JP2001342896A - エンジンのオイル通路構造 - Google Patents

エンジンのオイル通路構造

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JP2001342896A JP2000166006A JP2000166006A JP2001342896A JP 2001342896 A JP2001342896 A JP 2001342896A JP 2000166006 A JP2000166006 A JP 2000166006A JP 2000166006 A JP2000166006 A JP 2000166006A JP 2001342896 A JP2001342896 A JP 2001342896A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンのオイル通路構造において、シリン
ダヘッドカバーの高さを低くし、もって、エンジンの高
さを低くし、エンジンをコンパクトにしてコスト、重量
を低減することにある。 【構成】 オイル通路の一部としてシリンダヘッドカバ
ー内でチェーン室に位置するヘッド側オイル通路を設
け、このヘッド側オイル通路の少なくともタイミングチ
ェーンを跨ぐ部位をシリンダヘッドカバーに一体的に設
けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンのオイ
ル通路構造に係り、特にクランク軸側に設けたオイルポ
ンプから吐出されるオイルをシリンダヘッド側に導くオ
イル通路を設けたエンジンのオイル通路構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8、9に示す如く、車両に搭載される
エンジン102においては、シリンダブロック104に
シリンダヘッド106が載置して設けられ、シリンダブ
ロック104に軸支したクランク軸108にクランクス
プロケット(図示せず)を設け、シリンダヘッド106
と吸気側、排気側カムハウジング110、112とに軸
支した吸気側、排気側カム軸114、116には吸気
側、排気側カムスプロケット118、120を設け、吸
気側、排気側カム軸114、116の少なくともいずれ
か一方のカム軸としての吸気側カム軸114には、この
吸気側カム軸114と吸気側カムスプロケット118と
の回転位相を変化させる可変バルブタイミング装置12
2の油圧アクチュエータ124をアクチュエータ取付ボ
ルト126で取り付けている。吸気側、排気側カムハウ
ジング110、112は、吸気側、排気側ハウジング取
付ボルト128、130でシリンダヘッド106に固定
されている。
【0003】クランクスプロケットと吸気側、排気側カ
ムスプロケット118、120とには、タイミングチェ
ーン132が巻き掛けて設けられている。また、シリン
ダブロック104とシリンダヘッド106とには、タイ
ミングチェーン132を覆ってチェーン室134を形成
するように、シリンダブロック104とシリンダヘッド
106とに跨るタイミングチェーンカバー136が設け
られている。また、シリンダヘッド106には、カム室
138を形成するように、シリンダヘッドカバー140
が載置して設けられている。
【0004】タイミングチェーンカバー136の外側面
である表面(エンジン102の前面)には、可変バルブ
タイミング装置122のオイル制御弁142のバルブボ
ディ144が複数のバルブ用取付ボルト146で取り付
けられている。また、タイミングチェーンカバー136
の内側面には、シリンダブロック104に形成したメイ
ンギャラリ148に連絡する第1ユニオンボルト150
が取付けられる。オイル制御弁142バルブボデイ14
4には、第2ユニオンボルト152が設けられる。この
第1ユニオンボルト150と第2ユニオンボルト152
とには、オイルパイプ154が接続されている。また、
クランク軸108には、このクランク軸108の回転で
駆動されて油圧を発生するオイルポンプ(図示せず)を
設けている。エンジン102には、このオイルポンプに
