JPH0629833U - 熱圧転写装置 - Google Patents

熱圧転写装置

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JPH0629833U
JPH0629833U JP7290992U JP7290992U JPH0629833U JP H0629833 U JPH0629833 U JP H0629833U JP 7290992 U JP7290992 U JP 7290992U JP 7290992 U JP7290992 U JP 7290992U JP H0629833 U JPH0629833 U JP H0629833U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間フィルムを押圧するための弾性部材をプ
ラスチックカードの種類等に応じて容易に変更すること
ができるようにする。 【構成】 下表面に画像が形成された中間フィルム2か
らプラスチックカード10上にその画像を熱圧転写する
熱圧転写装置1である。この熱圧転写装置1は、プラス
チックカード10を固定保持するホルダ11と、ホルダ
11に対向して配置された熱板20と、熱板20の上下
両面に固着された2個の弾性部材21a,21bと、弾
性部材21a,21bがホルダ10に圧接する圧接位置
とそれらが互いに離れる離間位置との間で熱板20を往
復移動させるリフト装置15及び圧縮バネ16から成る
昇降機構と、熱板20を回転させるモータ24及びベル
ト23とを有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プラスチックカード等の記録媒体上に画像を加熱及び加圧状態下で 印刷する熱圧転写装置に関する。特に、画像を一旦フィルム状の中間媒体上に形 成し、その画像を記録媒体上に転写する形式の熱圧転写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一旦、フィルム状中間媒体に画像を形成し、その後、加熱及び加圧状態下で記 録媒体上にその画像及びその画像を保護するための保護膜層を転写する熱圧転写 方法が、従来より知られている。この熱圧転写方法においては一般的に、圧接面 が平面である弾性部材を固着した熱板を高温に加熱し、画像を担持した中間媒体 をその弾性部材によって記録媒体に押し付けるという操作が行われる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の熱圧転写方法においては、記録媒体の種類や印刷レイ アウトを変更する場合、中間媒体を記録媒体に押し付けるための弾性部材をそれ に対応した適宜の大きさ、材質等に変更する必要がある。従来は、その変更のた めの作業が非常に面倒で、しかも長時間を要していた。
【0004】 本考案はその問題点を解消するためになされたものであって、記録媒体の種類 等に応じて弾性部材を容易に変更することのできる熱圧転写装置を提供すること を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本考案に係る熱圧転写装置は、記録媒体を固定保持 するホルダと、ホルダの記録媒体保持面に対向して配置された熱板と、熱板の異 なる位置に固着された複数の弾性部材と、弾性部材がホルダの記録媒体保持面に 圧接する圧接位置と弾性部材がホルダから離れる離間位置との間で熱板を往復移 動させる熱板往復駆動手段と、記録媒体に対して平行に延びる軸線のまわりに熱 板を回転させる熱板回転駆動手段とを有することを特徴としている。
【0006】
【作用】
弾性部材は熱板によって高温に加熱される。熱板往復駆動手段によって熱板が 往復駆動されるとき、その熱板と一体である弾性部材が中間媒体を記録媒体に押 し付ける。この押し付けにより、中間媒体上に形成された画像及びその画像を保 護するための保護膜層が記録媒体上に転写される。記録媒体の種類が変更される 場合にはそれに対応して弾性部材の大きさ、材質等を変更する必要がある。その 場合には、熱板回転駆動手段によって熱板を回転させ、それまで記録媒体に対向 していた弾性部材と異なる別の弾性部材を記録媒体に対向する位置に搬出する。 熱板を回転させるというきわめて簡単な操作だけで、弾性部材を記録媒体その他 の事情に合わせて変更できる。
【0007】
【実施例】
図1は、本考案に係る熱圧転写装置を用いた画像印刷システムの一例を示して いる。この画像印刷システムは、記録媒体としてのプラスチックカード10を固 定状態に支持するホルダ11を備えた熱圧転写装置1と、供給ローラ3と巻取り ローラ4との間に掛け渡されていて熱圧転写装置1に給送されるフィルム状の中 間媒体2と、中間媒体2が巻回されたプラテンローラ5と、プラテンローラ5に 対向して配置されたサーマルヘッド6と、プラテンローラ5とサーマルヘッド6 との間に給送されるインクリボン7を送り出す供給ローラ8と、そしてインクリ ボン7を巻き取る巻取りローラ9とを有している。
【0008】 サーマルヘッド6は図示しない画像制御装置から出力される画像信号に基づい て発熱し、インクリボン7上のインクをプラテンローラ5に巻回された中間媒体 2上に転写する。中間媒体2上に転写されたインク像は矢印Aのように搬送され てプラスチックカード10の直上まで運ばれ、後述する熱圧転写装置1による熱 圧転写処理を受けてプラスチックカード10上に転写、すなわち印刷される。こ のとき、画像と共にその画像を保護するための保護膜層も転写される。
【0009】 熱圧転写装置1は、ガイドロッド12によって上下方向移動自在に支持された 熱板支持ブロック13と、支持ブロック13と中間媒体2との間に配設された左 右一対の断熱部材14とを有している。支持ブロック13には、例えばモータ、 カム等を備えたリフト装置15及び圧縮バネ16によって構成された熱板往復駆 動装置17が付設されている。また、断熱部材14は圧縮バネ18によって互い に近接または接触する閉位置側に付勢されており、それらの断熱部材14の上部 には中央部に向かって傾斜する傾斜面19が形成されている。
