JPH06295951A - Lsiチップの座標ズレ修正方法 - Google Patents

Lsiチップの座標ズレ修正方法

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JPH06295951A
JPH06295951A JP10623293A JP10623293A JPH06295951A JP H06295951 A JPH06295951 A JP H06295951A JP 10623293 A JP10623293 A JP 10623293A JP 10623293 A JP10623293 A JP 10623293A JP H06295951 A JPH06295951 A JP H06295951A
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lsi
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Jun Tanno
潤 丹野
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Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LSI検査装置において、基準チップTの誤
認により生じた各LSIチップの座標ズレを、正しい座
標値に修正する。 【構成】 移動プログラムにより、検査プローブが検査
始点に対応した位置に停止した時点における、移動プロ
グラムが示す正しい座標値と、移動機構が示す実際の座
標値とを比較し、両座標値が相違したとき、出力部に位
置決めエラーを表示する確認プログラムをマイクロプロ
セッサに設け、この表示を測定者が見て、基準チップT
を再確認し、これに検査プローブを設定替えする。 【効果】 各LSIチップの測定データに対して正しい
座標値が付加され、良品と不良品の取り違えなどの品質
管理上の混乱が排除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、LSI検査装置にお
いて、各LSIチップの座標ズレを修正する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ウエハに形成された各LSIチップは、
形成された段階で検査装置により性能が検査される。図
2において、ウエハ1にはオリエンティション・フラッ
ト(OF)をY軸とするXY座標が設定され、多数のL
SIチップがXY方向に、マトリックス状に形成されて
いる。検査のために各LSIチップにはXY座標値が与
えられ、また、2箇所のLSIチップが位置決めに対す
る基準チップTと、検査始点に対するスタートチップR
に指定される。図の場合は、各LSIチップのX座標は
(1) 〜(9) 、Y座標は(1) 〜(10)の範囲であり、基準チ
ップTはOFの下端に接近した位置に、スタートチップ
Rはそのほぼ対称的な位置にそれぞれ指定されており、
基準座標値は(9,3) であり、始点座標値は(4,10)であ
る。なお、ウエハ1のサイズと、LSIチップの寸法に
は各種があり、例えば、5インチウエハの場合、LSI
チップの寸法を3mm角とすると、その総数は1000
個を越える。また、サイズと寸法の組み合わせ種類はか
なり多数である。
【0003】図3は、LSI検査装置10の概略の構成
を示す。検査装置10は、ウエハ移動部2と移動制御部
3および測定部4よりなる。ウエハ移動部2は、被検査
のウエハ1を載置する載置テーブル21と、これをXまた
はY方向に移動するXY移動機構22を有し、移動制御部
3は、マイクロプロセッサ(MPU)31と、メモリ32、
操作盤33、および制御回路34よりなり、図示のように接
続される。メモリ32にはXY移動機構22に対する移動制
御プログラムが格納され、また各LSIチップのXY座
標値などが記憶されている。測定部4は、プローブピン
411 を有する検査プローブ41と、データ処理部42、およ
び出力部43とにより構成される。
【0004】図2と図3により、各LSIチップの検査
手順を説明する。まず基準チップTを目視により確認し
ながら、操作盤33の移動ボタンを操作してステップ移動
信号をMPU31に入力し、制御回路34によりXY移動機
構22が動作してウエハ1を移動し、基準チップTを検査
プローブ41に対応する位置に位置決めして停止する。設
定ボタンを操作すると基準座標値がMPU31に設定され
る。ついで検査開始ボタンを操作すると、検査開始信号
がMPU31に入力し、メモリ32より移動プログラムを読
出してXY移動機構22を動作させ、ウエハ1を基準チッ
プTから所定の座標順序でXまたはY方向にステップ移
動し、検査始点が検査プローブ41に対応した位置となる
と停止する。ここでスタートチップRにプローブピン41
1 を接触させて回路が測定され、測定信号はデータ処理
部42に入力して処理され、測定データにスタートチップ
Rの座標値(4,10)を付加して出力部43に出力される。つ
いで、ウエハ1は所定の順序でステップ移動して各LS
Iチップの測定が逐次に行われ、それぞれの測定データ
にその座標値が付加されて出力される。検査済みのLS
Iチップは、測定データと付加された座標値により良品
と不良品が区別され、不良品は救済装置により手直しさ
れて良品とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記においては、最初
に行われる目視確認において、基準チップTとして隣り
や付近のチップが誤認されることがあり、特にLSIチ
ップが微小な場合にこの誤認が発生し易い。例えば、図
2にSで示すチップが基準チップTと誤認されると、チ
ップTとSの座標差(1,1) が、すべてのLSIチップの
処理データの座標値に付加される。これを詳しく説明す
ると、設定ボタンの操作により、誤認の有無に無関係に
基準チップTに対して検査プローブ41が正しく位置決め
されたものとし、これを基準として移動プログラムが所
定の順序でウエハ1をステップ移動する。しかし、検査
プローブ41には座標値の検出能力がないため、各チップ
は座標値が不明のまま測定される。このように測定され
た各チップの測定データに対して、誤認により座標ズレ
した座標値が付加されるので、データの取り違いが生
じ、良品が不良品とされて無用な救済処理がなされ、反
対に不良品が見逃されるなどの混乱が生じて、検査の信
頼性が低下している。この発明は上記に鑑みてなされた
