JP2008303683A - 門柱および宅地構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】近隣住民や来訪者等に対して圧迫感を与えることを確実に防ぐとともに、建物全体の構成としての重々しさを確実に払拭することができる門柱および宅地構造を提供することを目的とする。
【解決手段】等間隔で並列する複数本の支柱2aからなる門柱本体2と、複数本の支柱2aの並列方向と平行する門柱本体2の一面側に設けられ、照明3aや表札3b、インターフォン3c等が取り付けられる正面パネル3と、側面部を門柱本体2の他面側に固定するようにして設けられるポスト4とを備える門柱1であり、複数本の支柱2aは、これら各支柱2aに前記正面パネル3を固定することによって、それぞれ接続されている。また、この門柱1が宅地10に配置されている。これにより、近隣住民や来訪者等に対して圧迫感を与えることを確実に防ぐとともに、建物全体の構成としての重々しさを確実に払拭できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅等の建物の門柱および門柱が配置された宅地構造に関する。
従来、道路と、この道路に面する敷地との境界部分に設けられ、表札や照明、インターフォン、ポスト等を備える門柱が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のシステム門柱は、表札やインターフォン、ポスト等をコンクリート門柱に埋め込んだ構成となっている。
特開平05−156880号公報
ところで、門柱に設けられるポストは、例えば新聞や各種郵便物など、様々な郵便物・配達物が投函されるため、表札やインターフォン等と比較するとボリュームがある。しかも、このようなボリュームのあるポストを始め、表札やインターフォン等の各装備は、特許文献1の門柱のように、その正面部分に集中して設けられる場合が多い。そして、このように表札やインターフォン、ボリュームのあるポスト等の各装備が門柱の正面に集中して設けたり、これら各装備を、コンクリート門柱に埋め込むと、門柱に重量感や重厚感を与えることができる。
ところが、このように道路と敷地との境界部分に設けられる門柱に重量感や重厚感があると、近隣住民や来訪者等に圧迫感を与えるだけでなく、このような門柱を備える建物自体が重々しく厳粛な雰囲気となってしまう場合があった。
本発明の課題は、近隣住民や来訪者等に対して圧迫感を与えることを確実に防ぐとともに、建物全体の構成としての重々しさを確実に払拭することができる門柱および宅地構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、門柱1であり、例えば図1〜図3に示すように、等間隔で並列する複数本の支柱2aからなる門柱本体2と、前記複数本の支柱2aの並列方向と平行する門柱本体2の一面側に設けられ、照明3aや表札3b、インターフォン3c等が取り付けられる正面パネル3と、側面部を前記門柱本体2の他面側に固定するようにして設けられるポスト4とを備えており、
前記複数本の支柱2aは、これら各支柱2aに前記正面パネル3を固定することによって、それぞれ接続されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記ポスト4は、側面部を前記門柱本体2の他面側に固定するようにして設けられているので、前記正面パネル3が設けられる門柱本体2の一面側を門柱1の正面とすると、前記ポスト4を門柱1の背面側に設けることができる。さらに前記複数本の支柱2aは、これら各支柱2aに前記正面パネル3を固定することによって、それぞれ接続されているので、前記正面パネル3によって、前記複数本の支柱2a同士を、これら複数本の支柱2a間に隙間をあけた状態で確実に接続することができる。
したがって、例えば門柱1を正面から見たときに、前記ポスト4は門柱本体2の背面側に位置し、この門柱本体2は、門柱本体2を構成する前記複数本の支柱2a同士が互いに隙間をあけた状態で接続されているので、すっきりとした外観となる。これによって、従来とは異なり、例えば近隣住民や来訪者等に対して圧迫感を与えることを確実に防ぐとともに、建物13全体の構成としての重々しさを確実に払拭することが可能となる。
また、前記正面パネル3によって、前記複数本の支柱2a同士を、これら複数本の支柱2a間に隙間をあけた状態で確実に接続することができることから、これら複数本の支柱2aがバラバラになるのを確実に防ぐことができるとともに、門柱本体2を地面に安定的に設置することができる。
請求項2に記載の発明は、例えば図4に示すように、請求項1に記載の門柱1において、
