JPH0629546Y2 - 線ばねの取付構造 - Google Patents

線ばねの取付構造

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JPH0629546Y2
JPH0629546Y2 JP1789791U JP1789791U JPH0629546Y2 JP H0629546 Y2 JPH0629546 Y2 JP H0629546Y2 JP 1789791 U JP1789791 U JP 1789791U JP 1789791 U JP1789791 U JP 1789791U JP H0629546 Y2 JPH0629546 Y2 JP H0629546Y2
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JP
Japan
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wire spring
mounting
elongated hole
elastic
mirror
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JP1789791U
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JPH04113341U (ja
Inventor
憲生 吉田
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば車両用ミラー装
置のミラーのびびりを防ぐために使用される線ばねの取
付構造に係り、特に線ばねを簡単にかつ確実に取り付け
ることができる線ばねの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両用ミラー装置のミラーのび
びりを防ぐために使用される線ばね1は、図11に示す
ように、一般に、丸鋼の線状のばね部材の中央に直線状
の弾性接触部10を設け、その弾性接触部10の両端部
を直角に折り曲げると共にそれぞれ同一方向にかつ平行
に延設して弾性付与部11を形成し、その弾性付与部1
1の先端を直角に折り曲げると共にそれぞれ同一方向に
かつ平行に延設して取付部12を形成してなる。
【0003】一方、上述の線ばねを使用する車両用ミラ
ー装置は、一般に、ミラーハウジングと、そのミラーハ
ウジング内に設置したパワーユニットと、そのパワーユ
ニットに回動可能に取り付けたミラーとを備える。前記
パワーユニット若しくは前記ミラーの何れか一方に、前
記線ばね1の取付部12を取り付け、その線ばね1の弾
性接触部10を、前記パワーユニット若しくは前記ミラ
ーの何れか他方に弾性接触させる。この結果、線ばね1
の弾性作用により、ミラーのびびりが防止される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】かくして、上述の線ば
ね1の取付部12を、例えば車両用ミラー装置のパワー
ユニット若しくはミラーの何れか一方の取付体に、簡単
にかつ確実に取り付けることが重要である。
【0005】本考案の目的は、線ばねを簡単にかつ確実
に取り付けることができる取付構造を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、線ばねの取付
部がその取付部の延設方向に挿入される長穴を、前記取
付部の挿入方向および線ばねの弾性付与部の延設方向に
対して直交する方向に長く設け、その長穴に対向して抜
け止部を、前記取付部の前記長穴からの抜けを防ぐよう
に設け、その抜け止部に切欠部を、前記取付部を前記長
穴に挿入し得るように設け、前記線ばねが当接して取り
付けられる当接部を設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案は、上記の構成により、線ばねの取付部
を撓ませてその両取付部の幅を狭め、そのままの状態
で、その取付部を切欠部から長穴に挿入し、それから取
付部の撓みを解放させる。すると、線ばねの弾性復帰力
により、その線ばねが当接部に当接して取付体に簡単に
取り付けられる。また、抜け止部により、取付部が長穴
から抜け出るのを防ぐことができるので、線ばねを取付
体に確実に取り付けることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の構造の一実施例を添付図面を
参照して説明する。この例は、車両用ミラー装置のミラ
ーのびびりを防ぐために使用された例について説明す
る。 図において、2は線ばね1を取り付ける取付体である。
この取付体2は、後述するパワーユニット3に設けられ
