JPH06303709A - 屋内結線情報算出装置 - Google Patents

屋内結線情報算出装置

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JPH06303709A
JPH06303709A JP15216193A JP15216193A JPH06303709A JP H06303709 A JPH06303709 A JP H06303709A JP 15216193 A JP15216193 A JP 15216193A JP 15216193 A JP15216193 A JP 15216193A JP H06303709 A JPH06303709 A JP H06303709A
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JP
Japan
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electric
unit
floor plan
connection information
distribution board
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Pending
Application number
JP15216193A
Other languages
English (en)
Inventor
Taira Hasegawa
平 長谷川
Sei Yoshida
聖 吉田
Takashi Shiote
尚 塩手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】住宅施工に関する知識が無くても、使用する電
線、および電線同士の結線を正確かつ容易に判断するこ
とを可能にする。 【構成】電気器具の名称や使用電線等の情報のファイル
と、電気器具の結線パターンのファイルと、住宅の間取
り図を入力する間取り入力部1と、電気器具をファイル
から読み出して間取り図上に入力する電気器具入力部2
と、電気器具が入力された間取り図上に分電盤回路区分
の境界線を入力する分電盤回路区分入力部3と、分電盤
回路区分内に設けられた電気器具情報、および上記2種
のファイルから、電気器具に使用する電線の種類と結線
情報とを各分電盤回路区分毎に求める結線情報算出部4
と、この結線情報算出部4により求めた結線情報を出力
する出力部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、間取り図上に入力され
た電気器具に使用する電線の種類、電線同士の結線情報
を、各分電盤回路区分毎およびユニット毎に求める屋内
結線情報算出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ユニットハウスにおいては、各ユニット
の出荷時に、そのユニットに関する屋内配線を予め完了
させておく必要がある。そのため、その配線の手助けを
行うための装置として、特開昭61−140200号公
報として公開されている「電線準備システムにおける電
線加工情報作成装置」が提案されている。
【0003】この装置は、標準となる電気器具配置毎の
電気回路図を標準図版として、これら複数の標準図版の
それぞれ毎に標準布線表ファイルを作成し、作成した標
準布線表を予めデータベースに格納した構成となってい
て、配線設計の担当者が、顧客が定めた間取り図面およ
び電気器具配置図を元として、先ず電気回路図を作成す
る。
【0004】その後、作成された電気回路図の配線の各
部分と標準図版との一致を調べる演算動作、および一致
した標準図表に対応する標準布線表ファイルを参照しな
がら配線図表を作成させる動作を計算機に行わせること
により、目的とする配線図表を得る構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記装置は、電気回路
図を配線設計者が予め作成することを前提とした構成と
なっていることから、配線図表の作成には、その技術に
習熟した者が担当する必要があるといった問題を生じて
いた。また、その判断に時間がかかり、また結線ミスも
生じる場合があるといった問題があった。
【0006】本発明はかかる実情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、電気配線作業の経験や施工知識に係わ
らず、常に間違いのない結線情報を示すことのできる屋
内結線情報算出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明に係る屋内結線情報算出装置
は、電気器具の名称、シンボル、使用電線等の情報が格
