JPH06296743A - パチンコ玉払出機 - Google Patents
パチンコ玉払出機Info
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- JPH06296743A JPH06296743A JP8850993A JP8850993A JPH06296743A JP H06296743 A JPH06296743 A JP H06296743A JP 8850993 A JP8850993 A JP 8850993A JP 8850993 A JP8850993 A JP 8850993A JP H06296743 A JPH06296743 A JP H06296743A
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- Japan
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- ratchet wheel
- ball
- stopper
- pachinko ball
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Abstract
(57)【要約】
【目的】スプロケットとラチェット車と相互に連結させ
る加工が容易であるとともに、支持枠に対しても容易に
取付けることができ、コストを低減することができるパ
チンコ玉払出機を提供すること。 【構成】スプロケット10の回転動作を制御するラチェ
ット車20の出力軸20に被係合部21aを設ける一
方、前記スプロケット10の入力軸11に前記被係合部
21aに動力伝達可能に連結する係合部11aを設け
た。
る加工が容易であるとともに、支持枠に対しても容易に
取付けることができ、コストを低減することができるパ
チンコ玉払出機を提供すること。 【構成】スプロケット10の回転動作を制御するラチェ
ット車20の出力軸20に被係合部21aを設ける一
方、前記スプロケット10の入力軸11に前記被係合部
21aに動力伝達可能に連結する係合部11aを設け
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外周にパチンコ玉が1
個づつ嵌入する凹部が形成されたスプロケットを、ボー
ルガイドの玉通路内に望ませて回転自在に配設し、前記
玉通路内に上部から供給されて自重で落下しようとする
玉が、前記スプロケットの凹部に係合して、該スプロケ
ットの回転を伴って排出されるよう構成して成るパチン
コ玉払出機に関する。そのうち特にパチンコ機あるいは
玉貸機において、パチンコ玉の自動補充,自動賞出,自
動払出等を行なうために、所定数の玉を計数しつつ排出
するのに用いられるものである。
個づつ嵌入する凹部が形成されたスプロケットを、ボー
ルガイドの玉通路内に望ませて回転自在に配設し、前記
玉通路内に上部から供給されて自重で落下しようとする
玉が、前記スプロケットの凹部に係合して、該スプロケ
ットの回転を伴って排出されるよう構成して成るパチン
コ玉払出機に関する。そのうち特にパチンコ機あるいは
玉貸機において、パチンコ玉の自動補充,自動賞出,自
動払出等を行なうために、所定数の玉を計数しつつ排出
するのに用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパチンコ玉払出機(いわ
ゆるボールカウンター)としては、図11及び図12に
示すようなものが知られている。すなわち、外周にパチ
ンコ玉が1個づつ嵌入する凹部103が形成されたスプ
ロケット102を、ボールガイド104の途中からその
玉通路104a内に望ませて回転自在に配設し、玉通路
104a内に上部から供給されて自重で落下しようとす
る玉が、前記凹部103に係合してスプロケット102
の回転を伴って落下するよう構成して成る。
ゆるボールカウンター)としては、図11及び図12に
示すようなものが知られている。すなわち、外周にパチ
ンコ玉が1個づつ嵌入する凹部103が形成されたスプ
ロケット102を、ボールガイド104の途中からその
玉通路104a内に望ませて回転自在に配設し、玉通路
104a内に上部から供給されて自重で落下しようとす
る玉が、前記凹部103に係合してスプロケット102
の回転を伴って落下するよう構成して成る。
【0003】このパチンコ玉払出機では、スプロケット
102の回転量を制御することによって、所定数の玉を
ボールガイド104の下部から排出する。かかるスプロ
ケットの回転の制御は、スプロケット102に連動する
ラチェット車105にストッパ106を係脱させること
で行なっていた。図12に示す如く、スプロケット10
2とラチェット車105とは同一回転軸に対して一体的
に固結されていた。
102の回転量を制御することによって、所定数の玉を
ボールガイド104の下部から排出する。かかるスプロ
ケットの回転の制御は、スプロケット102に連動する
ラチェット車105にストッパ106を係脱させること
で行なっていた。図12に示す如く、スプロケット10
2とラチェット車105とは同一回転軸に対して一体的
に固結されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のパチンコ玉計数機では、スプロケット102
とラチェット車105とを予め一体的に固結する加工は
一般に困難であり、コストが嵩むという問題点があっ
た。また、スプロケット102とラチェット車105と
を一体的に固結したものを、後から支持枠101に取付
ける場合、かかるスプロケット102等の一体加工品は
かさばるため、その取付けの際、既に支持枠101に取
付けられているストッパ106等の他部材と干渉しやす
く、取付け作業が煩雑となり、時間がかかり、コストが
嵩むという問題点があった。
うな従来のパチンコ玉計数機では、スプロケット102
とラチェット車105とを予め一体的に固結する加工は
一般に困難であり、コストが嵩むという問題点があっ
た。また、スプロケット102とラチェット車105と
を一体的に固結したものを、後から支持枠101に取付
ける場合、かかるスプロケット102等の一体加工品は
かさばるため、その取付けの際、既に支持枠101に取
付けられているストッパ106等の他部材と干渉しやす
く、取付け作業が煩雑となり、時間がかかり、コストが
嵩むという問題点があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、スプロケットとラチェット車と相
互に連結させる加工が容易であるとともに、支持枠に対
しても容易に取付けることができ、コストを低減するこ
とができるパチンコ玉払出機を提供することを目的とし
