JPH06302225A - 通信ケーブル、通信ケーブル用引張部材及び同部材の製造方法 - Google Patents
通信ケーブル、通信ケーブル用引張部材及び同部材の製造方法Info
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- JPH06302225A JPH06302225A JP6049841A JP4984194A JPH06302225A JP H06302225 A JPH06302225 A JP H06302225A JP 6049841 A JP6049841 A JP 6049841A JP 4984194 A JP4984194 A JP 4984194A JP H06302225 A JPH06302225 A JP H06302225A
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- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
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- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の技術の欠点を除去した、特に、引張部
材において、長さ方向の耐水性を有する通信ケーブルを
提供する。 【構成】 本発明による通信ケーブル10は、情報を伝
送するための光ファイバ24および、または金属導体2
0並びに引張部材を有し、同引張部材は鋼鉄製より線お
よび合成材料から成る。同鋼鉄製より線は、弾性率が少
なくとも140,000N/mm2 である。同鋼鉄製よ
り線は、心線12と、心線を包囲する1層の層線14と
を有する。前記層線と前記心線とは接触している。前記
層線と前記心線との間隙は、融点が150℃を超える第
1の合成材料13で充填されている。鋼鉄製より線は、
第2の合成材料16の層で被覆される。第1の合成材料
による充填と、第2の合成材料の層による被覆とは、引
張部材の長さ方向で耐水性が得られるようなものであ
る。
材において、長さ方向の耐水性を有する通信ケーブルを
提供する。 【構成】 本発明による通信ケーブル10は、情報を伝
送するための光ファイバ24および、または金属導体2
0並びに引張部材を有し、同引張部材は鋼鉄製より線お
よび合成材料から成る。同鋼鉄製より線は、弾性率が少
なくとも140,000N/mm2 である。同鋼鉄製よ
り線は、心線12と、心線を包囲する1層の層線14と
を有する。前記層線と前記心線とは接触している。前記
層線と前記心線との間隙は、融点が150℃を超える第
1の合成材料13で充填されている。鋼鉄製より線は、
第2の合成材料16の層で被覆される。第1の合成材料
による充填と、第2の合成材料の層による被覆とは、引
張部材の長さ方向で耐水性が得られるようなものであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報伝送用光ファイバ
および、または同金属導体と、引張部材(tensile membe
r)とをそなえた通信ケーブルに関する。同引張部材は、
同ケーブルの中心に位置するのが好ましい。前記光ファ
イバおよび、または金属導体(銅線など)は、同ケーブ
ルの中心の周りに配置される。同光ファイバは、密着し
た緩衝コーティング(buffer coating)中、またはより一
般的には、ポリエチレンの、ゆるい被覆中にあってもよ
い。
および、または同金属導体と、引張部材(tensile membe
r)とをそなえた通信ケーブルに関する。同引張部材は、
同ケーブルの中心に位置するのが好ましい。前記光ファ
イバおよび、または金属導体(銅線など)は、同ケーブ
ルの中心の周りに配置される。同光ファイバは、密着し
た緩衝コーティング(buffer coating)中、またはより一
般的には、ポリエチレンの、ゆるい被覆中にあってもよ
い。
【0002】
【従来の技術】通信ケーブルの引張部材に適したもので
あるためには、数多くの厳しい必要条件を満たさなけれ
ばならない。引張部材は、曲げやすく、かつ、100パ
ーセント耐水性(watertight)でなければならず、所定の
弾性伸びを持たねばならないが、その伸びは所定の値を
超えてはならない。これは、さもなければ金属導体また
は光ファイバが引張ひずみの下に置かれ得るためであ
り、同ひずみは避けられるべきである。さらに、引張部
材は、圧縮力に耐え、かつ、低コストのものである必要
がある。
あるためには、数多くの厳しい必要条件を満たさなけれ
ばならない。引張部材は、曲げやすく、かつ、100パ
ーセント耐水性(watertight)でなければならず、所定の
弾性伸びを持たねばならないが、その伸びは所定の値を
超えてはならない。これは、さもなければ金属導体また
は光ファイバが引張ひずみの下に置かれ得るためであ
り、同ひずみは避けられるべきである。さらに、引張部
材は、圧縮力に耐え、かつ、低コストのものである必要