納された電気器具マスターファイルと、スイッチ、コン
セント、負荷等の電気器具の結線パターンが格納された
結線パターンマスターファイルと、住宅の間取り図を入
力する間取り入力部と、設置される電気器具を前記電気
器具マスターファイルから読み出して間取り図上に入力
する電気器具入力部と、電気器具が入力された間取り図
上に分電盤回路区分の境界線を入力する分電盤回路区分
入力部と、分電盤回路区分内に設けられた電気器具情
報、前記電気器具マスターファイル及び前記結線パター
ンマスターファイルから、電気器具に使用する電線の種
類、電線同士の結線情報を、各分電盤回路区分毎に求め
る結線情報算出部と、この結線情報算出部により求めた
結線情報を出力する出力部とを備えた構成とする。
【0008】また請求項2記載の発明に係る屋内結線情
報算出装置は、ユニット住宅を構成するユニットの形状
等の情報が格納されたユニットファイルと、電気器具の
名称、シンボル、使用電線等の情報が格納された電気器
具マスターファイルと、スイッチ、コンセント、負荷等
の電気器具の結線パターンが格納された結線パターンマ
スターファイルと、前記ユニットファイルに格納された
前記ユニットを組み合わせることにより、ユニット住宅
の間取り図を入力する間取り入力部と、設置される電気
器具を前記電気器具マスターファイルから読み出して間
取り図上に入力する電気器具入力部と、電気器具が入力
された間取り図上に分電盤回路区分の境界線を入力する
分電盤回路区分入力部と、間取り図における前記分電盤
回路区分と前記ユニットとの関係に基づいて、前記ユニ
ットのそれぞれ毎に、幹線の種類と本数とを求めると共
に、電気器具情報および電気器具マスターファイルに基
づき、前記ユニットのそれぞれ毎に、電気器具に使用す
る電線の種類を求め、求められた幹線及び電線の結線を
示す結線情報を求める結線情報算出部と、この結線情報
算出部が求めた結線情報を出力する出力部とを備えた構
成としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、間取り入力部から入
力された間取り図上に、電気器具マスターファイルから
必要な電気器具を読み出して入力し、この後分電盤回路
区分入力部により間取り図上に分電盤回路区分の境界線
を入力する。ここで、分電盤回路区分とは、1つのブレ
ーカにより管理される区分のことである。
【0010】結線情報算出部では、このようにして作成
された分電盤回路区分毎に、各分電盤回路区分内に設け
られた電気器具情報、電気器具マスターファイル及び結
線パターンマスターファイルから、電気器具に使用する
電線の種類、電線同士の結線情報を求める。結線情報
は、例えば一覧表の形でファイルに格納され、必要に応
じて出力部から適宜出力される。
【0011】また請求項2記載の発明では、ユニットの
組み合わせとして間取り入力部から入力された間取り図
上に、電気器具マスターファイルから必要な電気器具を
読み出して入力し、この後分電盤回路区分入力部により
間取り図上に分電盤回路区分の境界線を入力する。
【0012】結線情報算出部では、このようにして作成
された間取り図における分電盤回路区分とユニットとの
関係に基づき、ユニット毎の幹線の種類と本数とを求
め、且つ電気器具情報および電気器具マスターファイル
に基づき、ユニットのそれぞれ毎に、電気器具に使用す
る電線の種類を求める。また求められた幹線および電線
の結線を示す結線情報を求める。そして求められた結線
情報は、例えば一覧表の形でファイルに格納され、必要
に応じて出力部から適宜出力される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0014】図1は、請求項1記載の発明に係る屋内結
線情報算出装置の電気的構成を示すブロック図である。
【0015】同図において、住宅の間取り図を入力する
間取り入力部1の出力、電気器具をその間取り図上に入
力する電気器具入力部2の出力、及び分電盤回路区分の
境界線を入力する分電盤回路区分入力部3の出力は、各
入力情報に基づいて住宅屋内配線の結線情報を算出する
結線情報算出部4に導かれている。また、結線情報算出
部4と各入力情報をファイルに格納するファイル作成部
5とは双方向性の接続となっており、結線情報算出部4
の出力は、CRT等を備えた表示装置6及びプリンタ等
を備えた出力装置7に導かれている。
【0016】間取り入力部1には、予め住宅の各種間取
り図が登録されており、オペレータがキーボードやマウ
ス等を操作することにより、これら間取り図の組合せを
CAD等で図形的に入力するブロックである。
【0017】電気器具入力部2は、オペレータの操作に
より、住宅に設置される電気器具を間取り図上に図形的
