JPH06299807A - シリンダヘッドの構造 - Google Patents
シリンダヘッドの構造Info
- Publication number
- JPH06299807A JPH06299807A JP5157794A JP5157794A JPH06299807A JP H06299807 A JPH06299807 A JP H06299807A JP 5157794 A JP5157794 A JP 5157794A JP 5157794 A JP5157794 A JP 5157794A JP H06299807 A JPH06299807 A JP H06299807A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder head
- cam
- cam shaft
- intake
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 分割式シリンダヘッドのカムシャフトホルダ
の剛性を高め、併せてシリンダヘッドアセンブリの剛性
を高める。 【構成】 シリンダヘッドを下側シリンダヘッドと、下
側シリンダヘッドの上に載置固定され吸気及び排気用の
各カムシャフトを軸支するカムシャフトホルダとに二分
割した構造のシリンダヘッドにおけるカムシャフトホル
ダ32の向かい合う吸気及び排気側の各カムシャフトホ
ルダ部を連結してラダーフレーム構造としたものであ
る。
の剛性を高め、併せてシリンダヘッドアセンブリの剛性
を高める。 【構成】 シリンダヘッドを下側シリンダヘッドと、下
側シリンダヘッドの上に載置固定され吸気及び排気用の
各カムシャフトを軸支するカムシャフトホルダとに二分
割した構造のシリンダヘッドにおけるカムシャフトホル
ダ32の向かい合う吸気及び排気側の各カムシャフトホ
ルダ部を連結してラダーフレーム構造としたものであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダヘッドの構造
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】動弁機構として、エンジンの低回転域に
おける使いやすさ即ち、低速高トルクを保持しつつ高速
域におけるエンジンの出力トルクの向上を図るために、
プロフィールの異なる低速用と高速用の2種類のカムを
カムシャフトに設定し、エンジンの低速回転域では低速
用カムで、高速回転域では高速用カムでバルブを駆動す
るように油圧を利用して切り替えるようにした可変バル
ブタイミング機構がある。このような可変バルブタイミ
ング機構は、種々の構造のものが提案されており、本出
願人は、図12及び図13に示すような可変バルブタイ
ミング機構を提案している。
おける使いやすさ即ち、低速高トルクを保持しつつ高速
域におけるエンジンの出力トルクの向上を図るために、
プロフィールの異なる低速用と高速用の2種類のカムを
カムシャフトに設定し、エンジンの低速回転域では低速
用カムで、高速回転域では高速用カムでバルブを駆動す
るように油圧を利用して切り替えるようにした可変バル
ブタイミング機構がある。このような可変バルブタイミ
ング機構は、種々の構造のものが提案されており、本出
願人は、図12及び図13に示すような可変バルブタイ
ミング機構を提案している。
【0003】図12及び図13に示す可変バルブタイミ
ング機構1は、2本のバルブ2、3と、これらのバルブ
2、3を開閉するためのロッカシャフト4、4'と一体の
T型ロッカアーム5と、低速用ロッカアーム6、高速用
ロッカアーム7と、T型ロッカアーム5に内蔵され、当
該T型ロッカアーム5に低速用ロッカアーム6又は高速
用ロッカアーム7を選択的に結合するためのピストン
8、9及びカムシャフト13に設けられた低速用カム14、
高速用カム15等により構成されている。
ング機構1は、2本のバルブ2、3と、これらのバルブ
2、3を開閉するためのロッカシャフト4、4'と一体の
T型ロッカアーム5と、低速用ロッカアーム6、高速用
ロッカアーム7と、T型ロッカアーム5に内蔵され、当
該T型ロッカアーム5に低速用ロッカアーム6又は高速
用ロッカアーム7を選択的に結合するためのピストン
8、9及びカムシャフト13に設けられた低速用カム14、
高速用カム15等により構成されている。
【0004】T型ロッカアーム5の両端のロッカシャフ
ト4、4'は、ロッカシャフトジャーナル12、12' に回転
可能に軸支されており、ジャーナル12' 、ロッカシャフ
ト4'に設けられた油路4'a を通してピストン8に油圧P
が、ジャーナル12、ロッカシャフト4の油路4aを通して
ピストン9に油圧Pが夫々供給されるようになってい
る。
ト4、4'は、ロッカシャフトジャーナル12、12' に回転
可能に軸支されており、ジャーナル12' 、ロッカシャフ
