JPH06295835A - カレントトランス - Google Patents
カレントトランスInfo
- Publication number
- JPH06295835A JPH06295835A JP5080482A JP8048293A JPH06295835A JP H06295835 A JPH06295835 A JP H06295835A JP 5080482 A JP5080482 A JP 5080482A JP 8048293 A JP8048293 A JP 8048293A JP H06295835 A JPH06295835 A JP H06295835A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- electric wire
- magnetic core
- input electric
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種電気機器に使用される貫通型カレントト
ランスにおいて、入力電線の磁芯に対する位置と角度を
安定させ、入力電流に対する出力電圧のバラツキを小さ
くし、入力電流の高精度検出を可能とすることを目的と
する。 【構成】 出力巻線２５を施した出力コイル２９と、中
央に磁芯２４を貫通させるとともに磁芯２４で構成され
る閉磁路の内周面の位置に、磁芯２４と直交し入力電線
３０が貫通する入力電線貫通用穴３２を有したガイド部
３１に磁芯２４を挿入し、入力電線貫通用穴３２に入力
電線３０を貫通させて構成し、入力電線３０の磁芯２４
に対する位置及び角度を規制することができ、入力電線
３０の位置ズレが無くなり、入力電流に対する出力電圧
のバラツキを圧縮することができ、より高精度な電流検
出を可能とすることができる。
ランスにおいて、入力電線の磁芯に対する位置と角度を
安定させ、入力電流に対する出力電圧のバラツキを小さ
くし、入力電流の高精度検出を可能とすることを目的と
する。 【構成】 出力巻線２５を施した出力コイル２９と、中
央に磁芯２４を貫通させるとともに磁芯２４で構成され
る閉磁路の内周面の位置に、磁芯２４と直交し入力電線
３０が貫通する入力電線貫通用穴３２を有したガイド部
３１に磁芯２４を挿入し、入力電線貫通用穴３２に入力
電線３０を貫通させて構成し、入力電線３０の磁芯２４
に対する位置及び角度を規制することができ、入力電線
３０の位置ズレが無くなり、入力電流に対する出力電圧
のバラツキを圧縮することができ、より高精度な電流検
出を可能とすることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は各種の電化調理機器、空
調機器、産業機器等に使用される電流を電圧に置き換え
て検出する電流検出用貫通型のカレントトランスに関す
るものである。
調機器、産業機器等に使用される電流を電圧に置き換え
て検出する電流検出用貫通型のカレントトランスに関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】以下に、従来のカレントトランスについ
て図面を用いて説明する。
て図面を用いて説明する。
【０００３】図３は従来の貫通型カレントトランスの斜
視図である。従来の電気機器の入力電流を検出する貫通
型カレントトランスは、図に示すように、中央に磁芯４
を貫通させるとともに、外周に出力巻線５を巻回する巻
胴１の両端に鍔２を有し、この鍔２の下端部にそれぞれ
ピン端子６を植設した膨大部３を設けたコイルボビン７
に出力巻線５を施し、出力巻線５のコイルリード線８を
ピン端子６に配線し半田接続した後、ＵＵ型またはＵＩ
型の磁芯４を組み込んで出力コイル９を構成し、さらに
磁芯４で構成された閉磁路の内周の空隙に電気機器の入
力及びカレントトランスの入力を兼ねた入力電線１０を
磁芯４と直交するように貫通させて貫通型のカレントト
ランスを構成していた。
視図である。従来の電気機器の入力電流を検出する貫通
型カレントトランスは、図に示すように、中央に磁芯４
を貫通させるとともに、外周に出力巻線５を巻回する巻
胴１の両端に鍔２を有し、この鍔２の下端部にそれぞれ
ピン端子６を植設した膨大部３を設けたコイルボビン７
に出力巻線５を施し、出力巻線５のコイルリード線８を
ピン端子６に配線し半田接続した後、ＵＵ型またはＵＩ
型の磁芯４を組み込んで出力コイル９を構成し、さらに
磁芯４で構成された閉磁路の内周の空隙に電気機器の入
力及びカレントトランスの入力を兼ねた入力電線１０を
磁芯４と直交するように貫通させて貫通型のカレントト
ランスを構成していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の構造
では、磁芯４で構成された閉磁路の空隙に、入力電線１
０を貫通させる構造となっており、カレントトランスの
励磁を行う機器の入力電線１０が電線の径より極めて大
きい磁芯４の内周を貫通していたため、磁芯４に対して
入力電線１０の位置、また磁芯４に対する角度が常に不
安定であり、カレントトランスの自体のバラツキに加え
て入力電線１０の位置によるバラツキが大きく、入力電
流に対する出力電圧のバラツキが大きいものとなってい
た。
では、磁芯４で構成された閉磁路の空隙に、入力電線１
０を貫通させる構造となっており、カレントトランスの
励磁を行う機器の入力電線１０が電線の径より極めて大
きい磁芯４の内周を貫通していたため、磁芯４に対して
入力電線１０の位置、また磁芯４に対する角度が常に不
安定であり、カレントトランスの自体のバラツキに加え
て入力電線１０の位置によるバラツキが大きく、入力電
流に対する出力電圧のバラツキが大きいものとなってい