よって吐出されるオイルをシリンダヘッド106側に導
くオイル通路156を設けている。
【0005】このオイル通路156は、オイルパイプ1
54で形成されたポンプ側パイプオイル通路158と、
タイミングチェーンカバー136に形成された進角用、
遅角用カバー側オイル通路160、162と、カム室1
38内で吸気側、排気側カムハウジング110、112
に接続した進角用、遅角用オイルパイプ164、166
で形成された進角用、遅角用パイプ側オイル通路16
8、170と、吸気側カムハウジング110に形成した
進角用、遅角用ハウジング側オイル通路172、174
と、吸気側カム軸114に形成した進角用、遅角用シャ
フト側オイル通路(図示せず)とからなる。進角用、遅
角用オイルパイプ164、166は、吸気側カムハウジ
ング110に進角用、遅角用ユニオンボルト176、1
78で固定されている。
【0006】また、このような可変バルブタイミング装
置としては、例えば、特開平11−132016号公
報、特許第2839672号公報、特開平10−898
7号公報、特開平11−218010016号公報に開
示されている。特開平11−132016号公報に記載
のものは、バルブタイミング調整機構とオイル制御弁と
を備えた可変バルブタイミング装置において、シリンダ
ヘッドカバーの上壁に開口部を形成し、オイル制御弁を
収納したバルブケースで開口部をシリンダヘッドカバー
上面側から覆うとともに、この開口部を利用してオイル
制御弁とバルブタイミング調整機構とを連通する油路を
形成したものである。特許第2839672号公報に記
載のものは、バルブタイミング可変機構への油圧の供給
を制御するオイル制御弁をカム軸の位置よりも上方に配
設したものである。特開平10−8987号公報に記載
のものは、バルブタイミング可変装置のオイル供給部か
ら可変作動部へのオイルの供給を、タイミングチェーン
側から行うようにしたものである。特開平11−218
010016号公報に記載のものは、オイル制御弁のス
プールの軸方向がカム軸と直交するように、タイミング
ベルトを覆うカバー部材上面に設置し、カバー部材には
排油開口からの排油をシリンダヘッド内に還流させる排
油路を形成したものである。
【0007】また、エンジンのシリンダヘッドに載置す
るシリンダヘッドカバーの構造としては、例えば、実公
平6−23702号公報、実公平6−83910号公報
に開示されている。実公平6−23702号公報に記載
のものは、シリンダヘッドカバーの内面に、潤滑油を受
けて導く油路が形成された部材を設けたものである。実
公平6−83910号公報に記載のものは、シリンダヘ
ッドカバーに導油路を形成したものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、可変
バルブタイミング装置を備えたエンジンにおいては、図
8に示す如く、吸気側、排気側カムスプロケット11
8、120間のタイミングチェーン132のフリースパ
ンS部位が、急激な進角時、遅角時に、上下方向に振動
し、また、進角用、遅角用オイルパイプ164、166
は、製造上寸法のバラツキが大きいものである。
【0009】このため、進角用、遅角用オイルパイプ1
64、166とタイミングチェーン132とのクリアラ
ンスM2を大きく設定する必要があり、このため、シリ
ンダヘッドカバー140の高さH2が高くなってしまい
(図9参照)、もって、エンジン102の高さが高くな
るという不都合があった。
【0010】また、進角用、遅角用オイルパイプ16
4、166の進角用、遅角用ユニオンボルト172、1
74との取付部位が溶接又は圧入方式の固定手段を採用
していることから、その取付部位が吸気側カムハウジン
グ110とタイミングチェーンカバー136とに跨って
吸気側ハウジング取付ボルト128で固定されることか
ら、その取付精度が低下するとともに、取付不良の過大
な初期応力が発生し、しかも、エンジン102の振動に
よって破損するおそれが生ずるという不都合があった。
【0011】更に、進角用、遅角用オイルパイプ16
4、166の進角用、遅角用ユニオンボルト176、1