ているもので、断面四角形の棒形状をなし、かつ一側面
に板形状の幅広部20を、一側面が面一となるように一
体に設けてなる。なお、以下説明の便宜上、取付体2お
よび幅広部20の面一の一側面を下面と称する。 図において、4は前記取付体2の幅広部20の部分に2
個設けた長穴である。この長穴4は、線ばね1の取付部
12の延設方向、すなわち前記幅広部20の幅方向に設
け、かつ線ばね1の弾性付与部11の延設方向および取
付部12の延設方向(すなわち、その取付部12の長穴
4への挿入方向)に対して直交する方向に長く設けてな
る。この2個の長穴4の間、すなわち長手方向の幅狭の
2側面間の距離は、線ばね1の取付部12を撓ませた状
態で後述する切欠部6から長穴4に挿入し得る長さとす
る。また、この2個の長穴4の長手方向の幅広の2側面
間の距離は、線ばね1の弾性付与部11および取付部1
2の2外側面間の距離より若干小さくする。すなわち、
線ばね1の弾性付与部11および取付部12が後述する
取付体2の当接部7に弾性接触し得る距離とする。さら
に、この長穴4の下面と前記幅広部20の上面と面一と
する。 図において、5は前記幅広部20の上面に一体に設けた
抜け止部である。この抜け止部5は、前記長穴4と対向
して設けられていて、前記長穴4に挿入された取付部1
2がその長穴4から抜け出るのを防ぐものである。この
抜け止部5と前記取付体2との間の距離を、線ばね1の
外径より若干大きくする。 図において、6は前記抜け止部5に設けた切欠部であ
る。この切欠部6は、その2側面と前記2個の長穴4の
長手方向の幅狭の2側面との間の距離を、線ばね1の外
径より若干大きくして、線ばね1の取付部12を撓ませ
た状態で前記長穴4に挿入し得るように構成する。 図において、7は前記幅広部20の上面に前記取付体2
および前記抜け止部5と一体に設けた当接部である。こ
の当接部7は、その2側面の間を、線ばね1の弾性付与
部11および取付部12の2外側面間の距離より若干小
さくし、前記2個の長穴4の長手方向の幅広の2側面と
面一として、線ばね1の弾性付与部11および取付部1
2が弾性接触し得るように構成する。
【0009】この実施例における本考案の線ばねの取付
構造は、以上の如き構成からなり、以下線ばねの取り付
け方を説明する。 まず、線ばね1の2本の取付部12を撓ませて、その2
本の取付部12の幅を狭め(図1中の破線で示す。)、
そのままの状態で、この線ばね1の取付部12を、図1
中の一点鎖線に示すように、切欠部6から長穴4に、線
ばね1の弾性付与部11が取付体2に当るまで挿入す
る。それから、前記線ばね1の取り付け部12の撓みを
解放する。すると、線ばね1の弾性復帰力により、線ば
ね1の弾性付与部11および取付部12が取付体2の当
接部7および長穴4の長手方向の幅広の2側面にそれぞ
れ弾性接触して、線ばね1が取付体2に簡単に取り付け
られる。 しかも、線ばね1の弾性付与部11が取付体2と抜け止
部5とに当接するので、線ばね1の取付部12が長穴4
から抜け出るのを防ぐことができ、従って線ばね1を取
付体2に確実に取り付けることができる。
【0010】また、図7に示すように、幅広部20の下
面を金型の合わせ目(合割線)イとし、その上下方向
(矢印ロ方向)を型抜き方向とし、かつ水平方向(矢印
ハ方向)を長穴4を形成するための金型のスライド抜き
方向とすると、金型の構造も簡単である。 さらに、図8に示すように、幅広部20のうち長穴4に
対応する部分に穴21を設ければ、スライド金型が不要
となり金型構造がさらに簡単になる。
【0011】図9は本考案の線ばねの取付構造を使用し
た車両用ミラー装置の一部断面図である。 図において、3は車両用ミラー装置のパワーユニットで
ある。このパワーユニット3はミラーハウジング(図示
せず)内に設置されており、このパワーユニット3にミ
ラー30を、半球面状の軸受部31により、回動可能に
取り付ける。このパワーユニット3には駆動モータ(図
示せず)により進退する進退軸32が進退可能に取り付
けられている。一方、前記ミラー30の裏にはバックカ
バー33が取り付けられている。このミラー30のバッ
クカバー33に前記進退軸32の先端のピボット34に
より連結する。 かかる車両用ミラー装置において、駆動モータを駆動さ
せて進退軸32を進退させると、ミラー30が軸受部3
1の中心Oを中心として上下方向に、または左右方向に
回動する。 そして、上述のパワーユニット3には前述の取付部2を
介して前述の線ばね1が取り付けられており、一方上述
のバックカバー33には前記軸受部31の中心Oを中心
とした球面凸部の受部35が一体に設けられている。前
記線ばね1の弾性接触部10を前記受部35の凸球面