ト4'に設けられた油路4'a を通してピストン8に油圧P
が、ジャーナル12、ロッカシャフト4の油路4aを通して
ピストン9に油圧Pが夫々供給されるようになってい
る。
【0005】低速用ロッカアーム6、高速用ロッカアー
ム7は、各基端の軸孔6a、7aに夫々T型のロッカアーム
5の両側のロッカシャフト4'、4が嵌合されて揺動可能
に軸支されており、各先端には夫々ローラベアリング1
0、11が軸支されている。これらのローラベアリング1
0、11は、夫々低速用カム14、高速用カム15に当接され
て転動する。
ム7は、各基端の軸孔6a、7aに夫々T型のロッカアーム
5の両側のロッカシャフト4'、4が嵌合されて揺動可能
に軸支されており、各先端には夫々ローラベアリング1
0、11が軸支されている。これらのローラベアリング1
0、11は、夫々低速用カム14、高速用カム15に当接され
て転動する。
【0006】エンジンの低速回転域においては、ピスト
ン8は、図13に示すようにスプリング17' のばね力に
よりピストン孔から押し出されてその先端が低圧用ロッ
カアーム6のピストン孔6bに嵌入する。これによりT型
ロッカアーム5に低速用ロッカアーム6が結合されて一
体となり、低速用カム14により当該低速用ロッカアーム
6、T型ロッカアーム5を介してバルブ2、3が駆動さ
れる。一方、高速用ロッカアーム4のピストン9は、図
13に示すようにスプリング17のばね力により後退され
てピストン孔内に引き込まれており、T型ロッカアーム
5との結合を解除されて自由に揺動可能とされている。
ン8は、図13に示すようにスプリング17' のばね力に
よりピストン孔から押し出されてその先端が低圧用ロッ
カアーム6のピストン孔6bに嵌入する。これによりT型
ロッカアーム5に低速用ロッカアーム6が結合されて一
体となり、低速用カム14により当該低速用ロッカアーム
6、T型ロッカアーム5を介してバルブ2、3が駆動さ
れる。一方、高速用ロッカアーム4のピストン9は、図
13に示すようにスプリング17のばね力により後退され
てピストン孔内に引き込まれており、T型ロッカアーム
5との結合を解除されて自由に揺動可能とされている。
【0007】エンジンが高速回転域に入ると、ロッカシ
ャフト4の油路4a(図13)に油圧が供給されてピスト
ン9がスプリング17のばね力に抗してピストン孔から押
し出され、その先端が高速用ロッカアーム7のピストン
孔7bに嵌入する。これにより高速用ロッカアーム7がT
型ロッカアーム5に結合されて一体となり、高速用カム
15により高速用ロッカアーム7、T型ロッカアーム5を
介してバルブ2、3が駆動される。
ャフト4の油路4a(図13)に油圧が供給されてピスト
ン9がスプリング17のばね力に抗してピストン孔から押
し出され、その先端が高速用ロッカアーム7のピストン
孔7bに嵌入する。これにより高速用ロッカアーム7がT
型ロッカアーム5に結合されて一体となり、高速用カム
15により高速用ロッカアーム7、T型ロッカアーム5を
介してバルブ2、3が駆動される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シリンダヘ
ッドを下側のシリンダヘッドと上側のカムシャフトホル
ダとに上下に二分割したタイプのシリンダヘッドに前記
構造の動弁機構を装備する場合、図14に示すようにカ
ムシャフトホルダ20は、吸、排気用のカムシャフトの各
ジャーナル部を軸支するためのカムジャーナル部20a 、
20'aが両側に所定の間隔で形成されていれば良く、図示
のような形状となる。
ッドを下側のシリンダヘッドと上側のカムシャフトホル
ダとに上下に二分割したタイプのシリンダヘッドに前記
構造の動弁機構を装備する場合、図14に示すようにカ
ムシャフトホルダ20は、吸、排気用のカムシャフトの各
ジャーナル部を軸支するためのカムジャーナル部20a 、
20'aが両側に所定の間隔で形成されていれば良く、図示
のような形状となる。
【0009】しかしながら、上記構造のカムシャフトホ
ルダ20は、両側の各カムジャーナル部20a 、20'aが離れ
ているために剛性が低く、これに伴いシリンダヘッドア
センブリの剛性も低下し、動弁系の信頼性が損なわれる
という問題がある。本発明は上述の点に鑑みてなされた
もので、分割式シリンダヘッドにおけるカムシャフトホ
ルダの剛性を高め、併せてシリンダヘッドアセンブリの
剛性を高めるようにしたシリンダヘッドの構造を提供す
ることを目的とする。
ルダ20は、両側の各カムジャーナル部20a 、20'aが離れ
ているために剛性が低く、これに伴いシリンダヘッドア
センブリの剛性も低下し、動弁系の信頼性が損なわれる
という問題がある。本発明は上述の点に鑑みてなされた
もので、分割式シリンダヘッドにおけるカムシャフトホ
ルダの剛性を高め、併せてシリンダヘッドアセンブリの
