JPH0630008B2 - ロボツトの制御方法 - Google Patents

ロボツトの制御方法

Info

Publication number
JPH0630008B2
JPH0630008B2 JP60197836A JP19783685A JPH0630008B2 JP H0630008 B2 JPH0630008 B2 JP H0630008B2 JP 60197836 A JP60197836 A JP 60197836A JP 19783685 A JP19783685 A JP 19783685A JP H0630008 B2 JPH0630008 B2 JP H0630008B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
hand
joint
jacobian matrix
velocity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60197836A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6258302A (ja
Inventor
知幸 増井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP60197836A priority Critical patent/JPH0630008B2/ja
Publication of JPS6258302A publication Critical patent/JPS6258302A/ja
Publication of JPH0630008B2 publication Critical patent/JPH0630008B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はロボットの制御方法に係り、特にロボットがど
のような姿勢にあっても確実に制御できるロボット制御
方法に関する。
〔発明の背景〕
多数の関節をもつ多自由度ロボットを制御する方法とし
て、直交座標系で与えられた手先の位置,速度を、各関
節の変位,速度に変換して関節を駆動するサーボモータ
を制御するものが、「関節形ロボットアームの冗長性の
解析とその優先順位を有する作業への応用」(花房他、
計測自動制御学会論文集第19巻5号1983,p421〜426)
と題する文献に示されている。この場合、手先の速度と
各関節の速度との関係は、n自由度ロボットではヤコビ
行列Jnを用いて次式で表される。
但しは手先の並進速度,回転速度を表す6次元ベクト
ル、 は各関節の速度をとしたとき[,…,
なるn次元ベクトルである。またヤコビ行列J
は、関節角θ,…θの関数で手先の位置ベクトル
を表わしたときの、その関数のヤコビ行列(6行n列)
であって、ロボットの関節角を与えるとその値が一意に
定まる。そこで、今ある状態でハンドの速度を与える
と、その時の関節角θ,…はわかっているからJnも決
っており、従って所要の関節速度ベクトル をそれが式(1)を満すように求めて制御が行われる。こ
のために式(1)を解いた次式が用いられる。
但し式(2)は6自由度ロボット(n=6)でかつヤコビ
行列が正則な場合に用いられ、Jn -1はJnの逆行列であ
る。6自由度ロボットであってもJ6が正則でない場合
(J6 -1が存在しない)や7自由度以上のロボット(n≧
7)の場合には式(3)により が求められる。但しJn *は一般化逆行列である。
次にロボットの特異姿勢について説明する。第4図に示
す関節形6自由度ロボットの関節102〜106の回転軸が平
行になった場合、ハンド100の速度に対し、各関節の速
度は一意には定まらない。ロボットがこのような姿勢に
あるときに、ロボットは特異姿勢をとっているという。
ロボットが特異姿勢にある場合、ヤコビ行列J6がフルラ
ンクでなくなる、即ち行列J6のランクが5又はそれ以下
になる。前述のJ6が正則でない場合というのもこの特異
姿勢の1例である。このような特異姿勢にあるときで
も、6自由度以上のロボットでは式(3)によってハンド
速度Sから関節速度 を計算できるが、5自由度以下(n≦5)の場合には有
効な方法はなかった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決すべく、n
が5以下の対偶を備えて5以下の自由度を有するロボッ
ト機構のハンドの位置および姿勢を制御する制御方法に
おいて、ロボット機構が特異姿勢となっても、ハンドを
所望の速度で運動させ得るロボットの制御方法を供する
にある。
〔発明の概要〕
上記目的達成のため、本発明は、nが5以下の対偶を備
えて5以下の自由度を有するロボット機構のハンドの位
置および姿勢を制御する制御方法において、ロボット機
構が特異姿勢となってヤコビ行列Jnのランク1が5以
下となったとき、m=6−1個の仮想の対偶モデルを決
定し、その対偶モデルに対応した列ベクトル(k,…
… …k)をヤコビ行列に付加することによりヤコ
ビ行列Hnのランクを6とし、このヤコビ行列Hnを用
いてハンドの速度指令値をロボット機構の各対偶の関
節速度指令値θ〜θに変換してロボット機構の各対
偶を駆動制御するようにしたものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を説明する。第2図は5自由度ロ
ボット301とその制御装置302を示しており、演算装置30
4は、検出部305により検出された関節の位置,速度と記
憶装置303にストアされた制御プログラムに従って、ロ
ボットの各関節を駆動するサーボモータ(図示せず)に
対する速度目標値(関節速度)を生成し、これがサーボ
アンプ306から出力されロボットのハンド307が制御され
る。
この速度目標値の生成の方法が本発明の特徴とするもの
であって、その実施例を第1図に、またロボットの概略
構造を第3図に示す。前述したように、ハンド速度と関
節速度の関係は式(1)で与えられ、このうちハンド速度
は制御プログラムにより与えられる(ステップ40
1)。即ち、制御プログラムはハンドをどのように動か
すのかを決定するもので、現在の関節の位置,速度から
どの方向へどれだけの速さで回転すべきか、つまりの
値を決定する。次のステップ402では、まず各関節501〜
505を駆動するサーボモータに装着されたパルスエンコ
ーダ(位置検出器、図示せず)のカウント値から関節角
