JPH063031B2 - 水道管の凍結防止方法 - Google Patents

水道管の凍結防止方法

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JPH063031B2
JPH063031B2 JP11934889A JP11934889A JPH063031B2 JP H063031 B2 JPH063031 B2 JP H063031B2 JP 11934889 A JP11934889 A JP 11934889A JP 11934889 A JP11934889 A JP 11934889A JP H063031 B2 JPH063031 B2 JP H063031B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は室内の明るさに基づいて電動水抜栓を自動制御
するようにした水道管の凍結防止方法に関する。
〔従来技術及び課題〕
従来、寒冷地における水道管の凍結を防止するに際して
は、専ら水抜栓が使用され、近年はモータ等の動力源を
利用することにより遠隔操作可能な電動水抜栓も使用さ
れている。また、サーミスタ等の温度センサにより気温
又は水温を検出し、この検出結果に基づいて電動水抜栓
を自動制御するシステムも実用化されている。
しかし、この種の電動水抜栓はいずれも水抜状態におい
て使用したい場合には、手動操作によって通水状態に復
帰させる必要があるとともに、通水状況に復帰するまで
に時間がかかる不具合があった。
本発明はこのような従来技術に存在する不具合を解消し
た水道管における凍結防止方法の提供を目的とするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る水道管の凍結防止方法は、電動水抜栓10
を用いて水道管11の凍結を防止するに際し、室内Rの
明るさを光センサ12によって検出し、一定の明るさ以
下のときに、電動水抜栓10を水抜状態に制御すること
を基本的な特徴としている。なお、寒冷状況に応じて、
水道管11に保温材13を付設して保温したり、或は水
道管11に加熱手段、例えばヒータ14を付設するとと
もに、気温又は水温を温度センサ15によって検出し、
一定の温度以下のときに、ヒータ14を加熱状態に制御
することができる。
〔作用〕
次に、本発明の作用について説明する。
一般に、家庭等における水道の使用状況をみると、就寝
中は使用せず、ほとんどが昼間や夜間でも起きている時
間帯で使用する。即ち、例外を除いて室内Rが明るいと
きは使用可能状態、暗いときは水の不必要状態に区別で
きる。
一方、寒冷状況をみると、夜間に冷え込みが激しく、水
道管の凍結蓋然性が高いとともに、昼間は気温が上がる
ため凍結蓋然性は低い。
そこで、室内Rの明るさを光センサ12によって検出
し、明るいときは電動水抜栓10を通水状態に制御する
とともに、一定の明るさ以下、即ち、暗いときは電動水
抜栓10を水抜状態に制御する。これにより、水道を使
用する可能性が高いときは常に通水状態になり、手動操
作の必要はなくなる。
なお、明るいときでも凍結蓋然性が高い寒冷地の場合に
は、保温材13或はヒータ14を併用する。ところで、
保温材13やヒータ14を夜間の凍結防止用に積極的に
利用しても、付設不可能な場所が存在したり、性能面、
耐久性の面において効果が期待できない場合もあるが、
本案では昼間(明るい時間)の凍結防止として補助的に
使用する。
〔実施例〕
以下には、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図面に基
づき詳細に説明する。
まず、本発明を明確にするめ、電動水抜栓の全体的な基
本構成について第2図を参照して説明する。
11は水道管であり、11aは地中12に埋設した水道
管埋設部、11bは地上に露出した水道管露出部であ
る。水道管埋設部11aには電動水抜栓10を付設す
る。電動水抜栓10は駆動部10a、伝達部10b、水
抜栓部10cを備え、駆動部10aに内蔵するモータに
よって水抜栓部10cに内蔵する弁体を変位する。
また、駆動部10aはケーブルコード21を介して、室
内Rに取付けたコントローラ22に接続する。コントロ
ーラ22はケース22aに収容され、内蔵するマイクロ
コンピュータ等の制御機能部によって駆動部10aの制
御を行う。
なお、水道管露出部11bは室内Rに臨み、その先端に
は蛇口17が接続される。
次に、本発明方法を実施できる要部構成について説明す
る。
まず、コントローラ22のケース22aには、室内Rの
明るさの度合を電気信号によって検出する例えばフォト
トランジスタ等を利用した光センサ12を取付ける。
一方、コントローラ22は演算機能を備え、光センサ1
2の検出に基づく検出値と、予め設定した設定値とを比
較し、室内Rが一定の明るさ以下であるか否かを判定す
る。そして、一定の明るさ以下の場合には駆動部10a
に制御信号を供給し、電動水抜栓10を水抜状態に制御
するとともに、これ以外の明るい場合には駆動部10a
に制御信号を供給し、電動水抜栓10を通水状態に制御
する。
また、寒冷地における寒冷度合に応じ、昼間でも凍結蓋
然性が高い地域では、少なくとも第2図に示すように水
道管露出部11bに保温材(断熱材)13を付設する。
さらにまた、寒冷度合が特に強い地域では第3図に示す
ように、水道管露出部11bに対し積極的な加熱手段で
あるヒータ14を巻回して取付けるとともに、水道管露
出部11bには水道管11内の水温を検出する温度セン
サ15を付設する。そして、この温度センサ15は前記
コントローラ22に接続する。
次に、本発明に係る凍結防止方法について第1図を参照
して説明する。
凍結防止方法としては寒冷地の状況に応じ、以下に示す
〜の三形態により実施できる。
寒冷度合が低い地域 この地域は昼間の凍結の心配はないため、光センサ12
に基づく制御のみで足り、水道管11に対する保温材や
ヒータは不要である。
