JP2624165B2 - ロッカアームの支持構造 - Google Patents
ロッカアームの支持構造Info
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- JP2624165B2 JP2624165B2 JP6062406A JP6240694A JP2624165B2 JP 2624165 B2 JP2624165 B2 JP 2624165B2 JP 6062406 A JP6062406 A JP 6062406A JP 6240694 A JP6240694 A JP 6240694A JP 2624165 B2 JP2624165 B2 JP 2624165B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バルブ開閉タイミング
変更機構を有するエンジンと、これにさらにバルブ作動
停止機構とを備えたエンジンとでカムシャフトホルダ等
を共用できるようにしたロッカアームの支持構造に関す
る。
変更機構を有するエンジンと、これにさらにバルブ作動
停止機構とを備えたエンジンとでカムシャフトホルダ等
を共用できるようにしたロッカアームの支持構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用エンジンにおける吸気
バルブ及び排気バルブの開閉制御はエンジンの回転数や
アクセルの踏込み量などから得られる運転状態に対応し
て開閉時期が設定されている。そして、このような動弁
装置において、運転状態に応じて低速時には燃費の低減
を図り、高速時には効率的な吸気及び排気が行えるよう
にするためにカムのプロフィールを変化させるものが提
案されている。これは低速時あるいは高速時で吸気バル
ブ及び排気バルブの開閉タイミングやリフト量、開放期
間などを変えることで行っている。
バルブ及び排気バルブの開閉制御はエンジンの回転数や
アクセルの踏込み量などから得られる運転状態に対応し
て開閉時期が設定されている。そして、このような動弁
装置において、運転状態に応じて低速時には燃費の低減
を図り、高速時には効率的な吸気及び排気が行えるよう
にするためにカムのプロフィールを変化させるものが提
案されている。これは低速時あるいは高速時で吸気バル
ブ及び排気バルブの開閉タイミングやリフト量、開放期
間などを変えることで行っている。
【0003】即ち、自動車用エンジンにおいて、高速用
カムと低速用カムとをカムシャフトに設け、高速用カム
は高速運転に対応したバルブ開閉タイミングを得ること
のできるカムプロフィールを有し、一方、低速用カムは
低速運転に対応したバルブ開閉タイミングを得ることの
できるカムプロフィールを有している。そして、エンジ
ンの運転中に、運転状態に応じて高速用カムあるいは低
速用カムとを選択的に使用することで、それに最適な吸
気バルブ及び排気バルブの開閉タイミングを得ることが
できるようになっている。
カムと低速用カムとをカムシャフトに設け、高速用カム
は高速運転に対応したバルブ開閉タイミングを得ること
のできるカムプロフィールを有し、一方、低速用カムは
低速運転に対応したバルブ開閉タイミングを得ることの
できるカムプロフィールを有している。そして、エンジ
ンの運転中に、運転状態に応じて高速用カムあるいは低
速用カムとを選択的に使用することで、それに最適な吸
気バルブ及び排気バルブの開閉タイミングを得ることが
できるようになっている。
【0004】具体的には、例えば、ロッカシャフトにロ
ッカアームの基端を固定すると共に、高速用ロッカアー
ムを結合、分離可能に設け、ロッカアームの揺動端をバ
ルブの上端部に当接させ、低速用のカムと高速用のカム
を低速用ロッカアーム、高速用ロッカアームに係合させ
た構造となっている。つまり、低速時等においては、低
速用カムによってロッカアームが揺動されて、バルブの
開閉がなされ、高速時には、高速用ロッカアームがロッ
カシャフトに結合され、高速用カムによってロッカアー
ムが揺動されて、バルブの開閉がなされるのである。
ッカアームの基端を固定すると共に、高速用ロッカアー
ムを結合、分離可能に設け、ロッカアームの揺動端をバ
ルブの上端部に当接させ、低速用のカムと高速用のカム
