JP2009127587A - カムキャリアおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸受けの加工時における高い加工精度とオイル通路の形成スペースとを共に容易に確保することのできるカムキャリアおよび同カムキャリアの製造方法を提供する。
【解決手段】カムキャリア23は、一対の縦フレーム40とそれら縦フレーム40に互いに間隔をおいて掛け渡された複数の横フレーム41とにより構成された梯子形状に形成される。複数の横フレーム41の一つ(横フレーム41A)に軸受け42と同軸受け42にオイルを供給するベース通路とが形成される。軸受け42は、同軸受け42以外の部分にオイルを供給するためのオイル通路68の一部を構成する。横フレーム41Aとこれに隣接する横フレーム41(横フレーム41B)とを一体に繋ぐ補強フレーム67が形成される。上記オイル通路68は、横フレーム41Aに形成された軸受けを始点に補強フレーム67の内部を経て横フレーム41Bまで延びる形状に形成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関のシリンダヘッドの一部を構成するカムキャリアおよびその製造方法に関するものである。
内燃機関の一部を構成するものとしてカムキャリアが知られている。このカムキャリアはカムシャフトを支持するものであり、内燃機関のシリンダヘッドの上部を構成する。
通常、カムキャリアは、カムシャフトに沿う方向に延びる一対の縦フレームとそれら縦フレーム間に互いに間隔をおいて掛け渡される複数の横フレームとにより構成される形状、いわゆる梯子形状に形成される(例えば、特許文献1参照)。そして、幾つかの横フレームに形成された軸受けによってカムシャフトが支持される。また、横フレームに形成された軸受けには潤滑用のオイルが供給される。
また通常、内燃機関では、シリンダヘッドの内部におけるカムキャリアの軸受け以外の部分にもオイルが供給されている。そして、そうした軸受け以外の部分へのオイルの供給に用いるためのオイル通路の一部として同軸受け(詳しくは、軸受けの内面とカムシャフトとの間隙)を利用するものがある。
なお、本発明にかかる先行技術文献としては、上記特許文献1の他にも以下の特許文献2が挙げられる。
特開平6−299807号公報 特開2003−193810号公報
ところで、軸受けがオイル通路の一部として利用される内燃機関では、同軸受けの真円度が低いと、軸受けの内面とカムシャフトとの間隙を確保するために同間隙を大きくせざるを得ない。そして、これによりオイル消費量が増加して、機関運転効率の低下を招いてしまう。そのため上記軸受けの形成に際してはその仕上げ加工として切削加工や研磨加工などの後加工が施される。そして、この仕上げ加工には高い加工精度が要求される。
また、近年における内燃機関の吸気系機構の複雑化に伴って同吸気系機構において消費されるオイルの量が増加しており、十分な量のオイルをシリンダヘッドの内部に送るためのオイル通路を形成するためのスペースの確保が困難になってきている。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、軸受けの加工時における高い加工精度とオイル通路の形成スペースとを共に容易に確保することのできるカムキャリアおよび同カムキャリアの製造方法を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、一対の縦フレームとそれら縦フレームに互いに間隔をおいて掛け渡された複数の横フレームとにより構成された梯子形状に形成されて、前記複数の横フレームの一つに軸受けと同軸受けにオイルを供給するベース通路とが形成され、前記軸受けが同軸受け以外の部分にオイルを供給するためのオイル通路の一部をなすカムキャリアにおいて、前記軸受けが形成された横フレームとこれに隣接する横フレームとを一体に繋ぐ補強フレームを有し、前記オイル通路は、前記軸受けを始点に前記補強フレームの内部を経て前記隣接する横フレームまで延びる形状に形成されてなることをその要旨とする。
上記構成によれば、補強フレームを設けることによって、軸受けが形成された横フレームの剛性を高くすることができる。そのため、横フレームに形成された軸受けの仕上げ加工に際して同横フレームが撓むことを抑制することができ、加工用工具と横フレームとの相対位置の不要なずれを小さく抑えることができる。これにより、仕上げ加工に際して軸受けを高い精度で加工することができるようになる。
