JP3216842B2 - 土付着防止装置 - Google Patents
土付着防止装置Info
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- JP3216842B2 JP3216842B2 JP08958193A JP8958193A JP3216842B2 JP 3216842 B2 JP3216842 B2 JP 3216842B2 JP 08958193 A JP08958193 A JP 08958193A JP 8958193 A JP8958193 A JP 8958193A JP 3216842 B2 JP3216842 B2 JP 3216842B2
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- Japan
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- cover
- main cover
- rotary
- soil
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耕耘作業時に飛散した
土が、ロータリのカバーに付着しないようにするための
土付着防止装置に関するものである。
土が、ロータリのカバーに付着しないようにするための
土付着防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の土付着防止装置を示し、ロ
ータリのメインカバー1の裏面及びリヤカバー2の裏面
に座3,3…を固設し、カバーから一定の間隔を有し
て、土付着防止部材4及び5をボルト6,6…により固
着してある。土付着防止部材4及び5の材質は一般にゴ
ム等の弾性部材が使用され、この弾性を利用して土の付
着を防止している。
ータリのメインカバー1の裏面及びリヤカバー2の裏面
に座3,3…を固設し、カバーから一定の間隔を有し
て、土付着防止部材4及び5をボルト6,6…により固
着してある。土付着防止部材4及び5の材質は一般にゴ
ム等の弾性部材が使用され、この弾性を利用して土の付
着を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、メインカバー
1及びリヤカバー2の裏面に夫々座3,3…を設けてい
たので、部品点数が多く構造が複雑となっていた。そし
て、ボルト6,6…の頭部が突出しているため、そこか
ら土の付着が始まり易く、而も突出したボルト6,6…
が邪魔になって清掃がやりにくいという問題があった。
1及びリヤカバー2の裏面に夫々座3,3…を設けてい
たので、部品点数が多く構造が複雑となっていた。そし
て、ボルト6,6…の頭部が突出しているため、そこか
ら土の付着が始まり易く、而も突出したボルト6,6…
が邪魔になって清掃がやりにくいという問題があった。
【0004】また、メインカバー1に固着した土付着防
止部材4は自重で垂れ下がり易く、然るときは飛散した
土の流れが悪くなり、メインカバー1とロータリ(図示
せず)との間に土が詰り易くなる。更に、リヤカバー2
の枢着部分では、双方の土付着防止部材4と5との接合
部に間隙が生じ、ここに土が溜り易くなっている。そこ
で、耕耘作業時に飛散した土がロータリのカバーに付着
しないようにするとともに、土付着防止装置の構成を簡
素化するために解決すべき技術的課題が生じてくるので
あり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
止部材4は自重で垂れ下がり易く、然るときは飛散した
土の流れが悪くなり、メインカバー1とロータリ(図示
せず)との間に土が詰り易くなる。更に、リヤカバー2
の枢着部分では、双方の土付着防止部材4と5との接合
部に間隙が生じ、ここに土が溜り易くなっている。そこ
で、耕耘作業時に飛散した土がロータリのカバーに付着
しないようにするとともに、土付着防止装置の構成を簡
素化するために解決すべき技術的課題が生じてくるので
あり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであり、ロータリのメイン
カバー裏面の後端部に設けられている挟持部に低摩擦係
