JPH06299773A - 組立建物用構成部材の接合構造 - Google Patents

組立建物用構成部材の接合構造

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JPH06299773A
JPH06299773A JP11402393A JP11402393A JPH06299773A JP H06299773 A JPH06299773 A JP H06299773A JP 11402393 A JP11402393 A JP 11402393A JP 11402393 A JP11402393 A JP 11402393A JP H06299773 A JPH06299773 A JP H06299773A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 相互に接合される第1および第2構成部材の
汎用性を損なうことなく、接合作業を極めて容易に行う
ことができる組立建物用構成部材の接合構造を提供する
ことを目的とする。 【構成】 接合金具2を介して、第1構成部材4と第2
構成部材3とを相互に突き合わせた状態で接合する組立
建物用構成部材の接合構造において、接合金具2は、第
1構成部材4に直接または間接に回転自在に係止される
固定体21aと、第2構成部材3に抜け止め状態で係止
される細長形状の固定板22とを有するねじ機構を備
え、第2構成部材3は、第1構成部材4側の端部に断面
「C」字状の溝条11を備え、固定板22は、長手方向
を溝条11の延設方向に沿わせた回転位置で、溝条11
の開口部11aに挿入可能に構成されると共に、この位
置から幾分回転した位置で、溝条11に回転を阻止され
溝条11の開口縁部11bに抜け止め可能に構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、フェンスや門
扉などの支柱に、フェンス本体や扉体、あるいは門扉廻
りのポスト、表札、門灯などの小物製品を取り付けるた
めの組立建物用構成部材の接合構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の組立建物用構成部材の接
合構造として、実公平3−5658号公報に記載のもの
が知られている。このものは、門扉などの支柱の4面に
それぞれ長手方向に延びる凹溝を形成し、この各凹溝に
頭部またはナット部を挿入したボルトを係止し、このボ
ルトにより、ヒンジなどを介して門扉本体を支柱に接合
できるようになっている。凹溝の開放端部および中間部
には、それぞれ凹溝内に臨む各一対の係止突条が対向し
て形成されており、ボルトの頭部またはナット部は、支
柱の端部から凹溝内の上記係止突条で囲われた空間に挿
入される。
【0003】例えば、支柱(門柱)に門扉本体(扉)を
取り付ける場合には、予めナット部を先端に軽くねじ込
んだボルトを上下一対のヒンジにそれぞれ装着し、この
一対のヒンジを門扉本体に取り付けておく。そして、支
柱の上端のキャップを外し、門扉本体を持ち上げ、これ
を取付姿勢の状態に立てて、下側のヒンジから支柱の凹
溝に落とし込むようにして挿入する。次に、門扉本体を
所定の取付高さに保持しておいて、ボルトを締め付け、
ナットとヒンジとの間に凹溝の開放端部側の係止突条を
挟み込むようにして、門扉本体を支柱に固定する。この
ようにヒンジを介して支柱に門扉本体を接合した後、支
柱のキャップを装着する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の組立
建物用構成部材の接合構造では、予めボルトなどの接合
金具を装着した門扉本体を、支柱の上端から落とし込む
ようにして取り付ける必要がある。このため、支柱のキ
ャップを着脱する必要があると共に、門扉本体を支柱の
上部まで差し上げ、かつ適正姿勢に保持した状態で位置
決めしながら落とし込む必要があり、特に、門扉本体が
重量のある鋳物製などである場合や、支柱が高い場合に
は、この接合作業が極めて煩雑かつ作業性の悪いものと
なっていた。一方、門扉本体を高く持ち上げる作業を省
くために、凹溝の一部にボルトのナット部が挿入可能な
幅広の切欠き部を形成することも行われている。しか
し、この場合には、上下のヒンジの位置に合致させて切
欠き部を形成する必要があり、支柱に加工を施す必要が
生ずると共に、支柱自体の汎用性が損なわれる問題があ
った。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、相互に接合される第1および第2構成部
材の汎用性を損なうことなく、接合作業を極めて容易に
行うことができる組立建物用構成部材の接合構造を提供