しかも、軸受けが形成された横フレーム以外の横フレームにおいて、軸受け以外の部分にオイルを供給するためのオイル通路を開口させることが可能になる。そのため、オイル通路の設定についての自由度を高めることができ、同オイル通路の形成スペースを容易に確保することができる。
なお、前記軸受けが形成される横フレームとしては、請求項2によるように、前記複数の横フレームの中で最も外方に位置するものを採用することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のカムキャリアにおいて、機関バルブのバルブ特性を変更するオイル圧作動式の変更機構が搭載された内燃機関に適用されるものであり、前記軸受けが形成された横フレームに、前記変更機構にオイルを供給するための通路であって前記軸受けを始点に延びて該横フレームの壁面において開口する形状の連通路が形成されてなることをその要旨とする。
上記構成では、軸受けが形成された横フレームの内部に上記変更機構にオイルを供給するための連通路が形成されており、また同横フレームの壁面において連通路が開口されている。そのため、軸受けが形成された横フレームの内部や壁面において、さらにオイル通路全体を形成するためのスペースや同オイル通路を開口させるためのスペースを確保することは困難である。この点、上記構成によれば、そうしたカムキャリアにおいてオイル通路やその開口を形成するためのスペースを容易に確保することができる。
しかも、軸受けの仕上げ加工に際して高い加工精度が確保されるために、連通路を通じてオイル圧作動式の変更機構に供給されるオイルの圧力の不要な低下を抑制することができる。
なお、前記変更機構としては、請求項4によるように、タイミングチェーンとカムシャフトとの間に設けられて、それらタイミングチェーンおよびカムシャフトの相対位置の変更を通じて前記機関バルブの開弁時期を変更するものを採用することができる。
また、前記オイル通路の一端を、請求項5によるように、前記隣接する横フレームの壁面において開口させる、といった構成を採用することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のカムキャリアの製造に用いる製造方法であり、前記横フレームの前記軸受けにあたる位置に下穴が形成されたカムキャリアを形成する形成工程と、前記下穴が形成されたカムキャリアを支持台に固定する固定工程と、該固定した状態で前記下穴にその一方端から工具を挿入して加工することによって前記軸受けを仕上げる仕上げ工程とを備えることをその要旨とする。
上記製造方法では、仕上げ工程に際して工具に押圧されることによって横フレームが撓むおそれがあり、これが軸受けの加工精度の低下を招く一因となる。この点、前記カムキャリアには前記軸受けが形成される横フレームとそれに隣接する横フレームとを一体に繋ぐ補強フレームが設けられおり、同軸受けが形成される横フレームの剛性が高い。そのため上記製造方法によれば、補強フレームが設けられないカムキャリアを製造する場合と比較して、軸受けが形成される横フレームが仕上げ工程に際して撓むことを抑えることができ、同軸受けを高い精度で加工することができる。
なお、請求項7によるように、前記横フレームがフレーム本体と同フレーム本体に取り付けられるカムキャップとにより構成され、且つフレーム本体およびカムキャップにそれぞれ形成された断面半円形状で延びる溝によって軸受けが構成されるカムキャリアを製造する際には、前記仕上げ工程に先立って、フレーム本体にカムキャップを取り付ける、といった製造方法を採用することができる。
以下、本発明にかかるカムキャリアおよびその製造方法を具体化した一実施の形態について説明する。
図1は本実施の形態にかかるカムキャリアが適用される内燃機関の概略構成を示しており、図2は図1に示す内燃機関を矢印A方向から見た構造を示している。
図1および図2に示すように、内燃機関10のシリンダブロック11にはクランクシャフト12が回転可能に支持されている。シリンダブロック11の下部には内部にオイルが貯留されるオイルパン13が取り付けられており、同オイルパン13の内部には内燃機関10の各部にオイルを圧送するためのオイルポンプ13aが設けられている。また内燃機関10のシリンダヘッド14には吸気カムシャフト15および排気カムシャフト16が回転可能に支持されている。シリンダヘッド14には、その上部を覆う形状のシリンダヘッドカバー17が取り付けられている。
