JPH06300303A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
- Publication number
- JPH06300303A JPH06300303A JP5088658A JP8865893A JPH06300303A JP H06300303 A JPH06300303 A JP H06300303A JP 5088658 A JP5088658 A JP 5088658A JP 8865893 A JP8865893 A JP 8865893A JP H06300303 A JPH06300303 A JP H06300303A
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- Japan
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- heat exchanger
- air conditioner
- refrigerant pipe
- pipe line
- aluminum
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 空調機本体の冷媒配管から熱交換器へ結露に
よって生ずる水滴が落下すると，配管からの水滴に含ま
れる銅イオンによりアルミ製の熱交換器が電気腐食を起
さないようにする。 【構成】 空調機本体と圧縮機，アルミニウム又はアル
ミニウム合金製の熱交換器６及びこの熱交換器６に接続
された銅又は銅合金製の冷媒配管７を含む冷凍サイクル
ユニットとを空調機本体に固定する固定部材１１とから
なり，冷媒配管７の熱交換器６の上方に位置する部分全
体を，熱交換器６から冷媒配管７に向って下方に傾斜す
る水滴落下防止配管部９とし，水滴は配管を伝わって下
方に流れるようにし，銅イオンによる熱交換器６の電気
腐食を防止する。
よって生ずる水滴が落下すると，配管からの水滴に含ま
れる銅イオンによりアルミ製の熱交換器が電気腐食を起
さないようにする。 【構成】 空調機本体と圧縮機，アルミニウム又はアル
ミニウム合金製の熱交換器６及びこの熱交換器６に接続
された銅又は銅合金製の冷媒配管７を含む冷凍サイクル
ユニットとを空調機本体に固定する固定部材１１とから
なり，冷媒配管７の熱交換器６の上方に位置する部分全
体を，熱交換器６から冷媒配管７に向って下方に傾斜す
る水滴落下防止配管部９とし，水滴は配管を伝わって下
方に流れるようにし，銅イオンによる熱交換器６の電気
腐食を防止する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和機に関し、更
に詳しくは空気調和機本体と、この本体に固定され圧縮
機、熱交換器及び冷媒配管を含む冷凍サイクルユニット
からなる除湿機のごとき空気調和機に関する。
に詳しくは空気調和機本体と、この本体に固定され圧縮
機、熱交換器及び冷媒配管を含む冷凍サイクルユニット
からなる除湿機のごとき空気調和機に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】除湿機
の冷凍サイクルユニットとしての熱交換器、例えば蒸発
器にはアルミニウム又はアルミニウム合金製管及びフィ
ンが用いられ、一方熱交換器同志や熱交換器と圧縮機と
を接続する冷媒配管には銅又は銅合金製管が用いられる
ことが多い。
の冷凍サイクルユニットとしての熱交換器、例えば蒸発
器にはアルミニウム又はアルミニウム合金製管及びフィ
ンが用いられ、一方熱交換器同志や熱交換器と圧縮機と
を接続する冷媒配管には銅又は銅合金製管が用いられる
ことが多い。
【０００３】従って、これらの冷凍サイクルユニットで
は、冷媒配管から熱交換器へ結露によって生じる水滴が
落下すると、冷媒配管からの水滴には銅イオンが含まれ
るので、その水滴を受けたアルミニウム製の熱交換器に
電気腐食を起こすおそれがあった。
は、冷媒配管から熱交換器へ結露によって生じる水滴が
落下すると、冷媒配管からの水滴には銅イオンが含まれ
るので、その水滴を受けたアルミニウム製の熱交換器に
電気腐食を起こすおそれがあった。
【０００４】この電気腐食を防止するため、従来は冷媒
配管を熱交換器から遠ざけ、しかも上方に位置しないよ
うに配設していた。従って、冷媒配管の配設に自由度が
少なく、小形化のさまたげになると共にデザイン上の大
きな制約となっていた。
配管を熱交換器から遠ざけ、しかも上方に位置しないよ
うに配設していた。従って、冷媒配管の配設に自由度が
少なく、小形化のさまたげになると共にデザイン上の大
きな制約となっていた。
【０００５】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明は、空
気調和機本体と、圧縮機、アルミニウム又はアルミニウ
ム合金製の熱交換器及びこの熱交換器に接続された銅又