することをその目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、接合金具を介して、第1構成部材と第2構成部
材とを相互に突き合わせた状態で接合する組立建物用構
成部材の接合構造において、接合金具は、第1構成部材
に直接または間接に回転自在に係止される固定体と、第
2構成部材に抜け止め状態で係止される細長形状の固定
板とを有するねじ機構を備え、第2構成部材は、第1構
成部材側の端部に断面「C」字状の溝条を備え、固定板
は、長手方向を溝条の延設方向に沿わせた回転位置で、
溝条の開口部に挿入可能に構成されると共に、この位置
から幾分回転した位置で、溝条に回転を阻止され溝条の
開口縁部に抜け止め可能に構成されていることを特徴と
する。
【0007】
【作用】第1構成部材に回転自在に係止される固定体
と、第2構成部材に抜け止め状態で係止される固定板と
を、予め第1構成部材に組み付けておき、次に、固定板
を、溝条の延設方向に沿う位置に回転させ、この状態
で、おおよその取付高さに保持した第1構成部材を第2
構成部材に突き合わせるようにして、固定板を溝条の開
口部に挿入する。次に、固定体を回転させ、すなわち固
定体をねじ込むようにし、第1構成部材を第2構成部材
にいったん仮止めした後、高さ調節して、固定体の本締
めを行なう。この場合、固定体を回転させると、固定板
は連れ回りするが、挿入位置から幾分回転したところ
で、溝条によりその回転が阻止される。さらに固定体を
回転させると、ねじ機構の作用により、固定板は固定体
側に引きつけられてゆき、最終的に固定板と固定体との
間に溝条の開口縁部が強固に挟み込まれて、第1構成部
材と第2構成部材との固定が行われる。
【0008】このように、接合金具を、第1構成部材に
係止される固定体と、第2構成部材に係止される細長形
状の固定板とを有するねじ機構で構成すると共に、第2
構成部材を、断面「C」字状の溝条を有するもので構成
し、さらに、固定板を、その長手方向を溝条の延設方向
に沿わせた位置で、溝条の開口部に挿入可能に、かつこ
の位置から幾分回転した位置で、溝条内で回転を阻止さ
れ溝条の開口縁部に抜け止め可能に構成することによ
り、溝条の延設方向の任意の位置に、固定板を直接に挿
入かつ固定でき、すなわち第2構成部材の任意の位置に
第1構成部材を直接的に接合することができる。また、
溝条には、特段の加工を加える必要がなく、第2構成部
材を汎用的に用いることができる。
【0009】
【実施例】以下、添付の図1乃至図3に基いて、本発明
の第1実施例に係る組立建物用構成部材の接合構造を、
フェンスに適用した場合について説明する。図1は、第
1実施例のフェンスを表しており、このフェンス1は、
接合金具2,2,2,2を介して、左右の支柱3,3
(第2構成部材)間に、上下2段のフェンス本体4,4
(第1構成部材)を掛け渡して、構成されている。各フ
ェンス本体4は、パンチングメタルで構成された横長の
フェンスパネル5と、フェンスパネル5を左右の端部の
上下で支持する左右各一対の支持金具6,6とで構成さ
れ、この各支持金具6に接合金具2が取り付けられてい
る(図2参照)。
【0010】左右の各支柱3は、図2および図3に示す
ように、周囲の4面に長手方向に延びる断面「C」字状
の4個の溝条11,11,11,11を有する、アルミ
ニウムの押出し型材で構成されている。各支柱3は、下
端部を基礎12に埋設され、その上端部には支柱キャッ
プ13が取り付けられている。各溝条11は、断面方向
において、外端の開口部11aと、開口部11aの両側
の開口縁部11b,11bと、この開口縁部11b,1
1bに対向する奥壁部11cと、各開口縁部11bと奥
壁部11cとを連結する一対の側壁部11d,11dと
で構成されている(図3参照)。そして、後述する接合
金具2の固定板22がこの溝条11内に挿入され、開口
縁部11b,11bに抜け止め状態で係止されるように
なっている。
【0011】フェンスパネル5は、図2(b)に示すよ
うに、上端部を内側に片流れの屋根状に折り曲げ、下端
部を内側に「U」字状に折り曲げて形成されており、こ
の上下の屈曲端部5a,5bでそれぞれ支持金具6,6
にビス止めされている。支持金具6は、断面「L」字状
に形成され、一方の辺6aにフェンスパネル5が取り付
けられ、他方の辺6bに接合金具2が取り付けられるよ
うになっている。すなわち、支持金具6は、フェンスパ
ネル5側の端部において、フェンスパネル5の各屈曲端
部5a,5bの内側に内包され、接合金具2側が支柱3
の側面に密着するように取り付けられている。
【0012】接合金具2は、支持金具6に形成した挿通
孔に回転自在に取り付けられた雄ねじに相当する固定ビ
ス21と、固定ビス21に螺合する雌ねじに相当する固
定板22とから成る、ねじ機構で構成されており、固定