を低速用ロッカアーム、高速用ロッカアームに係合させ
た構造となっている。つまり、低速時等においては、低
速用カムによってロッカアームが揺動されて、バルブの
開閉がなされ、高速時には、高速用ロッカアームがロッ
カシャフトに結合され、高速用カムによってロッカアー
ムが揺動されて、バルブの開閉がなされるのである。
【0005】また、このような自動車用エンジンにおい
て、アイドル運転時や低負荷運転時に、例えば、4気筒
エンジンであればそのうちの2気筒を停止して燃費の低
減を図った休筒機構が従来より提案されている。即ち、
動弁装置において、アイドル運転時や低負荷運転時にピ
ストンは作動しているが、吸気バルブ及び排気バルブの
作動を停止して燃料の供給を行わないようにするもので
ある。
て、アイドル運転時や低負荷運転時に、例えば、4気筒
エンジンであればそのうちの2気筒を停止して燃費の低
減を図った休筒機構が従来より提案されている。即ち、
動弁装置において、アイドル運転時や低負荷運転時にピ
ストンは作動しているが、吸気バルブ及び排気バルブの
作動を停止して燃料の供給を行わないようにするもので
ある。
【0006】具体的な構造例としては、ロッカシャフト
にロッカアームの基端を固定すると共に、低速用ロッカ
アーム及び高速用ロッカアームを結合、分離可能に設
け、ロッカアームの揺動端をバルブの上端部に当接さ
せ、低速用カムと高速用カムを対応する低速用ロッカア
ーム、高速用ロッカアームにそれぞれ結合させた構造と
なっている。この構造においては低速時等においては、
低速用ロッカアームがロッカシャフトに結合され、低速
用カムによってバルブが開閉され、高速時には高速用ロ
ッカアームがロッカシャフトに結合され、高速用カムに
よってバルブが開閉され、低速用ロッカアーム及び高速
用ロッカアームをロッカシャフトに対し分離することに
より、バルブの作動の停止状態、即ち休筒状態が達成さ
れる。
にロッカアームの基端を固定すると共に、低速用ロッカ
アーム及び高速用ロッカアームを結合、分離可能に設
け、ロッカアームの揺動端をバルブの上端部に当接さ
せ、低速用カムと高速用カムを対応する低速用ロッカア
ーム、高速用ロッカアームにそれぞれ結合させた構造と
なっている。この構造においては低速時等においては、
低速用ロッカアームがロッカシャフトに結合され、低速
用カムによってバルブが開閉され、高速時には高速用ロ
ッカアームがロッカシャフトに結合され、高速用カムに
よってバルブが開閉され、低速用ロッカアーム及び高速
用ロッカアームをロッカシャフトに対し分離することに
より、バルブの作動の停止状態、即ち休筒状態が達成さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記バルブ
開閉タイミング変更機構を有するエンジンと、さらにバ
ルブ作動停止機構を備えたエンジンとを製作する場合、
特にロッカアームのレイアウトが異なることからシリン
ダヘッドを別々に製作しなければならず、その共用化は
図れなかった。
開閉タイミング変更機構を有するエンジンと、さらにバ
ルブ作動停止機構を備えたエンジンとを製作する場合、
特にロッカアームのレイアウトが異なることからシリン
ダヘッドを別々に製作しなければならず、その共用化は
図れなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、一端が複数のバルブに当接する弁駆動
ロッカアームと同弁駆動ロッカアームの両側にそれぞれ
設けられる高速用ロッカアームと低速用ロッカアームと
上記各ロッカアームを支持するロッカシャフトにより構
成される第一の動弁機構と、一端が複数のバルブに当接
し低速カムにより駆動される低速用弁駆動ロッカアーム
と同低速用弁駆動ロッカアームの片側に設けられる高速
用ロッカアームと上記各ロッカアームを支持するロッカ
シャフトと上記低速用弁駆動ロッカアームの高速用ロッ
カアームの反対側に設けられる上記ロッカシャフトより
も大径のカラー部により構成される第二の動弁機構を有
し、上記第一の動弁機構の低速用ロッカアームの外側面
から高速用ロッカアームの外側面までの幅と上記第二の
動弁機構の高速用ロッカアームの外側面からカラー部ま
での幅が等しく、上記第一及び第二の動弁機構のロッカ
シャフトが同一間隔で設けられた複数のジャーナル部と
