JPH06297516A - 射出成形機におけるゲートカット及び突き出し制御装置及び方法 - Google Patents

射出成形機におけるゲートカット及び突き出し制御装置及び方法

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JPH06297516A
JPH06297516A JP9340293A JP9340293A JPH06297516A JP H06297516 A JPH06297516 A JP H06297516A JP 9340293 A JP9340293 A JP 9340293A JP 9340293 A JP9340293 A JP 9340293A JP H06297516 A JPH06297516 A JP H06297516A
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昭司 宮嶋
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澄夫 佐藤
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Masakazu Ono
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ゲートカットを成形品突き出しより高速で制御
する。 【構成】油圧エジェクタシリンダ15の油圧回路に、電
磁流量制御弁42と圧力制御のための電磁リリーフ弁4
3を設ける。ゲートカット時と成形品突き出し時とで、
それぞれ電磁流量制御弁42の速度(流量)と電磁リリ
ーフ弁43による減圧弁42の圧力とを、制御部38で
設定する。ゲートカット時と成形品突き出し時とで、油
圧エジェクタ用の前進ソレノイド37aをそれぞれオン
する。ゲートカット時の油圧エジェクタ15aの作動速
度は、成形品突き出し時の作動速度より高く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機において、
溶融物質を射出成形金型に注入して成形品を製造する際
の、ゲートカット及び成形品の突き出し制御を行なう装
置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、合成樹脂等の溶融物質を油圧によ
って射出成形する射出成形機等では、ゲートカットと成
形品突き出しを行なう構成及び工程が設けられている。
【0003】ゲートカットと成形品の突き出しは、油圧
エジェクタシリンダによって同一のエジェクタピンを作
動させて行なうものがある。この場合、油圧エジェクタ
の前段のストローク動作でゲートカットを行い、次い
で、キャビティ内の樹脂が冷却された後で油圧エジェク
タを再度作動させて成形品の突き出しを行なうことにな
る。
【0004】又、他の射出成形機では、ゲートカットピ
ンとエジェクタピンとが設けられており、樹脂の充填完
了直後又は保圧途中で、油圧エジェクタシリンダによっ
てゲートカットピンを作動させてゲートカットを行い、
ゲートカットピンを初期位置に戻す。次いで、キャビテ
ィ内の樹脂が冷却された後で、油圧エジェクタシリンダ
によってゲートカットピンとエジェクトピンを作動させ
て、成形品の突き出しを行なうようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
射出成形機において、油圧エジェクタによってゲートカ
ットと成形品突き出しを行なう場合、いずれの場合も同
一の速度(流量)と圧力によって、各ピンによるゲート
カットと突き出しとが行なわれている。そのために、通
常、射出成形機に設定されている、成形品の突き出しの
ための速度及び圧力設定値によってゲートカットを行な
うと、その速度及び圧力はゲートカットを行なうには小
さいために、ゲート切断面にゲート跡が残る等、仕上が
り具合いが良好でなく、その上サイクルが長くなるとい
う欠点がある。
【0006】これに対し、油圧エジェクタ作動のための
速度及び圧力の設定値を、ゲート切断面仕上がり具合い
を良好にし得る速度及び圧力値に設定すると、今度は作
動速度が成形品突き出しを行なうには高いために、成形
品突き出し時に成形品にクラック等が発生することにな
るために、良好な成形品が得られないという問題があ
る。
【0007】又、一般的に最近の油圧式射出成形機で
は、1つの電磁式流量制御弁と1つの電磁式圧力制御弁
によって、各アクチュエータの速度(流量)と圧力を制
御しているため、同時に複数のアクチュエータの速度及
び圧力の制御はできない。そのために、油圧エジェクタ
によってゲートカットを行なう場合、樹脂の射出時の充
填完了直前、充填完了時、又は充填完了後或るタイミン
