JPH0629791U - スパッタ受け装置 - Google Patents

スパッタ受け装置

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JPH0629791U
JPH0629791U JP2710192U JP2710192U JPH0629791U JP H0629791 U JPH0629791 U JP H0629791U JP 2710192 U JP2710192 U JP 2710192U JP 2710192 U JP2710192 U JP 2710192U JP H0629791 U JPH0629791 U JP H0629791U
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JP2710192U
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幸彦 山下
信雄 坂口
明 野口
謙郎 関口
養策 佐々木
正和 長谷川
憲昭 吹田
久夫 重黒木
政治 久保
Original Assignee
株式会社ブレスト工業研究所
東光電気工事株式会社
六協電気工事株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】折り畳み自在な箱体状の受け具1と、この受け
具1の内部に折り畳み自在に架設されて受け具1を箱体
状に固定する支持バー2とを設け、この支持バー2に懸
吊具3を着脱自在に連結して受け具1を懸吊する。支持
バー2は、受け具1の内側面に突設した連結具4に自身
の先端を係合する。また支持バー2は、受け具1の内側
面に蝶番6で揺動自在に連結する。 【効果】デッキプレートの穿孔作業時に生じる火花やス
パッタ等を確実に受け止めることが可能で、しかも、装
置自体はコンパクトに折り畳むことが可能で、移動時や
設置時の手間を省く事ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主にパイプシャフトやケーブルラック等を貫通せしめる貫通孔を デッキプレートに開穿する際に飛散する火花やスパッタの落下防止用として使用 するスパッタ受け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置として、実開平2-53883 号公報に記載された吊下式火粉飛 散防止装置や、実開昭63-202479 号公報に記載された受けバケット等が提案され ている。前者の装置は、火の粉等を受ける枠体の開口縁に吊金具を設け、この吊 金具に吊ロープ等を結んで作業部分に装着するものである。また、後者の受けバ ケットは、バケットの中央部分に支軸を立設し、この支軸をデッキプレートの貫 通孔に下から通し、デッキプレートの上部で支軸を吊り上げることで、バケット をデッキプレートの下面に固定するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが前者の装置は、枠体を吊り上げる吊りロープ等を枠体の開口縁に連結 するから、デッキプレートの穿孔作業時に生じる火花やスパッタの中には、この 吊りロープ等を伝って枠体の開口縁から外側に外れてしまうものがあり、スパッ タ等を確実に受け止めることはできず、安全性に課題を残すものであった。
【0004】 一方、後者の受けバケットは、一本の支軸をデッキプレートの上部で吊り上げ てバケットを固定するから、吊り上げ装置が大掛かりにならざるを得ない。また 、バケットは、一本の支軸でデッキプレートの下面に圧着固定されるから、バケ ット全体の強度が高いものが要求される。この結果バケット自体もかさ張るもの になり、バケットや吊り上げ装置の移動や設置に多くの手間を要する不都合もあ る。
【0005】 そこで、この考案は、上述の課題を解消するために案出されたもので、デッキ プレートの穿孔作業時に生じる火花やスパッタ等を確実に受け止めることが可能 で、しかも、装置自体はコンパクトに折り畳むことが可能で、移動時や設置時の 手間を省く事ができるスパッタ受け装置の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、この考案は、折り畳み自在な箱体状の受け具1と 、この受け具1の内部に折り畳み自在に架設されて受け具1を箱体状に固定する 支持バー2とを設け、この支持バー2に懸吊具3を着脱自在に連結して受け具1 を懸吊する。