同ジャーナル部にかぶせられるロッカシャフトキャップ
により支持されることを特徴とするロッカアームの支持
構造を構成したのである。
め、本発明では、一端が複数のバルブに当接する弁駆動
ロッカアームと同弁駆動ロッカアームの両側にそれぞれ
設けられる高速用ロッカアームと低速用ロッカアームと
上記各ロッカアームを支持するロッカシャフトにより構
成される第一の動弁機構と、一端が複数のバルブに当接
し低速カムにより駆動される低速用弁駆動ロッカアーム
と同低速用弁駆動ロッカアームの片側に設けられる高速
用ロッカアームと上記各ロッカアームを支持するロッカ
シャフトと上記低速用弁駆動ロッカアームの高速用ロッ
カアームの反対側に設けられる上記ロッカシャフトより
も大径のカラー部により構成される第二の動弁機構を有
し、上記第一の動弁機構の低速用ロッカアームの外側面
から高速用ロッカアームの外側面までの幅と上記第二の
動弁機構の高速用ロッカアームの外側面からカラー部ま
での幅が等しく、上記第一及び第二の動弁機構のロッカ
シャフトが同一間隔で設けられた複数のジャーナル部と
同ジャーナル部にかぶせられるロッカシャフトキャップ
により支持されることを特徴とするロッカアームの支持
構造を構成したのである。
【0009】
【作用】この構造によれば、バルブ開閉タイミング変更
機構のみを有するエンジンであっても、さらにバルブ作
動停止機構を備えたエンジンにおいても、同一のカムシ
ャフトホルダ等を用いることができる。
機構のみを有するエンジンであっても、さらにバルブ作
動停止機構を備えたエンジンにおいても、同一のカムシ
ャフトホルダ等を用いることができる。
【0010】
【実施例】図1には、本発明の一実施例に係るロッカア
ームの支持構造におけるロッカアーム組立体を示す。図
1(A)には、第二の動弁機構である、バルブ開閉タイ
ミング変更機構のみを備えたロッカアーム組立体1を示
し、図1(B)には、第一の動弁機構である、さらにバ
ルブ作動停止機構を備えたロッカアーム組立体2を示
す。
ームの支持構造におけるロッカアーム組立体を示す。図
1(A)には、第二の動弁機構である、バルブ開閉タイ
ミング変更機構のみを備えたロッカアーム組立体1を示
し、図1(B)には、第一の動弁機構である、さらにバ
ルブ作動停止機構を備えたロッカアーム組立体2を示
す。
【0011】ロッカアーム組立体1は、ロッカシャフト
3上に、カラー部4を有するロッカアーム5の基端部を
一体的に取付け、それに隣接させて高速用ロッカアーム
6を結合分離可能に取付けてなる。ロッカアーム5の他
端は、バルブのステムエンドに当接される部分で、その
ためのアジャストナット7が設けられている。ロッカア
ーム5は、低速時等に作動されるもので、低速用のカム
と係合されるローラベアリング8を備えている。高速用
ロッカアーム6は高速用カムと接触されるローラベアリ
ング9を備えている。このロッカアーム組立体1のカラ
ー部4の端面から高速用ロッカアーム6の端面までの長
さは「L」とされている。
3上に、カラー部4を有するロッカアーム5の基端部を
一体的に取付け、それに隣接させて高速用ロッカアーム
6を結合分離可能に取付けてなる。ロッカアーム5の他
端は、バルブのステムエンドに当接される部分で、その
ためのアジャストナット7が設けられている。ロッカア
ーム5は、低速時等に作動されるもので、低速用のカム
と係合されるローラベアリング8を備えている。高速用
ロッカアーム6は高速用カムと接触されるローラベアリ
ング9を備えている。このロッカアーム組立体1のカラ
ー部4の端面から高速用ロッカアーム6の端面までの長
さは「L」とされている。
【0012】バルブ作動停止機構付きのロッカアーム組
立体2は、ロッカシャフト3上にロッカアーム10の基
端を一体的に取付け、その両側に低速用のロッカアーム
11、高速用のロッカアーム12をロッカシャフト3に
対し結合、分離可能に取付けてなる。ロッカアーム10
の他端はバルブのステムエンドに当接される部分で、ア
ジャストナット7を備えている。低速用ロッカアーム1
1、高速用ロッカアーム12は先端にローラベアリング
13,14を備えており、ローラベアリング13,14
は、低速用カム、高速用カムに接触される。このロッカ