グをおいて油圧エジェクタを作動させるものとなるた
め、ゲートカット時に樹脂の射出中であったり計量中で
あったりする時には、一旦射出や計量作動を停止させる
か遅延させて、その間にゲートカットを行なう必要があ
る。そのために、この場合もゲートカットのサイクルが
長くなる欠点がある。
【0008】又、ゲートカット時には、ゲート部分の樹
脂を成形品側とスプルーランナ側のいずれかに押し込ま
なければならない。その際、キャビティ内に樹脂圧が残
存していたり、又は樹脂圧がかかっている場合、ゲート
カットピンを作動させる油圧エジェクタの圧力を上昇さ
せればゲート部分を切断することは可能であるが、この
ような状態で長い間使用していると、ゲートカットピン
が圧力抵抗で倒れて、不良な成形品の発生や金型破損が
生じることになる。又、スプルーランナが離型しにくく
なるという問題もある。
【0009】本発明は、このような課題に鑑みて、ゲー
トカット時と成形品突き出し時とで、それぞれ好適な速
度及び圧力で作動できるようにした、射出成形機におけ
るゲートカット及び突き出し制御装置及び方法を提供す
ることを目的とする。
【0010】又、本発明の他の目的は、ゲートカット時
に金型内の樹脂圧による不良成形品や金型破損の発生を
抑制するようにした射出成形機におけるゲートカット及
び突き出し制御装置及び方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による射出成形機
におけるゲートカット及び突き出し制御装置は、1又は
複数本のエジェクタピンを油圧エジェクタによって作動
させて、金型内でゲートカットすると共に少なくとも成
形品を金型から突き出すようにした射出成形機におい
て、ゲートカット時の油圧エジェクタ作動速度を設定す
る手段が、少なくとも成形品の突き出し時の油圧エジェ
クタ作動速度を設定する手段とは別個に設けられた、こ
とを特徴とするものである。
【0012】又、本発明による射出成形機におけるゲー
トカット及び突き出し制御方法は、1又は複数本のエジ
ェクタピンを油圧エジェクタによって作動させて、金型
内でゲートカットすると共に少なくとも成形品を金型か
ら突き出すようにした射出成形機において、ゲートカッ
ト時に、ゲートカット時の油圧エジェクタ作動速度を設
定する手段によって油圧エジェクタが作動させられてゲ
ートカットが行なわれ、その後の成形品の突き出し時
に、成形品の突き出し時の油圧エジェクタ作動速度を設
定する手段によって油圧エジェクタが作動させられて、
少なくとも成形品が金型から突き出されるようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0013】又、ゲートカット時の油圧エジェクタ作動
速度を設定する手段による油圧エジェクタの作動速度
は、成形品突き出し時の油圧エジェクタ作動速度を設定
する手段による油圧エジェクタの作動速度より高速であ
るように、設定されていることを特徴とする。
【0014】又、本発明による射出成形機におけるゲー
トカット及び突き出し制御装置は、電磁式流量制御手段
及び電磁式圧力制御手段によって設定される1又は複数
段階の速度及び圧力によって、射出シリンダで金型内へ
溶融物質が射出されると共に、1又は複数本のエジェク
タピンを油圧エジェクタによって作動させて、金型内で
ゲートカットすると共に少なくとも成形品を金型から突
き出すようにした射出成形機において、金型内への溶融
物質充填完了後の電磁式流量制御手段及び電磁式圧力制
御手段による速度及び圧力を油圧エジェクタに印加する
手段が備えられていて、その速度及び圧力によって油圧
エジェクタが作動させられてゲートカットが行なわれる
ようにしたことを特徴とする。
【0015】又、本発明による射出成形機におけるゲー
トカット及び突き出し制御方法は、電磁式流量制御手段
及び電磁式圧力制御手段によって設定される1又は複数
段階の速度及び圧力によって、射出シリンダで金型内へ
溶融物質が射出されると共に、1又は複数本のエジェク
タピンを油圧エジェクタによって作動させて、金型内で
ゲートカットすると共に少なくとも成形品を金型から突
き出すようにした射出成形機において、金型内への溶融
物質充填完了後に、電磁式流量制御手段及び電磁式圧力
制御手段による速度及び圧力を油圧エジェクタに印加
し、その速度及び圧力によって油圧エジェクタが作動さ
せられてゲートカットが行なわれるようにしたことを特
徴とする。
【0016】又、ゲートカットの際に、射出シリンダへ
印加する速度及び圧力を遮断させる手段と、この手段に
よる遮断後所定時間経過後にゲートカットを行なう手段
とが設けられたことを特徴とする。
【0017】