剛性を高めるようにしたシリンダヘッドの構造を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、シリンダヘッドを下側シリンダヘッ
ドと、当該下側シリンダヘッド上に載置固定されて吸気
及び排気用の各カムシャフトを軸支するカムシャフトホ
ルダとに二分割した構造のシリンダヘッドにおける前記
カムシャフトホルダの向かい合う吸気及び排気側の各カ
ムシャフトジャーナル部を連結してラダーフレーム構造
としたものである。
に本発明によれば、シリンダヘッドを下側シリンダヘッ
ドと、当該下側シリンダヘッド上に載置固定されて吸気
及び排気用の各カムシャフトを軸支するカムシャフトホ
ルダとに二分割した構造のシリンダヘッドにおける前記
カムシャフトホルダの向かい合う吸気及び排気側の各カ
ムシャフトジャーナル部を連結してラダーフレーム構造
としたものである。
【0011】
【作用】カムシャフトホルダは、向かい合う吸気側及び
排気側の各カムシャフトジャーナル部を連結してラダー
フレーム構造とされているために剛性が向上し、これに
伴いシリンダヘッドアセンブリ全体の剛性が向上しす
る。この結果、動弁系の的確な動作が長期に亘り確保さ
れる。
排気側の各カムシャフトジャーナル部を連結してラダー
フレーム構造とされているために剛性が向上し、これに
伴いシリンダヘッドアセンブリ全体の剛性が向上しす
る。この結果、動弁系の的確な動作が長期に亘り確保さ
れる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図1乃至図3において、シリンダヘッドアセ
ンブリ30は、上下二分割式のシリンダヘッドで、下側の
シリンダヘッド(以下単に「シリンダヘッド」という)
31と、上側のカムシャフトホルダ32と、カムキャップ33
及びロッカシャフトキャップ34とにより構成されてい
る。シリンダヘッド31上にはカムシャフトホルダ32が載
置され、更に当該カムシャフトホルダ32にはカムキャッ
プ33が載置される。これらのカムシャフトホルダ32及び
カムキャップ33は、ボルト35、36によりシリンダヘッド
31に固定される。また、カムシャフトホルダ32の下面に
はロッカシャフトキャップ34がボルト37により固定され
る。シリンダヘッド31には図3に示すように燃焼室31a
、吸気ポート31b 、排気ポート31c 等が形成されてお
り、燃焼室31a には吸気バルブ38、排気バルブ39及び点
火プラグ(図示せず)等が装着される。
詳述する。図1乃至図3において、シリンダヘッドアセ
ンブリ30は、上下二分割式のシリンダヘッドで、下側の
シリンダヘッド(以下単に「シリンダヘッド」という)
31と、上側のカムシャフトホルダ32と、カムキャップ33
及びロッカシャフトキャップ34とにより構成されてい
る。シリンダヘッド31上にはカムシャフトホルダ32が載
置され、更に当該カムシャフトホルダ32にはカムキャッ
プ33が載置される。これらのカムシャフトホルダ32及び
カムキャップ33は、ボルト35、36によりシリンダヘッド
31に固定される。また、カムシャフトホルダ32の下面に
はロッカシャフトキャップ34がボルト37により固定され
る。シリンダヘッド31には図3に示すように燃焼室31a
、吸気ポート31b 、排気ポート31c 等が形成されてお
り、燃焼室31a には吸気バルブ38、排気バルブ39及び点
火プラグ(図示せず)等が装着される。
【0013】カムシャフトホルダ32は、図4に示すよう
なラダーフレーム構造をなしており、長手方向の両側壁
32a 、32a'を連結するクロスバー32b が、カムシャフト
の各ジャーナルに対応する各位置に一体に形成されてい
る。これらの各クロスバー32b の上面の両側には、吸気
側のカムシャフトのカムジャーナル部32c 、排気側のカ
ムシャフトのカムジャーナル部32c'(図6、図7)が形
成されている。これらのカムジャーナル部32c 、32c'は
断面半円形をなしている。
なラダーフレーム構造をなしており、長手方向の両側壁
32a 、32a'を連結するクロスバー32b が、カムシャフト
の各ジャーナルに対応する各位置に一体に形成されてい
る。これらの各クロスバー32b の上面の両側には、吸気
側のカムシャフトのカムジャーナル部32c 、排気側のカ
ムシャフトのカムジャーナル部32c'(図6、図7)が形
成されている。これらのカムジャーナル部32c 、32c'は
断面半円形をなしている。
【0014】また、このカムシャトフホルダ32の下面に
は、吸気側のロッカシャフトを軸支するためのジャーナ
ル部32d 、排気側のロッカシャフトを軸支するためのジ
ャーナル部32d'が形成されている。これらのジャーナル
部32d 、32d'も断面半円形をなしている。このようにし
て、カムシャフトホルダ32は、吸気側、排気側の向かい
合うカムジャーナル部32c 、32c'を連結して一体に形成
されている。これによりカムシャフトホルダ32の剛性が