アーム組立体2の低速用ロッカアーム11の端面から高
速用ロッカアーム12の端面までの長さは、ロッカアー
ム組立体1と同様「L」とされている。
立体2は、ロッカシャフト3上にロッカアーム10の基
端を一体的に取付け、その両側に低速用のロッカアーム
11、高速用のロッカアーム12をロッカシャフト3に
対し結合、分離可能に取付けてなる。ロッカアーム10
の他端はバルブのステムエンドに当接される部分で、ア
ジャストナット7を備えている。低速用ロッカアーム1
1、高速用ロッカアーム12は先端にローラベアリング
13,14を備えており、ローラベアリング13,14
は、低速用カム、高速用カムに接触される。このロッカ
アーム組立体2の低速用ロッカアーム11の端面から高
速用ロッカアーム12の端面までの長さは、ロッカアー
ム組立体1と同様「L」とされている。
【0013】一方、図2ないし図5にはロッカアーム組
立体1,2が支持されるカムシャフトホルダ等を示す。
15がシリンダヘッドで、その上にカムシャフトホルダ
16が取付けられている。カムシャフトホルダ16の下
面には、エンジンのクランク軸方向に沿って一定の間隔
ごとにロッカシャフトジャーナル部17が形成されてお
り、隣り合うジャーナル部17に、ロッカアーム組立体
1もしくは2のロッカシャフト3の両端部が嵌め込ま
れ、ロッカシャフトキャップ18をカムシャフトホルダ
16に取付けることにより保持される。
立体1,2が支持されるカムシャフトホルダ等を示す。
15がシリンダヘッドで、その上にカムシャフトホルダ
16が取付けられている。カムシャフトホルダ16の下
面には、エンジンのクランク軸方向に沿って一定の間隔
ごとにロッカシャフトジャーナル部17が形成されてお
り、隣り合うジャーナル部17に、ロッカアーム組立体
1もしくは2のロッカシャフト3の両端部が嵌め込ま
れ、ロッカシャフトキャップ18をカムシャフトホルダ
16に取付けることにより保持される。
【0014】なお、カムシャフトホルダ16の上面に
は、カムシャフト19,20が組み付けられ、カムキャ
ップ21により保持される。カムシャフト19,20に
は、ロッカアーム組立体1,2のロッカシャフト3上の
ロッカアーム5、高速用のロッカアーム6のローラベア
リング8,9あるいは低速用、高速用のロッカアーム1
1,12のローラベアリング13,14に接触する低速
用及び高速用のカム22,23が形成されている。
は、カムシャフト19,20が組み付けられ、カムキャ
ップ21により保持される。カムシャフト19,20に
は、ロッカアーム組立体1,2のロッカシャフト3上の
ロッカアーム5、高速用のロッカアーム6のローラベア
リング8,9あるいは低速用、高速用のロッカアーム1
1,12のローラベアリング13,14に接触する低速
用及び高速用のカム22,23が形成されている。
【0015】図2,3には、バルブ作動停止機構を備え
ていないロッカアーム組立体1のみを組み付けた状態を
示す。なお、図2中、右側が吸気側、左側が排気側を示
す。図2中、24は高速用ロッカアーム6のカムシャフ
ト3との分離時高速用ロッカアーム6を高速用カム23
に接触させておくためのロストモーション機構で、カム
キャップ21に保持されている。高速用ロッカアーム6
のカムシャフト3との結合分離は例えば油圧力とばね力
等によりなされ、そのためのオイルコントロールバルブ
25がカムシャフトホルダ16の端部に組み付けられて
いる。図3には、ロッカアーム組立体1の平面及び併せ
てロッカアーム5端のアジャストナット7とバルブ26
のステムエンドとの当接状態を示してある。
ていないロッカアーム組立体1のみを組み付けた状態を
示す。なお、図2中、右側が吸気側、左側が排気側を示
す。図2中、24は高速用ロッカアーム6のカムシャフ
ト3との分離時高速用ロッカアーム6を高速用カム23
に接触させておくためのロストモーション機構で、カム
キャップ21に保持されている。高速用ロッカアーム6
のカムシャフト3との結合分離は例えば油圧力とばね力
等によりなされ、そのためのオイルコントロールバルブ
25がカムシャフトホルダ16の端部に組み付けられて
いる。図3には、ロッカアーム組立体1の平面及び併せ
てロッカアーム5端のアジャストナット7とバルブ26
のステムエンドとの当接状態を示してある。
