JPH06296610A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

Info

Publication number
JPH06296610A
JPH06296610A JP5088771A JP8877193A JPH06296610A JP H06296610 A JPH06296610 A JP H06296610A JP 5088771 A JP5088771 A JP 5088771A JP 8877193 A JP8877193 A JP 8877193A JP H06296610 A JPH06296610 A JP H06296610A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
buffer amplifier
bias
emitter
ultrasonic diagnostic
transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5088771A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3288118B2 (ja
Inventor
Takatoshi Okumura
貴敏 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP08877193A priority Critical patent/JP3288118B2/ja
Publication of JPH06296610A publication Critical patent/JPH06296610A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3288118B2 publication Critical patent/JP3288118B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】受信に寄与しないバッファアンプの作動を停止
させ、その発熱を抑える。 【構成】バッファアンプ3のエミッタフォロア構成のト
ランジスタTRに対し、そのコレクタに加える正バイア
ス電圧V1 をアースに落とす(図1(a)参照)。また
トランジスタTRのエミッタバイアス抵抗Rc をアース
に落とす(図1(b)参照)。さらに、トランジスタT
Rのエミッタ出力ラインをスイッチSWEで遮断する
(図1(c)参照)。さらに、そのエミッタ出力ライン
にバイアス抵抗Rd を接続し、正のバイアス電圧V4
印加する。これらの内、いずれかの構成を適用し、送信
側チャンネルのバッファアンプ3の作動を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、超音波診断装置に係
り、とくにプローブヘッドに内臓したバッファアンプに
拠る発熱を減らすための改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波診断装置におけるプローブ
ヘッド部分の構成を図6に示す。図に示すように、超音
波診断装置のプローブヘッド1には、圧電振動子から成
る探触子2とともにインピーダンス変換を担うバッファ
アンプ3を内臓している。このバッファアンプ3は、探
触子により受信されたエコー信号がプローブヘッド及び
受信回路(送受信回路)4のプリアンプ4a間のケーブ
ル5の浮遊容量C,…,Cに分流して減衰するのを防止
するために設置されている。
【0003】上記バッファアンプ3は基本的に、図7に
示す如く、トランジスタTRのエミッタフォロアで構成
されている。つまり、NPN形トランジスタTRのコレ
クタを正バイアス電圧V1 (例えば+5V)に接続し、
エミッタをケーブル5の装置側でエミッタバイアス抵抗
c (例えば5kΩ)を介して負バイアス電圧V3 (例
えば−5V)に接続し、一方、正バイアス電圧V1 及び
負バイアス電圧V2 (例えば−0.5V)を抵抗R
a (例えば9kΩ)と抵抗Rb (例えば10kΩ)及び
ダイオードDで分割した電位をベースに加えており、こ
れにより、トランジスタTRを能動状態にしている。な
お、エミッタバイアス抵抗Rc は、この抵抗Rc による
発熱位置を極力プローブから離すために装置側に装備し
ているが、バッファアンプ3の一部を成すものである。
バッファアンプ3の発熱は主に、エミッタバイアス電流