78がシリンダヘッドカバー140内の空間に収納され
ていることから、進角用、遅角用オイルパイプ164、
166内の油温が上昇し、このため、オイルの粘性が低
下し、油圧式アクチュエータ124の作動不良が発生し
たり、オイルの使用寿命が低下するという不都合があっ
た。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、第1に、エンジンのシリ
ンダブロックに軸支したクランク軸にクランクスプロケ
ットを設け、前記エンジンのシリンダヘッドに軸支した
吸気側、排気側カム軸に吸気側、排気側カムスプロケッ
トを設け、前記クランクスプロケットと前記吸気側、排
気側カムスプロケットとにタイミングチェーンを巻き掛
けて設け、このタイミングチェーンを覆ってチェーン室
を形成するように前記シリンダブロックと前記シリンダ
ヘッドとに跨るタイミングチェーンカバーを設け、前記
シリンダヘッドにはカム室を形成するようにシリンダヘ
ッドカバーを設け、前記クランク軸の回転で駆動されて
油圧を発生するオイルポンプを設け、このオイルポンプ
によって吐出されるオイルを前記シリンダヘッドに導く
オイル通路を設けるエンジンのオイル通路構造におい
て、前記オイル通路の一部として前記シリンダヘッドカ
バー内で前記チェーン室に位置するヘッド側オイル通路
を設け、このヘッド側オイル通路の少なくとも前記タイ
ミングチェーンを跨ぐ部位を前記シリンダヘッドカバー
に一体的に設けたことを特徴とする。
【0013】第2に、エンジンのシリンダブロックに軸
支したクランク軸にクランクスプロケットを設け、前記
エンジンのシリンダヘッドに軸支した吸気側、排気側カ
ム軸に吸気側、排気側カムスプロケットを設け、前記ク
ランクスプロケットと前記吸気側、排気側カムスプロケ
ットとにタイミングチェーンを巻き掛けて設け、このタ
イミングチェーンを覆ってチェーン室を形成するように
前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドとに跨るタ
イミングチェーンカバーを設け、前記シリンダヘッドに
はカム室を形成するようにシリンダヘッドカバーを設
け、前記吸気側、排気側カム軸の少なくともいずれか一
方のカム軸に前記カム軸と前記カムスプロケットとの回
転位相を変化させる油圧式アクチュエータを設け、前記
クランク軸の回転で駆動されて油圧を発生するオイルポ
ンプを設け、このオイルポンプによって吐出されるオイ
ルを前記油圧式アクチュエータに導くオイル通路を設け
るエンジンのオイル通路構造において、前記オイル通路
の一部として前記シリンダヘッドカバー内で前記チェー
ン室に位置するヘッド側オイル通路を設け、前記吸気
側、排気側カムスプロケットのいずれか一方のカムスプ
ロケットの外側に前記ヘッド側オイル通路の入口部を開
口して設け、前記ヘッド側オイル通路の通路部を前記タ
イミングチェーンの前記吸気側、排気側カムスプロケッ
ト間のフリースパン部位で跨せて前記シリンダヘッドカ
バーに一体的に設け、前記吸気側、排気側カムスプロケ
ットのいずれか他方のカムスプロケットの内側に前記ヘ
ッド側オイル通路の出口部を開口して設けたことを特徴
とする。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明は、第1に、シリンダヘ
ッドにオイルを導くオイル通路の少なくともタイミング
チェーンを跨ぐ部位をシリンダヘッドカバーと一体的に
設けているので、シリンダヘッドカバー側にオイル通路
を設けた場合であっても、タイミングチェーンとの間に
クリアランスを設ける必要がなく、これにより、シリン
ダヘッドカバーの高さを低くし、もって、エンジンの高
さを低くし、エンジンをコンパクトにしてコスト、重量
を低減することができる。
【0015】第2に、オイル通路中のヘッド側オイル通
路においては、入口部が吸気側カムスプロケット又は排
気側カムスプロケットのいずれか一方のカムスプロケッ
トの外側に開口し、出口部が吸気側カムスプロケット又
は排気側カムスプロケットのいずれか一方のカムスプロ
ケットの内側に開口し、通路部がタイミングチェーンの