【作用】ゲートカット時に、ゲートカット時の油圧エジ
ェクタ作動速度を設定する手段によって油圧エジェクタ
が作動させられ、ゲートカットが行なわれ、その後の成
形品の突き出し時には、ゲートカット時の手段とは別個
の、成形品突き出し時の油圧エジェクタ作動速度を設定
する手段によって油圧エジェクタが作動させられ、少な
くとも成形品が金型から突き出される。
【0018】ゲートカット時の油圧エジェクタ作動速度
は比較的高速なので、成形品にゲート跡が発生すること
はなく、成形品突き出し時の油圧エジェクタ作動速度は
低速であるから、突き出し時に成形品にクラックが発生
することがない。
【0019】電磁式流量制御手段及び電磁式圧力制御手
段によって設定される複数段階の速度及び圧力によっ
て、射出シリンダで金型内へ溶融物質が射出され、射出
時間内に充填が完了すると、その後の電磁式流量制御手
段及び電磁式圧力制御手段による設定速度及び圧力は、
油圧エジェクタに印加され、その速度及び圧力によって
油圧エジェクタが作動させられ、ゲートカットが行なわ
れる。
【0020】又、ゲートカットの際に、射出シリンダへ
印加する速度及び圧力を遮断させた後、所定時間経過後
にゲートカットを行なうので、樹脂圧の抵抗が小さく、
スムーズにゲートカットが行なわれる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0022】図1乃至図9は本発明の第一実施例に関す
るものである。図1は型締め状態における射出成形機の
要部正面図、図2は図1の金型部分の縦断面図、図3は
本実施例による射出成形機の制御装置の要部油圧回路、
図4は図3の制御装置の作動制御用ブロック図、図5乃
至図9はそれぞれゲートカットと成形品突き出しの手順
に沿う金型部分の縦断面図である。
【0023】図1に示す射出成形機は、例えばインライ
ンスクリュータイプの横型の射出成形機であり、そのマ
シンフレーム1上には、射出装置2と金型装置3と型締
め装置4とが設けられている。射出装置2は射出シリン
ダ5と加熱シリンダ6を主体とし、金型装置3は、二つ
の対向する金型7,8が固定盤9と可動盤10にそれぞ
れ取り付けられて構成されている。又、型締装置4は型
締用油圧シリンダ11とトグル機構12とから成り、可
動盤10を固定盤9に対して移動させて型締め及び型開
きを行なうようになっている。
【0024】又、油圧シリンダ11とトグル機構12と
はエンドプレート13に設けられている。このエンドプ
レート13は図示しない複数本のタイロッドを介して固
定盤9に結ばれており、タイロッドには更に可動盤10
が摺動自在に取り付けられている。可動盤10には油圧
エジェクタシリンダ15が設けられ、又、可動盤10の
金型8には、油圧エジェクタシリンダ15で作動させら
れるエジェクタピン(図2参照)が設けられている。
【0025】図2に示す金型部分の縦断面図において、
型締めされた状態の二つの金型7,8内には、キャビテ
ィ17が形成され、キャビティ17はゲート18を介し
て一方の金型7のスプルー19に連通され、スプルー1
9には溶融樹脂が射出される加熱シリンダ6の先端ノズ
ル20が接続されている。一方、油圧エジェクタシリン
ダ15の油圧エジェクタ15aは、他方の金型8内の第
一エジェクト板21に連結され、第一エジェクト板21
に植設されたゲートカットピン22が、第二エジェクト
板23の挿通孔23aを貫通し、その先端がゲート18
内を進退し得るようになっている。
【0026】又、第二エジェクト板23には、成形品2
4突き出し用の第一エジェクトピン25とスプルーラン
ナ26を突き出すための第二エジェクトピン27とが連
結されている。
【0027】そして、ゲートカット時には、油圧エジェ
クタ15aは第一エジェクト板21を第二エジェクト板
23に当接するまで移動させることで、ゲートカットピ
ン22先端がゲート18外側壁面上からゲート18をカ
ットするキャビティ17の面上に位置することになる。
【0028】又、成形品突き出し時には、油圧エジェク
タ15aによって第一エジェクト板21が第二エジェク
ト板23を押動して、ゲートカットピン22及び第一エ
ジェクトピン25と第二エジェクトピン27とが、それ
ぞれ成形品24及びスプルーランナ26を突き出して、
金型8から離脱するまで作動するようになっている。次
に、図1における射出成形機の制御装置の油圧回路につ
いて、図3及び図4により説明する。
【0029】図3において、油圧ポンプ29を介して供
給される油は、電磁式流量制御弁30によってその流量
を制御された後分岐されて、金型7,8に対するノズル
20の進退を制御するフィードシリンダ31と、射出シ
リンダ5と、スクリュー回転用油圧モータ35へ、供給
され得るように流路が配設されている。