大幅に向上する。
は、吸気側のロッカシャフトを軸支するためのジャーナ
ル部32d 、排気側のロッカシャフトを軸支するためのジ
ャーナル部32d'が形成されている。これらのジャーナル
部32d 、32d'も断面半円形をなしている。このようにし
て、カムシャフトホルダ32は、吸気側、排気側の向かい
合うカムジャーナル部32c 、32c'を連結して一体に形成
されている。これによりカムシャフトホルダ32の剛性が
大幅に向上する。
【0015】カムキャップ33の(図2)下面にはクロス
バー32bの各カムジャーナル部32c、32c'と対応する位置
に夫々カムジャーナル部33c 、33c'が形成されている。
これらのカムジャーナル部33c 、33c'も断面半円形状を
なしている。そして、カムジャーナル部32c と33c 、32
c'と33c'とにより円形のカムジャーナル部が形成され
る。
バー32bの各カムジャーナル部32c、32c'と対応する位置
に夫々カムジャーナル部33c 、33c'が形成されている。
これらのカムジャーナル部33c 、33c'も断面半円形状を
なしている。そして、カムジャーナル部32c と33c 、32
c'と33c'とにより円形のカムジャーナル部が形成され
る。
【0016】ロッカシャフトキャップ34は、図8に示す
ようにラダーフレーム構造をなし、カムシャフトホルダ
32の各クロスバー32b と対応する複数のキャップ部34a
と、これらのキャップ部32の両側を連設する2本のビー
ム部34b 、34b'とが一体に形成されている。各キャップ
部34a の上面には、カムシャフトホルダ32の各ジャーナ
ル部32d 、32d'と対応する位置にロッカシャフトを軸支
するためのジャーナル部34d 、34d'が設けられている。
これらのジャーナル部34d 、34d'も断面半円形をなして
いる。そして、ジャーナル32d と34d、32d'と34d'とに
より円形のロッカシャフトジャーナル部が形成される。
そして、ロッカシャフトキャップ34の一側のビーム部34
b にはオイル通路34e が、他側のビーム部34b'にはオイ
ル通路34f 、34g' が設けられている。
ようにラダーフレーム構造をなし、カムシャフトホルダ
32の各クロスバー32b と対応する複数のキャップ部34a
と、これらのキャップ部32の両側を連設する2本のビー
ム部34b 、34b'とが一体に形成されている。各キャップ
部34a の上面には、カムシャフトホルダ32の各ジャーナ
ル部32d 、32d'と対応する位置にロッカシャフトを軸支
するためのジャーナル部34d 、34d'が設けられている。
これらのジャーナル部34d 、34d'も断面半円形をなして
いる。そして、ジャーナル32d と34d、32d'と34d'とに
より円形のロッカシャフトジャーナル部が形成される。
そして、ロッカシャフトキャップ34の一側のビーム部34
b にはオイル通路34e が、他側のビーム部34b'にはオイ
ル通路34f 、34g' が設けられている。
【0017】シリンダヘッド31、カムシャフトホルダ32
及びカムキャップ33にも第2図に示すように夫々オイル
通路31e 、31f 、32e 、32f 、33e 、33f 等が設けられ
ている。シリンダヘッド31のオイル通路31e は、図示し
ないオイルポンプに接続されており、当該オイルポンプ
から吐出されたオイルを、カムシャフトホルダ32のカム
ジャーナル部32c 、32c'に供給する。
及びカムキャップ33にも第2図に示すように夫々オイル
通路31e 、31f 、32e 、32f 、33e 、33f 等が設けられ
ている。シリンダヘッド31のオイル通路31e は、図示し
ないオイルポンプに接続されており、当該オイルポンプ
から吐出されたオイルを、カムシャフトホルダ32のカム
ジャーナル部32c 、32c'に供給する。
【0018】吸気側の可変バルブタイミング機構、排気
側の可変バルブタイミング機構の各カムシャフトは、カ
ムシャフトホルダ32の各カムジャーナル部32c 、32c'に
嵌合された後、カムキャップ33が装着されてこれら両者
間に軸支される。また、前記吸、排気側の各可変バルブ
タイミング機構の各ロッカシャフトは、カムシャフトホ
ルダ32の各ジャーナル部32d 、32d'に図示しないベアリ
ングを介して嵌合された後、ロッカシャフトキャップ34
を装着されてこれら両者間に軸支される。尚、ロッカシ
ャフトの組付けは、カムシャフトホルダ32を天地逆にし
て配置し、ジャーナル部32d 、32d'を上に向けてロッカ
シャフトを嵌合させる。
側の可変バルブタイミング機構の各カムシャフトは、カ
ムシャフトホルダ32の各カムジャーナル部32c 、32c'に
嵌合された後、カムキャップ33が装着されてこれら両者
間に軸支される。また、前記吸、排気側の各可変バルブ
タイミング機構の各ロッカシャフトは、カムシャフトホ