ている。
してなされたもので、スプロケットとラチェット車と相
互に連結させる加工が容易であるとともに、支持枠に対
しても容易に取付けることができ、コストを低減するこ
とができるパチンコ玉払出機を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、外周にパチンコ玉が
1個づつ嵌入する凹部(10a)が形成されたスプロケ
ット(10)を、ボールガイド(70)の玉通路(7
1)内に望ませて回転自在に配設し、前記玉通路(7
1)内に上部から供給されて自重で落下しようとする玉
が、前記スプロケット(10)の凹部(10a)に係合
して、該スプロケット(10)の回転を伴って排出され
るよう構成して成るパチンコ玉払出機(1)において、
前記スプロケット(10)の回転動作を制御すべく該ス
プロケット(10)と連動し、ストッパー(30,4
0)との係脱により回転が規制されるラチェット車(2
0)を備え、該ラチェット車(20)の出力軸(21)
に被係合部(21a)を設ける一方、前記スプロケット
(10)の入力軸(11)に前記被係合部(21a)に
動力伝達可能に連結する係合部(11a)を設けたこと
を特徴とするパチンコ玉払出機(1)に存する。
めの本発明の要旨とするところは、外周にパチンコ玉が
1個づつ嵌入する凹部(10a)が形成されたスプロケ
ット(10)を、ボールガイド(70)の玉通路(7
1)内に望ませて回転自在に配設し、前記玉通路(7
1)内に上部から供給されて自重で落下しようとする玉
が、前記スプロケット(10)の凹部(10a)に係合
して、該スプロケット(10)の回転を伴って排出され
るよう構成して成るパチンコ玉払出機(1)において、
前記スプロケット(10)の回転動作を制御すべく該ス
プロケット(10)と連動し、ストッパー(30,4
0)との係脱により回転が規制されるラチェット車(2
0)を備え、該ラチェット車(20)の出力軸(21)
に被係合部(21a)を設ける一方、前記スプロケット
(10)の入力軸(11)に前記被係合部(21a)に
動力伝達可能に連結する係合部(11a)を設けたこと
を特徴とするパチンコ玉払出機(1)に存する。
【0007】
【作用】回転することにより玉を払出すスプロケット
(10)の回転動作は、該スプロケット(10)と連動
するラチェット車(20)により制御する。すなわち、
ラチェット車(20)にストッパー(30,40)が係
合して、該ラチェット車(20)が回転不能であると
き、これと連動するスプロケット(10)も回転不能に
拘束され、玉を払出すことができない。
(10)の回転動作は、該スプロケット(10)と連動
するラチェット車(20)により制御する。すなわち、
ラチェット車(20)にストッパー(30,40)が係
合して、該ラチェット車(20)が回転不能であると
き、これと連動するスプロケット(10)も回転不能に
拘束され、玉を払出すことができない。
【0008】一方、ラチェット車(20)からストッパ
ー(30,40)が離脱し、前記スプロケット(10)
がその凹部(10a)に係合している玉の重量により回
転し、玉を順次ボールガイド(70)の下部から払出す
ことができる。この時スプロケット(10)に連動して
ラチェット車(20)が回転する。
ー(30,40)が離脱し、前記スプロケット(10)
がその凹部(10a)に係合している玉の重量により回
転し、玉を順次ボールガイド(70)の下部から払出す
ことができる。この時スプロケット(10)に連動して
ラチェット車(20)が回転する。
【0009】これらスプロケット(10)とラチェット
車(20)とは、それぞれ別体として構成されたもの
を、後から一体的に結合させることができる。すなわ
ち、前記ラチェット車(20)の出力軸(21)に被係
合部(21a)を設ける一方、前記スプロケット(1
0)の入力軸(11)に前記被係合部(21a)に動力
伝達可能に連結する係合部(11a)を設けておき、組
み付け時に両者を一体的に結合させればよい。
車(20)とは、それぞれ別体として構成されたもの
を、後から一体的に結合させることができる。すなわ
ち、前記ラチェット車(20)の出力軸(21)に被係
合部(21a)を設ける一方、前記スプロケット(1
0)の入力軸(11)に前記被係合部(21a)に動力
伝達可能に連結する係合部(11a)を設けておき、組
み付け時に両者を一体的に結合させればよい。
【0010】それにより、スプロケット(10)とラチ
ェット車(20)とを予め一体加工品として形成する困
難さを回避することができ、スプロケット(10)とラ
チェット車(20)と相互に容易に連結させることがで
きる。さらに、これらスプロケット(10)等をパチン
コ玉払出機(1)を構成する支持枠等に取付ける場合、
スプロケット(10)とラチェット車(20)とを別々
に組み付けることが可能である。
ェット車(20)とを予め一体加工品として形成する困
難さを回避することができ、スプロケット(10)とラ
チェット車(20)と相互に容易に連結させることがで
きる。さらに、これらスプロケット(10)等をパチン
コ玉払出機(1)を構成する支持枠等に取付ける場合、
スプロケット(10)とラチェット車(20)とを別々
に組み付けることが可能である。
【0011】この場合、スプロケット(10)等は単品
としては、それらの一体加工品に比してコンパクトであ
るため、例えば、既に支持枠に取付けられている前記ス
トッパー(30,40)等の他部材と干渉することな
く、簡易に組み付けることができる。
としては、それらの一体加工品に比してコンパクトであ
るため、例えば、既に支持枠に取付けられている前記ス
トッパー(30,40)等の他部材と干渉することな
く、簡易に組み付けることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1〜図10は本発明の一実施例を示している。
図1に示すように、パチンコ玉払出機1は、本体枠2内
に設けられたスプロケット10,ラチェット車20,メ
インストッパー30,サブストッパー40,メインソレ
ノイド50及びサブソレノイド60と、本体枠2の一側
部を上下に貫通するように取付けられたボールガイド7
0と、本体枠2内あるいはボールガイド70内に設けら
れた検出手段81,82,83とを具備して成る。
する。図1〜図10は本発明の一実施例を示している。
図1に示すように、パチンコ玉払出機1は、本体枠2内
に設けられたスプロケット10,ラチェット車20,メ
インストッパー30,サブストッパー40,メインソレ
ノイド50及びサブソレノイド60と、本体枠2の一側
部を上下に貫通するように取付けられたボールガイド7