前記複数本の支柱2aは、地中に埋設される下端部同士がそれぞれ接続されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記複数本の支柱2aは、地中に埋設される下端部同士がそれぞれ接続されているので、これら複数本の支柱2a同士を、隙間をあけた状態でより確実に接続することができる。さらに、これら複数本の支柱2aがバラバラになるのをより確実に防ぐことができるとともに、門柱本体2を地面により安定的に設置することができる。
請求項3に記載の発明は、例えば図1〜図4に示すように、請求項1または2に記載の門柱1において、
前記複数本の支柱2aは、不純物を含む木質廃材から得られたセルロース系微粉粒と、不純物を含む樹脂廃材から得られた樹脂とを混合し、この混合材料を溶融させて押出成形することにより形成されたものであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記複数本の支柱2aは、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形したものであるので、これら複数本の支柱2aに対して、天然の木材に近い手触りや風合い、また耐候性、耐腐食性等を付与できる。これによって、従来とは異なり、例えば近隣住民や来訪者等に対して圧迫感を与えることをより確実に防ぐとともに、建物13全体の構成としての重々しさをより確実に払拭することが可能となり、さらに屋外に露出させておくのに好ましい。
請求項4に記載の発明は、例えば図5および図6に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の門柱1が配置された宅地構造10であって、
道路11に面して複数に区画12された宅地10の各区画12には、道路11に向かって設けられた玄関14を有する建物13がそれぞれ構築されるとともに、前記道路11から玄関14まで続くアプローチ15が設けられており、
前記門柱1は、前記道路11と各区画12との境界付近に、前記正面パネル3を道路11に向けるとともに、前記ポスト4の正面を前記アプローチ15に向けるようにして配置されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記門柱1は、前記道路11と各区画12との境界付近に、前記正面パネル3を道路11に向けるとともに、前記ポスト4の正面を前記アプローチ15に向けるようにして配置されているので、前記アプローチ15付近は、例えば郵便を配達する側の郵便配達人と郵便物を受け取る側の住人とのように、前記各区画12の外部と内部との双方が関与可能な中間領域となる。すなわち、例えば従来の門柱のように、表札やインターフォン、ポスト等を門柱正面に集中させることで、門柱の正面側と背面側とを明確に区切る場合とは異なり、前記門柱1は、前記ポスト4の正面が向いている方向に前記中間領域を確実に形成することができる。したがって、従来とは異なり、近隣住民や来訪者等に対して圧迫感を与えることをさらに確実に防ぐとともに、建物13全体の構成としての重々しさをさらに確実に払拭することができる。そして、このような中間領域を前記各区画12に配置するようにして宅地10が建設されることとなるので、街並み全体の一体感や統一感の向上を図ることができ、これによって、街並みとしての価値を向上させることが可能となる。
その上、都市部等における比較的狭小な宅地10であっても、前記門柱1によって、各区画12に対して中間領域を形成することができるので、狭小な敷地の宅地10であっても、街並み全体の一体感や統一感の向上を図ることができ、街並みとしての価値を向上させることが可能となる。
請求項5に記載の発明は、例えば図5および図6に示すように、請求項4に記載の宅地構造10において、
前記各区画12には、前記門柱1およびアプローチ15の周囲に、樹木・花等の植物16が植栽されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記各区画12には、前記門柱1およびアプローチ15の周囲に、樹木・花等の植物16が植栽されているので、植物16によって外部からの視線を柔らかく目隠しできるとともに、隣り合う区画12同士が植物16によってつながっているように見せることができるので、より街並み全体の一体感や統一感の向上を図ることができる。