度を検出し、その値から演算装置304がヤコビ行列J
(の各要素)を算出し、更にその行列Jのランクlを
計算する。次にステップ403でlの値をしらべl=5な
ら従来の処理へ移るが、l<5の場合にはロボットは特
異姿勢と判定されステップ404へ移る。まずステップ404
ではヤコビ行列Jからl個の独立な列ベクトル
…,を選び、さらにステップ405ではこれらの列ベ
クトルとは独立でそれら自身も互いに独立なm=6−l
個の列ベクトル,…,をつくって次式により新
たなヤコビ行列 H5=[j1,…,j5,…,]…(4) を生成する。この行列H5のランクはつくり方から明らか
なように6である。このように、ヤコビ行列をJ5に変わ
ってH5とすることは、第3図に示したようにロボットの
手先500に仮想的に関節(対偶)511〜51mを設けたのと
等価である。そして該仮想の関節(対偶)511〜51mの部
分のヤコビ行列をK=[,…,]、これらの
仮想の関節(対偶)の速度を とすると、第3図の仮想的なロボット先端部520の速度
で与えられる。今 とおくと式(4),(5)から である。
次のステップ406では、式(5)に従って仮想ハンド520の
速度を決定する。まず式(5)右辺の第1項はステップ4
01で求めたハンド速度であり与えられている。右辺第
2項のKm=[,…,]はやはりステップ405で
与えられている。右辺第2項の は仮想関節511〜51mの速度であるが、これらは仮想関節
511〜51mが関節501〜505の回転軸と平行でない(即ち
,…,がJ5の列ベクトルと独立)という条件が満
されていれば次ステップ407での計算が可能となるの
で、どのような値であってもハンド500の制御には関係
がない。従ってこれらは適当に値を与えればよく、そう
することによって式(5)からの値が決定できる。そし
てステップ407では今求めた速度とステップ405で定め
たヤコビ行列H5から を計算する。この場合、ヤコビ行列H5はそのランクが
6であるから、従来と同様に一般化逆行列 H5 *=H5 t(H5H5 t)-1……(8) を用いれば式(6)の により計算できる。即ち所望の,…,が算出で
きる。なおこれらの演算は演算装置304によって行わ
れ、算出されたロボット機構の各関節(対偶)の速度指
令値θ〜θに基づいて各関節のサーボモータが駆動
制御され、ロボット機構のハンドを所望の速度で運動さ
せることができる。
本実施例によれば、ロボットが特異姿勢にあっても、制
御プログラムから与えられたハンド速度から関節速度を
一意に決定できるため、特異姿勢において関節速度が決
定されるという問題を解決できる。また、関節速度は、
四則演算,ベクトル,行列演算のみで決定できるので、
特別なハードウェアを必要とせず、本実施例で示した一
般的なロボット制御装置をそのまま使うことができるの
で、従来使用されている制御装置のプログラムに本発明
の計算方法を組込むだけでよく、容易に実現可能であ
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、nが5以下の対偶を備えて5以下の自
由度を有するロボット機構のハンドの位置および姿勢を
制御する制御方法において、ロボット機構が特異姿勢と
なっても、通常行われている直交座標系におけるハンド
の速度指令値から、制御プログラムによりロボット機構
の各対偶の関節速度指令値を算出して各対偶を制御して
いることから、特異姿勢を意識することなくそのまま適
用し得、しかもハンドを所望の速度で運動させ得るとい
う効果を奏する。また、ロボットの種類が関節形以外の
スカラー形,直交形であってもよく、また、自由度の数
によらずに関節速度を同一の計算方式で算出できるの
で、制御するロボットが異なってもプログラム変更が不
要であり、汎用性の高い制御装置を構成できる。また、
関節速度は、数値演算のみで決定されるため、従来のマ
イクロコンピュータで実現可能であり、一般的なロボッ
ト制御装置で容易に実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による関節速度の計算方法を示すフロー
チャート、第2図は5自由度ロボットとその制御装置を
示す図、第3図は仮想関節を設けた5自由度ロボットの
構成図、第4図は6自由度ロボットの構成図である。 301…5自由度ロボット、302…制御装置、303…記憶装
置、304…演算装置、307,500…ハンド、501〜505…関
節、511〜51m…仮想関節、520…仮想ハンド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】nが5以下の対偶を備えて5以下の自由度
    を有するロボット機構のハンドの位置および姿勢を制御
    する制御方法において、ロボット機構が特異姿勢となっ
    てヤコビ行列Jnのランク1が5以下となったとき、m
    =6−1個の仮想の対偶モデルを決定し、その対偶モデ
    ルに対応した列ベクトル(k,… … …k)をヤ
    コビ行列に付加することによりヤコビ行列Hnのランク
    を6とし、このヤコビ行列Hnを用いてハンドの速度指
    令値をロボット機構の各対偶の関節速度指令値θ
    θに変換してロボット機構の各対偶を駆動制御するこ
    とを特徴とするロボットの制御方法。
JP60197836A 1985-09-09 1985-09-09 ロボツトの制御方法 Expired - Lifetime JPH0630008B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60197836A JPH0630008B2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09 ロボツトの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60197836A JPH0630008B2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09 ロボツトの制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6258302A JPS6258302A (ja) 1987-03-14
JPH0630008B2 true JPH0630008B2 (ja) 1994-04-20