ビス21の頭部(固定体)21aが支持金具6に係止さ
れ、固定板22が上記支柱3の溝条11に係止されるよ
うになっている。固定板22は、略矩形の細長形状に形
成されると共に、その中央部には、固定ビス21のねじ
孔22aが形成されている。固定板22の幅は、支柱3
の溝条11の開口部11aの幅より幾分狭く、長さは、
溝条11の開口部11aの幅より広く、かつその両側壁
部11d,11d間の間隙より幾分短く形成されてお
り、また、対角線上に位置する2つの角が、直線状にあ
るいは円弧状に面取りされている。
【0013】図2(a)に示すように、固定板22を、
溝条11の延設方向に沿う垂直姿勢に回転させておい
て、固定板22を溝条11に挿入すると、固定板22は
開口部11aを通過して溝条11内に挿入される。この
挿入された状態から固定板22を幾分回転させると、溝
条11の開口縁部11bに抜け止め状態となる。すなわ
ち、溝条11内に挿入した固定板22に対し、固定ビス
21を締め付けると、固定板22は連れ回りするが、固
定板22の回転が角度90°を越えると、固定板22の
面取りしていない角部分が両側壁部11d,11dに当
たり、この側壁部11dの回り止め作用により、固定板
22はほぼ水平姿勢でその回転を阻止される。さらに、
固定ビス21を締め付けると、固定板22は水平姿勢の
まま開口縁部11b側に引き寄せられ、固定板22の両
外端部が開口縁部の内側に当たり、これを挟持する。こ
のようにして、支持金具6が支柱3に固定される(図3
参照)。
【0014】ここで、図2を参照して、フェンス本体4
の支柱3への取付手順について、簡単に説明する。予め
支持金具6に、固定ビス21と、固定ビス21の先端に
軽くねじ込んだ固定板22とを取り付けておき、この状
態で、固定板22を垂直姿勢にして溝条11内に挿入す
る。次に、支持金具6を支柱3に押し当てておいて固定
ビス21を締め付け、支持金具6を支柱3に仮止めす
る。その際、上側の支持金具6をおおよその固定位置に
仮止めし、固定位置に微調整した後、固定ビス21の本
締めを行なう。一方、下側の支持金具6は、おおよその
固定位置より上方に仮止めしておく。ここで、フェンス
パネル5を、上側の支持金具6に引っ掛けるようにセッ
トして、これにビス止めし、次に、下側の支持金具6を
引き下げてフェンスパネル5との位置合わせを行った
後、この部分の固定ビス21の本締めおよびフェンスパ
ネル5の支持金具6へのビス止めを行う。なお、この場
合、先にフェンスパネル5に支持金具6および接合金具
2を取り付けておいて、これを支柱2に取り付けるよう
にしてもよい。
【0015】以上のように、第1実施例によれば、接合
金具2がねじ機構で構成され、その固定板22が、垂直
姿勢で支柱3の溝条11に挿入可能、かつ固定ビス21
を締め付けにより溝条11に固定可能に構成されている
ので、接合金具2を支柱3の端部から挿入する必要がな
く、所望の位置に接合金具2を直接的に固定することが
できる。すなわち、支柱キャップ13を着脱することな
く、かつフェンス本体4を持ち上げることなく、フェン
ス本体4と支柱3との接合を行うことができ、作業性を
向上することができる。しかも、支柱3には一切の加工
を行う必要がなく、支柱3自体に汎用性を持たせること
ができる。なお。支柱3の前後の溝条11,11は、フ
ェンス1のコーナー部や交差部に用いるものである。
【0016】次に、図4乃至図9に基いて、本発明の第
2実施例に係る組立建物用構成部材の接合構造を、ユニ
ット形式の門扉に適用した場合について説明する。この
ユニット形式の門扉は、門扉本体に、門扉廻りに設けら
れるポスト、インターホン、表札、門灯などを組み込む
と共に、アーチを組み込んで、全体を統一したデザイン
に仕上げたものである。図4は、このユニット形式の門
扉を表しており、この門扉51は、長尺に構成された左
門柱52および右門柱53と(正面に向かって「左」、
「右」)、左右両門柱52,53間に設けた中間門柱5
4とを有しており、左門柱52と中間門柱54との間に
は、観音開きの門扉本体55が組み込まれ、中間門柱5
4と右門柱53との間には、門扉本体55と同一高さの
ポスト56、およびポスト口56aの下側に位置させて
インターホン57が組み込まれている。また、右門柱5
3には、ポスト56の上方に位置させて表札58が組み
込まれる一方、左右両門柱52,53の上部には、対向
するように一対の門灯59,59がそれぞれ組み込まれ
ている。さらに、左右両門柱52,53の上端間には、
横材60が掛け渡されると共に、左右両門柱52,53
と横材60とのコーナー部には、それぞれ三角形の装飾
板61,61が取り付けられて、アーチ62が構成され
ている。
【0017】門扉本体55は、左扉63と右扉64とで