E とコレクタ−エミッタ間電圧VCEとの積であるコレ
クタ損失PC (およそPC =IE ・VCE)によって表さ
れる。例えば、VCE=5V,IE =1mAとすると、お
よそPC =5mWである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たプローブヘッドのバッファアンプは口径(チャンネ
ル)を制御するなど、送受信条件の違いに関係無く、一
律にバイアス電圧V1 ,V2 及びV3 が与えられ、能動
状態に設定されていたため、プローブヘッドの発熱が大
きいという問題があった。
【0005】この問題を種々の回路構成について説明す
る。例えば図8に示すように、48チャンネルが独立し
た受信回路になっている48素子プローブの場合、各チ
ャンネルに前述したバッファーアンプが接続されている
ので、48素子プローブ全体では常に、48CH×PC
=240mWもの発熱がある。
【0006】また、図9に示すように、48素子のプロ
ーブヘッド1と最大口径数が24チャンネルのプリアン
プ4a…4aを備えた受信回路との間に、48×24の
マトリクススイッチ6を介挿し、48素子の探触子2…
2の内、任意の24チャンネル(図示の例では、2〜2
5チャンネル)のエコー信号のみを画像再構成に使用し
ている場合、プリアンプ4a…4aに接続していない残
りの24チャンネル(図示の例では、1,26〜48チ
ャンネル)分の発熱が常に無用のものとなっている。
【0007】さらに、図10に示した2分割のステアリ
ングCW(連続波)ドプラを行う装置では、プローブ口
径の例えば半分を送信用、残り半分を受信用として動作
させる。バッファアンプ3によるバッファ効果は受信側
でのみ有効であるから、送信側バッファアンプにバイア
スを供給しても何ら意味を持たず、その分が余分な発熱
になっている。図中、符号7…7は等価的なCW駆動回
路を示す。
【0008】このように、送受信条件が違っても、常に
全チャンネルのバッファアンプを動作させていたので発
熱が大きい。この発熱はプローブの表面温度などの制約
から一定限度に抑える必要がある。したがって、この発
熱を抑えるために、探触子の駆動電圧振幅も一定値以上
には上げられないから、検出感度向上にも限界があっ
た。
【0009】この発明は、上述した従来技術の問題に鑑
みてなされたもので、プローブヘッドの発熱を、許容値
内の値であることは勿論のこととして、必要最小限の値
に抑え、これによりエネルギー損失の防止や検出感度の
向上などを図ることを、目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、この発明に係る超音波診断装置は、超音波信号と電
圧信号とを双方向に変換可能な圧電振動子と、この圧電
振動子にケーブルを介して接続された送受信回路と、上
記ケーブル及び圧電振動子の間に介挿されたバッファア
ンプとを備え、上記圧電振動子及びバッファアンプをプ
ローブヘッドに収納した構造であり、上記バッファアン
プが受信に関与しないときに、そのバッファアンプに与
えるバイアスを停止可能なバイアス停止手段を備える。
【0011】前記バイアス停止手段は、例えば、バッフ
ァアンプの出力ラインに電流を流す手段、バッファアン
プの出力ラインの電圧を変える手段、バッファアンプの
出力ラインに直列に挿入されたスイッチ、又は、バッフ
ァアンプに供給されているバイアス電圧を直接制御する
手段である。
【0012】
【作用】バッファアンプがエコー信号の受信に関与しな
いチャンネルに在るとき、バイアス停止手段はそのバッ
ファアンプのバイアスを停止(オフ)する。これによ
り、受信時のインピーダンス変換の必要が無いバッファ
アンプは作動せず、発熱も殆ど生じない。したがって、
プローブヘッドの表面温度を下げることができ、駆動電
圧の振幅に余裕ができる。
【0013】
【実施例】最初に、この発明に係る、バッファアンプの
バイアス停止の手法について説明し、その後に、その手
法を適用した具体的な実施例を説明する。なお、この項
において、前述した構成要素と同一のものには同一の符
号を付し、その説明を省略する。
【0014】図1(a)〜(d)にバッファアンプ3の
バイアス停止の原理を示す。その第1の停止手法は同図
(a)に示すように、エミッタフォロア構成のトランジ
スタTRのコレクタとベース電位用の直列接続抵抗R
a,Rbの一端とに供給している正バイアス電圧V1