【0010】 支持ブロック13の内部には、角盤形状の熱板20が格納されている。図2に 示すように、熱板20の上下両面には大きさの異なる弾性部材21a及び21b が接着剤その他の接着方法によって固着されている。これらの弾性部材21a, 21bはシリコンゴムその他の弾性材料によって形成されており、外側に向けて 凸に湾曲する曲面Tを有している。熱板20はその内部にヒータ(図示せず)を 内蔵しており、そのヒータの発熱により弾性部材21a及び21bが高温に加熱 される。
【0011】 熱板2の手前側面に設けられたプーリ22にはベルト23が掛けられており、 このベルト23は、図1に示すように、支持ブロック13の上面に固定されたモ ータ24の出力軸に取り付けられた他のプーリ25に掛けられている。モータ2 4が作動してベルト23が周動すると熱板20は、図2において、中間媒体2に 対して平行に延びる軸線Lを中心として矢印Bのように回転する。
【0012】 図1において、支持ブロック13の手前側面の左右両側には、支持ローラ13 から突出するピン26に回転自在に取り付けられた円盤状のローラによって形成 された接合片27が設けられている。
【0013】 熱転写装置1は以上のように構成されているので、図1において下面に画像を 担持した中間媒体2がプラスチックカード10の直上位置まで搬送されて停止す ると、リフト装置15による支持ブロック13に対する持ち上げ力が解除され、 その支持ブロック13はバネ16のバネ力により下方へ移動する。この下方移動 時、図3に示すように、接合片27,27が断熱部材14,14の傾斜面19, 19に接合し、それらの断熱部材14を互いに離れる離間位置へと押し広げる。
【0014】 断熱部材14,14が離間位置へと広げられると、それらの断熱部材14の間 を通って下側弾性部材21aが外部に露出して、中間媒体2をプラスチックカー ド10の上面に押し付ける。こうして中間媒体2が加熱下でプラスチックカード 10に加圧され、そのため、中間媒体2の下面に担持されたインク画像がプラス チックカード10に転写される。この転写が終了すると、リフト装置15(図1 )の働きによって支持ブロック13が上方へ持ち上げられ、弾性部材21aの加 圧が解除される。このとき、断熱部材14はバネ18の作用によって互いに近接 または接触する閉位置へと自動的に移動し、弾性部材21aを外部から遮蔽する 。
【0015】 中間媒体2が、より幅の狭いフィルム材料に変更された場合等、弾性部材21 aをより幅の狭い小型のものに変更する必要が生じた場合は、図1においてモー タ24が動作して熱板20が180度回転して表裏反転する。この反転により、 形状の小さい弾性部材21bが熱板20の下側、すなわち中間媒体2に対向する 位置に搬出される。こうして、小型の弾性部材21bによる適正条件下での中間 媒体2に対する加熱処理及び加圧処理が実行される。
【0016】 本実施例においては、加圧及び加熱処理が行われない待機時、弾性部材21a または21bの下側表面は断熱部材14,14によって外部から遮蔽されている 。従って、中間媒体2の取り付け及び取り外し等といった保守作業を行う際、作 業者が誤って高温の弾性部材21aまたは21bに触れて火傷を負うという心配 はない。
【0017】 また、弾性部材21a及び21bは外側に凸状の曲面Tを有しているので、そ れらの弾性部材によって中間媒体2がプラスチックカード10へ押し付けられる 際、中間媒体2のプラスチックカード10に対する接触面積は、中央部から周辺 部へ向かって徐々に広がるように増えてゆく。このため、中間媒体2とプラスチ ックカード10との間に空気が溜まることがなくなり、よって、出来上がった印 刷製品において保護膜層とプラスチックカード10との間に気泡が発生するとい った問題も回避される。
【0018】 以上、1つの実施例をあげて本考案を説明したが、本考案はその実施例に限定 されず、以下のような改変を加えることができる。
【0019】 上記実施例では、熱板20の上下2面にそれぞれ1個ずつ、合計2個の弾性部 材21a及び21bを設けた。この2個の弾性部材に代えて、3個あるいはそれ 以上の数の弾性部材を設けることもできる。この場合、弾性部材の変更に際して は、熱板を弾性部材の数に対応した180度以外の適宜の角度だけ回転させるこ とになる。
【0020】 熱板20を昇降させるための手段は、図示した熱板往復駆動装置17以外の任 意の構造を採用できる。また、断熱部材14,14を開閉させるための手段も、 図示した接合片27とバネ18との組合せから成る自動開閉構造以外の任意の構 造を採用できる。
【0021】
【考案の効果】
請求項1記載の熱圧転写装置によれば、熱板回転駆動手段によって熱板を回転 させるだけで、簡単に、記録媒体の種類等に応じて弾性部材を容易に変更するこ とができる。
【0022】 請求項2記載の熱圧転写装置によれば、弾性部材を記録媒体に押し付けたとき 、弾性部材と記録媒体との接触面積が徐々に広がってゆくので、得られた印刷製 品において記録媒体とその上に形成された保護膜層との間に気泡が発生すること が防止される。
【0023】 請求項3記載の熱圧転写装置によれば、転写処理を行わない待機時間の間、高 温に加熱された弾性部材が断熱部材の存在によって外部へ露出されることがなく なるので、作業者の安全が確保される。
【0024】 請求項4記載の熱圧転写装置によれば、断熱部材の開閉動作を自動的に且つ確 実に行うことができる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る熱圧転写装置の一実施例を用いた
印刷システムの概略を示す正面図である。
【図2】図1に示す熱圧転写装置の要部を示す斜視図で
ある。
【図3】図1に示す熱圧転写装置の加圧転写処理時の状
態を示す正面図である。
【符号の説明】
2 中間媒体 10 プラスチックカード(記録媒体) 11 記録媒体用ホルダ 14 断熱部材 15 リフト装置 16 圧縮バネ 17 熱板往復駆動装置 18 圧縮バネ 19 断熱部材の傾斜面 20 熱板 21a,21b 弾性部材 27 接合片 L 熱板の回転軸線 T 凸曲面