構成され、それぞれ上下一対のヒンジ65,65を介し
て、左扉63は左門柱52に、右扉64は中間門柱54
に開閉自在に取り付けられている。左右各扉63,64
は、枠材を構成する上横框72、下横框73、左縦框7
4および右縦框75とを、4個のコーナージョイント7
6,76,76により矩形に框組した框71に、装飾を
施したパネル66を組み込んで構成されている。そし
て、各門柱52,53,54や横材60などの構造材
は、アルミニウムの押出し型材で構成されている。
【0018】図5は、左門柱52に左扉63を組み込む
状態を表している。同図に示すように、左門柱52は、
楕円形の断面を有し、見付け方向の周面には上記第1実
施例と全く同様の2状の溝条11,11が形成されてい
る。一方、左扉63は、その左縦框74に上下一対のヒ
ンジ65,65を固定して、構成されている。ヒンジ6
5は、ピン65aを挟んで左扉63側の板部65bで、
左扉63の左縦框74に固定されており、左門柱52側
の板部65cに、上記第1実施例と全く同様の接合金具
2が取り付けられている。
【0019】この実施例では、予め左扉63に一対のヒ
ンジ65,65を取り付けておくと共に、この各ヒンジ
65に、第1実施例と同様に接合金具2を取り付けてお
き、この状態で、左扉6を左門柱52に突き当てるよう
にして、左門柱52の溝条11に接合金具2の固定板2
2を挿入すると共に、固定ビス21を締め付ける。この
ように、この実施例においても、第1実施例と同様に、
左門柱52の上部まで左扉63を持ち上げることなく、
左扉63の左門柱52への接合を行うことができ、接合
作業を簡単かつ短時間で行うことができる。なお、左門
柱52のもう一方の溝条11は、門扉1に続くフェンス
などを取り付けるものである。
【0020】図6は、中間門柱54と右門柱53との間
にポスト56を組み込む状態を表している。同図に示す
ように、中間門柱54および右門柱53は、共に楕円形
の断面を有し、上記左門柱52と同様に、それぞれ見付
け方向の周面に2条の溝条11,11が形成されてい
る。一方、ポスト56は、正面上部にポスト口56aを
有する前面パネル81と、前面パネル81の裏面側上部
に取り付けたポストボックス82とで構成されている。
前面パネル81の両側部には、内側にフランジ状に折り
曲げた左右の取付片部83,83が形成されており、こ
の各取付片部83には、上記第1実施例と全く同様の接
合金具2が、各4個取り付けられている。
【0021】この実施例では、同図に示すように、予め
ポスト56の取付片部83に接合金具2を取り付けてお
き、この状態で、ポスト56を中間門柱54と右門柱5
3との間に嵌め込むようにして、中間門柱54および右
門柱53のそれぞれの溝条11,11に、左右の各接合
金具2の固定板22を入れ子式に挿入すると共に、各固
定ビス21を締め付ける。なお、ポストボックス82部
分の固定ビス21の締め付けは、ポストボックス82の
裏蓋(図示せず)を開放して行なう。このように、この
実施例においても、第1実施例と同様に、接合作業を簡
単かつ短時間で行うことができる。また、この実施例で
は、このような門扉回りの小物製品を門扉1と組み合わ
せる門扉1のユニット化や、門扉1に対する小物製品の
オプション化を容易に行うことができる。
【0022】図7は、右門柱53に表札58を組み込む
状態を表している。同図に示すように、表札58は、表
札本体91と、表札本体91を保持する断面「コ」字状
のホルダー92を有し、このホルダー92介して右門柱
53に取り付けられるようになっている。ホルダー92
のリブ部92aには、上下に接合金具2,2がそれぞれ
取り付けられ、前後一対のフランジ部92b,92bに
は、表札本体91が差し込まれた状態でビス止めされ
る。
【0023】この実施例では、同図に示すように、予め
ホルダー92に接合金具2を取り付けておき、この状態
で、ホルダー92を右門柱53に突き当てるようにし
て、右門柱53の溝条11に各接合金具2の固定板22
を挿入すると共に、各固定ビス21を締め付ける。
【0024】図8は、左門柱52に門灯59を組み込む
状態を表している。同図に示すように、門灯59は、電
球101と、電球101を支持するライト基板102
と、電球101およびライト基板102を覆うライトカ
バー103とで構成されている。接合金具2は、ライト
基板102の上下にそれぞれ取り付けられており、この
ライト基板102にライトカバー103が嵌め込まれる
ようになっている。なお、電球101のコード104
は、左門柱52の溝条11内に形成された丸孔105を
通して、左門柱52の中空部内から引き込むようになっ
ている。
【0025】この実施例では、同図に示すように、予め
ライト基板102に接合金具2,2を取り付けておき、
