JPH06305643A - ボビンの取付機構 - Google Patents

ボビンの取付機構

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JPH06305643A
JPH06305643A JP11787993A JP11787993A JPH06305643A JP H06305643 A JPH06305643 A JP H06305643A JP 11787993 A JP11787993 A JP 11787993A JP 11787993 A JP11787993 A JP 11787993A JP H06305643 A JPH06305643 A JP H06305643A
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JP
Japan
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bobbin
spindle
adapter
locking
fitted
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JP11787993A
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Takashi Funabiki
孝 船曳
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボビンの長寿命化と、生産性の向上、稼働率
の向上を図る。 【構成】 スピンドル1の基部に、このスピンドル1の
外形状に合わせて、しっくり嵌着され、かつ外周面に係
止突条4を突設してなるアダプター3と、このスピンド
ル1に装脱着自在に嵌着するボビンと、このボビンの内
部に設けたブッシュとより構成する。そしてこのブッシ
ュにスピンドル1の回転トルクを確実に伝達するようア
ダプター3と嵌合係止する孔及びこの孔の内周面に係止
突条を嵌合するための係止溝を形成する。これによりス
ピンドルの回転トルクを確実にボビンへ伝達することが
でき、高速回転が可能となり、しかもボビン回転時の振
動を抑制できるので、ボビンの偏摩耗を防止し、ボビン
の長寿命化を図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紡績・ねん糸・その他糸
条物品の処理一般に使用されるボビンであって、スピン
ドルにがたつきや滑りを生じることなく装着できるよう
になしたボビンの取付機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紡績に汎用されるボビンBは、所要径と
長さを備えた筒形のボビン本体と、このボビン本体両端
に鍔を一体に、しかもアルミニウム、アルミニウム合金
等の金属、あるいは合成樹脂をもって形成されている。
そしてこのボビンを高速度回転するスピンドルSに嵌着
して使用される。この時、高速回転するスピンドルとボ
ビンとが一体となって回転するよう、スピンドルをスト
レート式とした場合、スピンドルにボビンを嵌挿し、ス
ピンドル基部側に突出したドライブピンをボビンの鍔面
に穿孔した係止孔に嵌合係止し、スピンドルと一体に回
転させる。またスピンドルがテーパ形となっているもの
はボビン側の嵌合孔をもテーパ形とし、このテーパ状の
外周面による嵌合摩擦抵抗により、スピンドルと一体と
なってボビンを回転させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】テーパスピンドルを用
いる場合は、単なるテーパ面の摩擦抵抗のみでボビンを
係止しているので、高速回転にてスリップが生じる危険
があるため、高速化にも限度がある。またドライブピン
方式ではテーパスピンドル方式に比べ、スピンドルとボ
ビンとの係合は確固に行えるので、高速回転に適してい
る。しかし、高速回転するスピンドルとボビン間には、
ボビン内径とスピンドル外形とに製作誤差等のクリアラ
ンスがあって微振動が発生し、これによりドライブピン
と係止孔に互いに微振動が発生し、これによりドライブ
ピンは細くなり、係止孔は楕円形となる。このドライブ
ピン・係止孔の摩耗はさらに振動を増幅し、双方の摩擦
をはじめるものとなっている。このため係止孔が摩耗し
て楕円形に大きくなると、ボス部分を補修する必要が生
じる。
【0004】本発明はスリップを生じさせることなく、
ボビンの振動を抑えて、より高速回転を可能とし、ボビ
ンの長寿命化と、生産性の向上、稼働率の向上を図るこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、スピンドルの基部に、このス
ピンドルの外形状に合わせて、しっくり嵌着され、かつ
外周面に係止突条を突設してなるアダプターと、このス
ピンドルに装脱着自在に嵌着するボビンと、このボビン
の内部に設けたブッシュとよりなり、このブッシュにス
ピンドルの回転トルクを確実に伝達するようアダプター
と嵌合係止する孔及びこの孔の内周面に係止突条を嵌合
するための係止溝を形成したことを要旨とする。
【0006】
【作用】スピンドル基部に、しっくり嵌合し、かつ外周
面に係止突状を有するアダプターを嵌着し、このスピン
ドルにアダプター及び係止突条とも嵌合するようにして
ボビンを装着するようになしているため、ストレート式
スピンドルにおいても従来のようにドライブピンを要す
ることなく、確固に嵌着できる。これによりスピンドル
のトルクは、微振動を与えることなくボビンに、しかも
確実に伝達されるので、高速回転を可能とし、さらには
ボビンの長寿命化を図れるものとなる。
【0007】
【実施例】以下本発明ボビンの取付機構を図示の実施例
に基づいて説明する。図において1はボビン2を串装
し、所要数にて回転駆動するスピンドルで、このスピン
ドル1は図1に示すようにストレートでも、また図2に
示すようにテーパ形でもよい。
【0008】そしてこのスピンドル1に串装されるボビ
ン2をスリップすることなく回転させるためのアダプタ
ー3を嵌挿する。このアダプター3は金属または合成樹