まず、光センサ12によって室内Rの明るさを検出する
(ステップ1)。そして、検出結果が明るい状態を検出
した場合にはコントローラ22は電動水抜栓10を通水
状態に制御する(ステップ2,3)。他方、検出結果が
一定の明るさ以下、即ち、暗くなった場合には電動水抜
栓10を水抜状態に制御する(ステップ4)。なお、こ
の状態から明るい状態になった場合は、コントローラ2
2によって再び電動水抜栓10を通水状態に制御する。
寒冷度合が普通の地域 この地域は昼間の凍結の虞れはあるが、気温の低下も小
さく昼間は保温材13の使用で対処できる場合であり、
光センサ12に基づく制御に加え、保温材13を使用す
る。
この場合、第2図に示すように保温材13を使用する点
を除き、電動水抜栓10を制御する方法はと同じであ
る。
寒冷度合が高い地域 この地域は昼間の凍結の虞れがあり、温度低下も大き
く、保温材13では対処できない場合であり、光センサ
12に基づく制御に加え、第3図に示すヒータ14を使
用する。
まず、光センサ12に基づく制御の方法は、の場合と
同じである。しかし、ステップ3における通水状態の際
に、さらに温度センサ15によって水温を検出し(ステ
ップ5)、水温が高い場合にはヒータ14の電源をOF
Fにするとともに、凍結の虞れがある一定の温度以下の
場合にはヒータ14をONにし、水道管11の加熱を行
うことにより、凍結防止に万全を期す(ステップ6,
7,8)。なお、光センサ12による検出結果が一定の
明るさ以下の状態であって、電動水抜栓10が水抜状態
に制御されている場合には、温度センサ15の検出結果
に拘わらず、ヒータ14をOFFにする。
このように、寒冷地の寒冷度合に応じて三形態を選択で
き、いずれの場合も、明るさに対応して自動で通水状態
となる。よって、例えば夜間就寝中は消灯するため、こ
れに伴い自動で水抜状態となる。また、昼間や夜間にお
ける電灯を点けている間は自動で通水状態になる。
なお、電動水抜栓10が水抜状態のとき(夜間等)に、
水使用以外の目的によって電灯を点灯したり、自動車の
ヘッドライト等の外的要因によって室内Rが明るくなる
場合がある。このため、このような一時的要因を感知し
ないようにタイマを設け、一定時間明るさが継続した場
合のみ通水状態に復帰するように構成することもでき、
これにより、不必要な通水と水抜を防止できる。
また、夏期等の不凍結期にはマニュアル操作によって電
源スイッチをOFFすればよいが、凍結期(冬期)と不
凍結期を自動的に判断し、凍結期のみ使用可能にするこ
ともできる。例えば、前記,,の実施例におい
て、さらに凍結期判断用の温度センサ(水温センサ)を
付設し、一定の温度以下のときのみ、電動水抜栓10を
制御して水抜状態にすればよい。即ち、光センサによる
明るさの検出と温度センサによる温度(気温又は水温)
の検出を同時に行い、明るさが一定の明るさ以下であっ
て、さらに温度が一定の温度以下のときのみ電動水抜栓
10を水抜状態に制御する。このため、一定の明るさ以
下であっても、一定の温度を越えている場合には通水状
態に制御する。これにより、凍結期以外の季節に電動水
抜栓10が作動する弊害を防止できる。
以上、実施例について詳細に説明したが、本発明はこの
ような実施例に限定されるものではない。例えば、光セ
ンサによる明るさの検出は蛇口の存在する室内に限ら
ず、最も使用するリビング等の室内に設置してもよい
し、温度センサは気温を検出してもよい。また、明るさ
の検出は消灯時刻を統計的に得、タイマ時刻を利用した
間接的な検出でもよい。さらに、マニュアル操作機能を
併設しても勿論よい。また、加熱手段はヒータをはじめ
任意の加熱手段が適用できる。その他、細部の構成、手
法において本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更
できる。
〔発明の効果〕
このように、本発明に係る水道管の凍結防止方法は、電
動水抜栓を用いて水道管の凍結を防止するに際し、室内
の明るさを光センサによって検出し、一定の明るさ以下
のときに、電動水抜栓を水抜状態に制御するようにした
ため、使用可能性の高い時期は常に使用できるよう通水
状態に自動で制御されるため、手動操作による煩わしさ
と通水状態になるまで待つ煩わしさから解消されるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明に係る凍結防止方法を明示するフローチ
ャート、 第2図:同凍結防止方法を実施できる電動水抜栓の構成
図、 第3図:同凍結防止方法を実施できる他の例に係る電動
水抜栓の構成図。 尚図面中、 10:電動水抜栓、11:水道管 12:光センサ、13:保温材 14:ヒータ、14:温度センサ R:室内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動水抜栓を用いて水道管の凍結を防止す
    るに際し、室内の明るさを光センサによって検出し、一
    定の明るさ以下のときに、電動水抜栓を水抜状態に制御
    することを特徴とする水道管の凍結防止方法。
  2. 【請求項2】電動水抜栓を用いて水道管の凍結を防止す
    るに際し、室内の明るさを光センサによって検出し、一
    定の明るさ以下のときに、電動水抜栓を水抜状態に制御
    するとともに、水道管に保温材を付設して保温すること
    を特徴とする水道管の凍結防止方法。
  3. 【請求項3】電動水抜栓を用いて水道管の凍結を防止す
    るに際し、水道管にヒータ等の加熱手段を付設するとと
    もに、室内の明るさを光センサによって検出し、一定の
    明るさ以下のときに、電動水抜栓を水抜状態に制御し、
    かつ気温または水温を温度センサによって検出し、一定
    の温度以下のときに前記加熱手段を加熱状態に制御する
    ことを特徴とする水道管の凍結防止方法。
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