アースに接続、即ちV1 =0にしたものである。これに
より、トランジスタTRベース電位VBBが下がり、トラ
ンジスタTRがオフになるから、バッファアンプ3の作
動は停止する。
【0015】第2の停止手法は同図(b)に示すよう
に、トランジスタTRのエミッタにエミッタバイアス抵
抗Rc を介して供給している負バイアス電圧V3 をアー
スに接続、即ちV3 =0にしたものである。これによ
り、トランジスタTRのエミッタ電位が上がり、ベー
ス、エミッタ間の電圧VBEが小さくなって、トランジス
タTRがオフになる。この結果、バッファアンプ3の作
動が停止する。
【0016】さらに、第3の停止手法は同図(c)に示
すように、トランジスタTRのエミッタに接続されてい
る出力ライン5の途中(但し、エミッタバイアス抵抗R
c よりもトランジスタTRに近い位置)にスイッチSW
E を挿入し、このスイッチSWE を開(オフ)にするも
のである。これにより、トランジスタTRのコレクタ及
びエミッタ間の電流Iは強制的に零になるから、バッフ
ァアンプ3を作動停止の状態にすることができる。
【0017】さらに、第3の停止手法は同図(d)に示
すように、トランジスタTRのエミッタに接続されてい
る出力ライン5にバイアス抵抗Rd を介して正バイアス
電圧V4 (例えば+5V)を供給する。これにより、バ
イアス抵抗Rd 、Rc にバイアス電流I´が強制的に流
れ、エミッタ電位が上がり、結局、ベース、エミッタ間
の電圧VBEが小さくなって、トランジスタTRがオフに
なる。したがって、バッファアンプ3の作動も停止す
る。
【0018】この発明の第1実施例を図2に基づき説明
する。
【0019】図2に示す超音波診断装置のプローブヘッ
ド1には、48チャンネル分の探触子2…2及びバッフ
ァアンプ3…3が内臓されており、バッファアンプ3…
3にはその出力ラインを形成するケーブル5…5が各々
接続されている。このケーブル5…5は送受信回路4に
至る。送受信回路4においては、そのケーブル5…5に
接続された入力ラインに高耐圧スイッチSWH …SWH
が各々直列に挿入されると共に、その入力ラインは各
々、24チャンネル分の送信回路4T…4T及び受信回
路4R…4Rに接続されている。このとき、1〜24チ
ャンネルの送信回路4T及び受信回路4Rは、1〜24
チャンネルの探触子2及びバッファアンプ3のみなら
ず、25〜48チャンネルの探触子2及びバッファアン
プ3にも並列に接続されている。また、送受信回路4に
おける入力ラインの各々には、高耐圧スイッチSWH
りも送信回路4T及び受信回路4R側の位置で、バッフ
ァアンプ3の一部を成すエミッタバイアス抵抗Rc が接
続され、この抵抗Rc に負のバイアス電圧V3 (例えば
−5V)が印加されている。
【0020】上記高耐圧スイッチSWH …SWH は例え
ばFETスイッチで形成され、図示しない制御部から与
えられる切換信号でオン、オフ可能になっている。そこ
で、この切換信号で高耐圧スイッチSWH …SWH のオ
ン、オフを制御することにより、プローブヘッド1と送
受信回路4との接続が順次切り換えられ、超音波ビーム
のラスタを移動させたり、口径が可変される。
【0021】このように高耐圧スイッチSWH …SWH
の送信回路4T及び受信回路4R側にエミッタバイアス
抵抗Rc …Rc を装備し、受信に関しては、受信に寄与
するチャンネルのバッファアンプ3…3のみを作動させ
るように高耐圧スイッチSWH…SWH をオン、オフ制御
する。つまり、この高耐圧スイッチSWH …SWH は、
そのスイッチ本来の機能のほか、前述した図1(c)の
第3の手法に係る、エミッタ−コレクタ電流Iを遮断す
るスイッチSWE の機能を兼ねことになる。これによ
り、送信にも受信にも寄与しないチャンネルのバッファ
アンプ3…3の作動を停止させ、その停止させて分の発
熱を減らすことができる。
【0022】この結果、プローブヘッド1にとって発熱
源となるバッファアンプの無用な作動を停止させて、省
電力化を図ることができるほか、発熱を減らせる分だけ
探触子2の駆動電圧を上げることができる。これによ
り、超音波ビームのエコー信号の強度が高くなり、S/
N比が向上して検出感度も格段に上がるという利点があ
る。
【0023】この場合、エミッタ抵抗Rc…Rcは送受
信回路の数だけ設ければよく、図2の例では24個のエ
ミッタ抵抗を設けており、従来よりもエミッタ抵抗の数
は少なくでき、回路規模が小さくて済む効果もある。