この状態で、ライト基板102を左門柱52に突き当て
るようにして、左門柱52の溝条11に各接合金具2の
固定板22を挿入すると共に、各固定ビス21を締め付
ける。そして、最後にライトカバー103を取り付け
る。
【0026】図9は、右門柱53と横材60とのコーナ
ー部に装飾板61を組み込む状態を表している。横材6
0は、右門柱53と全く同一の型材で構成されており、
上下に2条の溝条11(上側の溝条は図示省略)が形成
されている。一方、装飾板61は、三角形のパンチング
メタルの2辺を内側に折り曲げて構成されており、この
両折曲部61a,61aのそれぞれの外端部に接合金具
2,2が取り付けられるようになっている。
【0027】この実施例では、同図に示すように、予め
装飾板61の両折曲部61a,61aに接合金具2,2
を取り付けておき、この状態で、装飾板61aを右門柱
53と横材60とのコーナー部に突き当てるようにし
て、右門柱53および横材60の各溝条11に各接合金
具2の固定板22を挿入すると共に、各固定ビス21を
締め付ける。
【0028】なお、以上の実施例では、接合金具を、雄
ねじに相当する固定ビスと、雌ねじに相当する固定板と
で構成するようにしているが、これを、固定板と固定ビ
スの頭部を兼用した雄ねじに相当するものと、袋ナット
などの雌ねじに相当するものとで構成するようにしても
よい。また、固定板の回転が溝条の両側壁部で阻止され
る構造になっているが、固定板の表面の横断方向に回止
め突起を形成しておき、この回止め突起が、水平姿勢で
溝条の開口端に嵌合して、回転を阻止される構造にして
もよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明の組立建物用構成部
材の接合構造によれば、第2構成部材に係止される細長
形状の固定板を、第2構成部材の溝条の延設方向に沿わ
せた位置に回転させるだけで、固定板の溝条への挿入が
可能になると共に、この状態で第1構成部材に係止され
る固定体を回転させるだけで、第1構成部材の第2構成
部材への接合が可能になる。したがって、第2構成部材
に特段の加工を加えることなく、溝条の延設方向におい
て、第2構成部材の任意の位置に第1構成部材を直接的
に接合することができ、接合作業を簡単かつ短時間で行
うことができて、工期を短縮することができる効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るフェンスの正面図で
ある。
【図2】第1実施例に係るフェンス本体と支柱との接合
構造を表した斜視図である。
【図3】第1実施例に係るフェンス本体と支柱との接合
状態を表した横断面図である。
【図4】本発明の第2実施例に係るユニット形式の門扉
の全体正面図である。
【図5】第2実施例に係る門扉本体と門柱との接合構造
を表した分解斜視図である。
【図6】第2実施例に係るポストと門柱との接合構造を
表した分解斜視図である。
【図7】第2実施例に係る表札と門柱との接合構造を表
した分解斜視図である。
【図8】第2実施例に係る門灯と門柱との接合構造を表
した分解斜視図である。
【図9】第2実施例に係るアーチの装飾板の接合構造を
表した分解斜視図である。
【符号の説明】
1 フェンス 2 接合金具 3 支柱 4 フェンス本体 6 支持金具 11 溝条 11a 開口部 11b 開口縁部 21 固定ビス 21a 頭部 22 固定板 51 門扉 52 左門柱 63 左扉 65 ヒンジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合金具(2)を介して、第1構成部材
    (4,63)と第2構成部材(3,52)とを相互に突
    き合わせた状態で接合する組立建物用構成部材の接合構
    造において、前記接合金具(2)は、前記第1構成部材
    (4,63)に直接または間接に回転自在に係止される
    固定体(21a)と、前記第2構成部材(3,52)に
    抜け止め状態で係止される細長形状の固定板(22)と
    を有するねじ機構を備え、前記第2構成部材(3,5
    2)は、前記第1構成部材(4,63)側の端部に断面
    「C」字状の溝条(11)を備え、前記固定板(22)
    は、長手方向を前記溝条(11)の延設方向に沿わせた
    回転位置で、当該溝条(11)の開口部(11a)に挿
    入可能に構成されると共に、この位置から幾分回転した
    位置で、当該溝条(11)に回転を阻止され当該溝条
    (11)の開口縁部(11b)に抜け止め可能に構成さ
    れていることを特徴とする組立建物用構成部材の接合構
    造。
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