JPH06306825A - 高速道路の緊急掲示システム - Google Patents

高速道路の緊急掲示システム

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JPH06306825A
JPH06306825A JP5119138A JP11913893A JPH06306825A JP H06306825 A JPH06306825 A JP H06306825A JP 5119138 A JP5119138 A JP 5119138A JP 11913893 A JP11913893 A JP 11913893A JP H06306825 A JPH06306825 A JP H06306825A
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JP
Japan
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accident
signal
collision
occurrence
message
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Withdrawn
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JP5119138A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Watanabe
勉 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 高速道路における玉突事故を解決するには、
照明などの視界性確保、冬季における路面の凍結防止と
注意表示、車間距離の確保と注意警告など、さまざまな
観点から指摘がなされているが、いずれの提案も実際的
な効果をもたない。本発明は、高速道路で発生する後続
車の直進通行不能な事故を、後続車全体に対して即時に
警告することを目的とする。 [構成] 高速道路の側壁面に車輌の衝突を検出する衝
突検出手段を連続的に配する一方、該検出手段の検出エ
リアを特定する位置検出手段を設け、衝突検出手段の検
出信号に基づき後続車に対して警告を発する表示手段
を、走行路に沿った適当箇所に配設する。壁面に沿って
設けた衝突検出手段は、何らかの手段で常態レベルの変
動を検出し、それに接続させた位置検出手段により、当
該事故の発生エリアを判別する。事故発生の事実と、事
故発生エリアが判れば、道路に沿って設けられた表示手
段が後続車に対し警告を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速道路における後続事
故を防止するための掲示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】高速道路における安全走行のための管理
は、従来、適当間隔ごとに設置した電光掲示板に必要な
情報を表示することによってなされた。例えば、気象情
報や、路面状況、混雑の程度などを所定の表示箇所で示
し、安全走行を促す等である。
【0003】もともと高速道路は、安全性確保のため、
表示警告以外の各種の対策が施されている施設である。
例えば中央分離帯の確立、眠気防止のためのソレノイド
曲線の設計、ドライブインの設置等である。このため従
来は、無謀な高速運転をする場合を除き、大きな事故が
発生する要因は考え難かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが近時、単なる
土木建築的な設計面以外の点で、高速道路の安全対策を
考慮すべきという要請がある。これは狭い国土に多量の
車輌が走るわが国の特殊性もあるが、高速道路における
いわゆる玉突事故が多いためであり、この問題は土木建
築的な設計レベルでは解決し難いからである。
【0005】高速道路における玉突事故を解決するに
は、照明などの視界性確保、冬季における路面の凍結防
止と注意表示、車間距離の確保と注意警告など、さまざ
まな観点から指摘がなされているが、大きな事故が発生
した後では、いずれの提案も実際的な効果をもたないこ
とが経験則として知られるようになった。
【0006】玉突事故の原因は、後続車輌が緊急停止や
減速を行う前に、先頭部分の事故現場に達してしまうか
らである。特に北海道、東北地方における冬道の高速走
行では、前方の事故を視認してからブレーキをかけても
間に合わない場合が少なくない。これは単に車間距離の
問題ではない。降雪や霧のため前方視界が極度に悪い場
合が少なくなく、前方車輌との間隔を十分にとっていて
も、前方車輌が急にブレーキランプを点灯して事故現場
に突入し、後続車は一瞬の判断の遅れなどから事故現場
の前で停止できない場合があるからである。
【0007】また実際の事故をみると、十分な車間距離
をとっていた後続車の、さらにその後ろからトラックや
バスなどの大型車が追突し、車間距離をとって安全走行
していた乗用車の乗員が死亡するなどの傾向が強い。つ
まり、このような玉突事故の基本的な原因は、先頭部分
における事故を知らずに後続車が通常の走行を続けるた
めである。
【0008】そこで本発明の目的は、高速道路で発生す
る後続車の直進通行不能な事故を、後続車全体に対して
即時に警告することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成して課題
を達成するため本発明に係る高速道路の緊急掲示システ