本発明によれば、門柱を正面から見たときに、ポストは門柱本体の背面側に位置し、この門柱本体は、門柱本体を構成する複数本の支柱同士が互いに隙間をあけた状態で接続され、すっきりとした外観となるので、従来とは異なり、例えば近隣住民や来訪者等に対して圧迫感を与えることを確実に防ぐとともに、建物全体の構成としての重々しさを確実に払拭することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態の門柱1は、図1〜図3に示すように、等間隔で並列する複数本の支柱2aからなる門柱本体2と、前記複数本の支柱2aの並列方向と平行する門柱本体2の一面側に設けられ、照明3aや表札3b、インターフォン3c等が取り付けられる正面パネル3と、側面部を前記門柱本体2の他面側に固定するようにして設けられるポスト4とを備えており、前記複数本の支柱2aは、これら各支柱2aに前記正面パネル3を固定することによって、それぞれ接続されている。
なお、本実施の形態の門柱1は、住宅等の建物13が構築された区画12に配置されるものである。
ここで、前記門柱本体2は、図1に示すように、上述のように複数本の支柱2aによって構成されており、これら複数本の支柱2aは等間隔で並列している。なお、本実施の形態においては5本の支柱2aが使用されている。
また、これら複数本の支柱2aは、上述のように各支柱2aに前記正面パネル3を固定することによって、それぞれ接続されているが、さらに、これら複数本の支柱2aは、図4に示すように、地中に埋設される下端部同士がそれぞれ接続されている。
なお、前記複数本の支柱2aの下端部同士を接続する際は、図4に示すように、これら各支柱2aの下端部同士にそれぞれ固定される第1固定部材5が用いられている。
このように、前記複数本の支柱2aは、支柱2aに前記正面パネル3を固定することによって、それぞれ接続されるとともに、地中に埋設される下端部同士がそれぞれ接続されているので、これら複数本の支柱2a同士を、隙間をあけた状態でより確実に接続することができる。さらに、これら複数本の支柱2aがバラバラになるのをより確実に防ぐことができるとともに、門柱本体2を地面により安定的に設置することができる。
なお、図示はしないが、前記複数本の支柱2aの下端部に前記第1固定部材5を設けるだけでなく、例えば複数本の支柱2aの下端部から水平方向に延出する延出脚部等を設けるようにしてもよい。これにより、例えば前記複数本の支柱2aが埋設される場所がコンクリートやアスファルト等ではなく、土中であっても、これら複数本の支柱2aの設置状態の安定性を向上させることができる。
また、これら複数本の支柱2aは、不純物を含む木質廃材から得られたセルロース系微粉粒と、不純物を含む樹脂廃材から得られた樹脂とを混合し、この混合材料を溶融させて押出成形することにより形成されたものである。
すなわち、前記複数本の支柱2aは、セルロース系微粉粒と樹脂からなる木質様樹脂成形品であるので、これら複数本の支柱2aに対して、天然の木材に近い手触りや風合い、また耐候性、耐腐食性等を付与できる。これによって、従来とは異なり、例えば近隣住民や来訪者等に対して圧迫感を与えることを確実に防ぐとともに、建物13全体の構成としての重々しさを確実に払拭することが可能となり、さらに屋外に露出させておくのに好ましい。
前記正面パネル3には、この正面パネル3の表面に、照明3a、表札3b、インターフォン3cが取り付けられており、この正面パネル3は、前記複数本の支柱2aの各支柱2aに固定されている。
この正面パネル3は、図2に示すように、断面略コ字状の第2固定部材6を備えている。そして、この第2固定部材6は、前記正面パネル3の裏面と前記門柱本体2の一面側との間に挟まれて、前記正面パネル3とともに前記複数本の支柱2aに固定される本体板部6aと、この本体板部6aの両端部に、該本体板部6aと直交するようにして設けられる側板部6bとを備えている。
これら両側板部6bは、前記複数本の支柱2aのうち、並列方向両端部に位置する2本の支柱2aの内側面に当接固定されている。なお、この第2固定部材6の各支柱2aへの固定は止着材8によって行われている。また、止着材8による固定位置は、第2固定部材6の上端部近傍および下端部近傍となっている。
前記照明3aは、前記正面パネル3の上部に取り付けられ、図1に示すように、側面視略台形状に形成されており、この台形状に形成された照明3aの斜面の部分は、図1および図4に示すように、門柱1の正面に向かって斜め下方に向いている。さらに、図1および図2、図4に示すように、この照明3aの斜めの部分と、上面部分とに透光部材が設けられている。
前記表札3bは、図1に示すように、前記正面パネル3の表面の中央部に取り付けられている。また、前記インターフォン3cは、前記正面パネル3の表面の下部に取り付けられている。
なお、前記照明3aおよびインターフォン3cは、図示はしないが、地中に埋設された電気コードに接続されており、電源から照明3aおよびインターフォン3cのための電気を供給するようにしている。