【0007】 このとき支持バー2は、受け具1の内側面に突設した連結具4に支持バー2先 端を係合する。
【0008】 また支持バー2は、受け具1の内側面に蝶番6で揺動自在に連結する。
【0009】
【作用】
この考案によると、使用時の支持バー2は、折り畳み自在な受け具1を箱体状 に固定する。そして、受け具1の内部に架設した支持バー2に連結した懸吊具が この考案受け装置を所定位置に吊り下げるものである。このとき、火の粉やスパ ッタが懸吊具に伝って落下しても受け具1内部に収納される。
【0010】 また支持バー2は、自身の先端を連結具4に係合して固定している。そして、 支持バー2の他端は蝶番6にて受け具1の側板1B内側面に揺動自在に連結され るものである。
【0011】
【実施例】
以下、図面に基づいてこの考案の一実施例を説明する。 図中符号1は、デッキプレートP等の切断作業時に飛散する火花やスパッタ等 を受け止める受け具である(図1参照)。この受け具1は、底体1Aと側板1B とで構成される。特に、側板1Bを底体1Aに折り重ねることで、薄いケース状 になるように、側板1Bを揺動自在に設け、運搬が容易にするための取手1Cを 設けている(図2参照)。受け具1は、使用時に立設した一対の側板1Bにより 、箱体状を成すもので、相対峙した側板1Bの左右側縁間に、耐火シート5を配 している。図示の耐火シート5は、略L字形状の固定具5Aにて側板1Bに連結 してある。また、この固定具5Aを側板1Bに対してスライド自在に設けること で、使用時には耐火シート5を側板1Bの長手方向に広げることができ、また、 収納時には耐火シート5を底体1Aの内側に収納できる。尚、図1で示す符号1 Eは、側板1Bの長手側縁に延長した跳ね返り防止片1Eである。この跳ね返り 防止片1Eは、受け具1の内部に落下したスパッタ等が跳ね返って受け具1の外 部に飛び散るのを防止する。
【0012】 支持バー2は、受け具1の内部に折り畳み自在に架設されて、使用時の受け具 1を箱体状に固定する。そして、この支持バー2に懸吊具3を連結する(図1参 照)。図示の懸吊具3は一対の支持バー2の夫々中央部分に連結しているが、側 板1Bの長手中央部に一本の支持バー2を架設し、この支持バー2の更に中央に 一本の懸吊具3を連結することによってもこの考案装置を吊り下げることができ る。
【0013】 図3で示す支持バー2は、受け具1の内側面に突設した連結具4に支持バー2 先端を係合し、支持バー2他端を固定具7にネジ止めしている。連結具4は、側 面略V字形状に突出した帯板の板面に、支持バー2の屈曲した先端を挿入係止す る係止孔4Aを開穿したものである。この時、支持バー2先端に形成された係合 部2Aは、連結具4の突出角度に適合した略三角形状を成している。こうする事 で、支持バー2と連結具4との着脱作業が容易になり、しかも、両者を確実に連 結することができる。一方、支持バー2の他端部は、側板1Bに固着した固定具 7に、蝶ネジ7Aを利用して着脱自在に連結している。このような支持バー2は 、不使用時において、側板1Bから支持バー2を取り外し、受け具1の内部に収 納するものである。
【0014】 図4乃至図6に示す支持バー2は、一端を連結金具8に固定すると共に、他端 を蝶番6で側板1Bに固定している(図4参照)。そして、不使用時の支持バー 2は、蝶番6にて固定されたがわの側板1Bに沿って折り重ね、同じ側板1Bに 突設した連結金具8の止め具8Aで支持バー2の先端を固定している(図5参照 )。また、使用時には、同じ側板1Bに突設した連結金具7から支持バー2の先 端をはずし、相対する側板1Bに設けた連結金具8の止め具8Aを回転させて支 持バー2の一端を連結する(図5参照)。
【0015】 図7に示す受け具1は、受け具1の開口縁から外方に拡開するガイド片1Dを 側板1Bに着脱自在に設けている。このガイド片1Dは、受け具1の開口縁を更 に拡大してより広い面積でスパッタ等を受けることが可能になるものである。
【0016】 図8は、この考案受け装置を複数個連結した状態を示している。このように連 結することで、より広い範囲での切断作業に対応できるものになる。
【0017】
【考案の効果】
この考案は、上述の如く構成したことにより、当初の目的を達成する。 すなわち、請求項1により、火の粉やスパッタが懸吊具4に伝って落下しても 、確実に受け具1内部に収納することができる。したがって、枠体を吊り上げる 吊りロープ等を枠体の開口縁に連結した従来の受け装置の如く、吊りロープ等を 伝って枠体の開口縁から外側に外れてしまうといった不都合は解消され、使用時 の安全性を高めることに成功した。