ルダ32の各ジャーナル部32d 、32d'に図示しないベアリ
ングを介して嵌合された後、ロッカシャフトキャップ34
を装着されてこれら両者間に軸支される。尚、ロッカシ
ャフトの組付けは、カムシャフトホルダ32を天地逆にし
て配置し、ジャーナル部32d 、32d'を上に向けてロッカ
シャフトを嵌合させる。
【0019】以下に作用を説明する。シリンダヘッド30
のカムシャフトホルダ32に軸支された吸気側及び排気側
の各カムシャフトは、エンジンの回転に同期して回転さ
れ、夫々所定のタイミイグで吸気側及び排気側の各ロッ
カアームを駆動して吸気弁及び排気弁を開閉する。カム
シャフトホルダ32は、向かい合う吸気側と排気側との各
カムジャーナル部32c 、32c'が連結されてラダーフレー
ム構造とされているために剛性が高く、これに伴いシリ
ンダヘッドアセンブリ30全体の剛性が向上する。この結
果、前記吸気側及び排気側の各カムシャフトが強固に軸
支され、吸気弁、排気弁の開閉時における振動が防止さ
れ、動弁系が的確に作動する。
のカムシャフトホルダ32に軸支された吸気側及び排気側
の各カムシャフトは、エンジンの回転に同期して回転さ
れ、夫々所定のタイミイグで吸気側及び排気側の各ロッ
カアームを駆動して吸気弁及び排気弁を開閉する。カム
シャフトホルダ32は、向かい合う吸気側と排気側との各
カムジャーナル部32c 、32c'が連結されてラダーフレー
ム構造とされているために剛性が高く、これに伴いシリ
ンダヘッドアセンブリ30全体の剛性が向上する。この結
果、前記吸気側及び排気側の各カムシャフトが強固に軸
支され、吸気弁、排気弁の開閉時における振動が防止さ
れ、動弁系が的確に作動する。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
リンダヘッドを下側シリンダヘッドと、当該下側シリン
ダヘッド上に載置固定されて吸気及び排気用の各カムシ
ャフトを軸支するカムシャフトホルダとに二分割した構
造のシリンダヘッドにおける前記カムシャフトホルダの
向かい合う吸気及び排気側の各カムシャフトジャーナル
部を連結してラダーフレーム構造としたことにより、カ
ムシャフトホルダの剛性及びシリンダヘッドアセンブリ
全体の剛性が向上し、動弁系の的確な作動を長期に亘り
保証することができ、当該動弁系延いてはエンジンの信
頼性の向上が図られるという効果がある。
リンダヘッドを下側シリンダヘッドと、当該下側シリン
ダヘッド上に載置固定されて吸気及び排気用の各カムシ
ャフトを軸支するカムシャフトホルダとに二分割した構
造のシリンダヘッドにおける前記カムシャフトホルダの
向かい合う吸気及び排気側の各カムシャフトジャーナル
部を連結してラダーフレーム構造としたことにより、カ
ムシャフトホルダの剛性及びシリンダヘッドアセンブリ
全体の剛性が向上し、動弁系の的確な作動を長期に亘り
保証することができ、当該動弁系延いてはエンジンの信
頼性の向上が図られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシリンダヘッドアセンブリの
一部省略平面図である。
一部省略平面図である。
【図2】図1の矢線II−IIに沿う断面図である。
【図3】図1の矢線III−IIIに沿う断面図である。
【図4】図2のカムシャフトホルダの平面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】図4の端面図である。
【図7】図4の矢線VII−VIIに沿う断面図である。
【図8】図2のロッカシャフトキャップの平面図であ
る。
る。
【図9】図8の側面図である。
【図10】図8の端面図である。
【図11】図8の矢線XI−XIに沿う断面図である。
【図12】可変バルブタイミング機構の一例を示す組立
斜視図である。
斜視図である。
【図13】図12の矢線XIII−XIIIに沿う断面図であ
る。
る。
【図14】従来の分割式シリンダヘッドのカムシャフト
ホルダの斜視図である。
ホルダの斜視図である。
1 可変バルブタイミング機構 30 シリンダヘッドアセンブリ 31 シリンダヘッド 32 カムシャフトホルダ 32a 、32a' 側壁 32b クロスバー 33 カムキャップ 34 ロッカシャフトキャップ 38、39 バルブ
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダヘッドを下側シリンダヘッド
と、当該下側シリンダヘッド上に載置固定されて吸気及
び排気用の各カムシャフトを軸支するカムシャフトホル
ダとに二分割した構造のシリンダヘッドにおける前記カ
ムシャフトホルダの向かい合う吸気及び排気側の各カム
シャフトジャーナル部を連結してラダーフレーム構造と
