JPH063064B2 - 床施工法 - Google Patents

床施工法

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JPH063064B2
JPH063064B2 JP26377685A JP26377685A JPH063064B2 JP H063064 B2 JPH063064 B2 JP H063064B2 JP 26377685 A JP26377685 A JP 26377685A JP 26377685 A JP26377685 A JP 26377685A JP H063064 B2 JPH063064 B2 JP H063064B2
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JP
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urethane
floor
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urethane foam
mesh
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JP26377685A
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正市 金子
洋三 牛尾
利弘 前川
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DIC Corp
Chugai Shoko Co Ltd
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Chugai Shoko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、クッション性、断熱性及び吸音性に優れたシ
ームレス床の施工方法に関する。
建築物床仕上げに於ける塗り床仕上げの分野では、ウレ
タン塗り床材が物理的・化学的耐久性に卓越していると
ころから、弾性シームレス床材としてその用途は多岐に
わたり、各種各様の製品が市販・施工されている。
とりわけ弾力性や吸音性が必要な体育館床や断熱性を要
求される寒冷地では膜厚の大きい床仕上げが望ましい
が、ウレタン塗り床材は比較的高価であるため、種々の
コストダウン策と機能性向上の試みがなされている。
例えば、クッション性、断熱性、吸音性等の機能を有す
るシート状物質を床基盤に貼り、これを下層としてその
上に通常のウレタン塗り床を施工する方法が行なわれて
いるが、該シート状物質間に貼り付け継目が生じ、その
上に塗布するウレタン塗り床面に好ましからぬ影響を生
じることと、床層全体の基盤に対する接着力はシートの
接着剤に依存するため、接着力が小さいと剥離するとい
う貼り付け材料特有の欠点が間々見られる。
一方、塗布工法のみで前記機能を得る方法も考案され、
例えば特開昭60−109464号公報では発泡性ウレ
タンの液中に直径1mm以上で比重0.2〜1.4の粒状
物を加えることにより均一な厚さの発泡硬化物を得る施
工方法が記載されているが、この発泡ウレタンの塗り床
下層(以後、アンダー層と称する)はクッション性、断
熱性、吸音性及び平滑性には卓越した性能を有するが、
これらの要求を更に追求すると、発泡ウレタンの発泡倍
率を上げる即ち密度を小さくするといった傾向になる。
発泡倍率を上げ、密度を小さくするあまり、圧縮強度が
下がり、これらより得られた床は耐荷重性に欠け、床材
としての機能を損う結果となる。
このような状況に於て、本発明者らは発泡ウレタンが有
する優れた特徴を生かし乍ら、且つウレタン塗り床材の
アンダー層として、耐荷重性を保持しうるような鋭意研
究を重ねた結果、該2成分系の発泡ウレタンに加硫ゴム
の粒径が3〜200メッシュの範囲の粒状粉末ゴム混合
物を加えて塗布することにより、床材に適したアンダー
層が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。斯くして、本発明によれば、発泡ウレタンの嵩増大
によるコストダウン、クッション性、断熱性、吸音性、
耐荷重性などの機能性の向上、そしてこれらの総合効果
として適用分野を拡大させることができる床施工法が提
