JPH06302575A - 半導体チップ洗浄方法 - Google Patents

半導体チップ洗浄方法

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JPH06302575A
JPH06302575A JP8768093A JP8768093A JPH06302575A JP H06302575 A JPH06302575 A JP H06302575A JP 8768093 A JP8768093 A JP 8768093A JP 8768093 A JP8768093 A JP 8768093A JP H06302575 A JPH06302575 A JP H06302575A
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JP
Japan
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tray
cleaning
semiconductor chip
chips
bump
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8768093A
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English (en)
Inventor
Osamu Kamata
修 鎌田
Nobuo Iijima
宣夫 飯島
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主面にバンプを配列したバンプチップなどの
半導体チップを洗浄液で洗浄する半導体チップ洗浄方法
に関し、主面に傷をつけず且つ洗浄不良の箇所を生じさ
せないようにしてバッチ処理が可能な方法の提供を目的
とする。 【構成】 バンプチップ1を平らに収容する窪11を設
けたトレイ10の窪11にバンプチップ1をバンプ3が
表側となるように挿入し、洗浄液に侵されないで洗浄液
が透過流通し得る多孔質のシート20をトレイ10上に
被せて固定することにより、バンプチップ1をトレイ1
0から脱落しないように支持する工程と、トレイ10及
びシート20と共にバンプチップ1を洗浄液に浸漬する
工程と、を有するように構成する。窪11は複数にし、
シート20の上記固定は開孔31を設けたキャップ30
でシート20を押さえて行う。12は洗浄液通路であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体チップ洗浄方法
に係り、特に、半導体チップを洗浄液で洗浄する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体チップをMCS(Multi Chip Subs
trate)に数種類搭載してモジュール (Multi Chip Modul
e)を組み立てる際に、主面にバンプを配列した半導体チ
ップ(以下ではバンプチップと略称する)を用いる場合
にはウエットバック(Wet Buck)という工程がある。ウエ
ットバック工程は、バンプチップに保有する多数のはん
だバンプに対して、酸化膜除去、バンプ球状化、を
行う工程であり、これによってその後のボンディングを
スムーズに行うことが可能となる。
【0003】ウエットバック工程の具体的な内容は、以
下の(1)〜(4)である。 (1)フラックス塗布:バンプ面(ウエーハまたはチッ
プ)にフラックスを塗布する。
【0004】(2)恒温槽での加熱:加熱によりフラッ
クスを活性化させ、はんだバンプ表面の酸化膜を除去す
る。 (3)フラックス除去(洗浄):溶剤(洗浄液)にウエ
ーハまたはチップ(バンプチップ)を浸漬し、フラック
スを除去する。
【0005】(4)バンプ球状化:水素炉ではんだバン
プの融点以上まで加熱し、はんだ自体の表面張力を利用
してバンプを球状化させる。 ところで上記(3)の洗浄において、洗浄液に浸漬する
際の洗浄対象の保持は、対象がウエーハの場合には周縁
部にバンプが配列されないスペースが5mm程度近く確
保されているため容易である。しかし、対象がバンプチ
ップの場合には、バンプチップの平面図と側面図である
図4(図中、1はバンプチップ、2はチップ本体、3は
バンプ)に示されるように、上記スペースが0.5mm
程度(大きくとも高々1mm程度)と狭いため困難性が
ある。
【0006】例えば、バンプチップ1の両面を挟むよう
にすればバンプ3の頂部にフラックスが残ったりバンプ
3に傷をつけたりする問題がある。このため、チップ本
体2の両面をバンプ3のない周縁部で挟むようにするな
らば、精密な専用治具が必要となり更に洗浄前後のハン
ドリング時間も長くなるので実用性に欠ける。そこで現
状は、ピンセットを用いチップ本体2の側面を挟むこと
により行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記現状