【0030】電磁式流量制御弁30は特に射出シリンダ
5等の作動速度を制御するために、流量即ち速度が、図
11のタイミングチャートで示すように、射出時間に応
じて多段例えば4速に変速制御されるようになってい
る。油圧流路の分岐点と射出シリンダ5、フィードシリ
ンダ31、スクリュー回転用の油圧モータ35等との間
には、それぞれ電磁弁32,33、36等が設けられて
いる。各電磁弁32、33は各油圧シリンダ5,30の
作動方向を切り換え得るようになっている。
【0031】又、油圧回路には、背圧弁64と、回路の
油圧を多段例えば4圧に制御する電磁式圧力制御弁65
が設けられている。この圧力制御弁65は、背圧弁64
を介して電磁式流量制御弁30に接続されている。その
ため、電磁式流量制御弁30から射出シリンダ5に供給
される油圧は、射出用速度(流量)と圧力が各4段に制
御され得るものとなる。
【0032】又、油圧エジェクタシリンダ15の油圧回
路は、上述の油圧回路と別系統の油圧源を有しており、
油圧エジェクタ15aの前進と後退を切り換え制御する
切り換え電磁弁37と、制御部38とが設けられてい
る。切り換え電磁弁37は、油圧エジェクタ15aの前
進用ソレノイド37aと後退用ソレノイド37bとがオ
ン又はオフさせられるようになっている。
【0033】制御部38において、油圧源に接続される
減圧弁40で油圧が設定され、圧力補償弁41を介し
て、油圧エジェクタ15aの作動速度を設定する電磁流
量制御弁42に接続されている。電磁流量制御弁42で
流量設定された油圧は切り換え電磁弁37に接続される
ことになる。又、減圧弁40には、電磁リリーフ弁43
が接続されている。
【0034】この油圧エジェクタシリンダ15の油圧回
路は、図4に示す制御手段45によって作動制御され
る。
【0035】制御手段45において、成形品突き出し時
の油圧エジェクタ前進速度設定手段46aと、成形品突
き出し時の油圧エジェクタ後退速度設定手段46bと、
ゲートカット時の油圧エジェクタ前進速度設定手段47
aと、ゲートカット時の油圧エジェクタ後退速度設定手
段47bと、成形品突き出し時の油圧エジェクタ圧力設
定手段48と、ゲートカット時の油圧エジェクタ圧力設
定手段49とが、それぞれ設定切換部50に接続されて
いる。又、設定切換部50は射出成形機のCPU51に
接続されている。
【0036】ここで、ゲートカット用の油圧エジェクタ
15aの作動速度は、成形品突き出し用の油圧エジェク
タ15aの作動速度より高速になるよう設定され、ゲー
トカット時にゲート跡が残らないようになっている。
尚、成形品突き出し用の作動速度はクラックが発生しな
い程度の低速に設定されている。
【0037】そして、設定切換部50で設定された成形
品突き出し時又はゲートカット時に応じた流量は、アン
プ53を介して電磁流量制御弁42に出力され、更に、
成形突き出し時又はゲートカット時に応じた油圧は、ア
ンプ54を介して電磁リリーフ弁43に出力され、制御
される。
【0038】又、ゲートカット開始タイミングタイマー
56とゲートカット開始時のスクリュー位置設定器57
とが切換器58に接続されている。ゲートカット開始タ
イミングのトリガーとして、通常、スクリュー位置の検
出と、射出時間の計測と、両者の併用の3種類があり、
タイミングタイマー56でいずれかを選択する。そし
て、切換器58は比較器59に接続されており、比較器
59には、ゲートカット開始時のスクリュー位置設定器
57からの信号と、スクリュー位置検出センサ60で測
定されたスクリュー位置信号とが入力され、スクリュー
位置設定器57で設定されたスクリュー位置信号と比較
される。比較器59の出力と、ゲートカット時間タイマ
ー61の信号とは共にCPU51に入力され、検出され
たスクリュー位置が設定位置に一致したら、ゲートカッ
ト作動の指示とゲートカット時間の計測が開始されるこ
とになる。
【0039】CPU51では、出力器62から切換電磁
弁37の油圧エジェクタ15aの前進用ソレノイド37
a又は後退用ソレノイド37bに指示信号が出力される
ようになっている。
【0040】本実施例は上述のように構成されており、
次にその制御方法を図5乃至図9に示すゲートカット及
び成形品の突き出しプロセス図に沿って説明する。
【0041】まず、射出成形機の二つの金型7,8の型
締めが行なわれた状態で、射出手段2が作動して、射出
シリンダ5の作動で加熱シリンダ6からノズル20を介
して、溶融樹脂が金型7,8のスプルー19,ゲート1
8及びキャビティ17に射出され、充填される(図5参
照)。
【0042】一方、ゲートカット開始タイミングタイマ
ー56では、予めゲートカット開始タイミングのトリガ