上記内燃機関10にあっては、シリンダブロック11の外部に突出したクランクシャフト12の一端(図1の左側の端部)とシリンダヘッド14の外部に突出した各カムシャフト15,16の一端(同じく図1の左側の端部)とにタイミングチェーン18が巻き掛けられている。このタイミングチェーン18によりクランクシャフト12の回転が吸気カムシャフト15および排気カムシャフト16に伝達される。内燃機関10にはタイミングチェーン18を覆う形状のチェーンカバー19が取り付けられている。
吸気カムシャフト15とタイミングチェーン18との間には吸気側変更機構20が設けられており、排気カムシャフト16とタイミングチェーン18との間には排気側変更機構21が設けられている。これら吸気側変更機構20および排気側変更機構21は共に機関バルブの開弁時期を変更するために設けられるオイル圧作動式のものである。詳しくは、吸気側変更機構20は吸気バルブ(図示略)の開弁時期を変更するために設けられ、排気側変更機構21は排気バルブ(図示略)の開弁時期を変更するために設けられる。
図3に、吸気側変更機構20の概略構成を示す。
同図3に示すように、タイミングチェーン18が巻き掛けられるカムスプロケット31にはハウジング32が一体に形成されている。このハウジング32は円柱形状に形成されており、その中心軸とカムスプロケット31の回転軸とが一致するように同吸気カムシャフト15に設けられている。またハウジング32の内部にはその周方向において円弧形状で延びる凹部33が形成されている。一方、吸気カムシャフト15にはその外周面から突出する形状の弁体34が一体形成されている。この弁体34は上記ハウジング32の凹部33を同ハウジング32の周方向において二つの部屋(進角室35および遅角室36)に仕切るように、同ハウジング32の内部に配設されている。
そして、それら進角室35および遅角室36の一方にオイルを供給するとともに他方からオイルを排出することにより、図3中に白抜きの矢印で示すように、ハウジング32の周方向において弁体34が凹部33の内部を移動するようになる。これによりカムスプロケット31に対する吸気カムシャフト15の位置が変化し、ひいては吸気バルブの開弁時期が変化するようになる。
内燃機関10にはオイルコントロールバルブ37が設けられている。このオイルコントロールバルブ37は進角室35および遅角室36についてそれぞれオイル供給状態とオイル排出状態との何れかに切り替えるためのものであり、同オイルコントロールバルブ37の作動制御を通じて吸気バルブの開弁時期が制御される。
なお、排気側変更機構21の構造は吸気側変更機構20と同様であるため、同排気側変更機構21の構造についての説明は割愛する。
図1に示すように、シリンダヘッド14は詳しくは、ヘッド本体22とカムキャリア23とにより構成されている。そして、ヘッド本体22には前記吸気バルブや排気バルブが取り付けられており、カムキャリア23には吸気カムシャフト15や排気カムシャフト16が支持されている。
以下、上記カムキャリア23の具体構造について説明する。
図4はカムキャリア23の平面構造を示している。
同図4に示すように、カムキャリア23は、吸気カムシャフト15(図1および図2参照)や排気カムシャフト16に沿う方向(図4中の左右方向)に延びる一対の縦フレーム40とそれら縦フレーム40に互いに間隔をおいて掛け渡されたN本(本実施の形態では、6本)の横フレーム41とにより構成された梯子形状に形成されている。
N本の横フレーム41のうちのタイミングチェーン18(図1および図2参照)から最も遠い側(図4における右側)のものを除く(N−1)本の横フレーム41はそれぞれ、フレーム本体44と同フレーム本体44に取り付けられるカムキャップ50とにより構成されている。そして、それら横フレーム41には、そのフレーム本体44とカムキャップ50との間に、吸気カムシャフト15用の軸受け42と排気カムシャフト16用の軸受け43とが形成されている。なお図4では、複数形成される軸受け42,43のうち、最もタイミングチェーン18側(図4における左側)の横フレーム41に形成されるものについてのみ符号を付している。
図5に、N本の横フレーム41のうちの最もタイミングチェーン18側に配設される横フレーム41(以下、横フレーム41A)をシリンダヘッドカバー17側から見た構造を拡大して示す。また図6に、カムキャリア23を図4の矢印B方向から見た構造を示す。