がある。
【0003】従来の技術によれば、ダイフォーミング(d
ie-forming) した鋼鉄製より線を、通信ケーブルの引張
部材としている。ダイフォーミングした鋼鉄製より線
は、1本の心線と1層の層線(layer wires) とが、ダイ
により塑性圧縮(plastical compressing) されている。
この塑性圧縮は、弾性率(tensile modulus) を高めるた
めに行われる。しかし、塑性変形後に層線と心線との間
に、長さ方向の毛細管が残るのが欠点である。その結
果、鋼鉄製より線の長さ方向の耐水性(watertightness)
が保証されない。或る従来の技術によれば、各鋼線をよ
り合わせる工程の中でビチューメンを注入することによ
り、耐水性の問題を解決しようとした。この解決方法に
は、押し出された合成材料に対する鋼鉄製より線の接着
を良くするために鋼鉄製より線を押出し(extrusion) 前
に加熱すると、ビチューメンが溶融して、ビチューメン
の少なくとも一部が押出し工程の前に失われ、その結
果、毛細管の充填が不完全になり、かつ、作業場の床が
汚れるという欠点がある。この場合、完全な耐水性は得
られない。押出し前に鋼鉄製より線を加熱しないと、ビ
チューメンは鋼鉄製より線の中に残るが、押出しされた
合成材料に対する鋼鉄製より線の接着性が減少する。鋼
鉄製より線と、押出しされた合成材料との間の接着が失
われることは、耐水性が不良になることであることは言
うまでもない。
ie-forming) した鋼鉄製より線を、通信ケーブルの引張
部材としている。ダイフォーミングした鋼鉄製より線
は、1本の心線と1層の層線(layer wires) とが、ダイ
により塑性圧縮(plastical compressing) されている。
この塑性圧縮は、弾性率(tensile modulus) を高めるた
めに行われる。しかし、塑性変形後に層線と心線との間
に、長さ方向の毛細管が残るのが欠点である。その結
果、鋼鉄製より線の長さ方向の耐水性(watertightness)
が保証されない。或る従来の技術によれば、各鋼線をよ
り合わせる工程の中でビチューメンを注入することによ
り、耐水性の問題を解決しようとした。この解決方法に
は、押し出された合成材料に対する鋼鉄製より線の接着
を良くするために鋼鉄製より線を押出し(extrusion) 前
に加熱すると、ビチューメンが溶融して、ビチューメン
の少なくとも一部が押出し工程の前に失われ、その結
果、毛細管の充填が不完全になり、かつ、作業場の床が
汚れるという欠点がある。この場合、完全な耐水性は得
られない。押出し前に鋼鉄製より線を加熱しないと、ビ
チューメンは鋼鉄製より線の中に残るが、押出しされた
合成材料に対する鋼鉄製より線の接着性が減少する。鋼
鉄製より線と、押出しされた合成材料との間の接着が失
われることは、耐水性が不良になることであることは言
うまでもない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の技術の前記欠点を避けることにある。本発明の他の目
的は、長さ方向に耐水性があるその引張部材の、弾性伸
びが小さくてコストが低いような通信ケーブルを提供す
ることにある。
の技術の前記欠点を避けることにある。本発明の他の目
的は、長さ方向に耐水性があるその引張部材の、弾性伸
びが小さくてコストが低いような通信ケーブルを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
れば、情報を伝送するための光ファイバおよび、または
同金属導体と、同光ファイバおよび、または同金属導体
が引張荷重下に置かれるのを防止するための引張部材と
をそなえた通信ケーブルが提供される。本発明の第2の
態様によれば、通信ケーブルのための引張部材が提供さ
れる。
れば、情報を伝送するための光ファイバおよび、または
同金属導体と、同光ファイバおよび、または同金属導体
が引張荷重下に置かれるのを防止するための引張部材と
をそなえた通信ケーブルが提供される。本発明の第2の
態様によれば、通信ケーブルのための引張部材が提供さ
れる。
【0006】引張部材は、鋼鉄製より線と、第1および
第2の合成材料とからなる。第1の合成材料は、融点が
150℃を超え、好ましくは180℃を超え、たとえば
200℃を超え、或いは210℃を超える。鋼鉄製より
線は、弾性率を少なくとも140,000N/mm2 、
好ましくは少なくとも150,000N/mm2 、最も
好ましくは少なくとも160,000N/mm2 とし
て、伸びの程度を制限する。鋼鉄製より線は、心線と、
心線を包囲する少なくとも1層の層線とからなる。経済
的理由により、層線は1層のみであるのが好ましい。層
線と心線との間隙は、第1の合成材料で充填される。鋼
鉄製より線は、第2の合成材料の層で被覆される。第1
の合成材料による前記充填と、第2の合成材料の層によ
る前記被覆とは、引張部材の長さ方向で耐水性が得られ
るようなものである。
第2の合成材料とからなる。第1の合成材料は、融点が