に、点接触の状態で弾性接触させる。すると、線ばね1
の弾性作用により、ミラー30のびびりを防ぐことがで
きる。 しかも、この線ばね1は、相手方の受部35に点接触の
状態で弾性接触する弾性接触部10が直線状をなすの
で、相手方の受部35への点弾性接触の範囲が広い。す
なわち、相手方の受部35の寸法誤差を吸収する範囲が
広い。この結果、受部35の上下左右の動きに対してそ
の受部35に確実に点接触の状態で弾性接触し、かつト
ルクが常に一定である。従って、ミラー30のびびりを
確実に防ぐことができる。
【0012】図10は上述の図9の車両用ミラー装置の
変形例を示した一部断面図である。この例のものは、ミ
ラー30のバックカバー33に本考案の線ばねの取付構
造としての取付体2を設け、一方パワーユニット3に凹
球面状の受部36を設け、その受部36に線ばね1の弾
性接触部10を点接触の状態で弾性接触させてなるもの
である。この例のものは、上述のものと同等の作用を果
すことができる。
【0013】なお、上述の実施例においては、車両用ミ
ラー装置のミラーのびびりを防ぐために、車両用ミラー
装置のパワーユニット3もしくはミラー30(バックカ
バー33)のうち何れか一方に線ばね1を取り付けたも
のであるが、本考案の線ばねの取付構造は、上述の車両
用ミラー装置以外のものにも使用することができる。
【0014】
【考案の効果】以上から明らかなように、本考案の線ば
ねの取付構造は、線ばねの取付部がその取付部の延設方
向に挿入される長穴を、前記取付部の挿入方向および線
ばねの弾性付与部の延設方向に対して直交する方向に長
く設け、その長穴に対向して抜け止部を、前記取付部の
前記長穴からの抜けを防ぐように設け、その抜け止部に
切欠部を、前記取付部を前記長穴に挿入し得るように設
け、前記線ばねが当接して取り付けられる当接部を設け
てなるものである。このために、前記線ばねの取付部を
撓ませて切欠部から長穴に挿入し、それから取付部の撓
みを解放させると、線ばねの弾性復帰力により、その線
ばねが当接部に当接して取付体に簡単に取り付けられ
る。また、抜け止部により、取付部が長穴から抜け出る
のを防ぐことができるので、線ばねを取付体に確実に取
り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の線ばねの取付構造の一実施例を示した
線ばねの取り付ける前の一部斜視図である。
【図2】同じく線ばねの取付後の一部斜視図である。
【図3】本考案の線ばねの取付構造を使用した車両用ミ
ラー装置の要部の一部斜視図である。
【図4】線ばねの取付後の平面図である。
【図5】線ばねの取付後の正面図である。
【図6】線ばねの取付後の背面図である。
【図7】図6におけるVII−VII線断面図である。
【図8】取付体の変形例を示した断面図である。
【図9】本考案の線ばねの取付構造を使用した車両用ミ
ラー装置の一部断面図である。
【図10】本考案の線ばねの取付構造を使用した車両用
ミラー装置の変形例を示した一部断面図である。
【図11】線ばねの斜視図である。
【符号の説明】
1 線ばね 10 弾性接触部 11 弾性付与部 12 取付部 2 取付体 3 パワーユニット 30 ミラー 35 受部 36 受部 4 長穴 5 抜け止部 6 切欠部 7 当接部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状のばね部材の中央に設けた弾性接触
    部と、その弾性接触部の両端部をそれぞれほぼ同一方向
    に延設して形成した弾性付与部と、その弾性付与部の先
    端をそれぞれほぼ同一方向に延設して形成した取付部と
    からなる線ばねの取付構造であって、前記取付部がその
    取付部の延設方向に挿入される穴であって、取付部の挿
    入方向および前記弾性付与部の延設方向に対してほぼ直
    交する方向に長い長穴と、その長穴に対向して設けた、
    前記取付部の前記長穴からの抜けを防ぐ抜け止部と、そ
    の抜け止部に設けた、前記取付部を前記長穴に挿入する
    ための切欠部と、前記線ばねが当接して取り付けられる
    当接部とを備えたことを特徴とする線ばねの取付構造。
JP1789791U 1991-03-25 1991-03-25 線ばねの取付構造 Expired - Lifetime JPH0629546Y2 (ja)

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JPH04113341U JPH04113341U (ja) 1992-10-02
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