JPH0629492A - 半導体装置のレイアウト方法 - Google Patents

半導体装置のレイアウト方法

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JPH0629492A
JPH0629492A JP4205914A JP20591492A JPH0629492A JP H0629492 A JPH0629492 A JP H0629492A JP 4205914 A JP4205914 A JP 4205914A JP 20591492 A JP20591492 A JP 20591492A JP H0629492 A JPH0629492 A JP H0629492A
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static ram
gate
semiconductor device
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Bungo Nameki
文吾 行木
Kazutaka Mori
和孝 森
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタティック型RAM等の製造プロセスを複
雑化することなく、メモリアレイにおけるメモリセル及
びビット線等のレイアウトピッチを縮小し、スタティッ
ク型RAM等のチップ面積を削減する。 【構成】 スタティック型RAM等のメモリセルMCp
qを構成する負荷MOSFETQ1のドレイン領域D1
となるP型拡散層PD1ならびにそのゲートとなるゲー
ト層FG2のように、例えば絶縁膜IS2をはさんで形
成される複数層の電導層を、実質的に第1層のアルミニ
ウム配線層AL12等からなる比較的大きなコンタクト
を介して直接結合する。これにより、いわゆるドッグボ
ーン等の一対のコンタクトを形成するための合わせ余裕
を必要とすることなく、しかも絶縁膜IS2等に開口部
を設けるためのフォトマスク及びプロセスの追加を必要
とすることなく、複数層の電導層を直接結合することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置のレイア
ウト方法に関し、例えば、スタティック型RAM(ラン
ダムアクセスメモリ)等のメモリアレイにおけるメモリ
セルのレイアウトに利用して特に有効な技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一対のCMOS(相補型MOS)が交差
結合されてなるラッチ回路と、このラッチ回路の非反転
及び反転入出力ノードと対応する相補ビット線の非反転
又は反転信号線との間に設けられる一対の制御MOSF
ET(金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ。この
明細書では、MOSFETをして絶縁ゲート型電界効果
トランジスタの総称とする)とを含むいわゆる6MOS
FET型のメモリセルがある。また、このようなメモリ
セルが格子状に配置されてなるメモリアレイを基本構成
とするスタティック型RAMがある。
【0003】スタティック型RAMについては、例え
ば、特開昭61−134985公報等に記載されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記に記載されるよう
な従来のスタティック型RAM等において、例えばメモ
リセルを構成するMOSFETQ1のドレインとなるP
型拡散層PD1とMOSFETQ2等のゲートとなるゲ
ート層FG2との間の結合は、図5及び図6に例示され
るように、いわゆるドッグボーンと呼ばれる例えば第1
層のアルミニウム配線層AL1Cと対応する一対のコン
タクトとを介して行われる。そして、これらのコンタク
トは、製造工程におけるフォトマスクの合わせ余裕にみ
あって、所定の距離をおいて配置されることが必要とさ
れる。その結果、メモリセル及びビット線等のレイアウ
トピッチが大きくなり、スタティック型RAM等のチッ
プ面積が増大するという問題が生じる。これに対処する
ため、例えばP型拡散層PD1とゲート層FG2とを直
接結合する方法も考えられるが、この方法を採った場
合、ゲート層FG2の下層に形成される絶縁膜IS2等
を部分的に開口する必要が生じ、そのためのフォトマス
ク及びプロセスの追加が必要となる。
【0005】この発明の目的は、フォトマスク及びプロ
セスを追加することなく、複数層の電導層を直接結合し