数の部材の後端部を挟持すると共に、該低摩擦係数の部
材をメインカバーの形状に沿って湾曲させて、該メイン
カバーの裏面に密接させて後、該低摩擦係数の部材の前
端部を該メインカバーに固定して取付け、一方、ロータ
リのリヤカバーの裏面に座を突設し、該座に、リヤカバ
ー側に向って凹設されている固定具を当接して該固定具
と前記座によって形成される挟持部に弾性部材を挟持
し、且つ、前記固定具の凹設部位中心部を該リヤカバー
にボルトにて締結することにより、該弾性部材をリヤカ
バー裏面に一定の間隔を有して取付け、更に、該弾性部
材の前端部を該弾性部材をロータリ側にして前記メイン
カバーの後端部と密接して重ね合わせた土付着防止装置
を提供するものである。
成するために提案されたものであり、ロータリのメイン
カバー裏面の後端部に設けられている挟持部に低摩擦係
数の部材の後端部を挟持すると共に、該低摩擦係数の部
材をメインカバーの形状に沿って湾曲させて、該メイン
カバーの裏面に密接させて後、該低摩擦係数の部材の前
端部を該メインカバーに固定して取付け、一方、ロータ
リのリヤカバーの裏面に座を突設し、該座に、リヤカバ
ー側に向って凹設されている固定具を当接して該固定具
と前記座によって形成される挟持部に弾性部材を挟持
し、且つ、前記固定具の凹設部位中心部を該リヤカバー
にボルトにて締結することにより、該弾性部材をリヤカ
バー裏面に一定の間隔を有して取付け、更に、該弾性部
材の前端部を該弾性部材をロータリ側にして前記メイン
カバーの後端部と密接して重ね合わせた土付着防止装置
を提供するものである。
【0006】
【作用】ロータリのメインカバーに取り付けた部材は低
摩擦係数であるため、弾性を利用しないでロータリの耕
耘時に飛散する土の付着を防止できる。又、該低摩擦係
数の部材をメインカバーの面に沿って湾曲させ乍ら該メ
インカバーに密接させてその両端部を該メインカバーに
取り付けているので、ゴム等の弾性部材のように自重に
よって垂れ下がることもなく、依って、メインカバーと
ロータリとの間の間隙部に余裕が生じ、ロータリの伝導
系の構成部品を小型化できる。更に、リヤカバー裏面に
取り付けられている弾性部材の前端部を該弾性部材をロ
ータリ側にしてメインカバーの後端部に密接して重ね合
せているので、ロータリの反時計方向の回転動作によっ
て飛散する土が該重ね合せ部位に溜まることはなくな
る。
摩擦係数であるため、弾性を利用しないでロータリの耕
耘時に飛散する土の付着を防止できる。又、該低摩擦係
数の部材をメインカバーの面に沿って湾曲させ乍ら該メ
インカバーに密接させてその両端部を該メインカバーに
取り付けているので、ゴム等の弾性部材のように自重に
よって垂れ下がることもなく、依って、メインカバーと
ロータリとの間の間隙部に余裕が生じ、ロータリの伝導
系の構成部品を小型化できる。更に、リヤカバー裏面に
取り付けられている弾性部材の前端部を該弾性部材をロ
ータリ側にしてメインカバーの後端部に密接して重ね合
せているので、ロータリの反時計方向の回転動作によっ
て飛散する土が該重ね合せ部位に溜まることはなくな
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図5に従
って詳述する。図1はロータリカバーを示したものであ
り、ロータリ11の上方にメインカバー12が設けら
れ、その後端部にリヤカバー13の上端を枢着する。前
記メインカバー12の裏面(ロータリ11がある側)に
は、低摩擦係数の部材14を密接して取り付ける。上記
部材14は表面摩擦抵抗の少ない樹脂、例えば超高分子
量ポリエチレン等の平板を使用する。
って詳述する。図1はロータリカバーを示したものであ
り、ロータリ11の上方にメインカバー12が設けら
れ、その後端部にリヤカバー13の上端を枢着する。前
記メインカバー12の裏面(ロータリ11がある側)に
は、低摩擦係数の部材14を密接して取り付ける。上記
部材14は表面摩擦抵抗の少ない樹脂、例えば超高分子
量ポリエチレン等の平板を使用する。
【0008】図2はメインカバー12の前端部を示し、
メインカバー12の左右幅と略同寸法のステー15を固
設し、該ステー15に段付きのプレート16をボルト1
7,17…により着脱自在に設ける。図3はメインカバ
ー12の後端部を示し、補強板18を介してブラケット