は銅合金製の冷媒配管を含む冷凍サイクルユニットと、
このユニットを空気調和機本体に固定する固定部材とか
らなり、冷媒配管の、熱交換器の上方に位置する部分全
体を、熱交換器から冷媒配管に向って下方に傾斜する水
滴落下防止配管部としてなる空気調和機である。
気調和機本体と、圧縮機、アルミニウム又はアルミニウ
ム合金製の熱交換器及びこの熱交換器に接続された銅又
は銅合金製の冷媒配管を含む冷凍サイクルユニットと、
このユニットを空気調和機本体に固定する固定部材とか
らなり、冷媒配管の、熱交換器の上方に位置する部分全
体を、熱交換器から冷媒配管に向って下方に傾斜する水
滴落下防止配管部としてなる空気調和機である。
【０００６】すなわちこの発明は、冷媒配管の熱交換器
の上方に位置する部分全体を、傾斜させることによっ
て、水滴が銅又は銅合金（例えば黄銅）製の冷媒配管か
らアルミニウム又はアルミニウム合金製の熱交換器へ落
下しないようにし（傾斜する冷媒配管を伝わって下方へ
流れるようにし）、それによって銅イオンによる熱交換
器の電気腐食を防止しようとするものである。
の上方に位置する部分全体を、傾斜させることによっ
て、水滴が銅又は銅合金（例えば黄銅）製の冷媒配管か
らアルミニウム又はアルミニウム合金製の熱交換器へ落
下しないようにし（傾斜する冷媒配管を伝わって下方へ
流れるようにし）、それによって銅イオンによる熱交換
器の電気腐食を防止しようとするものである。
【０００７】このような冷媒配管の水滴落下防止配管部
は、具体的には、熱交換器の上部を固定する上部固定部
材に、熱交換器の固定時に冷媒配管の特定部分を下方へ
押圧する押圧部を設けることによって極めて簡単な構成
にて形成できる。
は、具体的には、熱交換器の上部を固定する上部固定部
材に、熱交換器の固定時に冷媒配管の特定部分を下方へ
押圧する押圧部を設けることによって極めて簡単な構成
にて形成できる。
【０００８】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づいて、この発明
を詳述する。なお、これによってこの発明が限定される
ものではない。まず図４において空調調和機としての除
湿機（１）は、除湿機本体（２）と、この本体に固定さ
れた冷凍サイクルユニット（３）とから主としてなる。
を詳述する。なお、これによってこの発明が限定される
ものではない。まず図４において空調調和機としての除
湿機（１）は、除湿機本体（２）と、この本体に固定さ
れた冷凍サイクルユニット（３）とから主としてなる。
【０００９】冷凍サイクルユニット（３）は、圧縮機
（４）と、熱交換器としての凝縮器（５）及びアルミニ
ウム製の蒸発器（６）と、これらの熱交換器及び圧縮機
（４）の間を接続する銅製の冷媒配管（７）とから主と
してなる。なお、（８）は蒸発器（６）と冷媒配管
（７）との溶接による接続部である。
（４）と、熱交換器としての凝縮器（５）及びアルミニ
ウム製の蒸発器（６）と、これらの熱交換器及び圧縮機
（４）の間を接続する銅製の冷媒配管（７）とから主と
してなる。なお、（８）は蒸発器（６）と冷媒配管
（７）との溶接による接続部である。
【００１０】次いで、図４と共に図１〜２において、
（９）は冷媒配管（７）の水滴落下防止配管部であり、
蒸発器（６）の上方に位置する部分全体を、蒸発器
（６）から冷媒配管（７）に向かって下方に傾斜させ、
冷媒配管（７）の水滴が蒸発器（６）に落下しないよう
にし、それによって蒸発器（６）の電気腐食を防止す
る。もちろん蒸発器（６）の電気腐食は、蒸発器（６）
の熱交換効率を低下させると共に、冷媒のリークを生じ
させることもあり、この場合は冷凍機能、すなわち除湿
機能を失わせるものである。
（９）は冷媒配管（７）の水滴落下防止配管部であり、
蒸発器（６）の上方に位置する部分全体を、蒸発器
（６）から冷媒配管（７）に向かって下方に傾斜させ、
冷媒配管（７）の水滴が蒸発器（６）に落下しないよう
にし、それによって蒸発器（６）の電気腐食を防止す
る。もちろん蒸発器（６）の電気腐食は、蒸発器（６）
の熱交換効率を低下させると共に、冷媒のリークを生じ
させることもあり、この場合は冷凍機能、すなわち除湿
機能を失わせるものである。
【００１１】冷媒配管（７）の水滴落下防止配管部
（９）は、図３において、蒸発器（６）の上部をプラス
チックス成形品である上部固定部材（１０）によって本
体（２）に固定する際に、冷媒配管（７）の特定部分を
上部固定部材（１０）の略下向きコ字状押圧片部（１
１）によって上方から押圧することによって、冷媒配管
（７）の蒸発器（６）の上方に位置する部分全体を図
１、２及び図４のごとく傾斜させて形成される。なお、
蒸発器（６）の下部を本体（２）に固定する下部固定部
材は図示を省略する。
（９）は、図３において、蒸発器（６）の上部をプラス
チックス成形品である上部固定部材（１０）によって本
体（２）に固定する際に、冷媒配管（７）の特定部分を