うるレイアウト方法を提供することにある。この発明の
他の目的は、スタティック型RAM等のメモリアレイに
おけるメモリセル及びビット線等のレイアウトピッチを
縮小し、そのチップ面積を削減することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、スタティック型RAM等のメ
モリセルを構成するMOSFET等の拡散層及びゲート
層のように、絶縁膜をはさんで形成される複数層の電導
層を比較的大きな共通のコンタクトを介して直接結合す
る。
【0007】
【作用】上記手段によれば、いわゆるドッグボーン等の
一対のコンタクトを形成するための合わせ余裕を必要と
することなく、しかも絶縁膜に開口部を設けるためのフ
ォトマスク及びプロセスの追加を必要とすることなく、
複数層の電導層を直接結合することができる。これによ
り、ゲート層を積極的に配線手段として利用し、例えば
Nウェル領域に形成されるPチャンネルMOSFETと
Nウェル領域外に形成されるNチャンネルMOSFET
等との結合に供することができる。これらの結果、スタ
ティック型RAM等の製造プロセスを複雑化することな
く、メモリアレイにおけるメモリセル及びビット線等の
レイアウトピッチを縮小し、スタティック型RAM等の
チップ面積を削減することができる。
【0008】
【実施例】図1には、この発明が適用されたスタティッ
ク型RAMの一実施例のブロック図が示されている。ま
た、図2には、図1のスタティック型RAMに含まれる
メモリアレイMARYの部分的な回路図が示され、図3
及び図4には、図2のメモリアレイMARYに含まれる
メモリセルの一実施例の配置図ならびにA−B断面構造
図がそれぞれ示されている。これらの図をもとに、この
実施例のスタティック型RAMの構成及び動作ならびに
レイアウトの概要とその特徴について説明する。なお、
図2の回路素子ならびに図1の各ブロックを構成する回
路素子は、公知のCMOS集積回路の製造技術によっ
て、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に形成
される。図2において、そのチャンネル(バックゲー
ト)部に矢印が付されるMOSFETはPチャンネル型
であって、矢印の付されないNチャンネルMOSFET
と区別して示される。
【0009】図1において、この実施例のスタティック
型RAMは、半導体基板面の大半を占めて配置されるメ
モリアレイMARYをその基本構成とする。メモリアレ
イMARYは、図2に示されるように、同図の水平方向
に平行して配置されるm+1本のワード線W0〜Wm
と、垂直方向に平行して配置されるn+1組の相補ビッ
ト線B0*〜Bn*(ここで、例えば非反転ビット線B
0と反転ビット線B0Bをあわせて相補ビット線B0*
のように*を付して表す。以下同様)とを含む。これら
のワード線及び相補ビット線の交点には、(m+1)×
(n+1)個のスタティック型メモリセルMCが格子状
に配置される。
【0010】メモリアレイMARYを構成するメモリセ
ルMCのそれぞれは、図2に示されるように、いわゆる
6MOSFET型のメモリセルとされ、PチャンネルM
OSFETQ1及びNチャンネルMOSFETQ11な
らびにPチャンネルMOSFETQ2及びNチャンネル
MOSFETQ12からなる一対のCMOSインバータ
回路を含む。これらのインバータ回路は、その入力端子
及び出力端子が互いに交差結合されることで、メモリア
レイMARYの記憶素子となるラッチ回路を構成する。
なお、MOSFETQ11及びQ12は、いわゆる駆動
MOSFETとされ、MOSFETQ1及びQ2は、い
わゆる負荷MOSFETとされる。各メモリセルを構成
するラッチ回路の非反転入出力ノードは、Nチャンネル
型の制御MOSFETQ13を介して対応する相補ビッ
ト線B0*〜Bn*の非反転信号線にそれぞれ結合さ
れ、その反転入出力ノードは、Nチャンネル型の制御M
OSFETQ14を介して対応する相補ビット線B0*
〜Bn*の反転信号線にそれぞれ結合される。これらの
制御MOSFETQ13及びQ14のゲートは、対応す
るワード線W0〜Wmにそれぞれ共通結合される。
【0011】この実施例において、メモリアレイMAR
Yを構成するメモリセルMCは、図3のメモリセルMC
pq(ここで、ワード線Wpと相補ビット線Bq*の交
点に配置されるメモリセルをMCpqと称する)に代表
して示されるように、いわゆる縦長にレイアウトされ
る。メモリセルMCpq等を構成する6個のMOSFE