Family

ID=16381148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60197836A Expired - Lifetime JPH0630008B2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09 ロボツトの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0630008B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6238628B2 (ja) 2013-08-06 2017-11-29 キヤノン株式会社 ロボット装置、ロボット制御方法、ロボット制御プログラム及びロボット装置を用いた部品の製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58114888A (ja) * 1981-12-28 1983-07-08 富士通株式会社 ロボツトの軌跡制御方式
JPS591181A (ja) * 1982-06-23 1984-01-06 富士通株式会社 ロボツトの軌跡制御方式
JPS5930690A (ja) * 1982-08-09 1984-02-18 株式会社日立製作所 冗長度を持つ多関節形ロボツトの制御方法
JPS6057408A (ja) * 1983-09-08 1985-04-03 Fujitsu Ltd ロボツトの軌跡制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6258302A (ja) 1987-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0086950B1 (en) Method of controlling an industrial robot
Wilson et al. Relative end-effector control using cartesian position based visual servoing
JP3207728B2 (ja) 冗長マニピュレータの制御方法
JPH079606B2 (ja) ロボット制御装置
JPS59218513A (ja) 工業用ロボツトの円弧制御法
KR20110041950A (ko) 여유자유도 제어를 이용한 로봇의 교시 및 재현 방법
JP2017124455A (ja) ロボット装置、ロボット制御方法、プログラム及び記録媒体
WO1992012473A1 (en) Method of correcting deflection of robot
JP2874238B2 (ja) 多関節形ロボットの制御方法
JPH0720941A (ja) 作業座標上で柔らかさを指定可能な柔軟なサーボ制御方法
Hayati et al. A unified teleoperated-autonomous dual-arm robotic system
JPH05345291A (ja) ロボットの動作範囲制限方式
JP2703767B2 (ja) ロボットの教示データ作成方法
JPH0693209B2 (ja) ロボツトの円弧補間姿勢制御装置
JPH02205489A (ja) マニピュレータのインピーダンス制御方式
JPH0630008B2 (ja) ロボツトの制御方法
JPH06332535A (ja) ロボットの制御装置
JPH0630012B2 (ja) 産業用ロボツトの制御方法
JPS62199383A (ja) ロボツトの制御方式
JP2594546B2 (ja) ロボツトの仮想内部モデルに基づく制御方法
WO1993017375A1 (en) Attitude control system for robots with redundant degree of freedom
JPS6327723B2 (ja)
JPS6010309A (ja) ロボツトハンドの経路補間方法
Tarn et al. A versatile experimental system for dual-arm planning and control
JPS60156107A (ja) ロボツトハンドの軌道修正方法