0と、本体枠2内あるいはボールガイド70内に設けら
れた検出手段81,82,83とを具備して成る。
【0013】図2及び図3に示すように、本体枠2は、
板金を箱形に加工した取付用支持枠3と、その表面側を
覆うよう閉じる表面蓋部4とを組合せて成る。表面蓋部
4は、外部から取付用支持枠3の内部に取付けたスプロ
ケット10等を目視できるように、透明樹脂材により成
形されている。ただし、図示省略したが表面蓋部4にお
いて目視不要な個所には、適宜ボカシ加工やマスキング
加工等を行なっている。
板金を箱形に加工した取付用支持枠3と、その表面側を
覆うよう閉じる表面蓋部4とを組合せて成る。表面蓋部
4は、外部から取付用支持枠3の内部に取付けたスプロ
ケット10等を目視できるように、透明樹脂材により成
形されている。ただし、図示省略したが表面蓋部4にお
いて目視不要な個所には、適宜ボカシ加工やマスキング
加工等を行なっている。
【0014】図1及び図3に示すように、スプロケット
10は、その外周にパチンコ玉Pが1個づつ嵌入する凹
部10aが本実施例では10個形成されており、略中央
には本体枠2に略水平に支持される入力軸11が一体的
に突設されている。かかる入力軸11を回転中心とし
て、その外周が後述するボールガイド70内に形成され
た玉通路71内に望むように配設されている。図4及び
図5に示すように、スプロケット10の入力軸11の先
端には、軸心を通る嵌合突起11aが設けられている。
この嵌合突起11aは係合部を成すものであり、かかる
係合部は、スプロケット10の入力軸51に設けた被係
合部に動力伝達可能に連結する部位である。
10は、その外周にパチンコ玉Pが1個づつ嵌入する凹
部10aが本実施例では10個形成されており、略中央
には本体枠2に略水平に支持される入力軸11が一体的
に突設されている。かかる入力軸11を回転中心とし
て、その外周が後述するボールガイド70内に形成され
た玉通路71内に望むように配設されている。図4及び
図5に示すように、スプロケット10の入力軸11の先
端には、軸心を通る嵌合突起11aが設けられている。
この嵌合突起11aは係合部を成すものであり、かかる
係合部は、スプロケット10の入力軸51に設けた被係
合部に動力伝達可能に連結する部位である。
【0015】図1及び図3に示すように、ラチェット車
20は、外周にスプロケット10の凹部10aと同数の
歯20aが形成されており、略中央には、スプロケット
10の入力軸11に対して連結可能な出力軸21が一体
的に突設されている。かかる出力軸21は、ラチェット
車20がボールガイド70と干渉しないように、スプロ
ケット10の入力軸11に一体的に結合している。
20は、外周にスプロケット10の凹部10aと同数の
歯20aが形成されており、略中央には、スプロケット
10の入力軸11に対して連結可能な出力軸21が一体
的に突設されている。かかる出力軸21は、ラチェット
車20がボールガイド70と干渉しないように、スプロ
ケット10の入力軸11に一体的に結合している。
【0016】さらに詳しく言えば、図6に示すように、
ラチェット車20の出力軸21の先端には、軸心を通る
長溝21aが設けられている。この長溝21aは被係合
部を成すものであり、前記嵌合突起11aに対応した幅
に形成されている。図4に示すように、入力軸11の嵌
合突起11aは、出力軸21の長溝21aに嵌合し、そ
れにより両軸は相互に動力伝達可能に連結されており、
スプロケット10とラチェット車20とは、一体的に回
転可能となっている。
ラチェット車20の出力軸21の先端には、軸心を通る
長溝21aが設けられている。この長溝21aは被係合
部を成すものであり、前記嵌合突起11aに対応した幅
に形成されている。図4に示すように、入力軸11の嵌
合突起11aは、出力軸21の長溝21aに嵌合し、そ
れにより両軸は相互に動力伝達可能に連結されており、
スプロケット10とラチェット車20とは、一体的に回
転可能となっている。
【0017】なお、本実施例では、入力軸51に設けた
嵌合突起11aを係合部とみなし、出力軸21に設けた
長溝21aを被係合部とみなしたが、逆に出力軸に嵌合
突起を設けてこれを被係合部とし、入力軸に長溝を設け
てこれを係合部としてもよい。
嵌合突起11aを係合部とみなし、出力軸21に設けた
長溝21aを被係合部とみなしたが、逆に出力軸に嵌合
突起を設けてこれを被係合部とし、入力軸に長溝を設け
てこれを係合部としてもよい。
【0018】ラチェット車20には、外周部にその歯2
0aに対応して複数の小孔20bが形成され、この小孔
20bを介して検出手段81の検出光を通すように成っ
ている。なお、このラチェット車20とスプロケット1
0との位相関係は、後述するメインストッパー30がラ
チェット車20に係合しているときに、図1に示す如
く、スプロケット10の山部(凹部10aと凹部10a
の間)が左右両側に位置するような関係に設定されてい
る。
0aに対応して複数の小孔20bが形成され、この小孔
20bを介して検出手段81の検出光を通すように成っ
ている。なお、このラチェット車20とスプロケット1
0との位相関係は、後述するメインストッパー30がラ
チェット車20に係合しているときに、図1に示す如
く、スプロケット10の山部(凹部10aと凹部10a
の間)が左右両側に位置するような関係に設定されてい
る。
【0019】また、スプロケット10とラチェット車2
0とは、ガバナ22によりその回転が抑制されるように
なっている。すなわち、ガバナ22は、ガバナ軸23に
その基端22aが回転自在に取付けられ、基端22aか
ら左右に伸びてそれぞれスプロケット10の外周に係合
する係合片22b,22cを有するとともに、その基端
22a上面には慣性の大きな円盤状ウエイト24が取付
けられたものでる。ガバナ22は、スプロケット10の
回転につれ揺動しつつ両係合片22b,22cが交互に
スプロケット10の外周に係合して、玉1個の通過に対
し必ずスプロケット10がその凹部10a1個分だけ回
転するように空回りを防止する作用を有する。
0とは、ガバナ22によりその回転が抑制されるように
なっている。すなわち、ガバナ22は、ガバナ軸23に
その基端22aが回転自在に取付けられ、基端22aか
ら左右に伸びてそれぞれスプロケット10の外周に係合
する係合片22b,22cを有するとともに、その基端
22a上面には慣性の大きな円盤状ウエイト24が取付
けられたものでる。ガバナ22は、スプロケット10の
回転につれ揺動しつつ両係合片22b,22cが交互に
スプロケット10の外周に係合して、玉1個の通過に対
し必ずスプロケット10がその凹部10a1個分だけ回
転するように空回りを防止する作用を有する。