【0018】 また、受け具1の内部で支持バー2を架設するだけで使用できるから、使用時 の装着作業が容易になる。しかも、不使用時にはこの支持バー2を取り外すだけ で受け具1の折り畳みができるから、使用後の撤去や運搬作業にもすこぶる便利 である。
【0019】 更に請求項2及び請求項3によって、支持バー2の着脱操作が容易になり、受 け具1の取扱いを簡単にすることができる。
【0020】 このようにこの考案によると、デッキプレートの穿孔作業時に生じる火花やス パッタ等を確実に受け止めることが可能で、しかも、装置自体はコンパクトに折 り畳むことが可能で、移動時や設置時の手間を省く事ができるなどといった実用 上有益な種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の使用状態を示す分解斜視図。
【図2】この考案の折り畳み状態を示す斜視図。
【図3】この考案の支持バーを示す要部斜視図。
【図4】この考案の他の支持バーを装着した実施例を示
す平断面図。
【図5】この考案の他の支持バーを収納した状態を示す
要部斜視図。
【図6】この考案の他の支持バーを架設した状態を示す
要部斜視図。
【図7】受け具にガイド片を設けた状態を示す側面図。
【図8】受け具を複数個連結した状態を示す平面図。
【符号の説明】
P デッキプレート 1 受け具 1A 底体 1
B 側板 1C 取手 1D ガイド片 1E 跳ね返り防止片 1F 耐火ボード 2 支持バー 2A 係合部 3 懸吊具 4 連結具 4A 係止孔 5 耐火シート 5A 固定具 6 蝶番 7 固定具 7A 蝶ネジ 8 連結金具 8A 止め具 8
B 蝶ネジ
フロントページの続き (72)考案者 坂口 信雄 東京都江戸川区中央1丁目3番3号 株式 会社ブレスト工業研究所内 (72)考案者 野口 明 東京都千代田区西神田1−4−5 東光電 気工事株式会社内 (72)考案者 関口 謙郎 東京都千代田区西神田1−4−5 東光電 気工事株式会社内 (72)考案者 佐々木 養策 東京都千代田区西神田1−4−5 東光電 気工事株式会社内 (72)考案者 長谷川 正和 東京都千代田区西神田1−4−5 東光電 気工事株式会社内 (72)考案者 吹田 憲昭 東京都千代田区西神田1−4−5 東光電 気工事株式会社内 (72)考案者 重黒木 久夫 東京都品川区南大井6−21−2 六協電気 工事株式会社内 (72)考案者 久保 政治 東京都品川区南大井6−21−2 六協電気 工事株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】折り畳み自在な箱体状の受け具と、この受
    け具の内部に折り畳み自在に架設されて受け具を箱体状
    に固定する支持バーと、支持バーに着脱自在に連結して
    受け具を懸吊する懸吊具とから成ることを特徴とするス
    パッタ受け装置。
  2. 【請求項2】支持バーは、受け具の内側面に突設した連
    結具に支持バー先端を係合する請求項1記載のスパッタ
    受け装置。
  3. 【請求項3】支持バーは、受け具の内側面に蝶番で揺動
    自在に連結された請求項1または2記載のスパッタ受け
    装置。
JP1992027101U 1992-03-31 1992-03-31 スパッタ受け装置 Expired - Lifetime JP2544322Y2 (ja)

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JPH0629791U true JPH0629791U (ja) 1994-04-19
JP2544322Y2 JP2544322Y2 (ja) 1997-08-20

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015020262A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 Smc株式会社 クランプ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015020262A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 Smc株式会社 クランプ装置

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