2,図3の第2,第3実施例では、
型部材5側の接合面14に凹溝16が形成されている。
なお凹溝16は、このような実施例のように外側に位置
する接合面14側ではなく、内側に位置する接合面14
側に設けてもよく、更に、その両方に設けるようにする
ことも可能である。
【0018】さてこの組立方法では、次に、このような
接合面14の凹溝16に、それぞれ弾性シールEが装着
される。ゴムやパッキン等の弾性シールEは、型部材
4,5の結合前では、図1,図2の各(1)図に示した
ように凹溝16内から若干突出しているが、型部材4,
5が結合された後は、図1,図2の各(2)図に示した
ように、凹溝16内に圧縮され、その弾発力により接合
面14間をシールすべく機能する。
【0019】さて次に、この図1,図2,図3の第1,
第2,第3の各実施例の組立方法では、このように図1
の(1)図,図2の(1)図の状態で準備された両型部
材4,5が、それぞれ、図1の(2)図,図2の(2)
図,図3に示したように、一体的に結合される。すなわ
ち、両型部材4,5について、外材間を段差Dにて位置
決めしつつ、内材の係合部15間を噛み合わせて係合す
ると共に、外材の当接した接合面14間をリベットB´
にて固定することにより、両型材4,5間が一体的に結
合される。このリベットB´としては、例えばブライン
ドリベットが用いられ、両型部材4,5は、接合面14
を密着させつつ、面一にリベットB´にて固定される
が、接合面14間に、更に接着剤Aやシール剤等を防水
用に介裝してもよい。
【0020】図1,図2,図3の第1,第2,第3の各
実施例では、このようにして、図1の(1)図,図2の
(1)図の状態から図1の(2)図,図2の(2)図,
図3の状態へと、各一対の型部材4,5を、順次それぞ
れコーナー型材17として一体的に結合して行くことに
より、サンドイッチパネル3を用いた箱状体C(図7参
照)が組み立てられる。なお型部材4,5の形状につい
ては、図示の各実施例では型部材4が断面略コ字形状
を、又、型部材5が一辺だけが短い断面略H字形状をな
しているが、勿論、このような形状に限定されるもので
はなく、各種形状のものが可能であり、例えば、その一
方の形状が角筒状をなすことも考えられる。
【0021】次に、図4に示した第4実施例について述
べておく。この第4実施例の組立方法では、まず、箱状
体Cのコーナー型材7がそれぞれ所定のごとく3分割さ
れてなる、各々対をなす角筒状の介裝部材6および両型
部材4,5が準備される。型部材4,5は共に、一辺だ
けが短い略H字形状をなす。そして介裝部材6の直交す
る外材に、それぞれ位置決め用の段差Dに連接して接合
面14を形成すると共に、介裝部材6の直交する内材
に、それぞれ突出折曲形状の係合部15を形成し、又、
両型部材4,5には、それぞれサンドイッチパネル3の
端部が組み付けられる。更に、両型部材4,5の外材
に、介裝部材6との間の位置決め用の段差Dに連接し
て、介裝部材6の接合面14に対応した広さと深さの接
合面14を形成すると共に、両型部材4,5側の接合面
14にそれぞれ凹溝16を形成し、又、両型部材4,5
の内材に、介裝部材6の上述した係合部15に対応した
形状の係合部15を凹状に形成する。
【0022】しかる後、この第4実施例の組立方法で
は、接合面14の凹溝16に、それぞれ弾性シールEを
装着した後、このような対をなす介裝部材6および両型
部材4,5について、図4の(1)図に示した状態から
図4の(2)図に示した状態へと、両段差Dにて位置決
めしつつ、介裝部材6の係合部15と両型部材4,5の
係合部15間を、噛み合わせて係合すると共に、当接し
た介裝部材6の接合面14と両型部材4,5の接合面1
4間を、リベットB´にて固定する。このようにして、
両型部材4,5を、介裝部材6を介し、順次それぞれコ
ーナー型材7として一体的に結合して行くことにより、
箱状体C(図7参照)が組み立てられる。なお、この図
4の第4実施例について、各部材のその他の構成,機能
等は、前述した図1,図2,図3の第1,第2,第3実
施例のものに準じるので、同符号を付しその説明は省略
する。なお図8は、このような第4実施例の組立方法の
変形例の説明に供し、その介裝部材6および両型部材
4,5の結合後の状態の要部の正断面図である。この図
8に示したように、介裝部材6の形状を、角筒状ではな
く矢形状、つまり、直行する外材間に45度の角度で中
央材が一体設された形状も可能である。勿論、このよう
な矢形状の介裝部材6の中央材の基部に、係合部15が
形成されると共に、外材に上述に準じ段差Dや接合面1
4が形成される。
【0023】本発明は、以上説明したようになってい
る。そこで以下のようになる。まず、図1,図2,図3
の第1,第2,第3の各実施例のサンドイッチパネル3