上部固定部材（１０）の略下向きコ字状押圧片部（１
１）によって上方から押圧することによって、冷媒配管
（７）の蒸発器（６）の上方に位置する部分全体を図
１、２及び図４のごとく傾斜させて形成される。なお、
蒸発器（６）の下部を本体（２）に固定する下部固定部
材は図示を省略する。
【００１２】なお、アルミニウム材は通常表面にアルマ
イト加工（錆防止の為）が施してあるがアルミニウムに
銅イオン（Ｃｕ2+）を含んだ水滴がかかるとアルミニウ
ム材がイオン化傾向の違いにより、 ２Ａｌ＋３Ｃｕ2+→２Ａｌ3+＋３Ｃｕ となり、アルミニウムがイオン化するとされ、熱交換器
のアルマイト加工が不十分であったりすると、アルミニ
ウムのイオン化が進行し、アルミニウムの腐食をまねく
とされている（電池作用の発生）。
イト加工（錆防止の為）が施してあるがアルミニウムに
銅イオン（Ｃｕ2+）を含んだ水滴がかかるとアルミニウ
ム材がイオン化傾向の違いにより、 ２Ａｌ＋３Ｃｕ2+→２Ａｌ3+＋３Ｃｕ となり、アルミニウムがイオン化するとされ、熱交換器
のアルマイト加工が不十分であったりすると、アルミニ
ウムのイオン化が進行し、アルミニウムの腐食をまねく
とされている（電池作用の発生）。
【００１３】これに対してアルミニウムイオン（Ａ
ｌ3+）を含んだ水滴がアルミニウム材に接触しても、同
じ原子どうしであるために、アルミニウム材のＡｌ原子
はイオン化されない（電池回路が不成立）。
ｌ3+）を含んだ水滴がアルミニウム材に接触しても、同
じ原子どうしであるために、アルミニウム材のＡｌ原子
はイオン化されない（電池回路が不成立）。
【００１４】
【発明の効果】この発明によれば、熱交換器の上方に位
置する部分全体を傾斜させることによって、水滴が銅又
は銅合金製の冷媒配管からアルミニウム又はアルミニウ
ム合金製の熱交換器へ落下しないようにし、それによっ
て銅イオンによる熱交換器の電気腐食を防止しようとす
るものである。
置する部分全体を傾斜させることによって、水滴が銅又
は銅合金製の冷媒配管からアルミニウム又はアルミニウ
ム合金製の熱交換器へ落下しないようにし、それによっ
て銅イオンによる熱交換器の電気腐食を防止しようとす
るものである。
【図１】この発明の一実施例を示す除湿機の要部正面図
である。
である。
【図２】同じく要部側面図である。
【図３】熱交換器の固定方法を説明する分解説明図であ
る。
る。
【図４】この発明の一実施例を示す除湿機の全体構成概
略説明図である。
略説明図である。
１ 除湿機 ２ 除湿機本体 ３ 冷凍サイクルユニット ４ 圧縮機 ６ 蒸発器 ７ 冷媒配管 ９ 水滴落下防止配管部 １０ 上部固定部材 １１ 押圧片部
Claims (2)
- 【請求項１】 空気調和機本体と、圧縮機、アルミニウ
ム又はアルミニウム合金製の熱交換器及びこの熱交換器
に接続された銅又は銅合金製の冷媒配管を含む冷凍サイ
クルユニットと、このユニットを空気調和機本体に固定
する固定部材とからなり、 冷媒配管の、熱交換器の上方に位置する部分全体を、熱
交換器から冷媒配管に向って下方に傾斜する水滴落下防
止配管部としてなる空気調和機。 - 【請求項２】 空気調和機本体と、圧縮機、アルミニウ
ム又はアルミニウム合金製の熱交換器及びこの熱交換器
に接続された銅又は銅合金製の冷媒配管を含む冷凍サイ
クルユニットと、このユニットを空気調和機本体に固定
する固定部材とからなり、 固定部材は、熱交換器の上・下部を位置決め固定する上
・下部固定部材からなり、前記上部固定部材が冷媒配管
を押圧し、熱交換器の上方に位置する部分全体を熱交換
器から冷媒配管に向って下方に傾斜させる押圧部を備え
てなる空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5088658A JP2877658B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5088658A JP2877658B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 空気調和機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06300303A true JPH06300303A (ja) | 1994-10-28 |
| JP2877658B2 JP2877658B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=13948928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5088658A Expired - Fee Related JP2877658B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2877658B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010127516A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Sharp Corp | 空気調和機 |