図5および図6に示すように、横フレーム41Aにあって、そのフレーム本体44の吸気カムシャフト15に対応する位置には断面半円形状で延びる溝45(図6)が形成されており、排気カムシャフト16に対応する位置には同形状で延びる溝46が形成されている。
横フレーム41Aに取り付けられるカムキャップ50(以下、横フレームカムキャップ50A)は、吸気カムシャフト15用のカムキャップ部52と排気カムシャフト16用のカムキャップ部53(図1右側部分)とが一体形成されたものである。カムキャップ部52には断面半円形状で延びる溝55が形成されており、上記カムキャップ部53にも同形状の溝56が形成されている。
そして、フレーム本体44にカムキャップ50Aが固定されることにより、フレーム本体44の溝45とカムキャップ50Aの溝55とによって軸受け42が形成される。同軸受け42には吸気カムシャフト15が回転可能に支持される。また、フレーム本体44にカムキャップ50Aが固定されることによってフレーム本体44の溝46とカムキャップ50Aの溝56とによって軸受け43が形成される。同軸受け43には排気カムシャフト16が回転可能に支持される。
なお、フレーム本体44へのカムキャップ50の固定は、カムキャップ50の複数(本実施の形態では三つ)の挿通孔57に各別に挿通した三本のボルトをそれぞれカムキャリア23の螺入孔(図示略)に螺合することにより行われる。また、カムキャップ50を取り付ける際には、吸気カムシャフト15と軸受け42との間に金属製の滑り軸受47が配置され、また排気カムシャフト16と軸受け43との間に同様の滑り軸受48が配置される。
上記カムキャップ50Aの内部には、吸気側変更機構20や排気側変更機構21にオイルを供給するための通路が形成されている。以下に、この通路の具体形状について説明する。
先ず、カムキャップ50Aにはシリンダヘッドカバー17(図6参照)側に突出する形状の壁部60が一体形成されている。この壁部60はフレーム本体44に沿って延びる形状に形成されており、同壁部60の内部にはフレーム本体44に沿って延びる形状のオイル分配通路61が形成されている。また、カムキャップ50Aにはそのフレーム本体44側の面において開口されて上記オイル分配通路61まで延びる形状のオイル導入通路62(図6)が形成されている。このオイル導入通路62にはフレーム本体44にカムキャップ50Aが取り付けられることによって同フレーム本体44側のオイル供給通路49が連通されており、同オイル供給通路49を介して上記オイル分配通路61にオイルが供給される。
カムキャップ50Aのカムキャップ部52に対応する位置にはシリンダヘッドカバー17側に突出する形状の接続部71が形成されており、またカムキャップ50Aのカムキャップ部53に対応する位置にはシリンダヘッドカバー17側に突出する形状の接続部81が形成されている。これら接続部71,81は上記オイル分配通路61に連通されている。
本実施の形態では、シリンダヘッドカバー17をシリンダヘッド14(図1参照)に取り付けることにより、上記接続部71がシリンダヘッドカバー17の下面からカムキャリア23側に突出する形状に形成された接続部24に接続される一方、接続部81が同様の形状に形成された接続部25に接続される。
これにより、接続部24,71を介してシリンダヘッドカバー17に取り付けられたオイルコントロールバルブ37(詳しくは、吸気側変更機構20用のオイルコントロールバルブ37A)とカムキャップ部52とが連通される。また接続部25,81を介してシリンダヘッドカバー17に取り付けられたオイルコントロールバルブ37(詳しくは、排気側変更機構21用のオイルコントロールバルブ37B)とカムキャップ部53とが連通される。
各オイルコントロールバルブ37A,37Bは流路切換バルブであり、1つの供給ポート、2つの調圧ポートおよび2つの排出ポート(いずれも図示略)を備えている。各オイルコントロールバルブ37A,37Bは、供給ポートを2つの調圧ポートの一方に選択的に接続し、他方の調圧ポートを排出ポートに接続するといったように作動する。
図5および図6に示すように、接続部71にはオイル分配通路61に連通される供給通路72が形成されており、同供給通路72にはオイルコントロールバルブ37の供給ポートが連通されている。一方、接続部71には2つの調圧通路73,74が形成されている。オイルコントロールバルブ37の排出ポートの一方が調圧通路73に連通されており、他方が調圧通路74に連通されている。