【0020】図2及び図3に示すように、ボールガイド
70は、縦割された2つの片割ガイド70a,70aを
筒状に合せて成る。各片割ガイド70aは、互いに筒状
に合せた際に、略等辺四角形断面となる内壁71aを有
しており、この内壁71aに囲まれた略等辺四角形断面
の中空が玉通路71を成している。
70は、縦割された2つの片割ガイド70a,70aを
筒状に合せて成る。各片割ガイド70aは、互いに筒状
に合せた際に、略等辺四角形断面となる内壁71aを有
しており、この内壁71aに囲まれた略等辺四角形断面
の中空が玉通路71を成している。
【0021】このようなボールガイド70を成す各片割
ガイド70aは、本体枠2の表面蓋部4と同様に、透明
樹脂材により成形されており、かかるボールガイド70
の玉通路71内を落下する玉を外部から目視することが
できる。
ガイド70aは、本体枠2の表面蓋部4と同様に、透明
樹脂材により成形されており、かかるボールガイド70
の玉通路71内を落下する玉を外部から目視することが
できる。
【0022】図1及び図2に示すように、玉通路71の
内壁71aに沿う位置にスプロケット10の外周が位置
するよう配置されており、それにより、玉通路71内に
上部から供給されて自重で落下しようとする玉が凹部1
0aに係合して必ずスプロケット10の回転を伴って落
下するよう設定されている。なお、玉通路71には、凹
部10aに嵌入する位置に近付いた玉がスプロケット1
0の中心側に向かうように移動して凹部10aに嵌入す
べく、スプロケット10に対向する位置に傾斜部71b
が設けられている。
内壁71aに沿う位置にスプロケット10の外周が位置
するよう配置されており、それにより、玉通路71内に
上部から供給されて自重で落下しようとする玉が凹部1
0aに係合して必ずスプロケット10の回転を伴って落
下するよう設定されている。なお、玉通路71には、凹
部10aに嵌入する位置に近付いた玉がスプロケット1
0の中心側に向かうように移動して凹部10aに嵌入す
べく、スプロケット10に対向する位置に傾斜部71b
が設けられている。
【0023】図1に示すように、メインストッパー30
は、スプロケット10の入力軸11と平行なストッパー
軸31に揺動自在に取付けられ、その先端30aがラチ
ェット車20に下側から係合するものであり、ストッパ
ー軸31に巻回されたバネ32によりラチェット車20
に係合する側(反時計回り方向)に付勢されている。
は、スプロケット10の入力軸11と平行なストッパー
軸31に揺動自在に取付けられ、その先端30aがラチ
ェット車20に下側から係合するものであり、ストッパ
ー軸31に巻回されたバネ32によりラチェット車20
に係合する側(反時計回り方向)に付勢されている。
【0024】サブストッパー40は、先端40aがラチ
ェット車20の外周に係合するもので、その基端はスト
ッパー軸31によりメインストッパー30に揺動自在に
連結されているが、ストッパー軸31に巻回されたバネ
41の付勢力によりメインストッパー30の底部に押付
けられ、この付勢力以上の外力が加わらない限りメイン
ストッパー30に連動して揺動するようになっている。
ェット車20の外周に係合するもので、その基端はスト
ッパー軸31によりメインストッパー30に揺動自在に
連結されているが、ストッパー軸31に巻回されたバネ
41の付勢力によりメインストッパー30の底部に押付
けられ、この付勢力以上の外力が加わらない限りメイン
ストッパー30に連動して揺動するようになっている。
【0025】サブストッパー40の先端40aは、メイ
ンストッパー30に連動している限り、メインストッパ
ー30が時計回り方向に揺動してそのラチェット車20
への係合が外れたときに、ラチェット車20の左斜め上
方に係合するようになっているが、その正確な係合位置
は、メインストッパー30のラチェット車20への係合
が外れてからこのサブストッパー40がラチェット車2
0に係合するまでの間に、凹部10aの半分に相当する
角度だけスプロケット10及びラチェット車20の回転
を許す位置となっている。
ンストッパー30に連動している限り、メインストッパ
ー30が時計回り方向に揺動してそのラチェット車20
への係合が外れたときに、ラチェット車20の左斜め上
方に係合するようになっているが、その正確な係合位置
は、メインストッパー30のラチェット車20への係合
が外れてからこのサブストッパー40がラチェット車2
0に係合するまでの間に、凹部10aの半分に相当する
角度だけスプロケット10及びラチェット車20の回転
を許す位置となっている。
【0026】メインソレノイド50は、その出力軸50
aがメインストッパー30の基端に取付けられたもの
で、励磁されると出力軸50aが没する方向に動作し
て、メインストッパー30を時計回りに揺動させるもの
である。なお、このメインソレノイド50が駆動されな
ければ、メインストッパー30は、バネ32の付勢力に
より反時計回りに揺動して係合位置に戻るのであって、
このメインソレノイド50とバネ32とは、本発明にお
けるメイン駆動手段を構成している。
aがメインストッパー30の基端に取付けられたもの
で、励磁されると出力軸50aが没する方向に動作し
て、メインストッパー30を時計回りに揺動させるもの
である。なお、このメインソレノイド50が駆動されな
ければ、メインストッパー30は、バネ32の付勢力に
より反時計回りに揺動して係合位置に戻るのであって、
このメインソレノイド50とバネ32とは、本発明にお
けるメイン駆動手段を構成している。
【0027】サブソレノイド60は、レバー61を介し
て、サブストッパー40にバネ41の付勢力以上の外力
を加えて、メインストッパー30の揺動状態にかかわら
ずサブストッパー40を反時計回りに揺動させてそのラ
チェット車20への係合を外すものである。
て、サブストッパー40にバネ41の付勢力以上の外力
を加えて、メインストッパー30の揺動状態にかかわら
ずサブストッパー40を反時計回りに揺動させてそのラ
チェット車20への係合を外すものである。
【0028】すなわち、サブストッパー40の先端側に
は図7に示す如く長孔40bが形成され、サブソレノイ
ド60の出力軸60aに引かれてレバー軸62を中心と
して揺動するレバー61の先端の爪61aがこの長孔4
0bに係合させてあり、サブソレノイド60が駆動され
てレバー61が時計回りに揺動すると、サブストッパー
40は前記爪61aに押されて反時計回りに揺動するよ
うになっている。
は図7に示す如く長孔40bが形成され、サブソレノイ
ド60の出力軸60aに引かれてレバー軸62を中心と
して揺動するレバー61の先端の爪61aがこの長孔4