に入力するブロックである。
【0018】分電盤回路区分入力部3は、分電盤回路区
分の総数をキーボードから入力するとともに、間取り入
力部1より入力された間取り図上にマウス等で分電盤回
路区分の境界を入力するブロックである。
【0019】結線情報算出部4は、間取り入力部1より
入力された間取り図情報、電気器具入力部2より入力さ
れた電気器具情報、分電盤回路区分入力部3より入力さ
れた電気器具の分電盤回路区分情報から使用電線情報、
結線情報を算出するブロックである。
【0020】ファイル作成部5は、電気器具の名称、シ
ンボル、使用電線等の情報が格納された図3に示す電気
器具マスターファイル、及びスイッチ、コンセント、負
荷等の電気器具の結線パターンが格納された図4に示す
結線パターンマスターファイルを備えており、間取り図
情報、電気器具情報、使用電線、使用電線同士の結線情
報を一覧表の形で作成してファイルに格納するブロック
である。電気器具マスターファイルには、電気器具の名
称に対応したシンボルマーク、及び使用電線等の情報が
登録されている。また、結線パターンマスターファイル
には、本実施例では8種類に分類された結線パターンが
登録されている。
【0021】表示装置6は、間取り入力部1より入力さ
れた間取り図情報の表示、電気器具入力部2より入力さ
れた電気器具を記入した間取り図情報の表示、分電盤回
路区分入力部3より入力された分電盤回路区分の境界線
の表示、結線情報算出部4により算出された結線情報の
表示等を行うブロックである。
【0022】出力装置7は、ファイル作成部5で作成さ
れたファイルから、住宅の間取り図、電気器具、使用電
線、使用電線同士の結線情報等のデータを印字出力する
ブロックである。
【0023】ここで電線は、図7に示すように2芯ケー
ブルと3芯ケーブルの2種類があって、VVF1.6*
2Cは、1.6平方mmの2芯ケーブル(白色線と黒色
線)を示しており、VVF1.6*3CRは、1.6平
方mmの3芯ケーブル(白色線と赤色線と黒色線)であっ
て、2連スイッチ用又は3路スイッチ用を示している。
図3に示す使用電線の記号も、これと同様の表示形式と
なっている。
【0024】次に、上記構成の屋内結線情報算出装置の
動作を、図2に示すフローチャート、図3乃至図6に示
す各ファイル及び分電盤回路区分図を参照して説明す
る。ただし、図5及び図6に示す分電盤回路区分図は、
間取り図に示される各部屋等とは必ずしも対応していな
い。また、ユニット住宅では、必ずしも各ユニットと対
応しているものではない。例えば、分電盤回路区分は、
複数ユニットに跨がって1つの区分となる場合もあり、
また1つのユニットを2分等する場合もある。
【0025】まず、オペレータは、間取り入力部1よ
り、顧客が選択した間取り図面に従って、該当する住宅
の間取り図をCADにより入力する(ステップS1)。
次にオペレータは、この入力された間取り図(図示省
略)上に電気器具を入力する(ステップS2)。
【0026】電気器具は、電気器具マスターファイルに
予めそのシンボルマークが登録されており、結線パター
ンも結線パターンマスターファイルに格納されているの
で、オペレータは、マウスにより結線パターンマスター
ファイルに格納されている8種類の結線パターンから必
要な結線パターンを選択し、その選択した結線パターン
に従って電気器具マスターファイルから器具を選択し入
力する。これにより、間取り図上には、電気器具のシン
ボルマークが記入されることになる。このとき、電灯等
のスイッチを要するものは、どのスイッチでどの電灯を
点灯させるかを作業者に認識させるために、これらを実
線(点線等でもよい)で結ぶ(図5参照)。
【0027】次に、オペレータは、分電盤回路区分入力
部3のキーボードから、分電盤回路区分の総数を入力す
る(ステップS3)。分電盤回路区分の総数は、間取り
入力部1より入力された間取り図の横に分電盤回路区分
のナンバー(1)(2)(3)を一覧表として表示し、
その総数が分かるようにしている(図5参照)。
【0028】この後、オペレータは、間取り入力部1よ
り入力された間取り図上に分電盤回路区分の境界線を入
力する(ステップS4)。これは、間取り図上に、分電
盤回路区分の境界である4点をマウスでクリックし(図
5に白丸で示す)、その後分電盤回路区分ナンバーの一
覧表に示されたナンバーをマウスでクリックする。
【0029】以上の入力が終了すると、結線情報算出部
4は、図6に示すように、クリックされた4点内にある
全ての電気器具に2番からN番までの通し番号を付する
(ステップS5)。ここで、1番は幹線の番号とする。
【0030】また、結線情報算出部4は、幹線に使用す
る電線の種類を求める(ステップS6)。すなわち、分