また、接続部81にはオイル分配通路61に連通される供給通路82が形成されており、同供給通路82にはオイルコントロールバルブ37Bの供給ポートが連通されている。一方、接続部81には2つの調圧通路83,84が形成されている。オイルコントロールバルブ37Bの排出ポートの一方が調圧通路83に連通されており、他方が調圧通路84に連通されている。
したがって本実施の形態では、オイルコントロールバルブ37Aの作動制御を通じて供給通路72が調圧通路73,74のいずれかに選択的に連通され、またオイルコントロールバルブ37Bの作動制御を通じて供給通路82が調圧通路83,84のいずれかに選択的に連通される。なお本実施の形態では、各調圧通路73,74,83,84が連通路として機能する。
そして、各オイルコントロールバルブ37A,37Bの排出ポートは、一端がシリンダヘッドカバー17の内部空間に開放された排出通路(図示略)に接続されている。そのため、二つの調圧通路73,74のうちの上記供給通路72が連通されない通路内部のオイルは排出通路を通じてシリンダヘッドカバー17の内部に排出され、二つの調圧通路83,84のうちの上記供給通路82が連通されない通路内部のオイルは、排出通路を通じてシリンダヘッドカバー17の内部に排出される。
一方、各調圧通路73,74の一端は吸気カムシャフト15の軸受け42の内部において開口しており、滑り軸受47(図6)や、吸気カムシャフト15の周溝15a、ならびに同吸気カムシャフト15内部の調圧通路15b,15cを介して吸気側変更機構20(詳しくは、その進角室35や遅角室36)に接続されている。したがって、オイルコントロールバルブ37Aの作動制御を通じて、進角室35および遅角室36の一方にオイルを供給しつつ他方からオイルを排出することによって吸気側変更機構20が駆動され、これにより吸気バルブの開弁時期が変更される。
また、調圧通路83,84の一端は排気カムシャフト16の軸受け43の内部において開口しており、滑り軸受48や、排気カムシャフト16の周溝16a、ならびに同排気カムシャフト16内部の調圧通路16b,16cを介して排気側変更機構21の進角室と遅角室とに接続されている。したがって、オイルコントロールバルブ37Bの作動制御を通じて、排気側変更機構21の進角室および遅角室の一方にオイルを供給しつつ他方からオイルを排出することによって同排気側変更機構21が駆動され、これにより排気バルブの開弁時期が変更される。
図7にカムキャリア23の図4におけるC−C線に沿った断面構造を示し、図8に同カムキャリア23の図4におけるD−D線に沿った断面構造を示す。
図7および図8に示すように、カムキャリア23の横フレーム41Aには、その軸受け42,43にオイルを供給するためのベース通路63が形成されている。このベース通路63は、フレーム本体44の下面から上記軸受け42まで延びる供給路64と、同供給路64に連通されて上記軸受け42の内面に形成された供給溝65と、同供給溝65および上記軸受け43を連通する供給路66とにより構成されている。このベース通路63には上記ヘッド本体22にカムキャリア23が取り付けられることによって同ヘッド本体22側のオイル導入通路(図示略)が連通されており、このオイル導入通路を介してオイルが供給されている。このように本実施の形態では、ベース通路63を介して各軸受け42,43にオイルが供給される。
また、カムキャリア23には、縦フレーム40と横フレーム41との他に、補強フレーム67(図8)が設けられている。この補強フレーム67は、上記横フレーム41Aとこれに隣接する横フレーム41(以下「横フレーム41B」)との間に掛け渡されて、それら横フレーム41A,41Bを一体に繋ぐよう形状に形成されている(図4参照)。
ここで、シリンダヘッドカバー17(図1参照)には、シリンダヘッド14の内部の吸気系機構にオイルを供給するべく、同シリンダヘッド14の内部にオイルを散布するためのシャワーパイプ(図示略)が取り付けられている。図7および図8に示すように、本実施の形態のカムキャリア23には、上記シャワーパイプにオイルを供給するためのオイル通路68が設けられている。このオイル通路68は、軸受け42(詳しくは、供給路66)を始点に(図7)、上記補強フレーム67の内部を経て(図8)、横フレーム41Bまで延びる形状に形成されている。そして、このオイル通路68は横フレーム41Bの上記シリンダヘッド14側の面(具体的には、横フレーム41Bに取り付けられるカムキャップ50(カムキャップ50B)のシリンダヘッド14側の面)において開口している。本実施の形態では、シリンダヘッドカバー17(図1参照)をシリンダヘッド14に取り付けることにより、横フレーム41B(図8)における上記オイル通路68の開口部分が、上記シャワーパイプの一端に接続されるようになっている。