0bに係合させてあり、サブソレノイド60が駆動され
てレバー61が時計回りに揺動すると、サブストッパー
40は前記爪61aに押されて反時計回りに揺動するよ
うになっている。
【0029】そして、レバー61はバネ63により反時
計回りに付勢されており、サブソレノイド60の駆動が
解除されると、この付勢力によりレバー61はサブスト
ッパー40を揺動させない位置に戻るようになってい
る。なお、このサブソレノイド60,レバー61は、本
発明のサブ駆動手段を構成している。
計回りに付勢されており、サブソレノイド60の駆動が
解除されると、この付勢力によりレバー61はサブスト
ッパー40を揺動させない位置に戻るようになってい
る。なお、このサブソレノイド60,レバー61は、本
発明のサブ駆動手段を構成している。
【0030】検出手段83は、玉通路71において玉が
スプロケット10の凹部10aから外れた後に、その玉
の通過を検知する光センサであり、パチンコ玉の払い出
し(玉数)を検出するためのもので、本発明における払
出検出手段を構成している。検出手段83は、玉通路7
1を挟んで相互に対向する発光部と受光部とを具備して
成り、ボールガイド70の内壁71aに設けられた保持
部73に内装されている。以下に説明する検出手段8
1,82もほぼ同様に構成されている。
スプロケット10の凹部10aから外れた後に、その玉
の通過を検知する光センサであり、パチンコ玉の払い出
し(玉数)を検出するためのもので、本発明における払
出検出手段を構成している。検出手段83は、玉通路7
1を挟んで相互に対向する発光部と受光部とを具備して
成り、ボールガイド70の内壁71aに設けられた保持
部73に内装されている。以下に説明する検出手段8
1,82もほぼ同様に構成されている。
【0031】検出手段81は、ラチェット車20の小孔
20bが通過する位置にセンサ光を投光する光センサで
あり、スプロケット10の凹部10a1個分の回転を検
出するためのものである。また、検出手段82は、玉通
路71における玉がスプロケット10の凹部10aに嵌
入した直後の位置にセンサ光を投光する光センサであ
り、パチンコ玉の供給状態を検出するためのものであ
る。なお、検出手段81,82,83は、玉の落下に起
因する磁界の変化により内部の接点が作動する近接セン
サにより構成してもよい。
20bが通過する位置にセンサ光を投光する光センサで
あり、スプロケット10の凹部10a1個分の回転を検
出するためのものである。また、検出手段82は、玉通
路71における玉がスプロケット10の凹部10aに嵌
入した直後の位置にセンサ光を投光する光センサであ
り、パチンコ玉の供給状態を検出するためのものであ
る。なお、検出手段81,82,83は、玉の落下に起
因する磁界の変化により内部の接点が作動する近接セン
サにより構成してもよい。
【0032】また、パチンコ玉払出機1は、次のような
制御手段を有している。制御手段は、例えばマイクロコ
ンピュータより構成されるもので、外部からの払出指令
あるいは検出手段83等の検出結果を受けて、後述する
図10に示すフローチャートに基づいて、メインソレノ
イド50あるいはサブソレノイド60の動作を制御する
ものであるが、メインソレノイド50,サブソレノイド
60それぞれに励磁電圧を印加する駆動回路90とし
て、図9に示す構成を有している。
制御手段を有している。制御手段は、例えばマイクロコ
ンピュータより構成されるもので、外部からの払出指令
あるいは検出手段83等の検出結果を受けて、後述する
図10に示すフローチャートに基づいて、メインソレノ
イド50あるいはサブソレノイド60の動作を制御する
ものであるが、メインソレノイド50,サブソレノイド
60それぞれに励磁電圧を印加する駆動回路90とし
て、図9に示す構成を有している。
【0033】この駆動回路90は、直流電源91と、こ
の直流電源とアース92との間にメインソレノイド50
またはサブソレノイド60のコイル50bまたは60b
と直列に接続されたスイッチング回路93とを備えるも
のである。そして、スイッチング回路93は前記コイル
とアース92との間に並列に接続された二つのNPN型
トランジスタ94,95と、入力端子96とこれらトラ
ンジスタ94,トランジスタ95のベース電極とをそれ
ぞれ接続するラインに設けられたバッファ97,微分回
路98,バッファ99,抵抗100あるいはバッファ1
01,抵抗102と、前記コイルとトランジスタ95の
コレクタ電極との間に設けられた抵抗103とから成
る。
の直流電源とアース92との間にメインソレノイド50
またはサブソレノイド60のコイル50bまたは60b
と直列に接続されたスイッチング回路93とを備えるも
のである。そして、スイッチング回路93は前記コイル
とアース92との間に並列に接続された二つのNPN型
トランジスタ94,95と、入力端子96とこれらトラ
ンジスタ94,トランジスタ95のベース電極とをそれ
ぞれ接続するラインに設けられたバッファ97,微分回
路98,バッファ99,抵抗100あるいはバッファ1
01,抵抗102と、前記コイルとトランジスタ95の
コレクタ電極との間に設けられた抵抗103とから成
る。
【0034】ここで、入力端子96は、メインソレノイ
ド50またはサブソレノイド60を駆動するときに電位
が立ち上る(ONする)ものである。また、微分回路9
8は、コンデンサ98aと抵抗98bあるいはクリッピ
ングダイオード98cとよりなる周知のもので、この場
合入力端子がONとなった直後の所定時間において出力
をONとするものである。なお、この所定時間は、微分
回路98の時定数により、メインソレノイド50または
サブソレノイド60への励磁を開始してからこれらの出
力軸が完全に作動位置に移動するのに要する時間よりも
若干大きな値に設定されている。
ド50またはサブソレノイド60を駆動するときに電位
が立ち上る(ONする)ものである。また、微分回路9
8は、コンデンサ98aと抵抗98bあるいはクリッピ
ングダイオード98cとよりなる周知のもので、この場
合入力端子がONとなった直後の所定時間において出力
をONとするものである。なお、この所定時間は、微分
回路98の時定数により、メインソレノイド50または
サブソレノイド60への励磁を開始してからこれらの出
力軸が完全に作動位置に移動するのに要する時間よりも
若干大きな値に設定されている。
【0035】また、抵抗103は、前記所定時間経過後
における前記コイルへの印加電圧を保持電圧に設定する
ためのものである。この場合、例えば、直流電源の供給
電圧が24V、メインソレノイド50またはサブソレノ
イド60の抵抗が48Ω、定格電圧が12V(定格電流
250mA)、保持電圧が6.1V(保持電流128m