19が固設され、このブラケット19に設けた軸20に
リヤカバー13の上端を枢着してある。更に、補強板1
8とブラケット19の接合部近傍に、メインカバー12
の幅と略同寸法の段付きのプレート21を固着する。
メインカバー12の左右幅と略同寸法のステー15を固
設し、該ステー15に段付きのプレート16をボルト1
7,17…により着脱自在に設ける。図3はメインカバ
ー12の後端部を示し、補強板18を介してブラケット
19が固設され、このブラケット19に設けた軸20に
リヤカバー13の上端を枢着してある。更に、補強板1
8とブラケット19の接合部近傍に、メインカバー12
の幅と略同寸法の段付きのプレート21を固着する。
【0009】而して、前記低摩擦係数の部材14を取り
付けるに当っては、先ず上記部材14の後端部14a
を、図3に示した後部のプレート21の間隙部へ挿入す
る。次に、上記部材14をメインカバー12の形状に沿
って湾曲させ、メインカバー12の裏面に密接する。そ
して、上記部材14の前端部14bを図2に示した前部
のプレート16で挟持し、ボルト17,17…を緊締し
てプレート16をステー15へ固着する。
付けるに当っては、先ず上記部材14の後端部14a
を、図3に示した後部のプレート21の間隙部へ挿入す
る。次に、上記部材14をメインカバー12の形状に沿
って湾曲させ、メインカバー12の裏面に密接する。そ
して、上記部材14の前端部14bを図2に示した前部
のプレート16で挟持し、ボルト17,17…を緊締し
てプレート16をステー15へ固着する。
【0010】従って、前記低摩擦係数の部材14はその
後端部14aと前端部14bを、夫々プレート21及び
16により挟持され、メインカバー12の裏面にすきま
なく密接して取り付けられる。また、ゴム等の弾性部材
のように自重での垂れ下がりがなく、メインカバー12
への固定個所が少なくなる。而も、上記部材14を取り
付けた状態であっても、メインカバー12の下部には何
ら突起部が存在しない。之等のことから、メインカバー
12と前記ロータリ11との間隙部に余裕が生じ、ロー
タリ11の伝動系の構成部品を簡素化且つ小型化するこ
とができる。
後端部14aと前端部14bを、夫々プレート21及び
16により挟持され、メインカバー12の裏面にすきま
なく密接して取り付けられる。また、ゴム等の弾性部材
のように自重での垂れ下がりがなく、メインカバー12
への固定個所が少なくなる。而も、上記部材14を取り
付けた状態であっても、メインカバー12の下部には何
ら突起部が存在しない。之等のことから、メインカバー
12と前記ロータリ11との間隙部に余裕が生じ、ロー
タリ11の伝動系の構成部品を簡素化且つ小型化するこ
とができる。
【0011】前記低摩擦係数の部材14を取り外す場合
は、上記手順の逆操作によって前部のプレート16をス
テー15から離脱させれば、極めて簡便にメインカバー
12から上記部材14を取り外すことができる。図4及
び図5は、前記低摩擦係数の部材14を取り付ける他の
実施例を示し、前述した上記部材14の後端部14aの
固定方法と同様にして、メインカバー12の前端に折り
返し片22を固着しておく。そして、図3にて説明した
ように、上記部材14の後端部14aを後部のプレート
21へ挿入した後、上記部材14の前端部14bを該折
り返し片22の間隙部へ挿入する。然る後、上記部材1
4をメインカバー12の裏面側へ押圧すれば、上記部材
14はメインカバー12の形状に沿って湾曲しながらメ
インカバー12の裏面に密接する。該折り返し片22に
は適宜間隔で切欠部22a,22a…を設けてあり、上
記部材14を取り外す場合はこの切欠部22aへたがね
等を差し込み、上記部材14の前端部14bを後方へず
らして折り返し片22から離脱させる。
は、上記手順の逆操作によって前部のプレート16をス
テー15から離脱させれば、極めて簡便にメインカバー
12から上記部材14を取り外すことができる。図4及
び図5は、前記低摩擦係数の部材14を取り付ける他の
実施例を示し、前述した上記部材14の後端部14aの
固定方法と同様にして、メインカバー12の前端に折り
返し片22を固着しておく。そして、図3にて説明した
ように、上記部材14の後端部14aを後部のプレート