以下、カムキャリア23の製造方法について説明する。
本実施の形態では、「形成工程」、「取り付け工程」、「固定工程」、および「仕上げ工程」を経てカムキャリア23が製造される。以下、それら各工程について具体的に説明する。
「形成工程」
カムキャリア23の製造に際しては先ず、その形成工程において、前記横フレーム41Aの各軸受け42,43にあたる位置に下穴が形成されたカムキャリア23が形成される。具体的には、横フレーム41Aに対応するフレーム本体44の各軸受け42,43にあたる位置に断面半円形状で延びる溝が形成されたカムキャリア23と、各軸受け42,43にあたる位置に断面半円形状で延びる溝が形成されたカムキャップ50Aとが形成される。なお、カムキャリア23やカムキャップ50Aは、アルミニウム合金などの金属の鋳造体を研削加工にて仕上げることによって形成される。
「取り付け工程」
次に、取り付け工程において、横フレーム41Aに対応するフレーム本体44にカムキャップ50Aが取り付けられる。
「固定工程」
その後の固定工程において、図9に示すように、カムキャリア23が加工装置の支持台91に固定される。
「仕上げ工程」
そして、仕上げ工程において、図10に白抜きの矢印で示すように、カムキャリア23の軸受け42にあたる位置に形成された下穴にその一方端から回転工具92が挿入されるとともに同下穴から同回転工具92が脱出される。これにより、下穴の内面が加工されてカムキャリア23に軸受け42が形成される。また同様に、カムキャリア23の軸受け43にあたる位置に形成された下穴にその一方端から回転工具92が挿入されるとともに同下穴から同回転工具92が脱出されることによって、下穴の内面が加工されてカムキャリア23に軸受け43が形成される。
以下、上記カムキャリア23を設けることによる作用について説明する。
上述したカムキャリア23の製造に際しては、その「仕上げ工程」において、回転工具92に押圧されることによって横フレーム41Aが撓むおそれがあり、これが軸受け42の加工精度の低下を招く一因となる。
本実施の形態ではカムキャリア23に補強フレーム67が設けられている。そのため、そうした補強フレーム67が設けられないカムキャリアと比較して、上記カムキャリア23は横フレーム41Aの剛性が高い。したがって、上記「仕上げ工程」に際して回転工具92によって横フレーム41Aが押圧されるとはいえ、その押圧力によって横フレーム41Aが撓むことが抑えられるようになり、回転工具92と横フレーム41Aとの相対位置の不要なずれが小さく抑えられるようになる。これにより、「仕上げ工程」に際して各軸受け42,43を高い精度で加工することができるようになる。
内燃機関10では、軸受け42の内面と吸気カムシャフト15との間隙が大きくなると、その分だけ同間隙から漏れるオイルの量が多くなるために、吸気側変更機構20および排気側変更機構21に供給されるオイルの圧力が低下し、上記シャワーパイプに供給されるオイルの量が少なくなる。そのため各軸受け42,43の加工精度が低い場合、吸気側変更機構20や排気側変更機構21への供給オイルの圧力ならびにシャワーパイプへのオイル供給量を十分に確保するためには、その加工誤差による圧力低下分を見越して余分にオイルを供給する必要が生じる。これはオイル消費量の不要な増加による前記オイルポンプ13aの大型化や内燃機関10の運転効率の低下などといった種々の不都合発生を招こととなる。本実施の形態では、各軸受け42,43を高い精度で加工することができるために、そうした不都合の発生を抑制することができる。
また本実施の形態では、シャワーパイプにオイルを供給するためのオイル通路68が軸受け42を始点に上記補強フレーム67の内部を経て横フレーム41Bまで延びる形状に形成されている。そのため、上記オイル通路68を、補強フレーム67を利用することにより、上記軸受け42が形成された横フレーム41Aに隣接する横フレーム41Bまで延設するとともに同横フレーム41Bの壁面において開口させることができる。したがって、オイル通路68の設定についての自由度を高めることができ、同オイル通路68やその開口を形成するためのスペースを容易に確保することができる。