【0024】次いで、第2実施例を図3に基づき説明す
る。
【0025】この第2実施例の超音波診断装置は、ステ
アリングCWドプラ方式で血流などを検知可能な機構を
備えており、その送受信回路4はCW(連続波)モード
及び非CWモード間のモード切換信号を持っている。
【0026】この装置のプローブヘッド1には図3に示
す如く、48チャンネル分の探触子2…2及びバッファ
アンプ3…3が内臓されており、各々のバッファアンプ
3…3の出力ケーブル5…5が送受信回路4に至り、送
受信可能になっている。なお、この実施例におけるプロ
ーブヘッド1の48チャンネルの内、CWモード時に
は、1〜24チャンネルの回路が送信を担い、25〜4
8チャンネルの回路が受信を担うようになっている。
【0027】送受信回路4には、モード切換信号によっ
て切り換わる2接点を有する切換スイッチSWB が備え
られている。このスイッチSWB の一方の切換端aは正
のバイアス電圧V1 (例えば+5V)に接続され、他方
の切換端bはアースに接続されている。さらにスイッチ
SWB の共通端cはケーブル10を介してプローブヘッ
ド1に至り、ヘッド1内で分岐して1〜24チャンネル
のバッファアンプ3…3に至る。このバッファアンプ3
…3は、このケーブル10及びその分岐線を介して供給
される電圧を、内臓するトランジスタTRのコレクタ及
びベースバイアス供給回路に印加している。これによ
り、この実施例におけるトランジスタTRのバイアス停
止は、前述した図1(a)の第1の手法に係る正バイア
ス電圧V1=0とする構成が可能になっている。
【0028】また、送受信回路4には、別の正バイアス
電圧V1 が用意されており、このバイアス電圧V1 が一
本のケーブル11を介してプローブヘッド1に導出さ
れ、ヘッド1内で25〜48チャンネルのバッファアン
プ3…3に分岐・供給されている。このバッファアンプ
3…3は、上記バイアス電圧V1 を、内臓するトランジ
スタTRのコレクタ及びベースバイアス供給回路に印加
させている。
【0029】このように構成した上で、モード切換信号
により切換スイッチSWB の接片を、非CWモード時に
は接片a側に、CWモード時には接片b側に切り換え
る。これにより、ステアリングCWドプラ検出のときに
は、送信側1〜24チャンネルのバッファアンプ3…3
内の各トランジスタTRに対する正のバイアス電圧V1
=0となり、バッファアンプ3…3の作動を止めること
ができ、その分の無用な発熱を抑えることができる。し
たがって、前述した第1実施例におけるのと同等の効果
が得られる。
【0030】また、この実施例では、正バイアス電圧V
1 に関する送信側チャンネル及び受信側チャンネルの電
源は独立して設置可能で、その電源線も2本のケーブル
10、11にまとめられている。このため、そのケーブ
ル数が殆ど最小限に抑えられ、プローブヘッド1及び送
受信回路4間のトータルのケーブル径も殆ど増大させな
くて済む。
【0031】なお、上記実施例ではバイアス停止を別の
手法で行ってもよい。例えば、図1(b)に係る第2の
手法(負バイアス電圧V3 =0)であってもよい。その
場合には送受信回路4内の正バイアス電圧V1 を負バイ
アス電圧V3 で置換し、さらにバッファアンプ3…3内
で、ケーブル10、11の供給電圧をエミッタバイアス
抵抗Rc に印加するようにすればよい。これにより、上
述した第2実施例と同等の作用効果が得られる。また、
図1(d)に係る第4の手法(エミッタ出力ラインにバ
イアス電流I´を供給)であってもよい。この場合に
は、送受信回路4内で、前述したバイアス抵抗Rd 及び
正バイアス電圧V4 を用意すればよい。
【0032】次いで、第3実施例を図4に基づき説明す
る。
【0033】この第3実施例の超音波診断装置は,上述
と同様にステアリングCWドプラ方式のドプラ検出が可
能なもので、図4には送信側の任意の1チャンネルの構
成を示す。ステアリングCWモードの場合には図示の如
く、送信側チャンネルのバッファアンプ3にCW駆動回
路4Dが接続される。このCW駆動回路4Dは、ここで
は、バッファアンプ3に至るケーブル5のラインに接続
された2つのスイッチSW1 ,SW2 を有するコンプリ
メンタリ構成になっており、一方のスイッチSW1 には
駆動電圧発生用のドライバ12が接続され、もう一方の
スイッチSW2はアースに接続されている。そして、図
示しない制御信号により、CWモードの送信時のときは