ムは、高速道路の側壁面に車輌の衝突を検出する衝突検
出手段を連続的に配する一方、該検出手段の検出エリア
を特定する位置検出手段を設け、衝突検出手段の検出信
号に基づき後続車に対して警告を発する表示手段を、走
行路に沿った適当箇所に配設した。
【0010】
【作用】わが国における高速道路は、近隣住宅に対する
騒音防止のために遮音壁を設ける。この側壁面に沿い、
車輌の衝突を検出できる検出手段を設ける。この検出手
段は、何らかの手段で常態レベルの変動を検出すること
により事故の発生を検出し、それに接続させた位置検出
手段により、当該事故の発生エリアを判別する。事故発
生の事実と、事故発生エリアが判れば、道路に沿って設
けられた表示手段が後続車に対し警告を発する。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1は本発明に係る緊急掲示システムの一例
を示すものである。この図において、10は高速道路の
路面、11は側壁、12は支持ポール、15は側壁11
および支持ポール12に沿って配設した衝突検出セン
サ、16は衝突検出センサ15の信号レベルの変化を検
出する衝突判別装置、17は衝突判別装置16に基づき
各表示ボード18に警告表示を行わせる信号発生装置で
ある。
【0012】支持ポール12は、側壁11がない部分に
設けるものであり、側壁11が連続してある部分には設
ける必要はない。
【0013】側壁11および支持ポール12に沿って設
ける衝突検出センサ15は、例えば車輌の衝突によって
切断される信号線を用いる。この場合、突風や震動、或
いはいたずらによる切断事故を防止するため、例えば図
2に示すように、信号線21は樹脂等の保護パイプ22
内を挿通させる。この保護パイプ22は、車輌の衝突に
よって容易に破壊される素材であり、プラスチック等の
硬質樹脂のほかガラス材も適用できる。
【0014】信号線21は、その配設位置が壁面11に
近すぎると切断され難くなる。そこで、壁面11の部分
では、図3に示すようにホルダアーム29を用いて信号
線21を所定間隔壁面11から離隔させて配置する。
【0015】衝突判別装置16は、信号線21が切断さ
れたか否かを判別する。具体的には例えば、信号線21
の導通がなくなったときに衝突事故が発生したと判別さ
せれば良い。この衝突判別装置16は、事故エリアを後
段装置に認識させる必要があるため、壁面11に沿って
適当間隔で設置する。この衝突判別装置16は、信号線
21の導通がなくなったときに後段に対して事故発生の
信号を送出する。
【0016】信号発生装置17は、衝突判別装置16か
ら送られた判別信号に基づき、表示ボード18に対し、
事故発生を告げるための信号を送出する。この信号発生
装置17は、より具体的には例えば図4に示すように、
判別信号Jを送出した衝突判別装置16を識別するエリ
ア識別部31と、複数のメッセージデータを格納してな
るメッセージ格納部32とを備え、判別信号Jを入力し
たときには、後段の表示ボード18に対して、事故発生
エリア(地名など)と、注意を促すメッセージ信号を送
出する。
【0017】エリア識別部31は、判別信号Jを送出し
てきた衝突判別装置16を識別できれば良い。この場合
の方法は、例えば、衝突識別装置16に固有の識別コー
ドを与え、信号線21の導通が切れたときにエリア識別
部31に対して識別コードを送出させるか、あるいはエ
リア識別部31が衝突判別装置16との接点ナンバーを
識別し、その接点位置に基づき判別装置Jを送ってきた
特定一の判別装置16を識別する等である。
【0018】表示ボード18は、電光掲示その他のキャ
ラクタ表示手段であって、路面10に沿って適当間隔で
配置され、信号発生装置17から送出されたメッセージ
を表示する。
【0019】従って、かかる掲示システムによれば、走
行車輌の一台が操作ミスで壁面11に衝突した場合、信
号線21が切断され、衝突判別装置16が事故発生を感
知する。次いで衝突判別装置16から送出された判別信
号Jに基づき、信号発生装置17のエリア識別部31が
事故の発生地域を特定し、メッセージ格納部32のメッ
セージ信号とともに、警告表示のためのキャラクタ信号
を送出する。この場合には、各表示ボード18は、事故
の発生ポイント地区名と、事故発生の事実、および当該
エリアに達していない後続車輌に対して減速を促すメッ
セージ等を掲示する。
【0020】本発明に係る掲示システムは、衝突検出の
手段を問わない。前記実施例では電気的信号線21の切
断による検出を行う旨説明したが、壁面11に対する衝
撃的震動を検出する震動センサによって、車輌の事故を
検出しても良い。またその他の手段としてはボタンスイ
ッチの配設、接触センサあるいは光センサによる衝突検
出があるが、ボタンスイッチの場合はコストが嵩むほか
悪戯の虞れがあり、悪戯を防止するため保護カバーを配
すると更にコストが嵩むという難点がある。また精密な
センサ類の使用は誤動作の虞れがあり、またコストも嵩
むという難がある。但し、本発明はこれらの技術利用を
特に除外するものではない。
【0021】また本発明に係る掲示システムは、警告表
示のさせ方を特に限定されない。例えば前記実施例で
は、事故ポイントの地区名、事故発生の事実、および減
速の警告をすべての表示ボード18において同様に行う
旨説明したが、緊急の警告は事故発生現場の直後の地区
に対するものが最重要であり、特別のメッセージを要す
るが、事故現場の先や対向車線に対しては、特に緊急の
メッセージ表示を要しない。
【0022】そこで、図5に示すように特定数の衝突判