を用いた箱状体Cの組立方法では、各々対をなす型部材
4,5に、予めそれぞれ、サンドイッチパネル3を組み
付けると共に、所定の段差D,接合面14,凹溝16,
係合部15等を形成しておき、凹溝16にそれぞれ弾性
シールEを装着した後、対をなす各型部材4,5間を段
差Dにて位置決めしつつ、その係合部15間の係合と、
接合面14間のリベットB´による固定を行う。このよ
うにして順次、各型部材4,5がコーナー型材7として
一体的に結合されて行き、もって、骨組たるコーナー型
材7間にサンドイッチパネル3がそれぞれ組み付けられ
た箱状体Cが組み立てられる。又、図4の第4実施例で
は、このような対をなす各型部材4,5間に、それぞ
れ、対応した角筒状や矢形状をなし所定の段差D,接合
面14,係合部15等が形成された介裝部材6を介裝し
つつ、上述したところに準じた工程を辿ることにより、
各型部材4,5が介裝部材6を介しコーナー型材7とし
て一体的に結合されて行き、もって、所定のサンドイッ
チパネル3を用いた箱状体Cが組み立てられる。なお、
各実施例共に、凹溝16に装着された弾性シールEによ
り、型部材4,5間や介裝部材6と型部材4,5間がシ
ールされ、水の浸入や劣化等が防止されるようになって
いる。さてそこで、このサンドイッチパネル3を用いた
箱状体Cの組立方法によると、次の第1,第2,第3,
第4のようになる。
【0024】第1に、まず、各々個別で単体の部材た
る型部材4,5とサンドイッチパネル3は、予め組立と
は切り離して、リベットBや接着剤Aにて一体的に組み
付けられており、組立時には、このようにサンドイッチ
パネル3付となった型部材4,5を、それぞれ結合して
行けばよく、組立作業の内容が簡略化される。しかも
、組立時における型部材4,5間の結合は、段差Dを
利用して位置決めしつつ、係合部15間を係合すると共
に、接合面14間をリベットB´にて固定することによ
り行われ、この面からも組立作業の内容が簡略化され
る。そして、組立時において、接着剤Aによる接着が
廃止されると共に、リベットB´による固定も大幅に削
減され、又、組立作業の手順や段取りも面倒でなくな
る。そこで、これら,,,により、この種従
来例のように、組立時に多くの作業を同時併行的に実施
することを要しなくなる等、箱状体Cの組立作業が簡単
容易化される。
【0025】第2に、弾性シールEの活用により、組立
時において、接着剤Aによる接着が廃止されるので、こ
の種従来例において指摘されていたような、接着剤Aの
塗布,接着に伴う作業時の汚れも防止される。
【0026】第3に、更に上述の第1で述べたところと
同様の理由により、まず、型部材4,5とサンドイッ
チパネル3は、予め個別に単体の状態で正確に位置合わ
せされ、正しい寸法で組み付けられると共に、組立時
にも、コーナー型材7とサンドイッチパネル3は、正確
に位置合わせされ正しい寸法で組み付けられ、更に、
この種従来例のように、組立時にこれらの寸法をいちい
ち測定しながら調整する必要がなく、又、各型部4,
5材間の結合も、段差D,係合部15,接合面14等に
より、容易かつ正確に行われる。これら,,,
により、容易に各箇所の寸法が出やすい等、箱状体Cの
寸法精度が向上する。
【0027】第4に、組立時において、接着剤Aによる
接着が廃止されるので、この種従来例のような硬化時間
が不要となり、その分、作業時間が短縮される。第5に
予め各パネルつまりサンドイッチパネル3と型部材4,
5をサブ組立した状態で、段取りや保管ができるため、
大量生産にも適している。
【0028】
【発明の効果】本発明に係るサンドイッチパネルを用い
た箱状体の組立方法は、以上説明したように、まず、請
求項1では、型部材にサンドイッチパネルを組み付け、
段差,接合面,凹溝,係合部等を形成し、凹溝に弾性シ
ールを装着した後、型部材間の位置決め,係合,固定等
を行い、コーナー型材として結合して箱状体を組み立て
るようにしたことにより、又、請求項2では、更に、型
部材間に、角筒状や矢形状をなし段差,接合面,係合部
等が形成された介裝部材を介裝することにより、次の効
果を発揮する。
【0029】第1に、組立作業が簡単容易化される。す
なわち、組立作業の内容が簡略化され、その手順や段取
りも面倒でなく、全体的な組立工数が約1/4程度まで
削減される等、組立作業が非常に簡単容易化され、特
に、箱状体が大型の場合、これらは顕著となる。
【0030】第2に、作業時の汚れも防止される等、作
業環境面にも優れている。第3に、寸法精度が向上す
る。すなわち、コーナー型材とサンドイッチパネルとが
正確に位置合わせされ、各箇所の寸法が出やすい等、箱
状体の寸法精度が向上する。第4に、作業時間も短縮さ
れ、第5に、大量生産にも適している。このように、こ