Tのうち、Pチャンネル型の負荷MOSFETQ1及び
Q2は、図4のMOSFETQ1に代表して示されるよ
うに、P型半導体基板PSUB面上のNウェル領域NW
ELLに形成されたP型拡散層PD1及びPD2をその
ドレイン及びソース領域とし、これらの拡散層の上層に
所定の絶縁膜IS1又はIS2をはさんで形成されたゲ
ート層FG1及びFG2をそのゲートとする。同様に、
Nチャンネル型のMOSFETQ11〜Q14は、P型
半導体基板PSUB面上に直接形成されたN型拡散層N
D1〜ND3をそのドレイン及びソース領域とし、これ
らの拡散層の上層に所定の絶縁膜をはさんで形成された
ゲート層FG1及びFG2ならびにワード線Wpをその
ゲートとする。ゲート層FG1〜FG2ならびにワード
線Wpは、ポリシリコン又はポリサイドにより形成され
る。
【0012】P型半導体基板PSUBの上層には、特に
制限されないが、3層のアルミニウム配線層が用意され
る。このうち、第1層のアルミニウム配線層は、主に素
子間結合に供され、第2層及び第3層のアルミニウム配
線層は、それぞれ電源電圧供給線VDD及び接地電位供
給線VSSあるいは相補ビット線Bq*等として供され
る。すなわち、MOSFETQ1のソース領域S1は、
図4に例示されるように、対応するコンタクトを介して
第1層のアルミニウム配線層AL11に結合され、さら
に対応するスルーホールを介して第2層のアルミニウム
配線層AL21つまりは電源電圧供給線VDDに結合さ
れる。一方、MOSFETQ1のドレイン領域D1は、
比較的大きなコンタクトを介して第1層のアルミニウム
配線層AL12に結合され、このアルミニウム配線層A
L12を介してゲート層FG2と直接結合される。つま
り、この実施例のスタティック型RAMでは、絶縁膜I
S2等をはさんで形成される二つの電導層すなわちP型
拡散層PD1及びゲート層FG2等が、共通のコンタク
トを介して直接結合され、これらのP型拡散層PD1及
びゲート層FG2等には、このコンタクトを形成するた
めの若干のスペースが追加される。第1層のアルミニウ
ム配線層AL11及びAL12ならびに第2層のアルミ
ニウム配線層AL21等の上層には、非反転ビット線B
q又は反転ビット線BqBとなる第3層のアルミニウム
配線層が設けられる。
【0013】同様に、P型拡散層PD2からなるMOS
FETQ2のソース領域は、対応するコンタクトを介し
て第1層のアルミニウム配線層AL14に結合され、さ
らに対応するスルーホールを介して上記電源電圧供給線
VDDに結合される。また、やはりP型拡散層PD2か
らなるMOSFETQ2のドレイン領域は、比較的大き
なコンタクトと第1層のアルミニウム配線層AL13を
介して、MOSFETQ1のゲートとなるゲート層FG
1に直接結合される。
【0014】ゲート層FG1は、図3の下方に延長され
て駆動MOSFETQ11のゲートとなり、さらに比較
的大きなコンタクトと第1層のアルミニウム配線層AL
17を介して、駆動MOSFETQ12のドレイン領域
つまりは制御MOSFETQ14のソース領域となるN
型拡散層ND2に直接結合される。駆動MOSFETQ
12のソース領域は、対応するコンタクトを介して第1
層のアルミニウム配線層AL18に結合され、さらに対
応するスルーホールを介して接地電位供給線VSSに結
合される。また、制御MOSFETQ14のドレイン領
域は、対応するコンタクトを介して第1層のアルミニウ
ム配線層AL19に結合される。このアルミニウム配線
層AL19は、対応するスルーホールを介して第2層の
アルミニウム配線層AL23に結合され、さらに対応す
るスルーホールBを介して第3層のアルミニウム配線層
つまりは非反転ビット線Bqに結合される。制御MOS
FET13及びQ14のゲートは、前述のように、図3
の水平方向に延長されたワード線Wpによって構成され
る。
【0015】一方、負荷MOSFETQ2のゲートとな
るゲート層FG2は、図3の下方に延長されて駆動MO
SFETQ12のゲートとなり、さらに比較的大きなコ
ンタクトと第1層のアルミニウム配線層AL16又はA
L1Aを介して、駆動MOSFETQ11のドレイン領
域となるN型拡散層ND1ならびに制御MOSFETQ
13のソース領域となるN型拡散層ND3にそれぞれ直
接結合される。駆動MOSFETQ11のソース領域は
対応するコンタクトを介して第1層のアルミニウム配線
層AL15に結合され、さらに対応するスルーホールを
介して接地電位供給線VSSに結合される。また、制御
MOSFETQ13のドレイン領域は対応するコンタク