間のフリースパン部位で跨がせているので、ヘッド側オ
イル通路を短く形成することができ、また、吸気側、排
気側カムスプロケット間のタイミングチェーンのフリー
スパン部位をヘッド側オイル通路が跨いでいる場合で
も、このフリースパン部位の急激な進角時、遅角時に伴
うタイミングチェーンのバタツキに対応するために必要
なタイミングチェーンとチェーン室とに配設されるオイ
ル通路とのクリアランスが不要となり、タイミングチェ
ーンカバーの高さを低くして、もって、エンジンの高さ
を低くし、エンジンをコンパクトにしてコスト、重量を
低減することができる。
【0016】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜4は、この発明の第1実
施例を示すものである。図1、2において、2は車両
(図示せず)に搭載されるエンジン、4はシリンダブロ
ック、6はシリンダヘッド、8はこのシリンダヘッド6
に載置されたシリンダヘッドカバー、10はこのシリン
ダヘッドカバー8で形成されたカム室である。シリンダ
ブロック4の下部位には、オイルパン(図示せず)が取
り付けられる。
【0017】シリンダブロック4に軸支されたクランク
軸12には、クランクスプロケット(図示せず)が設け
られる。また、シリンダヘッド6には、吸気側、排気側
カムハウジング14、16と協働して吸気側、排気側カ
ム軸18、20が軸支されている。この吸気側、排気側
カム軸18、20には、吸気側、排気側カムスプロケッ
ト22、24が設けられている。
【0018】この吸気側、排気側カム軸18、20の少
なくともいずれか一方のカム軸としての吸気側カム軸1
8には、この吸気側カム軸18と吸気側カムスプロケッ
ト22との回転位相を変化させる可変バルブタイミング
装置26の油圧式アクチュエータ28が設けられてい
る。
【0019】クランクスプロケットと吸気側、排気側カ
ムスプロケット22、24とには、タイミングチェーン
30が巻き掛けて設けられている。シリンダブロック4
とシリンダヘッド6とには、このタイミングチェーン3
0を覆ってチェーン室32を形成するように、タイミン
グチェーンカバー34が跨って取付けられる。
【0020】また、タイミングチェーンカバー34の外
側面には、可変バルブタイミング装置26のオイル制御
弁36のバルブボディ38が複数のバルブ用取付ボルト
40によって設けられる。このオイル制御弁36は、制
御手段(図示せず)で作動され、油圧式アクチュエータ
28の進角用室・遅角用室(図示せず)への進角用・遅
角用の油圧を制御してバルブタイミングを調整するもの
である。
【0021】クランク軸12のクランクスプロケット付
近には、外側からのタイミングチェーンカバー34のシ
リンダブロック4側の部分と協働してオイルポンプ(図
示せず)が設けられる。
【0022】タイミングチェーンカバー34の外側面に
は、シリンダブロック4に形成したメインギャラリ42
側に連絡する第1ユニオンボルト44が取付けられる。
また、オイル制御弁36のバルブボディ38には、第2
ユニオンボルト46が設けられる。この第1ユニオンボ
ルト44と第2ユニオンボルト46とには、オイルパイ
プ48が接続されている。
【0023】エンジン2には、オイルポンプによって吐
出されるオイルをシリンダヘッド6側や油圧式アクチュ
エータ28に導くために、オイル通路50が設けられ
る。
【0024】このオイル通路48は、オイルパイプ48
で形成されたポンプ側パイプオイル通路52と、タイミ
ングチェーンカバー34の進角用、遅角用カバー側ボス
部54、56に形成された進角用、遅角用カバー側オイ
ル通路58、60と、シリンダヘッドカバー8に一体的
に形成された進角用、遅角用ヘッド側オイル通路62、
64と、吸気側カムハウジング14に形成した進角用、
遅角用ハウジング側オイル通路66、68と、吸気側カ
ム軸18に形成した進角用、遅角用シャフトオイル通路
(図示せず)とからなる。進角用、遅角用ヘッド側オイ
ル通路62、64は、進角用、遅角用入口側ボス部7
0、72と、進角用、遅角用通路側ボス部74、76