もので、基準チップTの誤認により生じた各LSIチッ
プの座標スレを、正しい座標値に修正する方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、LSIチッ
プの座標ズレの修正方法であって、前記のLSI検査装
置において、移動プログラムにより、検査プローブが検
査始点に対応した位置に停止した時点における、移動プ
ログラムが示す正しい座標値と、移動機構が示すウエハ
の移動距離に対応する座標値とを比較する。両座標値が
相違して座標ズレがあるとき、位置決めエラーを出力部
に表示する確認プログラムをマイクロプロセッサに設
け、表示された位置決めエラーにより基準チップを再確
認し、再確認された基準チップの位置に検査プローブを
設定替えして、基準チップの誤認により生じた各LSI
チップの座標ズレを修正するものである。
【0007】
【作用】上記の座標ズレ修正方法においては、確認プロ
グラムにより、検査プローブが検査始点に停止した時点
における、移動プログラムが示す正しい座標値と、移動
きこが示すウエハの移動距離に対応する座標値とが比較
され、両座標値が相違したときは、位置決めエラーが出
力部に表示されるので、これを見取って、基準チップを
再確認し、この位置に検査プローブを設定替えすると、
各LSIチップの座標ズレが修正され、正しい座標値が
測定データに付加されるものである。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例における、座標ズ
レの修正手順を説明するフローチャートを示し、ステッ
プ〜は従来と同様で、一点鎖線内のステップおよ
びが確認プログラムKに相当し、は手作業に対する
ステップである。なお、この場合のLSI検査装置は図
3とほぼ同一構成とするが、ただしMPU31には上記の
確認プログラムKを設け、さらに、逐次にウエハをステ
ップ移動する移動機構の移動距離をカウントして、実際
の座標値を算出する機能を有するものとする。
【0009】以下、図1と図3により座標ズレの修正方
法を説明する。従来と同様に、基準チップTを目視によ
り確認し、ウエハ1を移動して基準チップTを検査プ
ローブ41に対応する位置に位置決めして設定する。つ
いで、検査開始ボタンを操作して移動プログラムを起動
すると、ウエハ1が移動してその検査始点が検査プロー
ブ41に対応する位置に停止する。ここで確認プログラ
ムKを起動して、検査始点に対する移動プログラムが示
す正しい座標値と、移動機構による実際の座標値とが比
較され、両者が一致しない(NO)のときは、出力部
43に位置決めエラーが表示される。測定者はこの表示
を見て座標ズレがあることを知り、基準チップTを再確
認する。ステップはに戻って上記と同様に、基準チ
ップTに対する検査プローブ41の位置決め設定(再設
定)がなされ、以下を経ての一致判定がなされる。
ここで両座標値が一致(YES)すれば、座標ズレが修
正された筈であるから、ステップに移行して各LSI
チップに対する測定が順序に行われる。以上の座標ズレ
の修正により、各LSIチップの測定データに対して、
正しい座標値がそれぞれ付加され、品質管理上の混乱が
排除される。
【0010】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明による座
標ズレ修正方法においては、マイクロプロセッサに設け
た確認プログラムにより、検査始点の正しい座標値と、
移動機構が示す実際の座標値とが比較され、両座標値が
相違したとき出力部に表示される位置決めエラーを見取
って基準チップを再確認し、これに検査プローブを設定
替えして各LSIチップの座標ズレを修正し、測定デー
タに正しい座標を付加するもので、従来発生したLSI
チップの良品と不良品の取り違えなどの品質管理上の混
乱が排除され、LSI検査の信頼性の向上に寄与するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例における、座標ズレの修
正手順に対するフローチャートを示す。
【図2】 ウエハに形成されたLSIチップと、そのX
Y座標の説明図である。
【図3】 LSI検査装置の概略の構成図である。
【符号の説明】
1…ウエハ、2…ウエハ移動部、21…載置テーブル、22
…XY移動機構、3…移動制御部、31…MPU、32…メ
モリ、33…操作盤、34…制御回路、4…測定部、41…検
査プローブ、411 …プローブピン、42…データ処理部、
43…出力部、10…LSI検査装置、〜…フローチ
ャートのステップ番号。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハの適当な2箇所のLSIチップ
    を、それぞれ基準チップと、スタートチップに指定し、
    該基準チップを目視により確認し、検査プローブを該基
    準チップの位置に位置決めして設定し、マイクロプロセ
    ッサの移動プログラムにより移動機構を動作して前記ウ
    エハを所定の座標順序で移動し、前記スタートチップを
    検査始点として前記検査プローブにより、各LSIチッ
    プを逐次に検査するLSI検査装置において、前記移動
    プログラムにより、前記検査プローブが前記検査始点に
    対応した位置に停止した時点における、該移動プログラ
    ムが示す正しい座標値と、前記移動機構が示す前記ウエ
    ハの移動距離に対応する座標値とを比較し、該両座標値
    が相違して座標ズレがあるとき、位置決めエラーを出力
    部に表示する確認プログラムを前記マイクロプロセッサ
    に設け、該表示された位置決めエラーにより前記基準チ
    ップを再確認し、該再確認された基準チップの位置に前
    記検査プローブを設定替えして、前記基準チップの誤認
    により生じた各LSIチップの座標ズレを修正すること
    を特徴とする、LSIチップの座標ズレ修正方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007317508A (ja) * 2006-05-26 2007-12-06 Hitachi High-Technologies Corp 座標補正方法および観察装置
CN113662662A (zh) * 2021-07-30 2021-11-19 北京天智航医疗科技股份有限公司 数据精度检测方法、装置、存储介质及电子设备

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