トを介して第1層のアルミニウム配線層AL13に結合
される。このアルミニウム配線層AL13は、対応する
スルーホールを介して第2層のアルミニウム配線層AL
24に結合され、さらに対応するスルーホールBを介し
て第3層のアルミニウム配線層つまりは反転ビット線B
qBに結合される。
【0016】このように、この実施例のスタティック型
RAMでは、メモリセルを構成するMOSFETQ1,
Q2,Q11,Q12,Q13及びQ14のドレイン又
はソース領域となる拡散層と、これらの拡散層の上層に
絶縁膜をはさんで形成されるゲート層とが、比較的大き
なコンタクトを介して直接結合される。また、この直接
結合技術を用いることで、ゲート層FG1及びFG2等
が積極的に配線手段として利用され、これらのゲート層
を介して、例えばNウェル領域NWELLに形成される
PチャンネルMOSFETQ1及びQ2とNウェル領域
の外側に形成されるNチャンネルMOSFETQ11〜
Q14とが結合される。そして、直接結合に関する拡散
層及びゲート層には、結合のためのやや大きなスペース
が設けられるものの、絶縁膜に開口部を設けるためのフ
ォトマスク及びプロセスやドッグボーン等の結合手段は
不必要となる。これらの結果、この実施例のスタティッ
ク型RAMでは、その製造プロセスを複雑化させること
なく、メモリアレイMARYを構成するメモリセルなら
びにビット線等のレイアウトピッチを縮小し、そのチッ
プ面積を削減することができるものである。また、メモ
リセル及びビット線等のレイアウトピッチが縮小された
ことで、メモリセル及びビット線等のレイアウトピッチ
と周辺回路の論理部における信号線のレイアウトピッチ
とがほぼ同一のピッチとなり、レイアウト設計の効率化
が図られるものとなる。
【0017】図1及び図2の説明に戻ろう。メモリアレ
イMARYを構成するワード線W0〜Wmは、Xアドレ
スデコーダXDに結合され、択一的に選択状態とされ
る。XアドレスデコーダXDには、Xアドレスバッファ
XBからi+1ビットの内部アドレス信号X0〜Xiが
供給され、さらにタイミング発生回路TGから内部制御
信号CEが供給される。また、XアドレスバッファXB
には、外部端子AX0〜AXiを介してXアドレス信号
AX0〜AXiが供給される。ここで、内部制御信号C
Eは、通常ロウレベルとされ、スタティック型RAMが
選択状態とされるとき所定のタイミングでハイレベルと
される。
【0018】XアドレスバッファXBは、スタティック
型RAMが選択状態とされるとき、外部端子AX0〜A
Xiを介して供給されるXアドレス信号AX0〜AXi
を取り込み、保持する。そして、これらのXアドレス信
号をもとに内部アドレス信号X0〜Xiを形成して、X
アドレスデコーダXDに供給する。Xアドレスデコーダ
XDは、内部制御信号CEがハイレベルとされることで
選択的に動作状態とされ、内部アドレス信号X0〜Xi
をデコードして、メモリアレイMARYの対応するワー
ド線W0〜Wmを択一的にハイレベルとする。
【0019】次に、メモリアレイMARYを構成する相
補ビット線B0*〜Bn*は、その一方において、2対
のPチャンネルMOSFETQ3及びQ4ならびにQ5
及びQ6を介して電源電圧VDDに結合され、その他方
において、図示されないYスイッチ回路YSの対応する
スイッチMOSFETに結合される。このうち、MOS
FETQ3及びQ4は、比較的小さなサイズをもって形
成され、そのゲートが電源電圧VEEに結合されること
で定常的にオン状態とされる。また、MOSFETQ5
及びQ6は、比較的大きなサイズをもって形成され、そ
のゲートには内部制御信号WGが共通に供給される。こ
こで、内部制御信号WGは、通常ロウレベルとされ、ス
タティック型RAMが書き込みモードで選択状態とされ
るとき、所定のタイミングでハイレベルとされる。
【0020】スタティック型RAMが非選択状態とされ
あるいは読み出しモードで選択状態とされるとき、メモ
リアレイMARYでは、内部制御信号WGがロウレベル
とされ、MOSFETQ3〜Q6が一斉にオン状態とな
る。このため、相補ビット線B0*〜Bn*の非反転及
び反転信号線は、電源電圧VDDのようなハイレベルに
プリチャージされる。一方、スタティック型RAMが書
き込みモードで選択状態とされ内部制御信号WGがハイ
レベルとされると、比較的大きなコンダクタンスを有す
るMOSFETQ5及びQ6がオフ状態となる。このと
き、相補ビット線B0*〜Bn*には、ライトアンプW