前記ポスト4は、上述のように、このポスト4の側面部を前記門柱本体2の他面側に固定するようにして設けられている。すなわち、このポスト4の正面は、図1に示すように、前記正面パネル3の向く方向とは直交する方向を向くようにして設けられている。
また、このポスト4の正面には、上部に投函口4aが形成されるとともに、下部に投函されたものを取り出すための取出口4bが形成されている。
さらに、前記ポスト4は、図3に示すように、第3固定部材7を介して、前記門柱本体2の他面側に取り付けられている。
これらポスト4および第3固定部材7は、図2および図3に示すように、その上端部近傍および下端部近傍を、前記門柱本体2の他面側と前記ポスト4の側面部との間に前記第3固定部材7を挟み込むようにしながら、止着材8によって前記前記複数本の支柱2aのうちのいずれかに固定されている。
なお、前記複数本の支柱2aは、これら各支柱2aに前記正面パネル3を固定することによって、それぞれ接続されているとしたが、前記第3固定部材7を利用して前記複数本の支柱2aを接続するようにしてもよい。すなわち、図示はしないが、前記第3固定部材7の両端部に、前記複数本の支柱2aのうち、並列方向両端部に位置する2本の支柱2aの内側面に当接固定される側板部をそれぞれ設けるようにしてもよい。
次に、本実施の形態の門柱1が配置された宅地構造10について説明する。なお、本実施の形態の宅地構造10は、近年、街並み全体に地所の価値を高めるような技術を用いることに配慮した宅地10開発に採用される。
すなわち、図5および図6に示すように、道路11に面して複数に区画12された宅地10の各区画12には、道路11に向かって設けられた玄関14を有する建物13がそれぞれ構築されるとともに、前記道路11から玄関14まで続くアプローチ15が設けられており、前記門柱1は、前記道路11と各区画12との境界付近に、前記正面パネル3を道路11に向けるとともに、前記ポスト4の正面を前記アプローチ15に向けるようにして配置されている。
前記宅地10において、前記道路11は、公衆の場所であり、いわゆるパブリックゾーンとなっている。一方、前記各区画12にそれぞれ構築される建物13は、いわゆるプライベートゾーンとなっている。
一方、前記門柱1は、前記道路11と各区画12との境界付近、すなわちセミパブリックゾーンまたはセミプライベートゾーンというべき中間領域に、前記正面パネル3を道路11に向けて、前記ポスト4の正面を前記アプローチ15に向けて配置されている。
ここで、前記アプローチ15付近の中間領域は、例えば郵便を配達する側の郵便配達人と郵便物を受け取る側の住人とのように、前記各区画12の外部と内部との双方が関与可能となっている。
すなわち、例えば従来の門柱のように、表札やインターフォン、ポスト等を門柱正面に集中させることで、門柱の正面側(パブリックゾーン)と背面側(プライベートゾーン)とを明確に区切る場合とは異なり、前記門柱1は、前記ポスト4が向いている方向に前記中間領域を確実に形成することができる。つまり、前記門柱1のポスト4の正面を前記アプローチ15に向けることで、従来にはない中間領域を形成できるようになっている。
そして、このような中間領域を前記各区画12に配置するようにして宅地10が建設されることとなるので、近隣住民や来訪者等に対して圧迫感を与えることをさらに確実に防ぐとともに、建物13全体の構成としての重々しさをさらに確実に払拭することができる。そして、街並み全体の一体感や統一感の向上を図ることができ、これによって、街並みとしての価値を向上させることが可能となる。
また、都市部等における比較的狭小な宅地10であっても、前記門柱1によって、同様に街並みとしての価値を向上させることができる。
しかも、前記各区画12には、前記門柱1およびアプローチ15の周囲に、樹木・花等の植物16が植栽されている。これにより、植物16によって外部からの視線を柔らかく目隠しできるとともに、隣り合う区画12同士が植物16によってつながっているように見せることができるので、より街並み全体の一体感や統一感の向上を図ることができる。
本実施の形態の植物16としては、生垣や灌木、花もの、背の高い樹木など、種々のものが挙げられるが、各区画12ごとにバラバラな植物16を植栽するのではなく、ある程度の統一性を持たせた状態で各区画12に植物16が植栽されている。
また、季節によって葉が散ったり、花が咲いたりする植物16の性質を考慮したり、これと併せて、北風を防いだり、夏の日差しを遮ったりできる方角等を考慮したりすることで、より暮らしやすい街並みを形成できるようになっている。
なお、植物16は、前記門柱1およびアプローチ15の周囲だけでなく、隣り合う区画12と区画12との間にも植栽されており、例えば密な針葉樹等の生垣とすることによって区画12同士が仕切られている。これによって、隣家からの視線を柔らかく目隠しできるだけでなく、風等も生垣を通ることにより、柔らかな整流された風を建物13内に引き入れることができるので好ましい。