電盤回路区分毎に、区分内にある全ての電気器具を参照
し、アース付の器具が1つでもあればその分電盤回路区
分の幹線にはVVF2.0*3Cを用いる(ステップS
7)。また、アース付が1つも無ければVVF2.0*
2Cを用いる(ステップS8)。
【0031】次に、結線情報算出部4は、入力された電
気器具から、電気器具マスターファイルを参照して使用
電線を求める(ステップS9)。使用電線は電気器具毎
に決まっているので、分電盤回路区分内にある電気器具
を認識することにより、使用する電線が分かる。例え
ば、図6に示す分電盤回路区分(1)の場合、電気器具
マスターファイルより使用電線を求めると、2番、3
番、4番はVVF1.6*2C、5番はVVF1.6*
3CGとなる。
【0032】次に、結線情報算出部4は、入力されてい
る電気器具の種類と結線パターンとから、電気器具の番
号と色とで結線方法を示す(ステップS10)。この結
線方法は、図8に示す一覧表として表示される。
【0033】同表より、例えば分電盤回路区分(1)の
結線情報を上から見てゆくと、「1白−3白」は幹線1
の白色線と電灯3の白色線とを結線し、「1白−4白」
は幹線1の白色線とコンセント4の白色線とを結線し、
「1白−5白」は幹線1の白色線とアース付コンセント
5の白色線とを結線することを示している。また、「1
黒−2黒」は幹線1の黒色線とスイッチ2の黒色線とを
結線し、「1黒−4黒」は幹線1の黒色線とコンセント
4の黒色線とを結線し、「1黒−5黒」は幹線1の黒色
線とアース付コンセントの黒色線とを結線することを示
している。また、「2白−3黒」はスイッチ2の白色線
と電灯3の黒色線とを結線することを示しており、「1
緑−5緑」は幹線の緑色線とアース付コンセントの緑色
線とを結線することを示している。
【0034】結線情報算出部4では、以上の処理(ステ
ップS5〜ステップS10までの処理)を全ての分電盤
回路区分について行う(ステップS11)。そして、全
ての分電盤回路区分についての算出が終了すると、ファ
イル作成部5によって、それまでに入力された間取り図
情報、電気器具情報、分電盤回路区分情報、使用電線情
報、及び結線情報をファイルに保存する(ステップS1
2)。
【0035】ファイルに保存されたこれらの情報は、適
宜表示装置6に表示され、また出力装置7より印字出力
可能であるので、現場での電気配線作業者は、出力装置
7により印字出力された情報(特に、図8に示す一覧
表)に従って、現場で順次結線を行えばよい。
【0036】図9は、請求項2記載の発明に係る屋内結
線情報算出装置の電気的構成を示すブロック図である。
【0037】同図において、ユニット住宅の間取り図を
入力する間取り入力部11の出力、電気器具をその間取
り図上に入力する電気器具入力部12の出力、分電盤回
路区分の境界線を入力する分電盤回路区分入力部13の
出力のそれぞれは、結線情報算出部14に導かれてい
る。また、結線情報算出部14は、各種ファイルが格納
されたファイル作成部15と双方向に接続されている。
そして、結線情報算出部14の出力は、CRT等を備え
た表示装置16及びプリンタ等を備えた出力装置17に
導かれている。
【0038】ファイル作成部15は、図11に示すよう
に、ユニット住宅を構成する各種ユニットの形状等が格
納されたユニットファイル、図3に示す電気器具マスタ
ーファイル、及び図4に示す結線パターンマスターファ
イルを備えるとともに、幹線に使用する電線の情報を備
えており、間取り図情報、電気器具情報、使用電線、使
用電線同士の結線情報を一覧表の形で作成してファイル
に格納するブロックである。
【0039】間取り入力部11は、オペレータがキーボ
ードやマウス等を操作し、ユニットファイルに格納され
たユニットを組み合わせることによって、間取り図を図
形的に入力するブロックである。
【0040】また、電気器具入力部12、分電盤回路区
分入力部13、表示装置16、出力装置17の各々は、
図1に電気器具入力部2、分電盤回路区分入力部3、表
示装置6、出力装置7の各々と構成が同一である。
【0041】また、結線情報算出部14は、間取り入力
部11により入力された間取り図情報、電気器具入力部
12より入力された電気器具情報、分電盤回路区分入力
部13により入力された電気器具の分電盤回路区分情報
から、幹線に関する情報、電気器具に使用する電線情報
を算出するとともに、算出された各情報に基づき、各電
線の結線方法を示す結線情報を算出するブロックであ
る。
【0042】次に、上記構成の屋内結線情報算出装置の
動作を、図10に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0043】まず、オペレータは、間取り入力部11よ