ーとして、例えば、スクリュー位置の検出が選択されて
いるとすると、その信号は切換器58及び比較器59を
介してCPU51に入力される。その後、切換器58で
はゲートカット開始時のスクリュー位置設定器57から
の信号が入力されるよう切り換えられる。
【0043】そして、比較器59には、ゲートカット開
始時のスクリュー位置設定器57からの信号と、スクリ
ュー位置検出センサ60で測定されたスクリュー位置信
号とが入力されて比較され、測定されたスクリュー位置
信号がスクリュー位置設定器57で設定されたスクリュ
ー位置信号と一致した時点で、比較器59からCPU5
1へ信号出力される。CPU51では、この信号を受け
てゲートカット指示信号が設定切換部50と出力器62
へ出力される。
【0044】尚、ゲートカット開始タイミングタイマー
56でゲートカット開始タイミングのトリガーとして、
射出時間の計測又は両者の併用が選択された場合には、
上述の作動に代えて又は上述の作動と共に、射出時間の
計測が行なわれる。
【0045】出力器62では、電磁弁37の前進ソレノ
イド37aをオンさせる。これと同時に、設定切換部5
0では、ゲートカット時の油圧エジェクタ15aの前進
速度設定手段47aと、ゲートカット時の油圧エジェク
タ15aの圧力設定手段49とからの入力信号が選択さ
れ、それぞれ電磁流量制御弁42と電磁リリーフ弁43
とに出力される。これにより、ゲートカットのための油
圧回路の速度(流量)及び油圧が設定され、油圧エジェ
クタシリンダ15での油圧エジェクタ15aの速度がゲ
ートカットに応じた高速に設定されることになる。
【0046】このようにして、樹脂の充填が完了した直
後又は保圧途中で、油圧エジェクタ15aが作動され、
第一エジェクト板21が比較的高速で作動され、ゲート
カットピン22が前進してゲート18がつぶされ、キャ
ビティ17の面上にその先端が保持される(図6参
照)。
【0047】そして、ゲートカット時間タイマー61で
計測された時間の経過後に、電磁弁37の油圧エジェク
タ前進ソレノイド37aがオフされ、後進ソレノイド3
7bがオンする。これと共に設定切換器50では、ゲー
トカット時の油圧エジェクタ後退速度設定手段47bと
ゲートカット時の油圧エジェクタ圧力設定手段49とか
らの信号によって、所定の速度及び圧力で油圧エジェク
タ15aが後退作動し、第一エジェクト板21及びゲー
トカットピン22が図7に示す初期位置に戻される。
【0048】その後、所定の冷却時間が経過すると、型
開きが開始される(図8参照)。型開き作動が完了する
と、その時点で射出成形機のCPU51から出力器62
を介して、電磁弁37の前進ソレノイド37aが再びオ
ンされる。又、設定切換器50では、成形品突き出し時
の油圧エジェクタ前進速度設定手段46aと成形品突き
出し時の油圧エジェクタ圧力設定手段48とからの信号
により、油圧回路の速度(流量)と圧力が決定され、そ
れぞれ電磁流量制御手段42と電磁リリーフ弁43とに
制御信号が出力される。これによって、油圧エジェクタ
15aが作動され、第一エジェクト板21が比較的低速
で長いストローク押動され、第二エジェクト板23が一
体に押動される。
【0049】そして、ゲートカットピン22及び第一エ
ジェクトピン25が成形品24を突き出すと同時に、第
二エジェクトピン27でスプルーランナ26を突き出す
(図9参照)。
【0050】尚、上述の実施例は油圧エジェクタシリン
ダ15の油圧回路の速度(流量)と圧力を自動設定する
ようになっているが、絞り弁と減圧弁と電磁弁等を組み
合わせることで、ゲートカット時と成形品突き出し時と
の速度(流量)と圧力を手動で設定するようにしてもよ
い。
【0051】以上のように、本実施例では、ゲートカッ
ト時の油圧エジェクタ15aの作動速度即ち油圧エジェ
クタシリンダ15の油圧回路の速度(流量)と圧力を、
成形品24及びスプルーランナ26の突き出し時のもの
とは別個の、適宜の速度(流量)及び圧力に設定するこ
とができ、ゲートカット時にはゲートカットに応じた高
速でゲートカットピン22を作動でき、ゲートカット切
断面にゲート跡等が残らず、ゲートカット工程のサイク
ルを短縮化できる。これと同時に、成形品24等の突き
出し時にはこれに応じた低速で各ピン22,25,27
を作動できるから、成形品にクラック等が発生しない。
【0052】次に、本発明の第二実施例を図10乃至図
12により説明する。
【0053】図10は第二実施例による油圧回路の要部
構成図、図11は射出成形工程の一般的なタイミングチ
ャート図、図12は図11に対応する本実施例による射
出ソレノイドと油圧エジェクタ前進ソレノイドのタイミ
ングチャート図である。
【0054】図10において、本実施例による射出成形