ここで、本実施の形態の内燃機関10には吸気側変更機構20および排気側変更機構21が搭載されている。そして、カムキャリア23の横フレーム41Aの内部には、それら吸気側変更機構20および排気側変更機構21にオイルを供給するための通路(オイル分配通路61、オイル導入通路62、供給通路72,82、および調圧通路73,74,83,84)が形成されている。また、横フレーム41Aの壁面(具体的には、カムキャップ50Aのシリンダヘッドカバー17側の面や、フレーム本体44の溝45,46の内面)において調圧通路73,74,83,84や、供給通路72,82が開口されている。そのため上記カムキャリア23にあっては、シャワーパイプにオイルを供給するためのオイル通路全体を形成するためのスペースを横フレーム41Aの内部に確保することや、同オイル通路を開口させるためのスペースを横フレーム41Aの壁面に確保することが困難である。本実施の形態では、そうしたカムキャリア23において、オイル通路68やその開口を形成するためのスペースを容易に確保することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)横フレーム41A,41Bを一体に繋ぐ補強フレーム67を設けるようにしたために、横フレーム41Aに形成された各軸受け42,43の仕上げ加工に際して同各軸受け42,43を高い精度で加工することができる。しかも、横フレーム41Aの軸受け42を始点に補強フレーム67の内部を経て横フレーム41Bまで延びる形状にオイル通路68を形成したために、オイル通路68の設定についての自由度を高めることができ、同オイル通路68の形成スペースを容易に確保することができる。
(2)横フレーム41Aの内部や壁面においてオイル通路68全体を形成するためのスペースや同オイル通路68を開口させるためのスペースを確保することは困難なカムキャリア23において、オイル通路68やその開口を形成するためのスペースを容易に確保することができる。しかも、各軸受け42,43の仕上げ加工に際して高い加工精度が確保されるために、調圧通路73,74,83,84を通じて吸気側変更機構20や排気側変更機構21に供給されるオイルの圧力の不要な低下を抑制することができる。
なお、上記実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・オイル通路68が連通される通路としては、シャワーパイプに限らず、軸受け42以外の部分(例えば、ラッシュアジャスタなどの吸気系機構)にオイルを供給するための通路を採用することができる。
・オイル通路68の開口位置は、横フレーム41Aの壁面以外の部位であれば、横フレーム41Bの壁面に限らず、例えば縦フレーム40の壁面など任意に変更可能である。
・軸受け以外の部分にオイルを供給するためのオイル通路が内部に形成された補強フレームとして、最もタイミングチェーン側に配設される横フレームとこれに隣接する横フレームとを一体に繋ぐ形状のものを形成することに限らず、それら横フレーム以外の二つの横フレームを一体に繋ぐ形状のものを形成するようにしてもよい。要は、補強フレームを、オイル通路の始点となる軸受けが形成された横フレームとこれに隣接する横フレームとを一体に繋ぐ形状に形成すればよい。
・本発明は、クランクシャフトとカムシャフトとの間にタイミングチェーンが巻き掛けられた内燃機関に限らず、クランクシャフトとカムシャフトとの間にタイミングベルトが巻き掛けられた内燃機関にも適用することができる。
・本発明は、吸気側変更機構や排気側変更機構が設けられない内燃機関にも適用可能である。
本発明を具体化した一実施の形態が適用される内燃機関の概略構成図。 図1に示す内燃機関を矢印A方向から見た構造を示す側面図。 同内燃機関に設けられる吸気側変更機構の概略構成図。 同内燃機関に設けられるカムキャリアの平面図。 最もタイミングチェーン側に配設される横フレームをシリンダヘッドカバー側から見た構造を示す平面図。 カムキャリアを図4の矢印B方向から見た構造を示す側面図。 カムキャリアの図4におけるC−C線に沿った断面構造を示す断面図。 カムキャリアの図4におけるD−D線に沿った断面構造を示す断面図。 カムキャリアの製造にかかる工程の一つを示す工程図。 カムキャリアの製造にかかる工程の一つを示す工程図。