り、顧客が選択した間取り図面に従ってユニットファイ
ル内のユニットを組み合わせ、該当するユニット住宅の
間取り図を入力する(ステップS21)。また各ユニッ
トにユニット番号を入力する(ステップS22)。
【0044】このようにして作成された間取り図(図1
2に示す)上に、電気器具マスターファイルを参照しつ
つ、電気器具入力部12を用いて電気器具の入力を行う
とともに、結線パターンマスターファイルを参照するこ
とにより、スイッチと電灯との対応関係等を入力する
(ステップS23)。図13は、このようにして作成さ
れた電気器具の配置と結線とを示している。
【0045】次に、オペレータは、分電盤回路区分入力
部13のキーボードから、分電盤回路区分の総数を入力
する(ステップS24)。分電盤回路区分の総数は、間
取り入力部11より入力された間取り図の横に分電盤回
路区分のナンバー(1)(2)(3)を一覧表として表
示することにより、その総数が分かるようにしている
(図14参照)。この後、オペレータは、間取り入力部
11より入力された間取り図上に分電盤回路区分の境界
線を入力する(ステップS25)。
【0046】以上の入力が終了すると、結線情報算出部
14は、図14に示すように、設けられた全ての電気器
具に通し番号を付与する。
【0047】また、結線情報算出部14は、各ユニット
毎に、ユニットが属する分電盤回路区分数を調べる。ユ
ニット〔1〕〜〔3〕のそれぞれは、分電盤回路区分が
2つに跨がっていないことから幹線数を1とする。また
ユニット〔4〕は2つの分電盤回路区分に跨がっている
ため、幹線数を2とし、幹線のそれぞれに分電盤回路区
分を示す『2』または『3』を付与する(図15参照)
(ステップS26〜S28)。
【0048】以下に続くステップS29〜S36の動作
は、各ユニット毎に行われるのであるが、説明の都合
上、各ユニットに対して並行して行われるような説明と
なっている。
【0049】結線情報算出部14は、各ユニットにおい
て使用される電気器具にアース付き器具があるかどうか
を調べ、ユニット〔1〕、〔2〕では、アース付きのコ
ンセント(図14の通し番号『1』、『4』)があるこ
とから、ユニット〔1〕、〔2〕に使用する幹線を3芯
のVVF2.0*3CGとし、その他のユニット
〔3〕、〔4〕の幹線を2芯のVVF2.0*2Cとす
る(ユニット〔4〕では、VVF2.0*2Cが2本と
なる)(ステップS29〜S31)。
【0050】次に、結線情報算出部14は、入力された
電気器具から、電気器具マスターファイルを参照して使
用電線を求める。使用電線は電気器具毎に決まっている
ので、ユニット内にある電気器具を認識することによ
り、使用する電線が定まる(ステップS32)。以上の
動作によって定まった幹線の種類と本数、及び電気器具
に接続される電線の種類を示す情報(図15参照)は、
ファイル作成部15に送出される。
【0051】また、結線情報算出部14は、結線パター
ンが2つのユニットに跨がるかどうかの判定を行うとと
もに、結線が2つのユニットに跨がっている場合、どち
からのユニットで結線を行うかを判定する(ステップS
33)。
【0052】結線が2つのユニットに跨がる可能性のあ
る結線パターンは、スイッチ型、2連スイッチ型、3連
スイッチ型、3路スイッチ型、負荷渡り型、N路スイッ
チ型であり、結線はスイッチのあるユニットで行うと判
定する。そのため、図14における通し番号『11』が
付与されたスイッチでは、このスイッチが、幹線に結線
されるとともに、電灯のあるユニット〔3〕からの電線
に結線される必要があると判定される。
【0053】以上の判定に基づき、結線情報算出部14
によって作成されたユニット〔1〕〜〔4〕毎の結線情
報は、図16に示す情報となる(ステップS35)。同
図においては、ユニット〔1〕〜〔4〕のそれぞれはユ
ニット番号『1』〜『4』によって識別されており、各
ユニット毎の結線情報が示されている。
【0054】図15に示す幹線の種類と本数および電線
の種類のそれぞれを示す情報、図16に示す結線情報か
ら、ユニット〔1〕では、コンセントは、VVF1.6
*3CGの各芯線でもって幹線であるVVF2.0*3
CGの各芯線に接続されることが示されている。また、
電灯からのVVF1.6*2Cは、その黒い芯線が幹線
の黒い芯線に接続され、白い芯線は、スイッチからのV
VF1.6*2Cの黒い芯線に接続されることが示され
る。また、スイッチからのVVF1.6*2Cの白い芯
線は幹線の白い芯線に接続されることが示される。
【0055】つまり、上記指示に従って結線を行ったと
きには、コンセントには常に幹線から商用電源が供給さ
れ、電灯は、スイッチによって点滅が可能な結線とな
る。また、ユニット〔2〕についても同様であり、図1