機の油圧回路は上述の第一実施例と異なって、油圧エジ
ェクタシリンダ15の油圧回路には、制御部38は接続
されていない。制御部38に代えて、電磁流量制御弁3
0の下流側の油圧流路に接続されている。
【0055】従来装置では、図11に示すように、溶融
樹脂の射出時間中に射出シリンダ5に対して電磁式流量
制御弁30と電磁式圧力制御弁65とによる速度(流
量)と圧力で、各アクチュエータの作動速度と圧力を多
段制御するようになっているが、射出時間の全領域でこ
の速度(流量)と圧力を使用していることはあまりな
い。即ち、電磁式流量制御弁30と電磁式圧力制御弁6
5とにおける最終段階の速度(流量)と圧力は、その前
の段階で金型への射出充填が完了しているために、使用
されていない。
【0056】そこで、本実施例では、図12に示すよう
に、射出時間内の金型への樹脂の充填完了後の最終段階
領域で、電磁弁36の射出ソレノイド36aをオフに切
り換えて、若干のタイムラグを持たせた後に油圧エジェ
クタシリンダ15の油圧回路で電磁弁37の前進ソレノ
イド37aをオンさせるように制御する。
【0057】これによって、射出シリンダ5射出制御用
の、電磁式流量制御弁30と電磁式圧力制御弁65とに
おける最終段階の油の速度(流量)と圧力が、油圧エジ
ェクタシリンダ15に印加されることになる。そのた
め、ゲートカット時の油圧エジェクタ15aの作動速度
を、(従来装置と同様に設定された)成形品突き出し時
の作動速度より高速に制御することができる。
【0058】この場合、本実施例では、油圧エジェクト
シリンダ15に流用する、電磁式流量制御弁30と電磁
式圧力制御弁65とにおける射出シリンダ作動用の速度
(流量)及び圧力は、各4段に多段設定されており(単
一の速度及び圧力でもよい)、ゲートカット用に流用す
る速度(流量)及び圧力は最終段のものが用いられる。
しかしながら、電磁式流量制御弁30と電磁式圧力制御
弁65とにおける射出シリンダ作動用の速度(流量)及
び圧力が、適宜の多段に設定されている場合には、金型
への充填完了後のゲートカット用に流用する速度(流
量)及び圧力を、複数段に設定することも可能である。
【0059】例えば、多段射出設定において、各4段の
作動速度及び圧力値の内、各2段を射出用、残りの各2
段をゲートカット時の油圧エジェクタ用としてもよい。
【0060】以上の制御は、射出成形機のCPUによっ
て図12のタイミングチャートのように切り替え制御さ
れる。
【0061】以上のように、本実施例においては、電磁
式流量制御弁30と電磁式圧力制御弁65とにおける油
の射出用速度(流量)値及び圧力値の内の充填完了後の
ものによって、ゲートカット時の油圧エジェクタ15a
の作動速度を制御できるようにしたから、第一実施例と
比較して、新規な制御部を設定することなく同一の作用
効果を得ることができる上に、製造コストを低廉にし
て、占有スペースの増大を抑えることができる。
【0062】ところで、ゲートカット時には、ゲートカ
ットピン22を用いてゲート18部分の溶融樹脂を、成
形品側とスプルーランナ側のいずれかに押し込まなけれ
ばならない。
【0063】例えば第二実施例と同様に、図13に示す
ように、射出時間内の途中で、電磁弁36の射出ソレノ
イド36aをオフに切り換えて若干のタイムラグtを持
たせた後、油圧エジェクタシリンダ15の油圧回路で電
磁弁37の前進ソレノイド37aをオンさせることで、
射出シリンダ用の速度(流量)及び圧力で油圧エジェク
タ15aを作動させ、ゲートカット時の油圧エジェクタ
15aの作動速度を制御することができる。
【0064】この場合、電磁弁36の射出ソレノイド3
6aをオフにしてタイムラグtを持たせることで、キャ
ビティ17、ゲート18及びスプルー26部分の樹脂圧
を下げることができる。そして、タイムラグtの経過後
に電磁弁37の前進ソレノイド37aをオンさせてゲー
トカットを行なうので、各部分の樹脂圧が0近くに低下
した状態で、ゲートカットを行なうことができることに
なる。
【0065】尚、上述した射出ソレノイド36aのオフ
作動と、時間tをおいた前進ソレノイド37aのオン作
動は、射出成形機のCPUで制御される。
【0066】そのため、油圧エジェクタ15aへの印加
圧力を上昇させることなく、ゲートカットをスムーズに
行なうことができ、長期間使用してもゲートカットピン
22の倒れや、これによる成形品24の不良や、金型破
損等を起こすおそれがない。又、上述の構成に代えて第
一の変形例として、図14に示すように、図13に示す
射出ソレノイド36aのオフ切り換えと若干のタイムラ
グtを介した前進ソレノイド37aのオン作動に加え
て、タイムラグtの時間だけ射出シリンダ5の油圧回路