したことを特徴とするシリンダヘッドの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5157794A JPH06299807A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | シリンダヘッドの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5157794A JPH06299807A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | シリンダヘッドの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06299807A true JPH06299807A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=12890805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5157794A Pending JPH06299807A (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | シリンダヘッドの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06299807A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1312772A1 (en) * | 2001-11-19 | 2003-05-21 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Internal combustion engine with valve train |
JP2005307965A (ja) * | 2004-03-24 | 2005-11-04 | Honda Motor Co Ltd | エンジンの制振構造 |
JP2007262987A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Mitsubishi Motors Corp | 内燃機関の可変動弁装置 |
DE10138698B4 (de) * | 2000-08-11 | 2008-02-07 | Honda Giken Kogyo K.K. | Motor in DOHC-Bauart |
JP2009127587A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Toyota Motor Corp | カムキャリアおよびその製造方法 |
JP2009228615A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関 |
US7913660B2 (en) | 2007-09-27 | 2011-03-29 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Cylinder head |
JP2011085022A (ja) * | 2009-10-13 | 2011-04-28 | Otics Corp | 車両用エンジン |
US8960145B2 (en) | 2010-12-21 | 2015-02-24 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Valve gear |
JP2020060117A (ja) * | 2018-10-09 | 2020-04-16 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関のフロントカバー |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56103835A (en) * | 1980-01-23 | 1981-08-19 | Matsushita Electric Works Ltd | Polar relay |
JPH0219522U (ja) * | 1988-07-22 | 1990-02-08 |
-
1994
- 1994-03-23 JP JP5157794A patent/JPH06299807A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56103835A (en) * | 1980-01-23 | 1981-08-19 | Matsushita Electric Works Ltd | Polar relay |
JPH0219522U (ja) * | 1988-07-22 | 1990-02-08 |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10138698B4 (de) * | 2000-08-11 | 2008-02-07 | Honda Giken Kogyo K.K. | Motor in DOHC-Bauart |