AからYスイッチ回路YSを介してフルスィングの書き
込み信号が供給されるが、MOSFETQ5及びQ6が
オフ状態とされるため、相補ビット線B0*〜Bn*の
非反転及び反転信号線のレベルは上記書き込み信号に従
って高速裏に変化されるものとなる。
【0021】Yスイッチ回路YSは、メモリアレイMA
RYの相補ビット線B0*〜Bn*に対応して設けられ
るn+1対のスイッチMOSFETを含む。各対のスイ
ッチMOSFETのゲートはそれぞれ共通結合され、Y
アドレスデコーダYDから対応するビット線選択信号が
供給される。Yスイッチ回路YSの各対のスイッチMO
SFETは、対応するビット線選択信号がハイレベルと
されることで選択的にオン状態となり、メモリアレイM
ARYの対応する相補ビット線B0*〜Bn*とコモン
IO線IO*とを選択的に接続する。
【0022】YアドレスデコーダYDには、Yアドレス
バッファYBからj+1ビットの内部アドレス信号Y0
〜Yjが供給され、タイミング発生回路TGから上記内
部制御信号CEが供給される。また、Yアドレスバッフ
ァYBには、外部端子AY0〜AYjを介してYアドレ
ス信号AY0〜AYjが供給される。
【0023】YアドレスバッファYBは、スタティック
型RAMが選択状態とされるとき、外部端子AY0〜A
Yjを介して供給されるYアドレス信号AY0〜AYj
を取り込み、保持する。そして、これらのYアドレス信
号をもとに内部アドレス信号Y0〜Yjを形成して、Y
アドレスデコーダYDに供給する。Yアドレスデコーダ
YDは、内部制御信号CEがハイレベルとされることで
選択的に動作状態とされ、内部アドレス信号Y0〜Yj
をデコードして、対応する上記ビット線選択信号を択一
的にハイレベルとする。
【0024】コモンIO線IO*は、ライトアンプWA
の出力端子に結合されるとともに、センスアンプSAの
入力端子に結合される。ライトアンプWAの入力端子
は、データ入力バッファIBの出力端子に結合され、デ
ータ入力バッファIBの入力端子はデータ入力端子DI
に結合される。一方、センスアンプSAの出力端子は、
データ出力バッファOBの入力端子に結合され、データ
出力バッファOBの出力端子はデータ出力端子DOに結
合される。ライトアンプWAには、タイミング発生回路
TGから内部制御信号WEが供給される。また、センス
アンプSAには、タイミング発生回路TGから内部制御
信号SAが供給され、データ出力バッファOBには、内
部制御信号OEが供給される。ここで、内部制御信号W
Eは、スタティック型RAMが書き込みモードで選択状
態とされるとき、所定のタイミングで一時的にハイレベ
ルとされる。また、内部制御信号SA及びOEは、スタ
ティック型RAMが読み出しモードで選択状態とされる
とき、それぞれ所定のタイミングでハイレベルとされ
る。
【0025】データ入力バッファIBは、スタティック
型RAMが書き込みモードで選択状態とされるとき、デ
ータ入力端子DIを介して供給される書き込みデータを
もとに所定の相補書き込み信号を形成し、ライトアンプ
WAに伝達する。ライトアンプWAは、スタティック型
RAMが書き込みモードで選択状態とされ上記内部制御
信号WEがハイレベルとされることで、選択的に動作状
態とされる。この動作状態おいて、ライトアンプWA
は、上記相補書き込み信号に従った書き込み電流を形成
し、コモンIO線IO*を介してメモリアレイMARY
の選択されたメモリセルMCに供給する。
【0026】一方、センスアンプSAは、スタティック
型RAMが読み出しモードで選択状態とされ上記内部制
御信号SAがハイレベルとされることで、選択的に動作
状態とされる。この動作状態において、センスアンプS
Aは、メモリアレイMARYの選択されたメモリセルM
CからコモンIO線IO*を介して伝達される読み出し
信号を増幅して、データ出力バッファOBに伝達する。
データ出力バッファOBは、内部制御信号OEがハイレ
ベルとされることで選択的に動作状態とされ、センスア
ンプSAを介して伝達される上記読み出し信号をデータ
出力端子DOを介して外部に送出する。
【0027】タイミング発生回路TGは、外部から制御
信号として供給されるチップイネーブル信号CEB及び
ライトイネーブル信号WEBをもとに、上記各種の内部
制御信号を形成し、スタティック型RAMの各部に供給
する。
【0028】以上の本実施例に示されるように、この発
明をスタティック型RAM等の半導体装置のメモリアレ
イにおけるメモリセル等のレイアウトに適用すること
で、次のような作用効果を得ることができる。すなわ