一方のスイッチSW1 がオン、他方のスイッチSW2
オフとなるし、非送信時のときはその反対のオン、オフ
になる。これにより、CW駆動回路4Dは矩形波状の連
続波を発生できる。
【0034】このように形成され機能するCW駆動回路
4Dには、さらに、バッファアンプ3の一部を成すエミ
ッタバイアス抵抗Rc も図示のようにスイッチSW1
SW2に並列に接続され、その抵抗Rc に負バイアス電圧
3 が印加されている。
【0035】また、ケーブル5に至るラインには、別の
バイアス抵抗Rd が接続され、このバイアス抵抗Rd
オン、オフ・スイッチSWD を介して正バイアス電圧V
4 (例えば+5V)に接続されている。オン、オフ・ス
イッチSWD はモード切換信号に応じてオン、オフする
もので、CWモードのときはオンとなる。つまり、この
実施例におけるバイアス停止は前述した図1(d)に係
る第4の手法に基づいている。
【0036】このため、CWモードのときにはスイッチ
SWD がオンとなり、バイアス抵抗Rd ,Rc を通して
電流I´が流れるから、トランジスタTRのエミッタ電
位が上がり、トランジスタTRがオフとなってバッファ
アンプ3は作動しない。したがって、送信側チャンネル
のバッファアンプ3からの発熱を殆ど止めることがで
き、前述した実施例と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0037】なお、上述した第3実施例の構成は図5に
示したように変形してもよい。図5に示す装置構成は、
図4中のバイアス抵抗Rd 及びオン、オフ・スイッチS
Dの代わりに、2端子の切換スイッチSWE を使った
ものである。つまり、コンプリメンタリ構成の一部を成
すスイッチSW2 とアースとの間に切換スイッチSWE
介挿し、共通端cをスイッチSW2 に、一方の切換端a
を直接アースに、他方の切換端bを正バイアス電圧V4
の電源に接続している。この切換スイッチSWEにはモー
ド切換信号を供給し、スイッチ接片をCWモードの送信
時に切換端a側に、非送信時にb側に切り換える。ただ
し、スイッチSW1 ,SW2 はCWモード時には、共に
同じオン(送信時)、オフ(非送信時)の動作をさせ
る。これにより、上述した図4の構成の装置と同等の効
果が得られる。
【0038】上記の実施例ではトランジスタを用いたエ
ミッタフォロアバッファアンプについて説明したが、他
に、FET,オペアンプ等を用いる場合でも同様であ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、超音波信号と電圧信号とを双方向に変換可能な圧電
振動子と、この圧電振動子にケーブルを介して接続され
た送受信回路と、上記ケーブル及び圧電振動子の間に介
挿されたバッファアンプとを備え、上記圧電振動子及び
バッファアンプをプローブヘッドに収納した構造の超音
波診断装置において、上記バッファアンプが受信に関与
しないときに、そのバッファアンプに与えるバイアスを
停止可能なバイアス停止手段を備えたため、バッファア
ンプからの余分な発熱を抑えることができるから、これ
により、プローブヘッドの表面温度を許容値内に容易に
収めることができ、省電力化を図ることができ、さら
に、許容発熱の範囲内で圧電振動子に対する駆動送信振
幅を増大させ、S/N比の向上に伴う感度向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は、この発明に係るバッファア
ンプのバイアス停止の原理を説明する回路図。
【図2】この発明の第1実施例の装置に係るプローブヘ
ッド及び送受信回路を示すブロック図。
【図3】この発明の第2実施例の装置に係るプローブヘ
ッド及び送受信回路を示すブロック図。
【図4】この発明の第3実施例の装置に係るプローブヘ
ッド及び送受信回路を示すブロック図。
【図5】第3実施例の変形例を示すブロック図。
【図6】従来のプローブヘッド及び送受信回路の1チャ
ンネルを示すブロック図。
【図7】バッファアンプの回路図。
【図8】従来装置の一例を示す部分ブロック図。
【図9】従来装置の別の例を示す部分ブロック図。
【図10】従来装置のさらに別の例を示す部分ブロック
図。
【符号の説明】
1 プローブヘッド 2 探触子 3 バッファアンプ 4 送受信回路 5 ケーブル SWH ,SWB ,SWD ,SWE スイッチ Rd バイアス抵抗 V4 正バイアス電圧