の方法ではバンプチップ1を1個宛洗浄することにな
り、バンプチップ1が多数の場合には洗浄に多大な時間
を要して能率が悪い欠点がある。この欠点は、洗浄をバ
ッチ処理(複数個の同時処理)で行い得るようにするこ
とにより解消する。
【0008】上記洗浄における上述した事情は、洗浄対
象物がバンプなしの半導体チップである場合にも同様で
ある。そこで本発明は、半導体チップを洗浄液で洗浄す
る半導体チップ洗浄方法に関し、主面に傷をつけず且つ
洗浄不良の箇所を生じさせないようにしてバッチ処理が
可能な方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による半導体チップ洗浄方法は、半導体チッ
プを洗浄液で洗浄する方法であって、前記半導体チップ
を平らに収容する窪を設けたトレイの該窪に該半導体チ
ップを主面が表側となるように挿入し、前記洗浄液に侵
されないで該洗浄液が透過流通し得る多孔質のシートを
該トレイ上に被せて固定することにより、該半導体チッ
プを該トレイから脱落しないように支持する工程と、該
トレイ及び該シートと共に該半導体チップを該洗浄液に
浸漬する工程と、を有することを特徴としている。
【0010】前記トレイは、前記窪を複数個設けてあれ
ば良く、また、前記トレイ上の前記シートの固定は、平
板状をなし前記窪に対応する領域に開孔を設けたキャッ
プで該シートを押さえて行うことが望ましく、更に、前
記トレイは、前記窪の底面から外部に通ずる洗浄液通路
を設けてあることが望ましい。そして、前記半導体チッ
プは、主面にバンプを配列したチップ(バンプチップ)
であっても良い。
【0011】
【作用】上記シートは、洗浄液を透過流通させるので、
洗浄液に浸漬した際に上記窪内に洗浄液を供給して半導
体チップの洗浄を可能にする。然も、半導体チップの主
面(バンプ)が接触したとしても、多孔質であるため接
触面積が微小となり洗浄不良の箇所を生じさせることが
なく、且つ、多孔質による柔軟性を持つための主面(バ
ンプ)に傷をつけることがない。
【0012】そして、トレイに上記窪を複数個設けるこ
とにより、バッチ処理が可能である。また、上記キャッ
プを用いればトレイ上のシートの固定が容易であり、ト
レイに上記洗浄液通路を設ければ半導体チップの裏面側
にも洗浄液が容易に回り込んで洗浄効果が上がる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例について図1〜図3を用
いて説明する。図1は実施例に用いるトレイ、シート、
キャップの側面図、図2は実施例に用いるトレイの平面
図、図3は実施例に用いるキャップの平面図、である。
【0014】実施例は、先に述べたウエットバック工程
における(3)の洗浄であり、図1に示すトレイ10、
シート20、キャップ30を用いて、トレイ10に並べ
たバンプチップ1がトレイ10から脱落しないように支
持し、洗浄液に浸漬して行う。洗浄液は溶剤(例えば、
OMRリンス液となる酢酸ブチル)である。
【0015】トレイ10は、洗浄液に侵されず且つはん
だバンプの融点以上の耐熱性を有する材料(ここではス
テンレス鋼)からなり、図1、図2に示すように、板状
をなして、バンプチップ1を平らな姿勢で緩やかに収容
して深さがバンプチップ1の高さ程度の複数の窪11
と、窪11の底面から外部に通ずる洗浄液通路12とが
設けられている。洗浄液通路12は、図では、窪11の
相互間を横に連通させる溝と、個々の窪11の底面から
トレイ10の裏面に貫通させた開孔にしてあるが、その
溝または開孔の一方のみであっても良い。
【0016】シート20は、図1に示されるが、洗浄液
に侵されない材料(ここではテフロン)からなり、洗浄
液が透過流通し得る多孔質であり、トレイ10とほぼ同
じ大きさで厚さが0.1mm程度である。多孔質を構成
する孔の大きさはバンプ3のそれよりも小さく数10μ
m である。
【0017】キャップ30は、洗浄液に侵されない材料
(ここではステンレス鋼)からなり、図1、図3に示す
ように、厚さが2mm程度の板状をなして大きさがトレ
イ10とほぼ同じであり、窪11に対応する領域に窪1
1とほぼ同じ大きさの開孔31が設けられている。
【0018】実施例の洗浄を含むウエットバック工程で
は、その前工程で使用したチップトレイから、バンプチ
ップ1をトレイ10に移して、即ち、バンプチップ1を
バンプ3が表側となるように窪11に挿入してトレイ1
0に並べて、(1)のフラックス塗布と(2)の恒温槽
での加熱とを行い、(3)の洗浄を実施例で行い、トレ
イ10をそのまま利用して(4)のバンプ球状化を行
う。
【0019】実施例の洗浄は、(2)の加熱を終えたと
ころで、図1の矢印で示すように、バンプチップ1を並
べてあるトレイ10にシート20を被せ、更にキャップ
30で押さえてシート20をトレイ10に固定して、バ
ンプチップ1をトレイ10から脱落しないように支持
し、その状態でトレイ10及びシート20と共にバンプ