の種従来例に存した問題点が一掃される等、本発明の発
揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサンドイッチパネルを用いた箱状
体の組立方法の第1実施例の説明に供する要部の正断面
図であり、(1)図は、両型部材の結合前の状態を、
(2)図は、両型部材の結合後の状態を示す。
【図2】同第2実施例の説明に供する要部の正断面図で
あり、(1)図は、両型部材の結合前の状態を、(2)
図は、両型部材の結合後の状態を示す。
【図3】同第3実施例の説明に供する要部の正断面図で
あり、両型部材の結合後の状態を示す。
【図4】同第4実施例の説明に供し、(1)図は、介裝
部材および両型部材の結合前の状態の要部の斜視図、
(2)図は、介裝部材および両型部材の結合後の状態の
要部の正断面図である。
【図5】従来例のサンドイッチパネルを用いた箱状体の
組立方法の説明に供する要部の正断面図であり、(1)
図は、組立前の状態を、(2)図は、組立後の状態を示
す。
【図6】同従来例の組立前の状態の斜視図である。
【図7】サンドイッチパネルを用いた箱状体の正面図で
ある。
【図8】図8は、前述した第4実施例の変形例の説明に
供し、介裝部材および両型部材の結合後の状態の要部の
正断面図である。
【符号の説明】
1 コーナー型材(従来例のもの) 2 保持片(従来例のもの) 3 サンドイッチパネル 4 型部材 5 型部材 6 介裝部材 7 コーナー型材(本発明のもの) 8 ドア 9 隅金具 10 芯材 11 表面板 12 保持片(本発明のもの) 13 取付面 14 接合面 15 係合部 16 凹溝 A 接着剤 B リベット B´ リベット C 箱状体 D 段差 E 弾性シール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦横に直交する骨組たる各コーナー型材
    間に、サンドイッチパネルがそれぞれ組み付けられた、
    サンドイッチパネルを用いた箱状体の組立方法であっ
    て、 まず、上記コーナー型材がそれぞれ2分割されてなる各
    1対の型部材を準備すると共に、該両型部材に、それぞ
    れ上記サンドイッチパネルの端部を組み付け、かつ、該
    両型部材の外材に、対応した広さと深さの接合面を形成
    し、少なくともいずれか一方の該接合面を位置決め用の
    段差に連接して形成すると共に、少なくともいずれか一
    方の該接合面に凹溝を形成し、又、該両型部材の内材
    に、対応した形状の係合部を形成し、 次に、該接合面の凹溝にそれぞれ弾性シールを装着した
    後、このような該両型部材について、該外材間を該段差
    にて位置決めしつつ、該内材の係合部間を噛み合わせて
    係合すると共に、該外材の当接した接合面間をリベット
    にて固定し、 このようにして、各1対の該両型部材を、順次それぞれ
    上記コーナー型材として一体的に結合して行くことによ
    り、箱状体が組み立てられること、を特徴とするサンド
    イッチパネルを用いた箱状体の組立方法。
  2. 【請求項2】 縦横に直交する骨組たる各コーナー型材
    間に、サンドイッチパネルがそれぞれ組み付けられた、
    サンドイッチパネルを用いた箱状体の組立方法であっ
    て、 まず、上記コーナー型材がそれぞれ3分割されてなる各
    々対をなす角筒状や矢形状の介裝部材および両型部材を
    準備すると共に、該介裝部材の直交する外材にそれぞれ
    位置決め用の段差に連接して接合面を形成し、該介裝部
    材の直交する内材にそれぞれ係合部を形成し、又、該両
    型部材に、それぞれ上記サンドイッチパネルの端部を組
    み付け、 かつ、該両型部材の外材に、該介裝部材との間の位置決
    め用の段差に連接して対応した広さと深さの接合面を形
    成すると共に、該接合面に凹溝をそれぞれ形成し、又、
    該両型部材の内材に、該介裝部材の係合部に対応した形
    状の係合部をそれぞれ形成し、 次に、該接合面の凹溝にそれぞれ弾性シールを装着した
    後、このような対をなす該介裝部材および該両型部材に
    ついて、該段差にて位置決めしつつ、該係合部間を噛み
    合わせて係合すると共に、当接した該接合面間をリベッ
    トにて固定し、 このようにして、各々対をなす該両型部材を該介裝部材
    を介し、順次それぞれ上記コーナー型材として一体的に
    結合して行くことにより、箱状体が組み立てられるこ
    と、を特徴とするサンドイッチパネルを用いた箱状体の
    組立方法。
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