と、進角用、遅角用出口側ボス部78、80とによって
形成された進角用、遅角用入口部82、84と、進角
用、遅角用通路部86、88と、進角用、遅角用出口部
90、92とからなる。
【0025】そして、オイル通路50の一部としてシリ
ンダヘッドカバー8内でチェーン室32に位置する進角
用、遅角用ヘッド側オイル通路62、64のタイミング
チェーン30を跨ぐ部位の進角用、遅角用通路部86、
88は、図2に示す如く、シリンダヘッドカバー8に一
体的に設けられている。
【0026】また、この進角用、遅角用ヘッド側オイル
通路62、64においては、吸気側、排気側カムスプロ
ケット22、24のいずれか一方のカムスプロケットと
しての排気側カムスプロケット22の外側に進角用、遅
角用ヘッド側オイル通路62、64の進角用、遅角用入
口部82、84を開口して設け、進角用、遅角用ヘッド
側オイル通路62、64の進角用、遅角用通路部86、
88を吸気側、排気側カムスプロケット22、24間の
タイミングチェーン30のフリースパンS部位で跨せて
シリンダヘッドカバー8に一体的に設け、吸気側、排気
側カムスプロケット22、24のいずれか他方のカムス
プロケットである吸気側カムスプロケット22の内側に
進角用、遅角用ヘッド側オイル通路62、64の進角
用、遅角用出口部90、92を開口して設けている。
【0027】進角用、遅角用ヘッド側オイル通路62、
64は、シリンダヘッドカバー8の外側面に形成されて
いる。
【0028】進角用、遅角用ヘッド側オイル通路62、
64の進角用、遅角用出口部90、92と、シリンダヘ
ッド6に固定され且つシリンダヘッド6又はカム軸にオ
イルを供給するオイル通路である進角用、遅角用ハウジ
ング側オイル通路66、68の開口部位とは、当接して
設けられている。
【0029】進角用、遅角用ヘッド側オイル通路62、
64の進角用、遅角用入口部82、84と、進角用、遅
角用ヘッド側オイル通路62、64に連通するオイル通
路、つまり、タイミングチェーンカバー8の側面に形成
された進角用、遅角用カバー側オイル通路58、60の
開口部位(出口部)とは、当接して設けられている。
【0030】次に、この第1実施例の作用を説明する。
【0031】オイルポンプの駆動により、オイルパン内
のオイルは、メインギャラリ42からオイルパイプ48
に送られ、そして、オイル制御弁36に至る。このオイ
ル制御弁36は、エンジン回転数、アクセル開度、水温
等の各条件で、制御手段(図示せず)によって作動さ
れ、進角用、遅角用カバー側オイル通路58、60側へ
の進角用、遅角用の油圧を調整して油圧式アクチュエー
タ28を作動させ、適正なバルブタイミングとする。
【0032】ところで、この第1実施例の構成によれ
ば、シリンダヘッド6にオイルを導くオイル通路50の
少なくともタイミングチェーンを跨ぐ部位の進角用、遅
角用ヘッド側オイル通路62、64をシリンダヘッドカ
バー8と一体的に設けているので、シリンダヘッドカバ
ー8側にオイル通路を設けた場合であっても、タイミン
グチェーン30とのクリアランスM1(図2参照)を従
来のクリアランスM2(図9参照)よりも小さくするこ
とができ、これにより、シリンダヘッドカバー8の高さ
H1を従来の高さH2よりも高さG分だけ低くし(図1
参照)、もって、エンジン2の高さを低くし、エンジン
2をコンパクトにすることができる。
【0033】また、オイル通路50中の進角用、遅角用
ヘッド側オイル通路62、64においては、進角用、遅
角用入口部82、84が吸気側カムスプロケット22又
は排気側カムスプロケット24のいずれか一方のカムス
プロケットの外側に開口し、進角用、遅角用出口部9
0、92が吸気側カムスプロケット22又は排気側カム
スプロケット24のいずれか一方のカムスプロケットの
内側に開口し、進角用、遅角用通路部86、88がタイ
ミングチェーン30の間のフリースパンS部位で跨がせ
ているので、進角用、遅角用ヘッド側オイル通路62、
64の長さを短く形成することができ、また、フリース
パンS部位を進角用、遅角用ヘッド側オイル通路62、
64が跨いでいる場合でも、フリースパンS部位の急激