150℃を超え、好ましくは180℃を超え、たとえば
200℃を超え、或いは210℃を超える。鋼鉄製より
線は、弾性率を少なくとも140,000N/mm2 、
好ましくは少なくとも150,000N/mm2 、最も
好ましくは少なくとも160,000N/mm2 とし
て、伸びの程度を制限する。鋼鉄製より線は、心線と、
心線を包囲する少なくとも1層の層線とからなる。経済
的理由により、層線は1層のみであるのが好ましい。層
線と心線との間隙は、第1の合成材料で充填される。鋼
鉄製より線は、第2の合成材料の層で被覆される。第1
の合成材料による前記充填と、第2の合成材料の層によ
る前記被覆とは、引張部材の長さ方向で耐水性が得られ
るようなものである。
【0007】「引張部材の長さ方向の耐水性」の用語に
よっては、必ずしも、引張部材のすべての断面において
泡が完全に除かれていると言うことが意味されているも
のではない。この用語は、水分が引張部材の長さ方向に
数センチメートル移動することが阻まれていることを意
味する。
よっては、必ずしも、引張部材のすべての断面において
泡が完全に除かれていると言うことが意味されているも
のではない。この用語は、水分が引張部材の長さ方向に
数センチメートル移動することが阻まれていることを意
味する。
【0008】本発明の文脈において、引張部材の長さ方
向における耐水性は、ドイツ工業規格DIN VDE
0472 Teil 811に従って測定される。
向における耐水性は、ドイツ工業規格DIN VDE
0472 Teil 811に従って測定される。
【0009】層線と心線との間隙を充填する第1の合成
材料は、溶融粘度が50ないし200パスカル・秒であ
ることが好ましい。
材料は、溶融粘度が50ないし200パスカル・秒であ
ることが好ましい。
【0010】第1の合成材料は、第2の合成材料と同一
のものでも、異なるものでもよい。
のものでも、異なるものでもよい。
【0011】第1の合成材料が第2の合成材料と同一の
ものである場合、ポリアミド(ナイロンなど)またはポ
リエステルとすることができる。第1の合成材料が第2
の合成材料と異なるものである場合、第1の合成材料を
ホットメルト重合体(hot melt polymer)とし、第2の材
料をポリアミド(ナイロンなど)またはポリエステルと
することができる。他の実施例では、第1の合成材料は
ポリアミドで、第2の合成材料はポリエチレンである。
ものである場合、ポリアミド(ナイロンなど)またはポ
リエステルとすることができる。第1の合成材料が第2
の合成材料と異なるものである場合、第1の合成材料を
ホットメルト重合体(hot melt polymer)とし、第2の材
料をポリアミド(ナイロンなど)またはポリエステルと
することができる。他の実施例では、第1の合成材料は
ポリアミドで、第2の合成材料はポリエチレンである。
【0012】第3の合成材料から成る第2の層を、第1
の層の周りに設けることができる。この第3の合成材料
は、ポリエチレンでよい。しかし、この実施例は、コス
トが増大するという欠点を有する。
の層の周りに設けることができる。この第3の合成材料
は、ポリエチレンでよい。しかし、この実施例は、コス
トが増大するという欠点を有する。
【0013】引張部材の伸びをできるだけ制限するため
に、少なくとも1本の層線が心線と、鋼鉄同士で接触し
ていることが好ましい。鋼鉄製より線のツイストピッチ
は、同じ理由により、また残留ねじれの数(一端を固定
し、他端を回転自由端としたときの単位長さ当りの回転
数を、長さ6m当りの回転数で示す。number of residu
al torsions)を制限するため、心線の直径の20倍を超
えるのが好ましい。引張部材の弾性伸びは、1.5%未
満、破断時の全伸び(total elongation)は2.8%未満
であることが好ましい。
に、少なくとも1本の層線が心線と、鋼鉄同士で接触し
ていることが好ましい。鋼鉄製より線のツイストピッチ
は、同じ理由により、また残留ねじれの数(一端を固定
し、他端を回転自由端としたときの単位長さ当りの回転
数を、長さ6m当りの回転数で示す。number of residu
al torsions)を制限するため、心線の直径の20倍を超
えるのが好ましい。引張部材の弾性伸びは、1.5%未
満、破断時の全伸び(total elongation)は2.8%未満
であることが好ましい。
【0014】心線および層線の直径は、0.50ないし
2.0mmの範囲にある。
2.0mmの範囲にある。
【0015】心線と層線とは、必ずしも黄銅、銅、亜
鉛、または亜鉛合金などの金属コーティングで被覆され
ている必要はない。心線と層線とのうちのいくつかが、
2.5g/m2 以下、たとえば1g/m2 或は1.5g
/m2 のリン酸塩で被覆されるのは好ましい。
鉛、または亜鉛合金などの金属コーティングで被覆され
ている必要はない。心線と層線とのうちのいくつかが、
2.5g/m2 以下、たとえば1g/m2 或は1.5g
/m2 のリン酸塩で被覆されるのは好ましい。
【0016】層線が一層のみの場合に第1の合成材料が