21へ挿入した後、上記部材14の前端部14bを該折
り返し片22の間隙部へ挿入する。然る後、上記部材1
4をメインカバー12の裏面側へ押圧すれば、上記部材
14はメインカバー12の形状に沿って湾曲しながらメ
インカバー12の裏面に密接する。該折り返し片22に
は適宜間隔で切欠部22a,22a…を設けてあり、上
記部材14を取り外す場合はこの切欠部22aへたがね
等を差し込み、上記部材14の前端部14bを後方へず
らして折り返し片22から離脱させる。
【0012】一方、図1及び図3に示すように、リヤカ
バー13の裏面(ロータリ11がある側)に一定の間隔
を有して弾性部材23を取り付ける。上記弾性部材23
は、ゴム等の弾力に富んだ材質を使用し、前記低摩擦係
数の部材14より厚い平板を使用する。リヤカバー13
の裏面の所々には中空円筒状の座24,24…を固設し
てあり、夫々の座24,24…の中心位置に螺子部2
5,25…を設ける。
バー13の裏面(ロータリ11がある側)に一定の間隔
を有して弾性部材23を取り付ける。上記弾性部材23
は、ゴム等の弾力に富んだ材質を使用し、前記低摩擦係
数の部材14より厚い平板を使用する。リヤカバー13
の裏面の所々には中空円筒状の座24,24…を固設し
てあり、夫々の座24,24…の中心位置に螺子部2
5,25…を設ける。
【0013】而して、前記弾性部材23を座24,24
…へ当接すれば、リヤカバー13と弾性部材23との間
に一定の間隔Dが生じる。そして、弾性部材23が座2
4,24…へ当接する部位に、予め取付孔26,26…
を開穿しておき、夫々の取付孔26,26…へ鍔部27
aを備えた固定具27,27…を嵌入し、該固定具2
7,27…へボルト28,28…を挿入して螺子部2
5,25…へ締結する。
…へ当接すれば、リヤカバー13と弾性部材23との間
に一定の間隔Dが生じる。そして、弾性部材23が座2
4,24…へ当接する部位に、予め取付孔26,26…
を開穿しておき、夫々の取付孔26,26…へ鍔部27
aを備えた固定具27,27…を嵌入し、該固定具2
7,27…へボルト28,28…を挿入して螺子部2
5,25…へ締結する。
【0014】従って、上記弾性部材23は、取付孔26
の周囲を座24と固定具の鍔部27aとで挟持され、リ
ヤカバー13に対して一定の間隔を有して取り付けられ
る。そして、飛散した土が上記弾性部材23へ衝突した
ときは、上記弾性部材23がリヤカバー13との間隙を
利用して反撥する作用により、飛散した土が弾性部材へ
付着することを防止する。そして、ボルト28の頭部が
リヤカバー13側に向って凹設されている固定具27の
凹部内に収納されているため、上記弾性部材23を取り
付けた状態であっても、リヤカバー13には何ら突起部
が存在せず、極めて土が付着しにくい。更に、前記固定
具27の底部27bがリヤカバー13の裏面に締着され
るため、座24のつぶれ防止用芯金等が不要である。
の周囲を座24と固定具の鍔部27aとで挟持され、リ
ヤカバー13に対して一定の間隔を有して取り付けられ
る。そして、飛散した土が上記弾性部材23へ衝突した
ときは、上記弾性部材23がリヤカバー13との間隙を
利用して反撥する作用により、飛散した土が弾性部材へ
付着することを防止する。そして、ボルト28の頭部が
リヤカバー13側に向って凹設されている固定具27の
凹部内に収納されているため、上記弾性部材23を取り
付けた状態であっても、リヤカバー13には何ら突起部
が存在せず、極めて土が付着しにくい。更に、前記固定
具27の底部27bがリヤカバー13の裏面に締着され
るため、座24のつぶれ防止用芯金等が不要である。
【0015】また、メインカバー12へ取り付けた低摩
擦係数の部材14の後端部14aと、リヤカバー13に
取り付けた弾性部材23の前端部23aはメインカバー
の後端部に、該弾性部材23をロータリ側にして重ねら
れて密着しており、リヤカバー13が上方へ回動したと
きであっても飛散した土が入り込むことがない。尚、図
3の2点鎖線で示すように、該弾性部材の前端部23a
を更に前方へ延設し、前記低摩擦係数の部材14と重ね
合わせた状態にしてもよい。然るときは、図1に於いて
ロータリ11は反時計方向へ回転するため、飛散した土
がリヤカバー13の枢着部位の侵入がより一層防止でき