な進角又は遅角に伴うタイミングチェーン30のバタツ
キに対応するために必要なタイミングチェーン34とチ
ェーン室32とに配設されるオイル通路とのクリアラン
スM1を従来のクリアランスM2よりも小さくすること
ができ、これにより、シリンダヘッドカバー8の高さH
1を従来の高さH2よりも高さG分だけ低くし、もっ
て、エンジン2の高さを低くし、エンジン2をコンパク
トにすることができる。
【0034】更に、シリンダヘッドカバー8の外側面に
進角用、遅角用ヘッド側オイル通路62、64を形成し
たので、車両の走行風によって進角用、遅角用ヘッド側
オイル通路62、64内のオイルを積極的に冷却するこ
とができ、これにより、オイルの粘性を適正に維持し、
油圧式アクチュエータ28の作動を良好とし、また、オ
イルの使用寿命を長くすることができる。
【0035】更にまた、シリンダヘッド6又は吸気側、
排気側カム軸18、20にオイルを供給するオイル通路
50の進角用、遅角用ヘッド側オイル通路62、64の
進角用、遅角用入口部82、84と進角用、遅角用出口
部90、92とを連結する際に、溶接や取付ボルト等に
よってオイル通路を結合させる必要がないので、取付精
度の問題がなく、取付性を向上することができ、また、
エンジン2の振動によって破損するのを防止することが
でき、しかも、従来の進角用、遅角用のオイルパイプ・
ユニオンボルト・取付ボルト等の部品を不要とし、部品
点数を低減するとともに、コストを低減することができ
る。
【0036】また、進角用、遅角用カバー側オイル通路
58、60と進角用、遅角用ヘッド側オイル通路62、
64の進角用、遅角用入口部82、84とを連結する際
に、溶接や取付ボルト等によりオイル通路を結合させる
必要がないので、取付精度の問題がなく、取付性を向上
することができ、また、エンジン2の振動によって破損
するのを防止することができ、しかも、従来の進角用、
遅角用のオイルパイプ・ユニオンボルト・取付ボルト等
の部品を不要とし、部品点数を低減するとともに、コス
トを低減することができる。る。
【0037】図5、6は、この発明の特別構成であり、
第2実施例を示すものである。
【0038】以下の実施例にあっては、上述の第1実施
例と同一機能を果す箇所には、同一符号を付して説明す
る。
【0039】この第2実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、シリンダヘッドカバー8のヘッド
側オイル通路94には、タイミングチェーン30を跨ぐ
部位で、所要の通路断面積を確保させて、タイミングチ
ェーン30側にこのタイミングチェーン30を避ける形
で凹所96を形成し、通路内径Dよりも小さな高さTで
且つ大きな幅Wの平坦部94Aを形成した。
【0040】この第2実施例の構成によれば、タイミン
グチェーン30を跨ぐ部位で、ヘッド側オイル通路94
に平坦部94Aが形成されているので、ヘッド側オイル
通路94全体を低い箇所に配設しても、タイミングチェ
ーン30が干渉することがなく、もって、シリンダヘッ
ドカバー8の高さを低くし、エンジン2のコンパクト化
を図ることができる。
【0041】図7は、この発明の特別構成であり、第3
実施例を示すものである。
【0042】この第3実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、シリンダヘッドカバー8には、外
方に突出した膨出部8Bを形成し、この膨出部8Bにヘ
ッド側オイル通路98を形成した。
【0043】この第3実施例の構成によれば、シリンダ
ヘッドカバー8にはヘッド側オイル通路98を形成する
膨出部8Bのみを部分的に突出させれば良く、シリンダ
ヘッドカバー8の大型化を防止するとともに、走行風に
よるオイルの冷却効率を向上することができる。
【0044】なお、この発明においては、ヘッド側オイ
ル通路を、シリンダヘッドカバーの低い箇所で且つ各部
品から避けるように廻り込ませる形で、シリンダヘッド
カバーと一体的に設け、ヘッド側オイル通路を短く形成
し、これにより、簡単な構成とし、また、オイルの供給