鋼鉄製より線中に浸透するのを容易にするために、層線
は少なくとも3%、好ましくは少なくとも5%の開度(o
penness)を有することができる。本明細書では、開度は
次のように定義される。
鋼鉄製より線中に浸透するのを容易にするために、層線
は少なくとも3%、好ましくは少なくとも5%の開度(o
penness)を有することができる。本明細書では、開度は
次のように定義される。
【0017】
【数1】
【0018】本発明の好ましい一実施例では、鋼鉄製よ
り線は、1層の6本の層線を有する。心線及び層線の直
径は、すべて0.50ないし2.0mm、好ましくは
0.70ないし1.60mmの範囲にある。6本の層線
の場合、層線の直径に対する心線の直径の比は、1.0
2ないし1.30、好ましくは1.05ないし1.20
の範囲にある。その下限は必要な開度を与えるために必
要であり、上限は構造の安定性を考慮して課されるもの
である。
り線は、1層の6本の層線を有する。心線及び層線の直
径は、すべて0.50ないし2.0mm、好ましくは
0.70ないし1.60mmの範囲にある。6本の層線
の場合、層線の直径に対する心線の直径の比は、1.0
2ないし1.30、好ましくは1.05ないし1.20
の範囲にある。その下限は必要な開度を与えるために必
要であり、上限は構造の安定性を考慮して課されるもの
である。
【0019】鋼鉄製より線の破断荷重は、5000N以
上、好ましくは7000N以上、たとえば8000N以
上である。より合わせた鋼鉄製より線(twisted steel s
trand)の引張強さは、1400N/mm2 以上、好まし
くは1500N/mm2 以上、たとえば1550N/m
m2 以上である。
上、好ましくは7000N以上、たとえば8000N以
上である。より合わせた鋼鉄製より線(twisted steel s
trand)の引張強さは、1400N/mm2 以上、好まし
くは1500N/mm2 以上、たとえば1550N/m
m2 以上である。
【0020】合成材料の1ないし複数の層と共に前記よ
り合わせた鋼鉄製より線は、残留ねじれ(residual tors
ions) を免れる。すなわち引張部材は残留ねじれを免れ
る。
り合わせた鋼鉄製より線は、残留ねじれ(residual tors
ions) を免れる。すなわち引張部材は残留ねじれを免れ
る。
【0021】鋼鉄製より線は、ケーブルの中心に位置し
てよい。
てよい。
【0022】本発明の第3の態様によれば、通信ケーブ
ル用引張部材の製造方法が与えられる。この方法は、下
記の工程からなるものである。 (イ)鋼線を引張部材の心線として準備し、(ロ)1層
の層線を、弾性率が少なくとも140,000N/mm
2 の鋼鉄製より線が得られるように、心線の周囲に設
け、(ハ)鋼鉄製より線の心線と同・層線との間隙を、
融点が150℃を超える第1の合成材料で充填し、
(ニ)充填した鋼鉄製より線を、ポリエチレンなど、第
2の合成材料で被覆する。
ル用引張部材の製造方法が与えられる。この方法は、下
記の工程からなるものである。 (イ)鋼線を引張部材の心線として準備し、(ロ)1層
の層線を、弾性率が少なくとも140,000N/mm
2 の鋼鉄製より線が得られるように、心線の周囲に設
け、(ハ)鋼鉄製より線の心線と同・層線との間隙を、
融点が150℃を超える第1の合成材料で充填し、
(ニ)充填した鋼鉄製より線を、ポリエチレンなど、第
2の合成材料で被覆する。
【0023】心線と層線との間隙を第1の合成材料で充
填する1つの可能な方法は、下記特性を有する合成材料
で第1の比較的薄い層を形成することである。 (1)鋼鉄製より線の金属表面との接着が良好である。 (2)製造時の温度条件および圧力条件の下で、鋼鉄製
より線の心線まで浸透する粘度である。 本態様における合成材料の例は、ナイロンまたはポリエ
ステルであり、鋼鉄製より線の周囲に押出しを行う。本
態様における他の合成材料の例は、適当なホットメルト
重合体であり、より合わせ工程中に鋼鉄製より線中に注
入される。その結果、より合わせた鋼鉄製より線の中
で、ホットメルト重合体が心線と接触し、層線同士の間
隙を充填する。
填する1つの可能な方法は、下記特性を有する合成材料
で第1の比較的薄い層を形成することである。 (1)鋼鉄製より線の金属表面との接着が良好である。 (2)製造時の温度条件および圧力条件の下で、鋼鉄製
より線の心線まで浸透する粘度である。 本態様における合成材料の例は、ナイロンまたはポリエ
ステルであり、鋼鉄製より線の周囲に押出しを行う。本
態様における他の合成材料の例は、適当なホットメルト
重合体であり、より合わせ工程中に鋼鉄製より線中に注
入される。その結果、より合わせた鋼鉄製より線の中
で、ホットメルト重合体が心線と接触し、層線同士の間
隙を充填する。
【0024】本発明の第4の態様によれば、通信ケーブ
ル用の引張部材の製造方法が与えられる。この方法は、
下記の工程からなるものである。 (イ)鋼線を引張部材の心線として準備し、(ロ)上記
心線を、融点が150℃を超える第1の合成材料、例え