| EP2423609A2 (en) | 2010-08-23 | 2012-02-29 | Mitsubishi Electric Corporation | Heat exchanger and air conditioner on which this heat exchanger is mounted |
| WO2013094386A1 (ja) | 2011-12-22 | 2013-06-27 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
| EP2620736A2 (en) | 2012-01-27 | 2013-07-31 | Mitsubishi Electric Corporation | Heat exchanger and air-conditioning apparatus having the same |
| JP2015140998A (ja) * | 2014-01-30 | 2015-08-03 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和機の室内ユニット |
| JP2020125854A (ja) * | 2019-02-01 | 2020-08-20 | 東芝キヤリア株式会社 | 冷凍サイクル装置の室外機 |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP5088658A patent/JP2877658B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010127516A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Sharp Corp | 空気調和機 |
| EP2423609A2 (en) | 2010-08-23 | 2012-02-29 | Mitsubishi Electric Corporation | Heat exchanger and air conditioner on which this heat exchanger is mounted |
| EP2423609A3 (en) * | 2010-08-23 | 2016-11-09 | Mitsubishi Electric Corporation | Heat exchanger and air conditioner on which this heat exchanger is mounted |
| WO2013094386A1 (ja) | 2011-12-22 | 2013-06-27 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
| KR20140105586A (ko) | 2011-12-22 | 2014-09-01 | 다이킨 고교 가부시키가이샤 | 공기 조화 장치 |
| US9581391B2 (en) | 2011-12-22 | 2017-02-28 | Daikin Industries, Ltd. | Air conditioning apparatus |
| EP2620736A2 (en) | 2012-01-27 | 2013-07-31 | Mitsubishi Electric Corporation | Heat exchanger and air-conditioning apparatus having the same |
| EP2620736A3 (en) * | 2012-01-27 | 2018-03-14 | Mitsubishi Electric Corporation | Heat exchanger and air-conditioning apparatus having the same |
| JP2015140998A (ja) * | 2014-01-30 | 2015-08-03 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和機の室内ユニット |
| JP2020125854A (ja) * | 2019-02-01 | 2020-08-20 | 東芝キヤリア株式会社 | 冷凍サイクル装置の室外機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2877658B2 (ja) | 1999-03-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |