JPH06298976A - フッ素ポリマーを恒久親水化した変性ポリマーの製造方法 - Google Patents

フッ素ポリマーを恒久親水化した変性ポリマーの製造方法

Info

Publication number
JPH06298976A
JPH06298976A JP5325046A JP32504693A JPH06298976A JP H06298976 A JPH06298976 A JP H06298976A JP 5325046 A JP5325046 A JP 5325046A JP 32504693 A JP32504693 A JP 32504693A JP H06298976 A JPH06298976 A JP H06298976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluoropolymer
complex
solution
polycation
synthetic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5325046A
Other languages
English (en)
Inventor
Wolfgang Dr Buerger
ブルゲル ボルフガング
Klaus Dr Lunkwitz
ルンクビツ クラウス
Heide-Marie Dr Buchhammer
ブッハンメル ハイデ−マリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WL Gore and Associates GmbH
Original Assignee
WL Gore and Associates GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WL Gore and Associates GmbH filed Critical WL Gore and Associates GmbH
Publication of JPH06298976A publication Critical patent/JPH06298976A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D67/00Processes specially adapted for manufacturing semi-permeable membranes for separation processes or apparatus
    • B01D67/0081After-treatment of organic or inorganic membranes
    • B01D67/0088Physical treatment with compounds, e.g. swelling, coating or impregnation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J7/00Chemical treatment or coating of shaped articles made of macromolecular substances
    • C08J7/04Coating
    • C08J7/0427Coating with only one layer of a composition containing a polymer binder
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J7/00Chemical treatment or coating of shaped articles made of macromolecular substances
    • C08J7/04Coating
    • C08J7/056Forming hydrophilic coatings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2327/00Characterised by the use of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Derivatives of such polymers
    • C08J2327/02Characterised by the use of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08J2327/12Characterised by the use of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing fluorine atoms
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/249921Web or sheet containing structurally defined element or component
    • Y10T428/249953Composite having voids in a component [e.g., porous, cellular, etc.]
    • Y10T428/249978Voids specified as micro
    • Y10T428/249979Specified thickness of void-containing component [absolute or relative] or numerical cell dimension

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば、水系溶液の濾過材として使用するに
好適な、フッ素化ポリマーの本来の耐薬品性や機械的強
度をそのままに維持して、フッ素ポリマー、特にはフッ
素ポリマー膜を恒久的に親水化する変性方法を提供す
る。 【構成】 再配向又は新配向させた導電高分子電解質錯
体からなる薄膜をフッ素ポリマーの表面に形成すること
により恒久的に親水化する方法であり、フッ素ポリマー
の表面にポリカチオン及び/又はポリカチオン合成樹脂
を塗布し、過剰なポリアニオン及び/又はポリアニオン
変成樹脂を添加することにより、再配向又は新配向させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はフッ素ポリマーを恒久親水化する
変性手段及びその製法に係わる。フッ素ポリマーは化学
及び熱安定性にすぐれているため多様な技術分野で使用
されている。しかし、フッ素ポリマーはその表面が疎水
性であり、特定の用途、例えば、液体濾過においてはこ
のことが欠点となっている。水で濡らすことができない
から、フッ素ポリマーを分散媒としての水から物質を分
離するのに利用することはできない。ただし、水性媒質
からの物質分離に利用するため、フッ素ポリマーの表面
を水で濡れるように、即ち、親水性にする一連の方法が
開発された。
【0002】フッ素ポリマー表面に親水性を付与する種
々の方法が提案された。例えば、フッ素ポリマー膜を水
性アルコールまたはケトン溶液で濡らすという方法がそ
の1例である。この場合、親水性が維持されるのは濡れ
ている間だけであり、恒久的な親水化は達成されない。
米国特許第4,552,374号及び第4,839,2
96号の開示技術ではフッ素ポリマー膜に溶剤を表面活
性剤の混合物を含浸させる。ヨーロッパ特許第1753
22号では膜に親水性のプロピレングリコールモノ脂肪
酸エステルを含浸させる。これらの処理方法には、特に
膜を表面硬化させる際の高温において表面活性剤が流れ
てしまうという欠点がある。微多孔質フッ素ポリマー膜
に親水性モノマーを含浸させてから重合させる方法は米
国特許第4,298,002号及び第4,908,23
6号から公知である。米国特許第4,113,912
号、第4,917,773号、第4,618,533号
及び第4,506,035号もフッ素ポリマー膜に親水
モノマーを含浸させる方法を開示している。この含浸処
理に続いて、固定のためのグラフト重合、交差結合、プ
ラズマ処理または高エネルギー放射処理が行われる。た
だし、これらの方法は膜の構成を不均一にすると共に交
差結合をも不均一にすることが判明している。さらにま
た、フッ素ポリマーの微小孔が詰まるおそれもある。M.
S.Shoichet及びT.J.McCarthyの"Polymer Preprints 31
(1990)1" 、米国特許第3,390,067号及びヨー
ロッパ特許第245000号にはフッ素ポリマー表面を
還元性試薬で予備処理したのちグラフト重合させる方法
が記載されている。E.-S.A.Hegazy,N.H.Taher 及びA.R.
Ebaid のJ.Appl.Polym.Sci.,26(1990)2637、及び米国特
許第4,734,112号にはプラズマ、レーザーまた
はコロナ放電によるフッ素ポリマー膜の予備処理が記述
されている。予備処理に続いて親水性物質と反応させ
る。この方法は膜の機械的安定性を低下させ、表面付近
を不均一に変性させる結果になる。フッ素ポリマー膜を
親水ポリマーで変性させて親水基を化学的に転移させる
方法はヨーロッパ特許第407,900号及び第45
6,939号から公知である。この方法には、膜の溶剤
安定性が低下し、作用基の再配向効果と熱不安定性のた
め高温において親水性が失われるという欠点がある。ヨ
ーロッパ特許第408,378号及び米国特許第4,1
13,912号の開示技術によれば、親水ポリマーで処
理したのち、この親水ポリマーを錯化剤で錯化すること
によってフッ素ポリマー膜を親水化する。こうして親水
化された膜は確かに安定的な変性手段を有するが、親水
成分の結合が不充分であり、親水成分が失われて不活性
化するおそれがある。ポリカチオン化合物及びポリアニ
オン化合物から成り、特定の基材に親水性を付与する高
分子電解質の利用はヨーロッパ特許第436,720号
から公知である。しかし、この錯体はフッ素ポリマー膜
に充分に付着しないことが判明している。基材を陽イオ
ン変性させる高分子電解質錯体はドイツ特許第2802
57号及び280258号からも公知である。この公知
技術においても付着が不充分である。
【0003】以上の説明から明らかなように、公知技術
には充分な親水性、化学抵抗、機械的強度、透水性及び
耐久性を具え、フッ素ポリマーを恒久的に親水化する変
性手段は存在しない。本発明の目的は高い恒久性を有す
ると共にフッ素化ポリマー本来のすぐれた性質、例え
ば、化学抵抗や機械的強度をそのまま維持して、フッ素
ポリマー、特にフッ素ポリマー膜を恒久的に親水化する
変性手段を提供することにある。
【0004】本発明はこの目的を、再配向または新配向
させた帯電高分子電解質錯体から成る薄膜をフッ素ポリ
マーの表面に形成したことを特徴とするフッ素ポリマー
を恒久的に親水化する変性手段によって達成する。この
変性手段の好ましい実施態様を特許請求の範囲の従属請
求項に記述した。本発明はフッ素ポリマーに対する恒久
親水化方法において、フッ素ポリマーの表面にポリカチ
オン及び/またはポリカチオン合成樹脂を塗布し、過剰
なポリアニオン及び/または陰イオン変性合成樹脂を添
加することにより、再配向または新配向された帯電高分
子電解質錯体を形成することを特徴とする恒久親水化方
法をも提供する。この方法の好ましい実施態様も従属請
求項に記述した。
【0005】本発明の変性手段の長所は簡単な方法で、
例えば他の有機溶剤を全く含まない水性または水性アル
コール母液だけで製造できる一方、すぐれた透過性、耐
熱性、耐久性を具え、使用量が少なくてすみ、負のゼー
タ電位を有する種々のフッ素ポリマーに応用できること
にある。本発明の方法は負のゼータ電位を有する多種類
に亘るフッ素ポリマーの変性に利用できる。錯安定性に
すぐれているから、層の剥離が最少限に抑えられる。基
材への多イオンの吸引は作用基の態様及び個数、従っ
て、その結果生ずるゼータ電位に左右されるから錯体の
単分子層だけでもすぐれた変性を達成する。即ち、微多
孔質フッ素ポリマー膜であっても多孔構造を詰まらせず
に充分に親水化することができる。
【0006】本発明の変性手段は先ず、比較的低い濃度
で多くの場合負ゼータ電位を帯びるフッ素ポリマー表面
を被覆して基材に正ゼータ電位を与えるポリカチオンか
ら成る。第2の、親水化に重要な役割を果す成分は陰イ
オン性分子のポリマー、好ましくは脂肪族または脂肪族
/芳香族側鎖を有するポリアニオンである。即ち、本発
明の変性手段は、親水性ポリカチオン及び/またはポリ
カチオンを作用させた合成樹脂がフッ素ポリマー表面に
存在し、吸引力(物理的または静電的吸引)が基材とポ
リカチオンを結合させるように構成されている。高分子
電解質膜は処理されるポリマーに陽ゼータ電位を与え、
その他の成分との反応を可能にする過剰電荷を有する。
この反応性は次のプロセスにおいて溶存ポリアニオンま
たは合成樹脂との錯体形成に利用される。
【0007】本発明のフッ素ポリマー変性手段は表面上
において高い配位状態を示し、基材に親水性を付与する
ような成分で行うことが好ましい。錯体形成は熱処理に
よるあと固定と相俟って変性に所要の永続性を与え、過
剰電荷を帯びる低親水成分を再配向または新配向させ、
例えば、水の分子と水素結合してフィルムを形成したり
他の極性成分との相互作用を起こさせるのに好適であ
る。本来疎水性であるフッ素ポリマーに帯電錯体を固定
することにより、ポリマー表面への他の基材の付着、固
定及び結合が達成される。イオン性表面活性基の種類及
び個数は多様である。
【0008】適当な、構造化されたポリカチオンを選択
することにより、ポリマー表面の電荷極性が恒久的に反
転し、ポリアニオンまたはポリアニオン性合成樹脂との
反応及びこれに続く固定により、遊離のイオン性基の存
在に基づく過剰電荷を帯び、恒久的親水効果を発揮する
安定した配位状態が得られる。配位分子効果が配向効果
を助長する。
【0009】このようにコーティングすれば、極めて薄
い成分塗布で恒久的な変性が達成される。単分子層また
は限られた多分子層が好ましい。変性手段の実施態様選
択次第で極めて恒久性の高い親水作用が得られる。本発
明の変性手段の形成及び利用の利点は基材が予備され、
仕上げ剤、加工プロセスの可溶性残渣及び汚染物を伴な
っていないことにある。
【0010】経験に照らして、ドイツ特許第41172
81号に開示されているように、カルボキシル作用基を
含む、末端基の組込みによって純粋なフッ素ポリマーよ
りも負のゼータ電位を有するフッ素ポリマーを使用する
ことが好ましい。本発明は原料として特定フッ素樹脂の
使用に限定されるものではない。即ち、ポリテトラフル
オロエチレン、テトラフルオロエチレンとペルフルオロ
ビニルエーテルとのコポリマー、ヘキサフルオロプロピ
レン、モノクロロトリフルオロエチレンまたはエチレ
ン、ポリビニルフルオライドまたはポリビニリデンフル
オライドを使用することができる。ほかにコンパウン
ド、即ち、充填材を含むフッ素ポリマーも使用できる。
充填材としては、ガラス粉末、グラスファイバ、ケイ酸
塩、グラファイト、着色剤、金属粉末などが使用され、
これらの充填材も膜に負のゼータ電位を付与することが
できる。
【0011】外表面だけでなく内部をも親水化するよう
に膜を変性させることが特に好ましい。特に好ましいフ
ッ素樹脂膜はポアサイズが0.01ないし15μmの1
軸または2軸配向ポリテトラフルオロエチレン膜であ
る。この膜は対称または非対称のポアサイズ分布パター
ンと40−95%の多孔度を有する。この膜のMVTR
−値(水蒸気輸送(値)は30000−70000g/
2 /日である。
【0012】多孔構造膜は特定の方法に限定されない。
孔の形成は膨張延伸、2次成分抽出、成分リーチング、
核残存技術(Kernspurtechnik)の利用、及びガス噴入に
よる孔形成によって形成することができる。水溶性ポリ
カチオンはできる限り迅速に基材の全表面、膜ならば孔
の内壁をもカバーし、基材の電荷極性を(正ゼータ電位
に)反転させ、次いで基材を正の過剰帯電状態にしなけ
ればならず、必要に応じて熱処理で固定することが好ま
しい。この帯電基材はポリアニオン及び適当な合成樹脂
と安定した錯体を形成する充分に遊離状態の接近し易い
反応基を有するものでなければならない。これらの作用
化合物は錯体形成のプロセスにおける分子中に起こる前
配向及びこれに続く固定プロセスにより、表面に高い配
位状態を形成し、しかも過剰電荷を帯びていなければな
らない。この配向は疎水ポリマー表面に対してラングミ
ュアーブロジェット法を利用することによっても達成さ
れる。ポリマーを変性させた結果、母材ポリマーよりも
イオン性の基を多く含む親水性の表面が得られる。この
ことは過剰量のポリアニオンを使用しなければならない
ことを意味する。即ち、陰イオン基の一部は陽イオン変
性ポリマーとの非可逆的な錯体形成に必要であるが、陰
イオン基の大部分は親水性を発現させるのに必要であ
る。
【0013】錯体の少なくとも1つの単分子層により、
下記の方法で好ましい変性が得られる。
【0014】a)ポリカチオンを基材表面に吸収させ、
この層を少なくとも1つの、好ましくは2つの多機能化
合物を含む合成樹脂と錯体形成させ、多機能化合物の少
なくとも1つがイオン性または双極基を含み、固定後過
剰電荷を有するようにするか、または b)ポリカチオンを基材表面に吸収させ、この層を、固
定後に過剰帯電する少なくとも1つの多陰極と錯体形成
させ、 c)陽イオン変性された親水合成樹脂を基材の内外面に
吸収させ、この層を、固定後に過剰帯電する少なくとも
1つのポリアニオンと錯体形成させる。
【0015】特に好ましい実施態様はb)に記載した方
法である。好ましいポリカチオンはクオータナイズド・
ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドン、ポリビニ
ルアミン、ポリアリルアミン、ポリエチレンイミン、ポ
リビニルピリジン、クオータナイズド末端基を有するN
AFION、ポリジメチルジアリルアンモニウムクロラ
イド、及びクオータナイズド含窒素末端基を有するイオ
ン性合成及び天然ポリマーである。
【0016】好ましいポリアニオンはポリエチレンスル
ホネート、ポリスチレンスルホネート、NAFION−
溶液、過フッ素酸塩イオノマーである。これらはアルカ
リ塩の形で使用するのが好ましい。好ましい錯体はポリ
アリルアミン−ポリスチレンスルホネート、ポリアリル
アミン−ポリアクリル酸、ポリビニルアミン−ポリスチ
レンスルホネート、ポリビニルアミン−ポリアクリル
酸、ポリエチレンイミン−ポリアクリル酸及びポリエチ
レンイミン−ポリスチレンスルホネートから成る。ポリ
カチオンと共に使用できるその他の化合物は −ポリビニルアルコール、アクリル酸塩、エチレン−メ
タクリル酸・コポマリー、エチレン−メタクリル酸−ビ
ニルアセテート・コポリマー −無水マレイン酸のコポリマー −ポリアクリル(メタクリル)酸または−コポリマーで
ある。
【0017】ポリカチオンと化学的に結合できる多機能
化合物は付加能多重結合、エポキシ基、アルデヒド基、
イソシアネート基、無水酸基及びハロゲン化アシル基を
有する化合物である。水は高分子電解質の好ましい溶媒
であるが、低級アルコールのような他の溶媒を単独で、
または水と組合わせて使用することもできる。使用する
高分子電解質の態様(モル質量、電荷密度、機能基の種
類)及び反応条件(温度、pH値、反応時間)に応じてそ
れぞれの基材に対して最適の末端基作用及び表面コーテ
ィングを達成することができる。
【0018】反応時間は10秒ないし1時間である。pH
値によって作用基の反応性を調整することができる。錯
体形成に最適の値はpH4ないしpH8である。基材に高分
子電解質を吸収させてから基材の表面に均質な層を形成
するのに充分な時間を置いて、反応を繰返えすか、また
は充分なコーティングが形成されている場合にはスクイ
ズまたは水処理によって過剰ポリカチオンを除去する。
錯体形成はここでも水またはアルコール溶液から行う。
錯体形成の際には
【0019】a)ポリカチオンを例えば0.01ないし
30%水溶液から塗布する。この溶液は0.1ないし2
0%のポリカチオンを含むことが好ましい。 b)変性合成樹脂は例えば0.1ないし50%水溶液/
分散液の形で使用する。この溶液は1000mlの水に対
して5ないし60gの合成樹脂を含むことが好ましい。 c)ポリアニオンは例えば0.01ないし30%の水溶
液から塗布する。この溶液は0.02ないし20%のポ
リアニオンを含むことが好ましい。
【0020】錯体変性は10−80℃、特に40−60
℃の温度で行われる。反応は1段階または2段階で行う
ことができる。1段階で行う場合には高分子電解質また
は陽イオン合成樹脂及びポリアニオンを単一の槽におい
て使用する。これは特に上記b)の場合、即ち、合成樹
脂を使用する場合に該当する。2段階方式の方が好まし
い。基材を別々の反応溶液中で段階的に処理することに
より、溶液中で意図しない錯体形成が起こるのを避ける
ことができ、初期濃度の低い反応溶液で最適の親水化変
性が達成されるからである。経験に照らしてポリカチオ
ンの水/アルコール溶液中でポリマーを予備処理するこ
とが好ましい。フッ素ポリマーの変性後、110ないし
180℃の温度で固定を行う。固定時間は基材の種類に
応じて異なり、それぞれの高分子電解質に合わせて設定
しなければならない。固定時間は5秒(s)ないし15
分(min)が好ましい。
【0021】本発明を実施例に従って以下に詳しく説明
する。
【0022】ゼータ電位 ゼータ電位の測定にはPAAR社製の界面動電位測定シ
ステムEKAを使用する。FAIRBROTHER/M
ASTIN法による最初の近似値で評価する。
【0023】液体注入圧 乾燥した膜の多孔構造内へ水を駆動するのに必要な圧力
を測定した。このため試験液の圧力を膜の下側において
10mbar/sの圧力勾配でゆっくり上昇させる。
【0024】接触角 17℃における水に対する膜の接触角をKRUESS社
の接触角測定装置G1で測定した。
【0025】例1 膨張延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)か
ら成る膜(ポア直径2μm、流動電位差法によって測定
されたゼータ電位−17mV) をi−プロパノールで濡ら
し、ポリアリルアミン(PAA)の0.1n溶液に浸漬
する。60℃で10分間浸漬したのち、膜を溶液から取
出し、必要に応じて水処理で、またはスクイズすること
によって過剰PAAを除去し、130℃で30min 乾燥
させる。膜の重量増加は1.5%、Anstroemm
ethodeによるゼータ電位は+20mVである。次い
でこの膜を60℃のポリアクリル酸水/アルコール10
-1n溶液に浸漬させ、10min 後取出し、過剰分を除
き、160℃で10min 熱処理する。その結果を表1に
示す。
【0026】例2 膨張延伸PTFE(ポア直径2μm)から成る膜をi−
プロパノールで濡らし、ポリアリルアミン(PAA)の
0.1n溶液中に浸漬する。60℃で10min浸漬した
のち溶液から膜を取出し、必要に応じて過剰PAAを水
処理で、またはスクイズすることによって除去し、13
0℃で30min 乾燥させる。膜の重量増加は1.5%、
Anstroem法で測定したゼータ電位は+20.1
mVである。
【0027】次いでこの膜を60℃のポリスチレンスル
ホン酸ナトリウムの水/アルコール5×10-3n溶液中
に浸漬し、10min 後に取出し、過剰分を除き、160
℃で10min 熱処理する。結果を表1に示す。
【0028】例3 膨張延伸PTFE(ポア直径2μm)から成る膜をi−
プロパノールで濡らし、ポリアリルアミン(PAA)の
0.1n溶液に浸漬する。60℃で10min 浸漬したの
ち、溶液から膜を取出し、必要に応じて水処理で、また
はスクイズすることによって過剰PAAを除去し、13
0℃で30min 乾燥させる。膜の重量増加は1.3%で
ある。次いでこの膜を60℃のNAFIONの水/アル
コール1%溶液に浸漬し、10min 後に取出し、過剰分
を除去し、160℃で10min 熱処理する。結果を表1
に示す。
【0029】例4 膨張延伸PTFE(ポア直径2μm)から成る膜をi−
プロパノールで濡らし、ポリミンG100(PEI)の
0.1n溶液に浸漬する。60℃で10min 浸漬したの
ち、溶液から膜を取出し、必要に応じて水処理で、また
はスクイズすることによって過剰ポリミンを除去し、1
30℃で30min 乾燥させる。膜の重量増加は1%であ
る。この膜を60℃のポリアクリル酸の水/アルコール
0.1n溶液に浸漬し、10min 後に取出し、過剰分を
除去し、160℃で10min 熱処理する。結果を表1に
示す。
【0030】例5 カルボキシル基含有量の高い膨張延伸PTFE(ポア直
径1μm)から成る膜をi−プロパノール100部と
0.1nPAA溶液50部から溶液中で10min、60
℃で予備したのち、さらに60℃で10min 、0.1n
PAA溶液に浸漬する。スクイズすることによって過剰
PAAを除去し、130℃で10min 乾燥させる。次い
で60℃のポリスチレンスルホネート0.1n水/アル
コール溶液に10min 浸漬し、160℃で10min 熱処
理する。膜の重量増加は3.4%である。結果を表1に
示す。
【0031】例6 GORE TEX膜(ポア直径2μm)を60℃で10
min i−プロパノール100部と0.1nPAA溶液5
0部から成る溶液中で予備処理し、次いで60℃で10
min に亘って0.1nPAA溶液に浸漬する。スクイズ
することによって過剰PAAを除去し、60℃で10mi
n 膜を0.5ポリアクリル酸溶液に浸漬する。次いで1
60℃で10min 膜を熱処理する。膜の重量増加は7.
5%である。結果を表1に示す。
【0032】例7 GORE TEX膜(ポア直径2μm)を60℃で10
min i−プロパノール100部と0.1nPAA溶液5
0部から成る溶液中で予備処理し、次いでさらに60℃
で10min に亘って0.1nPAA溶液に浸漬する。ス
クイズすることによって過剰PAAを除去し、130℃
で10min 乾燥させ、次いで60℃で10min 膜を0.
1nポリスチレンスルホネート溶液に浸漬する。次いで
160℃で10min 膜を熱処理する。膜の重量増加は
5.0%である。結果を表1に示す。
【0033】例8 カルボン酸基含有分の高いGORE TEX膜(ポア直
径1μm)をi−プロパノール100部と0.1nPA
A溶液から成る溶液中で10min 、60℃で予備処理
し、次いでさらに10min に亘って60℃の0.1nP
AA溶液に浸漬する。スクイズすることによって過剰P
AAを除去し、60℃で10min 膜を0.5nポリアク
リル酸溶液に浸漬する。次いで160℃で10min 膜を
熱処理する。膜の重量増加は6.5%である。結果を表
1に示す。
【0034】例9 GORE TEX膜(ポア直径2μm)を60℃で10
min に亘り、i−プロパノール100部と0.1nポリ
エチレンイミン溶液とから成る溶液中で予備処理し、次
いでさらに10min 、60℃で0.1nPEI溶液に浸
漬する。スクイズすることによって過剰PEIを除去
し、60℃で10min 膜を0.5nポリアクリル酸溶液
に浸漬する。次いで160℃で10min 膜を熱処理す
る。膜の重量増加は6.2%である。結果を表1に示
す。
【0035】例10 カルボン酸基含有分の大きいGORE TEX膜(ポア
直径1μm)をi−プロパノール100部と0.1nP
EI溶液とから成る溶液中で10min 、60℃で予備処
理し、次いで60℃で10min に亘り、0.1nPEI
溶液に浸漬する。スクイズすることによって過剰PEI
を除去し、60℃で10min 膜を0.5nポリアクリル
酸溶液に浸漬する。次いで160℃で10min 膜を熱処
理する。膜の重量増加は6.4%である。結果を表1に
示す。
【0036】持久性の検査 例1 GORE TEX膜を例1に従って変性させる。熱処理
の代りに30min 、110℃で膜を乾燥させる。変性効
果は水で容易に洗い落とされる。例2 例5に従って変性させた膜を還流条件下で30min 、2
00mlの水で煮沸する。質量損失は<0.05%であ
る。
【0037】 表 1 名 称 予備処理 水の注入圧 水と接触 MVTR ポアサイズ (バール) 角(°) (g/m2/day) (μm) GORE TEX 0.64 130 72000 2 (2μm) GORE TEX 1.60 121 64000 1 (1μm) カルボキシル化 例1 30min′ 130℃1 0.43 122 73000 2 例2 30min′ 130℃1 0.44 123 64000 2 例3 30min′ 130℃1 0.50 126 48000 2 例4 30min′ 130℃1 0.39 103 43000 2 例5 Ja2 0.79 107 57000 1 10min′ 130℃1 例6 Ja2 0.39 91 43000 2 例7 Ja2 0.45 95 48000 2 10min 130℃1 例8 Ja2 1.20 101 38000 1 例9 Ja2 0.28 107 47000 2 例10 Ja2 1.11 62 47000 1 1.ポリカチオン成分の熱固定の温度及び時間 2.希釈水/アルコールポリカチオン溶液中での予備処
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボルフガング ブルゲル ドイツ連邦共和国,81825 ムニッヒ,ボ ックレルベク 30 (72)発明者 クラウス ルンクビツ ドイツ連邦共和国,01187 ドレスデン, ゲオルク−シュマン−シュトラーセ 6 (72)発明者 ハイデ−マリー ブッハンメル ドイツ連邦共和国,01237 ドレスデン, ビンテルベルクシュトラーセ 81

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再配向または新配向させた帯電高分子電
    解質錯体から成る薄膜をフッ素ポリマーの表面に形成し
    たことを特徴とするフッ素ポリマーの恒久的親水化変性
    方法。
  2. 【請求項2】 再配向または新配向が熱処理によって行
    われることを特徴とする請求項1に記載の変性方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの層を形成する帯電高分
    子電解質錯体がポリカチオン及び/または陽イオン変性
    合成樹脂とポリアニオン及び/または陰イオン変性親水
    合成樹脂から成ることを特徴とする請求項1または2に
    記載の変性方法。
  4. 【請求項4】 ポリカチオンがフッ素ポリマー表面に吸
    収され、少なくとも1つの多機能化合物を含む合成樹脂
    と錯体を形成していることを特徴とする請求項1ないし
    3に記載の変性方法。
  5. 【請求項5】 合成樹脂が2つの多機能化合物を含むこ
    とを特徴とする請求項4に記載の変性方法。
  6. 【請求項6】 ポリカチオンがフッ素ポリマー表面に吸
    収され、少なくとも1つのポリアニオンと錯体を形成し
    ていることを特徴とする請求項1ないし3に記載の変性
    方法。
  7. 【請求項7】 陽イオン変性親水合成樹脂がフッ素ポリ
    マー表面に吸収され、ポリアニオンと錯体を形成してい
    ることを特徴とする請求項1ないし3に記載の変性方
    法。
  8. 【請求項8】 ポリカチオンをクオータナイズド(quat
    ernisierten)ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリド
    ン、ポリピニルアミン、ポリアリルアミン、ポリエチレ
    ンイミン、ポリビニルピリデン、クオータナイズド末端
    基を有するNAFION、ポリジメチルジアリルアンモ
    ニウムクロライド、及びクオータナイズド含窒素末端基
    を有する電解質の合成及び天然ポリマーから選択したこ
    とを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    の変性方法。
  9. 【請求項9】 ポリアニオンをポリアニオンをポリエチ
    レンスルホネート、ポリスチレンスルホネート、NAT
    ION−溶液、及び過フッ素酸化イオノマーから選択し
    たことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に
    記載の変性方法。
  10. 【請求項10】 前記ポリアニオンのアルカリ塩を選択
    したことを特徴とする請求項9に記載の変性方法。
  11. 【請求項11】 錯体がポリアリルアミン−ポリスチレ
    ンスルホネート錯体であることを特徴とする請求項1な
    いし3に記載の変性方法。
  12. 【請求項12】 錯体がポリアリルアミン−ポリアクリ
    ル酸錯体であることを特徴とする請求項1ないし3に記
    載の変性方法。
  13. 【請求項13】 錯体がポリビニルアミン−ポリスチレ
    ンスルホネート錯体であることを特徴とする請求項1な
    いし3に記載の変性方法。
  14. 【請求項14】 錯体がポリビニルアミン−ポリアクリ
    ル酸錯体であることを特徴とする請求項1ないし3に記
    載の変性方法。
  15. 【請求項15】 錯体がポリエチレンイミン−ポリアク
    リル酸錯体であることを特徴とする請求項1ないし3に
    記載の変性方法。
  16. 【請求項16】 錯体がポリエチレンイミン−ポリスチ
    レンスルホネート錯体であることを特徴とする請求項1
    ないし3に記載の変性方法。
  17. 【請求項17】 フッ素ポリマーがポリテトラフルオロ
    エチレン(PTFE)であることを特徴とする請求項1
    ないし16の少なくとも1項に記載の変性方法。
  18. 【請求項18】 フッ素ポリマーが化合物の形で存在す
    ることを特徴とする請求項1ないし17の少なくとも1
    項に記載の変性方法。
  19. 【請求項19】 フッ素ポリマーが膜構造を有すること
    を特徴とする請求項1ないし18の少なくとも1項に記
    載の変性方法。
  20. 【請求項20】 フッ素ポリマーに対する恒久的親水化
    方法において、フッ素ポリマーの表面にポリカチオン及
    び/またはポリカチオン合成樹脂を塗布し、過剰なポリ
    アニオン及び/または陰イオン変性合成樹脂を添加する
    ことにより、再配向または新配向された帯電高分子電解
    質錯体を形成することを特徴とする恒久的親水化方法。
  21. 【請求項21】 前記再配向または新配向を熱処理によ
    って行うことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 水溶液または水性アルコール溶液中で
    加工することを特徴とする請求項20または21に記載
    の方法。
  23. 【請求項23】 高分子電解質への変換を2段階で行う
    ことを特徴とする請求項20ないし22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 溶液のpH値を4ないし8に調整するこ
    とを特徴とする請求項20ないし23のいずれか1項に
    記載の方法。
  25. 【請求項25】 ポリカチオンを0.01ないし30%
    水溶液から塗布することを特徴とする請求項20ないし
    24のいずれか1項に記載の方法。
  26. 【請求項26】 ポリカチオン溶液が0.1ないし20
    %溶液であることを特徴とする請求項25に記載の方
    法。
  27. 【請求項27】 変性合成樹脂を0.1ないし50%溶
    液から塗布することを特徴とする請求項20ないし24
    に記載の方法。
  28. 【請求項28】 溶液が1000mlの水に対して5ない
    し60gの合成樹脂を含有することを特徴とする請求項
    27に記載の方法。
  29. 【請求項29】 ポリアニオンを0.01ないし30%
    溶液から塗布することを特徴とする請求項20ないし2
    8のいずれか1項に記載の方法。
  30. 【請求項30】 溶液が0.02ないし20%溶液であ
    ることを特徴とする請求項29に記載の方法。
JP5325046A 1992-12-23 1993-12-22 フッ素ポリマーを恒久親水化した変性ポリマーの製造方法 Pending JPH06298976A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4243995:7 1992-12-23
DE4243995A DE4243995C2 (de) 1992-12-23 1992-12-23 Permanente hydrophile Modifizierung für Fluorpolymere und Verfahren zur Erzeugung der Modifizierung

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06298976A true JPH06298976A (ja) 1994-10-25

Family

ID=6476482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5325046A Pending JPH06298976A (ja) 1992-12-23 1993-12-22 フッ素ポリマーを恒久親水化した変性ポリマーの製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5540837A (ja)
EP (1) EP0603463B1 (ja)
JP (1) JPH06298976A (ja)
DE (2) DE4243995C2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009540903A (ja) * 2006-06-22 2009-11-26 ガンブロ・ルンディア・エービー 医学的な使用のための支持体を処理するための陽イオン性ポリマーのコロイド懸濁液の使用
JP2011527954A (ja) * 2008-07-17 2011-11-10 ダブリュ エル ゴア アンド アソシエイツ ゲーエムベーハー イオン性フッ素ポリマーと抗菌性対イオンとの錯体を含む抗菌性コーティング

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5630941A (en) * 1992-12-23 1997-05-20 Burger; Wolfgang Permanent hydrophilic modification of fluoropolymers
US5700559A (en) * 1994-12-16 1997-12-23 Advanced Surface Technology Durable hydrophilic surface coatings
DE4446241A1 (de) * 1994-12-23 1996-06-27 Bosch Gmbh Robert Brennstoffeinspritzventil
US5859086A (en) * 1996-08-07 1999-01-12 Competitive Technologies Of Pa, Inc. Light directed modification fluoropolymers
US6354443B1 (en) * 1997-05-01 2002-03-12 Millipore Corporation Surface modified porous membrane and process
DE19732995A1 (de) * 1997-07-31 1999-02-04 Clariant Gmbh Verwendung von Inter-Polyelektrolyt-Komplexen als Ladungssteuermittel
US6780935B2 (en) * 2000-02-15 2004-08-24 Atofina Chemicals, Inc. Fluoropolymer resins containing ionic or ionizable groups and products containing the same
US7456025B2 (en) 2001-08-28 2008-11-25 Porex Corporation Sintered polymer membrane for analyte detection device
DE10144713B4 (de) * 2001-09-11 2004-05-13 Sandler Ag Permanent hydrophile Flüssigkeitstransportlage
CA2467643A1 (en) * 2001-11-21 2003-06-05 Porex Corporation Discrete hydrophilic-hydrophobic porous materials and methods for making the same
US20040175625A1 (en) * 2003-03-06 2004-09-09 Lotfi Hedhli Non-perfluorinated resins containing ionic or ionizable groups and products containing the same
US7449111B2 (en) * 2003-07-30 2008-11-11 Arkema Inc. Resins containing ionic or ionizable groups with small domain sizes and improved conductivity
US8039160B2 (en) * 2004-07-14 2011-10-18 Arkema Inc. Multi-layer polyelectrolyte membrane
US20090205116A1 (en) * 2005-09-30 2009-08-20 General Electric Company Article, laminate and associated methods
US20100077529A1 (en) * 2005-09-30 2010-04-01 General Electric Company Article, laminate and associated methods
US10092881B2 (en) * 2008-01-25 2018-10-09 Bha Altair, Llc Permanent hydrophilic porous coatings and methods of making them
EP2145916B1 (en) * 2008-07-17 2013-06-19 W.L.Gore & Associates Gmbh Substrate coating comprising a complex of an ionic fluoropolymer and surface charged nanoparticles
ES2389274T3 (es) * 2008-07-17 2012-10-24 W.L. Gore & Associates Gmbh Recubrimiento de polímeros que contienen un complejo de un fluoropolieter iónico y un agente contraiónico
US20100143611A1 (en) * 2008-12-05 2010-06-10 General Electric Company Methods for making an asymmetric composite membrane
DE102009006783A1 (de) 2009-01-27 2010-07-29 Haufe, Helfried, Dr. Hydrophile Schicht und Beschichtungszusammensetzung zur Herstellung der Schicht sowie Verfahren zur Herstellung der Beschichtungszusammensetzung
DE102010032780A1 (de) 2010-07-26 2012-01-26 Helfried Haufe Hydrophile Schicht und Beschichtungszusammensetzung zur Herstellung der Schicht sowie Verfahren zur Herstellung der Beschichtungszusammensetzung
ITUB20159527A1 (it) 2015-12-14 2017-06-14 Fondazione St Italiano Tecnologia Copolimeri acrilici fluorurati polielettroliti e composizioni distaccanti per l?utilizzo nella vulcanizzazione della gomma

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3390067A (en) * 1965-04-21 1968-06-25 American Cyanamid Co Alkali-etched, acrylate irradiation-grafted porous polytetrafluoroethylene felt and method for preparing same
US3556305A (en) * 1968-03-28 1971-01-19 Amicon Corp Composite membrane and process for making same
GB1538810A (en) * 1976-08-10 1979-01-24 Sumitomo Electric Industries Hydrophilic porous fluorocarbon structures and process for their production
JPS5390180A (en) * 1977-01-20 1978-08-08 Kureha Chem Ind Co Ltd Complex cation exchange membrane and production thereof
US4250029A (en) * 1977-04-25 1981-02-10 Rohm And Haas Company Coated membranes
US4168112A (en) * 1978-01-05 1979-09-18 Polymer Technology Corporation Contact lens with a hydrophilic, polyelectrolyte complex coating and method for forming same
US4298000A (en) * 1978-11-08 1981-11-03 Minnesota Mining And Manufacturing Company Fluid dispensing device
US4359510A (en) * 1980-07-31 1982-11-16 Celanese Corporation Hydrophilic polymer coated microporous membranes capable of use as a battery separator
ZA824471B (en) * 1981-06-26 1983-04-27 Ici Australia Ltd Polymers
US4525374A (en) * 1984-02-27 1985-06-25 Manresa, Inc. Treating hydrophobic filters to render them hydrophilic
EP0175322B1 (en) * 1984-09-17 1989-12-27 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Hydrophilized membrane of porous hydrophobic material and process for preparing the same
JPS6182806A (ja) * 1984-09-28 1986-04-26 Sumitomo Electric Ind Ltd 液体膜
JPS6181437A (ja) * 1984-09-28 1986-04-25 Nok Corp 加硫フツ素ゴム成形品の表面処理方法
US4618533A (en) * 1984-11-30 1986-10-21 Millipore Corporation Porous membrane having hydrophilic surface and process
JPS6239636A (ja) * 1985-08-14 1987-02-20 Mitsubishi Rayon Co Ltd 親水性有機重合体基質の製法
US4839296A (en) * 1985-10-18 1989-06-13 Chem-Elec, Inc. Blood plasma test method
US4774132A (en) * 1986-05-01 1988-09-27 Pall Corporation Polyvinylidene difluoride structure
US4908236A (en) * 1986-12-04 1990-03-13 Millipore Corporation Transparent porous membrane having hydrophilic surface and process
US5087367A (en) * 1987-12-02 1992-02-11 Japan Represented By Ministry Of International Trade And Industry, Director-General Basic Industries Bureau Hydrolyzed membrane and process for the preparation of the same
JPH01174239A (ja) * 1987-12-25 1989-07-10 Mitsubishi Electric Corp 回転電機の冷却ガス乾燥装置
FR2629360B1 (fr) * 1988-03-31 1991-01-11 Cezus Co Europ Zirconium Procede et dispositif d'introduction de tetrachlorure de zirconium, de tetrachlorure de hafnium et de leurs melanges dans une colonne de distillation extractive en continu et sous pression desdits chlorures
GB8915974D0 (en) * 1989-07-12 1989-08-31 Gore W L & Ass Uk Hydrophilic semi-permeable ptfe membranes and their manufacture
DE3923128A1 (de) * 1989-07-13 1991-01-24 Akzo Gmbh Flach- oder kapillarmembran auf der basis eines homogenen gemisches aus polyvinylidenfluorid und eines zweiten, durch chemische umsetzung hydrophilierbaren polymeren
DE69017197T2 (de) * 1990-05-18 1995-09-14 Japan Gore Tex Inc Hydrophile poröse Membrane aus Fluoropolymer.
DE69117174T2 (de) * 1990-11-29 1996-07-04 Nitto Denko Corp Filtrationsfilm für flüssigkeiten sowie diesen film verwendende filtervorrichtung
US5145584A (en) * 1990-12-05 1992-09-08 Allied-Signal Inc. Processes for using a thin film composite ultrafiltration membrane
US5209850A (en) * 1992-06-19 1993-05-11 W. L. Gore & Associates, Inc. Hydrophilic membranes

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009540903A (ja) * 2006-06-22 2009-11-26 ガンブロ・ルンディア・エービー 医学的な使用のための支持体を処理するための陽イオン性ポリマーのコロイド懸濁液の使用
JP2011527954A (ja) * 2008-07-17 2011-11-10 ダブリュ エル ゴア アンド アソシエイツ ゲーエムベーハー イオン性フッ素ポリマーと抗菌性対イオンとの錯体を含む抗菌性コーティング

Also Published As

Publication number Publication date
EP0603463A2 (de) 1994-06-29
US5540837A (en) 1996-07-30
DE59308720D1 (de) 1998-08-06
DE4243995A1 (de) 1994-06-30
DE4243995C2 (de) 1996-07-25
EP0603463A3 (de) 1994-11-23
EP0603463B1 (de) 1998-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06298976A (ja) フッ素ポリマーを恒久親水化した変性ポリマーの製造方法
CA1104008A (en) Hydrophilic porous structures and process for production thereof
JP3084292B2 (ja) 多孔質複合膜と方法
US5630941A (en) Permanent hydrophilic modification of fluoropolymers
EP0186758B2 (en) Porous membrane having hydrophilic surface and process of its manufacture
US6045694A (en) Cationically charge-modified membranes
US4765897A (en) Polyamide membranes useful for water softening
JP2677360B2 (ja) 親水特性を有する透過性の多孔質膜およびその製造方法
US4812270A (en) Novel water softening membranes
CN108211814B (zh) 一种聚四氟乙烯多孔膜亲水改性方法
JPS61161103A (ja) 親水性多孔質膜およびその製法
JP2007321147A (ja) 放射線重合による膜表面変性
US5814372A (en) Process for forming porous composite membrane
JPH038421A (ja) 親水性多孔質膜及びその製造方法
CN116440719B (zh) 一种亲水化聚四氟乙烯中空纤维微滤膜及其制备方法
JP2519831B2 (ja) 荷電型分離膜の製造方法
KR20140113113A (ko) 양전하성 폴리불화비닐덴계 다공성 분리막 및 그 제조방법
Poźniak et al. Modified poly (phenylene oxide) membranes in ultrafiltration and micellar-enhanced ultrafiltration of organic compounds
KR101981980B1 (ko) 카테콜-아민 결합을 이용한 이온 교환막 및 이의 제조방법
JPH0512972B2 (ja)
JPH0693980B2 (ja) 複合限外濾過膜
JP2019130481A (ja) 親水性多孔質膜の製造方法
JPS6214904A (ja) 疎水性の微孔性濾過膜の表面親水化方法
JPS59179530A (ja) 陰イオン交換膜およびその製造法
EP1121972A2 (en) Cationically charge-modified membranes