【0016】図5、図6には、第1番目と第4番目の気
筒を休筒できるものとするため、ロッカアーム組立体を
バルブ作動停止機構付のものに変えたエンジンを示す。
カムシャフトホルダ16、ロッカシャフトキャップ18
等はそのまま共有できる。ただし、休筒時には、低速用
ロッカアーム11に対してもロストモーション機構24
を作用させる必要があることから、二つのカムキャップ
21をロストモーション機構保持部を備えたもの、及び
さらにもう一組備えたもの21aに代える必要がある。
また、休筒用のオイルコントロールバルブ27が必要で
あることから、それがカムシャフトホルダ16の端部等
に組み付けられる。
筒を休筒できるものとするため、ロッカアーム組立体を
バルブ作動停止機構付のものに変えたエンジンを示す。
カムシャフトホルダ16、ロッカシャフトキャップ18
等はそのまま共有できる。ただし、休筒時には、低速用
ロッカアーム11に対してもロストモーション機構24
を作用させる必要があることから、二つのカムキャップ
21をロストモーション機構保持部を備えたもの、及び
さらにもう一組備えたもの21aに代える必要がある。
また、休筒用のオイルコントロールバルブ27が必要で
あることから、それがカムシャフトホルダ16の端部等
に組み付けられる。
【0017】図6には、ロッカアーム組立体2の平面及
び併せてロッカアーム10の端部のアジャストナット7
とバルブ26のステムエンドとの当接状態を示す。な
お、この実施例では、図に示すように、バルブ作動停止
機構付のロッカアーム組立体2においては、アジャスト
ナット7とステムエンドとの当接点が、ステムエンド中
心に対し、バルブ作動停止機構なしのものとは逆側にd
3 ずれるようにしてある。これは、逆側にずらすことに
より、低速用ロッカアーム11の肉厚を増やして剛性の
向上を図ったことによる。勿論、バルブの開閉機能は何
ら異なるところはない。
び併せてロッカアーム10の端部のアジャストナット7
とバルブ26のステムエンドとの当接状態を示す。な
お、この実施例では、図に示すように、バルブ作動停止
機構付のロッカアーム組立体2においては、アジャスト
ナット7とステムエンドとの当接点が、ステムエンド中
心に対し、バルブ作動停止機構なしのものとは逆側にd
3 ずれるようにしてある。これは、逆側にずらすことに
より、低速用ロッカアーム11の肉厚を増やして剛性の
向上を図ったことによる。勿論、バルブの開閉機能は何
ら異なるところはない。
【0018】
【発明の効果】本発明に係るロッカアーム支持構造によ
れば、ロッカアーム組立体の軸方向寸法を、バルブ作動
停止機構付きのものとそうでないものとで同じにしたの
で、カムシャフトホルダ等が共用できるようになり、製
作、コストの面で有利となる。
れば、ロッカアーム組立体の軸方向寸法を、バルブ作動
停止機構付きのものとそうでないものとで同じにしたの
で、カムシャフトホルダ等が共用できるようになり、製
作、コストの面で有利となる。
【図1】一実施例におけるロッカアーム組立体の平面図
である。
である。
【図2】バルブ作動停止機構を有しないエンジンのシリ
ンダヘッドの平面図である。
ンダヘッドの平面図である。
【図3】組付け状態のロッカアーム等の配列及びバルブ
との関係の説明図である。
との関係の説明図である。
【図4】図2のA−A矢視断面図である。
【図5】バルブ作動停止機構を有するエンジンのシリン
ダヘッドの平面図である。
ダヘッドの平面図である。
【図6】組付け状態のロッカアーム等の配列及びバルブ
との関係を示す説明図である。
との関係を示す説明図である。
1 バルブ開閉タイミング変更機構を有するロッカアー
ム組立体 2 バルブ作動停止機構を備えたロッカアーム組立体 3 ロッカシャフト 5 ロッカアーム 6 高速用ロッカアーム 8,9 ローラベアリング 10 ロッカアーム 11 低速用ロッカアーム 12 高速用ロッカアーム 13,14 ローラベアリング 15 シリンダヘッド 16 カムシャフトホルダ 17 ロッカシャフトジャーナル部 18 ロッカシャフトキャップ 19,20 カムシャフト 21 カムキャップ 22 低速用カム 23 高速用カム
