JPH06303802A - 土付着防止装置 - Google Patents

土付着防止装置

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JPH06303802A
JPH06303802A JP8958193A JP8958193A JPH06303802A JP H06303802 A JPH06303802 A JP H06303802A JP 8958193 A JP8958193 A JP 8958193A JP 8958193 A JP8958193 A JP 8958193A JP H06303802 A JPH06303802 A JP H06303802A
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rotary
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adhesion preventing
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JP8958193A
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Masakuni Ishimaru
雅邦 石丸
Ryoichi Aizawa
良一 相沢
Ryoichi Kurita
良一 栗田
Toshio Takechi
敏男 武智
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Iseki and Co Ltd
Yamamoto Seisakusho Inc
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Yamamoto Seisakusho Inc
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耕耘作業時に飛散した土がロータリのカバー
に付着しないようにするとともに、土付着防止装置の構
成を簡素化する。 【構成】 ロータリ11のメインカバー12の裏面に低
摩擦係数の部材14を密接して取り付ける。リヤカバー
13の裏面には一定の間隔を有して弾性部材23を取り
付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耕耘作業時に飛散した
土が、ロータリのカバーに付着しないようにするための
土付着防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の土付着防止装置を示し、ロ
ータリのメインカバー1の裏面及びリヤカバー2の裏面
に座3,3…を固設し、カバーから一定の間隔を有し
て、土付着防止部材4及び5をボルト6,6…により固
着してある。土付着防止部材4及び5の材質は一般にゴ
ム等の弾性部材が使用され、この弾性を利用して土の付
着を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、メインカバー
1及びリヤカバー2の裏面に夫々座3,3…を設けてい
たので、部品点数が多く構造が複雑となっていた。そし
て、ボルト6,6…の頭部が突出しているため、そこか
ら土の付着が始まり易く、而も突出したボルト6,6…
が邪魔になって清掃がやりにくいという問題があった。
【0004】また、メインカバー1に固着した土付着防
止部材4は自重で垂れ下がり易く、然るときは飛散した
土の流れが悪くなり、メインカバー1とロータリ(図示
せず)との間に土が詰り易くなる。更に、リヤカバー2
の枢着部分では、双方の土付着防止部材4と5との接合
部に間隙が生じ、ここに土が溜り易くなっている。そこ
で、耕耘作業時に飛散した土がロータリのカバーに付着
しないようにするとともに、土付着防止装置の構成を簡
素化するために解決すべき技術的課題が生じてくるので
あり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであり、ロータリのメイン
カバーの裏面に低摩擦係数の部材を密接して取り付ける
とともに、ロータリのリヤカバーの裏面に一定の間隔を
有して弾性部材を取り付け、前記低摩擦係数の部材と弾
性部材の接合部を重ね合わせた土付着防止装置を提供す
るものである。
【0006】
【作用】ロータリのメインカバーに取り付けた部材は低
摩擦係数であるため、弾性を利用しないで土の付着を防
止できる。また、メインカバーに密接しているので、メ
インカバーとロータリとの間隙部に余裕が生じ、ロータ
リの伝動系の構成部品を小型化できる。更に、メインカ
バーに取り付けた低摩擦係数の部材と、リヤカバーに取
り付けた弾性部材との接合部を重ね合わせてあるため、
飛散した土が接合部に溜ることがなくなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図5に従
って詳述する。図1はロータリカバーを示したものであ
り、ロータリ11の上方にメインカバー12が設けら
れ、その後端部にリヤカバー13の上端を枢着する。前
記メインカバー12の裏面(ロータリ11がある側)に
は、低摩擦係数の部材14を密接して取り付ける。上記
部材14は表面摩擦抵抗の少ない樹脂、例えば超高分子
量ポリエチレン等の平板を使用する。
【0008】図2はメインカバー12の前端部を示し、
メインカバー12の左右幅と略同寸法のステー15を固
設し、該ステー15に段付きのプレート16をボルト1
7,17…により着脱自在に設ける。図3はメインカバ
ー12の後端部を示し、補強板18を介してブラケット
19が固設され、このブラケット19に設けた軸20に
リヤカバー13の上端を枢着してある。更に、補強板1
8とブラケット19の接合部近傍に、メインカバー12
の幅と略同寸法の段付きのプレート21を固着する。
【0009】而して、前記低摩擦係数の部材14を取り
付けるに当っては、先ず上記部材14の後端部14a
を、図3に示した後部のプレート21の間隙部へ挿入す
る。次に、上記部材14をメインカバー12の形状に沿
って湾曲させ、メインカバー12の裏面に密接する。そ
して、上記部材14の前端部14bを図2に示した前部
のプレート16で挟持し、ボルト17,17…を緊締し
てプレート16をステー15へ固着する。
【0010】従って、前記低摩擦係数の部材14はその
後端部14aと前端部14bを、夫々プレート21及び
16により挟持され、メインカバー12の裏面にすきま
なく密接して取り付けられる。また、ゴム等の弾性部材
のように自重での垂れ下がりがなく、メインカバー12
への固定個所が少なくなる。而も、上記部材14を取り
付けた状態であっても、メインカバー12の下部には何