別装置16ごとにブロックを作り、各ブロックを複数の
信号発生装置17によって統括させる一方、事故の判別
信号Jを入力した信号発生装置17は自らを親テーショ
ンとして、その他の信号発生装置17に対し、事故発生
の事実と発生現場ポイントを知らせ表示を行わせる。一
方、親ステーション40は、事故現場より後ろ側の表示
ボードに対し、危険を知らせる特別のメッセージ表示を
行う。例えば、掲示色を赤色とし、または減速を促すメ
ッセージを点消灯させる等である。
【0023】また親ステーション40は、直ちに警察そ
の他の関係機関に対し出動依頼のメッセージを送出す
る。音声メッセージの場合には、電話または直通の回線
を使用し、合成音声等で事故の発生と発生ポイントを知
らせる。電話回線を使用する場合には、親ステーション
40から最寄りの機関へダイレクト送信できるよう、各
信号発生装置17には該当電話番号と必要メッセージを
格納しておく。
【0024】尚、本発明に係る表示手段は、文字や図形
を表示できるキャラクタ表示の画像手段に限らない。例
えば、事故発生現場から2〜3kmの範囲で後続車に対
し赤信号を点灯(または明滅)表示するだけでも、前方
近距離における事故の発生と減速注意のメッセージとな
るからである。また表示ランプの特殊な色や明滅タイミ
ングによって、ある地区以上から先での停車を命ずるこ
とも可能である。
【0025】また前記実施例では、衝突検出手段を壁面
に沿って配設する旨説明したが、本明細書における「壁
面」は、路面外側の壁面をいうことは勿論であるが、特
に中央分離帯に設けられた壁面を除く意味ではなく、ま
た壁面のない部分では信号線の支持ポールを立設する旨
説明した。この場合の支持ポールは、両方の走行車線の
中央分離帯に沿ってそれぞれ独自に立設して構わない。
また高速道路を走行する車輌各台にリモコン式の緊急ス
イッチを携帯させ、自車が事故を起こしたとき或いは他
車の事故を発見したときは、該緊急スイッチによって後
続車に対して所定の警告を行わせることも出来る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る高速道
路の緊急掲示システムによれば、事故によって後続車の
通行が不能な場合、後続車に対して即時に適切な警告を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る緊急掲示システムの一例を示す図
である。
【図2】本発明に係る衝突判別手段の構成例を示す図で
ある。
【図3】本発明に係る信号線の配設例を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明に係る信号発生装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【図5】本発明に係る他のメッセージ表示処理例を示す
図である。
【符号の説明】
10 路面 11 側壁 12 支持ポール 15 衝突検出センサ 16 衝突判別装置 17 信号発生装置 18 表示ボード 21 信号線 31 エリア識別部 32 メッセージ格納部 40 親ステーション

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高速道路の側壁面に車輌の衝突を検出する
    衝突検出手段を連続的に配する一方、該検出手段の検出
    エリアを特定する位置検出手段を設け、衝突検出手段の
    検出信号に基づき後続車に対して警告を発する表示手段
    を、走行路に沿った適当箇所に配設することを特徴とす
    る高速道路の緊急掲示システム。
JP5119138A 1993-04-21 1993-04-21 高速道路の緊急掲示システム Withdrawn JPH06306825A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5119138A JPH06306825A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 高速道路の緊急掲示システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5119138A JPH06306825A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 高速道路の緊急掲示システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06306825A true JPH06306825A (ja) 1994-11-01

Family

ID=14753877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5119138A Withdrawn JPH06306825A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 高速道路の緊急掲示システム

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JP (1) JPH06306825A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101011374B1 (ko) * 2010-09-06 2011-01-28 대민산업개발(주) 도로의 재난감지 시스템

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