A)であるとすると、抵抗103は140Ωであればよ
い。
における前記コイルへの印加電圧を保持電圧に設定する
ためのものである。この場合、例えば、直流電源の供給
電圧が24V、メインソレノイド50またはサブソレノ
イド60の抵抗が48Ω、定格電圧が12V(定格電流
250mA)、保持電圧が6.1V(保持電流128m
A)であるとすると、抵抗103は140Ωであればよ
い。
【0036】次に作用を説明する。図5及び図6に示す
ように、スプロケット10とラチェット車20とは、そ
れぞれ別体として構成されたものを、後から一体的に結
合させることができる。すなわち、ラチェット車20の
出力軸20に被係合部である長溝21aを設ける一方、
スプロケット10の入力軸11に、前記出力軸20の長
溝21aに動力伝達可能に連結する係合部である嵌合突
起11aを設けておき、組み付け時において、図4に示
す如く両者を一体的に結合させればよい。
ように、スプロケット10とラチェット車20とは、そ
れぞれ別体として構成されたものを、後から一体的に結
合させることができる。すなわち、ラチェット車20の
出力軸20に被係合部である長溝21aを設ける一方、
スプロケット10の入力軸11に、前記出力軸20の長
溝21aに動力伝達可能に連結する係合部である嵌合突
起11aを設けておき、組み付け時において、図4に示
す如く両者を一体的に結合させればよい。
【0037】それにより、スプロケット10とラチェッ
ト車20とを予め一体加工品として形成する困難な加工
を回避することができ、スプロケット10とラチェット
車20と相互に容易に連結させることができる。さら
に、これらスプロケット10等を、図1に示すパチンコ
玉払出機1を構成する支持枠2に取付ける場合、スプロ
ケット10とラチェット車20とを別々に組み付けるこ
とが可能である。
ト車20とを予め一体加工品として形成する困難な加工
を回避することができ、スプロケット10とラチェット
車20と相互に容易に連結させることができる。さら
に、これらスプロケット10等を、図1に示すパチンコ
玉払出機1を構成する支持枠2に取付ける場合、スプロ
ケット10とラチェット車20とを別々に組み付けるこ
とが可能である。
【0038】この場合、スプロケット10等は単品とし
ては、それらの一体加工品に比してコンパクトであるた
め、例えば既に支持枠2に取付けられているストッパー
30,40等の他部材と干渉することなく、簡易に組み
付けることができる。また、ラチェット車20に対して
スプロケット10は、これらの長孔21aと嵌合突起1
1aとの嵌合関係(図4参照)より、180度ずらして
結合させることもできる。
ては、それらの一体加工品に比してコンパクトであるた
め、例えば既に支持枠2に取付けられているストッパー
30,40等の他部材と干渉することなく、簡易に組み
付けることができる。また、ラチェット車20に対して
スプロケット10は、これらの長孔21aと嵌合突起1
1aとの嵌合関係(図4参照)より、180度ずらして
結合させることもできる。
【0039】ラチェット車20やスプロケット10等に
よる具体的なパチンコ玉の払出しは、まず、メインソレ
ノイド50及びサブソレノイド60が駆動されていない
停止状態においては、図1に示す如く、バネ32の付勢
力によりメインストッパー30はラチェット車20に係
合した状態にあり、これによりスプロケット10は停止
状態に保持されパチンコ玉は排出されない。
よる具体的なパチンコ玉の払出しは、まず、メインソレ
ノイド50及びサブソレノイド60が駆動されていない
停止状態においては、図1に示す如く、バネ32の付勢
力によりメインストッパー30はラチェット車20に係
合した状態にあり、これによりスプロケット10は停止
状態に保持されパチンコ玉は排出されない。
【0040】今、N個のパチンコ玉の払出が指令される
と、前記制御装置のCPUは、図10に示す処理を行な
う。すなわち、まず、メインソレノイド50及びサブソ
レノイド60それぞれについて駆動回路の入力端子の電
位を立ち上げる(ステップ201、但し、払出数が所定
量以下の場合には、メインソレノイド50だけを立ち上
げる)。
と、前記制御装置のCPUは、図10に示す処理を行な
う。すなわち、まず、メインソレノイド50及びサブソ
レノイド60それぞれについて駆動回路の入力端子の電
位を立ち上げる(ステップ201、但し、払出数が所定
量以下の場合には、メインソレノイド50だけを立ち上
げる)。
【0041】すると、図8に示す如く、前述した所定時
間(キック区間)においては駆動回路90のトランジス
タ94,95の両者がオンとなり、各コイルには供給電
圧24Vがそのまま印加され主にトランジスタ94を介
して大電流(上記の条件では500mA)が流れる。そ
して、この所定時間経過後(保持区間)においては、ト
ランジスタ94のみがOFFとなり、各コイルにはトラ
ンジスタ95を介して小電流(上記の条件では128m
A)が流れ印加電圧は保持電圧6.1Vとなる。
間(キック区間)においては駆動回路90のトランジス
タ94,95の両者がオンとなり、各コイルには供給電
圧24Vがそのまま印加され主にトランジスタ94を介
して大電流(上記の条件では500mA)が流れる。そ
して、この所定時間経過後(保持区間)においては、ト
ランジスタ94のみがOFFとなり、各コイルにはトラ
ンジスタ95を介して小電流(上記の条件では128m
A)が流れ印加電圧は保持電圧6.1Vとなる。
【0042】このため、メインソレノイド50及びサブ
ソレノイド60は確実に動作し、メインストッパー30
もサブストッパー40も図7に示す如くラチェット車2
0から外れて保持される。したがって、スプロケット1
0はパチンコ玉の重量により連続的に高速回転し、次々
とパチンコ玉が高速に排出される。但し、このスプロケ
ット10の回転は前述のガバナ22の作用により、あく
まで空回りを生じない最大限の速度に抑制される。
ソレノイド60は確実に動作し、メインストッパー30
もサブストッパー40も図7に示す如くラチェット車2
0から外れて保持される。したがって、スプロケット1
0はパチンコ玉の重量により連続的に高速回転し、次々
とパチンコ玉が高速に排出される。但し、このスプロケ
ット10の回転は前述のガバナ22の作用により、あく
まで空回りを生じない最大限の速度に抑制される。
【0043】そして、この高速排出中において制御装置
は、パチンコ玉が排出される毎に出力される検出手段8
3の信号を受けて払出数Hを計数し、さらにこれを指令
値Nから差引いて、この差N−Hが微少値(2〜5程度
が好ましい)になったか否かを判定し(ステップ20