5に示す情報と図16に示す情報とに従って結線したと
きには、電灯は、2つのスイッチの双方から点滅が可能
となるように結線される。
【0056】また、ユニット〔3〕においては、コンセ
ントは幹線に結線されることが示されている。また、通
し番号『9』、『10』のそれぞれが付与された電灯か
らの電線(VVF1.6*2C)のそれぞれは、ユニッ
ト〔3〕内においては結線されず、スイッチがあるユニ
ット〔4〕に渡る電線であることが、備考欄において示
されている。
【0057】また、ユニット〔4〕においては、通し番
号『11』として識別されるスイッチにはVVF1.6
*3CRが接続されることが示されている。また、この
スイッチの点滅対象となるユニット〔3〕の2つの電灯
からの電線に接続するため、ユニット〔4〕の側では、
VVF1.6*2Cの電線が2本用意される。
【0058】つまり、ユニット〔4〕において『9』と
して識別されるVVF1.6*2Cの電線は、『9』の
電灯からユニット〔4〕の側に伸びる電線に結線される
電線であり、この電線の黒い芯線は、スイッチに接続さ
れたVVF1.6*3CRの赤い芯線に結線されること
が示されている。また、『10』として識別されるVV
F1.6*2Cの電線は、通し番号『10』の電灯から
ユニット〔4〕の側に伸びる電線に結線される電線であ
り、その黒い芯線は、スイッチに接続されたVVF1.
6*3CRの白い芯線に結線されることが示されてい
る。また、ユニット〔4〕において『9』および『1
0』として識別される2本のVVF1.6*2Cの白い
芯線は、共に分電盤回路区分2の幹線の白い芯線に結線
されることが示されている。
【0059】また、ユニット〔4〕におけるその他の電
気器具については、幹線は分電盤回路区分3に属する幹
線であり、図15に示された電線でもって図16に示す
ように結線することが示される。
【0060】結線情報算出部14は、ユニットのそれぞ
れについての処理を終了したときには、ファイル作成部
15によって、それまでに入力された間取り図情報、電
気器具情報、分電盤回路区分情報、ユニット毎の使用電
線情報、及びユニット毎の結線情報をファイルに保存す
る(ステップS37)。
【0061】ファイルに保存されたこれらの情報は、適
宜表示装置16に表示され、また出力装置17より印字
出力可能であるので、現場での電気配線作業者は、出力
装置17により印字出力された情報(特に、図16に示
す一覧表)に従って、現場で順次結線を行えばよい。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の発明に係る屋内結線情報
算出装置は、電気器具の名称、シンボル、使用電線等の
情報が格納された電気器具マスターファイルと、電気器
具の結線パターンが格納された結線パターンファイル
と、住宅の間取り図を入力する間取り入力部と、設置さ
れる電気器具を電気器具マスターファイルから読み出し
て間取り図上に入力する電気器具入力部と、電気器具が
入力された間取り図上に分電盤回路区分の境界線を入力
する分電盤回路区分入力部と、分電盤回路区分内に設け
られた電気器具情報、電気器具マスターファイル及び前
記結線パターンファイルから、電気器具に使用する電線
の種類、電線同士の結線情報を、各分電盤回路区分毎に
求める結線情報算出部と、この結線情報算出部により求
めた結線情報を出力する出力部とを備えた構成としてお
り、請求項2記載の発明に係る屋内結線情報算出装置
は、ユニットファイル、電気器具マスターファイル、結
線パターンマスターファイル、ユニットファイルに格納
されたユニットを組み合わせてユニット住宅の間取り図
を入力する間取り入力部と、電気器具を間取り図上に入
力する電気器具入力部と、間取り図上に分電盤回路区分
の境界線を入力する分電盤回路区分入力部と、ユニット
のそれぞれ毎の幹線の種類と本数とを求めると共に、ユ
ニットのそれぞれ毎に、電気器具に使用する電線の種類
を求め、求められた幹線及び電線の結線を示す結線情報
を求める結線情報算出部と、この結線情報算出部が求め
た結線情報を出力する出力部とを備えた構成としている
ので、住宅施工に関する知識が無くても使用する電線、
使用する電線同士の結線を正確かつ容易に判断すること
ができ、また結線の判断を電気配線作業者が行う手間が
省けるとともに、使用電線のミス、結線のミス等も回避
できるといった効果を奏している。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明に係る屋内結線情報算出装
置の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】請求項1記載の発明に係る屋内結線情報算出装