の電磁弁32の無転後退ソレノイド32bをオンさせる
ように制御してもよい。
【0067】これにより、加熱シリンダ6内のスクリュ
ーが無転後退するために、ノズル20部分の樹脂圧が負
圧になり、ゲートカット時にゲート18内の樹脂はゲー
トカットピン22に押されてスプルーランナ26側に戻
りやすくなる利点がある。
【0068】更に、上述の構成に代えて第二の変形例と
して、図15に示すように、図13に示す射出ソレノイ
ド36aのオフ切り換えと若干のタイムラグtを介した
前進ソレノイド37aのオン作動に加えて、タイムラグ
t経過後の時間t′の間だけ、油圧回路の背圧弁64の
背圧ソレノイド64aをオンさせ、射出シリンダ5に背
圧を加えさせるように制御してもよい。
【0069】これにより、ゲートカット開始後にゲート
18内の樹脂がゲートカットピン22に押されてスプル
ー19側に押戻されるが、同時に時間t′の間だけ射出
シリンダ5で加熱シリンダ6内に背圧が立てられるの
で、スプルー19部分の樹脂圧が低い正圧に保持され、
スプルー19内の樹脂密度が比較的高くなる。そのため
に、成形品不良や金型破損を起こすおそれがないという
上述の効果に加えて、冷却後におけるスプルーランナ2
6の樹脂の離型性が向上するという利点がある。尚、上
述の図13乃至図15に示す発明は、上述した第二実施
例に関連する構成で説明したが、この発明はこのような
構成に限定されるものではなく、従来構造の射出成形機
を含めて、他の適宜の射出成形機にも適用できるもので
ある。
【0070】即ち、ゲートカット時にゲート18内の溶
融樹脂圧を低下させるべく射出ソレノイド36aをオフ
し、タイムラグtをおいて油圧エジェクタ15aを作動
制御すべく前進ソレノイド37aをオン制御し得る構成
であればよい。
【0071】尚、ゲートカットピン22、第一及び第二
エジェクタピン25,27はエジェクタピンを構成す
る。
【0072】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る射出成形機
におけるゲートカット及び突き出し制御装置及び方法に
よれば、ゲートカット時の油圧エジェクタ作動速度を設
定する手段が、成形品の突き出し時の油圧エジェクタ作
動速度を設定する手段とは別個に設けられているから、
ゲートカットと成形品突き出しをそれぞれに応じた速度
に設定できて、ゲートカット時にはゲートカット切断面
にゲート跡等が残らず、ゲートカット工程のサイクルを
短縮化できると共に、成形品突き出し時にはクラック等
が発生しないようにすることができる。
【0073】又、本発明に係る射出成形機におけるゲー
トカット及び突き出し制御装置及び方法によれば、金型
内への溶融物質充填完了後の電磁式流量制御手段及び電
磁式圧力制御手段による速度及び圧力を油圧エジェクタ
に印加する手段が備えられていて、該速度及び圧力によ
ってゲートカットが行なわれるようにしたから、新規な
構成を付加設定することなくゲートカットの作動速度を
高速化でき、ゲートカット時にはゲートカット切断面に
ゲート跡等が残らず、ゲートカット工程のサイクルを短
縮化できると共に、成形品突き出し時にはクラック等が
発生しないようにすることができる。その上、製造コス
トと占有スペースの増大を抑えることができる。
【0074】又、本発明に係る射出成形機におけるゲー
トカット及び突き出し制御装置及び方法によれば、ゲー
トカットの際に、射出シリンダへ印加する速度及び圧力
を遮断させる手段と、この手段による遮断後所定時間経
過後にゲートカットを行なう手段とが設けられるように
したから、溶融物質圧の抵抗が少なくスムーズにゲート
カットでき、長期間使用してもゲートカットピンの倒れ
による成形品の不良や、金型破損等を起こすおそれがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】型締め状態における一般的な射出成形機の要部
正面図である。
【図2】図1の金型部分の縦断面図である。
【図3】本発明の第一実施例による射出成形機の制御装
置の油圧回路の要部である。
【図4】図3の制御装置のブロック図である。
【図5】樹脂充填状態の金型部分の縦断面図である。
【図6】ゲートカット時の金型部分の縦断面図である。
【図7】ゲートカットピンを初期位置に戻した状態の金
型部分の縦断面図である。
【図8】型開き状態の金型部分の縦断面図である。
【図9】突き出し状態の金型部分の縦断面図である。
【図10】本発明の第二実施例による射出成形機の制御
装置の油圧回路の要部である。
【図11】射出成形時の各アクチュエータの一般的なタ
イミングチャート図である。
【図12】第二実施例による射出成形時の電磁弁の射出
ソレノイドと前進ソレノイドのタイミングチャート図で