ばポリアミド或はポリエステルで被覆し、(ハ)前記の
ように被覆された心線の周囲に1層の層線を、より線が
得られるように設け、(ニ)得られたより線を予熱し
て、前記第1の合成材料を軟化させ、(ホ)予熱された
より線をポリエチレンなどの第2の合成材料で被覆す
る。
ル用の引張部材の製造方法が与えられる。この方法は、
下記の工程からなるものである。 (イ)鋼線を引張部材の心線として準備し、(ロ)上記
心線を、融点が150℃を超える第1の合成材料、例え
ばポリアミド或はポリエステルで被覆し、(ハ)前記の
ように被覆された心線の周囲に1層の層線を、より線が
得られるように設け、(ニ)得られたより線を予熱し
て、前記第1の合成材料を軟化させ、(ホ)予熱された
より線をポリエチレンなどの第2の合成材料で被覆す
る。
【0025】
【実施例】図1は、中心に引張部材を有する通信ケーブ
ル10の断面を示す。引張部材は、より合わせ工程の前
にナイロン・コーティング13とともに押出しされた、
直径1.10mmの心線12を有する。引張部材はさら
に、直径0.95mmの6本の層線14を有する。層線
14は、ナイロン・コーティング13に一部くい込み、
時には心線12と鋼鉄同士接触する。層線14のより合
わせピッチ(twist pitch) は38mmである。このよう
に形成したより線(12、13、14)は、直径が約
3.20mmになるまでポリエステルの第1の層16で
被覆されている。ポリエチレンの第2の層18が、層1
6の周囲に形成される。合成材料2層を含めた引張部材
の直径は、3.90mmとなる。
ル10の断面を示す。引張部材は、より合わせ工程の前
にナイロン・コーティング13とともに押出しされた、
直径1.10mmの心線12を有する。引張部材はさら
に、直径0.95mmの6本の層線14を有する。層線
14は、ナイロン・コーティング13に一部くい込み、
時には心線12と鋼鉄同士接触する。層線14のより合
わせピッチ(twist pitch) は38mmである。このよう
に形成したより線(12、13、14)は、直径が約
3.20mmになるまでポリエステルの第1の層16で
被覆されている。ポリエチレンの第2の層18が、層1
6の周囲に形成される。合成材料2層を含めた引張部材
の直径は、3.90mmとなる。
【0026】保護外装22を有する何本かの銅の導体2
0と、ポリエチレン被覆26を有する何本かの光ファイ
バ24とが、中央の引張部材の周囲に配置される。全体
が紙テープおよび、またはアルミニウム箔28と、ポリ
エチレン外装30とで保護される。
0と、ポリエチレン被覆26を有する何本かの光ファイ
バ24とが、中央の引張部材の周囲に配置される。全体
が紙テープおよび、またはアルミニウム箔28と、ポリ
エチレン外装30とで保護される。
【0027】図2は、本発明による引張部材の、幾分詳
細な断面を示す。引張部材は、第1の合成材料であるナ
イロンの層13で被覆された心線12を有する。心線1
2とナイロン層13との間には、1cmより大きい長さ
方向の空洞はない。
細な断面を示す。引張部材は、第1の合成材料であるナ
イロンの層13で被覆された心線12を有する。心線1
2とナイロン層13との間には、1cmより大きい長さ
方向の空洞はない。
【0028】心線の直径より幾分小さい直径の6本の層
線14が、心線12の周囲により合わされ、比較的柔ら
かいナイロン層13に少なくとも部分的にくい込み、こ
れによりナイロン層13と層線14との間の長さ方向の
空洞を防止し、従って、層線14は円周方向に移動でき
なくなるため、安定な鋼鉄製より線構造を形成する。第
2の合成材料としてのポリエチレンの層16が、上記よ
り線を被覆する。一方のポリエチレン層16と、他方の
ナイロン層13または層線14との間に、1cmより大
きい長さ方向の空洞は存在しない。
線14が、心線12の周囲により合わされ、比較的柔ら
かいナイロン層13に少なくとも部分的にくい込み、こ
れによりナイロン層13と層線14との間の長さ方向の
空洞を防止し、従って、層線14は円周方向に移動でき
なくなるため、安定な鋼鉄製より線構造を形成する。第
2の合成材料としてのポリエチレンの層16が、上記よ
り線を被覆する。一方のポリエチレン層16と、他方の
ナイロン層13または層線14との間に、1cmより大
きい長さ方向の空洞は存在しない。
【0029】第1の合成材料が第2の合成材料と同一の
場合の例は次のとおりである。ポリアミド層を被覆した
直径0.70mmの心線、心線周囲の6本の直径0.6
5mmの層線、および外径が2.10mmに達するよう
にしたポリアミドの外層。この実施例は、非常に曲げや
すさがあるという利点を有する。
場合の例は次のとおりである。ポリアミド層を被覆した
直径0.70mmの心線、心線周囲の6本の直径0.6
5mmの層線、および外径が2.10mmに達するよう
にしたポリアミドの外層。この実施例は、非常に曲げや
すさがあるという利点を有する。
【0030】次のワイヤ・ロッド組成は、引張部材の鋼
線用として適している。炭素含有率0.40ないし0.