た。
【０００５】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、入力電線の磁芯に対する位置と角度を安定さ
せ、入力電流に対する出力電圧のバラツキを小さくし、
入力電流の高精度検出を可能とするカレントトランスを
提供することを目的とする。
であり、入力電線の磁芯に対する位置と角度を安定さ
せ、入力電流に対する出力電圧のバラツキを小さくし、
入力電流の高精度検出を可能とするカレントトランスを
提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、中央に磁芯を貫通させるとともに、両端に
ピン端子を設けた鍔を有した巻胴の外周に、出力巻線を
施したコイルと、中央に磁芯を貫通させるとともに、磁
芯で構成される閉磁路の内周面の位置に、磁芯と直交し
入力電線が貫通する入力電線貫通用穴を有したガイド部
に、ＵＵ型またはＵＩ型の磁芯を挿入し、入力電線貫通
用穴に入力電線を貫通させてカレントトランスを構成し
たものである。
に本発明は、中央に磁芯を貫通させるとともに、両端に
ピン端子を設けた鍔を有した巻胴の外周に、出力巻線を
施したコイルと、中央に磁芯を貫通させるとともに、磁
芯で構成される閉磁路の内周面の位置に、磁芯と直交し
入力電線が貫通する入力電線貫通用穴を有したガイド部
に、ＵＵ型またはＵＩ型の磁芯を挿入し、入力電線貫通
用穴に入力電線を貫通させてカレントトランスを構成し
たものである。
【０００７】
【作用】この構成によって、ガイド部に設けた入力電線
貫通用穴に入力電線を貫通させることで入力電線と磁芯
との位置及び角度を固定することができる。
貫通用穴に入力電線を貫通させることで入力電線と磁芯
との位置及び角度を固定することができる。
【０００８】
（実施例１）以下、本発明の第一の実施例を図面を用い
て説明する。
て説明する。
【０００９】図１は本発明のカレントトランスの一実施
例を示す斜視図である。図に示すように、中央に磁芯２
４を貫通させるとともに、外周に巻線を巻回する巻胴２
１の両端に鍔２２を有し、この鍔２２の下端部にそれぞ
れピン端子２６を植設した膨大部２３を設けたコイルボ
ビン２７に、出力巻線２５を施し、出力巻線２５のコイ
ルリード線２８をピン端子２６に配線し半田接続して出
力コイル２９を構成する。
例を示す斜視図である。図に示すように、中央に磁芯２
４を貫通させるとともに、外周に巻線を巻回する巻胴２
１の両端に鍔２２を有し、この鍔２２の下端部にそれぞ
れピン端子２６を植設した膨大部２３を設けたコイルボ
ビン２７に、出力巻線２５を施し、出力巻線２５のコイ
ルリード線２８をピン端子２６に配線し半田接続して出
力コイル２９を構成する。
【００１０】次に、中央に磁芯２４を貫通させるととも
に、外周の一面に電気機器の入力及びカレントトランス
の入力を兼ねた入力電線３０を、磁芯２４と直交する方
向に貫通させる入力電線貫通用穴３２を有した凸部３３
を設け、ガイド部３１を構成する。
に、外周の一面に電気機器の入力及びカレントトランス
の入力を兼ねた入力電線３０を、磁芯２４と直交する方
向に貫通させる入力電線貫通用穴３２を有した凸部３３
を設け、ガイド部３１を構成する。
【００１１】上記出力コイル２９とガイド部３１にＵＵ
型またはＵＩ型の磁芯２４を挿入する。この時、出力コ
イル２９とガイド部３１は磁芯２４で構成される閉磁路
の相対する辺に位置し、また、ガイド部３１に設けた入
力電線貫通用穴３２は閉磁路の内周側に位置する。
型またはＵＩ型の磁芯２４を挿入する。この時、出力コ
イル２９とガイド部３１は磁芯２４で構成される閉磁路
の相対する辺に位置し、また、ガイド部３１に設けた入
力電線貫通用穴３２は閉磁路の内周側に位置する。
【００１２】さらに、ガイド部３１に設けた入力電線貫
通用穴３２に電気機器の入力とトランスの入力を兼ねた
入力電線３０を貫通させ貫通型カレントトランスを構成
する。
通用穴３２に電気機器の入力とトランスの入力を兼ねた
入力電線３０を貫通させ貫通型カレントトランスを構成
する。
【００１３】（実施例２）図２は本発明のカレントトラ
ンスの他の実施例の斜視図であり、ガイド部３１の入力
電線貫通用穴３２と、磁芯２４で構成された閉磁路の内
面と相対する外面に凸部３４及び入力電線貫通用穴３５
をそれぞれに設け、入力電線３０をそれぞれの入力電線
貫通穴３２と入力電線貫通用穴３５を貫通させたもので
ある。すなわち入力電線３０による略１ターンの巻線を
施した構成としたものであり、入力電線３０と磁芯２４
との磁気的結合を向上させたものである。
ンスの他の実施例の斜視図であり、ガイド部３１の入力
電線貫通用穴３２と、磁芯２４で構成された閉磁路の内
面と相対する外面に凸部３４及び入力電線貫通用穴３５
をそれぞれに設け、入力電線３０をそれぞれの入力電線
貫通穴３２と入力電線貫通用穴３５を貫通させたもので
ある。すなわち入力電線３０による略１ターンの巻線を
施した構成としたものであり、入力電線３０と磁芯２４
との磁気的結合を向上させたものである。
【００１４】
【発明の効果】以上のように本発明は、ガイド部に設け
た入力電線貫通用穴を設けたことによって、入力電線を
入力電線貫通用穴に貫通させるだけで、入力電線の磁芯
に対する位置及び角度を規制することができ、カレント
トランスの組立時のバラツキや、電気機器の動作時の振
動による入力電線の位置ズレが無くなり、入力電流に対
する出力電圧のバラツキを圧縮することができ、より高
精度な電流検出を可能とすることができる。
た入力電線貫通用穴を設けたことによって、入力電線を
入力電線貫通用穴に貫通させるだけで、入力電線の磁芯