置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】電気器具マスターファイルの一例を示す表であ
る。
【図4】結線パターンマスターファイルの一例を示す表
である。
【図5】分電盤回路区分の一例を示す図である。
【図6】分電盤回路区分の一例を示す図である。
【図7】電線の名称と形状とを示す図である。
【図8】結線情報の一例を示す表である。
【図9】請求項2記載の発明に係る屋内結線情報算出装
置の電気的構成を示すブロック図である。
【図10】請求項2記載の発明に係る屋内結線情報算出
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】ユニットファイルの一例を示す図である。
【図12】間取り図の一例を示す図である。
【図13】間取り図に入力された電気器具を示す図であ
る。
【図14】分電盤回路区分の一例を示す図である。
【図15】使用電線の情報の一例を示す表である。
【図16】結線情報の一例を示す図である。
【符号の説明】
1、11 間取り入力部 2、12 電気器具入力部 3、13 分電盤回路区分入力部 4、14 結線情報算出部 5、15 ファイル作成部 6、16 表示装置 7、17 出力装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】電気器具マスターファイルの一例を示す図表で
ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】結線パターンマスターファイルの一例を示す図
表である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】結線情報の一例を示す図表である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】使用電線の情報の一例を示す図表である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気器具の名称、シンボル、使用電線等
    の情報が格納された電気器具マスターファイルと、 スイッチ、コンセント、負荷等の電気器具の結線パター
    ンが格納された結線パターンマスターファイルと、 住宅の間取り図を入力する間取り入力部と、 設置される電気器具を前記電気器具マスターファイルか
    ら読み出して間取り図上に入力する電気器具入力部と、 電気器具が入力された間取り図上に分電盤回路区分の境
    界線を入力する分電盤回路区分入力部と、 分電盤回路区分内に設けられた電気器具情報、前記電気
    器具マスターファイル及び前記結線パターンマスターフ
    ァイルから、電気器具に使用する電線の種類、電線同士
    の結線情報を、各分電盤回路区分毎に求める結線情報算
    出部と、 この結線情報算出部により求めた結線情報を出力する出
    力部とを備えたことを特徴とする屋内結線情報算出装
    置。
  2. 【請求項2】 ユニット住宅を構成するユニットの形状
    等の情報が格納されたユニットファイルと、 電気器具の名称、シンボル、使用電線等の情報が格納さ
    れた電気器具マスターファイルと、 スイッチ、コンセント、負荷等の電気器具の結線パター
    ンが格納された結線パターンマスターファイルと、 前記ユニットファイルに格納された前記ユニットを組み
    合わせることにより、ユニット住宅の間取り図を入力す
    る間取り入力部と、 設置される電気器具を前記電気器具マスターファイルか
    ら読み出して間取り図上に入力する電気器具入力部と、 電気器具が入力された間取り図上に分電盤回路区分の境
    界線を入力する分電盤回路区分入力部と、 間取り図における前記分電盤回路区分と前記ユニットと
    の関係に基づいて、前記ユニットのそれぞれ毎に、幹線
    の種類と本数とを求めると共に、電気器具情報および電
    気器具マスターファイルに基づき、前記ユニットのそれ
    ぞれ毎に、電気器具に使用する電線の種類を求め、求め
    られた幹線及び電線の結線を示す結線情報を求める結線
    情報算出部と、 この結線情報算出部が求めた結線情報を出力する出力部
    とを備えたことを特徴とする屋内結線情報算出装置。
JP15216193A 1993-02-18 1993-06-23 屋内結線情報算出装置 Pending JPH06303709A (ja)

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JP2886493 1993-02-18
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