供される。
本発明の床施工法は、コンクリート、モルタン等の下地
基盤の上に必要に応じて下地調整、プライマー塗布等の
処理を行い、その上に粒径が3〜200メッシュの範囲
の加硫ゴムよりなる粒状粉末ゴム混合物を含む2成分系
の発泡ウレタンを厚さが均一になるように塗布し、該発
泡ウレタンが硬化した後、更にその上に2成分系のウレ
タン塗り床材を塗布することから成る。これを具体的に
説明すれば、次の通りである。
2成分系発泡ウレタンは分子末端にイソシアネート基を
有する成分と分子末端に活性水素を有する成分を主成分
とし、発泡に必要な水あるいは低沸点溶剤、発泡調整に
必要な整泡剤、ウレタン化反応促進に必要な触媒などが
添加される。また顔料、増量剤等を混合使用ることもで
きる。更に塗布作業時の粘度を調整する為とコストダウ
ンを目的として炭酸カルシウム、タルク、シリカ粉の如
き無機質フィラーを添加することもできる。
このようにして得られる発泡ウレタンの25℃における
可使時間は約10〜120分でこれは塗布作業に充分な
時間てあり、約40分〜8時間で硬化し、硬化物の発泡
倍率は1.2〜8倍になるように調整されたもので、硬
化物はクッション性、断熱性、吸音性に優れたものであ
る。
前述2成分系の発泡ウレタンに含有される粒状粉末ゴム
としては、粒系が3〜200メッシュ特に好ましくは5
〜100メッシュであって、3〜20メッシュの粒状ゴ
ムが20〜70重量パーセントで20〜200メッシュ
の粉末状ゴムが30〜80重量パーセントであるような
粒径分布のものを用いる。特に、20〜100メッシュ
の粒状粉末ゴムを30〜80重量パーセント用いるのが
良い。粒径の大なる3〜20メッシュの粒状ゴムが70
重量パーセント以上混入している粒状粉末ゴムを用いる
と、アンダー層の層下部に粒状粉末ゴムが沈降或いは堆
積して強度、膜厚及び密度に不均質なアンダー層となり
易いのに対して、本発明に従う上記粒径分布の粒状粉末
ゴムを用いた場合には、アンダー層中に均一に粒状粉末
ゴムが分散し、均質な硬化膜が得られる。
粒状粉末ゴムの原料としては、粒度分布の広い加硫ゴム
が好ましく、その種類を問わないが、例えば自動車タイ
ヤ、チューブ、ベルト、ホース、型物製品などのような
通常の加硫ゴムを粉砕したものが好適に使用される。こ
れらの粒状粉末ゴムは、2成分系発泡ウレタンのどちら
かの成分にあらかじめ混合しておくか、あるいは、2成
分系発泡ウレタンを施工直前に混和する際に第3成分と
して加えてもよい。
2成分系発泡ウレタンに加える粒状粉末ゴム混合物の量
は、2成分系発泡ウレタン100重量部に対して10〜
100重量部特に好ましくは20〜50重量部である。
2成分系発泡ウレタンに上記混合比で加えた該粒状粉末
ゴムを含んで硬化した弾性体は、2成分系発泡ウレタン
単体の硬化物に比べ、反撥弾性及び耐荷重性に優れてお
り、床上に放置する計器備品の荷重に体とて抵抗を示す
だけでなく、長時間放置した計器備品の重量物を取除い
た後のへこみが反撥弾性力によって回復される。
粒状粉末ゴムを含んだ発泡ウレタンの塗布厚さは1回約
1mm以上の厚さで、1回もしくはそれ以上の塗布工程で
任意の厚さに塗布することができる。塗布は通常の金
銭、レーキ等を用いた塗布方法で施工することができ
る。
発泡ウレタンが硬化し、発泡層が形成された後、発泡ウ
レタン層の表面により平滑で緻密にするために、公知の
常温硬化型の液状ウレタン樹脂か又はエポキシ樹脂を、
表面が平滑になる厚さに適当な工具を用いて塗布するこ
とによってレベリング層を形成させるのが良い。
レベリング層は該レベリング層の上に塗布する2成分系
弾性ウレタン塗り床材より低粘度であることが特徴であ
る。レベリング材が高粘度であると薄く平滑に塗布する
ことが難かしい。レベリング材としては、例えば上塗り
2成分系弾性ウレタン塗り床材にウレタン希釈用のトル
エン、キシレン、ターペン等の溶剤類を加えて低粘度化
したものを用いることができる。レベリング材として
は、また、常温硬化型のエポキシ樹脂も用いられる。こ
れは、ビスフェノール型エポキシ樹脂に必要ならば公知
のエポキシ希釈剤、可撓性付与剤、無機充填剤、顔料等
を含ませたものを基材とし、硬化剤として公知のアミン
成分を主体にした2成分系の一般的な塗り床材で、上記
のウレタン系レベリング材と同様に、上塗りウレタン床
材より低粘度のものである。