2)、微少値になったら、サブソレノイド60をオフ
し、メインソレノイド50についての前記入力端子のみ
に周期的なパルス信号を送り、払出数が指令地に一致す
るまでメインソレノイド50のみを間欠動作させる(ス
テップ203)。
は、パチンコ玉が排出される毎に出力される検出手段8
3の信号を受けて払出数Hを計数し、さらにこれを指令
値Nから差引いて、この差N−Hが微少値(2〜5程度
が好ましい)になったか否かを判定し(ステップ20
2)、微少値になったら、サブソレノイド60をオフ
し、メインソレノイド50についての前記入力端子のみ
に周期的なパルス信号を送り、払出数が指令地に一致す
るまでメインソレノイド50のみを間欠動作させる(ス
テップ203)。
【0044】すると、メインストッパー30とサブスト
ッパー40が交互にスプロケット10に係合する動作が
行なわれることになるので、サブストッパー40はメイ
ンストッパー30のスプロケット10への係合が外れる
度に、凹部10a半分に相当するスプロケット10の回
転を許してスプロケット10に係合し、また同様の関係
から、サブストッパー40のスプロケット10への係合
が外れるときには、凹部10a半分に相当するスプロケ
ット10の回転を許してメインストッパー30がスプロ
ケット10に係合する。
ッパー40が交互にスプロケット10に係合する動作が
行なわれることになるので、サブストッパー40はメイ
ンストッパー30のスプロケット10への係合が外れる
度に、凹部10a半分に相当するスプロケット10の回
転を許してスプロケット10に係合し、また同様の関係
から、サブストッパー40のスプロケット10への係合
が外れるときには、凹部10a半分に相当するスプロケ
ット10の回転を許してメインストッパー30がスプロ
ケット10に係合する。
【0045】このため、この間欠動作が1周期行なわれ
る度に、結果としてスプロケット10は1凹部10a分
回転することになり、この間欠動作が1周期行なわれる
毎に1個のパチンコ玉が排出される。そして、払出数が
指令値に一致すると、制御手段は駆動回路90の入力端
子への送信を停止しトランジスタ94及びトランジスタ
95をOFFさせて、前記停止状態に戻す。
る度に、結果としてスプロケット10は1凹部10a分
回転することになり、この間欠動作が1周期行なわれる
毎に1個のパチンコ玉が排出される。そして、払出数が
指令値に一致すると、制御手段は駆動回路90の入力端
子への送信を停止しトランジスタ94及びトランジスタ
95をOFFさせて、前記停止状態に戻す。
【0046】なお、検出手段82の出力信号は、制御装
置のCPUにより受取られ、この信号が出力されなくな
ったときには、パチンコ玉の玉通路71への供給がとぎ
れたことを意味するので、例えばアラーム信号を外部に
出力して、適当な措置を促す処理をする。また、検出手
段81の出力信号もCPUに受取られ、例えば、スプロ
ケット10の1凹部10a分の回転に対してパチンコ玉
が1個ずつ払い出されているかどうかを、検出手段83
の信号と対応付けることにより判定して、万が一スプロ
ケット10が空回りしていても、これを検出して対処す
る等の処理に使用される。
置のCPUにより受取られ、この信号が出力されなくな
ったときには、パチンコ玉の玉通路71への供給がとぎ
れたことを意味するので、例えばアラーム信号を外部に
出力して、適当な措置を促す処理をする。また、検出手
段81の出力信号もCPUに受取られ、例えば、スプロ
ケット10の1凹部10a分の回転に対してパチンコ玉
が1個ずつ払い出されているかどうかを、検出手段83
の信号と対応付けることにより判定して、万が一スプロ
ケット10が空回りしていても、これを検出して対処す
る等の処理に使用される。
【0047】このように、上記パチンコ玉払出機あるい
はこれにより実施される払出方法によれば、払出数が指
令値に近付くまでは、パチンコ玉を連続的に排出すべく
スプロケット10をパチンコ玉の重量に任せて連続的に
回転させ、払出数が指令値に近付くと、スプロケット1
0の回転を間欠回転に切換え、パチンコ玉を1個づつ払
い出すようにしたから、スプロケット10の回転の停止
が遅れてパチンコ玉を余分に払い出す可能性はなく、指
令どおりの正確な玉数を払い出すことができる。
はこれにより実施される払出方法によれば、払出数が指
令値に近付くまでは、パチンコ玉を連続的に排出すべく
スプロケット10をパチンコ玉の重量に任せて連続的に
回転させ、払出数が指令値に近付くと、スプロケット1
0の回転を間欠回転に切換え、パチンコ玉を1個づつ払
い出すようにしたから、スプロケット10の回転の停止
が遅れてパチンコ玉を余分に払い出す可能性はなく、指
令どおりの正確な玉数を払い出すことができる。
【0048】さらに、ほとんどのパチンコ玉はスプロケ
ット10の高速回転で排出されるので、全体として払出
速度も高速にすることができる。しかも、指令値が増え
ても、前記制御装置の制御により払出不足数が前記微少
値になるまでは高速払出が行なわれてその指令値に応じ
た最高速の払出が行なわれる。
ット10の高速回転で排出されるので、全体として払出
速度も高速にすることができる。しかも、指令値が増え
ても、前記制御装置の制御により払出不足数が前記微少
値になるまでは高速払出が行なわれてその指令値に応じ
た最高速の払出が行なわれる。
【0049】
【発明の効果】本発明にかかるパチンコ玉払出機によれ
ば、スプロケットの回転動作を制御するラチェット車の
出力軸に被係合部を設ける一方、前記スプロケットの入
力軸に前記被係合部に動力伝達可能に連結する係合部を
設けたから、これらスプロケットとラチェット車とをそ
れぞれ別体として構成して、後から一体的に結合させる
ことができるため、予め一体加工品として形成する困難
な加工を回避することができ、コストを低減することが
できる。
ば、スプロケットの回転動作を制御するラチェット車の
出力軸に被係合部を設ける一方、前記スプロケットの入
力軸に前記被係合部に動力伝達可能に連結する係合部を
設けたから、これらスプロケットとラチェット車とをそ
れぞれ別体として構成して、後から一体的に結合させる
ことができるため、予め一体加工品として形成する困難
な加工を回避することができ、コストを低減することが
できる。
【0050】また、これらスプロケット等を支持枠等に
取付ける場合、スプロケットとラチェット車とを別々に
組み付けることができるため、それらの一体加工品に比
してかさばらずにコンパクトであり、例えば既に支持枠
に取付けられているストッパー等の他部材と干渉するこ
となく、簡易に組み付けることができる。
取付ける場合、スプロケットとラチェット車とを別々に
組み付けることができるため、それらの一体加工品に比