る。
擦係数の部材14の後端部14aと、リヤカバー13に
取り付けた弾性部材23の前端部23aはメインカバー
の後端部に、該弾性部材23をロータリ側にして重ねら
れて密着しており、リヤカバー13が上方へ回動したと
きであっても飛散した土が入り込むことがない。尚、図
3の2点鎖線で示すように、該弾性部材の前端部23a
を更に前方へ延設し、前記低摩擦係数の部材14と重ね
合わせた状態にしてもよい。然るときは、図1に於いて
ロータリ11は反時計方向へ回転するため、飛散した土
がリヤカバー13の枢着部位の侵入がより一層防止でき
る。
【0016】而して、本発明は、本発明の精神を逸脱し
ない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明
が該改変されたものに及ぶことは当然である。
ない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明
が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記一実施例に詳述したよう
に、リヤカバー裏面に一定の間隔を有して弾性部材が取
り付けられているため、ロータリが反時計方向に回転し
て耕耘動作を為すとき、該ロータリの回転にて耕耘され
た土が飛散し、そして、該土が該弾性部材に衝突しても
該弾性部材はリヤカバーとの前記間隔を利用して反撥す
る。依って、該飛散した土が該弾性部材に付着すること
と云うことが防止される。更に又、該弾性部材をリヤカ
バー裏面に締結しているボルトの頭部はリヤカバー側に
向って凹設されている固定具の凹部内に収納されること
になるので、該弾性部材をリヤカバーに取付けた状態で
あっても該リヤカバーには何らの突起部が存在せず、従
って、該弾性部材に衝突した土は該弾性部材に付着しな
いようになる。 又、前記メインカバー裏面に取り付けら
れている低摩擦係数の部材は、その後端部がメインカバ
ー裏面の後端部に設けられている挟持部に挟持され、更
に、該低摩擦係数の部材をメインカバーの形状に沿って
湾曲させ、該メインカバーの裏面に密接させた後、該低
摩擦係数の部材の前端部を該メインカバーに固定して取
付けているので、ロータリの耕耘時に飛散する前記土が
前記リヤカバー側から持ち廻りされて該低摩擦係数の部
材の表面に接触しても、該低摩擦係数の部材が極めて摩
擦係数が低いため、前記土は該低摩擦係数の部材の表面
を滑り、依って、該土が該低摩擦係数の部材に付着する
ことはない。更に又、該低摩擦係数の部材はメインカバ
ー裏面に密着した状態で取り付けられているため、ゴム
等の弾性部材のように自重によって垂れ下がると云うこ
とはなく、且つ、該メインカバーの下面に何らの突起部
が存在しないので、メインカバーとロータリとの間の間
隙部に余裕が生じ、依って、ロータリの伝導系の構成部
品も簡素化できる。 又、前記リヤカバーに取り付けられ
ている弾性部材の前端部をメインカバーの後端部に該弾
性部材をロータリ側にして密接して重ね合せているの
で、該リヤカバーが上方へ回動したときであっても、反
時計方向に回転するロータリによる飛散土がリヤカバー
の枢着部位に入り込むことはない。 斯くの如く、本発明
はメインカバーとリヤカバーとで異なる材質の部材を取
り付けたことにより、飛散した土の付着を効果的に防止
でき、清掃も極めて容易となる。又、構成も簡素化さ
れ、各部材の着脱作業も簡便に行える。
に、リヤカバー裏面に一定の間隔を有して弾性部材が取
り付けられているため、ロータリが反時計方向に回転し
て耕耘動作を為すとき、該ロータリの回転にて耕耘され
た土が飛散し、そして、該土が該弾性部材に衝突しても
該弾性部材はリヤカバーとの前記間隔を利用して反撥す
る。依って、該飛散した土が該弾性部材に付着すること
と云うことが防止される。更に又、該弾性部材をリヤカ
バー裏面に締結しているボルトの頭部はリヤカバー側に
向って凹設されている固定具の凹部内に収納されること
になるので、該弾性部材をリヤカバーに取付けた状態で
あっても該リヤカバーには何らの突起部が存在せず、従
って、該弾性部材に衝突した土は該弾性部材に付着しな
いようになる。 又、前記メインカバー裏面に取り付けら
れている低摩擦係数の部材は、その後端部がメインカバ