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波信号と電圧信号とを双方向に変換可
    能な圧電振動子と、この圧電振動子にケーブルを介して
    接続された送受信回路と、上記ケーブル及び圧電振動子
    の間に介挿されたバッファアンプとを備え、上記圧電振
    動子及びバッファアンプをプローブヘッドに収納した構
    造の超音波診断装置において、上記バッファアンプが受
    信に関与しないときに、そのバッファアンプに与えるバ
    イアスを停止可能なバイアス停止手段を備えたことを特
    徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】前記バイアス停止手段は、前記バッファア
    ンプの出力ラインに電流を流す手段である請求項1記載
    の超音波診断制御装置。
  3. 【請求項3】前記バイアス停止手段は、前記バッファア
    ンプの出力ラインの電圧を変える手段である請求項1記
    載の超音波診断制御装置。
  4. 【請求項4】前記バイアス停止手段は、前記バッファア
    ンプの出力ラインに直列に挿入されたスイッチである請
    求項1記載の超音波診断制御装置。
  5. 【請求項5】前記バイアス停止手段は、前記バッファア
    ンプに供給されているバイアス電圧を直接制御する手段
    である請求項1記載の超音波診断制御装置。
JP08877193A 1993-04-15 1993-04-15 超音波診断装置 Expired - Lifetime JP3288118B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08877193A JP3288118B2 (ja) 1993-04-15 1993-04-15 超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08877193A JP3288118B2 (ja) 1993-04-15 1993-04-15 超音波診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06296610A true JPH06296610A (ja) 1994-10-25
JP3288118B2 JP3288118B2 (ja) 2002-06-04