また、前記生垣の高さを、一般の大人の身長よりも高いものとすることで、人の進入も阻止できるので、防犯効果を得ることができる。
さらに、このような生垣の他にも、灌木や花などを植栽することで、これら灌木、花と前記生垣等とが複合して外部からの視線を防いだり、季節ごとに色づかせて景観を高めたり等ができる。
また、宅地10の各区画12には、ある程度の高さや広がりを有する広葉樹も植栽されており、例えば広葉樹を生垣に沿って植栽することで、緑が連続するような街並みとしての統一感を向上させることができる。
なお、隣接する広葉樹同士を、枝葉が重なり合うように植栽することで、さらに緑の連続性を向上させることができるので好ましい。
そして、このように各区画12に植物16が植栽されていることによって、隣家の建物13からの延焼を防いだり、図5に示すように、交通量の多い幹線道路17に面する位置に植栽される樹木を互いに重なるように配置すると、車などの粉塵から建物13を守れる効果もある。また、この樹木の葉が非常に茂ったものであれば、車などの騒音が葉に当たって拡散し、減音でき、また葉ずれの音が耳に心地良い音なるなどのメリットもある。
なお、本実施の形態の門柱本体2の各支柱2aは、上述のように天然の木材に近い手触りや風合いを有する木質様樹脂成形品であり、さらに、各区画12の周囲に植物16が植栽されているので、図6に示すように、植物16が植栽された街並みに対して溶け込みやすく、外観において相性がよい。
本実施の形態によれば、前記門柱1を正面から見たときに、前記ポスト4は門柱本体2の背面側に位置し、この門柱本体2は、門柱本体2を構成する複数本の支柱2a同士が互いに隙間をあけた状態で接続され、すっきりとした外観となるので、従来とは異なり、例えば近隣住民や来訪者等に対して圧迫感を与えることを確実に防ぐとともに、建物13全体の構成としての重々しさを確実に払拭することが可能となる。
また、前記門柱1は、前記ポスト4の正面が向いている方向に前記中間領域を確実に形成することができる。そして、このような中間領域を前記各区画12に配置するようにして宅地10が建設されることとなるので、街並み全体の一体感や統一感の向上を図ることができ、これによって、街並みとしての価値を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る門柱を示す斜視図である。 図1の門柱を示す平面図である。 図1の門柱に設けられたポストを示す側面図である。 図1に示す門柱の設置状態を示す正面図である。 門柱が配置された宅地構造を示す平面図である。 門柱が配置された区画を示す正面図である。
符号の説明
1 門柱
2 門柱本体
2a 支柱
3 正面パネル
4 ポスト
10 宅地

Claims (5)

  1. 等間隔で並列する複数本の支柱からなる門柱本体と、前記複数本の支柱の並列方向と平行する門柱本体の一面側に設けられ、照明や表札、インターフォン等が取り付けられる正面パネルと、側面部を前記門柱本体の他面側に固定するようにして設けられるポストとを備えており、
    前記複数本の支柱は、これら各支柱に前記正面パネルを固定することによって、それぞれ接続されていることを特徴とする門柱。
  2. 請求項1に記載の門柱において、
    前記複数本の支柱は、地中に埋設される下端部同士がそれぞれ接続されていることを特徴とする門柱。
  3. 請求項1または2に記載の門柱において、
    前記複数本の支柱は、不純物を含む木質廃材から得られたセルロース系微粉粒と、不純物を含む樹脂廃材から得られた樹脂とを混合し、この混合材料を溶融させて押出成形することにより形成されたものであることを特徴とする門柱。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の門柱が配置された宅地構造であって、
    道路に面して複数に区画された宅地の各区画には、道路に向かって設けられた玄関を有する建物がそれぞれ構築されるとともに、前記道路から玄関まで続くアプローチが設けられており、
    前記門柱は、前記道路と各区画との境界付近に、前記正面パネルを道路に向けるとともに、前記ポストの正面を前記アプローチに向けるようにして配置されていることを特徴とする宅地構造。
  5. 請求項4に記載の宅地構造において、
    前記各区画には、前記門柱およびアプローチの周囲に、樹木・花等の植物が植栽されていることを特徴とする宅地構造。

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