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に画像が形成されたフィルム状の中
    間媒体から記録媒体上にその画像を熱圧転写する熱圧転
    写装置であって、 記録媒体を固定保持するホルダと、 ホルダの記録媒体保持面に対向して配置された熱板と、 熱板の異なる位置に固着された複数の弾性部材と、 弾性部材がホルダの記録媒体保持面に圧接する圧接位置
    と、弾性部材がホルダから離れる離間位置との間で熱板
    を往復移動させる熱板往復駆動手段と、 記録媒体に対して平行に延びる軸線のまわりに熱板を回
    転させる熱板回転駆動手段とを有することを特徴とする
    熱圧転写装置。
  2. 【請求項2】 上記弾性部材の熱板に接しない面が外に
    凸の曲面を有することを特徴とする請求項1記載の熱圧
    転写装置。
  3. 【請求項3】 熱板とホルダとの間に配置された断熱部
    材と、その断熱部材を開閉する断熱部材開閉手段とを有
    することを特徴とする請求項1記載の熱圧転写装置。
  4. 【請求項4】 上記断熱部材開閉手段は、断熱部材を閉
    側に付勢する弾性付勢部材と、断熱部材と一体に設けら
    れた傾斜面と、熱板と一体に設けられていてその傾斜面
    に接合可能な接合片とを有することを特徴とする請求項
    3記載の熱圧転写装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003034316A (ja) * 2001-07-24 2003-02-04 Dainippon Printing Co Ltd 画像転写形成装置
KR20200001940A (ko) * 2018-06-28 2020-01-07 이진한 라벨 제작 및 라미네이팅 방법
CN113246606A (zh) * 2021-04-25 2021-08-13 邓琪 一种象棋印字设备

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KR20200001940A (ko) * 2018-06-28 2020-01-07 이진한 라벨 제작 및 라미네이팅 방법
CN113246606A (zh) * 2021-04-25 2021-08-13 邓琪 一种象棋印字设备

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