80%、マンガン含有率0.30ないし0.80%、シ
リコン含有率0.15ないし0.40%、イオウおよび
リンそれぞれの最大含有率0.050%。
線用として適している。炭素含有率0.40ないし0.
80%、マンガン含有率0.30ないし0.80%、シ
リコン含有率0.15ないし0.40%、イオウおよび
リンそれぞれの最大含有率0.050%。
【0031】通信ケーブル用の引張部材を製造する実施
可能な方法の一つは、次のようないくつかの工程からな
る。鋼線をリン酸塩処理(phosphatizing) し、鋼線を最
終の直径になるまで引抜きし、鋼線を脱脂し、心線をナ
イロンまたはポリエステルとともに押出しし、鋼線を管
状より線機(tubular stranding machine) または二重よ
り線機(double-twisting machine) によりより合わせ、
より合わせたより線を予熱してナイロンまたはポリエス
テルの層を軟化させ、予熱したより線をポリエチレンの
層とともに押出しする。残留ねじれの除去は、押出しの
前の過剰により合わせる操作による便利な方法で行うこ
とができる。第1の合成材料への、層線の部分的なくい
込みは、より合わせた鋼鉄製のより線を、ケーブリング
・ダイ(cabling die) を通過させて、心線の鋼鉄に接触
するまで半径方向に圧縮することにより行うことができ
る。
可能な方法の一つは、次のようないくつかの工程からな
る。鋼線をリン酸塩処理(phosphatizing) し、鋼線を最
終の直径になるまで引抜きし、鋼線を脱脂し、心線をナ
イロンまたはポリエステルとともに押出しし、鋼線を管
状より線機(tubular stranding machine) または二重よ
り線機(double-twisting machine) によりより合わせ、
より合わせたより線を予熱してナイロンまたはポリエス
テルの層を軟化させ、予熱したより線をポリエチレンの
層とともに押出しする。残留ねじれの除去は、押出しの
前の過剰により合わせる操作による便利な方法で行うこ
とができる。第1の合成材料への、層線の部分的なくい
込みは、より合わせた鋼鉄製のより線を、ケーブリング
・ダイ(cabling die) を通過させて、心線の鋼鉄に接触
するまで半径方向に圧縮することにより行うことができ
る。
【0032】ポリエチレンとともに押出しする前に、よ
り合わせたより線を予熱するのは、ナイロンまたはポリ
エステルとポリエチレンとの接触を良好にし、長さ方向
の空洞の形成を防止するためである。
り合わせたより線を予熱するのは、ナイロンまたはポリ
エステルとポリエチレンとの接触を良好にし、長さ方向
の空洞の形成を防止するためである。
【0033】上記の構造的安定性の利点に加えて、(鋼
鉄製より線のより合わせ工程後に層線と心線との間隙を
充填する代わりに)心線を予めナイロンまたはポリエス
テルでコーティングすることは、次の利点をも有する。
すなわち、心線と層線との間隙がすでに充填されている
ので、鋼鉄製より線の周囲に合成材料の層を形成する押
出し工程の間に、加工圧力を減少させ、線速度(linear
speed)を増大させることができる。
鉄製より線のより合わせ工程後に層線と心線との間隙を
充填する代わりに)心線を予めナイロンまたはポリエス
テルでコーティングすることは、次の利点をも有する。
すなわち、心線と層線との間隙がすでに充填されている
ので、鋼鉄製より線の周囲に合成材料の層を形成する押
出し工程の間に、加工圧力を減少させ、線速度(linear
speed)を増大させることができる。
【0034】2層以上の合成材料を鋼鉄製より線の周囲
に押出しする場合は、共押出し装置(co-extrusion equi
pment)を使用することができる。
に押出しする場合は、共押出し装置(co-extrusion equi
pment)を使用することができる。
【0035】ナイロンまたはポリエステルの層を、より
合わせ工程の前に心線の上に形成しない場合、および、
押出し中に合成材料が十分に心線まで浸透せず、100
%の耐水性が得られない場合には、下記の対策の内の1
つまたはそれ以上を、単独に、または組み合わせて実施
することができる。 (1)加工圧力の上昇 (2)長い押出しヘッド(extruder head) の使用 (3)鋼鉄製より線の線速度の低下
合わせ工程の前に心線の上に形成しない場合、および、
押出し中に合成材料が十分に心線まで浸透せず、100
%の耐水性が得られない場合には、下記の対策の内の1
つまたはそれ以上を、単独に、または組み合わせて実施
することができる。 (1)加工圧力の上昇 (2)長い押出しヘッド(extruder head) の使用 (3)鋼鉄製より線の線速度の低下