符号の説明
10…内燃機関、11…シリンダブロック、12…クランクシャフト、13…オイルパン、14…シリンダヘッド、15…吸気カムシャフト、15a…周溝、15b,16b…調圧通路、16…排気カムシャフト、16a…周溝、16b,17b…調圧通路、17…シリンダヘッドカバー、18…タイミングチェーン、19…チェーンカバー、20…吸気側変更機構、21…排気側変更機構、22…ヘッド本体、23…カムキャリア、24,25…接続部、31…カムスプロケット、32…ハウジング、33…溝、34…弁体、35…進角室、36…遅角室、37,37A,37B…オイルコントロールバルブ、40…縦フレーム、41,41A,41B…横フレーム、42,43…軸受け、44…フレーム本体、45,46…溝、47,48…滑り軸受、49…オイル供給通路、50,50A,50B…カムキャップ、52,53…カムキャップ部、55,56…溝、57…挿通孔、60…壁部、61…オイル分配通路、62…オイル導入通路、63…ベース通路、64,66…供給路、65…供給溝、67…補強フレーム、68…オイル通路、71,81…接続部、72,82…供給通路、73,74,83,84…調圧通路、91…支持台、92…回転工具。

Claims (7)

  1. 一対の縦フレームとそれら縦フレームに互いに間隔をおいて掛け渡された複数の横フレームとにより構成された梯子形状に形成されて、前記複数の横フレームの一つに軸受けと同軸受けにオイルを供給するベース通路とが形成され、前記軸受けが同軸受け以外の部分にオイルを供給するためのオイル通路の一部をなすカムキャリアにおいて、
    前記軸受けが形成された横フレームとこれに隣接する横フレームとを一体に繋ぐ補強フレームを有し、
    前記オイル通路は、前記軸受けを始点に前記補強フレームの内部を経て前記隣接する横フレームまで延びる形状に形成されてなる
    ことを特徴とするカムキャリア。
  2. 請求項1に記載のカムキャリアの製造方法において、
    前記軸受けが形成された横フレームは、前記複数の横フレームの中で最も外方に位置するものである
    ことを特徴とするカムキャリア。
  3. 機関バルブのバルブ特性を変更するオイル圧作動式の変更機構が搭載された内燃機関に適用されるものであり、
    前記軸受けが形成された横フレームに、前記変更機構にオイルを供給するための通路であって前記軸受けを始点に延びて該横フレームの壁面において開口する形状の連通路が形成されてなる
    請求項1または2に記載のカムキャリア。
  4. 請求項3に記載のカムキャリアにおいて、
    前記変更機構は、タイミングチェーンとカムシャフトとの間に設けられて、それらタイミングチェーンおよびカムシャフトの相対位置の変更を通じて前記機関バルブの開弁時期を変更するものである
    ことを特徴とするカムキャリア。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のカムキャリアにおいて、
    前記オイル通路は、前記隣接する横フレームの壁面において開口する形状に形成されてなる
    ことを特徴とするカムキャリア。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のカムキャリアの製造に用いる製造方法であり、
    前記横フレームの前記軸受けにあたる位置に下穴が形成されたカムキャリアを形成する形成工程と、
    前記下穴が形成されたカムキャリアを支持台に固定する固定工程と、
    該固定した状態で前記下穴にその一方端から工具を挿入して加工することによって前記軸受けを仕上げる仕上げ工程と
    を備えることを特徴とするカムキャリアの製造方法。
  7. 請求項6に記載のカムキャリアの製造方法において、
    前記横フレームがフレーム本体と同フレーム本体に取り付けられるカムキャップとにより構成され、且つ前記フレーム本体および前記カムキャップにそれぞれ形成された断面半円形状で延びる溝によって前記軸受けが構成されるカムキャリアに適用され、
    前記仕上げ工程に先立って、前記フレーム本体に前記カムキャップを取り付ける取り付け工程を更に備える
    ことを特徴とするカムキャリアの製造方法。
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