JP3207298B2 - ロータリカッタ - Google Patents

ロータリカッタ

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JP3207298B2
JP3207298B2 JP15129993A JP15129993A JP3207298B2 JP 3207298 B2 JP3207298 B2 JP 3207298B2 JP 15129993 A JP15129993 A JP 15129993A JP 15129993 A JP15129993 A JP 15129993A JP 3207298 B2 JP3207298 B2 JP 3207298B2
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JP
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cord
stopper
case
rotary cutter
ring
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JP15129993A
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光雄 長壁
稔 柴崎
敏道 金庭
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Starting Industrial Co Ltd
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Starting Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原動機により回転軸を
介して回転駆動されるケースの半径方向に延出されたナ
イロンコードにより草等の刈払い作業を行うための刈払
機用カッタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、このような分野のロータリカッ
タにおいては、リールにナイロンコードを収納し、コー
ドが摩耗したとき、これを引出すために、回転中にカッ
タを地面に押圧したり、叩いてコードを引出すか、或い
はカッタの回転を上げることによりコードを引出す方式
のものが主であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方式ではコードを引出すために、前者ではカッタを回転
中、地面に押圧したり、叩いたりするため小石を飛散さ
せる危険があり、さらにコードが摩耗し過ぎるとコード
が出なくなったりした。
【0004】次に、後者は構造が複雑で重さも重く、コ
ードの引出しもエンジンを最高回転位に回転を上げてコ
ードを引出すため、両者共エンジン及びカッタに無理が
掛かったり、またコードの引出しも不安定で、非常に危
険であるという問題があった。
【0005】これらの問題点を解決するため、出願人は
先に特願平3−353205号を提案したが、作業中コ
ードが短くなって自動的に繰り出される際、回転による
遠心力及び刈り草の抵抗等によりリングが急速に回わさ
れ、ストッパが系止するとき、強い衝撃力が発生し、こ
のためストッパが折れてしまう不具合があった。その対
策としてストッパを太くするとストッパ自体の重量が増
え、遠心力が大きくなって意に反して早く作動してコー
ドが長くなり過ぎてしまうという問題が生じた。
【0006】したがって、本発明の目的はストッパを太
くしても意に反した作動(誤動作)を防止すると共に安
定した作業ができ、かつ構造も簡単なロータリカッタを
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ストッパを折
損しない程度に充分な太さにした場合、これによって発
生する遠心力の増大に対しスプリングによる付勢でスト
ッパの揺動端を押さえてストッパの作動領域を変えるよ
うにしたものである。
【0008】
【作用】上記のように構成されたロータリカッタのスト
ッパを折損しない程度に充分太くしてその発生する遠心
力が増大しても、スプリングの付勢を変えることでコー
ドの出代(コード長さ)を調整することができる。さら
にエンジンの回転が低くコードとストッパとのバランス
が不安定な領域では、スプリングの作用によりストッパ
不作動領域を形成し、意に反した作動(誤作動)を防止
することができる。
【0009】
【実施例】図1−1は本発明のロータリカッタを示す図
2イーイ線上の一部省略断面図、図1−2は同じく図2
ローロ線上の断面図、図2は本発明のロータリカッタを
示す側断面図、図3は本発明のロータリカッタを示す平
面図、図4は図1−1のA−A断面図、図5は本発明の
ロータリカッタにおけるスプリングを示す平面図、図6
本発明のロータリカッタにおけるストッパ部分を示す
要部斜視図である。
【0010】図1−1、図1−2に示すように、1はA
ケースであり、内面に波形溝1aが円形状に配設されて
いる。Aケース1の中央部には駆動回転軸に固定するた
めの取付孔1dが設けられ、その外周には円筒壁1eが
設けられ、その一部には可撓なフック1cが一対設けら
れている。2はBケースで、前記円筒壁1eに緩挿する
凹部が設けられ、その外周にはコード収納部2aが設け
られている。なお、前記凹所には前記フック1cが係止
する係止孔2bが一対設けられ、Aケース1とBケース
2は一体的に固定することができる。
【0011】Aケース1、Bケース2の内面にドーナツ
形のリング4がコード収納部2aの外周に両ケース1、
2で挾持され、リング4には略U字形をなすストッパ3
の一方の固定端3aにて、他端の揺動端3bが揺動可能
に取付けられ、またコード5の両端を外部に引出すため
の孔を有するコードガイド6が一対設けられている。な
おストッパ3の揺動端3bの先端は前記波形溝1aに緩
挿されており、ストッパ3の揺動により波形溝1aに沿
って移動可能になっている。
【0012】コード5の前記コード収納部2aにコード
長の略中央部で係止されて巻回されたコード5は、その
端部が前記ストッパ3の揺動端3bが内方に押圧される
よう引掛けられて、一端がコード6の孔を挿通し、外方
に引出される。なおコード5の他端は、コード収納部2
aからそのままコードガイド6の孔を挿通し、外方に引
出される。またコード収納壁2cにはAケース1の波形
溝1aの凸部と相対する位置に、揺動端3bに係止する
凸起2dが設けられている。コードが自動的に引き出さ
れる時には、ストッパ3の揺動端3bはストッパ3の一
方の固定端3aを支軸として波形溝1aに沿って移動さ
れる。通常作業状態では揺動端3bは波形溝1aの凸部
に引掛かる状態で保持されているが、コード5が短くな
り、コード引き出し状態には凸部を乗り越えるように波
形溝1aに沿って移動し、次の凸部に移動する。ここで
は、コード収納壁2cはこの動作には無関係である。し
かし、コード収納壁2cはAケース1を外した状態にお
いてリング4とBケース2の位置関係をコード収納壁2
cの凸起2dにストッパ3の揺動端3bが引掛かるよう
に形成させることで保持することが可能であり、その凸
起2dは波形溝1aの凸部と相対する位置に配置するこ
とで、ストッパ3の揺動端3bが波形溝1aに挿入し易
くなっている。
【0013】次に、ストッパ3は強度の関係で折損し易
く、それより充分な太さのものを使用すると、これによ
って発生する遠心力も増大するため出代(コード長さ)
の長さも狂うことになる。そこで、この遠心力に対抗す
る方向に付勢できるスプリング7を設ける。具体的には
ストッパ3の揺動端3bがリング4の内側に向うように
スプリング7を付勢して取付ける。
【0014】以上のようにすると、スプリング7の付勢
を変えることで、ストッパ3の遠心力による作動を変化
させることができ、従ってコード5の出代を調整するこ
とができる。さらに、エンジンの回転が低く、コード5
とストッパ3とのバランスが不安定な領域ではスプリン
グ7の作用によりストッパ不作動領域を形成し、意に反
した作動(誤作動)を防止できる。
【0015】以下、図7によって説明する。図7におい
作動曲線A(スプリング無し)の場合、回転数0
(零)からストッパ係止解除荷重になる回転数の間で、
遠心力によりストッパ3は常に外側に作動しようとして
いる(図の作動領域A)。
【0016】ところが、エンジンの回転数が低い場合、
回転が安定せず、コード5の遠心力とストッパ3の遠心
力のバランスが崩れ易く、誤作動を起こすことがある。
【0017】一方、作動曲線B(スプリング7有り)は
スプリング荷重との関係を示したもので、スプリング7
の荷重はストッパ3の遠心力に対抗しているため、斜線
部分に示すように不作動領域と作動領域とに分かれ、か
つストッパ3を太くして遠心力を増大させているので、
ねらいのストッパ係止解除設定荷重は同一に設定するこ
とができる。
【0018】したがって、スプリング7の効果によりエ
ンジンの回転数が低い場合は、ストッパ3の不作動領域
に重なってくるので、意に反する作動(誤作動)を防止
することができる。
【0019】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よればコードの出代が短かくなれば、遠心力の変化によ
り作動中でも自動的にコードが引出される外、ストッパ
の取り換えによって発生する遠心力の増大に対してもス
プリングの付勢を変えることで出代が調整できる。また
エンジンの回転が安定せず、コードの遠心力とストッパ
の遠心力のバランスが崩れ易くなっても誤作動を起こす
ことがない等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ロータリカッタの一部切欠平面図であ
る。
【図2】本発明のロータリカッタを示す側断面図であ
る。
【図3】本発明ロータリカッタを示す平面図である。
【図4】図1のA−A断面図である。
【図5】本発明のロータリカッタにおけるスプリング
示す平面図である。
【図6】本発明のロータリカッタにおけるストッパ部分
を示す要部斜視図である。
【図7】本発明のロータリカッタの動作説明図で、ス
リングが無い場合と、スプリングが有る場合を示す図で
ある。
【図1−1】本発明ロータリカッタを示す図2イーイ
線上の一部省略断面図である。
【図1−2】同じく図2ローロ線上の断面図である。
【符号の説明】
1 Aケース 1a 波形溝 1b 凸部 1c フック 1d 取付孔 1e 円筒壁 2 Bケース 2a コード収納部 2b 係止孔 2c コード収納壁 2d 凸起 3 ストッパ 3a 固定端 3b 揺動端 4 リング 5 コード 6 コードガイド 7 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−163003(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 34/63 - 34/90