を迅速に行わせることも可能である。
【0045】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、第1に、オイル通路の一部としてシリン
ダヘッドカバー内でチェーン室に位置するヘッド側オイ
ル通路を設け、このヘッド側オイル通路の少なくともタ
イミングチェーンを跨ぐ部位をシリンダヘッドカバーに
一体的に設けたことにより、シリンダヘッドカバー側に
オイル通路を設けた場合であっても、タイミングチェー
ンとの間に大きなクリアランスを設ける必要がなく、こ
れにより、シリンダヘッドカバーの高さを低くし、もっ
て、エンジンの高さを低くし、エンジンをコンパクトに
してコスト、重量を低減し得る。
【0046】第2に、オイル通路の一部としてシリンダ
ヘッドカバー内でチェーン室に位置するヘッド側オイル
通路を設け、吸気側、排気側カムスプロケットのいずれ
か一方のカムスプロケットの外側にヘッド側オイル通路
の入口部を開口して設け、ヘッド側オイル通路の通路部
をタイミングチェーンの吸気側、排気側カムスプロケッ
ト間のフリースパン部位で跨せてシリンダヘッドカバー
に一体的に設け、吸気側、排気側カムスプロケットのい
ずれか他方のカムスプロケットの内側にヘッド側オイル
通路の出口部を開口して設けたことにより、ヘッド側オ
イル通路を短く形成することができ、また、吸気側、排
気側カムスプロケット間のタイミングチェーンのフリー
スパン部位をヘッド側オイル通路が跨いでいる場合で
も、このフリースパン部位の急激な進角時、遅角時に伴
うタイミングチェーンのバタツキに対応するために必要
なタイミングチェーンとチェーン室とに配設されるオイ
ル通路とのクリアランスが不要となり、タイミングチェ
ーンカバーの高さを低くして、もって、エンジンの高さ
を低くし、エンジンをコンパクトにしてコスト、重量を
低減し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジンの一部断面図である。
【図2】図1の2−2線による断面図である。
【図3】図2の一部拡大した断面図である。
【図4】シリンダヘッドの一部平面図である。
【図5】第2実施例においてヘッド側オイル通路の概略
側面図である。
【図6】第2実施例においてヘッド側オイル通路の概略
平面図である。
【図7】第3実施例においてヘッド側オイル通路の断面
図である。
【図8】従来のエンジンの一部断面図である。
【図9】図8の9−9線による断面図である。
【符号の説明】
2 エンジン 6 シリンダヘッド 8 シリンダヘッドカバー 10 カム室 12 クランク軸 18 吸気側カム軸 20 排気側カム軸 26 可変バルブタイミング装置 28 油圧式アクチュエータ 30 タイミングチェーン 32 チェーン室 34 タイミングチェーンカバー 36 オイル制御弁 50 オイル通路 62 進角用ヘッド側オイル通路 64 遅角用ヘッド側オイル通路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのシリンダブロックに軸支した
    クランク軸にクランクスプロケットを設け、前記エンジ
    ンのシリンダヘッドに軸支した吸気側、排気側カム軸に
    吸気側、排気側カムスプロケットを設け、前記クランク
    スプロケットと前記吸気側、排気側カムスプロケットと
    にタイミングチェーンを巻き掛けて設け、このタイミン
    グチェーンを覆ってチェーン室を形成するように前記シ
    リンダブロックと前記シリンダヘッドとに跨るタイミン
    グチェーンカバーを設け、前記シリンダヘッドにはカム
    室を形成するようにシリンダヘッドカバーを設け、前記
    クランク軸の回転で駆動されて油圧を発生するオイルポ
    ンプを設け、このオイルポンプによって吐出されるオイ
    ルを前記シリンダヘッドに導くオイル通路を設けるエン
    ジンのオイル通路構造において、前記オイル通路の一部
    として前記シリンダヘッドカバー内で前記チェーン室に
    位置するヘッド側オイル通路を設け、このヘッド側オイ