ー裏面の後端部に設けられている挟持部に挟持され、更
に、該低摩擦係数の部材をメインカバーの形状に沿って
湾曲させ、該メインカバーの裏面に密接させた後、該低
摩擦係数の部材の前端部を該メインカバーに固定して取
付けているので、ロータリの耕耘時に飛散する前記土が
前記リヤカバー側から持ち廻りされて該低摩擦係数の部
材の表面に接触しても、該低摩擦係数の部材が極めて摩
擦係数が低いため、前記土は該低摩擦係数の部材の表面
を滑り、依って、該土が該低摩擦係数の部材に付着する
ことはない。更に又、該低摩擦係数の部材はメインカバ
ー裏面に密着した状態で取り付けられているため、ゴム
等の弾性部材のように自重によって垂れ下がると云うこ
とはなく、且つ、該メインカバーの下面に何らの突起部
が存在しないので、メインカバーとロータリとの間の間
隙部に余裕が生じ、依って、ロータリの伝導系の構成部
品も簡素化できる。 又、前記リヤカバーに取り付けられ
ている弾性部材の前端部をメインカバーの後端部に該弾
性部材をロータリ側にして密接して重ね合せているの
で、該リヤカバーが上方へ回動したときであっても、反
時計方向に回転するロータリによる飛散土がリヤカバー
の枢着部位に入り込むことはない。 斯くの如く、本発明
はメインカバーとリヤカバーとで異なる材質の部材を取
り付けたことにより、飛散した土の付着を効果的に防止
でき、清掃も極めて容易となる。又、構成も簡素化さ
れ、各部材の着脱作業も簡便に行える。
【図1】本発明の一実施例であるロータリカバーの側面
図。
図。
【図2】メインカバーの前端部の断面図。
【図3】メインカバーの後端部の断面図。
【図4】他の実施例を示すメインカバーの前端部の断面
図。
図。
【図5】他の実施例を示すメインカバーの前端部の底面
図。
図。
【図6】従来例を示す要部の側面図。
11 ロータリ 12 メインカバー 13 リヤカバー 14 低摩擦係数の部材 23 弾性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗田 良一 愛媛県温泉郡重信町田窪660番地3 株 式会社山本製作所重信工場内 (72)発明者 武智 敏男 愛媛県温泉郡重信町田窪660番地3 株 式会社山本製作所重信工場内 (56)参考文献 特開 平4−287601(JP,A) 特開 平4−304801(JP,A) 実開 昭49−144713(JP,U) 実開 昭50−99116(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 33/12
Claims (1)
- 【請求項1】 ロータリのメインカバー裏面の後端部に
設けられている挟持部に低摩擦係数の部材の後端部を挟
持すると共に、該低摩擦係数の部材をメインカバーの形
状に沿って湾曲させて、該メインカバーの裏面に密接さ
せて後、該低摩擦係数の部材の前端部を該メインカバー
に固定して取付け、一方、ロータリのリヤカバーの裏面に座を突設し、該座
に、リヤカバー側に向って凹設されている固定具を当接
して該固定具と前記座によって形成される挟持部に弾性
部材を挟持し、且つ、前記固定具の凹設部位中心部を該
リヤカバーにボルトにて締結することにより、該弾性部
材をリヤカバー裏面に一定の間隔を有して取付け、更
に、該弾性部材の前端部を該弾性部材をロータリ側にし
て前記メインカバーの後端部と密接して 重ね合わせたこ
とを特徴とする土付着防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08958193A JP3216842B2 (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 土付着防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08958193A JP3216842B2 (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 土付着防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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