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
引張部材を、長さ方向に耐水性を有し、弾性伸びが小さ
く、かつ、低コストとした通信ケーブルが提供される。
引張部材を、長さ方向に耐水性を有し、弾性伸びが小さ
く、かつ、低コストとした通信ケーブルが提供される。
【図1】2層の合成材料を引張部材が有し、心線が第1
の合成材料で被覆された、本発明による通信ケーブルの
断面図である。
の合成材料で被覆された、本発明による通信ケーブルの
断面図である。
【図2】心線の周囲に第1の合成材料を有し、層線の周
囲に第2の合成材料の層を有する、本発明の通信ケーブ
ル用引張部材の断面図である。
囲に第2の合成材料の層を有する、本発明の通信ケーブ
ル用引張部材の断面図である。
10 通信ケーブル 12 心線 13 ナイロン・コーティング 14 層線 16 第1の層 18 第2の層 20 銅の導体 22 保護外装 24 光ファイバ 26 ポリエチレン被覆 30 ポリエチレン外装
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェラール・ヴァンデワレ ベルギー国、ベー 8540 デールライク、 オリーベルクストラート 46 (72)発明者 ヨハン・ヴェイス ベルギー国、ベー 9700 オウデナール デ、ホンゲライエ 31
Claims (25)
- 【請求項1】 情報伝送用の光ファイバおよび同金属導
体、又はその一方と、 同光ファイバおよび同金属導体、又はその一方が引張荷
重下に置かれるのを防止するための引張部材とを備え、 前記引張部材が鋼鉄製より線および第1ならびに第2の
合成材料から成り、同第1の合成材料の融点が150℃
を超え、 前記鋼鉄製より線が少なくとも140,000N/mm
2 の弾性率を有し、かつ、心線および該心線を囲む少な
くとも1層の層線を有し、 前記層線と前記心線との間隙が前記第1の合成材料で充
填され、 前記鋼鉄製より線が前記第2の合成材料の層で被覆さ
れ、 前記第1の合成材料による充填と、前記第2の合成材料
の層による被覆とが、前記引張部材の長さ方向で耐水性
が得られるようなものであることを特徴とする通信ケー
ブル。 - 【請求項2】 前記第1の合成材料が前記第2の合成材
料と同一であることを特徴とする、請求項1の通信ケー
ブル。 - 【請求項3】 前記第1の合成材料がポリアミドまたは
ポリエステルであることを特徴とする、請求項2の通信
ケーブル。 - 【請求項4】 前記第1の合成材料が前記第2の合成材
料と異なることを特徴とする、請求項1の通信ケーブ
ル。 - 【請求項5】 前記第1の合成材料がホットメルト重合
体であり、前記第2の合成材料がポリアミドまたはポリ
エステルであることを特徴とする、請求項4の通信ケー
ブル。 - 【請求項6】 前記第1の合成材料がポリアミドであ
り、前記第2の合成材料がポリエチレンであることを特
徴とする、請求項4の通信ケーブル。 - 【請求項7】 前記第1の合成材料の溶融粘度が50な
いし200パスカル・秒であることを特徴とする、請求
項1ないし6の何れかに記載の通信ケーブル。 - 【請求項8】 前記引張部材を包囲し、かつ第3の合成
材料から成る第2の層を前記引張部材がさらにそなえた
ことを特徴とする、請求項1ないし7の何れかに記載の
通信ケーブル。 - 【請求項9】 前記第3の合成材料がポリエチレンであ
ることを特徴とする、請求項8の通信ケーブル。 - 【請求項10】 前記層線の少なくとも1本が、前記心
線と鋼鉄同士の接触をしていることを特徴とする、請求
項1ないし9の何れかに記載の通信ケーブル。 - 【請求項11】 前記心線の直径と前記層線の直径と
が、0.50ないし2.0mmであることを特徴とす
る、請求項1ないし10の何れかに記載の通信ケーブ
ル。 - 【請求項12】 1層のみの前記層線が設けられ、同層
線が少なくとも3%の開度を有することを特徴とする、
請求項1ないし11の何れかに記載の通信ケーブル。 - 【請求項13】 前記鋼鉄製より線が、6本の前記層線
の1層のみを有することを特徴とする、請求項1ないし
12の何れかに記載の通信ケーブル。 - 【請求項14】 前記層線の直径に対する前記心線の直
径の比が、1.02ないし1.30の範囲にあることを
特徴とする、請求項13の通信ケーブル。 - 【請求項15】 前記鋼鉄製より線のツイストピッチ
が、前記心線の直径の20倍を超えることを特徴とす
る、請求項1ないし14の何れかに記載の通信ケーブ
ル。 - 【請求項16】 前記鋼鉄製より線の鋼線のうち少なく
とも幾本かが、2.5g/m2 以下のリン酸塩で被覆さ
れたことを特徴とする、請求項1ないし15の何れかに
記載の通信ケーブル。 - 【請求項17】 前記鋼鉄製より線の破断荷重が、少な