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コードを使用した刈払機用カッタにおい
    て、回転駆動され、対をなす両ケースのうち、一方のケ
    ース内側にはコード収納部が、また他方のケースの内面
    には波形溝がそれぞれ設けられ、かつコード収納部の収
    納壁には前記波形溝の凸部と相対する位置に凸起を有
    し、両ケース間にはケースに対して回転可能なリングが
    挾持され、かつリングには略U字形をしたストッパが揺
    動可能にその一端が保持され、他方の揺動端は前記ケー
    スの波形溝に先端を緩挿し、さらにストッパの揺動端が
    リングの内側に向かうように付勢したスプリングを設
    け、前記コード収納部に巻回されたコードはストッパの
    揺動端を介してリングに設けられたコード引出し口を挿
    通して引き出されることを特徴とするロータリカッタ。
JP15129993A 1993-05-28 1993-05-28 ロータリカッタ Expired - Lifetime JP3207298B2 (ja)

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JP15129993A JP3207298B2 (ja) 1993-05-28 1993-05-28 ロータリカッタ

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JPH06335312A JPH06335312A (ja) 1994-12-06
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1286873B1 (it) * 1996-11-06 1998-07-17 Maria Rosa Calcinai Testina taglia erba a filo con mezzi di allungamento del filo usurato
JP4995563B2 (ja) * 2006-04-27 2012-08-08 スターテング工業株式会社 刈払い機用ロータリカッタ

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