ム組立体 2 バルブ作動停止機構を備えたロッカアーム組立体 3 ロッカシャフト 5 ロッカアーム 6 高速用ロッカアーム 8,9 ローラベアリング 10 ロッカアーム 11 低速用ロッカアーム 12 高速用ロッカアーム 13,14 ローラベアリング 15 シリンダヘッド 16 カムシャフトホルダ 17 ロッカシャフトジャーナル部 18 ロッカシャフトキャップ 19,20 カムシャフト 21 カムキャップ 22 低速用カム 23 高速用カム
Claims (1)
- 【請求項1】 一端が複数のバルブに当接する弁駆動ロ
ッカアームと同弁駆動ロッカアームの両側にそれぞれ設
けられる高速用ロッカアームと低速用ロッカアームと上
記各ロッカアームを支持するロッカシャフトにより構成
される第一の動弁機構と、 一端が複数のバルブに当接し低速カムにより駆動される
低速用弁駆動ロッカアームと同低速用弁駆動ロッカアー
ムの片側に設けられる高速用ロッカアームと上記各ロッ
カアームを支持するロッカシャフトと上記低速用弁駆動
ロッカアームの高速用ロッカアームの反対側に設けられ
る上記ロッカシャフトよりも大径のカラー部により構成
される第二の動弁機構を有し、上記第一の動弁機構の低速用ロッカアームの外側面から
高速用ロッカアームの外側面までの幅と上記第二の動弁
機構の高速用ロッカアームの外側面からカラー部までの
幅が等しく、 上記第一及び第二の動弁機構のロッカシャフトが 同一間
隔で設けられた複数のジャーナル部と同ジャーナル部に
かぶせられるロッカシャフトキャップにより支持される
ことを特徴とするロッカアームの支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6062406A JP2624165B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | ロッカアームの支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6062406A JP2624165B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | ロッカアームの支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0749008A JPH0749008A (ja) | 1995-02-21 |
JP2624165B2 true JP2624165B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=13199235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6062406A Expired - Lifetime JP2624165B2 (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | ロッカアームの支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2624165B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010066052A (ko) * | 1999-12-31 | 2001-07-11 | 이계안 | 로커 아암 축의 내구력 향상 구조 |
JP4611964B2 (ja) * | 2006-12-05 | 2011-01-12 | 株式会社オティックス | ロッカアーム組付モジュール |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63167016A (ja) * | 1986-12-27 | 1988-07-11 | Honda Motor Co Ltd | 多気筒内燃機関の動弁装置 |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP6062406A patent/JP2624165B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0749008A (ja) | 1995-02-21 |
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