発泡ウレタンが硬化し、発泡層が形成された後、更にそ
の上に公知の二成分系の弾性ウレタン塗り床材を金鏝、
ゴム鏝など、塗布に適した工具を用いて塗布する。ウレ
タン塗り床材を塗布する前に、必要に応じて発泡ウレタ
ン層の上に公知のブライマーを塗布してもよい。弾性ウ
レタン塗り床材の塗膜厚さは任意に調整でき、適宜用途
によって選択決定される。通常1.5〜5mmが望まし
い。更にウレタン弾性塗り床材の表面は機能用途に合せ
て艶消し等の表面仕上げを施すこともできる。
本発明の方法で得られる床は弾性機能等を特に必要とす
る体育館や断熱性が必要な寒冷地の建物の床仕上げのみ
ならず、従来一般的なウレタン塗り床材が使用されてい
る学校、病院、集合住宅、一般事務所、工場等の床上げ
にも、廉価で且つクッション性、断熱性、遮音性を付与
した床材として広く使用することができる。もちろん、
また、建築物の屋上プレイグランド及び屋外の全天候舗
装等の如き従来から行われている一般的なウレタン舗装
の分野にも使用することができる。
次に実施例を示すが、本発明はこれらの実施例のみに限
定されるものではない。
実施例 平滑なコンクリート基盤上に湿気硬化形ウレタン(商品
名アートブライマーB、中外商工(株)製)をブライマ
ーとしてm2当り0.2Kgを金鏝で塗布し乾燥させた。こ
の上で20℃で可使時間30分、硬化時間5時間、発泡
倍率1.7倍、混合比重1.25の2成分系発泡ウレタ
ンに対し、自動車の廃タイヤを粉砕した粒度分布5〜2
0メッシュのゴム60重量%、20〜100メッシュの
ゴム40重量%からなる粒状粉末ゴムを発泡ウレタンに
対し30重量パーセント加え、金鏝で塗布厚さが約2mm
になるように塗布した。5時間後に、完全硬化し、厚さ
約3.2mmの平坦な発泡ウレタン層が得られた。
次いで、この層の上に2成分系の弾性ウレタン塗り床材
(硬さショアーA85、引張り強さ91Kgf/cm2、伸
び240%、引裂き強さ37Kgf/cm2商品名アートフ
ロアーNS中外商工(株)製)を厚さ2mmになるように
塗布した。
このようにして仕上った床は、平滑性及び吸音性に優
れ、且つ耐荷重性に優れた歩行感の良好な床材であっ
た。
前述の2成分系発泡ウレタンに前述の粒状粉末ゴムを混
合して硬化させたものについて、2成分系発泡ウレタン
と粒状粉末ゴムとの混合比による圧縮応力及び圧縮永久
ひずみの変化を試験した。表−1に示す結果から、粒状
粉末ゴムを加えると圧縮応力が高くなり且つ永久ひずみ
が小さくなることがわかる。
比較例 1 20〜200メッシュの粒状粉末ゴムを20重量パーセ
ント含有する粒状粉末ゴムを使用した発泡ウレタン硬化
物について、実施例におけると同様に圧縮応力及び圧縮
永久ひずみを試験した。その結果は表−2の通りであ
る。
比較例 2 20〜200メッシュの粒状粉末ゴムを100重量パー
セント含有する粒状粉末ゴムを使用した発泡ウレタン硬
化物について、実施例におけると同様に圧縮応力及び圧
縮永久ひずみを試験した。その結果は表−3の通りであ
る。
以上の表の結果より、比較例のものは圧縮永久ひずみ率
の、顕著な改善が見られなかったが、本願発明のものは
圧縮永久ひずみ率及び塗布作業性に優れるものであっ
た。
比較例 3 粒径2〜3mmの粒状ゴムを用いる以外前記実施例と同様
にして得られた発泡ウレタン硬化物について、圧縮応
力、圧縮永久ひずみ率及び塗布作業性を測定した。その
結果は、表−4に示す通りである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床仕上げを施すべき基盤に粒径3〜200
    メッシュで、しかも20〜200メッシュのものが30
    〜80重量%である粒状粉末ゴムを含有した発泡性ウレ
    タンを塗布し、更にその上に2成分系弾性ウレタン塗り
    床材を塗布することを特徴とする床施工法。
  2. 【請求項2】上記発泡性ウレタンは分子末端にイソシア
    ネート基を有する成分と分子末端に活性水素を有する成
    分を主成分とする2成分系ウレタンで、発泡に必要な水
    あるいは低沸点溶剤、発泡調整に必要な整泡剤、ウレタ
    ン化反応促進に必要な触媒などを添加する特許請求の範
    囲第1項記載の床施工法。
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