チップ1を洗浄液に浸漬して行う。上記キャップの押さ
えは、図示省略のクランプでトレイ10とキャップ30
を挟むなどして行う。
【0020】このようにした洗浄では、洗浄液に浸漬し
た際に、洗浄液がシート20を透過して窪11内に入り
バンプチップ1に塗布されているフラックスを除去す
る。その際、洗浄液通路12の存在により窪11が袋小
路となっていないのでフラックス除去が効果的に行われ
る。そして、バンプ3がシート20に接触したとしても
先に述べた理由により洗浄不良の箇所が生じたりバンプ
3に傷がついたりすることがない。発明者の確認では、
3分程度の浸漬時間でトレイ10上の全てのバンプチッ
プ1に渡りフラックスが十分に除去されており、バンプ
3につくかも知れない傷も認められなかった。
【0021】この浸漬を終えて、要すればその後のアル
コール浸漬などを行って、キャップ30とシート20を
取り外したところで実施例の洗浄が終了する。そして、
トレイ10に並べられているバンプチップ1をトレイ1
0と共に水素炉に入れることにより上記(4)のバンプ
球状化を行うことができる。
【0022】以上の説明から理解されるように、本発明
の洗浄方法によれば、バンプチップのみならずバンプな
しの半導体チップに対してもその洗浄をトラブルなしに
バッチ処理することが可能である。然も実施例の場合
は、先に述べたウエットバック工程における(3)の洗
浄を対象にしているが、それに用いるトレイ10が上記
(3)の前後に行う(1)(2)及び(4)の処理に共
用可能であるため、ウエットバック工程の能率向上にも
寄与できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ンプチップやバンプなしの半導体チップを洗浄液で洗浄
する半導体チップ洗浄方法に関し、主面に傷をつけず且
つ洗浄不良の箇所を生じさせないようにしてバッチ処理
が可能な方法が提供されて、当該洗浄の能率向上を可能
にさせる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に用いるトレイ、シート、キャップの
側面図
【図2】 実施例に用いるトレイの平面図
【図3】 実施例に用いるキャップの平面図
【図4】 バンプチップの平面図と側面図
【符号の説明】
1 バンプチップ(半導体チップ) 2 チップ本体 3 バンプ 10 トレイ 11 バンプチップを収容する窪 12 洗浄液通路 20 多孔質のシート 30 キャップ 31 開孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップを洗浄液で洗浄する方法で
    あって、 前記半導体チップを平らに収容する窪を設けたトレイの
    該窪に該半導体チップを主面が表側となるように挿入
    し、前記洗浄液に侵されないで該洗浄液が透過流通し得
    る多孔質のシートを該トレイ上に被せて固定することに
    より、該半導体チップを該トレイから脱落しないように
    支持する工程と、 該トレイ及び該シートと共に該半導体チップを該洗浄液
    に浸漬する工程と、を有することを特徴とする半導体チ
    ップ洗浄方法。
  2. 【請求項2】 前記トレイは、前記窪を複数個設けてあ
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体チップ洗浄方
    法。
  3. 【請求項3】 前記トレイ上の前記シートの固定は、平
    板状をなし前記窪に対応する領域に開孔を設けたキャッ
    プで該シートを押さえて行うことを特徴とする請求項1
    または2記載の半導体チップ洗浄方法。
  4. 【請求項4】 前記トレイは、前記窪の底面から外部に
    通ずる洗浄液通路を設けてあることを特徴とする請求項
    1または2または3記載の半導体チップ洗浄方法。
  5. 【請求項5】 前記半導体チップは、主面にバンプを配
    列したチップであることを特徴とする請求項1または2
    または3または4記載の半導体チップ洗浄方法。
JP8768093A 1993-04-15 1993-04-15 半導体チップ洗浄方法 Withdrawn JPH06302575A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007067078A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Seiko Npc Corp 洗浄半導体チップトレー
WO2008117443A1 (ja) * 2007-03-27 2008-10-02 Fujitsu Limited トレイ
CN109326550A (zh) * 2018-08-22 2019-02-12 中国电子科技集团公司第十研究所 一种芯片清洗装置

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