くとも5000Nであることを特徴とする、請求項1な
いし16の何れかに記載の通信ケーブル。 - 【請求項18】 前記鋼鉄製より線の引張強さが、少な
くとも1400N/mm2 であることを特徴とする、請
求項1ないし17の何れかに記載の通信ケーブル。 - 【請求項19】 前記引張部材の弾性伸びが、1.5%
未満であることを特徴とする、請求項1ないし18の何
れかに記載の通信ケーブル。 - 【請求項20】 前記引張部材の破断時の全伸びが、
2.8%未満であることを特徴とする、請求項1ないし
19の何れかに記載の通信ケーブル。 - 【請求項21】 前記引張部材が、残留ねじれを免れて
いることを特徴とする、請求項1ないし20の何れかに
記載の通信ケーブル。 - 【請求項22】 鋼鉄製より線および第1ならびに第2
の合成材料から成り、同第1の合成材料の融点が150
℃を超え、 前記鋼鉄製より線が少なくとも140,000N/mm
2 の弾性率を有し、かつ、心線および該心線を囲む少な
くとも1層の層線を有し、 前記層線と前記心線との間に接触があり、 前記層線と前記心線との間隙が前記第1の合成材料で充
填され、 前記鋼鉄製より線が前記第2の合成材料の層で被覆さ
れ、 前記第1の合成材料による充填と、前記第2の合成材料
の層による被覆とが、前記引張部材の長さ方向で耐水性
が得られるようなものであることを特徴とする通信ケー
ブル用引張部材。 - 【請求項23】(イ)鋼線を引張部材の心線として準備
する工程と、(ロ)1層の層線を、弾性率が少なくとも
140,000N/mm2 の鋼鉄製より線が得られるよ
うに、心線の周囲に設ける工程と、(ハ)鋼鉄製より線
の心線と同・層線との間隙を、融点が150℃を超える
第1の合成材料で充填する工程と、(ニ)充填した鋼鉄
製より線を第2の合成材料で被覆する工程とから成るこ
とを特徴とする、長さ方向で耐水性を有する通信ケーブ
ル用引張部材の製造方法。 - 【請求項24】(イ)鋼線を引張部材の心線として準備
する工程と、(ロ)前記心線を、融点が150℃を超え
る第1の合成材料で被覆する工程と、(ハ)前記のよう
に被覆された心線の周囲に1層の層線を、より線が得ら
れるように設ける工程と、(ニ)得られたより線を第2
の合成材料で被覆する工程とから成ることを特徴とす
る、通信ケーブル用引張部材の製造方法。 - 【請求項25】 前記より線を第2の合成材料で被覆す
る前に同より線を予熱して前記第1の合成材料を軟化さ
せることを特徴とする、請求項24の通信ケーブル用引
張部材の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP93870030 | 1993-02-26 | ||
BE93870030.9 | 1993-02-26 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06302225A true JPH06302225A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=8215321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6049841A Pending JPH06302225A (ja) | 1993-02-26 | 1994-02-23 | 通信ケーブル、通信ケーブル用引張部材及び同部材の製造方法 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5408560A (ja) |
JP (1) | JPH06302225A (ja) |
KR (1) | KR940020435A (ja) |
AT (1) | ATE153473T1 (ja) |
CA (1) | CA2114870A1 (ja) |
CZ (1) | CZ284127B6 (ja) |
DE (2) | DE614197T1 (ja) |
ES (1) | ES2105488T5 (ja) |
NO (1) | NO310047B1 (ja) |
PL (1) | PL302390A1 (ja) |
ZA (1) | ZA94739B (ja) |
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-
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- 1994-02-03 CA CA002114870A patent/CA2114870A1/en not_active Abandoned
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