脂にて短管状に、しかもスピンドル1の基端部にしっく
り嵌合するよう、スピンドルの基端部の外径及び形状
(ストレートかテーパか)に合わせて、その内径を定め
る。すなわちスピンドルがストレートであれば、アダプ
ター3もストレートに、スピンドルがテーパ形なら、ア
ダプターもそのテーパ角に合わせたテーパ形とする。そ
してこのアダプター3の外周面には2内に3以上の係止
突条4,4…をアダプター外周方向に定間隔で、かつア
ダプター長手方向にそって一体に設ける。
【0009】このアダプター外周面に設ける係止突条4
は、図5に示すように断面形か半円径、三角形、四角形
等の形状を有するが、いずれの断面形状であっても、こ
のアダプター3にボビン2が確実に嵌合係止できるよう
に各係止突条4の上端側が、そのテーパ面に傾斜し、係
止突条4の突出量が徐々に高くなるようにガイド面4a
を形成する。
【0010】この係止突条4は、上端側ガイド面4aを
テーパ面とするが、スピンドル1が図2に示すようにテ
ーパ形の場合、テーパ形状となるアダプターの外周面と
同じように、係止突条4の全長にわたって緩いテーパ角
を有するようになす。さらにこの場合、ガイド面を除い
た係止突条4の頂面はアダプターのテーパ角と同じくテ
ーパ状となっていてもアダプター外周面からの突出量は
一定となるようにする。
【0011】スピンドル1が図1に示すように、ストレ
ートの場合は、アダプター外周面の係止突条4も先端側
のガイド面4aを除いて他は、その全長にわたって同じ
高さの隆高となるようにするが、時にはテーパ面とする
ことも可能である。
【0012】アダプター3を嵌挿したスピンドル1には
ボビン2が嵌合係止するが、このボビンはアルミニウム
製、アルミニウム合金製など、金属製の他に合成樹脂製
で、金属製の場合、ボビン2のスピンドル挿入孔2H内
はブッシュ2Bを嵌合一体とし、これによりスピンドル
及びアダプター3に接する面は、合成樹脂面となるよう
にする。
【0013】さらにこのブッシュ2Bはスピンドル1に
しっくり嵌合されるように、スピンドルの形状すなわち
ストレートであればブッシュ2Bのスピンドル挿通孔も
ストレート形に、テーパ面ならばテーパ形とし、少なく
ともボビンの両端部に嵌着される2つのブッシュ2B,
2Bにてスピンドル1と、予め定めた精度で嵌合される
ようになすと共に、スピンドル基端側のブッシュ2Bは
図示のようにアダプター3を嵌合されるようになす。
【0014】一方のブッシュ2Bは、図示のようにアダ
プター3の外周面と嵌合し、かつ係止突条4の形状及び
間隔に合わせて、これと嵌合係止する係止溝2Kを刻設
し、これによりスピンドルの回転トルクはアダプター3
係止突条4、係止溝2K、ブッシュ2Bを介してボビン
2に伝達されるものである。
【0015】なお、スピンドル1へのアダプター3の嵌
合は、強嵌合、焼嵌め接着、その他アダプターの材質等
に適合した方法にて固定され、スピンドルと一体となる
ようにする。
【0016】
【発明の効果】本発明ボビンの取付機構は、スピンドル
の基部に、このスピンドルの外形状に合わせて、しっく
り嵌着され、かつ外周面に係止突条を突設してなるアダ
プターと、このスピンドルに装脱着自在に嵌着するボビ
ンと、このボビンの内部に設けたブッシュとよりなり、
このブッシュにスピンドルの回転トルクを確実に伝達す
るようアダプターと嵌合係止する孔及びこの孔の内周面
に係止突条を嵌合するための係止溝を形成しているた
め、ドライブピンを用いることなく、スピンドルの回転
トルクをスリップすることなく、確実にボビンへ伝達す
ることができると共に、高速回転が可能となり、しかも
ボビン回転時の振動を抑制できるので、ボビンの偏摩耗
を防止し、ボビンの長寿命化を図れる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ボビンの取付機構の一実施例を示し、ス
トレート式スピンドルにアダプターを嵌着した正面図で
ある。
【図2】同第2実施例を示し、テーパ式スピンドルにア
ダプターを嵌合した正面図である。
【図3】ボビンの断面図である。
【図4】アダプターの説明図である。
【図5】同係止突条の拡大説明図である。
【符号の説明】
1 スピンドル 2 ボビン 2B ブッシュ 2K 係止溝 3 アダプター 4 係止突条 4a ガイド面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドルの基部に、このスピンドルの
    外形状に合わせて、しっくり嵌着され、かつ外周面に係
    止突条を突設してなるアダプターと、このスピンドルに
    装脱着自在に嵌着するボビンと、このボビンの内部に設
    けたブッシュとよりなり、このブッシュにスピンドルの
    回転トルクを確実に伝達するようアダプターと嵌合係止
    する孔及びこの孔の内周面に係止突条を嵌合するための
    係止溝を形成したことを特徴とするボビンの取付機構。
JP5117879A 1993-04-20 1993-04-20 ボビンの取付機構 Expired - Lifetime JP2579880B2 (ja)

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JP5117879A JP2579880B2 (ja) 1993-04-20 1993-04-20 ボビンの取付機構

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JP5117879A JP2579880B2 (ja) 1993-04-20 1993-04-20 ボビンの取付機構

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Publication Number Publication Date
JPH06305643A true JPH06305643A (ja) 1994-11-01
JP2579880B2 JP2579880B2 (ja) 1997-02-12

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