Family

ID=13952125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08877193A Expired - Lifetime JP3288118B2 (ja) 1993-04-15 1993-04-15 超音波診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3288118B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11169366A (ja) * 1997-12-15 1999-06-29 Toshiba Corp 超音波診断装置
JP2008018087A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Toshiba Corp 超音波診断装置及び超音波プローブを用いた超音波診断装置並びに超音波診断システム
US7737684B2 (en) 1995-05-11 2010-06-15 Mts Systems Corporation Isolated magnetostrictive buffered liquid level sensor
WO2011043316A1 (ja) * 2009-10-09 2011-04-14 コニカミノルタエムジー株式会社 超音波診断装置
JP2011161167A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Toshiba Corp 超音波プローブ
WO2012032848A1 (ja) 2010-09-10 2012-03-15 富士フイルム株式会社 超音波診断装置および方法
JP2012217618A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Fujifilm Corp 超音波診断装置
WO2017056463A1 (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 富士フイルム株式会社 光音響計測装置及び方法
WO2017170865A1 (ja) * 2016-04-01 2017-10-05 セイコーエプソン株式会社 超音波診断装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7737684B2 (en) 1995-05-11 2010-06-15 Mts Systems Corporation Isolated magnetostrictive buffered liquid level sensor
US8044657B2 (en) 1995-05-11 2011-10-25 Mts Systems Corporation Isolated magnetostrictive buffered liquid level sensor
JPH11169366A (ja) * 1997-12-15 1999-06-29 Toshiba Corp 超音波診断装置
JP2008018087A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Toshiba Corp 超音波診断装置及び超音波プローブを用いた超音波診断装置並びに超音波診断システム
WO2011043316A1 (ja) * 2009-10-09 2011-04-14 コニカミノルタエムジー株式会社 超音波診断装置
JP2011161167A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Toshiba Corp 超音波プローブ
WO2012032848A1 (ja) 2010-09-10 2012-03-15 富士フイルム株式会社 超音波診断装置および方法
JP2012217618A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Fujifilm Corp 超音波診断装置
WO2017056463A1 (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 富士フイルム株式会社 光音響計測装置及び方法
JPWO2017056463A1 (ja) * 2015-09-29 2018-07-19 富士フイルム株式会社 光音響計測装置及び方法
US11071461B2 (en) 2015-09-29 2021-07-27 Fujifilm Corporation Photoacoustic measurement device and method
WO2017170865A1 (ja) * 2016-04-01 2017-10-05 セイコーエプソン株式会社 超音波診断装置
JP2017184843A (ja) * 2016-04-01 2017-10-12 セイコーエプソン株式会社 超音波診断装置
US11134923B2 (en) 2016-04-01 2021-10-05 Seiko Epson Corporation Ultrasonic diagnostic apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP3288118B2 (ja) 2002-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4810092B2 (ja) 超音波イメージング・システム用の集積化低電圧送受信切換えスイッチ
JP5238438B2 (ja) 超音波診断装置
JPH06296610A (ja) 超音波診断装置
KR20030017520A (ko) 동적이고 쌍방향인 고전압 아날로그 스위치를 제어하는회로 및 방법과 그와 같은 회로가 설치된 초음파 검사 장치
JPH0696009B2 (ja) 超音波診断装置
US20050096545A1 (en) Methods and apparatus for transducer probe
US4671115A (en) Electronic scanning apparatus for ultrasonic imaging
JP2001245881A (ja) 超音波診断装置用送信回路
WO2014203778A1 (ja) 超音波診断装置及び超音波プローブ
JP2765711B2 (ja) 高電圧パルス電力ドライバ
JP5718152B2 (ja) 超音波探触子、超音波診断装置
JP3970383B2 (ja) スイッチ回路及びそれを用いた超音波診断装置
JPS6255870B2 (ja)
JPH11342127A (ja) 超音波診断装置用送信回路
JP2002065672A (ja) 超音波診断装置
JP2006122449A (ja) 超音波診断装置
JPS6329543B2 (ja)
JP4209805B2 (ja) 超音波診断装置
JPH02185238A (ja) 超音波診断装置
JPS6227891Y2 (ja)
JP2714077B2 (ja) 超音波診断装置
JP3468438B2 (ja) スイッチ回路及びそれを用いた超音波診断装置
JP3502593B2 (ja) 超音波診断装置の受信遅延加算回路
JPH0975342A (ja) スイッチ回路及びそれを用いた超音波診断装置
JP2999880B2 (ja) 超音波探触子切換回路

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080315

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090315

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100315

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100315

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110315

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120315

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130315

Year of fee payment: 11