EP1312772A1 (en) * | 2001-11-19 | 2003-05-21 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Internal combustion engine with valve train |
US6796281B2 (en) | 2001-11-19 | 2004-09-28 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Internal combustion engine with valve train |
JP2005307965A (ja) * | 2004-03-24 | 2005-11-04 | Honda Motor Co Ltd | エンジンの制振構造 |
JP2007262987A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Mitsubishi Motors Corp | 内燃機関の可変動弁装置 |
US7913660B2 (en) | 2007-09-27 | 2011-03-29 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Cylinder head |
JP2009127587A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Toyota Motor Corp | カムキャリアおよびその製造方法 |
JP2009228615A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関 |
JP2011085022A (ja) * | 2009-10-13 | 2011-04-28 | Otics Corp | 車両用エンジン |
US8960145B2 (en) | 2010-12-21 | 2015-02-24 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Valve gear |
JP2020060117A (ja) * | 2018-10-09 | 2020-04-16 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関のフロントカバー |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR940008278B1 (ko) | 실린더 헤드의 구조 | |
JPH06299807A (ja) | シリンダヘッドの構造 | |
JP2688732B2 (ja) | シリンダヘッドの構造 | |
KR950014410B1 (ko) | 내연기관의 밸브구동장치 | |
JP3498821B2 (ja) | 内燃エンジンのオイル通路構造 | |
JP4017488B2 (ja) | 頭上カム軸式内燃機関のカム軸軸受構造 | |
JP3355356B2 (ja) | 内燃エンジンのオイル通路構造 | |
JP3714465B2 (ja) | 内燃機関の一体型カムホルダ | |
JP2980703B2 (ja) | スイングアーム式動弁装置 | |
JP2827419B2 (ja) | 4サイクルエンジンの動弁装置 | |
JPS61160508A (ja) | 4弁式エンジン | |
JP2568846Y2 (ja) | ロッカーアーム支持構造 | |
JPH0749018A (ja) | 内燃機関の動弁機構の潤滑装置 | |
JPH0144898B2 (ja) | ||
JP2624165B2 (ja) | ロッカアームの支持構造 | |
JPH06323112A (ja) | 回転軸式の給気弁及び排気弁による4サイクル内燃機関 | |
JPH10148113A (ja) | Sohc型内燃機関 | |
JP3479983B2 (ja) | 4サイクルエンジンの動弁装置 | |
JPH0452408Y2 (ja) | ||
JPS62162704A (ja) | 四サイクルエンジンの動弁装置 | |
JPH0636247Y2 (ja) | 内燃機関におけるカム軸用軸受の潤滑装置 | |
JPS6315523Y2 (ja) | ||
JPH0749007A (ja) | エンジンのシリンダヘッド構造 | |
JP2001329811A (ja) | エンジンの可変バルブタイミング機構 | |
JP2603801Y2 (ja) | 車両用4サイクルエンジン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960924 |