ち、 (1)スタティック型RAM等のメモリセルを構成する
MOSFET等の拡散層及びゲート層のように、絶縁膜
をはさんで形成される複数層の電導層を比較的大きな共
通のコンタクトを介して直接結合することで、いわゆる
ドッグボーン等の一対のコンタクトを形成するための合
わせ余裕を必要とすることなく、しかも絶縁膜に開口部
を設けるためのフォトマスク及びプロセスの追加を必要
とすることなく、複数層の電導層を直接結合できるとい
う効果が得られる。 (2)上記(1)項により、ゲート層を積極的に配線手
段として利用し、例えばNウェル領域に形成されるPチ
ャンネルMOSFETとNウェル領域外に形成されるN
チャンネルMOSFET等との結合に用いることができ
るという効果が得られる。 (3)上記(1)項及び(2)項により、メモリアレイ
におけるメモリセル及びビット線等のレイアウトピッチ
と周辺回路の論理部における信号線のレイアウトピッチ
とをほぼ同一のピッチとし、スタティック型RAM等の
レイアウト設計を効率化できるという効果が得られる。 (4)上記(1)項〜(3)項により、スタティック型
RAM等の製造プロセスを複雑化することなく、メモリ
アレイにおけるメモリセル及びビット線等のレイアウト
ピッチを縮小し、スタティック型RAMのチップ面積を
削減することができるという効果が得られる。
【0029】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、この発明は上記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、
図1において、スタティック型RAMを構成するメモリ
アレイMARYは、複数のサブメモリアレイ又はメモリ
マットに分割することができる。また、スタティック型
RAMは、複数ビットの記憶データを同時に入力又は出
力するいわゆる多ビット構成とされるものであってもよ
いし、そのブロック構成はこの実施例による制約を受け
ない。図2において、メモリアレイMARYを構成する
メモリセルMCは、PチャンネルMOSFETQ1及び
Q2に代えて高抵抗負荷を用いるものであってもよい。
また、メモリアレイMARYの具体的構成や電源電圧の
極性ならびにMOSFET及びトランジスタの導電型
等、種々の実施形態を採りうる。図3及び図4におい
て、スタティック型RAMには、2層あるいは4層以上
のアルミニウム配線層を用意できるし、各配線層として
第何層のアルミニウム配線層を用いるかは、この実施例
による制約を受けない。図3及び図4では、拡散層とゲ
ート層を直接結合するためのアルミニウム配線層が、単
にコンタクトを形成するためにのみ用いられているが、
これらのアルミニウム配線層を必要に応じて延長し、配
線手段として用いることもできる。アルミニウム配線層
が、他の同様な金属配線層に置き換えうるものであるこ
とは言うまでもない。
【0030】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるスタテ
ィック型RAMのメモリアレイにおけるメモリセルのレ
イアウトに適用した場合について説明したが、それに限
定されるものではなく、例えば、スタティック型RAM
の周辺回路における論理回路及び信号線のレイアウトや
同様なメモリセルを基本構成とする他の各種の半導体記
憶装置ならびにゲートアレイ集積回路等の論理集積回路
装置等におけるレイアウトにも適用できる。本発明は、
少なくとも複数層の電導層間における結合を必要とする
半導体装置ならびにそのレイアウトに広く適用できる。
【0031】
【発明の効果】スタティック型RAM等のメモリセルを
構成するMOSFETの拡散層及びゲート層のように、
絶縁膜をはさんで形成される複数層の電導層を比較的大
きな共通のコンタクトを介して直接結合することで、い
わゆるドッグボーン等の一対のコンタクトを形成するた
めの合わせ余裕を必要とすることなく、しかも絶縁膜に
開口部を設けるためのフォトマスク及びプロセスの追加
を必要とすることなく、複数層の電導層を直接結合でき
る。これにより、ゲート層を積極的に配線手段として利
用し、例えばNウェル領域に形成されるPチャンネルM
OSFETとNウェル領域外に形成されるNチャンネル
MOSFETとを結合することができる。これらの結
果、スタティック型RAM等の製造プロセスを複雑化す
ることなく、メモリアレイにおけるメモリセル及びビッ
ト線等のレイアウトピッチを縮小し、スタティック型R