ら突起部が存在しない。之等のことから、メインカバー
12と前記ロータリ11との間隙部に余裕が生じ、ロー
タリ11の伝動系の構成部品を簡素化且つ小型化するこ
とができる。
【0011】前記低摩擦係数の部材14を取り外す場合
は、上記手順の逆操作によって前部のプレート16をス
テー15から離脱させれば、極めて簡便にメインカバー
12から上記部材14を取り外すことができる。図4及
び図5は、前記低摩擦係数の部材14を取り付ける他の
実施例を示し、前述した上記部材14の後端部14aの
固定方法と同様にして、メインカバー12の前端に折り
返し片22を固着しておく。そして、図3にて説明した
ように、上記部材14の後端部14aを後部のプレート
21へ挿入した後、上記部材14の前端部14bを該折
り返し片22の間隙部へ挿入する。然る後、上記部材1
4をメインカバー12の裏面側へ押圧すれば、上記部材
14はメインカバー12の形状に沿って湾曲しながらメ
インカバー12の裏面に密接する。該折り返し片22に
は適宜間隔で切欠部22a,22a…を設けてあり、上
記部材14を取り外す場合はこの切欠部22aへたがね
等を差し込み、上記部材14の前端部14bを後方へず
らして折り返し片22から離脱させる。
【0012】一方、図1及び図3に示すように、リヤカ
バー13の裏面(ロータリ11がある側)に一定の間隔
を有して弾性部材23を取り付ける。上記弾性部材23
は、ゴム等の弾力に富んだ材質を使用し、前記低摩擦係
数の部材14より厚い平板を使用する。リヤカバー13
の裏面の所々には中空円筒状の座24,24…を固設し
てあり、夫々の座24,24…の中心位置に螺子部2
5,25…を設ける。
【0013】而して、前記弾性部材23を座24,24
…へ当接すれば、リヤカバー13と弾性部材23との間
に一定の間隔Dが生じる。そして、弾性部材23が座2
4,24…へ当接する部位に、予め取付孔26,26…
を開穿しておき、夫々の取付孔26,26…へ鍔部27
aを備えた固定具27,27…を嵌入し、該固定具2
7,27…へボルト28,28…を挿入して螺子部2
5,25…へ締結する。
【0014】従って、上記弾性部材23は、取付孔26
の周囲を座24と固定具の鍔部27aとで挟持され、リ
ヤカバー13に対して一定の間隔を有して取り付けられ
る。そして、飛散した土が上記弾性部材23へ衝突した
ときは、上記弾性部材23がリヤカバー13との間隙を
利用して反撥する作用により、飛散した土が弾性部材へ
付着することを防止する。そして、ボルト28の頭部が
固定具27の凹部内に収納されているため、上記弾性部
材23を取り付けた状態であっても、リヤカバー13に
は何ら突起部が存在せず、極めて土が付着しにくい。更
に、前記固定具27の底部27bがリヤカバー13の裏
面に直接締着されるため、座24のつぶれ防止用芯金等
が不要である。
【0015】また、メインカバー12へ取り付けた低摩
擦係数の部材14の後端部14aと、リヤカバー13に
取り付けた弾性部材23の前端部23aは夫々メインカ
バー12の補強板18及びブラケット19に密着してお
り、リヤカバー13が上方へ回動したときであっても飛
散した土が入り込むことがない。尚、図3に示した弾性
部材の前端部23aを更に前方へ延設し、前記低摩擦係
数の部材14と重ね合わせた状態にしてもよい。然ると
きは、図1に於いてロータリ11は反時計方向へ回転す
るため、飛散した土の侵入がより一層防止できる。
【0016】而して、本発明は、本発明の精神を逸脱し
ない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明
が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記一実施例に詳述したよう
に、メインカバーとリヤカバーとで異なる材質の部材を
取り付けたことにより、飛散した土の付着を防止でき、
清掃も極めて容易となる。また、構成が簡素化され、各
部材の着脱作業を簡便に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるロータリカバーの側面
図。
【図2】メインカバーの前端部の断面図。
【図3】メインカバーの後端部の断面図。
【図4】他の実施例を示すメインカバーの前端部の断面
図。
【図5】他の実施例を示すメインカバーの前端部の底面
図。
【図6】従来例を示す要部の側面図。
【符号の説明】
11 ロータリ 12 メインカバー 13 リヤカバー 14 低摩擦係数の部材 23 弾性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗田 良一 愛媛県温泉郡重信町田窪660番地3 株式 会社山本製作所重信工場内 (72)発明者 武智 敏男 愛媛県温泉郡重信町田窪660番地3 株式 会社山本製作所重信工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリのメインカバーの裏面に低摩擦
    係数の部材を密接して取り付けるとともに、ロータリの
    リヤカバーの裏面に一定の間隔を有して弾性部材を取り
    付け、前記低摩擦係数の部材と弾性部材の接合部を重ね
    合わせたことを特徴とする土付着防止装置。
JP08958193A 1993-04-16 1993-04-16 土付着防止装置 Expired - Fee Related JP3216842B2 (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5590611A (en) * 1995-03-01 1997-01-07 Smith; Casey P. Liquid fertilizer injection system
JP2008253189A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Yanmar Co Ltd 土付着防止構造
JP2009232833A (ja) 2008-10-15 2009-10-15 Kobashi Kogyo Co Ltd ロータリ作業機のシールドカバー
JP2015156810A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 松山株式会社 農作業機
JP2017051109A (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 松山株式会社 農作業機
JP2017212883A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 株式会社ササキコーポレーション ロータリ耕耘装置

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