ある。
【図13】第三実施例によるゲートカット時の各アクチ
ュエータのタイミングチャート図である。
【図14】図13の実施例の第一変形例のタイミングチ
ャート図である。
【図15】図13の実施例の第二変形例のタイミングチ
ャート図である。
【符号の説明】
7,8 金型 15a 油圧エジェクタ 24 成形品 18 ゲート 22 ゲートカットピン 25 第一エジェクトピン 27 第二エジェクトピン
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 澄夫 新潟県長岡市城岡2丁目5番1号 株式会 社新潟鉄工所長岡工場内 (72)発明者 稲毛 寿男 新潟県新潟市紫竹山384−1 株式会社新 潟鉄工所新潟支店内 (72)発明者 大野 雅和 東京都大田区久ヶ原二丁目11番14号 三共 化成株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1又は複数本のエジェクタピンを油圧エジ
    ェクタによって作動させて、金型内でゲートカットする
    と共に少なくとも成形品を金型から突き出すようにした
    射出成形機において、 ゲートカット時の油圧エジェクタ作動速度を設定する手
    段が、少なくとも成形品の突き出し時の前記油圧エジェ
    クタ作動速度を設定する手段とは別個に設けられたこと
    を特徴とするゲートカット及び突き出し制御装置。
  2. 【請求項2】1又は複数本のエジェクタピンを油圧エジ
    ェクタによって作動させて、金型内でゲートカットする
    と共に少なくとも成形品を金型から突き出すようにした
    射出成形機において、 ゲートカット時に、ゲートカット時の油圧エジェクタ作
    動速度を設定する手段によって前記油圧エジェクタが作
    動させられてゲートカットが行なわれ、成形品の突き出
    し時に、成形品の突き出し時の油圧エジェクタ作動速度
    を設定する手段によって前記油圧エジェクタが作動させ
    られて、少なくとも成形品が金型から突き出されるよう
    にしたことを特徴とするゲートカット及び突き出し制御
    方法。
  3. 【請求項3】前記ゲートカット時の油圧エジェクタ作動
    速度を設定する手段による油圧エジェクタの作動速度
    が、前記成形品突き出し時の油圧エジェクタ作動速度を
    設定する手段による油圧エジェクタの作動速度より高速
    であるように、設定されていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載のゲートカット及び突き出し制御装置又
    は方法。
  4. 【請求項4】電磁式流量制御手段及び電磁式圧力制御手
    段によって設定される1又は複数段階の速度及び圧力に
    よって、射出シリンダで金型内へ溶融物質が射出される
    と共に、1又は複数本のエジェクタピンを油圧エジェク
    タによって作動させて、金型内でゲートカットすると共
    に少なくとも成形品を金型から突き出すようにした射出
    成形機において、 金型内への溶融物質充填完了後の前記電磁式流量制御手
    段及び電磁式圧力制御手段による速度及び圧力を前記油
    圧エジェクタに印加する手段が備えられていて、該速度
    及び圧力によって前記油圧エジェクタが作動させられて
    ゲートカットが行なわれるようにしたことを特徴とする
    ゲートカット及び突き出し制御装置。
  5. 【請求項5】電磁式流量制御手段及び電磁式圧力制御手
    段によって設定される1又は複数段階の速度及び圧力に
    よって、射出シリンダで金型内へ溶融物質が射出される
    と共に、1又は複数本のエジェクタピンを油圧エジェク
    タによって作動させて、金型内でゲートカットすると共
    に少なくとも成形品を金型から突き出すようにした射出
    成形機において、 金型内への溶融物質充填完了後に、前記電磁式流量制御
    手段及び電磁式圧力制御手段による速度及び圧力を前記
    油圧エジェクタに印加し、該速度及び圧力によって前記
    油圧エジェクタが作動させられてゲートカットが行なわ
    れるようにしたことを特徴とするゲートカット及び突き
    出し制御方法。
  6. 【請求項6】ゲートカットの際に、射出シリンダへ印加
    する速度及び圧力を遮断させる手段と、所定時間経過後
    にゲートカットを行なう手段とが設けられたことを特徴
    とする請求項4又は5に記載のゲートカット及び突き出
    し制御装置又は方法。
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