してかさばらずにコンパクトであり、例えば既に支持枠
に取付けられているストッパー等の他部材と干渉するこ
となく、簡易に組み付けることができる。
【図1】本発明の一実施例であるパチンコ玉払出機の要
部を示す正面図である。
部を示す正面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1のIII −III 断面図である。
【図4】本発明の一実施例であるパチンコ玉払出機を構
成するスプロケットとラチェット車とを一体的に結合さ
せた状態を示す側面図である。
成するスプロケットとラチェット車とを一体的に結合さ
せた状態を示す側面図である。
【図5】(a)はスプロケットの正面図であり、(b)
はスプロケットの側面図である。
はスプロケットの側面図である。
【図6】(a)はラチェット車の正面図であり、(b)
はラチェット車の側面図である。
はラチェット車の側面図である。
【図7】図3のVII −VII 断面図である。
【図8】本発明の一実施例であるパチンコ玉払出機の作
用を示す図であって、ソレノイドの励磁電圧の駆動時に
おける経時変化を示す図である。
用を示す図であって、ソレノイドの励磁電圧の駆動時に
おける経時変化を示す図である。
【図9】本発明の一実施例であるパチンコ玉払出機の駆
動回路を示す回路図である。
動回路を示す回路図である。
【図10】本発明の一実施例であるパチンコ玉払出機の
制御装置の動作を示すフローチャート図である。
制御装置の動作を示すフローチャート図である。
【図11】従来のパチンコ玉払出機の要部を示す正面図
である。
である。
【図12】従来のパチンコ玉払出機を構成するスプロケ
ットとラチェット車との一体加工品を示す側面図であ
る。
ットとラチェット車との一体加工品を示す側面図であ
る。
1…パチンコ払出機 10…スプロケット 10a…凹部 11…入力軸 11a…嵌合突起(係合部) 20…ラチェット車 21…出力軸 21a…長溝(被係合部) 30…メインストッパー 40…サブストッパー 70…ボールガイド 71…玉通路 71a…内壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 克廣 岩手県花巻市城内4番3号 株式会社新興 製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】外周にパチンコ玉が1個づつ嵌入する凹部
が形成されたスプロケットを、ボールガイドの玉通路内
に望ませて回転自在に配設し、前記玉通路内に上部から
供給されて自重で落下しようとする玉が、前記スプロケ
ットの凹部に係合して、該スプロケットの回転を伴って
排出されるよう構成して成るパチンコ玉払出機におい
て、 前記スプロケットの回転動作を制御すべく該スプロケッ
トと連動し、ストッパーとの係脱により回転が規制され
るラチェット車を備え、該ラチェット車の出力軸に被係
合部を設ける一方、前記スプロケットの入力軸に前記被
係合部に動力伝達可能に連結する係合部を設けたことを
特徴とするパチンコ玉払出機。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8850993A JPH06296743A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | パチンコ玉払出機 |
US08/217,311 US5516104A (en) | 1993-03-25 | 1994-03-24 | Slot machine and game media dispensing apparatus |
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JP8850993A JPH06296743A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | パチンコ玉払出機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06296743A true JPH06296743A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=13944795
Family Applications (1)
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JP8850993A Pending JPH06296743A (ja) | 1993-03-25 | 1993-04-15 | パチンコ玉払出機 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06296743A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0677789U (ja) * | 1993-04-19 | 1994-11-01 | 奥村遊機株式會社 | パチンコ機の賞球排出ユニット |
JP2002306779A (ja) * | 2001-04-16 | 2002-10-22 | Heiwa Corp | 遊技機の球払出装置 |
JP2002346146A (ja) * | 2002-04-11 | 2002-12-03 | Aruze Corp | 弾球遊技機の球払出装置 |
JP2006034530A (ja) * | 2004-07-26 | 2006-02-09 | Piikomu:Kk | スロットマシン |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP8850993A patent/JPH06296743A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0677789U (ja) * | 1993-04-19 | 1994-11-01 | 奥村遊機株式會社 | パチンコ機の賞球排出ユニット |
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JP4570808B2 (ja) * | 2001-04-16 | 2010-10-27 | 株式会社平和 | 遊技機の球払出装置 |
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JP4530753B2 (ja) * | 2004-07-26 | 2010-08-25 | 古田 収二 | スロットマシン |
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