    ル通路の少なくとも前記タイミングチェーンを跨ぐ部位
    を前記シリンダヘッドカバーに一体的に設けたことを特
    徴とするエンジンのオイル通路構造。
  2. 【請求項2】 エンジンのシリンダブロックに軸支した
    クランク軸にクランクスプロケットを設け、前記エンジ
    ンのシリンダヘッドに軸支した吸気側、排気側カム軸に
    吸気側、排気側カムスプロケットを設け、前記クランク
    スプロケットと前記吸気側、排気側カムスプロケットと
    にタイミングチェーンを巻き掛けて設け、このタイミン
    グチェーンを覆ってチェーン室を形成するように前記シ
    リンダブロックと前記シリンダヘッドとに跨るタイミン
    グチェーンカバーを設け、前記シリンダヘッドにはカム
    室を形成するようにシリンダヘッドカバーを設け、前記
    吸気側、排気側カム軸の少なくともいずれか一方のカム
    軸に前記カム軸と前記カムスプロケットとの回転位相を
    変化させる油圧式アクチュエータを設け、前記クランク
    軸の回転で駆動されて油圧を発生するオイルポンプを設
    け、このオイルポンプによって吐出されるオイルを前記
    油圧式アクチュエータに導くオイル通路を設けるエンジ
    ンのオイル通路構造において、前記オイル通路の一部と
    して前記シリンダヘッドカバー内で前記チェーン室に位
    置するヘッド側オイル通路を設け、前記吸気側、排気側
    カムスプロケットのいずれか一方のカムスプロケットの
    外側に前記ヘッド側オイル通路の入口部を開口して設
    け、前記ヘッド側オイル通路の通路部を前記タイミング
    チェーンの前記吸気側、排気側カムスプロケット間のフ
    リースパン部位で跨せて前記シリンダヘッドカバーに一
    体的に設け、前記吸気側、排気側カムスプロケットのい
    ずれか他方のカムスプロケットの内側に前記ヘッド側オ
    イル通路の出口部を開口して設けたことを特徴とするエ
    ンジンのオイル通路構造。
  3. 【請求項3】 前記ヘッド側オイル通路は、前記シリン
    ダヘッドカバーの外側面に形成されたことを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載のエンジンのオイル通路構
    造。
  4. 【請求項4】 前記シリンダヘッドカバーの前記ヘッド
    側オイル通路の出口部位と、前記シリンダヘッドに固定
    されるとともに前記シリンダヘッド又は前記カム軸にオ
    イルを供給するオイル通路の開口部位とを、当接して設
    けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエ
    ンジンのオイル通路構造。
  5. 【請求項5】 前記シリンダヘッドカバーの前記ヘッド
    側オイル通路の入口部位と、前記ヘッド側オイル通路に
    連通するオイル通路の開口部が形成された前記チェーン
    カバーの通路開口部とを、当接して設けたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載のエンジンのオイル通
    路構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007182833A (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Kawasaki Heavy Ind Ltd エンジン
JP2011163275A (ja) * 2010-02-12 2011-08-25 Mitsubishi Motors Corp エンジンの配管構造
JP2014118868A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Mahle Filter Systems Japan Corp フロントカバー

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