に対する位置及び角度を規制することができ、カレント
トランスの組立時のバラツキや、電気機器の動作時の振
動による入力電線の位置ズレが無くなり、入力電流に対
する出力電圧のバラツキを圧縮することができ、より高
精度な電流検出を可能とすることができる。
【図１】本発明のカレントトランスの一実施例を示す斜
視図
視図
【図２】本発明の他の実施例を示す斜視図
【図３】従来のカレントトランスを示す斜視図
【符号の説明】 ２１ 巻胴 ２２ 鍔 ２３ 膨大部 ２４ 磁芯 ２５ 出力巻線 ２６ ピン端子 ２７ コイルボビン ２８ コイルリード線 ２９ 出力コイル ３０ 入力電線 ３１ ガイド部 ３２ 入力電線貫通用穴 ３３，３４ 凸部 ３５ 入力電線貫通用穴
Claims (2)
- 【請求項１】 中央に磁芯を貫通させるとともに両端に
ピン端子を設けた鍔を有した巻胴の外周に出力巻線を施
した出力コイルと、磁芯で構成される閉磁路の内周面の
位置に磁芯と直交し入力電線が貫通する入力電線貫通用
穴を有したガイド部にＵＵ型またはＵＩ型の磁芯を挿入
し、入力電線貫通用穴に入力電線を貫通させてなるカレ
ントトランス。 - 【請求項２】 入力電線貫通用穴を磁芯で構成される閉
磁路の内周面及び外周面に設け、入力電線をそれぞれの
入力電線貫通穴を貫通させた請求項１記載のカレントト
ランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5080482A JPH06295835A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | カレントトランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5080482A JPH06295835A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | カレントトランス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06295835A true JPH06295835A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=13719504
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5080482A Pending JPH06295835A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | カレントトランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06295835A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030043664A (ko) * | 2002-11-18 | 2003-06-02 | 안금순 | 다용도 전류 검출용 트랜스포머 |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP5080482A patent/JPH06295835A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030043664A (ko) * | 2002-11-18 | 2003-06-02 | 안금순 | 다용도 전류 검출용 트랜스포머 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| TWI395238B (zh) | Magnetic parts | |
| JPH06295835A (ja) | カレントトランス | |
| JPH11273973A (ja) | インダクタンス素子 | |
| JPH08744Y2 (ja) | カレントトランス | |
| JP2001250728A (ja) | トランス | |
| JPH08124762A (ja) | コイルボビン | |
| JP2604459Y2 (ja) | 地磁気センサ | |
| US2955238A (en) | Electromagnetic coil | |
| JPH0326464Y2 (ja) | ||
| JP3647133B2 (ja) | インダクタンス素子 | |
| JPH11219822A (ja) | トロイダルコイル | |
| KR19990075447A (ko) | 전류 관통형 전자식 모터보호 계전기의 조립구조 | |
| JPH04181164A (ja) | 回転検出装置 | |
| JPS5919406Y2 (ja) | 電磁装置 | |
| JPH03156708A (ja) | 磁気ヘッド | |
| JPH10256056A (ja) | 高周波用チョークコイル | |
| JPS59745Y2 (ja) | トランス | |
| JPH06333752A (ja) | コイルの巻回方法および誘導電磁器 | |
| JPH07320953A (ja) | コイル・トランス用ボビン | |
| JPH03241717A (ja) | トランス | |
| JPH0338813Y2 (ja) | ||
| JPH0745023Y2 (ja) | クランプセンサ | |
| RU2089955C1 (ru) | Обмотка индукционного устройства и способ ее изготовления | |
| JPH043459Y2 (ja) | ||
| JPS5940741Y2 (ja) | トランス |