AM等のチップ面積を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたスタティック型RAMの
一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のスタティック型RAMに含まれるメモリ
アレイの一実施例を示す部分的な回路図である。
【図3】図2のメモリアレイに含まれるメモリセルの一
実施例を示す配置図である。
【図4】図3のメモリセルの一実施例を示すA−B断面
構造図である。
【図5】従来のスタティック型RAMのメモリアレイに
含まれるメモリセルの一例を示す部分的な配置図であ
る。
【図6】図5のメモリセルの一例を示すC−D断面構造
図である。
【符号の説明】
SRAM・・・スタティック型RAM、MARY・・・
メモリアレイ、XD・・・Xアドレスデコーダ、XB・
・・Xアドレスバッファ、YS・・・Yスイッチ回路、
YD・・・Yアドレスデコーダ、YB・・・Yアドレス
バッファ、WA・・・ライトアンプ、SA・・・センス
アンプ、IB・・・データ入力バッファ、OB・・・デ
ータ出力バッファ、TG・・・タイミング発生回路。M
C・・・メモリセル、W0〜Wm・・・ワード線、B0
*〜Bn*・・・相補ビット線、Q1〜Q6・・・Pチ
ャンネルMOSFET、Q11〜Q14・・・Nチャン
ネルMOSFET。MCpq・・・メモリセル、Wp・
・・ワード線(ゲート層)、Bq,BqB・・・相補ビ
ット線(第2層のアルミニウム配線層)、ND1〜ND
3・・・N型拡散層、PD1〜PD2・・・P型拡散
層、NWELL・・・Nウェル領域、FG1〜FG2・
・・ゲート層、AL11〜AL1C・・・第1層のアル
ミニウム配線層、AL21〜AL24・・・第2層のア
ルミニウム配線層。PSUB・・・P型半導体基板、S
11・・・ソース領域、D11・・・ドレイン領域、I
S1〜IS2・・・絶縁膜。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁膜をはさんで形成される複数層の電
    導層を共通のコンタクトを介して結合することを特徴と
    する半導体装置のレイアウト方法。
  2. 【請求項2】 上記電導層の一つは拡散層であり、その
    他の一つはゲート層であることを特徴とする請求項1の
    半導体装置のレイアウト方法。
  3. 【請求項3】 上記ゲート層は、ポリシリコン又はポリ
    サイドによって形成されることを特徴とする請求項2の
    半導体装置のレイアウト方法。
  4. 【請求項4】 上記半導体装置は、6MOSFET型の
    メモリセルが格子状に配置されてなるメモリアレイを備
    えるスタティック型RAMであって、上記拡散層は、上
    記メモリセルを構成するMOSFETのソース又はドレ
    イン領域となり、上記ゲート層は、そのゲートとなるも
    のであることを特徴とする請求項1,請求項2又は請求
    項3の半導体装置のレイアウト方法。
  5. 【請求項5】 上記スタティック型RAMのメモリアレ
    イを構成するビット線のレイアウトピッチは、その周辺
    回路を含む論理部における信号線のレイアウトピッチと
    ほぼ同一ピッチとされることを特徴とする請求項1,請
    求項2,請求項3又は請求項4の半導体装置のレイアウ
    ト方法。
  6. 【請求項6】 上記ゲート層は、PチャンネルMOSF
    ETが形成されるP型の拡散層とNチャンネルMOSF
    ETが形成されるN型の拡散層とを結合するために用い
    られるものであることを特徴とする請求項1,請求項
    2,請求項3,請求項4又は請求項5の半導体装置のレ
    イアウト方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100302423B1 (ko) * 1997-03-25 2001-09-28 니시무로 타이죠 반도체장치및그제조방법
JP2012043879A (ja) * 2010-08-17 2012-03-01 On Semiconductor Trading Ltd 半導体装置

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KR100302423B1 (ko) * 1997-03-25 2001-09-28 니시무로 타이죠 반도체장치및그제조방법
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